JP2009049570A - 導電線が配置されるガラスに貼付する車両用アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構成であり、導電線が配置されるガラスに貼付して用いたとしても、VSWR特性や利得特性の向上や広帯域化が図れる車両用アンテナを提供する。
【解決手段】車両の導電線が配置されるガラスに貼付する車両用アンテナは、給電部10と、給電部からループ状に配置されるアンテナパターン13とからなる。給電部10は、ホット側端子11とグラウンド側端子12とからなる。アンテナパターン13は、ホット側端子から伸びるホット側アンテナパターン14とグラウンド側端子から伸びるグラウンド側アンテナパターン15とからなる。ホット側アンテナパターン14は、熱線20に対して略平行且つ熱線間の略中央に配置され、グラウンド側アンテナパターン15は、熱線に対して略平行な部分及び熱線に略垂直に交差する部分を少なくとも有するように配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は車両用アンテナに関し、特に、導電線が配置されるガラスに貼付して用いたとしても、VSWR特性や利得特性の向上や広帯域化が図れる車両用アンテナに関する。
車両のガラスに設けられるアンテナには、大きく分けてガラスアンテナとフィルムアンテナとが存在する。ガラスアンテナは、アンテナ線をガラスに予め印刷したものである。フィルムアンテナは、アンテナ素子を粘着フィルム上に設け、ガラスにこのフィルムを粘着させるものである。また、車両用アンテナには、フィルム上に設けられたアンテナ素子に粘着層を設け、ガラスに貼付した後にフィルムを剥がしてアンテナ素子のみがガラスに残るようにしたものも存在する。以下、本明細書中では、車両用アンテナという用語にはフィルムアンテナやアンテナ素子のみを残す構造のアンテナ等も含むものとして記載する。このような車両用アンテナには、フロントガラス用、リアガラス用、サイドガラス用等、貼付するガラス毎に種々のものが存在する。
特にリアガラス用の車両用アンテナの場合、リアガラスに配置されたデフォッガ用の熱線がアンテナ素子に影響を与えてしまうため、アンテナの特性が悪化してしまっていた。このため、例えば特許文献1に開示のアンテナのように、熱線を避けるようにアンテナ素子を配置するアンテナパターンのアンテナが開発されている。また、広帯域化等を図るために、無給電素子をループアンテナ近傍に配置したアンテナ(特許文献2)や、2つのアンテナ素子をコの字状やL字状になるようにガラス周縁部に沿って配置したアンテナ(特許文献3)も開発されている。
意匠登録第1294914号公報 特開2007−67884号公報 特開平4−132401号公報
車両用アンテナについては、ガラスに貼付されるものであるためドライバの視界を妨げるものであってはならず、また、視界を妨げないとしても目障りなものは避ける必要がある。したがって、アンテナパターンはシンプルで小型なものが望まれていた。しかしながら、従来の車両用アンテナでは、特にリアガラス用の場合には熱線の影響を避けるために複雑なアンテナパターンになってしまっていた。また、無給電素子を設けるためにアンテナパターンが複雑になったり部品点数が増えてしまったりする場合もあった。
さらに、アンテナ素子にピックアップ等を介して同軸ケーブルを接続する場合、アンテナ素子に平行に同軸ケーブルを引き回すと、アンテナ素子が同軸ケーブルの影響を受けてしまうため、ピックアップからの同軸ケーブルはアンテナ素子に対して垂直に引き回す必要があった。より具体的には、例えば図1に示されるように、特許文献2に開示のアンテナのような構成の場合、ループアンテナ1に設けられる給電端子2,2に、同軸ケーブル3が接続されるピックアップ4が固定される。ここで、ループアンテナ1の水平方向のアンテナパターンと同軸ケーブル3が平行に配置されると、アンテナ素子に悪影響を及ぼすため、同軸ケーブル3をピックアップから90度折り曲げて垂直方向に向けて引き回していた。特にリアガラスにこのような構成のフィルムアンテナを貼付した場合、水平方向に配置される熱線に対して垂直に交差する同軸ケーブルはドライバにとって非常に目障りであった。また、無給電素子5を設ける必要があるため、アンテナパターンが複雑になっていた。
さらに、特許文献3に開示のアンテナのような構成の場合、車両のガラスの周縁部に沿ってアンテナエレメントを配置しなければならず、設置の自由度が低かった。また、熱線の影響も受けやすい構成であった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、シンプルな構成であり、導電線が配置されるガラスに貼付して用いたとしても、VSWR特性や利得特性の向上や広帯域化が図れる車両用アンテナを提供しようとするものである。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による車両用アンテナは、ホット側端子とグラウンド側端子とからなる給電部と、ホット側端子から伸びるホット側アンテナパターンとグラウンド側端子から伸びるグラウンド側アンテナパターンとからなる、給電部からループ状に配置されるアンテナパターンであって、ホット側アンテナパターンが導電線に対して略平行且つ導電線間の略中央に配置されるよう構成され、グラウンド側アンテナパターンが導電線に対して略平行な部分及び導電線に略垂直に交差する部分を少なくとも有するように配置されるよう構成される、アンテナパターンと、を具備するものである。
ここで、ホット側アンテナパターン及びグラウンド側アンテナパターンは、それらの先端部が導電線に略垂直な方向で揃う位置に配置されるよう構成されても良い。
また、アンテナパターンは、略四辺形であっても良い。
さらに、給電部は、四辺形のアンテナパターンの角部に配置されても良い。
また、給電部のホット側端子とグラウンド側端子の配置方向は、導電線に対して略平行となるよう構成されても良い。
また、グラウンド側アンテナパターンは、その先端部が導電線上に配置されるよう構成されれても良い。
さらに、グラウンド側アンテナパターンは、導電線と共に仮想ループ形状を有するように配置されるよう構成されても良い。
本発明の車両用アンテナには、ループ状のアンテナパターンのみのシンプルな構成でありドライバに対して目障りとなりにくく、設置する位置の自由度も高く、VSWR特性や利得特性の向上や広帯域化を図ることができるという利点がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図示例と共に説明する。図2は、本発明の車両用アンテナを説明するための概略平面図である。本発明の車両用アンテナは、デフォッガの熱線が配置されるガラスに貼付されるものである。なお、本発明の車両用アンテナは熱線だけでなく、他のアンテナ線等の導電線が配置されるガラスに貼付する場合であっても適用可能であり、導電線が配置されるガラスであれば、リアガラスに限らず、サイドガラス等であっても適用可能である。以下、本明細書では導電線として熱線を中心に説明する。また、本発明の車両用アンテナは、フィルムアンテナに限定されず、フィルム上に設けられたアンテナ素子に粘着層を設け、ガラスに貼付した後にフィルムを剥がしてアンテナ素子のみがガラスに残るようにしたものにも適用可能なものである。
図示の通り、本発明の車両用アンテナは、給電部10とアンテナパターン13とから主に構成されるものである。給電部10は、ホット側端子11とグラウンド側端子12とからなるものであり、図示しない外部機器に、ピックアップ30やケーブル40を介して接続される。図示例では、給電部10のホット側端子11とグラウンド側端子12の配置方向は、デフォッガの熱線20に対して略平行となるように構成されている。なお、車両のガラスは一般的に平面ではなく曲面で構成されており、熱線は運転手側から見て直線状に見えるように配置されており、ガラス面上では直線ではなく湾曲して配置されるのが一般的である。したがって、本明細書中で「略平行」とは、このように湾曲して配置される熱線20に交差しないように配置されるように構成されることを含むものである。
アンテナパターン13は、給電部10からループ状に配置されるアンテナ素子である。図示例では、アンテナパターンは略四辺形、より具体的には、正方形に配置されている。なお、本発明の車両用アンテナのアンテナパターンは正方形には限定されず、長方形であっても良い。アンテナパターン13は、ホット側端子11から伸びるホット側アンテナパターン14と、グラウンド側端子12から伸びるグラウンド側アンテナパターン15とからなる。このように、本発明の車両用アンテナにおいて、アンテナパターン13は完全なループ状のいわゆるループアンテナとは構成を異にするものであり、ループの一部がカットされ除去された構成となっている。
ホット側アンテナパターン14は、デフォッガの熱線20に対して略平行に配置されるように構成されている。さらに、ホット側アンテナパターン14は、熱線間の略中央に配置されるように構成されている。なお、本明細書中で「略中央」とは、熱線間のちょうど中央に配置されることに限定されるものではなく、ホット側アンテナパターンが熱線の影響を極力受けない程度に各熱線から離れた位置に配置されるように構成されることも含むものものである。また、ホット側アンテナパターン14の長さは、ターゲット周波数の波長をλとすると、λ/4波長の電気長を有するよう調整される。ただし、本発明の車両用アンテナは広帯域アンテナであるため、厳密なターゲット周波数は存在せず、利用する周波数帯域のいずれかにλが含まれるように、ガラスによる短縮率(波長短縮率)の影響を考慮してその長さが決定されれば良い。なお、短縮率とは、ガラス等の絶縁体に電波が伝播するときにその絶縁体の影響により伝播速度が遅くなり波長が短くなる率をいう。
一方、グラウンド側アンテナパターン15は、図示例ではグラウンド側端子12から垂直方向下側に伸び、90度右側に屈折し、熱線20に対して略平行に伸び、さらに90度上側に屈折して垂直方向上側に伸び、ホット側アンテナパターン14の先端付近まで来るように構成されている。すなわち、グラウンド側アンテナパターン15は、熱線20に対して略平行な部分及び熱線20に略垂直に交差する部分を有するように構成されている。そして、ホット側アンテナパターン14の先端部とグラウンド側アンテナパターン15の先端部とは、熱線に略垂直な方向で揃う位置に配置されるように構成されている。
このように構成された車両用アンテナをガラスに貼付するときには、まず、ホット側アンテナパターン14が、デフォッガの熱線20に対して略平行且つ熱線20間の略中央に来るように位置決めされる。このとき、ホット側端子11とグラウンド側端子12の配置方向は、熱線20に対して略平行であり、また、給電部10は、熱線20間の略中央に来る。
そして、ピックアップ30をホット側端子11及びグラウンド側端子12の位置に合わせて取り付ける。ピックアップ30から伸びる同軸ケーブル等のケーブル40は、図示例のように、ホット側アンテナパターン14に対して略平行に引き回される。本発明の車両用アンテナでは、給電部10が四辺形のループ状のアンテナパターンの角部に配置されているため、アンテナパターン13とケーブル40が並行して配置されることがない。そのため、図示例のようにホット側アンテナパターン14がケーブル40の影響を受けることなく、熱線20に略平行、すなわち熱線20と同方向にケーブル40を引き回すことが可能となる。したがって、ケーブル40がドライバにとって目障りとなることも防止可能である。
ここで、図2に示される車両用アンテナを熱線に対して上下にずらして配置した場合の特性の変化を、図3を用いて説明する。図3は、車両用アンテナのホット側アンテナパターンを、熱線間の中央から上下に10mmずらして配置した場合の周波数対VSWR特性のグラフである。図3のグラフから分かる通り、上又は下にホット側アンテナパターンをずらした場合に比べて、中央に配置した状態が最もVSWRの平均特性が良いことが分かる。なお、熱線間の略中央に配置されていれば良いため、配置の自由度も高い。
次に、本発明の車両用アンテナの他の例を説明する。上述したように、図2に示される例では、グラウンド側アンテナパターン15は、ループ状のアンテナパターン13の右辺側で熱線20を3本交差するように構成されている。しかしながら、本発明の車両用アンテナはこれに限定されない。図4は、本発明の車両用アンテナの他の例を説明するための概略平面図である。図中、図2と同一の符号を付した部分は概ね同一構成要素を表わしているため、重複説明は省略する。図4に示されるように、ループ状のアンテナパターン13の右辺側で熱線20に交差せず、熱線20上にグラウンド側アンテナパターン15の先端部が配置される構成であっても良い。図示の通り、グラウンド側アンテナパターン15は、熱線20と共に仮想ループ形状を有するように配置されるよう構成されている。すなわち、グラウンド側アンテナパターン15は、その先端部から熱線20を通って熱線20がグラウンド側アンテナパターン15に交差する部分(ループ状のアンテナパターン13の左辺側)の経路により、グラウンド側アンテナパターン15が熱線20と共に仮想ループ形状を構成している。
さらにまた、ループ状のアンテナパターン13は、コの字状のループであっても良い。図5は、本発明の車両用アンテナのさらに他の例を説明するための概略平面図である。図中、図2と同一の符号を付した部分は概ね同一構成要素を表わしているため、重複説明は省略する。図5に示されるように、ループ状のアンテナパターン13の右辺側全体が除去されたものであっても良い。この場合にも、ホット側アンテナパターン14の先端部とグラウンド側アンテナパターン15の先端部とは、熱線に略垂直な方向で揃う位置に配置されるように構成されている。
さらに、上述の図示例では、給電部が四辺形のアンテナパターンの角部、より具体的には左上角部に配置された例を示したが、本発明はこれに限定されず、図6に示されるように、四辺形のアンテナパターン13の上辺の中央部付近に配置されていても良い。但し、この場合には、ケーブル40を熱線20に略平行に引き回すとアンテナパターン13に対してケーブル40が並行して配置されてしまうため、ケーブルの影響を避けるために熱線20に対して垂直に引き回すことが好ましい。なお、図6ではアンテナパターン13は長方形とし、さらに、グラウンド側アンテナパターン15の先端部が、ホット側アンテナパターン14の先端部よりもさらに右側に配置されるように構成された例を示した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、グラウンド側アンテナパターン15は、その先端部がホット側アンテナパターン14の先端部よりもさらに左側に配置されるように構成されても良い。さらに、図6の状態からグラウンド側アンテナパターン15の先端部がさらにホット側アンテナパターン14よりも上側に伸びたものであっても良い。さらにまた、その状態からグラウンド側アンテナパターン15の先端部が左側に伸び、ホット側アンテナパターン14をグラウンド側アンテナパターン15で覆うように配置されていても良い。なお、これらは給電部の配置位置が四辺形のアンテナパターンの角部に配置された例でも同様である。
また、上述の図示例では、給電部10のホット側端子11とグラウンド側端子12の配置方向が熱線20に対して略平行なものを示したが、本発明はこれに限定されず、図7に示されるように、給電部10のホット側端子11とグラウンド側端子12の配置方向が熱線20に対して略垂直に構成されたものであっても良い。但し、この場合には、ピックアップ30内に設けられる場合があるアンプ回路等の電子回路が熱線20の影響を受ける恐れがあるため、シールド等を行うことが好ましい。
またさらに、上述の図示例では、ループ状のアンテナパターンは四辺形を基本に構成されたものを示したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明の車両用アンテナのアンテナパターンは、ホット側アンテナパターンが熱線に対して略平行に配置され、グラウンド側アンテナパターンが熱線に対して略平行な部分及び熱線に略垂直に交差する部分を少なくとも有していれば、必ずしも四辺形を基本に構成される必要はなく、例えば図8に示されるように、曲線ループ形状で構成されるものであっても構わない。
以下、本発明の車両用アンテナのVSWR特性を測定した結果を説明する。なお、以下の説明でアンテナパターンの寸法や周波数等を具体的に示すが、これらはあくまでも一例であって本発明はこれらの具体的な寸法や周波数等に限定されるものではない。
車両のガラスに配置される熱線20間の幅は30mmとし、ガラスの短縮率は0.65とした。また、車両用アンテナを配置する位置は、車両のサイドフランジから100mmの位置とした。アンテナパターン13は、線幅0.5mmで90mm角の正方形状パターンとし、ターゲット周波数は540Mhz付近として構成した。
この形状を基本とし、ホット側アンテナパターン14とグラウンド側アンテナパターン15の先端部のスペース(カット幅)を、1mm、5mm、10mm、30mm、60mm、75mm、90mmと変化させた場合の周波数対VSWR特性のグラフを図9に示す。なお、75mmカットが図4の状態であり、90mmカットが図5の状態である。また、比較のためホット側アンテナパターン14とグラウンド側アンテナパターン15の先端部のスペースがない場合、すなわち、いわゆるループアンテナの状態の場合と、グラウンド側アンテナパターン15の右辺及び下辺が除去された場合、すなわち、いわゆるダイポールアンテナの状態の場合についてのVSWR特性も共に図9に示した。
図9のグラフから分かる通り、本発明の車両用アンテナは、ループアンテナやダイポールアンテナの構成に比べて、およそ480Mhz付近から650Mhz付近にかけて、VSWR特性が大きく改善していることが分かる。より詳細に見ると、75mmカット、すなわち図4に示される状態が最もVSWRの平均値が低く抑えられており特性が向上していることが分かる。また、1mmでもカットすれば特性が大きく改善すると共に、ダイポールアンテナ構造に比べても、本発明のようなループ状のアンテナパターンとすることで平均VSWR特性が向上していることが分かる。
また、本発明の車両用アンテナによれば、利得特性についても向上し、広帯域化が図れることも分かった。
なお、本発明の車両用アンテナは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
図1は、従来の車両用アンテナを説明するための概略平面図である。 図2は、本発明の車両用アンテナを説明するための概略平面図である。 図3は、本発明の車両用アンテナのホット側アンテナパターンを、熱線間の中央から上下にずらして配置した場合の周波数対VSWR特性のグラフである。 図4は、本発明の車両用アンテナの他の例を説明するための概略平面図である。 図5は、本発明の車両用アンテナのさらに他の例を説明するための概略平面図である。 図6は、本発明の車両用アンテナのさらに他の例を説明するための概略平面図である。 図7は、本発明の車両用アンテナのさらに他の例を説明するための概略平面図である。 図8は、本発明の車両用アンテナのさらに他の例を説明するための概略平面図である。 図9は、本発明の車両用アンテナのホット側アンテナパターンとグラウンド側アンテナパターンの先端部のスペースを変化させた場合の周波数対VSWR特性のグラフである。
符号の説明
10 給電部
11 ホット側端子
12 グラウンド側端子
13 アンテナパターン
14 ホット側アンテナパターン
15 グラウンド側アンテナパターン
20 熱線
30 ピックアップ
40 ケーブル

Claims (7)

  1. 車両の導電線が配置されるガラスに貼付する車両用アンテナであって、該車両用アンテナは、
    ホット側端子とグラウンド側端子とからなる給電部と、
    前記ホット側端子から伸びるホット側アンテナパターンと前記グラウンド側端子から伸びるグラウンド側アンテナパターンとからなる、前記給電部からループ状に配置されるアンテナパターンであって、前記ホット側アンテナパターンが導電線に対して略平行且つ導電線間の略中央に配置されるよう構成され、前記グラウンド側アンテナパターンが導電線に対して略平行な部分及び導電線に略垂直に交差する部分を少なくとも有するように配置されるよう構成される、アンテナパターンと、
    を具備することを特徴とする車両用アンテナ。
  2. 請求項1に記載の車両用アンテナにおいて、前記ホット側アンテナパターン及び前記グラウンド側アンテナパターンは、それらの先端部が導電線に略垂直な方向で揃う位置に配置されるよう構成されることを特徴とする車両用アンテナ。
  3. 請求項1に記載の車両用アンテナにおいて、前記アンテナパターンは、略四辺形であることを特徴とする車両用アンテナ。
  4. 請求項3に記載の車両用アンテナにおいて、前記給電部は、前記四辺形のアンテナパターンの角部に配置されることを特徴とする車両用アンテナ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の車両用アンテナにおいて、前記給電部のホット側端子とグラウンド側端子の配置方向は、導電線に対して略平行となるよう構成されることを特徴とする車両用アンテナ。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の車両用アンテナにおいて、前記グラウンド側アンテナパターンは、その先端部が導電線上に配置されるよう構成されることを特徴とする車両用アンテナ。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の車両用アンテナにおいて、前記グラウンド側アンテナパターンは、導電線と共に仮想ループ形状を有するように配置されるよう構成されることを特徴とする車両用アンテナ。
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