JP2009051476A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業車両において、ステップをシンプルな形状にしコストの低減を図る。
【解決手段】操縦席(2)の近傍にオペレータの足を置くステップ(21)を設け、このステップ(21)の下方部位に、左右方向の軸により左右ブレーキぺダル(24L,24R)の基部を軸支する。ステップ(21)の前側部を前方を、長く突出している長辺部(21b)と短く突出している短辺部(21c)とで構成し、左右ブレーキぺダル(24L,24R)を側面視で湾曲している中途部を、ステップ(21)の短辺部(21c)の前方を迂回して先端足踏み部を右ステップ(21)の上方にまで延出する。
【選択図】図3
【解決手段】操縦席(2)の近傍にオペレータの足を置くステップ(21)を設け、このステップ(21)の下方部位に、左右方向の軸により左右ブレーキぺダル(24L,24R)の基部を軸支する。ステップ(21)の前側部を前方を、長く突出している長辺部(21b)と短く突出している短辺部(21c)とで構成し、左右ブレーキぺダル(24L,24R)を側面視で湾曲している中途部を、ステップ(21)の短辺部(21c)の前方を迂回して先端足踏み部を右ステップ(21)の上方にまで延出する。
【選択図】図3
Description
本発明は、前後輪を備え、エンジンの動力を前後輪に伝達して走行する乗用型の作業車両に関する。
作業車両において、左右フェンダ、フロア部、ステップ部、ステアリングカバー及び計器パネル外周カバー部を、個別に成形組立てせずに、一体の樹脂成形部材により形成したものは公知である(特許文献1)。
特開平10−24864号公報
本発明は、作業車両において、操縦席近傍のステップ形状をシンプルにし、コストの低減を図ろうとするものである。
請求項1の発明は、操縦席(2)に着座するオペレータの足を置く平面状のステップ(21)を設け、該ステップ(21)の下方部位に左右方向の軸により左右ブレーキぺダル(24L,24R)の基部を軸支し、前記ステップ(21)の前側部を前方に長く突出している長辺部(21b)と短く突出している短辺部(21c)とで構成し、前記左右ブレーキぺダル(24L,24R)を側面視で湾曲している中途部をステップ(21)の前記短辺部(21c)の前方を迂回して先端足踏み部を右ステップ(21)の上方まで延出したことを特徴とする作業車両とする。
請求項1の発明は、ステップ(21)の形状を小形のシンプルな形状にしてコストの低減を図り、また、左右ブレーキぺダル(24L、22R)の組立て作業を容易にすることができる。
以下、図面に基づいてこの発明を農業用トラクタに施した形態について説明する。
トラクタTは、図1に示すように、車体前側部のボンネット11内にエンジンEを設け、エンジンEの回転動力を、ミッションケース12内の伝動機構を介して左右前輪1F,1F及び左右後輪1R,1Rへ伝達している。
トラクタTは、図1に示すように、車体前側部のボンネット11内にエンジンEを設け、エンジンEの回転動力を、ミッションケース12内の伝動機構を介して左右前輪1F,1F及び左右後輪1R,1Rへ伝達している。
また、前記ミッションケース12の後側上部には、作業機昇降用の油圧シリンダ(図示省略)を内装するシリンダケース15を設け、このシリンダケース15の左右両側部にリフトアーム14,14を上下回動自在に軸架し、油圧シリンダ(図示省略)のピストンの伸縮作動により、リフトアーム14,14を上下回動するように構成している。また、前記ミッションケース12の後側部には、上部リンクと左右下部リンクとからなる三点リンク機構16を設けて、各種作業機を連結するように構成している。
また、エンジンEの後方には、ハンドルポスト(図示省略)を立設し、ハンドルポストにステアリングハンドル19を軸支し、ハンドルポスト17の左右側部に車体の前後進を切り替える所謂シャトル操作式の前後進切替レバー(図示省略)を設けている。また、この前後進切替レバー(図示省略)は、レバーガイドの係止溝により「前進」、「中立」、「後進」の三操作位置に位置決めするように構成している。
また、ステアリングハンドル19の下方のフロア20上には、左右ブレーキぺダル(図示省略)を設け、前記ミッションケース12の下部に設けた左右方向のシャフト軸(図示省略)に左右ブレーキぺダル(図示省略)を支持している。また、フロア20上には、クラッチぺダル(図示省略)やアクセルぺダルを備えている。
また、ステアリングハンドル19の後方に操縦席2を設け、この操縦席2の左右フェンダ23,23を設け、左フェンダ23の上方に前記リフトアーム14を上下回動操作する作業機昇降レバー(図示省略)と無段変速装置HSTの出力回転数を調整する主変速レバー(図示省略)、更に副変速装置の変速位置を切り替える副変速レバー(図示省略)を設けている。
次に、図2に基づきトラクタTの伝動構成について説明する。
エンジンEから出力された回転動力は、主クラッチ(図示省略)、無段変速装置HSTの入力軸31bを経て油圧ポンプ31aに伝達され、油圧ポンプ31aの斜板31cの調整により油圧モータ31dが前後進切換及び変速され、出力軸31eを経て副変速装置32に伝達されて高低に変速され、更に、主変速装置33で低速、中速、高速の三段に変速され、後輪デフ機構34を経て左右後輪1R,1Rへ伝達される。
エンジンEから出力された回転動力は、主クラッチ(図示省略)、無段変速装置HSTの入力軸31bを経て油圧ポンプ31aに伝達され、油圧ポンプ31aの斜板31cの調整により油圧モータ31dが前後進切換及び変速され、出力軸31eを経て副変速装置32に伝達されて高低に変速され、更に、主変速装置33で低速、中速、高速の三段に変速され、後輪デフ機構34を経て左右後輪1R,1Rへ伝達される。
また、主変速装置33から分岐した前輪駆動動力は、前輪増速機構35、前輪デフ機構36を経て左右前輪1F,1Fへ伝達される構成である。また、副変速装置32から分岐したPTO動力は、PTO伝動軸37、PTO変速装置38を経てPTO軸39に伝達される。
次に、図1、図3及び図4に基づき、操縦席2の近傍に設けたフロア20、ステップ21部の構成について説明する。
操縦席2とステアリングハンドル19との間にフロア20を設け、フロア20の左右両側に左右ステップ21,21を配置し(左ステップ図示省略)、車体フレームに固着している。また、操縦席2の下方のシートフレーム(図示省略)には、左右シートカバー22a,22b及びシート前側カバー22cにより覆い(左シートカバー21aは図示省略)、これらカバーの上方に操縦席2を設けている。
操縦席2とステアリングハンドル19との間にフロア20を設け、フロア20の左右両側に左右ステップ21,21を配置し(左ステップ図示省略)、車体フレームに固着している。また、操縦席2の下方のシートフレーム(図示省略)には、左右シートカバー22a,22b及びシート前側カバー22cにより覆い(左シートカバー21aは図示省略)、これらカバーの上方に操縦席2を設けている。
また、フロア20の右側に位置する右ステップ21には、左右ブレーキぺダル24L,24R、及びエンジンの回転数調節用のアクセルぺダル25を設けている。また、右ステップ21の前側部を前方に長く突出している長辺部21bと短く突出している短辺部21cとで構成している。そして、左右ブレーキぺダル24L、22Rを側面視で略U字型に屈曲して構成し、その基部を右ステップ21の下方のフレーム部に、左右方向の軸で支持しれ上下回動自在に構成し、湾曲している中途部を右ステップ21の短辺部21cの前側端部を前方に迂回するようにして、先端足踏み部を右ステップ21の上方に位置するように構成している。
また、アクセルぺダル25も同様に、アクセルぺダル25の基部を同様に軸支し、湾曲ている中途部を右ステップ21の短辺部21cの前側端部を前方に迂回しながら先端足踏み部を右ステップ21の上方に位置するようにしている。
従来装置は、図4に示すように、右ステップ21には左右ブレーキぺダル24L、22R配置用の穴部21aを設け、左右ブレーキぺダル24L,24Rの基部を右ステップ21の下方のフレーム部に軸支し、湾曲している中途部を穴部21aを通して先端足踏み部を右ステップ21の上方に位置するように構成していた。
従って、右ステップ21の強度を保つために、穴部21a部も含めて所定の強度を維持するために、所定厚さの材料で構成する必要があり、コスト高となり構成も複雑になるという不具合があった。
そこで、図3に示すように、右ステップ21の穴部21aを切除した短辺部21cとすることにより、シンプルな形状にすることができ、左右ブレーキぺダル24L、24Rの基部を右ステップ21の下方のフレーム部に軸支し、湾曲している中途部を右ステップ21の短辺部21cの前側端部を前方に迂回しながら先端足踏み部を右ステップ21の上方に位置するようにすることにより、右ステップ21をシンプルな形状にしてコストの低減を図り、左右ブレーキぺダル24L,24Rの組立て作業を容易なものとすることができる。
次に、図5に基づきシートカバー22について説明する。
図5(A)に示すように、シートカバー22の左右シートカバー22a,22b及びシート前側カバー22cを樹脂により一体的に構成し、前側カバー22cの右前側方に右ステップ21を配置している。このように構成すると、シートカバー22の部品点数を減らすことができる。
図5(A)に示すように、シートカバー22の左右シートカバー22a,22b及びシート前側カバー22cを樹脂により一体的に構成し、前側カバー22cの右前側方に右ステップ21を配置している。このように構成すると、シートカバー22の部品点数を減らすことができる。
従来構成は、図5(B)に示すように、シートカバー22を左右シートカバー22a,22b及びシート前側カバー22c3部品に分割構成し、伝動方式やレバー構成の違いから、左シートカバー22aを2種類、右シートカバー22bを1種類、前側カバー22cを2種類と合計5部品とし、これら5部品を適宜組み合わせて、3型式を構成していた。
このような構成であると、生産時の部品管理が煩わしいという不具合があった。しかし、3型式毎に左右シートカバー22a,22b及びシート前側カバー22cを一体的に成形し、3部品とすることにより部品点数を少なくし、部品管理を容易にすることができる。
次に、図6に基づきシートカバー22の他の実施形態について説明する。
シートカバー22の左右シートカバー部22a,22b及びシート前側カバー部22cを、樹脂により一体的に構成し、操作レバー配設用の穴を複数の型式で共用化したり、あるいは、他の操作レバーと共用にして、一部品に統一しようとするものである。
シートカバー22の左右シートカバー部22a,22b及びシート前側カバー部22cを、樹脂により一体的に構成し、操作レバー配設用の穴を複数の型式で共用化したり、あるいは、他の操作レバーと共用にして、一部品に統一しようとするものである。
シートカバー22の左側部には、前後方向の第1操作穴22f(無段変速装置型式の中間PTOレバー、メカ伝動型式の後部PTO操作レバーを配設)、第2操作穴22g(2型式共に副変速レバーを配設)を並列して設けている。その前方にH型の第3操作穴22h(無段変速装置型式の前輪増速機構35操作用レバーを配設)を設け、後側部に第4操作穴22i(2型式共に駐車ブレーキレバーを配設)を設けている。
また、左右中間部の前側部には、第5操作穴22j(2型式共にシート取付用、ミッションケース12のオイル検油用穴)を設けている。また、右側の後側部に前後方向の第6操作穴22k(2型式共にフロントPTO軸の操作レバーを配設)、及び、第7操作穴22m(2型式共に作業機昇降レバー配設用)を設け、中間部に第8操作穴22nを設け、前側部に第9操作穴22p(無段変速装置型式の副変速レバー及び後部PTOレバー、並びに、メカ型式の前輪増速機構35操作用レバー、中間PTO軸操作用レバーを配設)、第10操作穴22r(2型式共用の後輪デフ機構の操作レバーを配設)を設けている。なお、左右中間部後側の22Sはシート取付け用の第11穴である。
前記構成によると、シートカバー22に2型式の共用したり、あるいは、他の操作レバー用に転用できる操作レバー設置用の穴を多数設けることにより、一部品にまとめることができ、部員点数を少なくし、コストの削減を図ることができる。
次に、図7に基づき燃料タンク41の取付構成について説明する。
車体フレームにはゴムマウント(図示省略)を介してエンジンEを振動自在に取り付け、車体フレームから立ち上げたハンドルポスト17に、ステアリングハンドル19を取り付け、ハンドルポスト17の前側部をハンドルカバー42により被覆している。ハンドルポスト17の前側上部を、車体フレーム側から立ち上げた計器板カバー43により覆い、計器板カバー43の上面に計器類を設け、計器板カバー43の前側部に燃料タンク41を取り付け、側面視で燃料タンク41の前側部が計器板カバー43から前側のエンジンE側に突出する突出部41aに構成し、突出部41aに供給口41bを設けている。
車体フレームにはゴムマウント(図示省略)を介してエンジンEを振動自在に取り付け、車体フレームから立ち上げたハンドルポスト17に、ステアリングハンドル19を取り付け、ハンドルポスト17の前側部をハンドルカバー42により被覆している。ハンドルポスト17の前側上部を、車体フレーム側から立ち上げた計器板カバー43により覆い、計器板カバー43の上面に計器類を設け、計器板カバー43の前側部に燃料タンク41を取り付け、側面視で燃料タンク41の前側部が計器板カバー43から前側のエンジンE側に突出する突出部41aに構成し、突出部41aに供給口41bを設けている。
また、ハンドルポスト17の前方に近接配置されているエンジンEの後側上部に、燃料タンクカバー44を取り付けて、燃料タンク41の前側部を被覆している。そして、燃料タンクカバー44と燃料タンク41の前面部との間に、断熱性のインシュレータ45を隙間がないように配設し、燃料タンク41と計器板カバー43との間にも、同様にインシュレータ45を配設している。
車体フレームにゴムマウントされたエンジンEと車体フレームから立ち上げた支持部材との間に燃料タンク41を隣接配置する場合には、振動の際に互いに干渉しないように十分な隙間を開けて配置する必要がある。しかし、小型のトラクタではその隙間を十分確保できない場合がある。
しかし、前記構成によると、エンジンEの振動性を損なわずに、燃料タンク41をエンジンEに近接して配置することができる。
次に、図8に基づきトラクタTのフロア20及び左右ステップ21,21の取付構成について説明する。
次に、図8に基づきトラクタTのフロア20及び左右ステップ21,21の取付構成について説明する。
ミッションケース12の上部をフロア20で覆い、ミッションケース12から左右両側に延出した支持部(図示省略)に、左右ステップ21,21の中央寄りを、ボルト・ナット46,46、ゴムマウント46a,46aにより取り付けている。そして、、ミッションケース12側に左右ストッパ48,48を設け、左右ステップ21,21の内側端部に取り付けた弾性片47,47を内側に延出し、左右ストッパ48,48の下方に対向配置している。
前記構成によると、左右ステップ21,21の左右両側部にオペレータが乗っても、弾性片47,47と左右ストッパ48,48により左右ステップ21,21の捩じれを防止し、強固に支持することができる。
次に、図9及び図10に基づきフェンダ23部に設けるレバー構成について説明する。
操縦席2の左右両側に左右フェンダ23,23を配設し、左右後輪1F,1Rを被覆し、この左右フェンダ23,23を、後輪1R,1Rを覆う左右フェンダ部23a,23b(右フェンダは図示省略)と、左右フェンダ部23a,23bの前側下部を連結する左右方向に沿った前側フレーム部23dと、左右フェンダ部23a,23bの後部側部を連結する後側フレーム部23eと、後側フレーム部23eの下端部から下方に延出している後側板部23fにより構成されている。
操縦席2の左右両側に左右フェンダ23,23を配設し、左右後輪1F,1Rを被覆し、この左右フェンダ23,23を、後輪1R,1Rを覆う左右フェンダ部23a,23b(右フェンダは図示省略)と、左右フェンダ部23a,23bの前側下部を連結する左右方向に沿った前側フレーム部23dと、左右フェンダ部23a,23bの後部側部を連結する後側フレーム部23eと、後側フレーム部23eの下端部から下方に延出している後側板部23fにより構成されている。
また、左フェンダ23と前記シートカバー22との間隔部下方には、前記リフトアーム14上下回動用の作業機昇降レバー51、前記無段変速装置HSTの出力回転数調整用の主変速レバー52、及び、前記副変速装置32変速用の副変速レバー53を設け、これらレバー51,52,52の上側部の操作部を、左フェンダ23の操作溝23g,23h,23iを通して上方に延出している。
左フェンダ部23aの後輪1Rの内側面に沿って設けられている内側面23a1を、下側ほど中央寄りになる傾斜面に構成し、内側面23a1の後側端部傾斜面23a2を左側後方に向けて傾斜させて、外側端部が後側板部23fの左側端縁に接続する傾斜面に構成している。また、内側面23a1の前側端部傾斜面23a3を前側フレーム部23dの左側端部後側部に接合するように、左前側に向けて傾斜した傾斜面に構成している。
そして、左フェンダ部23aの内側面23a1、後側端部傾斜面23a2及び前側端部傾斜面23a3の外側面に沿わせて、ゴムあるいは板金製のシールカバー54を設けている。
前記構成によると、左フェンダ部23aを、内側面23a1、後側端部傾斜面23a2及び前側端部傾斜面23a3により、側面視でシンプルな形状とすることができ、それに対向して沿わせて設けるシールカバー54の形状をシンプルなものとすることができ、コストを低減することができる。
また、左フェンダ23の左フェンダ部23aを、正面視で下側ほど中央寄りに傾斜する傾斜面に構成しているので、左側フェンダ23と後輪1Rとの間に、下側ほど広い空間を形成することができ、レバー51,52,53の配置の自由度を高めることができる。また、レバーの形状をシンプルなものとすることができ、一部材でレバーを構成することができ、コストの低減を図ることができる。
次に、図11に基づき、トラクタTの伝動構成の他の実施形態について説明する。
エンジンEの回転動力を、主クラッチ56、伝動軸57を経て無段変速装置HSTの油圧ポンプ31aの入力軸31fに伝達している。そして、伝動軸57と入力軸31fを接続するにあたり、伝動軸57の筒状部57aと入力軸31fとをスプライン嵌合して接続すると共に、筒状部57aの底部と入力軸31fとの間に空間部57bを形成してグリースを注入し、筒状体57aの端部にoリング58を装着し閉鎖ている。前記構成によると、伝動軸57と入力軸31fのスプライン部におけるグリース潤滑の耐久性を高めることができる。
エンジンEの回転動力を、主クラッチ56、伝動軸57を経て無段変速装置HSTの油圧ポンプ31aの入力軸31fに伝達している。そして、伝動軸57と入力軸31fを接続するにあたり、伝動軸57の筒状部57aと入力軸31fとをスプライン嵌合して接続すると共に、筒状部57aの底部と入力軸31fとの間に空間部57bを形成してグリースを注入し、筒状体57aの端部にoリング58を装着し閉鎖ている。前記構成によると、伝動軸57と入力軸31fのスプライン部におけるグリース潤滑の耐久性を高めることができる。
また、図12に示すように構成してもよい。伝動軸57の端部に短いスプライン部を、入力軸31fの端部に長いスプライン部をそれぞれ形成し、これらのスプラインぷ部と連結筒体59をスプライン嵌合して接合している。前記構成によると、連結筒体59は伝動軸57の短いスプライン、及び、入力軸31fの長いスプラインに嵌合しているので、伝動軸57側のスプライン部の摩耗が早くなり、コストの高い無段変速装置HSTの入力軸31fをそのままにして、安価な伝動軸57を交換すればよく、コストの低減を図ることができる。
また、図13に示すように構成してもよい。伝動軸57のスプライン部と入力軸31fのスプライン部に、連結筒体59をスプライン嵌合し、連結筒体59の内部には伝動軸57と入力軸31fとの端部に空間部59aを形成し、この空間部にグリースを貯めておき、連結筒体59の両端部にoリング58,58を装着し閉鎖し、連結筒体59と軸57、31fとをスプリングピン60,60により連結する。前記構成によると、グリース潤滑の耐久性を高めることができる。
次に、図14及び図15に基づき左右前輪1F,1Fの操舵構成について説明する。
ミッションケース12の前側部から左右両側に延出している左右フロントアクスルケース61,61には、左右前輪支持ケース62,62を縦軸回りに左右回動自在に支架し、左右前輪支持ケース62,62に前輪1f,1Fを支架している。ミッションケース12に一体構成しているフレーム63には、左右方向に沿うように前輪操舵シリンダ64を取り付け、前記ステアリングハンドル19の操舵操作により、ステアリング制御弁65が切り替えられて、左右ホース66,66を経由して前輪操舵シリンダ64に油圧が送られて、左右伸縮ロッド64a,64aが関連的に伸縮し、左右中間ロッド67,67を介して左右前輪支持ケース62,62が操舵回動される構成である。
ミッションケース12の前側部から左右両側に延出している左右フロントアクスルケース61,61には、左右前輪支持ケース62,62を縦軸回りに左右回動自在に支架し、左右前輪支持ケース62,62に前輪1f,1Fを支架している。ミッションケース12に一体構成しているフレーム63には、左右方向に沿うように前輪操舵シリンダ64を取り付け、前記ステアリングハンドル19の操舵操作により、ステアリング制御弁65が切り替えられて、左右ホース66,66を経由して前輪操舵シリンダ64に油圧が送られて、左右伸縮ロッド64a,64aが関連的に伸縮し、左右中間ロッド67,67を介して左右前輪支持ケース62,62が操舵回動される構成である。
そして、左右フロントアクスルケース61,61の左右端部には縦軸回りに左右前輪支持ケース62,62が回動自在に支架されていて、前輪操舵シリンダ64の伸縮する左右ロッド64a,64aと左右前輪支持ケース62,62のアーム部62a,62aとの間を、伸縮調節自在の中間ロッド67,67により連結している。また、左右前輪支持ケース62,62のアーム部62a,62aの反対側に切れ角調節ボルト68,68を、突出長さ調節自在に取り付け、切れ角調節ボルト68,68の頭部が左右フロントアクスルケース61,61に当接すると、前輪1F,1Fの切れ角が停止し規制されるように構成している。
前記構成によると、前輪1F,1Fに近い左右前輪支持ケース62,62に切れ角調整ボルト68,68を取り付けたので、切れ角を正確に調整することができる。
次に、図16及び図17に基づき三点リンク機構16部について説明する。
次に、図16及び図17に基づき三点リンク機構16部について説明する。
機体フレーム63の後側部には、上部リンク13aと左右下部リンク13b,13bからなる三点リンク機構16を設けている。また、機体フレーム63の後側部から左右ブラケット71,71を後斜め上方に立ち上げ、左右ブラケット71,71に取り付けられている断面コ字型の左右取付体72,72に、ボルト・ナットで左右取付アーム73,73を取り付けている。取付アーム73,73には、長さ調節自在のチエン74,74の前側端部を枢支連結し、チエン74,74の後側端部を左右下部リンク13b,13bの前後中間部に枢支連結し、左右下部リンク13b,13bの横揺れを規制している。
前記構成によると、チエン74の支持部材を取付体72と取付アーム73に分割構成しているので、摩耗した場合にも、摩耗のひどい取付アーム73部だけを交換すればよく、コストの低減を図ることができる。
次に、図18に基づき前輪支持ケース62について説明する。
ミッションケース12の前側部から左右両側に延出している左右フロントアクスルケース61,61には、左右前輪支持ケース62,62を縦軸回りに左右回動自在に支架している。左右前輪支持ケース62,62には縦軸芯に沿うように前輪伝動軸76,76を軸架し、左右フロントアクスルケース61,61内の伝動軸、ギヤ(図示省略)を経由して動力を伝達している。また、左右前輪支持ケース62,62の左右両側部に開口部62aを構成し、この開口部62aを閉鎖するように前輪支持体77,77を取り付け、前輪1F,1Fを支架しているている。
ミッションケース12の前側部から左右両側に延出している左右フロントアクスルケース61,61には、左右前輪支持ケース62,62を縦軸回りに左右回動自在に支架している。左右前輪支持ケース62,62には縦軸芯に沿うように前輪伝動軸76,76を軸架し、左右フロントアクスルケース61,61内の伝動軸、ギヤ(図示省略)を経由して動力を伝達している。また、左右前輪支持ケース62,62の左右両側部に開口部62aを構成し、この開口部62aを閉鎖するように前輪支持体77,77を取り付け、前輪1F,1Fを支架しているている。
また、前輪支持ケース62,62には、左右両側部に開口部62aを設けると共に、底部62bを有する構成とし、底部62b及び上下中間部に配設したベアリング78,78により前輪伝動軸76,76を支架している。そして、前輪伝動軸76,76の下部のギヤG1から前輪軸側のギヤG2を経由して前輪1F,1Fに動力を伝達している。
従来装置は、前輪支持ケース62,62の左右両側部に開口部62aを設けると共に、底部を開口状態に構成し、別部材の薄い鉄板製の底板で閉鎖し、C型止め輪で固定していた。従って、組立て作業が煩雑となり、前輪支持ケース62の底板部分に石などを巻き込み破損したり、油漏れの原因ともなっていた。
また、前輪伝動軸76,76とギヤG1とを別個に構成し、スプライン嵌合して一体化していた。従って、組立て時にスプラインのがたにより伝動がたが発生し、歯当たり面にたおれが発生するという不具合があった。
しかし、前記構成によると、このような不具合を解消することができる。
2 操縦席
21 ステップ
22 シートカバー
22f〜22r 操作レバーの配設用穴
24L 左ブレーキぺダル
24R 右ブレーキぺダル
21 ステップ
22 シートカバー
22f〜22r 操作レバーの配設用穴
24L 左ブレーキぺダル
24R 右ブレーキぺダル
Claims (1)
- 操縦席(2)に着座するオペレータの足を置く平面状のステップ(21)を設け、該ステップ(21)の下方部位に左右方向の軸により左右ブレーキぺダル(24L,24R)の基部を軸支し、前記ステップ(21)の前側部を前方に長く突出している長辺部(21b)と短く突出している短辺部(21c)とで構成し、前記左右ブレーキぺダル(24L,24R)を側面視で湾曲している中途部をステップ(21)の前記短辺部(21c)の前方を迂回して先端足踏み部を右ステップ(21)の上方まで延出したことを特徴とする作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007222865A JP2009051476A (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007222865A JP2009051476A (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 作業車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009051476A true JP2009051476A (ja) | 2009-03-12 |
Family
ID=40502939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007222865A Pending JP2009051476A (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 作業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009051476A (ja) |
-
2007
- 2007-08-29 JP JP2007222865A patent/JP2009051476A/ja active Pending
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