JP2009052615A - 深溝玉軸受 - Google Patents

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Aiko Suzuki
愛子 鈴木
Susumu Ryu
劉  軍
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NSK Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
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Abstract

【課題】予圧を付与するための弾性体の摩耗を防止して、軸受一定の予圧を持続的に付与することができ、また、高速回転時の遠心力や熱膨張等による保持器の変形を防止し、保持器の均一な回転を確保して、振動や騒音を防止することができる深溝玉軸受を提供する。
【解決手段】深溝玉軸受10は、軌道溝11a,12aをそれぞれ有する一対の軌道輪11,12と、一対の軌道輪11,12の各軌道溝11a,12a間に転動可能に配設される複数の玉13と、を備え、一対の軌道輪11,12の一方の軌道輪11の軸方向端部に、一方の軌道輪11を軸方向に押圧して予圧を付与するための弾性体20が、他方の軌道輪12に対して非接触状態で取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車のトランスミッションや産業機械等の回転部分に用いられる深溝玉軸受に関する。
一般に、深溝玉軸受は、軌道溝をそれぞれ有する外輪及び内輪と、外輪の軌道溝と内輪の軌道溝との間に転動可能に配設される複数の玉と、複数の玉を円周方向に略等間隔で転動可能に保持する保持器と、を備える。
保持器は、軽量化、低トルク化、高速化の要求から樹脂製の冠型保持器が多く用いられており、この冠型保持器は、円環状のリム部と、リム部の軸方向端面に円周方向に所定の間隔を存して複数配置され、軸方向に突出する柱部と、柱部間に形成され、複数の玉を円周方向に略等間隔で転動可能に保持するポケット部と、ポケット部の内周面の円周方向両端部に形成される一対の爪部と、を有する。そして、一対の爪部間の開口幅は玉の直径未満とされており、開口から玉を一対の爪部を弾性変形させつつポケット部に挿入することでポケット部に玉が保持される。
ところで、自動車のトランスミッション等の回転部分に用いられる深溝玉軸受においては、近年の高速化に伴い、軸受の剛性向上が必須となっている。軸受の剛性を向上させるには軸受に予圧を付与する方法があり、予圧方式として、軸受間に間座等を介装して予圧を付与する定位置予圧方式がある。
しかし、定位置予圧方式では、軸受を2列以上組み合せる必要があるため、幅方向のサイズが大きくなり、また、軸受の数も増加することになるため、コストや組み立て性の面で好ましくない。また、定位置予圧方式では、自動車のトランスミッション内の広範囲の温度変化において、軸受に対して一定の予圧を持続させることが困難となる。
そこで、自動車のトランスミッション内の広範囲の温度変化に対応するため、ばね等の弾性体を介して軸受に予圧を付与する定圧予圧方式があり、例えば、外輪の軸方向端部に弾性体の一端を取り付け、弾性体の他端を内輪の軸方向端部に摺動材を介して押圧接触させることで軸受に予圧を付与する深溝玉軸受が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、保持器については、軸受の高速回転時の遠心力や熱膨張等により変形して、一対の爪部間の開口幅が玉径以上に広がり、また、爪部が破損して保持器抜けが発生する虞れがあることから、外輪又は内輪の保持器のリム側に保持器抜け止め板を取り付ける深溝玉軸受が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−170635号公報 特開昭63−92819号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の深溝玉軸受では、弾性体を取り付けた外輪を固定側、弾性体を摺動材を介して接触させる内輪を回転側として用いることで、軸受に予圧が付与される構造としているため、摺動材が内輪に摺接して摩耗することになり、この摩耗により軸受に一定の予圧を持続的に付与することが困難となる。
また、上記特許文献2に記載の深溝玉軸受では、保持器抜け止め板により保持器抜けを回避することはできるものの、軸受の高速回転時の遠心力や熱膨張等による保持器の変形により、保持器の回転が不均一となり、振動や騒音が誘発される虞れがある。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、予圧を付与するための弾性体の摩耗を防止して、軸受一定の予圧を持続的に付与することができ、また、高速回転時の遠心力や熱膨張等による保持器の変形を防止し、保持器の均一な回転を確保して、振動や騒音を防止することができる深溝玉軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 軌道溝をそれぞれ有する一対の軌道輪と、一対の軌道輪の各軌道溝間に転動可能に配設される複数の玉と、を備える深溝玉軸受であって、一対の軌道輪のいずれか一方の軌道輪の軸方向端部に、一方の軌道輪を軸方向に押圧して予圧を付与するための弾性体が、他方の軌道輪に対して非接触状態で取り付けられることを特徴とする深溝玉軸受。
(2) 円環状のリム部と、リム部の軸方向端面に円周方向に所定の間隔を存して複数配置され、軸方向に突出する柱部と、柱部間に形成され、複数の玉を円周方向に略等間隔で転動可能に保持するポケット部と、を有する合成樹脂製の保持器を備え、ポケット部の開口部の幅が玉の直径以上であることを特徴とする(1)に記載の深溝玉軸受。
(3) 保持器は、リム部側に配置される弾性体によって軸方向の移動が規制されることを特徴とする(2)に記載の深溝玉軸受。
本発明の深溝玉軸受によれば、一対の軌道輪のいずれか一方の軌道輪の軸方向端部に、一方の軌道輪を軸方向に押圧して予圧を付与するための弾性体が、他方の軌道輪に対して非接触状態で取り付けられるため、弾性体を取り付けた一方の軌道輪を静止側、弾性体と非接触の他方の軌道輪を回転側として用いることで、静止側の軌道輪が弾性体により軸方向に押圧されて軸受に予圧が付与される。これにより、弾性体が回転側の軌道輪に摺動するのを防止することができるので、定圧予圧方式を採用して、広範囲に及ぶ温度変化の領域下で軸受に一定の予圧を持続的に付与することができる。
また、本発明の深溝玉軸受によれば、保持器のポケット部の開口部の幅を玉の直径以上とし、保持器のリム部側に弾性体を配置して保持器の軸方向の移動を規制するため、保持器の抜けを防止することができると共に、保持器の柱部の軸方向長さを従来よりも短くして高速回転時の遠心力や熱膨張等による保持器の変形を防止することができる。これにより、保持器の均一な回転を確保することができるので、軸受の振動や騒音を防止することができる。
以下、本発明に係る深溝玉軸受の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る深溝玉軸受の一実施形態を説明するための要部断面図、図2は図1に示す深溝玉軸受に組み込まれる冠型保持器を説明するための斜視図、図3は図2のA部拡大図、図4は本発明に係る深溝玉軸受の一実施形態の変形例を説明するための要部断面図である。
本実施形態の深溝玉軸受10は、図1に示すように、内周面に外輪軌道溝11aを有する外輪(軌道輪)11と、外周面に内輪軌道溝12aを有する内輪(軌道輪)12と、外輪軌道溝11aと内輪軌道溝12aとの間に転動可能に配設される複数の玉13と、複数の玉13を円周方向に略等間隔に保持する冠型保持器14と、を備える。
冠型保持器14は、図2に示すように、円環状のリム部15と、リム部15の軸方向端面に円周方向に所定の間隔を存して複数配置され、軸方向に突出する柱部16と、柱部16間に形成され、複数の玉13を円周方向に略等間隔で転動可能に保持するポケット部17と、を有する。そして、本実施形態では、図3に示すように、ポケット部17の開口部18の幅Wは玉13の直径以上に設定されている。
冠型保持器14の樹脂材料としては、46ナイロンや66ナイロンなどのポリアミド系樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェレンサルファイド(PPS)、ポリアミドイミド(PAI)、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルニトリル(PEN)などが例示できる。また、上記した樹脂に10〜50重量%の繊維状充填材(例えば、ガラス繊維や炭素繊維など)を適宜添加することにより、冠型保持器14の剛性及び寸法精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、図1に示すように、外輪11の冠型保持器14のリム部15側の軸方向端面には、円周方向に沿って環状凹部19が形成されており、この環状凹部19には、例えば、皿ばねやウェーブワッシャ等のばねワッシャからなる弾性体20が取り付けられる。弾性体20は、環状板21と、環状板21の外周部から軸方向に突出する円筒部22と、を有しており、この円筒部22が環状凹部19に圧入或いは弾性変形等により取り付けられる。そして、この取り付け状態においては、弾性体20の環状板21は内輪12に対して非接触とされ、また、環状板21によって冠型保持器14の軸方向の移動が規制される。
このように構成された深溝玉軸受10は、図1に示すように、ハウジング23に静止側の外輪11が内嵌され、回転側の内輪12に回転軸24が挿通されて、自動車のトランスミッション等の回転部分に組み付けられる。そして、この組み付け状態においては、弾性体20は内輪12に対して非接触とされると共に、ハウジング23と外輪11との間に弾性体20が挟まれた状態となる。これにより、弾性体20の弾性力が外輪11に対して軸方向に作用して、深溝玉軸受10に一定の予圧が持続的に付与される。
以上説明したように、本実施形態の深溝玉軸受10によれば、外輪11の軸方向端部に、外輪11を軸方向に押圧して予圧を付与するための弾性体20が、内輪12に対して非接触状態で取り付けられるため、弾性体20を取り付けた外輪11を静止側、弾性体20と非接触の内輪12を回転側として用いることで、静止側の外輪11が弾性体20により軸方向に押圧されて軸受10に予圧が付与される。これにより、弾性体20が回転側の内輪12に摺動するのを防止することができるので、定圧予圧方式を採用して、広範囲に及ぶ温度変化の領域下で軸受10に一定の予圧を持続的に付与することができる。
また、本実施形態の深溝玉軸受10によれば、冠型保持器14のポケット部17の開口部18の幅Wを玉13の直径以上とし、冠型保持器14のリム部15側に弾性体20を配置して冠型保持器14の軸方向の移動を規制するため、冠型保持器14の抜けを防止することができると共に、冠型保持器14の柱部16の軸方向長さを従来よりも短くして高速回転時の遠心力や熱膨張等による冠型保持器14の変形を防止することができる。これにより、冠型保持器14の均一な回転を確保することができるので、軸受10の振動や騒音を防止することができる。
また、本実施形態の深溝玉軸受10によれば、外輪11、内輪12、玉13、冠型保持器14、及び弾性体20を一体化することができるため、他部材への深溝玉軸受10の取り付けも容易となり、最小限の軸受スペースで軸受10に一定の予圧を持続的に付与することが可能となる。
さらに、本実施形態の深溝玉軸受10によれば、冠型保持器14のポケット部17の開口部18の幅Wが従来よりも大きく開いているため、ポケット部17内へ潤滑剤が入り込みやすくなるので、ポケット部17の内周面と玉13との摩擦による振動や騒音の発生を防止することができる。
なお、本実施形態の変形例として、図4に示すように、上記した環状凹部19の代わりに、外輪11の冠型保持器14のリム部15側の軸方向端面に円周方向に沿って環状溝部25を形成して、この環状溝部25に弾性体20の円筒部22を嵌め込むことで弾性体20を外輪11に取り付けるようにしてもよい。
本発明に係る深溝玉軸受の一実施形態を説明するための要部断面図である。 図1に示す深溝玉軸受に組み込まれる冠型保持器を説明するための斜視図である。 図2のA部拡大図である。 本発明に係る深溝玉軸受の一実施形態の変形例を説明するための要部断面図である。
符号の説明
10 深溝玉軸受
11 外輪(軌道輪)
11a 外輪軌道溝
12 内輪(軌道輪)
12a 内輪軌道溝
13 玉
14 冠型保持器
15 リム部
16 柱部
17 ポケット部
18 開口部
19 環状凹部
20 弾性体
21 環状板
22 円筒部
23 ハウジング
24 回転軸
25 環状溝部
W 幅(開口幅)

Claims (3)

  1. 軌道溝をそれぞれ有する一対の軌道輪と、前記一対の軌道輪の各軌道溝間に転動可能に配設される複数の玉と、を備える深溝玉軸受であって、
    前記一対の軌道輪のいずれか一方の軌道輪の軸方向端部に、前記一方の軌道輪を軸方向に押圧して予圧を付与するための弾性体が、他方の軌道輪に対して非接触状態で取り付けられることを特徴とする深溝玉軸受。
  2. 円環状のリム部と、前記リム部の軸方向端面に円周方向に所定の間隔を存して複数配置され、軸方向に突出する柱部と、前記柱部間に形成され、複数の玉を円周方向に略等間隔で転動可能に保持するポケット部と、を有する合成樹脂製の保持器を備え、
    前記ポケット部の開口部の幅が前記玉の直径以上であることを特徴とする請求項1に記載の深溝玉軸受。
  3. 前記保持器は、前記リム部側に配置される前記弾性体によって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項2に記載の深溝玉軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018194066A (ja) * 2017-05-16 2018-12-06 株式会社不二越 軸受用保持器

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