JP2009049727A - アンダーサンプリングにおけるサンプリング周波数探索方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1及び/又は第2のエイリアシングシステム帯域が、周波数0又はFs/2に基づく折り返しイメージによって干渉しないように、当該システム帯域について、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを設定する。次に、利用不可の範囲が設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す。利用可能の範囲が設定された場合、両エイリアシングシステム帯域が互いに干渉しないように、サンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出する。
【選択図】図9
Description
Fc:システム帯域の中心周波数
Fif:サンプリング周波数Fsによる標本化後の、エイリアシングシステム帯域の中心周波数
BW:システム帯域幅、エイリアシングシステム帯域の帯域幅
BH:システム帯域の最高境界周波数と周波数Fs/2との周波数差
BH=Fs/2−(Fif+BW/2)
BL:システム帯域の最低境界周波数と周波数0との周波数差
BL=Fif−BW/2
N=fix(a):aの小数点以下を切り捨てる関数
rem(a,b) :aをbで割った余りを得る関数
N=fix(Fc/(Fs/2))
Nが偶数である場合、Fif=rem(Fc,Fs)
=Fc−N×(Fs/2)
Nが奇数である場合、Fif=Fs−rem(Fc,Fs)
=(N+1)×Fs/2−Fc
第1のエイリアシングシステム帯域及び第2のエイリアシングシステム帯域が、周波数0又はFs/2に基づく折り返しイメージによって干渉しないように、当該システム帯域について、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを設定する第1のステップと、
利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す第2のステップと、
利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、その範囲の中で、第1のエイリアシングシステム帯域と第2のエイリアシングシステム帯域とが互いに干渉しないように、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出する第3のステップと、
利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す第4のステップと
を有することを特徴とする。
システム帯域の中心周波数Fcがサンプリング周波数Fsによって折り返される回数を、N(=fix(Fc/(Fs/2))、fix()関数:引数の小数点以下の切り捨て)とし、
第1のステップは、当該システム帯域について、
Nが偶数又は奇数である場合、サンプリング周波数Fsの増加に応じてシステム帯域が周波数0又はFs/2の方向へ移動する特性を用いて、当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、利用可能のサンプリング周波数範囲を算出し、当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さく又はFs/2よりも大きいとき、利用不可のサンプリング周波数範囲を算出することも好ましい。
第1のステップは、当該エイリアシングシステム帯域について、その帯域幅をBW(Band Width)とし、その最高境界周波数と周波数Fs/2との差をBH(Band High)とし、その最低境界周波数と周波数0との差をBL(Band Low)とし、
折り返し回数Nが偶数である場合、
当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、ΔFsOK=BL/(N/2)として、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さいとき、ΔFsL=(BW+BL)/(N/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数Fs/2よりも大きいとき、ΔFsH=BH/(N/2+1/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHを算出し、
折り返し回数Nが奇数である場合、
当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、ΔFsOK=BH/(N/2)として、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数Fs/2よりも大きいとき、ΔFsH=(BW+BL)/(N/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さいとき、ΔFsL=(−BL)/(N/2+1/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLを算出する
ことも好ましい。
サンプリング周波数Fsの単位増分量あたりの、エイリアシングシステム帯域の周波数移動量をv(高周波数方向を正とする)とし、第1のエイリアシングシステム帯域の周波数移動量v1と、第2のエイリアシングシステム帯域の周波数移動量v2との移動量相対差をΔv(=v1−v2)とし、
第1のエイリアシングシステム帯域と、第2のエイリアシングシステム帯域とのシステム帯域間隔をΔF(高周波数方向を正とする)とし、
第3のステップは、
システム帯域間隔ΔFが0以上である場合、
移動量相対差Δvが0以上であるとき、ΔFs=(BW1+BW2−ΔF)/Δvとして、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出し、
移動量相対差Δvが0よりも小さいとき、ΔFs=ΔF/(−Δv)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出し、
システム帯域間隔ΔFが0よりも小さい場合、
移動量相対差Δvが0以上であるとき、(−ΔF)/Δv、ΔFsOK1及びΔFsOK2の中で最小値をΔFsOKとして、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
移動量相対差Δvが0よりも小さいとき、ΔFsOK1及びΔFsOK2の中で最小値をΔFsOKとして、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出する
ことも好ましい。
第1のエイリアシングシステム帯域又は第2のエイリアシングシステム帯域のいずれか一方が、オーバーサンプリングによって検出されたシステム帯域であることも好ましい。
第1のエイリアシングシステム及び第2のエイリアシングシステム帯域が、周波数0又はFs/2に基づく折り返しイメージによって干渉しないように、当該システム帯域について、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを設定する第1のステップと、
利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す第2のステップと、
利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、その範囲の中で、第1のエイリアシングシステム帯域と第2のエイリアシングシステム帯域とが互いに干渉しないように、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出する第3のステップと、
利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す第4のステップと
してコンピュータを実行させることを特徴とする。
システム帯域の中心周波数Fcがサンプリング周波数Fsによって折り返される回数を、N(=fix(Fc/(Fs/2))、fix()関数:引数の小数点以下の切り捨て)とし、
第1のステップは、当該システム帯域について、
Nが偶数又は奇数である場合、サンプリング周波数Fsの増加に応じてシステム帯域が周波数0又はFs/2の方向へ移動する特性を用いて、当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、利用可能のサンプリング周波数範囲を算出し、当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さく又はFs/2よりも大きいとき、利用不可のサンプリング周波数範囲を算出するようにコンピュータを実行させることも好ましい。
第1のステップは、当該エイリアシングシステム帯域について、その帯域幅をBW(Band Width)とし、その最高境界周波数と周波数Fs/2との差をBH(Band High)とし、その最低境界周波数と周波数0との差をBL(Band Low)とし、
折り返し回数Nが偶数である場合、
当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、ΔFsOK=BL/(N/2)として、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さいとき、ΔFsL=(BW+BL)/(N/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数Fs/2よりも大きいとき、ΔFsH=BH/(N/2+1/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHを算出し、
折り返し回数Nが奇数である場合、
当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、ΔFsOK=BH/(N/2)として、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数Fs/2よりも大きいとき、ΔFsH=(BW+BL)/(N/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さいとき、ΔFsL=(−BL)/(N/2+1/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLを算出する
ようにコンピュータを実行させることも好ましい。
サンプリング周波数Fsの単位増分量あたりの、エイリアシングシステム帯域の周波数移動量をv(高周波数方向を正とする)とし、第1のエイリアシングシステム帯域の周波数移動量v1と、第2のエイリアシングシステム帯域の周波数移動量v2との移動量相対差をΔv(=v1−v2)とし、
第1のエイリアシングシステム帯域と、第2のエイリアシングシステム帯域とのシステム帯域間隔をΔF(高周波数方向を正とする)とし、
第3のステップは、
システム帯域間隔ΔFが0以上である場合、
移動量相対差Δvが0以上であるとき、ΔFs=(BW1+BW2−ΔF)/Δvとして、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出し、
移動量相対差Δvが0よりも小さいとき、ΔFs=ΔF/(−Δv)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出し、
システム帯域間隔ΔFが0よりも小さい場合、
移動量相対差Δvが0以上であるとき、(−ΔF)/Δv、ΔFsOK1及びΔFsOK2の中で最小値をΔFsOKとして、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
移動量相対差Δvが0よりも小さいとき、ΔFsOK1及びΔFsOK2の中で最小値をΔFsOKとして、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出する
ようにコンピュータを実行させることも好ましい。
第1のエイリアシングシステム帯域又は第2のエイリアシングシステム帯域のいずれか一方が、オーバーサンプリングによって検出されたシステム帯域であることも好ましい。
前述したプログラムを実行するコンピュータと、
コンピュータから出力されるサンプリング周波数Fsに応じて、サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック生成手段と、
サンプリングクロックに応じて、受信したアナログ信号を、デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と
を有することを特徴とする。
(S401)システム帯域1について、システム帯域判定処理を実行する。システム帯域判定処理は、アンダーサンプリングによって検出される第1のエイリアシングシステム帯域が、周波数0又はFs/2に基づく折り返しイメージによって干渉しないように、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを設定する。例えば、システム帯域1における利用不可のサンプリング周波数範囲は、ΔFsH1及びΔFsL1によって表される。
(S402)システム帯域2について、S401と同様に、システム帯域判定処理を実行する。例えば、システム帯域2における利用不可のサンプリング周波数範囲は、ΔFsH2及びΔFsL2によって表される。
(S403)ΔFsH1、ΔFsL1、ΔFsH2及びΔFsL2が設定されているか否か、即ち、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定されているか否かを判定する。
(S404)ΔFsH1、ΔFsL1、ΔFsH2及びΔFsL2が設定されている場合、それらの中で最大値をΔFsに設定する。そして、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、S401へ戻る。
(S405)ΔFsH1、ΔFsL1、ΔFsH2及びΔFsL2が設定されていない場合、即ち、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、サンプリング周波数範囲算出処理を実行する。この処理は、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsの範囲の中で、第1のエイリアシングシステム帯域と第2のエイリアシングシステム帯域とが互いに干渉しないように、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出する。
(S406)ΔFsOKが設定されている場合、即ち、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、S401へ戻る。
別のサンプリング周波数を探索する場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、S401へ戻る。
N=fix{Fc/(Fs/2)}
Nが偶数である場合、Fif=rem(Fc,Fs)=Fc−N×(Fs/2)
Nが奇数である場合、Fif=Fs−rem(Fc,Fs)=(N+1)×Fs/2−Fc
BH:システム帯域の最高境界周波数と周波数Fs/2との周波数差
BH=Fs/2−(Fif+BW/2)
BL:システム帯域の最低境界周波数と周波数0との周波数差
BL=Fif−BW/2
ΔFif=−(N/2)×ΔFs
ΔFif=((N1+1)/2)×ΔFs
ΔFsOK=BL/(N/2)
Fsを増加させることによって、そのエイリアシングシステム帯域を、図6のように左方向へ移動させつつ、周波数0以上の境界位置まで移動させる。その位置におけるFs+ΔFsに基づいて、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出する。
ΔFsL=(BW+BL)/(N/2)
Fsを増加させることによって、そのエイリアシングシステム帯域は、図6のように左方向へ移動し、その間、常に周波数0よりも小さくなっている。その間のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLが、利用不可と判定される。
ΔFsH=(−BH)/(N/2+1/2)
Fsを増加させることによって、そのエイリアシングシステム帯域は、図6のように左方向へ移動し、その最高境界周波数がFs/2と一致するまで、その一部が周波数Fs/2よりも大きい。その間のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHが、利用不可と判定される。
ΔFsOK=BH/(N/2)
Fsを増加させることによって、そのエイリアシングシステム帯域を、図7のように右方向へ移動させつつ、周波数Fs/2以下となる境界位置まで移動させる。その位置におけるFs+ΔFsに基づいて、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出する。
ΔFsH=(BW+BL)/(N/2)
Fsを増加させることによって、そのエイリアシングシステム帯域は、図7のように右方向へ移動し、その間、その一部が常に周波数Fs/2よりも大きい。その間のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHが、利用不可と判定される。
ΔFsL=(−BL)/(N/2+1/2)
Fsを増加させることによって、そのエイリアシングシステム帯域は、図7のように右方向へ移動し、その最低境界周波数が周波数0と一致するまで、その一部が周波数0よりも小さい。その間のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLが、利用不可と判定される。
Nが偶数である場合: v=−N/2
奇数である場合: v=N/2+1/2
ΔF=(Fif1+BW1/2)−(Fif2−BW2/2)
ΔFs=(BW1+BW2−ΔF)/Δv
Fsを増加させることによって、2つのエイリアシングシステム帯域は、図9(b)のように狭くなっていき、重畳し、その後、図9(c)のように帯域間隔が広がるようになっていく。
ΔFs=ΔF/(−Δv)
Fsを増加させることによって、2つのエイリアシングシステム帯域の間隔は、図9(d)のように広がっていき、その後、図9(e)のように帯域間隔が広がっていく。
Fsを増加させることによって、2つのエイリアシングシステム帯域は、図10(b)のように狭くなっていき、重畳し、その後、図10(c)のように帯域間隔が広がっていく。
Fsを増加させることによって、2つのエイリアシングシステム帯域の間隔は、図10(d)のように広がっていく。
102 低雑音増幅器、LNA
103 帯域通過フィルタ、バンドパスフィルタ、BPF
104 A/D変換器、ADC
105 信号分離部
106 直交復調器
107 低域通過フィルタ、ローパスフィルタ
108 復調器
109 サンプリングクロック生成部
110 CPU、コンピュータ
Claims (11)
- アンダーサンプリングによってRF(Radio Frequency)信号に含まれる2つのシステムを、一括して標本化するためのサンプリング周波数Fsを探索する受信機のサンプリング周波数探索方法であって、
第1のエイリアシングシステム帯域及び第2のエイリアシングシステム帯域が、前記周波数0又はFs/2に基づく折り返しイメージによって干渉しないように、当該システム帯域について、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを設定する第1のステップと、
利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す第2のステップと、
利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、その範囲の中で、第1のエイリアシングシステム帯域と第2のエイリアシングシステム帯域とが互いに干渉しないように、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出する第3のステップと、
利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す第4のステップと
を有することを特徴とする受信機のサンプリング周波数探索方法。 - システム帯域の中心周波数Fcが前記サンプリング周波数Fsによって折り返される回数を、N(=fix(Fc/(Fs/2))、fix()関数:引数の小数点以下の切り捨て)とし、
第1のステップは、当該システム帯域について、
前記Nが偶数又は奇数である場合、サンプリング周波数Fsの増加に応じて前記システム帯域が周波数0又はFs/2の方向へ移動する特性を用いて、当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、利用可能のサンプリング周波数範囲を算出し、当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さく又はFs/2よりも大きいとき、利用不可のサンプリング周波数範囲を算出することを特徴とする請求項1に記載の受信機のサンプリング周波数探索方法。 - 第1のステップは、当該エイリアシングシステム帯域について、その帯域幅をBW(Band Width)とし、その最高境界周波数と周波数Fs/2との差をBH(Band High)とし、その最低境界周波数と周波数0との差をBL(Band Low)とし、
折り返し回数Nが偶数である場合、
当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、ΔFsOK=BL/(N/2)として、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さいとき、ΔFsL=(BW+BL)/(N/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数Fs/2よりも大きいとき、ΔFsH=BH/(N/2+1/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHを算出し、
折り返し回数Nが奇数である場合、
当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、ΔFsOK=BH/(N/2)として、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数Fs/2よりも大きいとき、ΔFsH=(BW+BL)/(N/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さいとき、ΔFsL=(−BL)/(N/2+1/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLを算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の受信機のサンプリング周波数探索方法。 - サンプリング周波数Fsの単位増分量あたりの、エイリアシングシステム帯域の周波数移動量をv(高周波数方向を正とする)とし、第1のエイリアシングシステム帯域の周波数移動量v1と、第2のエイリアシングシステム帯域の周波数移動量v2との移動量相対差をΔv(=v1−v2)とし、
第1のエイリアシングシステム帯域と、第2のエイリアシングシステム帯域とのシステム帯域間隔をΔF(高周波数方向を正とする)とし、
第3のステップは、
システム帯域間隔ΔFが0以上である場合、
移動量相対差Δvが0以上であるとき、ΔFs=(BW1+BW2−ΔF)/Δvとして、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出し、
移動量相対差Δvが0よりも小さいとき、ΔFs=ΔF/(−Δv)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出し、
システム帯域間隔ΔFが0よりも小さい場合、
移動量相対差Δvが0以上であるとき、(−ΔF)/Δv、ΔFsOK1及びΔFsOK2の中で最小値をΔFsOKとして、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
移動量相対差Δvが0よりも小さいとき、ΔFsOK1及びΔFsOK2の中で最小値をΔFsOKとして、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出する
ことを特徴とする請求項3に記載の受信機のサンプリング周波数探索方法。 - 第1のエイリアシングシステム帯域又は第2のエイリアシングシステム帯域のいずれか一方が、オーバーサンプリングによって検出されたシステム帯域であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の受信機のサンプリング周波数探索方法。
- アンダーサンプリングによってRF信号に含まれる2つのシステムを、一括して標本化するためのサンプリング周波数Fsを探索する受信機に搭載されたコンピュータを実行させるサンプリング周波数探索プログラムであって、
第1のエイリアシングシステム及び第2のエイリアシングシステム帯域が、前記周波数0又はFs/2に基づく折り返しイメージによって干渉しないように、当該システム帯域について、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを設定する第1のステップと、
利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す第2のステップと、
利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、その範囲の中で、第1のエイリアシングシステム帯域と第2のエイリアシングシステム帯域とが互いに干渉しないように、利用可能又は利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出する第3のステップと、
利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsが設定された場合、FsにFs+ΔFsを代入して、再度、第1のステップを繰り返す第4のステップと
してコンピュータを実行させることを特徴とする受信機用のサンプリング周波数探索プログラム。 - システム帯域の中心周波数Fcが前記サンプリング周波数Fsによって折り返される回数を、N(=fix(Fc/(Fs/2))、fix()関数:引数の小数点以下の切り捨て)とし、
第1のステップは、当該システム帯域について、
前記Nが偶数又は奇数である場合、サンプリング周波数Fsの増加に応じて前記システム帯域が周波数0又はFs/2の方向へ移動する特性を用いて、当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、利用可能のサンプリング周波数範囲を算出し、当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さく又はFs/2よりも大きいとき、利用不可のサンプリング周波数範囲を算出するようにコンピュータを実行させることを特徴とする請求項6に記載の受信機用のサンプリング周波数探索プログラム。 - 第1のステップは、当該エイリアシングシステム帯域について、その帯域幅をBW(Band Width)とし、その最高境界周波数と周波数Fs/2との差をBH(Band High)とし、その最低境界周波数と周波数0との差をBL(Band Low)とし、
折り返し回数Nが偶数である場合、
当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、ΔFsOK=BL/(N/2)として、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さいとき、ΔFsL=(BW+BL)/(N/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数Fs/2よりも大きいとき、ΔFsH=BH/(N/2+1/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHを算出し、
折り返し回数Nが奇数である場合、
当該システム帯域の全部が周波数0とFs/2との間にあるとき、ΔFsOK=BH/(N/2)として、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数Fs/2よりも大きいとき、ΔFsH=(BW+BL)/(N/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsHを算出し、
当該システム帯域の一部が周波数0よりも小さいとき、ΔFsL=(−BL)/(N/2+1/2)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsLを算出する
ようにコンピュータを実行させることを特徴とする請求項7に記載の受信機用のサンプリング周波数探索プログラム。 - サンプリング周波数Fsの単位増分量あたりの、エイリアシングシステム帯域の周波数移動量をv(高周波数方向を正とする)とし、第1のエイリアシングシステム帯域の周波数移動量v1と、第2のエイリアシングシステム帯域の周波数移動量v2との移動量相対差をΔv(=v1−v2)とし、
第1のエイリアシングシステム帯域と、第2のエイリアシングシステム帯域とのシステム帯域間隔をΔF(高周波数方向を正とする)とし、
第3のステップは、
システム帯域間隔ΔFが0以上である場合、
移動量相対差Δvが0以上であるとき、ΔFs=(BW1+BW2−ΔF)/Δvとして、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出し、
移動量相対差Δvが0よりも小さいとき、ΔFs=ΔF/(−Δv)として、利用不可のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsを算出し、
システム帯域間隔ΔFが0よりも小さい場合、
移動量相対差Δvが0以上であるとき、(−ΔF)/Δv、ΔFsOK1及びΔFsOK2の中で最小値をΔFsOKとして、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出し、
移動量相対差Δvが0よりも小さいとき、ΔFsOK1及びΔFsOK2の中で最小値をΔFsOKとして、利用可能のサンプリング周波数範囲Fs〜Fs+ΔFsOKを算出する
ようにコンピュータを実行させることを特徴とする請求項8に記載の受信機用のサンプリング周波数探索プログラム。 - 第1のエイリアシングシステム帯域又は第2のエイリアシングシステム帯域のいずれか一方が、オーバーサンプリングによって検出されたシステム帯域であることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の受信機のサンプリング周波数探索プログラム。
- 請求項6から10のいずれか1項に記載のプログラムを実行するコンピュータと、
前記コンピュータから出力されるサンプリング周波数Fsに応じて、サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック生成手段と、
前記サンプリングクロックに応じて、受信したアナログ信号を、デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と
を有することを特徴とする受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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