JP2009051698A - 型板ガラスの製造装置 - Google Patents

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Mitsuyoshi Hasegawa
光芳 長谷川
Motoharu Inoue
元春 井上
Takeyoshi Yamaguchi
剛義 山口
Kazuhiro Nishi
和博 西
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Abstract

【課題】片面に型板模様を有し、もう一方の面は平滑である型板ガラスの製造おいて、平滑面の平滑性を損なわない型板ガラスの製造装置を提供する。
【解決手段】溶融ガラスを下側の型ロールと上側の平滑ロールからなる一対の成形ロールでロールアウト成形し得られたガラスリボンの型模様を有する面を支えつつ滑らせるガラスリボン接触面が波形形状であるデリバリーロールを有することを特徴とする型板ガラスの製造装置。ガラスリボン接触面が、周期、10.0mm以上、50.0mm以下、高さ、1.0mm以上、10.0mm以下の波形形状であるデリバリーロールを用いる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ロールアウト方式の型板ガラス製造装置に関する。
片面にさまざまな型模様をデザインされた型板ガラスは、光を拡散するとともに視野を遮る効果を有する。また、ガラス面にデザインされた型模様は、インテリアとしての装飾性を備える。前述の型模様により光が拡散するため、型板ガラスはソフトな明るさをもたらす。しかながら、可視光透過率は、表面が平滑なガラスとほとんど変わらない。また、視野を適度にさえぎり、プライバシーを守る効果を有する。このような型板ガラスは、窓ガラスまたは家具等の装飾用に使用される。
通常、型板ガラスの製造には、ロールアウト方式のガラス板製造設備が使用される。
図1は、ロールアウト方式のガラス製造設備の模式図である。
図1に示すように、溶融されたガラス原料は一対の成形ロールによってロールアウト成形、言い換えればロール圧延される。
ロールアウト方式では、ガラス原料は原料投入口3から投入されガラス溶融炉4内で溶解された後に押し出され、一対の成形ロール2でロールアウト成形され帯状のガラスリボンGとなり、徐冷炉、即ち、レヤー5内でガラス搬送ロール6上を搬送されつつ徐冷され、裁断機7で所望のサイズに切断されることによりガラス板となる。
通常、型板ガラスを製造する際は、高温のガラス溶融炉4より押し出された溶融ガラスは、表面に型模様を有する型ロールと表面平滑な平滑ロールからなる一対の成形ロール2に送られ連続的に型模様を転写されつつロールアウト成形され、型模様を有する長尺状のガラスリボンGとされる。その後、ガラスリボンGは長尺状の支え板、デリバリープレート1により支えられ、その上を滑りながら進行しつつ、レヤー5内に送られる。デリバリープレート1は、温度が高く腰が弱くなっている帯状のガラスリボンGを単に支えるだけでなく、ガラスリボンGを早く冷却固化させる役目を担っている。
一対の成形ロール2の下側のロール表面に型板模様を有する型ロールとし、上側を表面平滑な支持ロールとし型板ガラスを生産する際、ガラス溶解炉から押し出された溶融ガラスは、下側の型ロール、上側の平滑な支持ロールからなる一対の成形ロール2に導かれ、一対の成形ロール2に挟まれた後、型ロール表面に刻まれた型板模様を転写されつつロールアウト成形されてガラスリボンGとなる。ロールアウト成形してなるガラスリボンGの下面には型ロールの凸凹状の型模様が転写され、このガラスリボンGの型面が、デリバリープレート1により支得られ、その上を滑りながら進行する。その後、レヤー5内に送られてガラス搬送ロール6上を搬送しつつ徐冷され、切断されて建造物の窓ガラス等に使用される。
好ましい型板ガラスを得るには、型模様が形成されていないガラスリボンGの上面は平滑且つ平坦で、型模様が形成されている面は所望の凸凹が明瞭に形成されていることが必要である。
特許文献1は、ロールアウト法による板ガラスの製造装置に関し、溶融ガラスを成形ロールに供給するリップタイルと、供給された溶融ガラスを圧延しガラスリボンに成形する2本の成形ロールとを有する板ガラスの製造装置において、リップタイルは、成形ロールの軸方向に継目のない一体物で構成されていることを特徴とする板ガラスの製造装置が開示されている。前記装置の使用により、ガラスリボンの下面に、欠点となる筋が発生し難いので、板ガラスの製造歩留を大巾に向上することができるとされる。
特開平7−25630号公報
前述のロールアウト製造設備にて製造された型板ガラスの平滑面に凹凸を生じ、平滑性が損なわれたことによる、通称、ミッチャと呼ばれる欠陥が発生することがあった。
本発明は片面に型板模様を有し、もう一方の面は平滑である型板ガラスの製造おいて、平滑面の平滑性に優れた型板ガラスの製造装置を提供することを目的とする。
ミッチャの発生は、ガラスリボンGがデリバリープレート1に支持され表面を滑る際の抵抗、言い換えれば、滑りに影響されることがわかった。デリバリープレート1上を滑るのは、ガラスリボンGの型面であるが、デリバリープレート1上で冷却されつつ滑る際、引っ掛かり、滑りムラなど抵抗があると、反対側のガラスリボンGの平滑面に影響し、それが平滑面の表面凹凸となって現れる。例えば、デリバリープレート1表面の錆の発生および摩耗を抑えるため、デリバリープレート1の表面全体にCrメッキ処理を施したところ、型板ガラスの平滑面の凹凸が大きくなるミッチャが現れた。Crメッキをしたことで、かえってデリバリープレート1とガラスリボンGとの接触面積が増え、搬送時の抵抗が大きくなったことが原因と思えた。
そこで、表面形状が波形のデリバリープレート1を作製し、従来の表面形状が平滑なデリバリープレート1を用い製造されたものと型板ガラスの平滑面を比較した。その結果、波形のデリバリープレート1を用いた場合、従来の平滑なデリバリープレート1に比較して、型板ガラス平滑面の表面凹凸が格段に小さくなる。このことは波形形状のデリバリープレートは、ガラスリボンとの接触面積が少なく搬送抵抗が小さいことによると思われた。このように、ガラスの搬送抵抗が平滑面の凹凸に影響しているものと判断し、表面平滑性に優れた型板ガラスを得るには、波形形状のデリバリープレートを用いることとした。
即ち、本発明は、溶融ガラスを下側の型ロールと上側の平滑ロールからなる一対の成形ロールでロールアウト成形し得られたガラスリボンの型模様を有する面を支えつつ滑らせるガラスリボン接触面が波形形状であるデリバリープレートを有することを特徴とする型板ガラスの製造装置である。
前記、波形形状の周期が10.0mmより小さいデリバリープレートは製作が難しく、現実的ではない。周期が50.0mmより大きいデリバリープレートを用いるとガラスリボンとデリバリープレートの接触部位が小さくなり、帰って搬送抵抗がおおきくなり、ミッチャの発生が多くなり逆効果となる。デリバリープレートの凹凸の大きさである高さが、1.0mmより小さいデリバリープレートは製作が難しく、現実的ではない。また、高さが大きくなると、周期を小さくする必要性が生じる。高さが10.0mmより大きいデリバリープレートを用いる必要はない。
さらに、本発明は、ガラスリボン接触面が、周期、10.0mm以上、50.0mm以下、高さ、1.0mm以上、10.0mm以下の波形形状であるデリバリープレートを有することを特徴とする上記の型板ガラスの製造装置である。
本発明により、ロールアウト方式の型板ガラス製造装置において、溶融ガラスを下側の型ロールと上側の平滑ロールからなる一対の成形ロールでロールアウト成形し得られたガラスリボンの型模様を有する面を支えつつ滑らせるガラスリボン接触面が波形形状であるデリバリーロールを用いることで、型板ガラスの平滑面に凹凸を生じ平滑性を損なう、通称、ミッチャと呼ばれる欠陥が発生することがなくなった。
本発明により、片面に片板模様を有し、もう一方の面は平滑である型板ガラスの製造おいて、平滑面の平滑性を損なわない型板ガラスの製造装置が提供された。
図2は、ロールアウト方式のガラス製造設備の主要部の側面図である。
図2に示すように、ロールアウト方式におけるガラス製造設備では、ガラス原料3はガラス溶融炉4内で溶解された後に押し出され、一対の成形ロール2A、2Bでロールアウト成形されガラスリボンGとなる。その際、ガラス溶融炉4より押し出された高温の溶融ガラスは、一対の成形ロール2A、2Bに送られ連続的にロールアウト成形された後、デリバリープレート1により支えられ、冷却されつつ進行する。通常、一対の成形ロール2A、2Bの下側を表面に型板模様を有する型ロール2Aとし、上側を表面平滑な支持ロール2Bとし型板ガラスを生産する。ロールアウト成形してなるガラスリボンGの下面には型ロール2Aの凸凹状の型模様が転写される。
好ましい型板ガラスを得るには、型模様が形成されていないガラスリボンGの上面は平滑且つ平坦で、型模様が形成されている下面は所望の凸凹が明瞭に形成されていることが必要である。
そこで、本発明の型板ガラスの製造装置において、溶融ガラスを下側の型ロール2Aと上側の平滑ロール2Bからなる一対の成形ロール2A、2Bでロールアウト成形し得られたガラスリボンの型模様を有する面を支えつつ滑らせるガラスリボン接触面が波形形状であるデリバリープレート1を用いた。
図3が本発明の型板ガラスの製造装置に使用するデリバリープレートの一例の側面図である。
図3に示すように、本発明の型板ガラスの製造装置において、ガラスリボンGの接触面が、波形の凹凸の山と山の間隔8、あるいは谷と谷の間隔8´としての周期が10.0mm以上、50.0mm以下、凹凸の大きさ、即ち、山と谷の差9である高さが1.0mm以上、10.0mm以下の波形形状であるデリバリープレート1を使用する
前記、波形形状の周期が10.0mmより小さいデリバリープレートは製作が難く、現実的ではない。周期が50.0mmより大きいデリバリープレートを用いるとガラスリボンとデリバリープレートの接触部位が小さくなり、帰って搬送抵抗がおおきくなり、ミッチャの発生が多くなり逆効果となる。デリバリープレートの凹凸の大きさである高さが、1.0mmより小さいデリバリープレートは製作が難しく、現実的ではない。また、高さが大きくなると、周期を小さくする必要性が生じる。高さが10.0mmより大きいデリバリープレートを用いる必要はない。
ロールアウト方式のガラス製造設備の模式図である。 ロールアウト方式のガラス製造設備の主要部の側面図である。 本発明の型板ガラスの製造装置に使用するデリバリープレートの一例の側面図である。
符号の説明
1 デリバリープレート
2 成形ロール
2A 型ロール
2B 指示ロール
3 原料投入口
4 ガラス溶融炉
5 レヤー
6 ガラス搬送ロール
7 裁断機
8 山と山の間隔
8’ 谷と谷の間隔
9 山と谷の差

Claims (2)

  1. 溶融ガラスを下側の型ロールと上側の平滑ロールからなる一対の成形ロールでロールアウト成形し得られたガラスリボンの型模様を有する面を支えつつ滑らせるガラスリボン接触面が波形形状であるデリバリープレートを有することを特徴とする型板ガラスの製造装置。
  2. ガラスリボン接触面が、周期、10.0mm以上、50.0mm以下、高さ、1.0mm以上、10.0mm以下の波形形状であるデリバリープレートを有することを特徴とする請求項1に記載の型板ガラスの製造装置。
JP2007220765A 2007-08-28 2007-08-28 型板ガラスの製造装置 Pending JP2009051698A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010219006A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Toppan Printing Co Ltd El素子、バックライト装置、照明装置、電子看板装置並びにディスプレイ装置

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