JP4693891B2 - 記憶制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記憶制御装置に関する。
記憶制御装置は、ホストコンピュータ(以下、「ホスト」)に、比較的大容量の記憶領域を提供する装置である。記憶制御装置は、例えば、複数のハードディスクドライブを用いて、RAID(Redundant Array of Independent Disks)に基づく記憶領域を構築する。各ハードディスクドライブが有する物理的な記憶領域上には、論理的な記憶領域である論理ボリュームが設定される。ホストは、論理ボリュームに対して、データの読み書きを行うことができる。
ところで、制御機能を担当する基本筐体と記憶機能を担当する増設筐体とをデイジーチェーン接続した、記憶制御装置が知られている(特許文献1)。基本筐体には、コントローラ及び複数のハードディスクドライブが搭載され、増設筐体には、複数のハードディスクドライブが搭載される。
特開2007−011682号公報
従来技術の記憶制御装置では、ユーザは、必要に応じて増設筐体を追加することにより、記憶制御装置の記憶容量を拡大させることができる。しかし、増設筐体を追加すればするほど、記憶制御装置のサイズは大型化する。また、増設筐体内に設けられる記憶装置の数を増加させると、制御装置との通信を行うユニット制御部と記憶装置との間の距離が長くなり、信号品質が劣化する可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、設置サイズを大型化せずに、より多くの記憶容量を提供することができ、かつ、所定の信号品質を維持することのできる記憶制御装置を提供することにある。本発明の他の目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決すべく、本発明に従う記憶制御装置は、制御装置と、該制御装置によって制御される記憶ユニットと、を備える記憶制御装置であって、記憶ユニットは、筐体と、該筐体内に設けられ、それぞれ独立して動作する複数のサブ記憶ユニットとを備えており、各サブ記憶ユニットは、プリント配線基板と、該プリント配線基板に取り付けられる複数の記憶装置と、該各記憶装置と制御装置との通信を担当する少なくとも一つ以上のユニット制御部であって、各記憶装置間の所定位置に設けられるユニット制御部と、プリント配線基板に取り付けられ、各記憶装置及びユニット制御部に電力を供給する少なくとも一つ以上の電源装置と、制御装置とユニット制御部とを接続するための通信ケーブルが着脱可能に取り付けられる少なくとも一つ以上のケーブル取付部であって、前プリント配線基板に着脱可能に取り付けられるケーブル取付部と、をそれぞれ備える。
所定位置は、ユニット制御部と各記憶装置との間の第1距離が予め設定される所定の第1上限値以内に収まり、かつ、ユニット制御部とケーブル取付部との間の第2距離が予め設定される第2上限値以内に収まるように設定される。
ユニット制御部は、プリント配線基板上に複数設けられており、各ユニット制御部の間に、少なくとも1個以上の記憶装置を設けることができる。
ケーブル取付部は、電源装置と筐体との間の隙間からプリント配線基板と平行に挿入されて、プリント配線基板に電気的に接続されるように構成できる。
ケーブル取付部は、通信ケーブルの少なくとも一部を収容する本体と、該本体の一端側に設けられ、プリント配線基板と通信ケーブルの一端側とを電気的に接続するための電気的接続部と、本体の一端側に設けられ、プリント配線基板と機械的に接続して位置決めするための位置決め用接続部と、を備えて構成できる。
電気的接続部は、通信ケーブルの一端側が電気的に接続される第1コネクタと、プリント配線基板に電気的に接続される第2コネクタと、第1コネクタと第2コネクタとを電気的に接続するための配線部とを備えて構成することができる。
ケーブル取付部には、ユニット制御部に入力される信号を伝達するための入力用通信ケーブルが取り付けられる入力用ケーブル取付部と、ユニット制御部から出力される信号を伝達するための出力用通信ケーブルが取り付けられる出力用ケーブル取付部と、を含めることができる。
各記憶装置及びユニット制御部は、プリント配線基板と垂直に、着脱可能に設けられており、電源装置は、プリント配線基板に垂直に設けられる第1取付基板を介して、プリント配線基板と平行に着脱可能に設けられており、ケーブル取付部は、電源装置とプリント配線基板との間の隙間に位置して、プリント配線基板と平行に着脱可能に設けられる、構成としてもよい。
プリント配線基板の一方の面には、複数の記憶装置が第1方向に並ぶ列が、第1方向に直交する第2方向に離間して複数設けられており、ユニット制御部は、各列のうち、プリント配線基板の第2方向の側の複数の列に跨るようにして設けられており、かつ、複数のユニット制御部の間には、複数の記憶装置が設けられている、構成としてもよい。
第1上限値及び第2上限値は、信号を中継するための装置を用いることなく所定品質の信号を伝達できるように、設定することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施形態の概要を示す説明図である。より詳細な構成は、後述の実施例で明らかになる。本実施形態では、一つの記憶ユニット3内に複数のサブ記憶ユニット4を設ける。図外のラックへの取付け、及び、該ラックからの取り外しは、記憶ユニット3単位で行われる。制御装置2との接続は、各サブ記憶ユニット4単位で行われる。つまり、各サブ記憶ユニット4は、それぞれ独立して使用することができる。
さらに、本実施形態では、後述のように、プリント配線基板7に垂直に設けられるハードディスクドライブ5の群の中に、各エンクロージャ6を設ける。これにより、本実施形態では、プリント配線基板7上により多くのハードディスクドライブ5を搭載することができ、かつ、信号品質の劣化を抑制することができる。何故なら、本実施形態では、各エンクロージャ6を各ハードディスクドライブ5の中の所定位置に設けることにより、エンクロージャ6と各ハードディスクドライブ5との間の信号線の第1距離を所定の第1上限値以内に維持し、かつ、エンクロージャ6とケーブル9A,9Bの接続部との間の信号線の第2距離を所定の第2上限値以内に維持できるためである。
図1に示す記憶制御装置1は、制御装置2と、少なくとも一つ以上の記憶ユニット3とを備える。記憶ユニット3は、ラックに複数設けることができるが(図2参照)、ここでは便宜上一つのみ示す。
制御装置2は、記憶制御装置1の動作を制御するものであり、例えば、第1通信部2Aと、第2通信部2Bと、制御部2Cと、を備える。第1通信部2Aは、ホストHと通信するための通信制御回路である。第1通信部2Aは、例えば、FCP(Fibre Channel Protocol)や、iSCSI(internet Small Computer System Interface)等の通信プロトコルを介して、ホストHと通信を行う。
第2通信部2Bは、各記憶ユニット3内の各ハードディスクドライブ5と通信するための通信制御回路である。第2通信部2Bは、光ファイバケーブル等のケーブル9A,9Bを介して、記憶ユニット3内の各サブ記憶ユニット4に接続されている。ケーブル9Aは、サブ記憶ユニット4に信号を入力するための入力用ケーブルであり、ケーブル9Bは、サブ記憶ユニット4からの信号を取り出すための出力用ケーブルである。
制御部2Cは、制御装置2の動作を制御する。制御部2Cは、記憶ユニット3を管理するためのテーブル(図17参照)を用いて、ホストHとサブ記憶ユニット4内の各ハードディスクドライブ5との通信を制御する。
記憶ユニット3には、複数の(例えば、2個の)サブ記憶ユニット4が設けられる。複数のサブ記憶ユニット4を備える記憶ユニット3は、高密度型記憶ユニットと呼ぶことができる。これに対し、サブ記憶ユニット4を備えない記憶ユニットは、通常型記憶ユニットと呼ぶことができる。図1では省略しているが、後述のように、高密度型記憶ユニット3と通常型記憶ユニットとを混在させて使用することもできる(図19参照)。
各サブ記憶ユニット4は、例えば、ハードディスクドライブ5と、エンクロージャ6と、プリント配線基板7と、電源装置8と、ケーブルホルダ9とを備えている。
「記憶装置」としてのハードディスクドライブ5は、エンクロージャ6及びケーブル9Aを介して、第2通信部2Bに接続される。ハードディスクドライブ5としては、例えば、FC(Fibre Channel)ディスク、SCSI(Small Computer System Interface)ディスク、SATAディスク、ATA(AT Attachment)ディスク、SAS(Serial Attached SCSI)ディスク等を用いることができる。さらに、ハードディスクドライブに代えて、半導体メモリデバイス、光ディスクデバイス、光磁気ディスクデバイス、磁気テープデバイス等のデータを読み書き可能な装置を用いることもできる。半導体メモリデバイスとしては、例えば、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(MagnetoresistiveRandom Access Memory)、相変化メモリ(Ovonic Unified Memory)、RRAM(Resistance RAM)」等を挙げることができる。
「ユニット制御部」としての各エンクロージャ6は、サブ記憶ユニット4の動作を制御する。各エンクロージャ6は、サブ記憶ユニット4内の各ハードディスクドライブ5にそれぞれ接続されている。換言すれば、サブ記憶ユニット4内の各ハードディスクドライブ5は、サブ記憶ユニット4内の各エンクロージャ6にそれぞれ接続されている。従って、いずれか一方のエンクロージャ6に障害が生じても、他方のエンクロージャ6から各ハードディスクドライブ5にアクセスすることができる。
プリント配線基板7は、各サブ記憶ユニット4毎にそれぞれ設けられる。プリント配線基板7には、各ハードディスクドライブ5及び各エンクロージャ6と電気的に接続するためのコネクタ(図10参照)が設けられている。各ハードディスクドライブ5及び各エンクロージャ6は、プリント配線基板7に垂直に設けられる。
ハードディスクドライブ5の配設方法について説明する。本実施形態では、プリント配線基板7の一方の面に、平面視で、複数のハードディスクドライブ5をマトリクス状に配設している。例えば、各プリント配線基板7には、合計4列のハードディスクドライブ群が設けられている。図1の右側に示すように、ハードディスクドライブ5に添えられる符号(1)〜(4)は、4つの列をそれぞれ示している。
図1の下側に位置する第1列目は、合計7台のハードディスクドライブ5から構成されている。7台のハードディスクドライブ5は、図1中の左右方向(第1方向に該当)に離間して設けられている。
第1列目の上側に位置する第2列目も、合計7台のハードディスクドライブ5から構成されており、左右方向に離間して設けられている。また、第1列目のハードディスクドライブ5と第2列目のハードディスクドライブ5とは、図1中の上下方向(第2方向に該当)に離間して設けられている。
第2列目の上側に位置する第3列目と、第3列目の上側に位置する第4列目とは、それぞれ合計5台のハードディスクドライブ5から構成されている。各エンクロージャ6は、第3列目と第4列目とに跨るようにして、プリント配線基板7上に設けられている。そのため、第3列目及び第4列目のハードディスクドライブ数は、第1列目及び第2列目のハードディスクドライブ数よりも「2」少ない。
左側のエンクロージャ6と右側のエンクロージャ6との間には、ハードディスクドライブ5が上下方向に並んで設けられている。左右のエンクロージャ6の間にハードディスクドライブ5を設けることにより、プリント配線基板7上でプリント配線の自由度を拡げることができる。従って、各エンクロージャ6から各ハードディスクドライブ5に向けて延びるプリント配線を比較的容易に形成することができる。
電源装置8は、各ハードディスクドライブ5及びエンクロージャ6に所定の電力を供給する。電源装置8は、各サブ記憶ユニット4にそれぞれ2個ずつ設けられており、いずれか一方の電源装置8が故障した場合でも、他方の電源装置8によってサブ記憶ユニット4を動作させることができる。
電源装置8は、プリント配線基板7の他方の側部(図1中の上側の側部)に、図示せぬ取付基板を介して、プリント配線基板7と高さ位置の異なる段違い平行状態で、取り付けられている。電源装置8の底面と記憶ユニット3の筐体との間には、ケーブルホルダ9を着脱可能に取り付けるための空間が形成されている(図7参照)。
「ケーブル取付部」としてのケーブルホルダ9は、通信ケーブル9A,9Bをプリント配線基板7に電気的に接続するための器具である。ケーブルホルダ9は、入力用通信ケーブル9Aと、出力用通信ケーブル9Bとについて、それぞれ用意される。
各エンクロージャ6には、入力用通信ケーブル9Aと出力用通信ケーブル9Bとが接続される。従って、サブ記憶ユニット4には、2本の入力用通信ケーブル9Aと、2本の出力用通信ケーブル9Bとの合計4本の通信ケーブルが取り付けられる。記憶ユニット3の全体では、8本の通信ケーブルが取り付けられる。従って、ケーブルホルダ9も、記憶ユニット3全体として、合計8個用意される。
入力用ケーブルホルダと出力用ケーブルホルダとを分けているのは、入力用通信ケーブル9A及び出力用通信ケーブル9Bを個別に抜き差しできるようにするためである。これにより、保守作業の作業性が向上する。
ケーブルホルダ9の一端側(図1中の下側)には、「電気的接続部」としてのコネクタ9Cが設けられている。コネクタ9Cは、プリント配線基板7の他端側に設けられているコネクタ7Aに対応する。
ユーザは、入力用のケーブルホルダ9に通信ケーブル9Aを、出力用のケーブルホルダ9に通信ケーブル9Bを、それぞれ取り付ける。そして、ユーザは、通信ケーブル9A,9Bの装着されたケーブルホルダ9を、電源装置8の底面と記憶ユニット3の筐体との間の隙間に挿入して、コネクタ9Cをコネクタ7Aに電気的に接続させる。これにより、制御装置2は、各通信ケーブル9A,9Bとプリント配線基板7のプリント配線とを介して、エンクロージャ6に接続される。さらに、制御装置2は、エンクロージャ6を介して、各ハードディスクドライブ5に接続される。
各エンクロージャ6をハードディスクドライブ群の中に設けるため、結果的に、各エンクロージャ6は、サブ記憶ユニット4の略中央部に位置する。従って、記憶ユニット3の外部から取り付けられる、各通信ケーブル9A,9Bと各エンクロージャ6との距離が長くなり、通信ケーブル9A,9Bの着脱操作が難しくなる。また、各通信ケーブル9A,9Bと各エンクロージャ6との距離が長くなると、各通信ケーブル9A,9Bと各エンクロージャ6との間で伝達される信号の品質が低下する可能性がある。そこで、本実施形態では、電源装置8の下側をプリント配線基板7に向けて延びる、ケーブルホルダ9を用いて、通信ケーブル9A,9Bの先端をエンクロージャ6に近づける。これにより、通信ケーブル9A,9Bの先端と各エンクロージャ6との距離を比較的短くすることができ、信号品質の低下を抑制できる。
上述のように、本実施形態では、比較的多くのハードディスクドライブ5を搭載した場合でも、各エンクロージャ6と各ハードディスクドライブ5との間で伝達される信号の品質と、各エンクロージャ6と通信ケーブル9A,9Bとの間で伝達される信号の品質とを、信号を中継するための特別な回路を用いることなく、維持することができる。特別な回路を用いる必要がないため、製造コストの増加を防止できる。さらに、部品点数が増えるほど、故障の可能性が高くなって信頼性が低下するため、特別な回路を用いずに信号品質を維持できる本実施形態では、信頼性も向上させることができる。
このように構成される記憶制御装置1では、一つの高密度型記憶ユニット3内に複数のサブ記憶ユニット4を設けるため、より多くのハードディスクドライブ5を搭載することができる。
各サブ記憶ユニット4は、それぞれ独自のハードディスクドライブ5,エンクロージャ6,電源装置8等を備えており、独立して動作する。制御装置2は、各サブ記憶ユニット4を独立した記憶ユニットとして取り扱うことができ、各サブ記憶ユニット4との間でデータを送受信できる。従って、制御装置2のコンピュータプログラムを大幅に変更することなく、高密度型記憶ユニット3を使用できる。
本実施形態では、ハードディスクドライブ群の中に各エンクロージャ6を配置する。従って、各エンクロージャ6と各ハードディスクドライブ5とを完全に分離して配置する場合に比べて、各ハードディスクドライブ5と各エンクロージャ6との距離を短くすることができる。従って、ハードディスクドライブを高密度実装した場合でも、各ハードディスクドライブ5と各エンクロージャ6との間の信号品質を維持することができる。以下、図2以下の図面を用いて、本実施形態を詳細に説明する。
図2〜図23に基づいて実施例を説明する。図1との対応関係を述べると、記憶制御装置10は図1の記憶制御装置1に、制御ユニット20は図1の制御装置2に、記憶ユニット40は図1の記憶ユニット3に、サブ記憶ユニット50は図1のサブ記憶ユニット4に、ハードディスクドライブ51は図1のハードディスクドライブ5に、該当する。プロトコルチップ31は図1の第1通信部2Aに、SASプロトコルチップ32は図1の第2通信部2Bに、CPU35及びメモリ36等は図1の制御部2Cに、該当する。エンクロージャ52は図1のエンクロージャ6に、電源装置55は図1の電源装置8に、また、ホスト60は図1のホストHに、通信ネットワークCN10は図1の通信ネットワークCNに、該当する。図7のケーブルホルダ54A,54Bは図1のケーブルホルダ9に、図10のコネクタ542及びコネクタ543は図1のコネクタ9Cに、図9のプリント配線基板58は図1のプリント配線基板7に、図10のコネクタ584は図1のコネクタ7Aに、図15に示す通信ケーブル70は図1の通信ケーブル9A,9Bに、対応する。
図2は、記憶制御装置10の正面図である。例えば19インチラックとして構成されるラック11には、一つの制御ユニット20と複数の記憶ユニット40とが、着脱可能に取り付けられている。
制御ユニット20は、記憶制御装置10を制御する装置であり、例えば、ラック11の下側に取り付けられる。制御ユニット20の構成は、図15で後述する。図2に表示されている範囲で説明すると、制御ユニット20は、後述のコントローラ30に加えて、例えば、複数の冷却ファン21と、複数のバッテリ装置22と、メインスイッチ23とを備えている。冷却ファン21は、制御ユニット20を冷却する。バッテリ装置22は、停電時に、バッテリ電源を制御ユニット20及び各記憶ユニット40に供給する。メインスイッチ23は、記憶制御装置10を起動させるためのスイッチである。
制御ユニット20の上側には、複数の記憶ユニット40がラック11に着脱可能に取り付けられている。記憶ユニット40には、高密度型記憶ユニットと通常型記憶ユニットとがある。高密度型記憶ユニットとは、その内部に複数のサブ記憶ユニット50を備えている記憶ユニットを意味し、符号40Dが与えられる。通常型記憶ユニットとは、サブ記憶ユニットを備えない記憶ユニットを意味し、符号40Nが与えられる。高密度型記憶ユニットと低密度型記憶ユニットとを特に区別する必要が無い場合、符号40を用いる。
高密度型記憶ユニット40Dは、例えば、左右に24台ずつ合計48台のハードディスクドライブ51を搭載することができ、その高さ寸法UHは、例えば、4Uである。通常型記憶ユニット40Nは、例えば15台程度のハードディスクドライブを搭載可能であり、その高さ寸法は、例えば3Uである。1Uとは、44.45mm(1.77インチ)である。以下の説明では、本実施例に特徴的な構成である、高密度型記憶ユニット40Dを中心に説明する。
図3は、高密度型記憶ユニット40Dの斜視図である。高密度型記憶ユニット40Dは、例えば、箱状のケース41と、ケース41内に着脱可能に設けられる複数のハードディスクドライブ51及び複数のエンクロージャ52と、ケース41の前面43に設けられる電源ランプ56及び位置表示ランプ57とを備える。エンクロージャ52等については、後述する。
「筐体」としてのケース41の両側面にはレール42が設けられている。高密度型記憶ユニット40Dは、レール42を介してラック11に移動可能に取り付けられている。例えば、ハードディスクドライブ51等を交換する場合、ユーザは、ケース41を矢示F1方向に引き出し、ハードディスクドライブ51等を矢示F3方向に引き抜く。ユーザは、ハードディスクドライブ51等を矢示F4方向に向けて装着し、ケース41を矢示F2方向に押してラック11内に戻すこともできる。
図4は、ハードディスクドライブ51の外観図である。ハードディスクドライブ51は、ドライブ本体511と、ドライブ本体511を収容するキャニスタ512とから構成される。キャニスタ512は、ドライブ本体511の全面を覆うのではなく、ドライブ本体511の一部の面のみを覆うように形成されている。
図5は、高密度記憶ユニット40Dがラック11に収容されている状態を、背面側から見た斜視図である。ラック11には、パンタグラフ部材111が設けられている。パンタグラフ部材111は、レール42に移動可能に取り付けられている。ラック11に記憶ユニット40Dを完全に収容した場合、図5に示すように、パンタグラフ部材111は折りたたまれ、記憶ユニット40Dの背面側に位置する。
図6は、高密度記憶ユニット40Dをラック11の前面側に引き出した状態を、背面側から見た斜視図である。この場合、パンタグラフ部材111は、折り畳まれた状態から平らな状態に変化する。これにより、記憶ユニット40Dの背面側が露出する。
図7は、高密度型記憶ユニット40Dを背面側から見た斜視図である。高密度型記憶ユニット40Dの後側には、複数の(例えば4個の)電源装置55が着脱可能に設けられている。
さらに、各電源装置55の下側には、ケーブルホルダ54A,54B(以下、特に区別しない場合は、ケーブルホルダ54と呼ぶ)が着脱可能に設けられている。ケーブルホルダ54には、ケーブル70(図15参照)が着脱可能に取り付けられる。入力用のケーブルホルダ54Aには、信号入力側のケーブル70が取り付けられる。出力用のケーブルホルダ54Bには、信号出力側のケーブル70が取り付けられる。
各ケーブルホルダ54にケーブル70を取付け、そのケーブル70の取り付けられたケーブルホルダ54を電源装置55とケース41との間の隙間に挿入することにより、ケーブル70をエンクロージャ52のコネクタに取り付けることができる。
図8は、ケーブルホルダ54A,54Bに着目して高密度記憶ユニット40Dの背面側を拡大して示す説明図である。図8中の左側には、ケーブルホルダ54A,54Bを取り付けた状態が示されており、図8中の右側には、ケーブルホルダ54A,54Bを取り外した状態が示されている。
図8に示すように、各ケーブルホルダ54A,54Bの後端には、つまみ部545が設けられている。ユーザは、つまみ部545を手前に引き出し、つまみ部545を把持して引っ張ることにより、ケーブルホルダ54A,54Bをケース41内から引き出すことができる。
図9は、一つのサブ記憶ユニット50における各ケーブルホルダ54A,54Bを示す斜視図である。ケーブルホルダ54A,54Bは、例えば、上面が開口する長方形状のケース541と、ケース541の先端側に設けられるコネクタ542と、このコネクタ542に電気的に接続されている別のコネクタ543と、このコネクタ543の隣に設けられるガイド部544と、ケース541の基端側に回動可能に設けられるつまみ部545とを、備える。
コネクタ542には、通信ケーブル70の先端側が挿入されて取り付けられる。コネクタ542と別のコネクタ543とは、図示せぬ配線により電気的に接続されている。コネクタ543と、プリント配線基板58上のコネクタ584とが接続されることにより、通信ケーブル70とエンクロージャ52とが電気的に接続される。
図9に示すように、入力用ケーブルホルダ54Aと出力用ケーブルホルダ54Bとは、互いに異なる形状に形成されている。背面から見た場合、入力用ケーブルホルダ54Aの左側と出力用ケーブルホルダ54Bの右側とに、突起を有するガイド部544が設けられている。また、ケーブルホルダ54A,54Bの先端側には、ガイド部544の隣に位置して、コネクタ543が設けられている。
このように、入力用ケーブルホルダ54Aと出力用ケーブルホルダ54Bとは、ガイド部544の位置及びコネクタ543の位置が異なっている。従って、入力用ケーブルホルダ54Aを挿入すべき場所に出力用ケーブルホルダ54Bを挿入した場合、及び、その逆の場合のいずれにおいても、取付けミスを防止することができる。ケーブルホルダ54A,54Bを誤った場所に挿入しても、正常に取り付けることができないためである。
これに対し、ケーブルホルダ54A,54Bを所定の位置からケース41内に挿入すると、ガイド部544の突起がガイド部585の穴に接続され、ケーブルホルダ54A,54Bの位置が固定される。各ガイド部544,585が機械的に接続されると、コネクタ543がコネクタ584に取り付けられて、通信ケーブル70とエンクロージャ52とが電気的に接続される。
図9及び図10を参照して、プリント配線基板58の構成を説明する。プリント配線基板58の後端側には、各ガイド部544にそれぞれ対応する複数のガイド部585が設けられている。それらのガイド部585には、ガイド部544の突起に対応する穴が形成されている。
さらに、プリント配線基板58の後端側には、ガイド部585の隣に位置して、コネクタ543に対応するコネクタ584が設けられている。コネクタ584は、プリント配線基板58のプリント配線587(図13参照)を介して、エンクロージャ52に接続されている。
図10の平面図にも示すように、プリント配線基板58には、各ハードディスクドライブ51を取り付けるためのドライブ用コネクタ581と、各エンクロージャ52を取り付けるためのエンクロージャ用コネクタ582と、電源取付用基板59(図14参照)を取り付けるためのコネクタ583とが設けられている。
ドライブ用コネクタ581とエンクロージャ用コネクタ582とは、図10中の上下方向に平行に設けられ、電源装置55に対応するコネクタ583は、図10中の左右方向に設けられている。換言すれば、ドライブ用コネクタ581とエンクロージャ用コネクタ582とは、プリント配線基板58の長手方向に平行に設けられ、電源装置55に対応するコネクタ583は、各コネクタ581,582の配設方向と直交するようにして、プリント配線基板58の短辺に平行に設けられている。
図11は、カバーを取り去った状態で、ケース41を真上から見た図面である。高密度型記憶ユニット40Dのケース41内には、左右にサブ記憶ユニット50L,50Rが設けられている。
前面43側(図3参照)から見て左側には、左側サブ記憶ユニット50Lが設けられており、前面43側から見て右側には、右側サブ記憶ユニット50Rが設けられている。つまり、ケース41の幅方向を左右に分割するようにして、各サブ記憶ユニット50L,50Rが左右対称に設けられている。なお、以下の説明では、左右の区別を必要としない場合、サブ記憶ユニット50と呼ぶ。
図11の右側は高密度型記憶ユニット40Dの前側であり、複数のハードディスクドライブ51が示されている。図11の左側は高密度型記憶ユニット40Dの後側であり、複数の電源装置55が設けられている。
左側のサブ記憶ユニット50Lに注目して説明する。サブ記憶ユニット50Lの有する各ハードディスクドライブ51には、それぞれ識別番号が設定される。識別番号は、サブ記憶ユニット50Lに向かって左側から順番に値が大きくなるように設定される。
サブ記憶ユニット50Lには、その前側から後側にかけて合計4つの列で、ハードディスクドライブ51が設けられている。第1列目は、L#0〜L#6の合計7台のハードディスクドライブ51から構成されており、第2列目は、L#7〜L#13の合計7台のハードディスクドライブ51から構成されている。第3列目は、L#14〜L#18の5台のハードディスクドライブ51から構成されており、第4列目は、L#19〜L#23の合計5台のハードディスクドライブ51から構成されている。
第3列目と第4列目には、ハードディスクドライブ51間に、エンクロージャ52(L#0),52(L#1)が設けられている。具体的には、ハードディスクドライブ51(L#15)とハードディスクドライブ51(L#16)との間と、ハードディスクドライブ51(L#20)とハードディスクドライブ51(L#21)との間とに、エンクロージャ52(L#1)が設けられている。同様に、ハードディスクドライブ51(L#16)とハードディスクドライブ51(L#17)との間と、ハードディスクドライブ51(L#21)とハードディスクドライブ51(L#22)との間とに、エンクロージャ52(L#0)が設けられている。
このように、第3列目と第4列目とには、エンクロージャ52が設けられているため、第3列目及び第4列目のドライブ数は、第1列目及び第2列目のドライブ数よりも2台少ない。
もしも、各エンクロージャ52を第1列目及び第2列目に設けることができるのであれば、第1列目及び第2列目のドライブ数は、第3列目及び第4列目のドライブ数よりも2台少なくなる。しかし、そのように構成すると、ケース41の背面からエンクロージャ52までの距離が長くなり過ぎる。図7で述べたように、ケーブル70は、ケーブルホルダ54に取り付けられた状態で、ケース41の後側の下部からケース41内に挿入され、エンクロージャ52に接続される。従って、エンクロージャ52は、できるだけケース41の後側に設置するのが好ましい。
一方、電源装置55は、図7に示すように、ケース41の後側から引き抜くことができるように、ケース41の最も後側に設けられる。従って、エンクロージャ52は、電源装置55よりも前側に位置して、ケース41の略中央部に設けられている。ハードディスクドライブ51の群との関係に着目するならば、エンクロージャ52は、後列の(第3列及び第4列の)ハードディスクドライブ51群の中に設けられている。
以上が左側のサブ記憶ユニット50Lの構成である。右側のサブ記憶ユニット50Rは、左側のサブ記憶ユニット50Lと同様に構成されるため、その説明を省略する。上記の説明中、「L#」を「R#」に置き換えるだけで、右側のサブ記憶ユニット50Rの構成を説明できる。
図12は、プリント配線基板58に形成されるプリント配線587と各ハードディスクドライブ51及び各エンクロージャ52との関係を示す説明図である。図13は、プリント配線587の形状を抜き出して示す説明図である。図13には、理解のためにエンクロージャ52の位置を太い実線で示してある。
各エンクロージャ52の間の領域PAには、一方のエンクロージャ52から各ハードディスクドライブ51に向かうプリント配線587と、他方のエンクロージャ52から各ハードディスクドライブ51に向かう別のプリント配線587とが設けられる。冗長性を確保するために、各エンクロージャ52は各ハードディスクドライブ51にそれぞれ接続される。従って、領域PAには、多数のプリント配線が密に設けられる。そこで、本実施例では、領域PAの面積を確保すべく、エンクロージャ52の間にハードディスクドライブ51を配置させて、領域PAの幅寸法を大きくしている。もしも、エンクロージャ52を隣り合わせで配置し、各エンクロージャ52間にハードディスクドライブ51を設けない構成の場合は、領域PAの幅寸法が短くなり、多数のプリント配線を形成するのが難しくなる。
図14は、エンクロージャ52と電源装置55及びケーブルホルダ54との位置関係を、記憶ユニット40Dの横から見た場合の説明図である。図14(a)に示すように、エンクロージャ52は、ハードディスクドライブ51の間に設けられている。通信ケーブル70は、ケーブルホルダ54を介して、プリント配線基板70に接続される。
エンクロージャ52内のエクスパンダ520(図16参照)と、各ハードディスクドライブ51のうち最もエクスパンダ520との間の第1距離Q1は、予め設定される第1上限値Th1以下となるように設定される。また、通信ケーブル70が取り付けられるコネクタ542とエクスパンダ520との間の第2距離Q2は、予め設定される第2上限値Th2以下になるように設定される。
例えば、3Gbpsの速度で通信可能なSASの信号品質を維持するために、振幅375mV以上、かつ、ジッタ11ps以下であることが要求される場合、第1上限値Th1は、400mm、第2上限値Th2は、280mmに設定される。第1距離Q1が第1上限値Th1以下であり(Q1≦Th1)、かつ、第2距離Q2が第2上限値Th2以下である場合(Q2≦Th2)、SASバッファ等の信号を再生して中継するための装置を用いることなく、一定品質の信号を得ることができる。
図14(b)は、ハードディスクドライブ51とエンクロージャ52とを分離させてプリント配線基板58に設ける場合を示す。図14(b)は、仮想的な比較例を示しており、従来技術ではない。図14(b)の構成の場合、エンクロージャ52内のエクスパンダ520と最も遠いハードディスクドライブ51との間の距離Q3は、第1上限値Th1を上回ってしまうため、SAS信号の品質が低下する。
距離Q3を短くするために、ハードディスクドライブ51の列を、例えば2列に減少させることも考えられる。しかし、その場合は、記憶ユニット40に搭載されるハードディスクドライブ51の数が少なくなり、記憶ユニット40の記憶容量が低下する。
SAS信号を再生させるための装置を追加することも考えられる。しかし、その装置を追加する分だけ、製造コストが増大する。さらに、その装置の追加によって部品点数が増大するため、いずれかの部品が故障する可能性が大きくなり、記憶ユニットの信頼性が低下する。これに対し、本実施例では、図14(a)に示す構成を採用するため、特別な装置を用いることなく、信号品質を維持することができる。
続いて、記憶制御装置10の構成等を説明する。図15は、記憶制御装置10を含む情報処理システムの全体構成を示す説明図である。ホスト60は、例えば、サーバコンピュータ、メインフレームコンピュータ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ等のようなコンピュータ装置である。
記憶制御装置10は、通信ネットワークCN10を介して、複数のホスト60に接続可能である。複数のホスト60のうちのいずれか一つ以上のホスト60には、記憶制御装置10を管理するための管理プログラム61を設けることができる。ユーザは、その管理プログラム61を用いて、記憶制御装置10に指示を与えたり、または、記憶制御装置10からの報告を受け取ったりする。通信ネットワークCN10は、FC_SAN(Fibre Channel_Storage Area Network)やIP_SAN(Internet Protocol_SAN)のように構成される。
制御ユニット20は、複数のコントローラ30を備えている。各コントローラ30は、同一の構成を備えており、それぞれ別々に動作する。各コントローラ30は、それぞれ異なる経路で、各記憶ユニット40に接続されている。従って、一方のコントローラ30に障害が生じて停止した場合でも、他方のコントローラ30から所望のハードディスクドライブ51にアクセスしてデータを読み書きすることができる。
各コントローラ30は、例えば、プロトコルチップ31と、SASプロトコルチップ32と、データ転送制御回路33と、キャッシュメモリ34と、CPU(Central Processing Unit)35と、メモリ36と、ブリッジ37とを備えている。
プロトコルチップ31は、ホスト60と通信するための通信制御回路である。SASプロトコルチップ32は、通常型記憶ユニット40N及びサブ記憶ユニット50(高密度型記憶ユニット40Dの場合)と通信するための通信制御回路である。SASプロトコルチップ32は、複数設けることができる。本実施例では、4個のSASプロトコルチップ32が設けられている場合を説明する。
データ転送制御回路33は、データ転送を制御するための回路である。データ転送制御回路33は、プロトコルチップ31と、SASプロトコルチップ32と、キャッシュメモリ34と、CPU35と、メモリ36とに接続されている。
データ転送制御回路33は、例えば、ホスト60からプロトコルチップ31を介して受信したデータをキャッシュメモリ34に転送したり、キャッシュメモリ34に記憶されたデータをSASプロトコルチップ32に転送したりする。さらに、データ転送制御回路33は、ハードディスクドライブ51からSASプロトコルチップ32を介して受信したデータをキャッシュメモリ34に転送したり、キャッシュメモリ34に記憶されたデータをプロトコルチップ31に転送したりする。
CPU35は、コントローラ30の動作を制御するものである。メモリ36は、コンピュータプログラムや管理用データ等を記憶する。CPU35とメモリ36とは、ブリッジ37を介してデータ転送制御回路33等に接続される。
図16は、高密度型記憶ユニット40Dの構成を示すブロック図である。上述の通り、高密度型記憶ユニット40Dは、複数のサブ記憶ユニット50L,50Rを備える。各サブ記憶ユニット50L,50Rは、同一の構成を備えており、それぞれ独立して動作することができる。
左側のサブ記憶ユニット50Lについて説明すると、サブ記憶ユニット50Lは、例えば、24個のハードディスクドライブ51と、2個のエンクロージャ52と、一つのバックボード53と、2個の信号入力用ケーブルホルダ54Aと、2個の信号出力用ケーブルホルダ54Bと、2個の電源装置55と、一つの電源ランプ56と、一つの位置表示ランプ57と、を備える。
エンクロージャ52は、各ハードディスクドライブ51との通信を制御する。エンクロージャ52は、例えば、エクスパンダ520と、環境コントローラ521と、メモリ522と、フラッシュメモリ523とを備える。一方のエンクロージャ52(#L0)及び他方のエンクロージャ52(#L1)は、それぞれハードディスクドライブ51にアクセス可能である。
エクスパンダ520は、24個のハードディスクドライブ51とそれぞれ接続するための回路である。エクスパンダ520には、信号入力用のケーブルホルダ54Aと、信号出力用のケーブルホルダ54Bとが、接続されている。そして、各ハードディスクドライブ51は、バックボード53を介して、各エンクロージャ52のエクスパンダ520に接続されている。コントローラ30から発行されたコマンドは、ケーブル70等を介して、所望のハードディスクドライブ51が接続されているエンクロージャ52に伝達され、処理される。
図中「ECTL」と示す環境コントローラ521は、環境を制御するためのコントローラである。図中「SRAM」として示すメモリ522は、データを一時的に記憶するためのメモリである。図中「Flash」として示すフラッシュメモリ523は、製造番号やSASアドレス等を記憶するためのメモリである。
各電源装置55は、各エンクロージャ52及び各ランプ56,57等にそれぞれ電力を供給する。いずれか一方の電源装置55が障害によって停止した場合でも、他方の電源装置55から電力を供給することができる。
電源ランプ56及び位置表示ランプ57は、各サブ記憶ユニット50L,50Rに対応して、高密度型記憶ユニット40Dの前面43(図3参照)に設けられる。電源ランプ56は、サブ記憶ユニット50への電力供給状態を示す。電力が供給されている場合、電源ランプ56は点灯する。位置表示ランプ57は、サブ記憶ユニット50の位置をユーザに知らせるためのランプである。ユーザが、ホスト60の管理プログラム61を用いて、いずれかのサブ記憶ユニット50を指定すると、その指定されたサブ記憶ユニット50に対応する位置表示ランプ57が点灯する。
右側のサブ記憶ユニット50Rは、左側のサブ記憶ユニット50Lと同様に構成されるため、その説明を省略する。なお、通常型記憶ユニット40Nの場合は、サブ記憶ユニット50を備えないため、電源ランプ56及び位置表示ランプ57は、それぞれ1つずつ設けられる。また、通常型記憶ユニット40Nには、例えば、15台や24台のように、高密度型記憶ユニット40Dに搭載されているドライブ数(48台)よりも少ないハードディスクドライブ51を搭載することができる。
図17は、記憶ユニット40を管理するための記憶ユニット管理テーブルT10を示す説明図である。この管理テーブルT10は、例えば、コントローラ30の有するメモリ36内に記憶させることができる。
管理テーブルT10は、例えば、ユニット番号欄C10と、SASアドレス欄C11と、製造番号欄C12と、ペア番号欄C13と、サブ記憶ユニットタイプ欄C14と、有効フラグ欄C15とを備えている。
ユニット番号欄C10は、テーブルT10内で各記憶ユニットを区別するための連続番号が格納される。SASアドレス欄C11には、記憶ユニット40に設定されているSASアドレスが格納される。製造番号欄C12には、記憶ユニット40に設定されている製造番号が格納される。
ペア番号欄C13には、検出されたペアを区別するためのペア番号が格納される。ペアとは、同一の記憶ユニット40Dに属するサブ記憶ユニット50L,50Rのペアを意味する。制御ユニット20のコントローラ30は、各記憶ユニット40(サブ記憶ユニット50を含む)から製造番号を取得し、同一の製造番号が設定されているユニット同士をペアとして判定し、管理する。
サブ記憶ユニット50L,50Rには、それぞれ同一の製造番号が設定されている。従って、同一の製造番号をコントローラ30に返信する複数のユニットは、同一の高密度型記憶ユニット40Dに設けられているサブ記憶ユニット50L,50Rのペアであると判定することができる。コントローラ30は、発見された順番で、連続したペア番号を各サブ記憶ユニット50L,50Rのペアに設定する。
有効フラグ欄C15には、管理テーブルT10に登録された内容が所定の規則に照らして正しいか否かを示す値が格納される。所定の規則としては、第1に、高密度型記憶ユニット40Dの場合、各サブ記憶ユニット50L,50Rから製造番号をそれぞれ取得できること、第2に、ユニット番号が連続していること、第3に、同一の高密度型記憶ユニット40D内の各サブ記憶ユニット50L,50Rのユニット番号は連続していること、第4に、左側のサブ記憶ユニット50Lの次に、右側のサブ記憶ユニット50Rが接続されること(高密度型記憶ユニット40Dを接続する場合、まず最初に、左側のサブ記憶ユニット50Lから接続すること)、を挙げることができる。
テーブルT10内の或る行の内容が正しい場合、その内容が有効であることを示すデータ(例えばOK)が、有効フラグ欄C15に格納される。その行の内容が規則に違反している場合、その内容が有効ではないことを示すデータ(例えばNG)が格納される。
図18は、高密度型記憶ユニット40Dの接続形態を示す説明図である。本実施例の各コントローラ30は、それぞれ4個のSASプロトコルチップ32を備える。図18では、各SASプロトコルチップ32の通信ポートにP0〜P3の符号を付して区別する。
図18に示すように、高密度型記憶ユニット40Dの有する各サブ記憶ユニット50は、デイジーチェーン接続されており、各サブ記憶ユニット50は、それぞれ2つのアクセス経路を有する。一つのアクセス経路は0系の経路(#0系)であり、他の一つのアクセス経路は1系の経路(#1)である。0系の経路は、一方のコントローラ30(#0)によりアクセスされ、1系の経路は、他方のコントローラ30(#1)によってアクセスされる。
各SASプロトコルチップ32の負荷が均等となるように、即ち、合計4個の各通信パスが略均等に使用されるように、各SASプロトコルチップ32にサブ記憶ユニット50が接続されている。
コントローラ30に接続された順番で、各サブ記憶ユニット50のユニット番号(#0〜#7)が決定される。各サブ記憶ユニット50は、ユニット番号の若い順番で使用される頻度が大きい。従って、各SASプロトコルチップ32が略均等に使用されるように、P0〜P3の順番に従ってサブ記憶ユニット50がコントローラ30に接続される。
具体的には、最初に、通信ポートP0にサブ記憶ユニット50(#0)を接続し、次に通信ポートP1にサブ記憶ユニット50(#1)を接続し、次に通信ポートP2にサブ記憶ユニット50(#2)を接続し、さらに次の通信ポートP3にサブ記憶ユニット50(#3)を接続する。これで各通信ポート(通信パス)には、それぞれ1つずつサブ記憶ユニット50が接続されたことになる。以下同様にして、各通信ポートに順番にサブ記憶ユニット50を接続していく。これにより、各通信ポートの使用頻度を略均等にして、負荷を分散させることができる。
図19は、通常型記憶ユニット40Nと高密度型記憶ユニット40Dとを混在させて使用する様子を示す説明図である。主として高密度型記憶ユニット40Dについて説明してきたが、本実施例では、高密度型記憶ユニット40Dと通常型記憶ユニット40Nの両方を同時に使用できる。図19では、負荷分散の観点を省略して、種類の異なる記憶ユニット40D,40Nを混在させる様子を模式的に示す。
図19に示すように、サブ記憶ユニット50L(#0)及びサブ記憶ユニット50R(#1)を有する高密度型記憶ユニット40Dの隣には、通常型記憶ユニット40N(#2)が設けられている。その通常型記憶ユニット40N(#2)の隣には、サブ記憶ユニット50L(#3)及びサブ記憶ユニット50R(#4)を有する高密度型記憶ユニット40Dが設けられている。さらに隣には、サブ記憶ユニット50L(#5)及びサブ記憶ユニット50R(#6)を有する高密度型記憶ユニット40Dが設けられている。
図20は、ライト処理を示すフローチャートである。ライト処理の実行に先立って、CPU35は、ディスカバープロセスを起動させる(S10)。ディスカバープロセスとは、コントローラ30に接続されている各記憶ユニット40(サブ記憶ユニット50を含む)を検出して管理テーブルT10に登録する処理である。
ディスカバープロセスを簡単に説明する。SASプロトコルチップ32は、CPU35からの指示に応じて、エンクロージャ52にSMP(Simple Message Protocol)リクエストを発行する(S11)。エンクロージャ52は、そのSMPリクエストに応答する(S12)。SASプロトコルチップ32は、接続されている各エンクロージャ52からSMPレスポンスを受領して、各記憶ユニット40N及び各サブ記憶ユニット50の存在を確認すると、ディスカバープロセスが完了した旨をCPU35に報告する(S13)。CPU35は、検出された各記憶ユニット40N及び各サブ記憶ユニット50を、検出された順番で、管理テーブルT10に登録する。
ライトコマンドの処理を説明する。コントローラ30のCPU35は、ホスト60からライトコマンドを受信すると、ライトデータの受け入れ準備を行う。そして、CPU35は、ホスト60から受信したライトデータをキャッシュメモリ34に記憶させる。
所定のタイミングで、CPU35は、デステージ処理を開始する。デステージ処理とは、キャッシュメモリ34に記憶されているライトデータをハードディスクドライブ51に書き込む処理である。同期式の場合、デステージ処理を完了させた後で、CPU35は、ライトコマンドの処理が完了した旨をホスト60に通知する。非同期式の場合、CPU35は、ホスト60からのライトデータをキャッシュメモリ34に記憶させた後で、ライトコマンドの処理が完了した旨をホスト60に通知する。同期式または非同期式のいずれを採用してもよい。
デステージ処理が開始されると、CPU35は、SASプロトコルチップ32にライト要求を発行する(S20)。CPU35からの要求を受けたSASプロトコルチップ32は、所定のハードディスクドライブ51に向けて、ライトコマンドを発行する(S21)。このライトコマンドは、エクスパンダ520等を介して、所定のハードディスクドライブ51に伝達される。所定のハードディスクドライブ51とは、ライトデータを書き込むべき記憶領域を有するハードディスクドライブである。
CPU35からのライトコマンドを受信したハードディスクドライブ51は、SASプロトコルチップ32にライトデータの転送を要求する(S22)。SASプロトコルチップ32は、キャッシュメモリ34からライトデータを読み出して(S23)、ハードディスクドライブ51に転送する(S24)。
ハードディスクドライブ51は、SASプロトコルチップ32から受信したライトデータを磁気ディスクに書込み、書込みを完了した旨をSASプロトコルチップ32に報告する(S25)。この報告を受信したSASプロトコルチップ32は、ハードディスクドライブ51への書込みが完了した旨をCPU35に報告する(S26)。以上のS20〜S26により、デステージ処理が完了する。
図21は、リード処理を示すフローチャートである。ホスト60は、コントローラ30に向けてリードコマンドを発行する。リードコマンドには、読出し先の論理アドレスとデータサイズとが含まれている。
リードコマンドを受信したCPU35は、SASプロトコルチップ32に、データの読み出しを要求する(S30)。SASプロトコルチップ32は、読み出すべきデータを記憶しているハードディスクドライブ51に向けてリードコマンドを発行する(S31)。そのリードコマンドは、エクスパンダ520等を介して、そのハードディスクドライブ51に送られる。
リードコマンドを受信したハードディスクドライブ51は、要求されたデータをSASプロトコルチップ32に転送する(S32)。SASプロトコルチップ32は、ハードディスクドライブ51から受信したデータを、キャッシュメモリ34に転送して記憶させる(S33)。そして、SASプロトコルチップ32は、ハードディスクドライブ51からリードコマンドの処理が完了した旨の報告を受け取ると、データの読み出しが完了した旨をCPU35に報告する(S35)。
以上のように、本実施例の高密度型記憶ユニット40Dは、それぞれ独立して動作するサブ記憶ユニット50L,50Rを備えるため、記憶制御装置10の設置サイズを小さくできると共に、記憶制御装置10の記憶容量を大きくすることができ、運用コスト等を低減することができる。
本実施例では、ハードディスクドライブ51の群の中に各エンクロージャ52を設けるため、各ハードディスクドライブ51とエンクロージャ52との距離を短くすることができる。さらに、電源装置55の下側の空間に挿入されるケーブルホルダ54を用いて、通信ケーブル70をプリント配線基板58に接続するため、通信ケーブル70の接続される位置とエンクロージャ52との距離を短くできる。従って、本実施例では、高密度記憶ユニット40Dにおいて、信号を再生するための特別な装置を用いることなく、所定品質の信号を得ることができる。これにより、コストをあまり増大させずに、信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
本発明の実施形態の概要を示す説明図である。 記憶制御装置を正面から見た正面図である。 記憶ユニットを拡大して示す斜視図である。 ハードディスクドライブを拡大して示す斜視図である。 記憶ユニットがラックに取り付けられている状態を、背面から見た斜視図である。 ラックから記憶ユニットが引き出されている状態を、背面から見た斜視図である。 記憶ユニットを背面から見た斜視図である。 ケーブルホルダの背面等を拡大して示す説明図である。 ケーブルホルダを拡大して示す斜視図である。 プリント配線基板とケーブルホルダとの関係等を示す平面図である。 記憶ユニット内のハードディスクドライブ及びエンクロージャの収容状態を示す説明図である。 各コネクタとプリント配線との関係を示す説明図である。 プリント配線の形成状況を示す説明図である。 図14(a)は、エンクロージャ及びケーブルホルダの配置を横から見た場合を示す説明図であり、図14(b)は、比較のための説明図である。 記憶制御装置を含むシステムの構成図である。 サブ記憶ユニットの構成を示すブロック図である。 記憶ユニットを管理するためのテーブルを示す説明図である。 記憶ユニットの接続形態を示す説明図である。 通常型の記憶ユニットと本発明の記憶ユニットとが混在して使用されている様子を示す説明図である。 コントローラからハードディスクドライブにデータを書き込む処理を示すフローチャートである。 コントローラがハードディスクドライブからデータを読み出す処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1:記憶制御装置、2:制御装置、2A:第1通信部、2B:第2通信部、2C:制御部、3:記憶ユニット、4:サブ記憶ユニット、5:ハードディスクドライブ、6:エンクロージャ、7:プリント配線基板、8:電源装置、9:ケーブルホルダ、9A:信号入力用通信ケーブル、9B:信号出力用通信ケーブル、9C:コネクタ、10:記憶制御装置、11:ラック、20:制御ユニット、21:冷却ファン、22:バッテリ装置、23:メインスイッチ、30:コントローラ、31:ホスト用プロトコルチップ、32:SASプロトコルチップ、33:データ転送制御回路、34:キャッシュメモリ、36:メモリ、37:ブリッジ、40:記憶ユニット、40D:高密度型記憶ユニット、40N:通常型記憶ユニット、41:ケース、42:レール、43:前面、50L:左側サブ記憶ユニット、50R:右側サブ記憶ユニット、51:ハードディスクドライブ、52:エンクロージャ、53:バックボード、54A:信号入力用ケーブルホルダ、54B:信号出力用ケーブルホルダ、55:電源装置、56:電源ランプ、57:位置表示ランプ、58:プリント配線基板、60:ホストコンピュータ、61:管理プログラム、70:
通信ケーブル、111:パンタグラフ部材、511:ドライブ本体、512:キャニスタ、520:エクスパンダ、521:環境コントローラ、522:メモリ、523:フラッシュメモリ、541:ケース、542,543:コネクタ、544:ガイド部、545:つまみ部、581,582,583:コネクタ、585:ガイド部、587:プリント配線、T10:管理テーブル

Claims (9)

  1. 制御装置と、該制御装置によって制御される記憶ユニットと、を備える記憶制御装置であって、
    前記記憶ユニットは、筐体と、該筐体内に設けられ、それぞれ独立して動作する複数のサブ記憶ユニットとを備えており、
    前記各サブ記憶ユニットは、
    プリント配線基板と、
    該プリント配線基板に垂直に取り付けられ、かつ、マトリクス状に配設される複数の記憶装置と、
    該各記憶装置と前記制御装置との通信を担当する少なくとも一つ以上のユニット制御部であって、前記各記憶装置の群の中の所定位置に位置して、前記各記憶装置と平行になるように前記プリント配線基板に垂直に設けられ、前記プリント配線基板のプリント配線を介して前記各記憶装置に接続されるユニット制御部と、
    前記プリント配線基板に取り付けられ、前記各記憶装置及び前記ユニット制御部に電力を供給する少なくとも一つ以上の電源装置と、
    前記制御装置と前記ユニット制御部とを接続するための通信ケーブルが着脱可能に取り付けられる少なくとも一つ以上のケーブル取付部であって、その先端に前記プリント配線基板と前記通信ケーブルとを電気的に接続するための電気的接続部を有し、前記プリント配線基板に着脱可能に取り付けられるケーブル取付部と、
    をそれぞれ備えている、記憶制御装置。
  2. 前記所定位置は、前記ユニット制御部と前記各記憶装置との間の第1距離が予め設定される所定の第1上限値以内に収まり、かつ、前記ユニット制御部と前記ケーブル取付部との間の第2距離が予め設定される第2上限値以内に収まるように設定される、請求項1に記載の記憶制御装置。
  3. 前記ユニット制御部は、前記プリント配線基板上に複数設けられており、前記各ユニット制御部の間に、少なくとも1個以上の前記記憶装置が設けられている、請求項1または請求項2に記載の記憶制御装置。
  4. 前記ケーブル取付部は、前記電源装置と前記筐体との間の隙間から前記プリント配線基板と平行に挿入されて、前記プリント配線基板に電気的に接続される、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の記憶制御装置。
  5. 前記ケーブル取付部は、前記通信ケーブルの少なくとも一部を収容する本体と、該本体の一端側に設けられ、前記プリント配線基板と前記通信ケーブルの一端側とを電気的に接続するための電気的接続部と、前記本体の一端側に設けられ、前記プリント配線基板と機械的に接続して位置決めするための位置決め用接続部と、を備えている、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の記憶制御装置。
  6. 前記電気的接続部は、前記通信ケーブルの前記一端側が電気的に接続される第1コネクタと、前記プリント配線基板に電気的に接続される第2コネクタと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを電気的に接続するための配線部とを備えている、請求項5に記載の記憶制御装置。
  7. 前記ケーブル取付部には、前記ユニット制御部に入力される信号を伝達するための入力用通信ケーブルが取り付けられる入力用ケーブル取付部と、前記ユニット制御部から出力される信号を伝達するための出力用通信ケーブルが取り付けられる出力用ケーブル取付部と、が含まれている、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の記憶制御装置。
  8. 前記各記憶装置及び前記ユニット制御部は、前記プリント配線基板と垂直に、着脱可能に設けられており、
    前記電源装置は、前記プリント配線基板に垂直に設けられる第1取付基板を介して、前記プリント配線基板と平行に着脱可能に設けられており、
    前記ケーブル取付部は、前記電源装置と前記プリント配線基板との間の隙間に位置して、前記プリント配線基板と平行に着脱可能に設けられている、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の記憶制御装置。
  9. 前記プリント配線基板の一方の面には、複数の前記記憶装置が第1方向に並ぶ列が、前記第1方向に直交する第2方向に離間して複数設けられており、
    前記ユニット制御部は、前記各列のうち、前記プリント配線基板の前記第2方向の側の複数の列に跨るようにして設けられており、かつ、複数の前記ユニット制御部の間には、複数の前記記憶装置が設けられている、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の記憶制御装置。
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