JP2009049486A - 移動通信システムにおけるユーザ装置及び方法 - Google Patents

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    • H04W36/0094Definition of hand-off measurement parameters

Abstract

【課題】在圏セルで報知されているセル再選択の実施条件を修正して自装置に適用すべきか否かをユーザ装置で正しく判定すること。
【解決手段】ユーザ装置は、基地局から送信された信号を受信し、セル再選択の実施条件を決めるパラメータを取得する手段と、セルの再選択回数を数える計数手段と、ドップラ周波数を測定する測定手段とを有する。セル再選択の実施条件は、移行先基地局からの受信信号強度が、移行元基地局からの受信信号強度よりもQhyst以上高い状態が、Treselection以上続くことである。第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、再選択待機期間を修正するか否かが決定される。第1条件は、所定の第1期間TCRmax内に行われたセルの再選択回数が第1閾値NCR以上であることである。第2条件は、第2期間TFDにわたってドップラ周波数が所定の第2閾値FDthresh以上であったことである。
【選択図】図4

Description

本発明は一般に移動通信の技術分野に関連し、特にセル再選択を行うユーザ装置及び方法に関連する。
セルラ方式の移動通信システムでは、セルからセルへハンドオーバを行うことでサービスエリア全域で移動通信を行うことができる。ハンドオーバはセルの再選択(reselection)とも言及される。(通信中のセル移行をハンドオーバ、待受け中のセル移行をセル再選択と呼ぶ場合もあるが、ここでは両者を区別せず、セル再選択と呼ぶ。)ユーザ装置の接続・待受けするセルを切り替えるべき時点又は地点は、理論的には、移行元基地局(ソースeNB)から送信された信号の受信信号強度と、移行先基地局(ターゲットeNB)から送信された信号の受信信号強度との大小関係が変わるポイントである。一方、セル再選択はシステム及びユーザ装置双方に多くの信号処理負担を強いるので、過剰に行われるべきではない。例えば、通信中ハンドオーバの場合は、パス切換えやユーザ装置のネットワークノード間のコンテクスト転送などの処理負荷が生じる。また、待受け中セル再選択の場合は、移行先セルで報知情報を受信するユーザ装置の負荷が生じ、バッテリ消耗に影響する。このため、或る程度のヒステリシスを加味した上でセル再選択を開始するのが通常的である。
図1は受信信号電力及びヒステリシス等の相互関係を示す。図示の例では、ターゲットeNBから送信された信号の受信信号強度が、ソースeNBから送信された信号の受信信号強度よりもヒステリシス閾値Qhyst以上高い状態が、再選択待機期間Treselection(秒)以上続いた後にセルの再選択が開始される。ヒステリシス閾値及び再選択待機期間は、報知情報BCHによりユーザ装置に通知される。このようにすることで、セル境界付近での無駄なセル再選択を抑制できる。従って真に必要なセル再選択のみを行う観点からは、再選択待機期間を長くすることが好ましい。
ところで、移動通信システムにおけるセル配置及びユーザの移動方向は様々である。例えば、図2のケース1に示される例では比較的大きなサイズの複数のセルをユーザが或る速度vで通過する様子を示す。ケース2に示される例では比較的小さな複数のセルをユーザが同じ速度vで通過する様子を示す。ケース2の場合、セル再選択を頻繁に実行すべきであるので、再選択待機期間を短く設定することが好ましい。一方、ケース1の場合、セル再選択が頻繁になされることは要求されない。むしろケース1の場合に再選択待機期間を短くしたとすると、不要なセル再選択が生じてしまうことが懸念される。この点に関し、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)では、ユーザ装置が過去に行ったセル再選択回数が所定値より多かった場合、そうでなかった場合に比較して、再選択待機期間Treselectionが短く設定される。UMTSでTreselectionを調整することについては例えば非特許文献1,2に示されている(特に、パラメータについてはTS25.331,10.3.2.3に示されている。)。
3GPP TS25.331 V7.5.0 3GPP TS25.304 V7.2.0
上述したように移動通信システムにおけるセル配置及びユーザの移動方向は様々である。従って図2に示されるような状況だけでなく、図3に示されるようにユーザの進路自体が蛇行している場合(上図)や、セル境界が複雑に入り組んでいる場合(下図)等もあり得る。このような状況は将来益々増える可能性がある。図3に示されるような場合、セルの再選択回数は比較的多くなる。従ってUMTSの上記の手法によれば再選択待機期間は短く設定される。しかしながら図3に示されるような場合は、図2のケース2のように高速に移動しながら多数のセルを通過するわけではないので、むしろ不要なセル再選択が抑制されるべきである。にもかかわらず、再選択待機期間が短く設定されることで、セル再選択が却って促され、不要なセル再選択が頻繁に生じてしまうことが懸念される。
本発明の課題は、在圏セルで報知されているセル再選択の実施条件を修正して自装置に適用すべきか否かをユーザ装置で正しく判定することである。
移動通信システムで使用されるユーザ装置は、基地局から送信された信号を受信し、セル再選択の実施条件を決めるパラメータを取得する手段と、セルの再選択回数を数える計数手段と、自装置の移動度を示すドップラ周波数を測定する測定手段とを有する。前記セル再選択の実施条件は、移行先基地局から送信された信号の受信信号強度が、移行元基地局から送信された信号の受信信号強度よりもヒステリシス閾値以上高い状態が、再選択待機期間以上続くことである。第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、前記セル再選択の実施条件を修正して使用するか否かが決定される。前記第1条件は、所定の第1期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第1閾値(NCR又はNCR2)以上であることである。前記第2条件は、所定の第2期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第2閾値(FDthresh又はFDthresh2)以上であったことである。前記セル選択の実施条件の修正は、少なくとも前記再選択待機期間を変えることである。
本発明によれば、在圏セルで報知されているセル再選択の実施条件を修正して自装置に適用すべきか否かをユーザ装置で正しく判定することができる。
本発明の一形態では、ユーザ装置で第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、セル再選択の実施条件を修正して使用するか否かが決定される。第1条件は、所定の第1期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第1閾値(NCR又はNCR2)以上であることである。第2条件は、所定の第2期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第2閾値(FDthresh又はFDthresh2)以上であったことである。セル再選択の実施条件は、移行先基地局から送信された信号の受信信号強度が、移行元基地局から送信された信号の受信信号強度よりもヒステリシス閾値以上高い状態が、再選択待機期間以上続くことである。受信信号強度は、例えばパイロット信号の受信電力又は受信信号対干渉電力比などであってよい。短縮された再選択待機期間は、第1条件を満たすだけでは使用されない。第1条件だけでなく第2条件をも満たさなければならない。図3に示されるような状況の場合、第1条件は満足するかもしれないが、多くの場合第2条件を満足しないので、再選択待機期間Treselectionが過剰に短縮されずに済む。従ってセル再選択の実施条件を修正して自装置に適用すべきか否かが、ユーザ装置で正しく判定される。
2より多くの速度状態を区別する観点からは、第3条件及び第4条件双方が満たされたか否かによって、セル再選択の実施条件の修正方法が異なるように、条件が用意されてもよい。第3条件は、所定の第3期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第3閾値(NCR1)以上であることである。第4条件は、所定の第4期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第4閾値(FDthresh1)以上であったことである。第3及び第4条件双方が満たされた場合の再選択待機期間は、第3及び第4条件双方が満たされなかった場合の再選択待機期間より短くなるように設定されてよい。
セル再選択の実施条件の修正方法を様々に用意する観点からは、再選択待機期間Treselectionを変えるだけでなく、ヒステリシス閾値Qhystも変更されてよい。
なお、TreselectionはTime to Triggerと呼ばれてもよく、QhystはReporting Rangeと呼ばれてもよい。また、セル再選択(通信中ハンドオーバ)の実施条件が満たされた場合にメジャーメントレポートがユーザ装置から通信中の基地局に送信されてもよい。
また、本発明の一形態では、ユーザ装置で第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、周辺セルサーチの頻度または周辺基地局の受信信号強度の測定実施頻度を修正して使用するか否かが決定される。ユーザ装置はより適した基地局で待受け/通信を行うために、周期的に周辺セルサーチを行い、周辺基地局の受信信号強度の測定を行っている。ここで、バッテリセービングの観点から、現在のサービング基地局(待受け中或いは通信中の基地局)の受信信号強度がある閾値Ssearchを上回る期間は、セル再選択の必要性(より適した基地局が見つかる可能性)が低いことから、周辺セルサーチや周辺基地局の受信信号強度の測定頻度を減らしてもよい。本発明の一形態では、前記第1条件及び第2条件を満たした場合に、閾値Ssearchを修正する。前記第1条件及び第2条件双方が満たされた場合の閾値Ssearchは、満たされない場合の閾値Ssearchよりも高くなるように設定されてよい。同様に、前記第3条件及び第4条件双方が満たされた場合の閾値Ssearchは、満たされない場合のSsearchよりも高くなるように設定されてよい。
ユーザ装置のバッテリセービングの観点からは、閾値Ssearchを変えるだけでなく、周辺セルサーチの頻度または周辺基地局の受信信号強度の測定実施頻度を修正してもよい。
速度判定動作の安定性を図る観点からは、閾値と比較されるドップラ周波数は、瞬時的なドップラ周波数の平均値でもよい。
図4は第1実施例による動作例を示すフローチャートである。図示のフローは移動通信システムで使用されるユーザ装置内で実行される。フローはステップS1から始まり、状態の初期化が行われる。後続のフローに進む前に、少なくともユーザ装置は在圏セルの基地局装置(サービング基地局又は移行元基地局)から報知情報BCHを受信し、セル再選択の実施条件を決めるためのパラメータを取得する。パラメータは具体的には、ヒステリシス閾値Qhyst、再選択待機期間Treselection、セル選択回数監視期間TCRmax、セル選択回数閾値NCR、移動度監視期間TFD、ドップラ周波数閾値FDthresh及びその他のパラメータが含まれてよい。
ステップS2では、現時点から遡ってセル選択回数監視期間TCRmaxの間にセル再選択が何回行われたかが確認される。即ち、ユーザ装置が過去TCRmaxの間にセル再選択を何回行ったかが確認される。セル選択回数監視期間TCRmaxは、例えば30,60,120,180,240(秒)のような値をとってもよいが、これらに限定されず、適切な如何なる値が使用されてもよい。確認されたセル選択回数は、セル選択回数閾値NCRと比較され、大小判定が行われる。セル選択回数閾値NCRは、例えば1乃至16の整数値のような値をとってもよいが、これらに限定されず、適切な如何なる値が使用されてもよい。確認されたセル選択回数が、セル選択回数閾値NCRより大きかった場合、フローはステップS3に進む。
ステップS3では、現時点から遡って移動度監視期間TFDの間、最大ドップラ周波数がドップラ周波数閾値FDthreshを越えていたか否かが確認される。移動度監視期間TFDはセル選択回数監視期間TCRmaxと同じ期間でもよいし、異なる期間でもよい。また、TFDは0でもよい。また、ステップS2及びS3は図示の通りに順に行われてもよいし、逆順に行われてもよいし、全部又は一部のステップが同時に行われてもよい。ドップラ周波数閾値FDthreshと比較される最大ドップラ周波数は、瞬時的な値でもよいし、複数の瞬時値の平均値でもよい。過去TFDにわたって最大ドップラ周波数が閾値FDthresh以上であった場合、フローはステップS4に進む。
ステップS4に至る場合は、セルの再選択回数が閾値NCR以上であり且つ最大ドップラ周波数が閾値FDthresh以上であった場合である。従ってユーザ装置は高速に移動しながら多数のセル再選択を経験してきている。これは図2のケース2のような状況にあることを示す。このユーザは高速移動状態にある。そこでステップS4では、報知情報により示されるデフォルトの再選択待機期間Treselectionをα倍し(0<α<1)、デフォルト値より小さな再選択待機期間(α×Treselection)が導出され、それがユーザ装置で実際に使用される。以後フローはステップS2に戻る。
一方、ステップS2で再選択回数が閾値NCRより少なかった場合又はステップS3で最大ドップラ周波数が閾値FDthreshを下回っていた場合、フローはステップS5に進む。
ステップS5では、過去ある一定期間TCRmaxHysの間に高速移動状態と判定されていないことが確認される。高速移動状態と判定されていなかったならば、フローはステップS6に進む。
ステップS6では、自装置UEは低速移動状態であることが確認される。この場合、典型的には図2のケース1のような状況なので、再選択待機期間は修正されず、そのまま使用される。以後フローはステップS2に戻り、説明済みのプロセスが行われる。
ステップS5で過去に高速移動状態と判定されたことが確認された場合、フローはステップS7に進み、ユーザ装置に設定されている状態が維持される。即ち、高速移動状態であったならば、修正後の再選択待機期間が引き続き使用され、低速移動状態であったならば未修正の再選択待機期間が引き続き使用される。以後フローはステップS2に戻り、説明済みのプロセスが行われる。
ステップS5は必須のステップではないが、ステップS5のプロセスを実行することで、ユーザ装置の速度状態判定にヒステリシスをもたらすことができ、これは動作の安定性等の観点から有利である。
上記の例では、ユーザ装置が高速移動状態の場合、再選択待機期間Treselectionをデフォルト値より短くしていたが、それに加えて又は代替的にヒステリシス閾値Qhystが変えられてもよい。即ち、セル再選択を促す観点からは、再選択待機期間Treselectionを短縮するだけでなく、ヒステリシス閾値Qhystを低くしてもよい(例えば、5dBのデフォルト値を3dBに下げる。)。逆に、不要なセル再選択を抑制する観点からは、再選択待機期間Treselectionを延長したり、ヒステリシス閾値Qhystを高くしてもよい。
図5は再選択待機期間Treselection(Tと略記されている)及びヒステリシス閾値Qhyst(Q1,Q2と略記されている)の相互関係を示す。図示されているように、低速のユーザ装置についてはデフォルト値の再選択待機期間Tが使用され、高速のユーザ装置については短縮された再選択待機期間αTが使用されてよい様子が示されている。より厳密に言えば、ターゲットeNBから送信された信号の受信信号強度が、ソースeNBから送信された信号の受信信号強度よりも第1ヒステリシス閾値Q1以上高い状態が、短縮された再選択待機期間αT以上続いた場合、高速移動状態のユーザ装置は(ポイントPで)セル再選択を開始する。低速移動状態のユーザ装置は、ポイントSでセル選択を開始する。ヒステリシス閾値及び再選択待機期間は相互に関連し合うので、例えば再選択待機期間Tを短縮せず維持する代わりにヒステリシス閾値をQ2に変えても、同様なポイントPでセル再選択を行うことができる。再選択待機期間Tのみしか修正できない場合、セル再選択をポイントRより前に実施することはできない。しかし、ヒステリシス閾値を修正した場合は、ポイントRより前にセル再選択を実施することも可能となる。例えばユーザ装置が新幹線のように高速移動した場合に、より早く移行先セルへ再選択させる場合などに有効である。このように再選択待機期間だけでなくヒステリシス閾値をも変更可能にすることで、ユーザ装置は自装置の性能や移動状況にふさわしいセル選択の実施条件を設定できるようになる。
図6はユーザ装置の機能ブロック図を示す。図6にはRF部61、L1/L2処理部62、RRC処理部63、ドップラ周波数測定部64、再選択回数測定部65及び速度判定部66が描かれている。
RF部61は、アンテナを通じて無線通信される信号と、ユーザ装置内で使用されるベースバンド信号との間の信号変換を行う。
L1/L2処理部62は、物理レイヤL1に関する信号処理及びMACレイヤL2に関する信号処理を行う。
RRC処理部63は、RRCプロトコルレイヤに関する信号処理を行う。本実施例に関しては特にセル再選択に関する処理、例えば移行先セルにおける報知情報の受信などが行われる。
ドップラ周波数測定部64は、自装置に関する最大ドップラ周波数を測定する。測定されたドップラ周波数fDは速度判定部66に報告される。この測定値は図4のステップS3で使用されるものに相当する。
再選択回数測定部65は、セルの再選択の回数を数える。回数も速度判定部66に報告される。この回数は図4のステップS2で使用されるものに相当する。
速度判定部66は、自装置が高速で移動している状態(高速移動状態)であるか、静止又は低速でしか移動していない状態(低速移動状態)であるかを判定する。判定手法は図4及び後述の図7の手順でなされてよい。判定の結果に応じて、未修正の又は修正後のセル選択の実施条件で、そのユーザ装置に関するセル再選択手順がRRC処理部63により実行される。
図7は第2実施例による動作例を示すフローチャートである。第1実施例ではユーザ装置の移動状態は2種類に区別され、それぞれに適したセル選択の実施条件が設定された。第2実施例では、ユーザ装置の移動状態は3種類に区別され、それぞれに適したセル選択の実施条件が設定される。例えば100km/h程度は高速移動状態に対応させてもよい。例えば50km/h程度は中間状態に対応させてもよい。同様な手法で移動状態を4以上に区別してもよい。
フローはステップS1から始まり、状態の初期化が行われる。ユーザ装置は在圏セルの基地局装置から報知情報BCHを受信し、セル再選択の実施条件を決めるためのパラメータを取得する。
ステップS2では、現時点から遡ってセル選択回数監視期間TCRmaxの間にセル再選択が何回行われたかが確認される。即ち、ユーザ装置が過去TCRmaxの間にセル再選択を何回行ったかが確認される。確認されたセル選択回数は、第1のセル選択回数閾値NCR1と比較され、大小判定が行われる。第1のセル選択回数閾値NCR1は、例えば1乃至16の整数値のような値をとってもよいが、これらに限定されず、適切な如何なる値が使用されてもよい。確認されたセル選択回数が、第1のセル選択回数閾値NCRより大きかった場合、フローはステップS3に進む。
ステップS3では、現時点から遡って移動度監視期間TFDの間、最大ドップラ周波数が第1のドップラ周波数閾値FDthresh(1)を越えていたか否かが確認される。移動度監視期間TFDはセル選択回数監視期間TCRmaxと同じ期間でもよいし、異なる期間でもよい。また、TFDは0であってもよい。また、ステップS2及びS3は図示の通りに順に行われてもよいし、逆順に行われてもよいし、全部又は一部のステップが同時に行われてもよい。第1ドップラ周波数閾値FDthresh(1)と比較される最大ドップラ周波数は、瞬時的な値でもよいし、複数の瞬時値の平均値でもよい。過去TFDにわたって最大ドップラ周波数が閾値FDthresh(1)以上であった場合、フローはステップS4に進む。
ステップS4に至る場合は、セルの再選択回数が閾値NCR1以上であり且つ最大ドップラ周波数が閾値FDthresh(1)以上であった場合である。従ってユーザ装置は高速に移動しながら多数のセル再選択を経験してきている。このユーザは高速移動状態にある。ステップS4では、デフォルトの再選択待機期間Treselectionをα倍し(0<α<1)、デフォルト値より小さな再選択待機期間(α×Treselection)が導出され、それがユーザ装置で実際に使用される。以後フローはステップS2に戻る。
一方、ステップS2で再選択回数が閾値NCR1より少なかった場合又はステップS3で最大ドップラ周波数が閾値FDthresh(1)を下回っていた場合、フローはステップS5に進む。
ステップS5では、過去ある一定期間TCRmaxHys1の間に高速移動状態と判定されていないことが確認される。高速移動状態と判定されていなかったならば、フローはステップS6に進む。
ステップS6では、現時点から遡ってセル選択回数監視期間TCRmaxの間に行われたセル再選択回数が、第2のセル選択回数閾値NCR2と比較され、大小判定が行われる。第2のセル選択回数閾値NCR2も例えば1乃至16の整数値のような適切な如何なる値をとってもよいが、典型的には、第1のセル選択回数閾値NCR1より小さな値である。セル選択回数が、第2のセル選択回数閾値NCR2より大きかった場合、フローはステップS7に進む。
ステップS7では、現時点から遡って移動度監視期間TFDの間、最大ドップラ周波数が第2のドップラ周波数閾値FDthresh(2)を越えていたか否かが確認される。第2のドップラ周波数閾値FDthresh(2)は適切な如何なる値をとってもよいが、典型的には第1のドップラ周波数閾値FDthresh(1)より小さな移動度に対応する値をとる。移動度監視期間TFDはセル選択回数監視期間TCRmaxと同じ期間でもよいし、異なる期間でもよい。また、ステップS6及びS7は図示の通りに順に行われてもよいし、逆順に行われてもよいし、全部又は一部のステップが同時に行われてもよい。第2のドップラ周波数閾値FDthresh(2)と比較される最大ドップラ周波数は、瞬時的な値でもよいし、複数の瞬時値の平均値でもよい。過去TFDにわたって最大ドップラ周波数が閾値FDthresh(2)以上であった場合、フローはステップS8に進む。
ステップS8に至る場合、ユーザ装置は高速移動状態ではないにしても、セルの再選択回数が閾値NCR2以上であり且つ最大ドップラ周波数が閾値FDthresh(2)以上なので、比較的移動度が大きい。すなわちこのユーザは中間状態にある。ステップS8では、デフォルトの再選択待機期間Treselectionをβ倍し(0<α<β<1)、デフォルト値より小さな再選択待機期間(β×Treselection)が導出され、それがユーザ装置で実際に使用される。以後フローはステップS2に戻る。
一方、ステップS5で過去に高速移動状態と判定されていた場合、ステップS6で再選択回数が閾値NCR2より少なかった場合又はステップS7で最大ドップラ周波数が閾値FDthresh(2)を下回っていた場合、フローはステップS9に進む。
ステップS9では、過去ある一定期間TCRmaxHys2の間に、高速移動状態とも中間状態とも判定されていないことが確認される。高速移動状態とも中間状態とも判定されていなかったならば、フローはステップS10に進む。
ステップS10では、自装置UEは低速移動状態であることが確認される。この場合、典型的には図2のケース1のような状況なので、再選択待機期間は修正されず、そのまま使用される。以後フローはステップS2に戻り、説明済みのプロセスが行われる。
ステップS5で過去に高速移動状態又は中間状態と判定されたことが確認された場合、フローはステップS11に進み、ユーザ装置に設定されている状態が維持される。即ち、高速移動状態であったならばαTに修正された再選択待機期間が引き続き使用され、中間状態であったならばβTに修正された再選択待機期間が引き続き使用され、低速移動状態であったならば未修正の再選択待機期間が引き続き使用される。以後フローはステップS2に戻り、説明済みのプロセスが行われる。
ステップS5及びS9は必須のステップではないが、ステップS5及びS9のプロセスを実行することで、ユーザ装置の速度状態判定にヒステリシスをもたらすことができ、これは動作の安定性の等の観点から有利である。
第1実施例と同様に、セル再選択の実施条件は、再選択待機期間及びヒステリシス閾値の双方又は一方を変えることで設定されてよい。
図7ではステップS1の後にステップS2が行われるようにフローが描かれているが、このことは必須でない。例えばステップS1の後にステップS5が行われてもよい。また、本実施例では高速移動状態、中間状態及び低速移動状態の順にユーザ装置の状態が判定されたが、この順序も必須でない。低速移動状態から順に判定されてもよい。
本発明の第3実施例では、ユーザ装置で第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、周辺セルサーチの頻度または周辺基地局の受信信号強度の測定実施頻度を修正して使用するか否かが決定される。第1及び2条件とは、図4のステップS2,S3で判断された条件である。ユーザ装置は、より適した基地局で待受け/通信を行うために、周期的に周辺セルサーチを行い、周辺基地局の受信信号強度の測定を行っている。ここで、バッテリセービングの観点から、現在のサービング基地局(待受け中或いは通信中の基地局)の受信信号強度がある閾値Ssearchを上回る期間では、セル再選択の必要性(より適した基地局が見つかる可能性)は低い。従って現在のサービング基地局の受信信号強度がある閾値Ssearchを上回る期間では、周辺セルサーチや周辺基地局の受信信号強度の測定頻度は少なくてもよい。図8はサービングセルでの受信信号品質の良否に応じてセルサーチ頻度等が変わる様子を示す。
図9に示されるように、本発明の第3実施例では、第1条件及び第2条件を満たした場合に、閾値Ssearchが修正される。第1条件及び第2条件双方が満たされた場合の閾値Ssearchは、満たされない場合の閾値Ssearchよりも高くなるように設定されてよい。これにより、第1及び第2条件が満たされた場合に、セルサーチ等の頻度が増え、セル再選択・ハンドオーバイベントを速やかに検出することができる。同様に、前記第3条件及び第4条件双方が満たされた場合の閾値Ssearchは、満たされない場合のSsearchよりも高くなるように設定されてよい。第3,第4条件とは図7のステップS2,S3で判定された条件である。 ユーザ装置のバッテリセービングの観点からは、閾値Ssearchを変えるだけでなく、周辺セルサーチの頻度または周辺基地局の受信信号強度の測定実施頻度を修正してもよい。
図10はセルサーチ頻度又は信号強度測定頻度が、ユーザ装置の移動速度(高、中、低)に応じてどのように異なるかを示す。図示の例では、図9で説明されたようにサービングセルでの受信信号強度が或る閾値Ssearch以上であるか否かに応じて、セルサーチ等の頻度が異なっている。図示の例では、最小の頻度N1から最大の頻度N6にわたって頻度を変えることができる。これにより、ユーザ装置の移動速度及び受信信号品質の良否に応じて適切な頻度でセルサーチ等を行うことができる。
なお、N1からN6を指定するパラメータ、高中低の各速度域で用いるSsearchの値は、報知されるか、又は通信中のユーザ装置であれば個別制御チャネルで基地局装置から通知される。同様に、実施例1、実施例2におけるTCRmax, TCRmaxHyst, NCR, TFD, FDthresh, Treselection, Qhyst, α, βといったパラメータも報知されるか、又は通信中のユーザ装置であれば個別制御チャネルで基地局装置から通知される。図11は基地局装置からユーザ装置に通知されるパラメータの内、本発明に特に関連するパラメータの一例を示す。ネットワークがこれらユーザ装置で用いるパラメータを制御可能とすることで、システム内のユーザ装置の挙動を揃えることができる。特に、オペレータがセル半径、周辺セル数、エリア内に高速道路があるかなどの状況に応じて、ユーザ装置の挙動を的確に制御することができる。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
受信信号電力及びヒステリシス等の相互関係を示す。 セル再選択を頻繁に行うべき場合及び行うべきでない場合を示す図である。 セル再選択回数が多くなる状況を示す図である。 第1実施例による動作例を示すフローチャートである。 再選択待機期間及びヒステリシス閾値の相互関係を示す図である。 ユーザ装置の機能ブロック図を示す。 第2実施例による動作例を示すフローチャートである。 第3実施例を説明するための図(その1)である。 第3実施例を説明するための図(その2)である。 移動速度に応じたセルサーチ又は品質測定頻度の設定例を示す図である。 基地局装置からユーザ装置に通知されるパラメータ例を示す図である。
符号の説明
61 RF部
62 L1/L2処理部
63 RRC処理部
64 ドップラ周波数測定部
65 再選択回数測定部
66 速度判定部

Claims (17)

  1. 移動通信システムで使用されるユーザ装置であって、
    基地局から送信された信号を受信し、セル再選択の実施条件を決めるパラメータを取得する手段と、
    セルの再選択回数を数える計数手段と、
    自装置の移動度を示すドップラ周波数を測定する測定手段と、
    を有し、前記セル再選択の実施条件は、移行先基地局から送信された信号の受信信号強度が、移行元基地局から送信された信号の受信信号強度よりもヒステリシス閾値以上高い状態が、再選択待機期間以上続くことであり、
    第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、前記セル再選択の実施条件を修正して使用するか否かが決定され、
    前記第1条件は、所定の第1期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第1閾値(NCR又はNCR2)以上であることであり、
    前記第2条件は、所定の第2期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第2閾値(FDthresh又はFDthresh2)以上であったことであり、
    前記セル選択の実施条件の修正は、少なくとも前記再選択待機期間を変えることであるユーザ装置。
  2. 第3条件及び第4条件双方が満たされたか否かによって、前記セル再選択の実施条件の修正方法が異なり、
    前記第3条件は、所定の第3期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第3閾値(NCR1)以上であることであり、
    前記第4条件は、所定の第4期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第4閾値(FDthresh1)以上であったことである請求項1記載のユーザ装置。
  3. 前記修正方法により、前記第3及び第4条件双方が満たされた場合の再選択待機期間は、前記第3及び第4条件双方が満たされなかった場合の再選択待機期間より短くなるように設定される請求項2記載のユーザ装置。
  4. 前記セル選択の実施条件の修正は、前記ヒステリシス閾値を変えることも含む請求項1乃至3の何れか1項に記載のユーザ装置。
  5. 閾値と比較される前記ドップラ周波数は、瞬時的なドップラ周波数の平均値である請求項1乃至4の何れか1項に記載のユーザ装置。
  6. 前記セル再選択の実施条件を決めるパラメータが、報知情報から抽出される請求項1乃至5の何れか1項に記載のユーザ装置。
  7. 前記第1条件、前記第2条件又はセル再選択の実施条件を決めるパラメータの1つ以上が、報知チャネル又は個別制御チャネルから抽出される請求項1乃至6の何れか1項に記載のユーザ装置。
  8. 前記第3条件又は前記第4条件を決めるパラメータの1つ以上が、報知チャネル又は個別制御チャネルから抽出される請求項2記載のユーザ装置。
  9. 移動通信システムのユーザ装置で使用される方法であって、
    基地局から送信された信号を受信し、セル再選択の実施条件を決めるパラメータを取得するステップと、
    セルの再選択回数の計数及び自装置の移動度を示すドップラ周波数の測定を行うステップと、
    計数結果及び測定結果に応じて前記ユーザ装置で使用されるセル再選択の実施条件を決定するステップと、
    を有し、前記セル再選択の実施条件は、移行先基地局から送信された信号の受信信号強度が、移行元基地局から送信された信号の受信信号強度よりもヒステリシス閾値以上高い状態が、再選択待機期間以上続くことであり、
    第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、前記セル再選択の実施条件を修正して使用するか否かが決定され、
    前記第1条件は、所定の第1期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第1閾値(NCR又はNCR2)以上であることであり、
    前記第2条件は、所定の第2期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第2閾値(FDthresh又はFDthresh2)以上であったことであり、
    前記セル選択の実施条件の修正は、少なくとも前記再選択待機期間を変えることである方法。
  10. 第3条件及び第4条件双方が満たされたか否かによって、前記セル再選択の実施条件の修正方法が異なり、
    前記第3条件は、所定の第3期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第3閾値(NCR1)以上であることであり、
    前記第4条件は、所定の第4期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第4閾値(FDthresh1)以上であったことである請求項9記載の方法。
  11. 移動通信システムで使用されるユーザ装置であって、
    自セル及び他セルから受信した信号の信号品質を測定する測定手段と、
    測定結果に応じてセルサーチを行う手段と、
    セルの再選択回数を数える計数手段と、
    自装置の移動度を示すドップラ周波数を測定する測定手段と、
    を有し、自セルから受信した信号の信号品質が品質閾値より優れているか否かによって、前記測定手段での測定頻度又はセルサーチの頻度が異なり、
    第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、前記品質閾値として使用される値が異なり、
    前記第1条件は、所定の第1期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第1閾値(NCR又はNCR2)以上であることであり、
    前記第2条件は、所定の第2期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第2閾値(FDthresh又はFDthresh2)以上であったことであるユーザ装置。
  12. 前記第1及び第2条件が満たされた場合の前記品質閾値は、前記第1及び第2条件が満たされなかった場合の前記品質閾値より高く設定される請求項9記載のユーザ装置。
  13. 前記第1及び第2条件が満たされた場合、前記測定手段での測定頻度又はセルサーチの頻度が増やされる請求項11又は12に記載のユーザ装置。
  14. 第3条件及び第4条件双方が満たされたか否かによっても前記品質閾値として使用される値が異なり、
    前記第3条件は、所定の第3期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第3閾値(NCR1)以上であることであり、
    前記第4条件は、所定の第4期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第4閾値(FDthresh1)以上であったことである請求項11乃至13の何れか1項に記載のユーザ装置。
  15. 前記第1条件、前記第2条件、品質閾値、測定頻度又はセルサーチ頻度を決めるパラメータの1つ以上が、報知チャネル又は個別制御チャネルから抽出される請求項11乃至14の何れか1項に記載のユーザ装置。
  16. 前記第3条件又は前記第4条件を決めるパラメータの1つ以上が、報知チャネル又は個別制御チャネルから抽出される請求項14記載のユーザ装置。
  17. 移動通信システムのユーザ装置で使用される方法であって、
    自セル及び他セルから受信した信号の信号品質を測定するステップと、
    セルの再選択回数及び自装置の移動度を示すドップラ周波数を測定するステップと、
    測定結果に応じてセルサーチを行うステップと、
    を有し、自セルから受信した信号の信号品質が品質閾値より優れているか否かによって、前記測定手段での測定頻度又はセルサーチの頻度が異なり、
    第1条件及び第2条件双方が満たされたか否かによって、前記品質閾値として使用される値が異なり、
    前記第1条件は、所定の第1期間(TCRmax)内に行われたセルの再選択回数が所定の第1閾値(NCR又はNCR2)以上であることであり、
    前記第2条件は、所定の第2期間(TFD)にわたって前記ドップラ周波数が所定の第2閾値(FDthresh又はFDthresh2)以上であったことである方法。
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