JP2009052963A - 磁気ベクトル分布測定プローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】数ミリ角程度の領域の磁気ベクトル分布が測定可能な、小型で高分解能の磁気ベクトル分布測定プローブを提供する。
【解決手段】被測定物である磁石60の空60h内に挿入配置され、該空洞60h内における磁気ベクトル分布を測定する磁気ベクトル分布測定プローブ100であって、一枚のチップ102に、スピンバルブ型のトンネル磁気抵抗(TMR)素子10が複数個形成され、該チップ102が、プローブ基体101の先端付近に装着されてなる磁気ベクトル分布測定プローブ100とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における磁気ベクトル分布を測定する、磁気ベクトル分布測定プローブに関する。
回転するロータ(回転体)に近接して配置され、バイアス磁界の変化によりロータの回転角や回転状態を検出する回転検出装置が、例えば、特開平7−260813号公報(特許文献1)に開示されている。
図12は、特許文献1に開示された回転検出装置(磁気検出装置)90の内部構成、および回転体である歯車状の磁性体ロータ80との配置関係を示した全体構成図である。
図12に示すように、回転検出装置90は、磁性体ロータ80から一定間隔をおいて先端が対向するように配置される。回転検出装置90は、円筒状で樹脂製のハウジング91を備え、ハウジング91の先端面には、円柱状の(永久)磁石92が配置されている。さらに、ハウジング91には、磁石92の先端面及び外周部とハウジング91の先端側外周部とを覆うようにして、ステンレス(SUS304)よりなるキャップ95が、かしめにより装着されている。
磁石92は、磁性体ロータ80に向けてバイアス磁界を発生させる。磁石92の中央部には、図の上下に直線的に延びる貫通孔92hが形成されている。また、貫通孔92hには、磁気抵抗素子(MRE)等の磁気検出素子93を内部にモールドした、磁気検出センサ(モールドIC)94が挿入されている。図12に示す回転検出装置90は、回転体である歯車状の磁性体ロータ80に対して磁石92によりバイアス磁界を発生し、磁性体ロータ80の回転に伴うバイアス磁界の変化を、磁気検出素子93により検出する。
回転検出装置90においては、磁石92の空洞内に磁気検出素子93が挿入配置され、ここで磁性体ロータ80の回転に伴う磁界の変化を検出している。従って、回転検出装置90においては、磁石92の発生するバイアス磁界の磁気ベクトル分布が回転検出装置と正確に把握しておく必要がある。
図13は、回転検出装置に用いる別の磁石の例で、図13(a)は、磁石70の断面図であり、図13(b)は、図13(a)の一点鎖線で囲った部分でのシミュレーションによる磁界強度分布を示した図である。
図13(a)に示す磁石70は車載用の回転検出装置に用いられている磁石で、図12と同様に、図の上方に回転体が配置され、磁石70の先端部付近の空洞70hにおける一点鎖線で囲った部分に磁気検出素子が配置される。尚、図中に示した磁石70の先端部付近の開口径dは、一般的に5mm程度である。図13(b)に示すように、シミュレーションによれば磁界強度分布を推定することが可能であり、これをもとにして磁気検出素子の配置等の設計がなされている。しかしながら、図12に示したように、磁石70の周りには回転体や種々の別部品が配置されるため、詳細設計や検出特性および製造安定化のためにも、磁石70が発生するバイアス磁界の磁気ベクトル分布を実測することが好ましい。
上記磁気ベクトル分布の測定する手段として、特開平7-191119号公報(特許文献2)に、ホール素子を用いた磁界測定用ホールプローブが開示されている。
特開平7−260813号公報 特開平7-191119号公報
図14は、特許文献2に開示されている磁界測定用ホールプローブの一例で、図14(a)は、磁石60の空洞60h内にホールプローブ50が挿入されている状態を模式的に示した上視図であり、図14(b)は、側面から視た部分的な断面図である。また、図14(c)は、ホールプローブ50の先端部付近を拡大して模式的に示した斜視図である。
図14のホールプローブ50には、ホール素子53が形成されたホール素子チップ52x〜52zが、プローブ基体51の先端付近に3個装着されている。図14のホールプローブ50は3次元計測用のホールプローブで、ホール素子53は磁界強度のみ検出可能であるため、図14(c)に示すように、3個のホール素子チップ52x〜52zはプローブ基体51の直交する3軸方向に装着されている。このように、ホール素子を用いたホールプローブは、プローブ基体の3軸方向にホール素子チップを装着する必要があるため、プローブ先端のサイズが3mm角程度になってしまう。このため、図13に示した磁石70の空洞70h内での磁気ベクトル分布の測定には適用できない。
そこで本発明は、被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における数ミリ角程度の領域の磁気ベクトル分布が測定可能な、小型で高分解能の磁気ベクトル分布測定プローブを提供することを目的としている。
請求項1に記載の磁気ベクトル分布測定プローブは、被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における磁気ベクトル分布を測定する磁気ベクトル分布測定プローブであって、一枚のチップに、スピンバルブ型のトンネル磁気抵抗(TMR)素子が複数個形成され、該チップが、プローブ基体の先端付近に装着されてなることを特徴としている。
上記磁気ベクトル分布測定プローブにおいては、複数個のTMR素子が形成されたチップが、プローブ基体の先端付近に装着されている。TMR素子に限らずスピンバルブ型の磁気抵抗素子は、磁界の方位依存性を持つため、1個の素子で磁気ベクトルの測定が可能である。このため、上記TMR素子を用いた磁気ベクトル分布測定プローブは、ホール素子を用いた磁気ベクトル分布測定プローブのようにプローブ基体の3軸方向にホール素子チップを装着する必要がなく、後述するようにプローブ基体の一つの面に該チップを積層して装着することができ、これによって小型化を図ることができる。また、スピンバルブ型のTMR素子は、反強磁性層、強磁性膜からなるピンド層、トンネルバリア層、および強磁性膜からなるフリー層からなる積層体を基本構成とし、積層方向に電流を流すため、素子サイズを5μm角程度まで微細化することができる。従って、数ミリ角の一枚のチップに多数個のTMR素子を集積化することが可能であり、該チップがプローブ基体の先端付近に装着されてなる上記磁気ベクトル分布測定プローブは、被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における数ミリ角程度の領域の磁気ベクトル分布が測定可能な、小型で高分解能の磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
上記磁気ベクトル分布測定プローブにおいては、請求項2に記載のように、一枚のチップに複数個形成される前記トンネル磁気抵抗素子が、それぞれ、ハーフブリッジとして構成されてなることが好ましい。これによって、外来ノイズに対する耐性を高めることができ、高精度の磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
上記磁気ベクトル分布測定プローブにおいては、請求項3に記載のように、前記一枚のチップに形成される複数個のトンネル磁気抵抗素子が、共通する磁化方向のピンド層を有してなり、前記チップを2枚一組として、該2枚一組のチップにおけるピンド層の磁化方向を互いに直交するようにして、該2枚一組のチップが積層されてなり、前記積層された2枚一組のチップが、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなることが好ましい。
TMR素子に限らずスピンバルブ型の磁気抵抗素子は、ピンド層の磁化方向を対称軸とする2つの磁気ベクトルについては、これらを識別することができない。従って、一個のTMR素子の回転磁界に対する検出範囲は、例えば−90°〜90°に限定される。しかしながら、上記したピンド層の磁化方向が互いに直交するようにして積層された2枚一組のチップを用いることで、回転磁界に対しても−180°〜180°の全範囲に亘って、これらを識別することが可能となり、磁気ベクトルの確実な面内分布測定が可能となる。
この場合、請求項4に記載のように、前記積層された2枚一組のチップが、複数組積層されて、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなる構成とすることで、該磁気ベクトル分布測定プローブによる3次元の磁気ベクトル分布同時測定が可能となる。
上記磁気ベクトル分布測定プローブは、請求項5に記載のように、前記プローブ基体の先端付近に、ペルチエ素子が装着され、該ペルチエ素子上に、前記チップが装着されてなる構成とすることが好ましい。これによれば、前記ペルチエ素子を用いてチップに形成されている複数個のTMR素子の温度を一定にすることができるため、高精度の磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
請求項6に記載の磁気ベクトル分布測定プローブは、被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における磁気ベクトル分布を測定する磁気ベクトル分布測定プローブであって、一枚のチップに、異方性磁気抵抗(AMR)素子が複数個形成され、該チップが、プローブ基体の先端付近に装着されてなることを特徴としている。
上記磁気ベクトル分布測定プローブにおいては、複数個のAMR素子が形成されたチップが、プローブ基体の先端付近に装着されている。AMR素子は、素子サイズが1mm角程度と大きく、TMR素子に較べて分解能で劣る。しかしながら、AMR素子は、構造が単純であり、TMR素子に較べて安価に製造することができる。また、AMR素子は、TMR素子と同様に、磁界の方位依存性を持つため、1個の素子で磁気ベクトルの測定が可能である。このため、上記AMR素子を用いた磁気ベクトル分布測定プローブについても、ホール素子を用いた磁気ベクトル分布測定プローブのようにプローブ基体の3軸方向にホール素子チップを装着する必要がなく、小型化が可能である。以上のように、AMR素子は数ミリ角の一枚のチップに複数個を集積化することが可能であり、該チップがプローブ基体の先端付近に装着されてなる上記磁気ベクトル分布測定プローブは、被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における数ミリ角程度の領域の磁気ベクトル分布が測定可能な、小型且つ安価な磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
上記磁気ベクトル分布測定プローブにおいても、請求項7に記載のように、一枚のチップに複数個形成される前記異方性磁気抵抗素子が、それぞれ、ハーフブリッジとして構成されてなることが好ましい。これによって、外来ノイズに対する耐性を高めることができ、高精度の磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
上記磁気ベクトル分布測定プローブにおいては、請求項8に記載のように、前記一枚のチップに形成される複数個の異方性磁気抵抗素子が、それぞれ、共通する方向を向いた同じ異方性パターン形状を有してなり、前記チップを4枚一組として、該4枚一組のチップにおける異方性パターン形状の対称軸方向が90°ずつ回転するようにして、該4枚一組のチップが積層されてなり、前記積層された4枚一組のチップが、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなることが好ましい。
AMR素子は、異方性パターン形状の対称軸に対して対称的である2つの磁気ベクトルについては、これらを識別することができない。従って、一個のAMR素子の回転磁界に対する検出範囲は、例えば−45°〜45°に限定される。しかしながら、上記した異方性パターン形状の対称軸方向が90°ずつ回転するようにして積層された4枚一組のチップを用いることで、回転磁界に対しても−180°〜180°の全範囲に亘って、これらを識別することが可能となり、磁気ベクトルの確実な面内分布測定が可能となる。
この場合、請求項9に記載のように、前記積層された4枚一組のチップが、複数組積層されて、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなる構成とすることで、該磁気ベクトル分布測定プローブによる3次元の磁気ベクトル分布同時測定が可能となる。
以上のように、上記した磁気ベクトル分布測定プローブは、いずれも、被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における数ミリ角程度の領域の磁気ベクトル分布が測定可能な、小型の磁気ベクトル分布測定プローブとなっている。
従って、上記した磁気ベクトル分布測定プローブは、例えば請求項10に記載のように、被測定物である前記磁石が、回転体に対してバイアス磁界を発生し前記回転体の回転に伴う前記バイアス磁界の変化を検出する回転検出装置に用いられる、小型磁石である場合に好適である。特に、請求項11に記載のように、前記回転検出装置が、車載用である場合に適しており、該回転検出装置の小型化と高精度化を図ることができる。
また、上記した小型磁石の空洞内における磁気ベクトル分布の測定には、上記した磁気ベクトル分布測定プローブを、請求項12に記載のように、前記トンネル磁気抵抗素子または前記異方性磁気抵抗素子が、一枚のチップに9個以上形成されてなる構成とすることが好ましい。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る磁気ベクトル分布測定プローブを説明する前に、最初に、スピンバルブ型のトンネル磁気抵抗(TMR)素子について、基本的な構造および磁界検出原理について説明する。
図1(a)は、TMR素子10の平面構造を模式的に示した上視図であり、図1(b)は、TMR素子10の断面構造を模式的に示した図である。
図1(a)に示すTMR素子10は、5μm角程度の大きさで構成することができ、図1(b)に示すように、反強磁性層13、強磁性膜からなるピンド層14、トンネルバリア層15、強磁性膜からなるフリー層16を順次積層した基本構造を有している。図1(b)に示す積層体は、図示を省略した上部電極および下部電極にサンドイッチされて、表面に酸化膜の形成されたシリコンやガラス等の基板上に形成される。
反強磁性層13は、Fe−Mn、Pt−Mn、Rh−Mn等の反強磁性材料で構成され、ピンド層14の磁化方向(スピンの向き)を固定するためのものである。ピンド層14は、例えばNi−Fe等の強磁性材料からなり、反強磁性層13によって図1(a),(b)において実線矢印で示したように磁化方向が固定されている。トンネルバリア層15は、数nm〜数十Å程度の膜厚となるように、例えばアルミナ等の非磁性且つ絶縁性の材料を堆積させて構成されている。フリー層16も、例えばピンド層14と同じNi−Fe等の強磁性材料から構成されるが、フリー層16では、外部磁界によって図1(a),(b)において点線矢印で示したように磁化方向が自在に回転するものである。これらTMR素子10を構成する各要素は、蒸着やスパッタ等の成膜技術とリソグラフィ技術によって形成することができる。
図1(a),(b)に示すTMR素子10においては、ピンド層14とフリー層16の磁化方向が一致(平行)すると抵抗値が最小となり、反平行となると抵抗値が最大となる。フリー層16の磁化方向は、印加磁界に応じて変化するため、トンネルバリア層15を介して上記両電極(図示省略)間に流れるトンネル電流の変化に基づいて、磁気抵抗変化を検出することができる。TMR素子10は、巨大磁気抵抗効果(GMR:Giant Magneto Resistive effect)素子の一種であり、一般的な磁気抵抗(MR)素子に比べて抵抗変化率が大きい(例えば数10%)ので、磁気検出感度を向上することができる。また、MR素子よりも信号の増幅率が小さくてよいので、ノイズ成分を除去する補正回路を小さくすることができる。
図2は、図1に示すTMR素子10の特性を示す図で、印加磁界角度θと出力電圧(抵抗値)の関係を示した図である。
図2に示すように、印加磁界角度θが90°のときには、フリー層16の磁化の方向とピンド層14の磁化の方向とが一致するため、抵抗値(出力電圧)が最も低くなる。一方、印加磁界角度θが−90°のときには、フリー層16の磁化の方向とピンド層14の磁化の方向とが180°異なるため、抵抗値変化率が最も高くなっている。このように、スピンバルブ型の磁気抵抗素子では、印加磁界角度θが90°から−90°までの180°の範囲内で変化すると、抵抗値が最低値から最高値まで変化する。しかも、図2において矢印にて示すように、この印加磁界角度θが90°から−90°までの範囲内では、印加磁界角度θに対して抵抗値がほぼ直線的に変化する。また、TMR素子10は、数kΩの高抵抗値化を比較的容易に実現することができるという特徴を有している。このため、消費電流の低減や素子の小型化を通じて、複数の素子をチップ上に配設することも容易に実現することができる。
次に、本実施形態に係る磁気ベクトル分布測定プローブについて説明する。
図3は、本実施形態の一例である磁気ベクトル分布測定プローブ100を示す図で、図3(a)は、磁石60の空洞60h内に磁気ベクトル分布測定プローブ100が挿入されている状態を模式的に示した上視図であり、図3(b)は、側面から視た部分的な断面図である。また、図3(c)は、磁気ベクトル分布測定プローブ100の先端部付近を拡大して模式的に示した図である。
図3の磁気ベクトル分布測定プローブ100は、図3(a),(b)に示したように、被測定物である磁石60の空洞60h内に挿入配置され、該空洞60h内における磁気ベクトル分布を測定するための磁気ベクトル分布測定プローブである。図3の磁気ベクトル分布測定プローブ100では、図3(c)に示したように、一枚のチップ102に、図1で説明したスピンバルブ型のトンネル磁気抵抗(TMR)素子10が複数個形成されており、該チップ102が、プローブ基体101の先端付近に装着されている。
図3の磁気ベクトル分布測定プローブ100におけるTMR素子10に限らず、スピンバルブ型の磁気抵抗素子は、図1で説明したように磁界の方位依存性を持つため、1個の素子で磁気ベクトルの測定が可能である。このため、図3に示すTMR素子10を用いた磁気ベクトル分布測定プローブ100は、図14に示したホール素子53を用いたホールプローブ50のようにプローブ基体51の3軸方向にホール素子チップ52x〜52zを装着する必要がない。図3の磁気ベクトル分布測定プローブ100では、後で詳述するように、プローブ基体101の一つの面に複数個のTMR素子10が形成されたチップ102を積層して装着することができ、これによって小型化を図ることができる。また、スピンバルブ型のTMR素10は、図1において説明したように、反強磁性層13、強磁性膜からなるピンド層14、トンネルバリア層15、および強磁性膜からなるフリー層16からなる積層体を基本構成としており、積層方向に電流を流すため、素子サイズを5μm角程度まで微細化することができる。従って、図3(c)に示すように、数ミリ角の一枚のチップ102に多数個のTMR素子10を集積化することが可能である。尚、チップ102に形成された各TMR素子10の電圧情報は、マルチプレクサを介してコンピュータで処理され、磁気ベクトル分布として検出される。
以上のようにして、図3に示す磁気ベクトル分布測定プローブ100は、被測定物である磁石60の空洞60h内に挿入配置され、該空洞60h内における数ミリ角程度の領域の磁気ベクトル分布が測定可能な、小型で高分解能の磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
尚、図3の磁気ベクトル分布測定プローブ100においても、図3(c)に示した一枚のチップ102に複数個形成されるTMR素子10が、それぞれ、ハーフブリッジとして構成されてなることが好ましい。これによって、外来ノイズに対する耐性を高めることができ、高精度の磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
図4は、別の磁気ベクトル分布測定プローブの例で、図4(a)は、磁気ベクトル分布測定プローブ110の構成を示した模式的な断面図であり、図4(b)は、磁気ベクトル分布測定プローブ110の構成要素であるチップ103,104の模式的な上面図である。尚、図4の磁気ベクトル分布測定プローブ110において、図3の磁気ベクトル分布測定プローブ100と同様の部分については、同じ符号を付した。また、図4(a),(b)では、各チップ103,104について、複数個形成されているTMR素子10のピンド層の磁化方向を図中に太線矢印で示している。
図4に示す磁気ベクトル分布測定プローブ110では、一枚の各チップ103,104に形成される複数個のTMR素子10が、共通する磁化方向のピンド層を有している。この2枚のチップ103,104を一組として、磁気ベクトル分布測定プローブ110では、ピンド層の磁化方向を互いに直交するようにして該2枚一組のチップ103,104が積層され、プローブ基体101の先端付近に装着されている。
図5は、図4に示す磁気ベクトル分布測定プローブ110の効果を説明する図で、図5(a)は、点線矢印で示した磁気ベクトル分布中に2枚一組のチップ103,104が配置されている状態を模式的にまとめて示した上視図であり、図5(b)は、図2と同様の各チップに形成されているTMR素子の特性を示す図である。図5(b)において、点3a,3bは、それぞれ図5(a)に示すチップ103のTMR素子10a,10bに対応しており、点4a,4bは、それぞれ図5(a)に示すチップ104のTMR素子10a,10bに対応している。
TMR素子に限らずスピンバルブ型の磁気抵抗素子は、ピンド層の磁化方向を対称軸とする2つの磁気ベクトルについては、これらを識別することができない。例えば、チップ103のTMR素子10bだけでは、図5(b)の点3bに示す印加磁界角度θが40°の磁界と点3xに示す印加磁界角度θが140°の磁界とは識別できない。従って、一個のTMR素子の回転磁界に対する検出範囲は、図5(b)に示すように、例えば−90°〜90°に限定される。しかしながら、図4の磁気ベクトル分布測定プローブ110では、上記したピンド層の磁化方向が互いに直交するようにして積層された2枚一組のチップ103,104を用いることで、例えば同じ位置にあるTMR素子10bのそれぞれのチップ103,104からの出力電圧(抵抗値)を比較することで、上記40°の磁界と140°の磁界を識別できるようになる。従って、図4の磁気ベクトル分布測定プローブ110では、各位置にあるTMR素子のチップ103,104からの出力電圧を比較演算することで、回転磁界に対しても−180°〜180°の全範囲に亘って、これらを識別することが可能となり、磁気ベクトルの確実な面内分布測定が可能となる。
図6は、別の磁気ベクトル分布測定プローブの例で、磁石60の空洞60h内に磁気ベクトル分布測定プローブ120が挿入されている状態を模式的に示した上視図である。
図6に示す磁気ベクトル分布測定プローブ120においては、図4と図5において説明した積層された2枚一組のチップ(103,104)と同様のチップの組(105a,105b),(106a,106b),(107a,107b)が、図のように全部で4組積層されて、プローブ基体101の先端付近に装着された構成となっている。この磁気ベクトル分布測定プローブ120によれば、3次元の磁気ベクトル分布同時測定が可能となる。尚、上記2枚一組のチップの積層組数は4組に限らず、磁石60の空洞60hのサイズ等に合わせて、任意の複数組であってよい。
図7は、別の磁気ベクトル分布測定プローブの例で、磁石60の空洞60h内に磁気ベクトル分布測定プローブ130が挿入されている状態を模式的に示した上視図である。
図7に示す磁気ベクトル分布測定プローブ130は、プローブ基体101の先端付近に、ペルチエ素子108が装着され、該ペルチエ素子108上に、チップ103,104が装着された構成となっている。図7の磁気ベクトル分布測定プローブ130では、ペルチエ素子108を用いてチップ103,104に形成されている複数個のTMR素子の温度を一定にすることができるため、高精度の磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態は、スピンバルブ型のトンネル磁気抵抗(TMR)素子を用いた磁気ベクトル分布測定プローブに関するものであった。本実施形態は、異方性磁気抵抗(AMR)素子を用いた磁気ベクトル分布測定プローブに関する。
図8は、本実施形態の一例である磁気ベクトル分布測定プローブ200を示す図で、図8(a)は、磁石60の空洞60h内に磁気ベクトル分布測定プローブ200が挿入されている状態を模式的に示した上視図であり、図8(b)は、側面から視た部分的な断面図である。図8(c)は、磁気ベクトル分布測定プローブ200の先端部付近を拡大して模式的に示した図である。尚、図8(a)〜(c)において、図3(a)〜(c)と同様の部分については、同じ符号を付した。
また、図9は、図8の異方性磁気抵抗(AMR)素子20の一例として、その平面構造を模式的に示した上視図である。図10は、図9に示すAMR素子20の特性を示す図で、印加磁界角度θと出力電圧(抵抗値)の関係を示した図である。
図8の磁気ベクトル分布測定プローブ200も、図8(a),(b)に示したように、被測定物である磁石60の空洞60h内に挿入配置され、該空洞60h内における磁気ベクトル分布を測定するための磁気ベクトル分布測定プローブである。図8の磁気ベクトル分布測定プローブ100では、図8(c)に示したように、一枚のチップ201に、AMR素子20が複数個形成されており、該チップ201が、プローブ基体101の先端付近に装着されている。
図9に示すAMR素子20は、1mm角程度の大きさで構成することができる。図9に示すAMR素子20は、図1(a)に示したTMR素子10と較べて、素子サイズが大きいため、TMR素子10に較べて分解能で劣る。しかしながら、図9のAMR素子20は、構造が単純であり、図1のTMR素子10に較べて安価に製造することができる。また、図9のAMR素子20は、図1のTMR素子10と同様に、磁界の方位依存性を持つため、1個の素子で磁気ベクトルの測定が可能である。このため、AMR素子20を用いた図8に示す磁気ベクトル分布測定プローブ200についても、図14に示したホール素子53を用いたホールプローブ50のようにプローブ基体51の3軸方向にホール素子チップ52x〜52zを装着する必要がなく、小型化が可能である。
以上のようにして、図8(c)に示すように、AMR素子20は、数ミリ角の一枚のチップ201に複数個を集積化することが可能である。従って、該チップ201がプローブ基体101の先端付近に装着されてなる図8の磁気ベクトル分布測定プローブ200は、被測定物である磁石60の空洞60h内に挿入配置され、該空洞60h内における数ミリ角程度の領域の磁気ベクトル分布が測定可能な、小型且つ安価な磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
図11は、図8におけるAMR素子20の別の構成例で、AMR素子21の平面構造を模式的に示した上視図である。
図8に示す磁気ベクトル分布測定プローブ200についても、一枚のチップ201に複数個形成されるAMR素子20が、それぞれ、図11に示したAMR素子21のように、ハーフブリッジとして構成されてなることが好ましい。これによって、外来ノイズに対する耐性を高めることができ、高精度の磁気ベクトル分布測定プローブとすることができる。
また、AMR素子20は、図9中に一点鎖線で示した異方性パターン形状の対称軸に対して対称的である2つの磁気ベクトルについては、これらを識別することができない。従って、一個のAMR素子20の回転磁界に対する検出範囲は、図10に示すように、例えば−45°〜45°に限定される。
従って、AMR素子を用いる磁気ベクトル分布測定プローブにおいては、前記一枚のチップ201に形成される複数個のAMR素子20が、それぞれ、共通する方向を向いた同じ異方性パターン形状を有してなり、前記チップを4枚一組として、該4枚一組のチップにおける異方性パターン形状の対称軸方向が90°ずつ回転するようにして、該4枚一組のチップが積層されてなり、前記積層された4枚一組のチップが、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなることが好ましい。
このように、異方性パターン形状の対称軸方向が90°ずつ回転するようにして積層された4枚一組のチップを用いることで、回転磁界に対しても−180°〜180°の全範囲に亘って、これらを識別することが可能となり、磁気ベクトルの確実な面内分布測定が可能となる。また、この場合、前記積層された4枚一組のチップが、複数組積層されて、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなる構成とすることで、該磁気ベクトル分布測定プローブによる3次元の磁気ベクトル分布同時測定が可能となる。
以上のように、第1実施形態と第2実施形態で例示した本発明の磁気ベクトル分布測定プローブは、いずれも、被測定物である磁石60の空洞60h内に挿入配置され、該空洞60h内における数ミリ角程度の領域の磁気ベクトル分布が測定可能な、小型の磁気ベクトル分布測定プローブとなっている。
従って、上記した磁気ベクトル分布測定プローブは、被測定物である磁石60が、図12に示した磁石92のように、回転体に対してバイアス磁界を発生し回転体の回転に伴うバイアス磁界の変化を検出する回転検出装置に用いられる、小型磁石である場合に好適である。特に、該回転検出装置が、車載用である場合に適しており、該回転検出装置の小型化と高精度化を図ることができる。
また、上記した小型磁石の空洞内における磁気ベクトル分布の測定には、上記した磁気ベクトル分布測定プローブを、TMR素子10またはAMR素子20が、一枚のチップに9個以上形成されてなる構成とすることが好ましい。
(a)は、TMR素子10の平面構造を模式的に示した上視図であり、(b)は、TMR素子10の断面構造を模式的に示した図である。 図1に示すTMR素子10の特性を示す図で、印加磁界角度θと出力電圧(抵抗値)の関係を示した図である。 第1実施形態の一例である磁気ベクトル分布測定プローブ100を示す図で、(a)は、磁石60の空洞60h内に磁気ベクトル分布測定プローブ100が挿入されている状態を模式的に示した上視図であり、(b)は、側面から視た部分的な断面図である。また、(c)は、磁気ベクトル分布測定プローブ100の先端部付近を拡大して模式的に示した図である。 別の磁気ベクトル分布測定プローブの例で、(a)は、磁気ベクトル分布測定プローブ110の構成を示した模式的な断面図であり、(b)は、磁気ベクトル分布測定プローブ110の構成要素であるチップ103,104の模式的な上面図である。 図4に示す磁気ベクトル分布測定プローブ110の効果を説明する図で、(a)は、点線矢印で示した磁気ベクトル分布中に2枚一組のチップ103,104が配置されている状態を模式的にまとめて示した上視図であり、(b)は、各チップに形成されているTMR素子の特性を示す図である。 別の磁気ベクトル分布測定プローブの例で、磁石60の空洞60h内に磁気ベクトル分布測定プローブ120が挿入されている状態を模式的に示した上視図である。 別の磁気ベクトル分布測定プローブの例で、磁石60の空洞60h内に磁気ベクトル分布測定プローブ130が挿入されている状態を模式的に示した上視図である。 第2実施形態の一例である磁気ベクトル分布測定プローブ200を示す図で、(a)は、磁石60の空洞60h内に磁気ベクトル分布測定プローブ200が挿入されている状態を模式的に示した上視図であり、(b)は、側面から視た部分的な断面図である。(c)は、磁気ベクトル分布測定プローブ200の先端部付近を拡大して模式的に示した図である。 図8の異方性磁気抵抗(AMR)素子20の一例として、その平面構造を模式的に示した上視図である。 図9に示すAMR素子20の特性を示す図で、印加磁界角度θと出力電圧(抵抗値)の関係を示した図である。 図8におけるAMR素子20の別の構成例で、AMR素子21の平面構造を模式的に示した上視図である。 回転検出装置(磁気検出装置)90の内部構成、および回転体である歯車状の磁性体ロータ80との配置関係を示した全体構成図である。 回転検出装置に用いる別の磁石の例で、(a)は、磁石70の断面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で囲った部分でのシミュレーションによる磁界強度分布を示した図である。 特許文献2に開示されている磁界測定用ホールプローブの一例で、(a)は、磁石60の空洞60h内にホールプローブ50が挿入されている状態を模式的に示した上視図であり、(b)は、側面から視た部分的な断面図である。また、(c)は、ホールプローブ50の先端部付近を拡大して模式的に示した斜視図である。
符号の説明
100,110,120,130,200 磁気ベクトル分布測定プローブ
101 プローブ基体
102〜104,105a,105b,106a,106b,107a,107b,108 チップ
10,10a,10b スピンバルブ型のトンネル磁気抵抗(TMR)素子
201 チップ
20,21 異方性磁気抵抗(AMR)素子
60 磁石
60h 空洞

Claims (12)

  1. 被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における磁気ベクトル分布を測定する磁気ベクトル分布測定プローブであって、
    一枚のチップに、
    スピンバルブ型のトンネル磁気抵抗(TMR)素子が複数個形成され、
    該チップが、プローブ基体の先端付近に装着されてなることを特徴とする磁気ベクトル分布測定プローブ。
  2. 前記トンネル磁気抵抗素子が、それぞれ、ハーフブリッジとして構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  3. 前記一枚のチップに形成される複数個のトンネル磁気抵抗素子が、共通する磁化方向のピンド層を有してなり、
    前記チップを2枚一組として、該2枚一組のチップにおけるピンド層の磁化方向を互いに直交するようにして、該2枚一組のチップが積層されてなり、
    前記積層された2枚一組のチップが、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  4. 前記積層された2枚一組のチップが、複数組積層されて、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなることを特徴とする請求項3に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  5. 前記プローブ基体の先端付近に、ペルチエ素子が装着され、
    該ペルチエ素子上に、前記チップが装着されてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  6. 被測定物である磁石の空洞内に挿入配置され、該空洞内における磁気ベクトル分布を測定する磁気ベクトル分布測定プローブであって、
    一枚のチップに、異方性磁気抵抗(AMR)素子が複数個形成され、
    該チップが、プローブ基体の先端付近に装着されてなることを特徴とする磁気ベクトル分布測定プローブ。
  7. 前記異方性磁気抵抗素子が、それぞれ、ハーフブリッジとして構成されてなることを特徴とする請求項6に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  8. 前記一枚のチップに形成される複数個の異方性磁気抵抗素子が、それぞれ、共通する方向を向いた同じ異方性パターン形状を有してなり、
    前記チップを4枚一組として、該4枚一組のチップにおける異方性パターン形状の対称軸方向が90°ずつ回転するようにして、該4枚一組のチップが積層されてなり、
    前記積層された4枚一組のチップが、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなることを特徴とする請求項6または7に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  9. 前記積層された4枚一組のチップが、複数組積層されて、前記プローブ基体の先端付近に装着されてなることを特徴とする請求項8に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  10. 前記磁石が、
    回転体に対してバイアス磁界を発生し前記回転体の回転に伴う前記バイアス磁界の変化を検出する、回転検出装置に用いられることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  11. 前記回転検出装置が、車載用であることを特徴とする請求項10に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
  12. 前記トンネル磁気抵抗素子または前記異方性磁気抵抗素子が、
    一枚のチップに9個以上形成されてなることを特徴とする請求項10または11に記載の磁気ベクトル分布測定プローブ。
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