JP2009049923A - 通信媒体選定装置、通信媒体選定方法および通信媒体選定プログラム - Google Patents

通信媒体選定装置、通信媒体選定方法および通信媒体選定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 通信局内の通信媒体群における任意の経路を選定する際に、PONサービスやWDMサービスを考慮した選定を可能にする。
【解決手段】 通信局内の通信媒体を選定する通信媒体選定装置において、通信局内の通信媒体の性質を記憶する通信媒体基本情報記憶部と、通信局内の各通信媒体の使用状況および状態を記憶する通信媒体構成記憶部と、通信媒体群の任意の2点間端子およびサービス提供条件の指定を受け、通信媒体構成記憶部に記憶された各通信媒体の使用状況および状態と、通信媒体基本情報記憶部に記憶された各通信媒体の性質に基づき、指定された通信媒体群の任意の2点間端子を接続可能な経路候補を決定する経路探索処理部と、経路探索処理部で決定した経路候補の中から選ばれた経路を記憶する通信媒体経路予約記憶部と、上記各部の制御を行う制御部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商用目的で使用する通信局内における通信媒体の選定技術に関する。特に、敷設された通信媒体を選定する通信媒体選定装置、通信媒体選定方法および通信媒体選定プログラムに関する。
図25は、通信局内の通信媒体の構成およびサービス特性を示す。通信局内の通信媒体は、大きく分けて架(配線架、中間架)と、所内装置と、それらを接続するケーブルからなる。中間架は、配線架と所内装置の間に位置する。配線架は、試験光を遮断するための片端アダプタを備える。中間架は、配線架と中間架との間のケーブルと、中間架と所内装置との間のケーブルを中継するための中継アダプタや、光信号を複数に分岐するための分岐機器(SP:Splitter)を備える。また、所内装置は、光サービスを提供するための装置端子(パッケージ(PKG))を備える。
(通信局内における通信媒体のサービス特性について)
まず、通信媒体選定の従来技術について説明する前に、通信局内における通信媒体のサービス特性について説明する。通信局内では、主にサービス種別として3つのパターンが存在する。
図25(b) は、直収方式(SS:Single Star)のサービスの形態を示す。始点(ユーザ側)から終点(所内装置側)までの間は1対1の関係が維持され、1つの始点に対して必ず終点が1つ存在する形態をとる。この場合は、通信局内の通信媒体は、常に他のユーザによって占有されていない心線・端子などの媒体が選定される。
図25(c) は、多分岐方式(PON:Passive Optical Network)のサービスの形態を示す。始点(ユーザ側)から終点(所内装置側)までの間はn対1の関係が成り立つ。これは、終点である所内装置側から発せられる光信号を途中のSPまで1本のファイバを複数のユーザで共有する形式であるため、SPまでは1つの心線・端子であり、SP以降は複数の心線・端子にてサービスが提供される。本サービスの特徴として、最初のユーザの選定の場合は、SSサービスと同様に、通信局内の通信媒体は常に他のユーザによって占有されていない空き心線・端子などの媒体が選定対象となる。しかし、次のユーザに対する同一サービスでの選定の場合は、装置からSPまでの心線・端子はすべて占有状態(接続済み)であり、SPで出力側(ユーザ側)に空き端子が存在すれば開通可能となる。
図25(d) は、波長多重方式(WDM:Wavelength Division Multiplexing) のサービスの形態を示す。始点(ユーザ側)から終点(所内装置側)までの間がn対mの関係が成り立つ。これは終点である所内装置側が複数あり、それぞれから独立した信号が発せられ、光信号を途中の波長多重用のSPで波長多重し、さらにPONサービスと同様に光信号を分岐して複数のユーザで共有する。これは、終点である複数の所内装置から発せられた光信号を1つのSPに収容し、SPまで共有する形式であるため、SPまでは複数の心線・端子にてサービスが提供される。本サービスの特徴として、1端子目(波長1)の設備選定を実施後、選定が成功したのを確認して再び2端子目(波長2)の選定を実施する必要があるため、選定処理は2回発生する。
また、1ユーザ目の選定の場合はSSサービスと同様に、通信局内の通信媒体は常に他のユーザによって占有されていない空き心線・端子などの媒体が選定対象となる。しかし、2ユーザ目の同一サービスでの選定の場合は、所内装置からSPまでの心線・端子は全て占有状態(接続済み)であり、SPの出力側に空き端子が存在すれば開通可能となる。また、PONサービスとの違いとして、波長多重の場合はSPの装置側端子が複数存在するため、1端子目(波長1)で選定が成功しても2端子目(波長2)で設備がない場合は選定を実行できない。このため、1端子目(波長1)の選定成功後、該当する波長多重用のSPの情報を保持しつつ、再度2端子目(波長2)の選定を実施する必要がある。
(通信局内における選定媒体の特性について)
通信局内の通信媒体を選定するためには、通信局内の通信媒体群における任意の2点間端子の経路(ケーブルと配線架または所内装置の繋がり)を探索する上に、その経路を形成する心線、アダプタ端子、多分岐・波長多重アダプタ端子まで探索する必要がある。また、通信局内の通信媒体群における任意の2点間端子の経路を選定するには、サービス提供条件、設備条件、通信媒体の構成品の使用状況および状態、損失(接続点)/接続作業点数を考慮した経路を選定しなければならない。
ここで、サービス提供条件とは、通信方式および光分岐数、通信波長、試験波長、コネクタ反射特性(光学的特性)、光伝送モード、必要媒体数、使用予定日/廃止予定日である。設備条件とは、ケーブル心線に取り付けられているコネクタとアダプタ端子の形状であり、両者の形状が同じでなければ接続できない。通信媒体の構成品の使用状況とは、サービスを提供する際に各通信媒体の空き設備(サービスに使用されていない設備)を使用するため、通信媒体の空き設備状態をここでは使用状況としている。通信媒体の構成品の状態とは、各通信媒体がサービスに使用できるか否かを判断するものであり、その状態には「良設備で使用中」、「良設備で空き設備」、「不良設備」、「良設備(空き)で予約済み」、「良設備(使用中)で予約済み」があり、サービス提供時の通信媒体に選定をする際には、「良設備で空き設備」を選定して「良設備(空き)で予約済み」へ変更し、さらにサービス提供開始後に「良設備で使用中」へ変更する。また、サービス廃止時の選定をする際には、「良設備で使用中」を「良設備(使用中)で予約済み」へ変更し、さらにサービス廃止後に「良設備で空き設備」へ変更する。通信媒体群は2点間端子の経路を構成する際に、通信媒体同士をコネクタ等で接続しなければならない。そのため、2点間に接続点が多いほど通信の損失が大きくなり、またその接続点では接続作業が発生することから、通信媒体の経路を構成する際には接続点が少ないほど品質がよく、作業性がよいことになる。
そのため、通信局内の通信媒体選定の場合は、上記に示したサービス提供条件、設備条件、通信媒体の構成品の使用状況および状態、損失(接続点)/接続作業点数を考慮した経路選定を実施しようとすると、心線ルートのパターンが無数に存在する。特に、昨今の技術進歩に伴い提供サービス形態(SS、PON、WDM)も複雑化し、1ユーザ目か2ユーザ目でさらに選定方針が変わるため、すべての条件を網羅した設備選定を実施するためには莫大な労力を要する。よって、通信局内の通信媒体選定では、任意の2点間端子の経路を選定する通信媒体選定手法に加えて、PONサービスはWDMサービスを加味した選定を効率的に実施する必要がある。
ただし、上記の選定を行うと、ケーブル数が数千本、架数が数十個、装置数が数十個となり、選定時の始点から終点のルート候補は億の単位になる。したがって、ルート選定を効率よく行い、いかに最適に近いルート選定結果を得られるかが課題となる。
(従来技術1)
2点間の径路探索方法については、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載の鉄道乗換ナビゲーションやカーナビゲーションにあるような径路探索(選定)手法がある。
これらのナビゲーションは、ダイクストラ法等で時間、距離または運賃を比較しながら径路探索する。通信局内の通信媒体群の設備選定においても2点間端子の径路探索を行うが、図25に示すように、通信局内の通信媒体群は、ケーブルとそのケーブルを収容するラックと所内装置である。さらに、ケーブルは複数の心線、ケーブルラック、所内装置は複数のアダプタ端子で構成されるため、2点間端子の径路だけでなく、さらにその径路の中のどの心線、どのアダプタ端子を使用するかを選定する必要がある。その際に、各心線およびアダプタ端子の使用状況(接続の有無)と状態(使用可能であるか)を判断しなければならない。したがって、最適径路であっても使用できる心線、アダプタ端子がなければその径路は使用できないことになり、その径路を構成するそれぞれの通信媒体の使用状況および状態を考慮した選定をしなければならない。
上記の従来技術の一般的な例として、旅客鉄道業界が採用している径路選定技術として、始点から終点までの駅間の最適なルートを選定する技術があり、始点〜終点までの間に存在する駅の情報と、その駅間の費用・時間の情報から、始点〜終点の間の全径路に対して時間軸・費用軸から評価を行い、利用者へ結果を表示する機能がある。しかし、この技術を通信設備に適用する場合、媒体(鉄道では線路)がケーブル・架となり、選定対象物(鉄道では電車)がサービス信号となる。
また、上記の従来技術の他の径路選定技術の例として、航空業界が採用している径路選定技術がある。始点から終点までの径路を選定する際に、ダイレクトに一つの航空会社を利用していく場合と、いくつかの航空会社を利用して目的地にいく場合とがある。複数の航空会社を利用して目的地にいく場合、空港間の航空会社毎の搭乗時間・到着時間・フライト時間・費用等の情報を保持し、いくつかの空港を経由して目的地に行く場合でも、各社の情報を加味して空港間を結ぶ始点〜終点の間の全径路に対して時間軸・費用軸から評価を行い、利用者へ結果を表示する機能がある。また、各社の連係情報を加味して、複数の航空会社をまたがる場合において、その組み合わせを加味しての径路選定方法が存在する。
しかし、上記の従来技術を通信設備に適用する場合、多分岐サービスのように一つのサービスをすでに他のユーザが利用済みであり、2端子目に空き設備が存在する場合に、2人目のユーザはその端子を利用してサービスを受けるということが通信設備の場合には存在する。しかし、装置から分岐する媒体までの設備上の利用状態は使用中設備であるため、上記径路選定技術を利用しようとした場合には利用中の設備を更に利用するという概念が必要になる。このような利用中の設備であっても、利用可能か否かを加味していない点が異なる。
また、上記従来技術では、一つの装置から送信される信号を複数に分岐する多分岐系サービスと、複数の装置から送信される信号を集約し、多分岐する波長多重系サービスとを選定することができないことと、利用中の設備を加味しての空き設備の選定という概念がないという点で、通信局内における通信媒体選定技術とは目的が違い、対象とする分野も明確に異なる。
また、上記従来技術と通信媒体選定では前提が異なる。上記従来技術の場合、駅と駅、空港と空港までのコストが予め分かっているのに対して、通信媒体選定の場合は地点間でコストが不明であり、経路選定するときは地点間のルートを構成する媒体を組み合わせてみないとコストが分からない。すなわち、通信局内における通信媒体選定は媒体ルートの確立と、細部の心線ルートの確立が必要になる。
さらに、昨今の技術革新で配送業界が採用している径路選定技術として、GPS装置をトラックなどの運送媒体に取り付け、その位置情報を衛星にて把握し、管理することに加え、道路の混雑状態をリアルタイムに取得し、運送媒体のその時点の位置と目的地の情報と、道路情報から、最適な径路選択をする径路選定方法が存在する。しかし、上記技術を通信設備に適用する場合、多分岐や波長多重などの特質に加え、設備の占有性について考慮されていない。上記の技術は径路の利用状況(混雑状況)を加味し、より混雑の少ない径路を優先して選定するが、通信設備の場合には多分岐サービスのように、一人のユーザが既に利用しているルートを加味して二人目のユーザを選定する必要があるということから、上記技術の利用状況を加味した技術は、利用者の上に更に利用者が乗るというような特性を加味しておらず、通信設備の径路選定技術としては適していない。
(従来技術2)
通信局内の通信媒体のような受動的構成部品を管理・運用するシステムとしては、例えば、特許文献4に記載されたものがある。上記に記載されたコンピュータソフトウェアの処理手順に従うことで、受動的構成品群の設計から工事、撤去に至る一連の運用方法が確立されている。その一連の運用方法には、受動的構成品群の自動選定も含まれているが、通信局内の通信媒体群においては、単純に径路を構成する受動的構成品群のつながりだけで径路を選定することができない。なぜならば、サービスに応じた通信方式および光分岐数、通信波長、試験波長、作業性、使用予定日、廃止予定日等の条件のもとで通信局内の通信媒体の径路を選定しなければならない。
また、上記に述べたように、通信局内の通信媒体選定には、波長多重サービスや多分岐サービスを選定することを加味しなければいけないが、上記の従来技術では、能動的構成品からなる設備の設計から運用に至る一連の流れの中で実際の設備、構成品のつながりとデータベースの整合を図ること、および、正確なデータベースを基盤として、設備運用の効率化を実現する自動選定が可能となるという定義のみであるため、上記特質を加味していない点で、通信媒体選定が対象とする分野とは明確に異なる。
(従来技術3)
また、類似する技術分野の一つとして、例えば、特許文献5における選定技術がある。しかし、この技術は、対象となる技術範囲が主に通信局外における設備を対象としており、特殊な設備構造(テープ構造)を持つ所外通信媒体の構成や特質および需要管理のための配線ブロックなどの観点を加味した上での該配線ブロックおよび該配線ブロックに隣接する配線ブロックから通信媒体の選定を実施するものである。上記の従来技術は波長多重サービスや多分岐サービスを選定することを加味しておらず、所内通信設備選定を効率的に実施する上で必要と考えるつながり検索やケーブルルートおよび心線ルートの探索機能も加味していないと言う点で、通信媒体選定が対象とする分野とは明確に異なる。
(従来技術4)
また、類似する通信媒体の管理対象範囲内での技術分野の一つとして、特許文献6や特許文献7の技術がある。しかし、上記技術は、対象とする通信媒体が通信局内とする部分で同一であるが、あくまでも通信媒体を管理する一手法であり、通信局内の設備の効率的で迅速かつ正確な管理および回線設計、現物照合を目的としたものである。また、効率的な配線作業を行うための配線管理システムにおける技術であるため、設備管理の確立を基盤として、設備選定において実施する上で必要と考える選定処理部分については加味されておらず、所内通信設備選定を効率的に実施する上で必要と考えるつながり検索やケーブルルートおよび心線ルートの探索機能も加味していないと言う点で、通信媒体選定が対象とする分野とは明確に異なる。
(従来技術5)
また、類似する通信媒体選定での従来技術として、特許文献8の技術がある。本従来技術は、選定対象区間の全検索を行った結果に基づいて通信媒体を選定するものであった。
特開平10−134108号公報 特開平09−161105号公報 特開平09−257503号公報 特開2001−142952号公報 特開2000−332893号公報 特開2000−069106号公報 特開平11−031178号公報 特開2005−006180号公報
通信局内の通信媒体選定において、経路選定の条件のパターンが無数に存在することを考慮し、かつ各種提供サービス形態(SS、PON、WDM)へも対応した経路選定を行うには、例えば次のような課題がある。
通信局内の通信媒体群における任意の2点間端子の経路間に光信号を複数の心線に分岐し、ユーザへサービスを提供するPONサービスについて考慮する必要がある。このPONサービスは通信局内における特徴的な手法であり、PON用の機器を使って一つの心線を複数のユーザで共用可能となる。すなわち、装置から分岐機器までが使用中であるが、分岐機器の出力側となる端子は他のユーザで利用可能という概念に基づき、2点間端子の経路選定を行う必要がある。しかし、通信局内で分岐するサービスを意識した選定技術がないため、PONサービスの1ユーザ目を手作業で選定しても、複数の多分岐機器を通過する場合の選定では選定ルートのパターンが膨大に発生し、手作業では困難になる。
一方、従来技術5は全探索のため、従来技術5を用いても、全心線のパターンの中から作業者が選定するのに莫大な労力と時間がかかる問題があった。すなわち、膨大な心線ルート候補の中から、より最適なルートを最速で抽出する基準が存在していなかった。
本発明は、通信局内の通信媒体群における任意の経路を選定する際に、PONサービスやWDMサービスを考慮した選定を可能にする通信媒体選定装置、通信媒体選定方法および通信媒体選定プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明は、通信局内の通信媒体を選定する通信媒体選定装置において、通信局内の通信媒体の性質を記憶する通信媒体基本情報記憶部と、通信局内の各通信媒体の使用状況および状態を記憶する通信媒体構成記憶部と、通信媒体群の任意の2点間端子およびサービス提供条件の指定を受け、通信媒体構成記憶部に記憶された各通信媒体の使用状況および状態と、通信媒体基本情報記憶部に記憶された各通信媒体の性質に基づき、指定された通信媒体群の任意の2点間端子を接続可能な経路候補を決定する経路探索処理部と、経路探索処理部で決定した経路候補の中から選ばれた経路を記憶する通信媒体経路予約記憶部と、上記各部の制御を行う制御部とを備える。
経路探索処理部は、選定条件を設定し、その条件が正しいか否かを判断する選定条件部と、選定する装置端子が複数であるときに優先順位をつける装置端子優先探索部と、選定候補となる心線ルートの探索量を低減し、サービス提供条件に対して選定可能となるように検索するつながり検索部と、2点間(始点〜終点)のケーブル、配線架、所内装置間のルートを探索するケーブルルート探索部と、複数のケーブルルートに優先順位をつけて並び替えるケーブルルート並び替え部と、ケーブルルート探索部で探索されたケーブルルートから、選定条件に基づきそのケーブルルートを構成する心線、アダプタ端子のルートを探索する心線ルート探索部と、心線ルート探索部で探索された心線ルートを記憶する記憶部と、ユーザの指定したサービスが波長多重であれば、ケーブルルート探索部、ケーブルルート並び替え部、心線ルート探索部を介して波長多重ルートを選定する波長多重ルート探索部とを備える。
第2の発明は、通信媒体群の任意の2点間端子およびサービス提供条件の指定を受け、通信媒体構成記憶部に記憶された各通信媒体の使用状況および状態と、通信媒体基本情報記憶部に記憶された各通信媒体の性質に基づき、指定された通信媒体群の任意の2点間端子を接続可能な経路候補を決定し、通信局内の通信媒体を選定する通信媒体選定方法において、選定条件を設定し、その条件が正しいか否かを判断する選定条件判断手順と、選定する装置端子が複数であるときに優先順位をつける装置端子優先探索手順と、選定候補となる心線ルートの探索量を低減し、サービス提供条件に対して選定可能となるように検索するつながり検索手順と、2点間(始点〜終点)のケーブル、配線架、所内装置間のルートを探索するケーブルルート探索手順と、複数のケーブルルートに優先順位をつけて並び替えるケーブルルートの並び替え手順と、ケーブルルート探索手順で探索されたケーブルルートから、選定条件に基づきそのケーブルルートを構成する心線、アダプタ端子のルートを探索する心線ルート探索手順と、心線ルート探索部で探索された心線ルートを記憶する記憶手順と、ユーザの指定したサービスが波長多重であれば、ケーブルルート探索部、ケーブルルート並び替え部、心線ルート探索部を介して波長多重ルートを選定する波長多重ルート探索手順とを有する。
装置端子優先探索手順は、選定内容を確認し、手動設定のときはつながり検索手順に移行し、自動設定のときはサービスと適合する装置端子種別と一致する装置端子をすべて抽出する手順と、配線架の場所を考慮し、装置端子単位に優先順位を設定する手順と、優先順位順に装置端子をソーティングして若番から順番に設定ロジックに配線架・装置端子の選定条件を渡し、装置端子を取得する手順と、選定候補の有無を判断し、選定候補なしの場合には選定エラーとし、選定候補ありの場合にはつながり検索手順に移行する手順とを有する。
つながり検索手順は、サービス方式を確認し、波長多重方式のときにはサービス種別を確認し、映像系方式の場合は波長多重サービスの選定手順<映像系のみ選定依頼>になり、音声系+映像系方式の場合は波長多重サービスの選定手順<音声系+映像系同時選定依頼>になる手順と、サービス方式を確認し、直収、多分岐方式のときは所内装置の端子を取得する手順と、端子の有無を確認し、有りの場合に下部側の接続先を取得する手順と、端子の有無を確認し、無しの場合に接続先を確認し、心線または分岐機器出力コードのときは上部側のアダプタ端子を取得する手順と、接続先を確認し、アダプタのときは過去の構成検索NGルートと同質か否かを比較し、同質の場合は所内装置の端子の取得する手順に戻り、異質の場合は選定基準点を当該物品の端子に更新し、ケーブルルート探索手順に移行する手順とを有する。
ケーブルルート探索手順は、片端アダプタのサービス条件を確認し、片端アダプタではない場合(NG)は選定エラーとし。片端アダプタである場合(OK)は配線架の上部側のケーブルを取得する手順と、サービス条件を確認し、NGの場合は他ルート候補を探索し、他ルート候補がある場合は次のケーブルを確認して配線架の上部側のケーブルの取得手順に戻り、他ルート候補がない場合は選定エラーとする手順と、サービス条件を確認し、OKの場合はケーブルの上部側架を確認し、それが中間架であれば同一架間に複数ケーブルがあれば統合し、上部側架を基準にしてルートの探索を行い、配線架の上部側のケーブルの取得手順に戻る手順と、ケーブルの上部側架の確認結果が選定基準点を含む架または装置であれば、経由架数が所定数a以内か否かを判断し、a以内の場合は経由架数を計算し、ケーブルルートとして保持する手順と、ケーブルの上部側架の確認結果がそれ以外の場合、あるいは経由架数がaを超える場合は、ケーブルルートから除外し、他ルート候補を探索する手順と、ケーブルルートとして保持した後、他ルート候補の有無を確認し、有りの場合は次のケーブルを確認し、無しの場合は保持しているルートの有無を確認し、保持しているルートが無しの場合は選定エラーとし、有りの場合はケーブルルートの並び替え手順に移行する手順とを有する。
ケーブルルートの並び替え手順は、ある架から選定目的架までのケーブルルートを取得する手順と、取得したケーブルルートと比較経験ルートの中で最小経由架数のルートとを比較し、最小経由架のルートが大きいときにケーブルルートの並び替えを行う手順と、他のケーブルルート候補があるか否かを判断し、他のケーブルルート候補が有りの場合は再度ある架から選定目的架までのケーブルルートの取得手順に戻り、無しの場合は心線ルート探索手順に移行する手順とを有する。
心線ルート探索手順は、上部(所内)側の接続の有無を確認し、接続無しのときに次の物品の候補を探索し、選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達している場合には第1のサービス条件適合を判断し、サービス条件適合の場合に選定完了となり、選定基準点に到達してもサービス条件不適合の場合は、詳細な検索を実施するための処理に移行する手順と、選定基準点に到達しない場合は、分岐機器の通過の有無を確認し、無しの場合は分岐機器通過状況を確認し、未接続であれば分岐機器を探索する分岐機器探索処理Aに移行する手順と、分岐機器の通過が有りの場合、または分岐機器通過状況が接続済みの場合は、ケーブルに接続可否を判断し、接続可の場合はケーブルを探索するケーブル検索処理Bに移行する手順と、ケーブルに接続不可の場合は、アダプタ間接続用ケーブルに接続可否を判断し、接続可の場合はアダプタ間接続用ケーブルを探索するアダプタ間接続用ケーブル検索処理Cに移行する手順と、アダプタ間接続用ケーブルに接続不可の場合は、中継アダプタに接続可否を判断し、接続可の場合は中継アダプタを探索する中継アダプタ検索処理Dに移行し、中継アダプタに接続不可の場合は、心線ルート探索手順の最初に戻る手順と、上部(所内)側の接続の有無を確認し、接続有りのときに接続済先の物品を取得して第2のサービス条件適合を判断し、サービス条件不適合の場合は、詳細な検索を実施するための処理に移行する手順と、第2のサービス条件適合の場合は、選定基準点到達の可否を確認し、到達可の場合は選定完了となり、到達不可の場合は心線ルート探索手順の最初に戻る手順と、第1および第2のサービス条件不適合の場合に移行する詳細な検索を実施するための処理として、選定対象外ルートとして他のルート候補の有無を判断し、有りの場合はサービス条件不適合となった物品の下部側の未接続物品まで戻って候補を探索し、心線ルート探索手順の最初に戻り、他のルート候補が無しの場合は選定エラーとして処理する手順とを有する。
分岐機器探索処理Aは、入力側接続済みの分岐機器をケーブルの優先順で若番から検索し、検索不可の場合は心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達の場合は第1のサービス条件適合の判断に戻る手順と、選定基準点に到達不可の場合は入力側未接続の分岐機器の最若番を検索し、検索不可の場合は心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達の場合は第1のサービス条件適合の判断に戻り、到達不可の場合は心線ルート探索手順に戻る手順とを有する。
ケーブル検索処理Bは、優先度の高いケーブルから検索し、検索不可の場合は心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、到達不可の場合は心線ルート探索手順に戻り、選定基準点に到達している場合は第1のサービス条件適合の判断に戻り、到達不可の場合は心線ルート探索手順に戻る手順を有する。
アダプタ間接続用ケーブル検索処理Cは、アダプタ間接続用ケーブル区間の優先度の高いものから検索し、検索不可の場合は心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、到達不可の場合は心線ルート探索手順に戻り、選定基準点に到達している場合は第1のサービス条件適合の判断に戻り、到達不可の場合は心線ルート探索手順に戻る手順を有する。
中継アダプタ検索処理Dは、入力側接続済みの中継アダプタをケーブルの優先順で若番から検索し、検索不可の場合は心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達の場合は第1のサービス条件適合の判断に戻る手順と、選定基準点に到達不可の場合は入力側未接続の中継アダプタの最若番を検索し、検索不可の場合は心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達の場合は第1のサービス条件適合の判断に戻り、到達不可の場合は心線ルート探索手順に戻る手順とを有する。
選定エラー処理は、装置端子数を確認し、装置端子数がnであれば選定完了とし、装置端子数がn未満であれば、前記の装置端子を取得する手順に戻って再選定処理を行う手順を有する。
波長多重サービスの選定手順<映像系のみ選定依頼>は、波長多重分岐機器(入力側)の有無を確認し、無しの場合は選定失敗となり、有りの場合は映像系ルートの終端を確認する手順と、映像系ルートの終端が映像系装置以外であれば映像系装置端子を抽出し、その後に映像系装置を確立する手順と、映像系装置の確立後に映像系ルートを選定し、成功のときは選定完了となり、失敗のときは他の映像系装置候補の有無を確認し、他の映像系装置候補があれば映像系装置の確立手順に戻り、候補がなければ選定失敗となる手順とを有する。
波長多重サービスの選定手順<音声系+映像系同時選定依頼>は、音声系ルートを多分岐サービスとして選定し、音声系選定失敗のときは選定失敗となり、音声系選定成功のときは波長多重分岐機器(入力側)からの映像系ルートの終端を確認する手順と、映像系ルートの終端が映像系装置以外であれば映像系装置端子を抽出し、その後に映像系装置を確立する手順と、映像系装置の確立後に映像系ルートを選定し、成功のときは音声系+映像系で予約作成して選定完了とし、失敗のときは他のルート候補の有無を確認し、他のルート候補があれば映像系装置の確立手順に戻り、候補がなければ音声系ルートを取り消し、選定失敗となる手順とを有する。
第3の発明の通信媒体選定プログラムは、第1の発明の各部をコンピュータで処理し、第2の発明の各手順をコンピュータに実行させて通信局内の通信媒体を選定することを特徴とする。
本発明は、受動的な物品により構成される通信局内の通信媒体群の経路を選定する装置および方法であり、まず装置端子優先探索部で最適な装置端子を選定し、つながり検索を行うことにより所内側選定基準点を明確にし、ケーブル、配線架、所内装置の経路検索(ケーブルルート検索)を行うことができる。さらに、ケーブルルート検索後に、ケーブルルートに優先順位を付け、ケーブルを構成する心線、配線架、所内装置を構成するアダプタ端子で経路探索(心線ルート探索)を行う5段階の経路探察により選定することを特徴としている。これにより、不要なルート検索を省略することができ、既存検索方法では処理が遅延していた選定部分について、選定処理の効率化を図ることができる。
(通信媒体選定装置の構成例)
図1は、本発明の通信媒体選定装置の構成例を示す。
図において、通信媒体基本情報記憶部101は、通信局内の通信媒体の性質、例えばケーブルであれば、心線数、コネクタ種別、コネクタ反射特性(光学的特性)、光伝送モード、フィルタ種別(試験波長をカットするためのフィルタ)などを記憶し、アダプタ端子であれば、端子数、コネクタ種別、コネクタ反射特性(光学的特性)、フィルタ種別、光分岐数などを記憶する。通信媒体構成記憶部102は、各通信媒体間の収容関係、接続関係と各通信媒体の使用状況および状態を記憶する。経路探索処理部106は、通信媒体群の任意の2点間端子およびサービス提供条件が指定されると、通信媒体構成記憶部102に記憶された各通信媒体間の収容関係、接続関係と各通信媒体の使用状況および状態と、通信媒体基本情報記憶部101に記憶された各通信媒体の性質から、指定された通信媒体群の任意の2点間端子を接続可能な経路を選択する。
通信媒体経路予約記憶部104は、経路探索処理部106で決定した経路候補の中から選ばれた経路を記憶する。コマンド処理部103は、経路探索処理部106と通信媒体経路予約記憶部104とを接続し、入出力インタフェース部110、入力部109を介して入力する入出力装置112からの指示によって命令を変える。出力部108は、通信媒体経路予約記憶部104に記憶された経路を入出力インタフェース部110を介して入出力装置112に出力する。制御部100は、各構成要素の制御を行う。以下、経路探索処理部106の構成および処理手順について説明する。
(経路探索処理部106の構成例)
図2は、経路探索処理部106の構成例を示す。
図において、選定条件部113は、選定条件を設定し、その条件が正しいか否かを判断する。装置端子優先探索部114は、優先度の高い装置端子を選定するのか、ユーザの要望する装置端子を選定するのかを決定する。つながり検索部115は、所内選定候補となる心線ルートの探索量の低減と、PONサービスやWDMサービスにおいても選定対応が可能となるように検索する。ケーブルルート探索部116は、2点間(始点〜終点)のケーブル、配線架、所内装置間のルートを探索する。ケーブルルート並び替え部117は、複数のケーブルルートに優先順位をつけて並び替える。心線ルート探索部118は、ケーブルルート探索部116で探索されたケーブルルートから選定条件に基づきそのケーブルルートを構成する心線、アダプタ端子のルートを探索する。記憶部119は、心線ルート探索部118で探索された心線ルートを記憶する。波長多重ルート探索部120は、ユーザの指定したサービスが波長多重であれば、ケーブルルート探索部116、ケーブルルート並び替え部117、心線ルート探索部118を駆使して、波長多重ルートを選定する。
なお、本発明の通信媒体選定装置は、上記の装置構成に対応するコンピュータと以下に説明する処理手順を実行するプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを介して提供することも可能である。
(装置端子優先探索部114の処理手順)
図3は、装置端子優先探索部114の処理手順を示す。
図において、装置端子優先探索部114は選定内容を確認し(S301)、手動設定のときはオペレータがGUIより直接装置候補を指定し、つながり検索部115の処理に移行する。自動設定のときはサービスと適合する装置端子種別と一致し選定対象となる装置端子をすべて抽出する(S302)。次に、配線架の場所を考慮し、装置端子下部と配線架での選定基準点間の経由数で優先順位を設定する(S303)。次に、優先順位順に装置端子をソーティングして上から順番に設定ロジックに配線架・装置端子の選定条件を渡し(S304) 、装置端子から前項で設定した優先順位が高い端子から順に下部工程で使用する端子とする。ここまでのステップを踏まえて装置端子を取得し(S305) 、選定候補の有無を判断し(S306)、選定候補なしの場合には選定エラーとし(S307)、選定候補ありの場合には次のつながり検索部115の処理に移行する。また、後述する再選定処理S308は、装置端子を取得する処理S305に割り込む。
(つながり検索部115の処理手順)
図4は、つながり検索部115の処理手順を示す。
図において、つながり検索部115はサービス方式を確認し(S401)、WDM方式のときにはサービス種別を確認し(S402)、映像系方式の場合はWDMサービスの選定手順<映像系のみ選定依頼>になり (S403、図12)、音声系+映像系方式の場合はWDMサービスの選定手順<音声系+映像系同時選定依頼>になる (S404、図11)。
サービス方式がSS、PON方式のときは所内装置の端子を取得し(S405)、端子の有無を確認し(S406)、ありの場合に下部側の接続先を取得して端子が無しとなるまで繰り返す(S407)。そして、端子が無しとなった場合に接続先を確認し(S408)、心線または分岐機器出力コードのときは上部側のアダプタ端子を取得し(S409)、過去の構成検索NGルートと同質か否かを比較する(S410)。一方、接続先がアダプタのときは、そのまま過去の構成検索NGルートと同質か否かを比較し(S410)、同質の場合は所内装置の端子の取得(S405)に戻り、異質の場合は選定基準点を当該物品の端子に更新し(S411)、次のケーブルルート探索部116の処理に移行する。
(ケーブルルート探索部116の処理手順)
図5は、ケーブルルート探索部116の処理手順を示す。
図において、ケーブルルート探索部116は、片端アダプタのサービス条件を確認し(S501)、片端アダプタではない場合(NG)は選定エラーとする(S502)。片端アダプタである場合(OK)は、配線架の上部側のケーブルを取得し(S503)、サービス条件を確認し(S504)、NGの場合は他ルート候補を探索し(S505)、他ルート候補がある場合は、次のケーブルを確認し(S506)、配線架の上部側のケーブルの取得(S503)に戻る。一方、他ルート候補がない場合は、選定エラーとする(S502)。
また、サービス条件がOKの場合はケーブルの上部側架を確認し(S507)、それが中間架であれば、同一架間に複数ケーブルがあれば統合し(S508)、上部側架を基準にしてルートの探索を行い(S509)、再度配線架の上部側のケーブルの取得(S503)に戻る。ケーブルの上部側架の確認結果が選定基準点を含む架または装置であれば、経由架数がa以内か否かを判断し(S510)、a以内の場合は経由架数を計算し、ケーブルルートとして保持する(S511)。ケーブルの上部側架の確認結果がそれ以外の場合、あるいは経由架数がaを超える場合は、ケーブルルートから除外し(S512)、他ルート候補を探索する(S505)。ここで、aは、外部ファイル等で一定の架数として設定される。
S511でケーブルルートとして保持した後は、他ルート候補の有無を確認し(S513)、有りの場合は次のケーブルを確認し(S506)、無しの場合は保持しているルートの有無を確認する(S514)。保持しているルートが無しの場合は選定エラーとし(S502)、有りの場合は次のケーブルルート並び替え部117の処理に移行する。
(ケーブルルート並び替え部117の処理手順)
図6は、ケーブルルート並び替え部117の処理手順を示す。
図において、ケーブルルート並び替え部117は、ある架から選定目的架までのケーブルルートを取得し(S601)、このケーブルルートと比較経験ルートの中で最小経由架数のルートとを比較し(S602)、最小経由架のルートが大きいときはケーブルルートの並び替えを行い(S603)、他のケーブルルート候補があるか否かを判断する(S604)。また、最小経由架のルートが小さいか等しいときは、そのまま他のケーブルルート候補があるか否かを判断する(S604)。他のケーブルルート候補が有りの場合は再度ある架から選定目的架までのケーブルルートを取得し(S601)、無しの場合は心線ルート探索部118の処理に移行する。
(心線ルート探索部118の処理手順)
図7は、心線ルート探索部118の処理手順を示す。
図において、心線ルート探索部118は、上部(所内)側の接続の有無を確認し(S701)、接続無しのときに次の物品の候補を探索し(S702)、選定基準点に到達したか否かを判断し(S703)、選定基準点に到達している場合にはサービス条件適合を判断し(S704)、サービス条件適合の場合に選定完了となる(S705)。しかし、選定基準点に到達してもサービス条件不適合の場合は、より詳細な検索を実施するための処理に移行する(S719以降)。
S703で選定基準点に到達しない場合は、分岐機器の通過の有無を確認し(S707)、無しの場合は分岐機器通過状況を確認し(S708)、未接続であれば分岐機器探索処理Aに移行する(S709)。一方、S707で分岐機器の通過が有りの場合、またS708で分岐機器通過状況が接続済みの場合は、ケーブルに接続可否を判断し(S710)、接続可の場合はケーブル検索処理Bに移行する(S711)。また、ケーブルに接続不可の場合は、アダプタ間接続用ケーブルに接続可否を判断し(S712)、接続可の場合はアダプタ間接続用ケーブル検索処理Cに移行する(S713)。また、アダプタ間接続用ケーブルに接続不可の場合は、中継アダプタに接続可否を判断し(S714)、接続可の場合は中継アダプタ検索処理Dに移行する(S715)。中継アダプタに接続不可の場合は、S701に戻って同じ処理を繰り返す。
上部(所内)側の接続の有無を確認し(S701)、接続有りのときに接続済先の物品を取得し(S716)、サービス条件適合を判断する(S717)。サービス条件不適合の場合は、より詳細な検索を実施するための処理に移行する(S719以降)。サービス条件適合の場合は、選定基準点到達の可否を確認し(S718)、到達可の場合は選定完了となり(S705)、到達不可の場合はS701に戻って同じ処理を繰り返す。
S704, S717でサービス条件不適合の場合は選定対象外ルートとし(S719)、他のルート候補の有無を判断し(S720)、有りの場合はサービス条件不適合となった物品の下部側の未接続物品まで戻って候補を探索し(S721)、S701に戻る。一方、他のルート候補が無しの場合は、選定エラーとして装置端子数を確認し(S722)、装置端子数がnであれば選定完了とし(S705)、装置端子数がn未満であれば図3の再選定処理S308に戻る。
図8は、分岐機器探索処理Aの処理手順を示す。
図において、分岐機器探索処理Aでは、入力側接続済みの分岐機器をケーブルの優先順で若番から検索し(S731)、検索不可の場合はS701に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し(S732)、到達不可の場合には入力側未接続の分岐機器の最若番を検索し(S733)、検索不可の場合はS701に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し(S734)、到達不可の場合はS701に戻る。S732またはS734で選定基準点に到達している場合には、図7の※からサービス条件適合を判断し(S704)、サービス条件適合の場合に選定完了となり(S705)、サービス条件不適合の場合にS719に移行する。
図9は、ケーブル検索処理Bの処理手順を示す。
図において、ケーブル検索処理Bでは、優先度の高いケーブルから検索し(S741)、検索不可の場合はS701に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し(S742)、到達不可の場合はS701に戻る。また、選定基準点に到達している場合には図7の※からサービス条件適合を判断し(S704)、サービス条件適合の場合に選定完了となり(S705)、サービス条件不適合の場合にS719以降に移行する。
図10は、アダプタ間接続用ケーブル検索処理Cの処理手順を示す。
図において、アダプタ間接続用ケーブル検索処理Cでは、アダプタ間接続用ケーブル区間の優先度の高いものから検索し(S751)、検索不可の場合はS701に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し(S752)、到達不可の場合はS701に戻る。また、選定基準点に到達している場合には図7の※からサービス条件適合を判断し(S704)、サービス条件適合の場合に選定完了となり(S705)、サービス条件不適合の場合にS719に移行する。
図11は、中継アダプタ検索処理Dの処理手順を示す。
図において、中継アダプタ検索処理Dでは、入力側接続済みの中継アダプタをケーブルの優先順で若番から検索し(S761)、検索不可の場合はS701に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し(S762)、到達不可の場合には入力側未接続の中継アダプタの最若番を検索し(S763)、検索不可の場合はS701に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し(S764)、到達不可の場合はS701に戻る。S762またはS764で選定基準点に到達している場合には図7の※からサービス条件適合を判断し(S704)、サービス条件適合の場合に選定完了となり(S705)、サービス条件不適合の場合にS719に移行する。
図12は、波長多重サービスの選定手順(映像系のみ選定依頼、図4のS403)を示す。
図において、波長多重分岐機器(入力側)の有無を確認し(S801)、無しの場合は選定失敗となる(S802)。有りの場合は、映像系ルートの終端を確認する(S803)。映像系ルートの終端が映像系装置以外であれば映像系装置端子を抽出し(S804)、映像系装置を確立する(S805)。また、映像系ルートの終端が映像系装置であれば、そのまま映像系装置を確立する(S805)。次に、映像系ルートを選定し(S806)、成功のときは選定完了となり(S807)、失敗のときは他の映像系装置候補の有無を確認し(S808)、他の映像系装置候補があれば再度、映像系装置を確立し(S805)、なければ選定失敗となる(S802)。
図13は、波長多重サービスの選定手順(音声系+映像系同時選定依頼、図4のS404)を示す。
図において、音声系ルートを多分岐サービスとして選定し(S811)、音声系選定失敗のときは選定失敗となる(S812)。音声系選定成功のときは波長多重分岐機器(入力側)からの映像系ルートの終端を確認し(S813)、映像系ルートの終端が映像系装置以外であれば映像系装置端子を抽出し(S814)、映像系装置を確立する(S815)。また、映像系ルートの終端が映像系装置であれば、そのまま映像系装置を確立する(S815)。次に、映像系ルートを選定し(S816)、成功のときは音声系+映像系での予約作成を行い(S817)、選定完了とする(S818)。失敗のときは他のルート候補の有無を確認し(S819)、他のルート候補があれば再度、映像系装置を確立し(S815)、なければ音声系ルートを取り消し(S820)、選定失敗となる(S812)。
(装置端子優先探索部114のS304における複数選定の実行例)
図14は、装置端子優先探索部114のS304における複数選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法では、装置端子の優先度に関係なく、指定された若番の端子から選定していた。しかし、この方法では若番から確実に配線架までルートが確立しているか不明であった。すなわち、装置端子(PKG1)のように、下部検索すると中間架3を経由して配線架1に行き着く端子1になり、選定できないこともある。そこで、選定基準点間の距離から近い装置端子から選定し、処理を効率化するための技術が必要であった。各装置端子(PKG1〜4)から、事前につながり検索を実施し、選定基準点1〜5の優先順位を決定する。なお、接続、開放で接続状態が変化した場合は、その都度優先順位を変更する。
手順としては、各PKG配下の分岐機器の有無を確認し、無い場合は優先順位4を設定する。有りの場合は、各PKGからつながり検索を行い、分岐機器の各出力端子からの終端設備を取得する。この終端設備が中間架、中間架へ接続のケーブルの場合は、優先順位3を設定する。また、終端設備が配線架(片端アダプタ搭載)、配線架へ接続のケーブルの場合は、優先順位1を設定する。選定時に指定する配線架と指定されない配線架は、選定処理が行われるタイミングでなければ分からないので、この段階では優先順位1とする。なお、選定点とならない配線架の場合は優先順位2となる。
よって、本発明方法では、各PKG配下の分岐機器がないPKG2は優先順位4となり、各PKG配下の分岐機器があるPKG1の終端設備1とPKG4の終端設備3は、終端設備が配線架であるが選定点となる配線架でないため、優先順位2となる。PKG3の終端設備6とPKG4の終端設備5は、終端設備が中間架のため優先順位3となる。最後に、PKG4の終端設備4は、終端設備が配線架のため優先順位1となる。この手順で優先順位を既知とし、選定を実施することにより、より装置端子を効率的に選ぶことができ、かつ選定ルートの接続点を短縮することが可能になり、選定の評価値の高いルートを効率よく導出することができる。
(つながり検索部115のS410における複数選定の実行例)
図15は、つながり検索部115のS410における複数選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法では、所外端子と装置端子が1:1で選定していたため、同じつながり状態の端子を複数回選定する場合もあった。しかし、本発明方法では、各端子とつながり先ごとの端子が過去に選定した装置端子と同一であれば不用とし、必要な装置端子のみを選定実施することにより、選定処理を効率よく行うことができる。この例では、6回目で成功していたものが3回目で成功するので、2倍の効率化が可能である。
(ケーブルルート探索部116のS503におけるケーブルルート選定の実行例)
図16は、ケーブルルート探索部116のS503におけるケーブルルート選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法では、所外端子と装置端子がケーブルルートとして確立したら、ケーブルの使用率に関わらずルートは確立できた。しかし、この方法では選定空間があまりに膨大になる。そこで、使用率 100%のケーブルは選定対象外とし、選定空間を縮小するための技術が必要であった。
本例では、配線架から中間架間の1心ケーブルが 100条、中間架から装置間の所内ケーブルが3条とする。既存検索方法は、ケーブルルート検索結果が 100×3=300 ルートになる。本発明方法は、配線架から中間架間の1心ケーブル 100条のうち2条が空き、中間架から装置間の所内ケーブル3条のうち1条が空きの場合、ケーブルルート検索結果は2×1=2ルートになる。このように、ケーブルの使用率によって設定空間を縮小することにより、選定処理を効率的(200 倍)に行うことができる。
(ケーブルルート探索部116のS507におけるケーブルルート選定の実行例)
図17は、ケーブルルート探索部116のS507におけるケーブルルート選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法では、ケーブルルートを検索するときに総当たり時にルート検索を実施するため、重複したルート検索か行われていた。そこで、一度ケーブルルート検索に失敗したケーブルをキャッシュしておき、次の検索で対象外とすることにより、検索量を減らし、選定時間を短縮する技術が必要であった。
本例では、配線架から中間架間の所内ケーブルが4条、中間架から装置間の所内ケーブルが6条とする。既存検索方法は、ケーブルルート検索回数が4×6=24ルートになる。本発明方法は、配線架を選定対象配線架、装置2を選定対象装置としたときに、配線架と中間架との間の所内ケーブル1と、中間架と装置間の所内ケーブル5〜10のルートで1×6の検索量となり、次に所内ケーブル5〜8で検索失敗となった場合には、所内ケーブル2〜4と、所内ケーブル9〜10で3×2の検索量となり、合計12ルートになる。このように、ケーブルのキャッシュ機能により選定空間を縮小することにより、選定処理を効率的(2倍)に行うことができる。
(ケーブルルート並び替え部117のS602における優先選定の実行例)
図18は、ケーブルルート並び替え部117のS602における優先選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法では、選定基準点間のケーブルルート検索の際、1〜3番目までのルートが構成される。全検索の場合、若番からのケーブルルートで心線ルート検索を開始するが、1番目のルートで開通可能なルートを心線ルート検索で得たとしても、当該ルートを保持して2番目、3番目の心線ルートを検索する。全ルート検索終了後、開通可能なルートを評価し、最適なルートを選択する。しかし、全検索には膨大な時間がかかる。本発明方法では、ケーブルルートの経由架数で優先順位を付与し、経由架数が少ないことは接続点、接続作業点が少ないことから、選定基準点間で経由架数が少ないルートを初めに選定する。
(心線ルート探索部118のS717における心線ルート選定の実行例)
図19は、心線ルート探索部118のS717における心線ルート選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法では、配線架から心線ルート検索を実施し、中間架においてさらに上部側の検索を実施する場合は、背面の接続済み端子と接続先心線の接続関係を確認する。全接続端子の接続先ケーブルがケーブルルートに適合するか検索しているために検索量が増大する。そこで、中間架の背面側に敷設されるケーブルを検索し、その中からケーブルルート対象ケーブル(すなわちケーブルルート検索で検索されたケーブル)を取得し、下部側(中間架背面端子)への接続情報を取得し、他のケーブルは検索しないことで最小限の検索量で処理する技術が必要であった。
本例では、配線架から中間架間の所内ケーブルが1条1心、中間架から装置間の所内ケーブルが4条各2心とする。既存検索方法は、心線ルート検索対象数は1×8=8ルートとなる。本発明方法は、中間架から装置間の所内ケーブル2〜4が接続済みであれば、心線ルート検索対象数は1×2=2ルートとなる。このように、ケーブルのキャッシュ機能により選定空間を縮小することにより、選定処理を効率的(4倍)に行うことができる。
(心線ルート探索部118のS721における心線ルート選定の実行例)
図20は、心線ルート探索部118のS721における心線ルート選定の実行例を示す。
図において、本発明方法では、既存検索方法と同様の選定方法を採用している。指定された配線架1から所内側選定基準点2まで、ケーブルルート検索、ケーブルルートの並べ替え、心線ルートを実行する。このとき、指定された配線架1から心線ルートを選定し、所内側選定基準点2まで行く前に失敗した場合(A)、直前の中間架3まで戻って選定を実行する。
(心線ルート探索部118のS731における心線ルート選定の実行例)
図21は、心線ルート探索部118のS731における心線ルート選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法では分岐機器を優先的に探索するため、すでにPDS用分岐機器を経由していても、中間架にSS用の分岐機器を通過するルートがあれば、それを優先探索する。結果的にルートとしては確立するが、接続点の多いルートになる。そこで、すでにPDS用分岐機器を通過している場合は、分岐機器よりもケーブルを優先探索することにより、接続点を抑えたルートを選定することができる。このように、分岐機器のキャッシュ機能により、選定の評価値が高いルートを効率よく導出することができる。
(心線ルート探索部118のS761における心線ルート選定の実行例)
図22は、心線ルート探索部118のS761における心線ルート選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法ではアダプタ・分岐機器の選定において、入力側接続済みルートのうち最若番の端子を選定する。接続済み端子が存在しない場合、未接続端子のうち最若番を選択する。すなわち、アダプタの選定において、優先順位の高いルートか否かは意識しない。結果的にルートとしては確立するが、接続点の多いルートになる。そこで、アダプタ・分岐機器の選定において、さらに上位に接続されているケーブルを意識して、ケーブルの優先順位でアダプタの端子をソートする。その中で最若番ルートを選定する。アダプタ入力側に接続済みが存在しない場合、その中で最若番ルートを取得する。このように、検索範囲を広げることにより、選定の評価値の高いルートを効率よく導出することができる。
(心線ルート探索部118のS763における心線ルート選定の実行例)
図23は、心線ルート探索部118のS763における心線ルート選定の実行例を示す。
図において、既存検索方法ではアダプタの選定において、まず前面から背面の向きで選定する。上部側に接続可能なケーブルが存在しない場合、背面から前面の向きで選定を行う前に、アダプタ間接続用ケーブルを優先して選定してしまう。そこで、前面・背面を考慮せずに次の接続先を検索する。次物品がケーブルで前面引き込みの選定結果の場合、アダプタは背面から前面のものを利用する。このように、検索範囲を広げることにより、選定の評価値の高いルートを効率よく導出することができる。
(従来技術5の違い)
従来技術5では、心線ルートが見つかっても他の心線ルートと比較して接続箇所数や接続工事数が少ない方を優先して選定している。図24に示す例では、既存検索方法において3つのルートが見つかった場合、すべてを抽出した後に評価して最適なものを選定していた。一方、本発明では、心線ルートが一つでも見つかった場合は、その時点で選定を終了することにより、他の心線ルートを選定する処理を省くことかでき、選定処理の効率化を実現することができる。
また、従来技術5では、装置端子下部のつながりを意識せずに選定していた。本発明では、図3の装置端子優先探索部114に対応する図14の実行例、図4のつながり検索部115に対応する図15の実行例に示すように、装置端子下部のつながりを意識し、1度選定した装置端子は選定対象外とし、装置端子下部のつながり先が選定対象配線架に1番近接するところで選定することにより、選定の評価値の高いルートを効率よく導出することができる。
また、従来技術5では、選定基準点間で全探索を行っていた。これは、最適性は担保できるが、時間がかかる問題があった。本発明では、図5のケーブルルート探索部116に対応する図16および図17の実行例に示すように、使用率 100%ケーブルはケーブルルートの探索対象外とし、また1度探索したケーブルはキャッシュして探索空間を縮小することにより、選定の評価値の高いルートを効率よく導出することができる。
また、従来技術5では、基本的に全探索なのでケーブルルートの優先順位は必要なかった。これにより、最適性は担保できるが、時間がかかる問題があった。本発明では、図6のケーブルルート並び替え部117に対応する図18の実行例に示すように、選定基準点間の経由架数で並び替えを実施することにより、選定の評価値の高いルートを効率よく導出することができる。
さらに、本発明では、図7の心線ルート探索部118に対応する図19〜図23の実行例に示すように、1度探索した心線はキャッシュして探索空間を縮小したり、アダプタ探索時にアダプタの先にあるケーブルの優先順位を踏まえた上でより最適性の高いルート選定を実施したり、ジャンパ心線取得時にはアダプタの両面のケーブルの優先順位を踏まえた上でより最適性の高いルート選定を実施したり、1度分岐機器を通過したルートはその後の心線ルート選定で分岐機器の選定順位を下げて選定するなどにより、選定の評価値の高いルートを効率よく導出することができる。
また、本発明では、図2の波長多重ルート探索部120に対応する図12,図13の波長多重サービスの選定手順に特徴がある。従来技術5では、「映像系のみ」の選定手順がない。また、上記の各手順を加味した選定手順もなかった。本発明では、波長多重サービスの選定手順を用いることにより、選定の評価値の高いルートを効率よく導出することができる。
本発明の通信媒体選定装置の構成例を示す図。 経路探索処理部106の構成例を示す図。 装置端子優先探索部114の処理手順を示すフローチャート。 つながり検索部115の処理手順を示すフローチャート。 ケーブルルート探索部116の処理手順を示すフローチャート。 ケーブルルート並び替え部117の処理手順を示すフローチャート。 心線ルート探索部118の処理手順を示すフローチャート。 分岐機器探索処理Aの処理手順を示すフローチャート。 ケーブル探索処理Bの処理手順を示すフローチャート。 アダプタ間接続用ケーブル探索処理Cの処理手順を示すフローチャート。 中継アダプタ探索処理Dの処理手順を示すフローチャート。 波長多重サービスの選定手順(映像系のみ選定依頼)を示すフローチャート。 波長多重サービスの選定手順(音声系+映像系同時選定依頼)を示すフローチャート。 装置端子優先探索部114のS304 における複数選定の実行例を示す図。 つながり検索部115のS410 における複数選定の実行例を示す図。 ケーブルルート探索部116のS503 におけるケーブルルート選定の実行例を示す図。 ケーブルルート探索部116のS507 におけるケーブルルート選定の実行例を示す図。 ケーブルルート並び替え部117のS602 における優先選定の実行例を示す図。 心線ルート探索部118のS717 における心線ルート選定の実行例を示す図。 心線ルート探索部118のS721 における心線ルート選定の実行例を示す図。 心線ルート探索部118のS731 における心線ルート選定の実行例を示す図。 心線ルート探索部118のS761 における心線ルート選定の実行例を示す図。 心線ルート探索部118のS763 における心線ルート選定の実行例を示す図。 選定ルートの評価方法を説明する図。 通信局内の通信媒体の構成およびサービス特性を示す図。
符号の説明
100 制御部
101 通信媒体基本情報記憶部
102 通信媒体構成記憶部
103 コマンド処理部
104 通信媒体経路予約記憶部
106 経路探索処理部
108 出力部
109 入力部
110 入出力インタフェース部
112 入出力装置
113 選定条件部
114 装置端子優先探索部
115 つながり検索部
116 ケーブルルート探索部
117 ケーブルルート並び替え部
118 心線ルート探索部
119 記憶部
120 波長多重ルート探索部

Claims (16)

  1. 通信局内の通信媒体を選定する通信媒体選定装置において、
    前記通信局内の通信媒体の性質を記憶する通信媒体基本情報記憶部と、
    前記通信局内の各通信媒体の使用状況および状態を記憶する通信媒体構成記憶部と、
    通信媒体群の任意の2点間端子およびサービス提供条件の指定を受け、前記通信媒体構成記憶部に記憶された各通信媒体の使用状況および状態と、前記通信媒体基本情報記憶部に記憶された各通信媒体の性質に基づき、指定された通信媒体群の任意の2点間端子を接続可能な経路候補を決定する経路探索処理部と、
    前記経路探索処理部で決定した経路候補の中から選ばれた経路を記憶する通信媒体経路予約記憶部と、
    前記各部の制御を行う制御部と
    を備えたことを特徴とする通信媒体選定装置。
  2. 請求項1に記載の通信媒体選定装置において、
    前記経路探索処理部は、
    選定条件を設定し、その条件が正しいか否かを判断する選定条件部と、
    選定する装置端子が複数であるときに優先順位をつける装置端子優先探索部と、
    選定候補となる心線ルートの探索量を低減し、前記サービス提供条件に対して選定可能となるように検索するつながり検索部と、
    2点間(始点〜終点)のケーブル、配線架、所内装置間のルートを探索するケーブルルート探索部と、
    複数のケーブルルートに優先順位をつけて並び替えるケーブルルート並び替え部と、
    前記ケーブルルート探索部で探索されたケーブルルートから、選定条件に基づきそのケーブルルートを構成する心線、アダプタ端子のルートを探索する心線ルート探索部と、
    前記心線ルート探索部で探索された心線ルートを記憶する記憶部と、
    ユーザの指定したサービスが波長多重であれば、前記ケーブルルート探索部、前記ケーブルルート並び替え部、前記心線ルート探索部を介して波長多重ルートを選定する波長多重ルート探索部と
    を備えたことを特徴とする通信媒体選定装置。
  3. 通信媒体群の任意の2点間端子およびサービス提供条件の指定を受け、通信媒体構成記憶部に記憶された各通信媒体の使用状況および状態と、通信媒体基本情報記憶部に記憶された各通信媒体の性質に基づき、指定された通信媒体群の任意の2点間端子を接続可能な経路候補を決定し、通信局内の通信媒体を選定する通信媒体選定方法において、
    選定条件を設定し、その条件が正しいか否かを判断する選定条件判断手順と、
    選定する装置端子が複数であるときに優先順位をつける装置端子優先探索手順と、
    選定候補となる心線ルートの探索量を低減し、前記サービス提供条件に対して選定可能となるように検索するつながり検索手順と、
    2点間(始点〜終点)のケーブル、配線架、所内装置間のルートを探索するケーブルルート探索手順と、
    複数のケーブルルートに優先順位をつけて並び替えるケーブルルートの並び替え手順と、
    前記ケーブルルート探索手順で探索されたケーブルルートから、選定条件に基づきそのケーブルルートを構成する心線、アダプタ端子のルートを探索する心線ルート探索手順と、
    前記心線ルート探索部で探索された心線ルートを記憶する記憶手順と、
    ユーザの指定したサービスが波長多重であれば、前記ケーブルルート探索部、前記ケーブルルート並び替え部、前記心線ルート探索部を介して波長多重ルートを選定する波長多重ルート探索手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  4. 請求項3に記載の通信媒体選定方法において、
    前記装置端子優先探索手順は、
    選定内容を確認し、手動設定のときは前記つながり検索手順に移行し、自動設定のときはサービスと適合する装置端子種別と一致する装置端子をすべて抽出する手順と、
    配線架の場所を考慮し、装置端子単位に優先順位を設定する手順と、
    優先順位順に装置端子をソーティングして若番から順番に設定ロジックに配線架・装置端子の選定条件を渡し、装置端子を取得する手順と、
    選定候補の有無を判断し、選定候補なしの場合には選定エラーとし、選定候補ありの場合には前記つながり検索手順に移行する手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  5. 請求項3に記載の通信媒体選定方法において、
    前記つながり検索手順は、
    サービス方式を確認し、波長多重方式のときにはサービス種別を確認し、映像系方式の場合は波長多重サービスの選定手順<映像系のみ選定依頼>になり、音声系+映像系方式の場合は波長多重サービスの選定手順<音声系+映像系同時選定依頼>になる手順と、
    サービス方式を確認し、直収、多分岐方式のときは所内装置の端子を取得する手順と、
    前記端子の有無を確認し、有りの場合に下部側の接続先を取得する手順と、
    前記端子の有無を確認し、無しの場合に接続先を確認し、心線または分岐機器出力コードのときは上部側のアダプタ端子を取得する手順と、
    接続先を確認し、アダプタのときは過去の構成検索NGルートと同質か否かを比較し、同質の場合は前記所内装置の端子の取得する手順に戻り、異質の場合は選定基準点を当該物品の端子に更新し、前記ケーブルルート探索手順に移行する手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  6. 請求項3に記載の通信媒体選定方法において、
    前記ケーブルルート探索手順は、
    片端アダプタのサービス条件を確認し、片端アダプタではない場合(NG)は選定エラーとし。片端アダプタである場合(OK)は配線架の上部側のケーブルを取得する手順と、
    サービス条件を確認し、NGの場合は他ルート候補を探索し、他ルート候補がある場合は次のケーブルを確認して前記配線架の上部側のケーブルの取得手順に戻り、他ルート候補がない場合は選定エラーとする手順と、
    前記サービス条件を確認し、OKの場合はケーブルの上部側架を確認し、それが中間架であれば同一架間に複数ケーブルがあれば統合し、上部側架を基準にしてルートの探索を行い、前記配線架の上部側のケーブルの取得手順に戻る手順と、
    前記ケーブルの上部側架の確認結果が選定基準点を含む架または装置であれば、経由架数が所定数a以内か否かを判断し、a以内の場合は経由架数を計算し、ケーブルルートとして保持する手順と、
    前記ケーブルの上部側架の確認結果がそれ以外の場合、あるいは前記経由架数がaを超える場合は、ケーブルルートから除外し、他ルート候補を探索する手順と、
    前記ケーブルルートとして保持した後、他ルート候補の有無を確認し、有りの場合は次のケーブルを確認し、無しの場合は保持しているルートの有無を確認し、保持しているルートが無しの場合は選定エラーとし、有りの場合は前記ケーブルルートの並び替え手順に移行する手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  7. 請求項3に記載の通信媒体選定方法において、
    前記ケーブルルートの並び替え手順は、
    ある架から選定目的架までのケーブルルートを取得する手順と、
    前記取得したケーブルルートと比較経験ルートの中で最小経由架数のルートとを比較し、最小経由架のルートが大きいときにケーブルルートの並び替えを行う手順と、
    他のケーブルルート候補があるか否かを判断し、他のケーブルルート候補が有りの場合は再度ある架から選定目的架までのケーブルルートの取得手順に戻り、無しの場合は心線ルート探索手順に移行する手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  8. 請求項3に記載の通信媒体選定方法において、
    前記心線ルート探索手順は、
    上部(所内)側の接続の有無を確認し、接続無しのときに次の物品の候補を探索し、選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達している場合には第1のサービス条件適合を判断し、サービス条件適合の場合に選定完了となり、選定基準点に到達してもサービス条件不適合の場合は、詳細な検索を実施するための処理に移行する手順と、
    前記選定基準点に到達しない場合は、分岐機器の通過の有無を確認し、無しの場合は分岐機器通過状況を確認し、未接続であれば分岐機器を探索する分岐機器探索処理Aに移行する手順と、
    前記分岐機器の通過が有りの場合、または前記分岐機器通過状況が接続済みの場合は、ケーブルに接続可否を判断し、接続可の場合はケーブルを探索するケーブル検索処理Bに移行する手順と、
    前記ケーブルに接続不可の場合は、アダプタ間接続用ケーブルに接続可否を判断し、接続可の場合はアダプタ間接続用ケーブルを探索するアダプタ間接続用ケーブル検索処理Cに移行する手順と、
    前記アダプタ間接続用ケーブルに接続不可の場合は、中継アダプタに接続可否を判断し、接続可の場合は中継アダプタを探索する中継アダプタ検索処理Dに移行し、中継アダプタに接続不可の場合は、前記心線ルート探索手順の最初に戻る手順と、
    前記上部(所内)側の接続の有無を確認し、接続有りのときに接続済先の物品を取得して第2のサービス条件適合を判断し、サービス条件不適合の場合は、詳細な検索を実施するための処理に移行する手順と、
    前記第2のサービス条件適合の場合は、選定基準点到達の可否を確認し、到達可の場合は選定完了となり、到達不可の場合は前記心線ルート探索手順の最初に戻る手順と、
    前記第1および第2のサービス条件不適合の場合に移行する詳細な検索を実施するための処理として、選定対象外ルートとして他のルート候補の有無を判断し、有りの場合はサービス条件不適合となった物品の下部側の未接続物品まで戻って候補を探索し、前記心線ルート探索手順の最初に戻り、他のルート候補が無しの場合は選定エラーとして処理する手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  9. 請求項8に記載の通信媒体選定方法において、
    前記分岐機器探索処理Aは、
    入力側接続済みの分岐機器をケーブルの優先順で若番から検索し、検索不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達の場合は前記第1のサービス条件適合の判断に戻る手順と、
    前記選定基準点に到達不可の場合は入力側未接続の分岐機器の最若番を検索し、検索不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達の場合は前記第1のサービス条件適合の判断に戻り、到達不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻る手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  10. 請求項8に記載の通信媒体選定方法において、
    前記ケーブル検索処理Bは、
    優先度の高いケーブルから検索し、検索不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、到達不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻り、選定基準点に到達している場合は前記第1のサービス条件適合の判断に戻り、到達不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻る手順を有する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  11. 請求項8に記載の通信媒体選定方法において、
    前記アダプタ間接続用ケーブル検索処理Cは、
    アダプタ間接続用ケーブル区間の優先度の高いものから検索し、検索不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、到達不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻り、選定基準点に到達している場合は前記第1のサービス条件適合の判断に戻り、到達不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻る手順を有する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  12. 請求項8に記載の通信媒体選定方法において、
    前記中継アダプタ検索処理Dは、
    入力側接続済みの中継アダプタをケーブルの優先順で若番から検索し、検索不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達の場合は前記第1のサービス条件適合の判断に戻る手順と、
    前記選定基準点に到達不可の場合は入力側未接続の中継アダプタの最若番を検索し、検索不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻り、検索可の場合は該当設備が選定基準点に到達したか否かを判断し、選定基準点に到達の場合は前記第1のサービス条件適合の判断に戻り、到達不可の場合は前記心線ルート探索手順に戻る手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  13. 請求項8に記載の通信媒体選定方法において、
    前記選定エラー処理は、
    装置端子数を確認し、装置端子数がnであれば選定完了とし、装置端子数がn未満であれば、請求項4の装置端子を取得する手順に戻って再選定処理を行う手順を有する
    ことを特徴とする通信媒体選定方法。
  14. 請求項5に記載の通信媒体選定方法において、
    前記波長多重サービスの選定手順<映像系のみ選定依頼>は、
    波長多重分岐機器(入力側)の有無を確認し、無しの場合は選定失敗となり、有りの場合は映像系ルートの終端を確認する手順と、
    前記映像系ルートの終端が映像系装置以外であれば映像系装置端子を抽出し、その後に映像系装置を確立する手順と、
    映像系装置の確立後に映像系ルートを選定し、成功のときは選定完了となり、失敗のときは他の映像系装置候補の有無を確認し、他の映像系装置候補があれば前記映像系装置の確立手順に戻り、候補がなければ選定失敗となる手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  15. 請求項5に記載の通信媒体選定方法において、
    前記波長多重サービスの選定手順<音声系+映像系同時選定依頼>は、
    音声系ルートを多分岐サービスとして選定し、音声系選定失敗のときは選定失敗となり、音声系選定成功のときは波長多重分岐機器(入力側)からの映像系ルートの終端を確認する手順と、
    映像系ルートの終端が映像系装置以外であれば映像系装置端子を抽出し、その後に映像系装置を確立する手順と、
    映像系装置の確立後に映像系ルートを選定し、成功のときは音声系+映像系で予約作成して選定完了とし、失敗のときは他のルート候補の有無を確認し、他のルート候補があれば前記映像系装置の確立手順に戻り、候補がなければ音声系ルートを取り消し、選定失敗となる手順と
    を有することを特徴とする通信媒体選定方法。
  16. 請求項1,2に記載の各部をコンピュータで処理し、請求項3〜15に記載の各手順をコンピュータに実行させて通信局内の通信媒体を選定することを特徴とする通信媒体選定プログラム。
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