JP2009048836A - 放電管点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全で最適な保護動作を行なうことができる放電管点灯装置。
【解決手段】負荷の異常状態を検出する異常状態検出回路7は、放電管3の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第1比率で分圧した第1基準電圧Vb1と放電管の他端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第1比率で分圧した第2基準電圧Vb2とを生成する基準電圧部Ra1,Rb1,Ra2,Rb2と、放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第2比率で分圧した第1検出電圧Vc1と放電管の他端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第2比率で分圧した第2検出電圧Vc2とを生成する検出電圧部Rc1,Rd1,Rc2,Rd2と、第2検出電圧が第1基準電圧に対して所定範囲外である場合に負荷が異常状態であると判定する第1判定部CP1と、第1検出電圧が第2基準電圧に対して所定範囲外である場合に負荷が異常状態であると判定する第2判定部CP2とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に冷陰極管を用いた液晶表示機器等に使用される放電管を点灯させる放電管点灯装置に関する。
放電管の一端に交流電圧を出力する放電管点灯装置において、負荷の異常状態を検出する異常状態検出回路としては、特許文献1に記載された放電管点灯装置が開示されている。
この放電管点灯装置は、放電灯電流に基づきチョッピング電圧を出力するチョッパ回路と、チョッピング電圧に基づきトランスで昇圧された交流電圧を発生し放電管の一端に交流電圧を印加して放電管を点灯させるDC/AC変換部と、放電管の他端に接続され且つ放電管に流れる電流を検出する放電管電流検出部とを有する。
そして、負荷の異常時には、放電管電流検出部から放電管電流がチョッパ回路側に帰還されない場合には、トランジスタが停止し、時定数設定回路により所定時間だけ遅延させた後、休止期間調整器に電圧を印加することにより、帰還制御ICのチョッパ回路への出力が停止する。このため、DC/AC変換部内のトランスに高電圧が印加されなくなり、トランスの発熱がなくなる。
特開平7−65972号公報
しかしながら、特許文献1に記載された放電管点灯装置は、あくまでも放電管の一端に交流電圧を出力する場合にのみ適用可能な回路である。また、特許文献1の放電管点灯装置にはバースト調光時の動作は記載されていない。
仮に、特許文献1の放電管点灯装置により、バースト調光を行なうとすると、保護回路(時定数設定回路及び休止期間調整器)のタイマー期間は、バースト調光の周期よりも充分に長く設定する必要がある。
しかし、このような構成では、実際に負荷が異常状態の場合には、タイマー期間中に、保護回路の一部が破壊してしまうおそれがある。
本発明は、保護回路のタイマー期間をバースト調光の周期よりも短く設定でき、安全で最適な保護動作を行なうことができる放電管点灯装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1は、負荷の異常状態を検出する異常状態検出回路を有し、放電管の両端に電圧を出力する放電管点灯装置であって、前記異常状態検出回路は、前記放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第1比率で分圧した第1基準電圧と前記放電管の他端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第1比率で分圧した第2基準電圧とを生成する基準電圧部と、前記放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第2比率で分圧した第1検出電圧と前記放電管の他端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第2比率で分圧した第2検出電圧とを生成する検出電圧部と、前記第2検出電圧が前記第1基準電圧に対して所定範囲外である場合に前記負荷が異常状態であると判定する第1判定部と、前記第1検出電圧が前記第2基準電圧に対して前記所定範囲外である場合に前記負荷が異常状態であると判定する第2判定部とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の放電管点灯装置において、前記放電管の両端には逆位相の電圧が出力されることを特徴とする。
請求項3の発明は、負荷の異常状態を検出する異常状態検出回路を有し、N個(N≧2)の放電管の各々の放電管の一端に電圧を出力する放電管点灯装置であって、前記異常状態検出回路は、前記N個の放電管を1番目からN番目と順番付けした場合に、1番目の放電管の一端の端電圧乃至N番目の放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第1比率で分圧した第1基準電圧乃至第N基準電圧を生成する基準電圧部と、1番目の放電管の一端の端電圧乃至N番目の放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第2比率で分圧した第1検出電圧乃至第N検出電圧を生成する検出電圧部と、前記検出電圧の前に付された数値が前記基準電圧の前に付された数値とは異なる場合のみ、前記検出電圧と前記基準電圧とを比較し、前記検出電圧が前記基準電圧に対して所定範囲外である場合に前記負荷が異常状態であると判定するN個の判定部とを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の放電管点灯装置において、前記放電管は、EEFLであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、放電管の一端の端電圧と他端の端電圧とを比較することで、バースト調光のオフ期間中、第1基準電圧、第2基準電圧、第1検出電圧、及び第2検出電圧の全ての電圧が同一比率で低下するため、負荷の異常状態を誤検知することがない。これにより、保護回路のタイマー期間をバースト調光の周期よりも短く設定でき、安全で最適な保護動作を行なうことができる。
請求項3の発明によれば、バースト調光のオフ期間中、第1基準電圧乃至第N基準電圧、第1検出電圧乃至第N検出電圧の全ての電圧が同一比率で低下するため、負荷の異常状態を誤検知することがない。これにより、保護回路のタイマー期間をバースト調光の周期よりも短く設定でき、安全で最適な保護動作を行なうことができる。
以下、本発明の放電管点灯装置の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1の放電管点灯装置の構成を示す回路図である。実施例1の放電管点灯装置は、特に大型の液晶パネルに用いられ、放電管3の両側に、コネクタ5aとコネクタ5bが接続されるとともに、共振回路とトランスT1,T2と共振回路に電流を流すスイッチング素子Qp1,Qn1,Qp2,Qn2とをそれぞれ配置し、放電管3の両端に逆位相の電圧を発生させ、直流から正負対称の交流に変換する。放電管3は、冷陰極管(CCFL)である。
図1において、直流電源Vinとグランドとの間には、ハイサイドのP型MOSFETQp1(P型FETQp1と称する。)とローサイドのN型MOSFETQn1(N型FETQn1と称する。)との直列回路が接続されている。P型FETQp1とN型FETQn1との接続点とグランドGNDとの間には、コンデンサC3aとトランスT1の一次巻線P1との直列回路が接続されている。P型FETQp1のソースに直流電源Vinが供給され、P型FETQp1のゲートは制御回路部1bのDRV1端子に接続されている。N型FETQn1のゲートは制御回路部1bのDRV2端子に接続されている。
トランスT1の二次巻線S1の一端はコネクタ5aを介して放電管3の一方の電極に接続されている。なお、Lr1はトランスT1のリーケージインダクタンス成分を示している。トランスT1の二次巻線S1の他端はダイオードD1aのカソード及びダイオードD2aのアノードに接続される。ダイオードD1a,D2a及び抵抗R4aは、管電流検出回路を構成し、二次巻線S1に流れる電流I1を検出し、検出された電流に比例した電圧を、抵抗R3aと制御回路部1bのFB1端子を介して内部の誤差増幅器の−端子に出力する。
放電管3の一端とグランドとの間にはコンデンサC9aとコンデンサC4aの直列回路が接続され、コンデンサC9aとコンデンサC4aとの接続点にはダイオードD6aのカソード及びダイオードD7aのアノードに接続される。ダイオードD6a,D7a及び抵抗R11a,C11aは、整流平滑回路を構成し、出力電圧VL1に比例した電圧を検出し、検出された電圧を制御回路部1bのOVP1端子に出力する。
また、直流電源Vinとグランドとの間には、P型FETQp2とN型MOSFETQn2との直列回路が接続されている。P型FETQp2とN型FETQn2との接続点とグランドGNDとの間には、コンデンサC3bとトランスT2の一次巻線P2との直列回路が接続されている。P型FETQp2のソースに直流電源Vinが供給され、P型FETQp2のゲートは制御回路部1bのDRV3端子に接続されている。N型FETQn2のゲートは制御回路部1bのDRV4端子に接続されている。
トランスT2の二次巻線S2の一端は放電管3の他端の電極に接続されている。なお、Lr2はトランスT2のリーケージインダクタンス成分を示している。トランスT2の二次巻線S2の他端はダイオードD1bのカソード及びダイオードD2bのアノードに接続される。ダイオードD1b,D2b及び抵抗R4bは、管電流検出回路を構成し、二次巻線S2に流れる電流I2を検出し、検出された電流に比例した電圧を、抵抗R3bと制御回路部1bのFB2端子を介し内部のて誤差増幅器の−端子に出力する。
放電管3の他端とグランドとの間にはコンデンサC9bとコンデンサC4bの直列回路が接続され、コンデンサC9bとコンデンサC4bとの接続点にはダイオードD6bのカソード及びダイオードD7bのアノードに接続される。ダイオードD6b,D7b及び抵抗R11b,C11bは、整流平滑回路を構成し、出力電圧VL2に比例した電圧を検出し、検出された電圧を制御回路部1bのOVP2端子に出力する。
制御回路部1bは、スイッチング素子Qp1,Qn1を180°位相差でトランスT1の二次巻線S1に流れる電流に応じたパルス幅で第1PWM制御信号により制御する第1制御部(図示せず)と、第1PWM制御信号に同期し、トランスT2の二次巻線S2に流れる電流に応じたパルス幅でスイッチング素子Qp2,Qn2とを180°位相差で制御する第2制御部(図示せず)とを有している。
図2に従って動作を説明する。第1制御部は、FB1端子から入力される整流平滑電圧、即ち、二次巻線S1に流れる電流に応じた電圧と第1閾値電圧との第1誤差電圧FBOUT1を増幅し、第1誤差電圧FBOUT1と三角波発振器25からの三角波信号CF(C1)とを比較し、二次巻線S1に流れる電流に応じたパルス幅のPWM制御信号を生成し、PWM制御信号を反転して駆動信号DRV1を生成し、スイッチング素子Qp1のゲートに出力する。
また、第1制御部は、第1誤差電圧FBOUT1と三角波発振器25の三角波信号CF(C1)を上下限値の中点で反転した反転信号CF(C1’)とを比較し、二次巻線S1に流れる電流に応じたパルス幅のPWM制御信号を生成し、PWM制御信号を駆動信号DRV2としてスイッチング素子Qn1のゲートに出力する。
第2制御部は、FB2端子から入力される整流平滑電圧、即ち、二次巻線S2に流れる電流に応じた電圧と第2基準電圧との第2閾値電圧FBOUT2を増幅し、第2誤差電圧FBOUT2と三角波発振器25からの三角波信号CF(C1)とを比較し、二次巻線S2に流れる電流に応じたパルス幅のPWM制御信号を生成し、PWM制御信号を反転して駆動信号DRV3を生成し、スイッチング素子Qp2のゲートに出力する。
また、第2制御部は、第2誤差電圧FBOUT2と三角波発振器25からの三角波信号CF(C1)を上下限値の中点で反転した反転信号CF(C1’)とを比較し、二次巻線S2に流れる電流に応じたパルス幅のPWM制御信号を生成し、PWM制御信号を駆動信号DRV4としてスイッチング素子Qn2のゲートに出力する。
そして、駆動信号DRV1,DRV2により、P型FETQp1,N型FETQn1を交互にオン/オフし、また、駆動信号DRV3,DRV4により、P型FETQp2,N型FETQn2を交互にオン/オフし、そのスイッチング動作は、三角波信号CF(C1)の波形に基づき、同周波数・同位相で且つ第1及び第2誤差電圧の帰還制御に基づくパルス幅で行なうことで、放電管3に逆相の電力を供給するとともに、放電管3を流れる電流を所定値に制御する。
図3に実施例1の放電管点灯装置のバースト調光の動作波形図を示す。RI端子に接続された定電流値決定抵抗R1で制御回路部1b内のカレントミラー回路(図示せず)により任意に設定される電流I1により、CB端子に接続された低周波発振器用コンデンサC2の充放電が行われて、低周波の三角波信号CB(C2)が発生する。この低周波の三角波信号CB(C2)は、立ち上がり傾斜と立ち下がり傾斜が同じである。
制御回路部1bは、CB端子のコンデンサC2の電圧と、BURST端子に入力された電圧とを比較し、BURST端子電圧がコンデンサC2の電圧より低い場合には、即ち、バースト調光オフ期間(例えば時刻t1〜t2)には、FB1端子とFB2端子から電流を流出させて、第1及び第2誤差電圧FBOUT1,FBOUT2が放電管3への供給電力を絞る方向に動作させる。これにより、出力を間欠発振させて供給電力を減らし、バースト調光を行なう。制御回路部1b内のバースト調光三角波発振器26は、バースト調光動作時に電力供給を間欠的に行うためのバースト調光信号を第1制御部及び第2制御部に同時に出力する。
(異常状態検出回路)
次に、実施例1の特徴である異常状態検出回路について説明する。図1において、異常状態検出回路7は、放電管3の一端の端電圧と他端の端電圧とを比較することで、放電管3の異常状態を検出する。
Cs1,Cs2は、パネルのフレームGND間との浮遊容量である。放電管3の一端側に設けられたコンデンサC9aとコンデンサC4aとの中点にはダイオードDa1のアノードが接続され、ダイオードDa1のカソードにはコンデンサCa1の一端と抵抗Ra1の一端と抵抗Rc1の一端とが接続され、コンデンサCa1の他端は接地されている。抵抗Ra1の他端には抵抗Rb1の一端が接続され、抵抗Rb1の他端は接地されている。抵抗Rc1の他端には抵抗Rd1の一端が接続され、抵抗Rd1の他端は接地されている。
抵抗Ra1と抵抗Rb1との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa1の両端電圧Va1を抵抗Ra1と抵抗Rb1とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第1基準電圧Vb1としてコンパレータCP1の+入力端子に出力される。抵抗Rc1と抵抗Rd1との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa1の両端電圧Va1を抵抗Rc1と抵抗Rd1とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第1検出電圧Vc1としてコンパレータCP2の−入力端子に出力される。
放電管3の他端側に設けられたコンデンサC9bとコンデンサC4bとの中点にはダイオードDa2のアノードが接続され、ダイオードDa2のカソードにはコンデンサCa2の一端と抵抗Ra2の一端と抵抗Rc2の一端とが接続され、コンデンサCa2の他端は接地されている。抵抗Ra2の他端には抵抗Rb2の一端が接続され、抵抗Rb2の他端は接地されている。抵抗Rc2の他端には抵抗Rd2の一端が接続され、抵抗Rd2の他端は接地されている。
抵抗Ra2と抵抗Rb2との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa2の両端電圧Va2を抵抗Ra2と抵抗Rb2とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第2基準電圧Vb2としてコンパレータCP2の+入力端子に出力される。抵抗Rc2と抵抗Rd2との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa2の両端電圧Va2を抵抗Rc2と抵抗Rd2とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第2検出電圧Vc2としてコンパレータCP1の−入力端子に出力される。
抵抗Ra1、抵抗Rb1、抵抗Ra2、抵抗Rb2、第1基準電圧Vb1、及び第2基準電圧Vb2は、基準電圧部に対応する。抵抗Rc1、抵抗Rd1、抵抗Rc2、抵抗Rd2、第1検出電圧Vc1、及び第2検出電圧Vc2は、検出電圧部に対応する。
コンパレータCP1(第1判定部)は、オープン・コレクタ・タイプのコンパレータであり、抵抗Ra1と抵抗Rb1との接続点における第1基準電圧Vb1と抵抗Rc2と抵抗Rd2との接続点における第2検出電圧Vc2とを比較し、第2検出電圧Vc2が第1基準電圧Vb1に対して所定範囲外である場合に放電管3が異常状態であると判定し、その判定結果を制御回路部1bのPRO端子に出力する。
コンパレータCP2(第2判定部)は、オープン・コレクタ・タイプのコンパレータであり、抵抗Ra2と抵抗Rb2との接続点における第2基準電圧Vb2と抵抗Rc1と抵抗Rd1との接続点における第1検出電圧Vc1とを比較し、第1検出電圧Vc1が第2基準電圧Vb2に対して所定範囲外である場合に放電管3が異常状態であると判定し、その判定結果を制御回路部1bのPRO端子に出力する。
電源電圧REGとグランドとの間には抵抗Reと抵抗Rfとの直列回路が接続され、抵抗Reと抵抗Rfとの接続点は、コンパレータCP1の出力端子とコンパレータCP2の出力端子とに接続されている。
次に、このように構成された異常状態検出回路7の動作を説明する。なお、各抵抗の定数は、Ra1=Ra2、Rb1=Rb2、Rc1=Rc2、Rd1=Rd2と設定されている。また、各コンデンサの定数は、C9a=C9b、C4a=C4bと設定される。
まず、ダイオードDa1のアノードには電圧VL1をコンデンサC9aとコンデンサC4aとで分圧した電圧が印加される。この分圧電圧は、ダイオードDa1とコンデンサCa1とにより整流平滑されて、コンデンサCa1の両端には電圧Va1が得られる。第1基準電圧Vb1は、電圧Va1を抵抗Ra1と抵抗Rb1とで分圧した電圧である。第1検出電圧Vc1は、電圧Va1を抵抗Rc1と抵抗Rd1とで分圧した電圧である。
また、ダイオードDa2のアノードには電圧VL2をコンデンサC9bとコンデンサC4bとで分圧した電圧が印加される。この分圧電圧は、ダイオードDa2とコンデンサCa2とにより整流平滑されて、コンデンサCa2の両端には電圧Va2が得られる。第2基準電圧Vb2は、電圧Va2を抵抗Ra2と抵抗Rb2とで分圧した電圧である。第2検出電圧Vc2は、電圧Va2を抵抗Rc2と抵抗Rd2とで分圧した電圧である。
従って、負荷が異常状態でない場合には、電圧VL1と電圧VL2とは互いに位相が180°異なるが、電圧実効値は略同じである。このため、電圧VL1と電圧VL2とを分圧・整流・平滑した第1基準電圧Vb1、第2基準電圧Vb2、第1検出電圧Vc1、第2検出電圧Vc2との関係は、Vb1≒Vb2、Vc1≒Vc2である。また、負荷が異常状態でない場合には、Vc1≒Vc2は、Vb1≒Vb2よりも、例えば10%程度低い値になるように設定されている。
負荷が異常状態でない場合には、Vb1>Vc2、Vb2>Vc1である。このため、コンパレータCP1とコンパレータCP2とは、ともにHレベルを出力する。このため、RPO(保護)端子電圧は、電源電圧REGを抵抗Reと抵抗Rfとで分圧した電圧、即ち、PRO端子に接続された制御回路部1b内部のウインドウコンパレータの入力電圧がHレベルでもLレベルでもない電圧となる。従って、保護回路は動作せず、放電管3への出力を続ける。
一方、負荷が異常状態である場合、即ち、電圧VL1と電圧VL2の電圧に電位差が発生する。例えば、電圧VL1が電圧VL2よりも高い場合には、コンパレータCP1は、Hレベルを出力するが、コンパレータCP2は、Lレベルを出力し、RPO端子電圧がLレベルとなる。
また、電圧VL2が電圧VL1よりも高い場合には、コンパレータCP1の出力はLレベルを出力するが、コンパレータCP2はHレベルを出力し、RPO端子電圧がLレベルとなる。
従って、制御回路部1bは、CT端子のコンデンサC8で決まるタイマー回路23によるタイマー期間後に、出力シャットダウン回路が動作し、放電管3への電圧(電力)の出力を停止する。
また、放電管3の一端の端電圧と他端の端電圧とを比較することで、バースト調光のオフ期間中、第1基準電圧Vb1、第2基準電圧Vb2、第1検出電圧Vc1、及び第2検出電圧Vc2の全ての電圧が同一比率で低下するため、負荷の異常状態を誤検知することがない。これにより、保護回路のタイマー期間をバースト調光の周期よりも短く設定でき、安全で最適な保護動作を行なうことができる。
このように、簡素な構成で、放電管3の一端がパネルのフレームGNDに短絡している状態や、パネルと接続される配線のコネクタ5a,5bの内の一方の配線のコネクタが脱却している状態や、放電管3の一端がオープン(開放)の状態など、複数モードの負荷の異常状態を検出することができる。
即ち、本発明を用いることで、放電管3の一方の端電圧と他方の端電圧とに電位差が生じる状態であれば、負荷のあらゆる異常状態を検出でき、放電管3の寿命末期に、ガラス管が脆くなったり、スパッタの堆積によって発生する異常グロー放電(スローリーク)や、周辺部品・パターンへのアーク放電なども検出・保護を行うことができる。
なお、負荷である放電管は、必ずしも冷陰極管である必要はなく、EEFL(External Electrode Fluorescent Lamp;外部電極蛍光ランプ)でも良い。また、冷陰極管の両端に直列にコンデンサを接続した、等価EEFL負荷などを用いても良い。
図4は本発明の実施例2の放電管点灯装置の構成を示す回路図である。図4に示す実施例2の放電管点灯装置は、図1に示す実施例1の放電管点灯装置に対して、コネクタ5aとコネクタ5bとの間に、並列に接続された複数の放電管3a,3b,3c・・・を設けた点が異なる。
このような実施例2の放電管点灯装置によれば、負荷が、正インピーダンス特性を示す放電管の場合には、複数の放電管3a,3b,3c・・・を並列接続したものを、まとめて1つの放電管負荷と見なすことができ、実施例1の放電管点灯装置の動作及び効果と同様な動作及び効果が得られる。
図5−Aは実施例3の放電管点灯装置の一部分を示す図である。図5−Bは実施例3の放電管点灯装置の残りの部分を示す図である。図6は本発明の実施例3に係る放電管点灯装置の異常状態検出回路の主構成を示す回路図である。
図5−Aにおいて、直流電源Vinとグランドとの間には、P型FETQp1とN型FETQn1との直列回路が接続されている。P型FETQp1とN型FETQn1との接続点は、コンデンサC3aを介して共振回路のトランスT1の1次巻線P1に接続されている。トランスT1の2次巻線S1はコネクタ5aを介して放電管3aの一端に接続されている。
P型FETQp1とN型FETQn1との接続点は、コンデンサC3bを介して共振回路のトランスT2の1次巻線P2に接続されている。トランスT2の2次巻線S2はコネクタ5bを介して放電管3bの一端に接続されている。
P型FETQp1とN型FETQn1との接続点は、コンデンサC3cを介して共振回路のトランスT3の1次巻線P3に接続されている。トランスT3の2次巻線S3はコネクタ5cを介して放電管3cの一端に接続されている。放電管3a〜3cの他端は、接地されている。
P型FETQp1のソースに直流電源Vinが供給され、P型FETQp1のゲートは制御回路部1bのDRV1端子に接続されている。N型FETQn1のゲートは制御回路部1bのDRV2端子に接続されている。
なお、Lr1〜Lr3はトランスT1〜T3のリーケージインダクタンス成分を示している。
トランスT1の二次巻線S1の他端はダイオードD1aのカソード及びダイオードD2aのアノードに接続される。ダイオードD1a,D2a及び抵抗R4aは、管電流検出回路を構成し、二次巻線S1に流れる電流I1を検出し、検出された電流に比例した電圧を、抵抗R3aと抵抗r1と制御回路部1bのFB1端子を介して内部の誤差増幅器の−端子に出力する。
放電管3の一端とグランドとの間にはコンデンサC9aとコンデンサC4aの直列回路が接続され、コンデンサC9aとコンデンサC4aとの接続点にはダイオードD6aのカソード及びダイオードD7aのアノードに接続される。ダイオードD6a,D7a及び抵抗R11,C11は、整流平滑回路を構成し、出力電圧VL1に比例した電圧を検出し、検出された電圧を制御回路部1bのOVP1端子に出力する。
トランスT2の二次巻線S2の他端はダイオードD1bのカソード及びダイオードD2bのアノードに接続される。ダイオードD1b,D2b及び抵抗R4bは、管電流検出回路を構成し、二次巻線S2に流れる電流I2を検出し、検出された電流に比例した電圧を、抵抗R3bと抵抗r1と制御回路部1bのFB1端子を介して内部の誤差増幅器の−端子に出力する。
放電管3の一端とグランドとの間にはコンデンサC9bとコンデンサC4bの直列回路が接続され、コンデンサC9bとコンデンサC4bとの接続点にはダイオードD6bのカソード及びダイオードD7bのアノードに接続される。ダイオードD6b,D7b及び抵抗R11,C11は、整流平滑回路を構成し、出力電圧VL2に比例した電圧を検出し、検出された電圧を制御回路部1bのOVP1端子に出力する。
トランスT2の二次巻線S3の他端はダイオードD1cのカソード及びダイオードD2cのアノードに接続される。ダイオードD1c,D2c及び抵抗R4cは、管電流検出回路を構成し、二次巻線S3に流れる電流I3を検出し、検出された電流に比例した電圧を、抵抗R3cと抵抗r1と制御回路部1bのFB1端子を介して内部の誤差増幅器の−端子に出力する。
放電管3の一端とグランドとの間にはコンデンサC9cとコンデンサC4cの直列回路が接続され、コンデンサC9cとコンデンサC4cとの接続点にはダイオードD6cのカソード及びダイオードD7cのアノードに接続される。ダイオードD6c,D7c及び抵抗R11,C11は、整流平滑回路を構成し、出力電圧VL3に比例した電圧を検出し、検出された電圧を制御回路部1bのOVP1端子に出力する。
なお、I1からI3の合成電流が制御回路部1b内部の誤差増幅器の−端子に出力される。また、VL1〜VL3に比例した検出電圧のうち、最も高い電圧信号が制御回路部1bのOVP1端子に出力される。
(異常状態検出回路)
次に、実施例3の特徴である異常状態検出回路について説明する。図5−Bにおいて、異常状態検出回路7aは、放電管3の一端の端電圧と他端の端電圧とを比較することで、放電管3の異常状態を検出する。
Cs1,Cs2,Cs3は、パネルのフレームGND間との浮遊容量である。放電管3aの一端側に設けられたコンデンサC9aとコンデンサC4aとの中点にはダイオードDa1のアノードが接続され、ダイオードDa1のカソードにはコンデンサCa1の一端と抵抗Ra1の一端と抵抗Rc1の一端とが接続され、コンデンサCa1の他端は接地されている。抵抗Ra1の他端には抵抗Rb1の一端が接続され、抵抗Rb1の他端は接地されている。抵抗Rc1の他端には抵抗Rd1の一端が接続され、抵抗Rd1の他端は接地されている。
抵抗Ra1と抵抗Rb1との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa1の両端電圧Va1を抵抗Ra1と抵抗Rb1とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第1基準電圧Vb1としてコンパレータCP1の+入力端子に出力される。抵抗Rc1と抵抗Rd1との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa1の両端電圧Va1を抵抗Rc1と抵抗Rd1とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第1検出電圧Vc1としてコンパレータCP2の−入力端子に出力される。
放電管3bの一端側に設けられたコンデンサC9bとコンデンサC4bとの中点にはダイオードDa2のアノードが接続され、ダイオードDa2のカソードにはコンデンサCa2の一端と抵抗Ra2の一端と抵抗Rc2の一端とが接続され、コンデンサCa2の他端は接地されている。抵抗Ra2の他端には抵抗Rb2の一端が接続され、抵抗Rb2の他端は接地されている。抵抗Rc2の他端には抵抗Rd2の一端が接続され、抵抗Rd2の他端は接地されている。
抵抗Ra2と抵抗Rb2との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa2の両端電圧Va2を抵抗Ra2と抵抗Rb2とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第2基準電圧Vb2としてコンパレータCP2の+入力端子に出力される。抵抗Rc2と抵抗Rd2との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa2の両端電圧Va2を抵抗Rc2と抵抗Rd2とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第2検出電圧Vc2としてコンパレータCP3の−入力端子に出力される。
放電管3cの一端側に設けられたコンデンサC9cとコンデンサC4cとの中点にはダイオードDa3のアノードが接続され、ダイオードDa3のカソードにはコンデンサCa3の一端と抵抗Ra3の一端と抵抗Rc3の一端とが接続され、コンデンサCa3の他端は接地されている。抵抗Ra3の他端には抵抗Rb3の一端が接続され、抵抗Rb3の他端は接地されている。抵抗Rc3の他端には抵抗Rd3の一端が接続され、抵抗Rd3の他端は接地されている。
抵抗Ra3と抵抗Rb3との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa3の両端電圧Va3を抵抗Ra3と抵抗Rb3とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第3基準電圧Vb3としてコンパレータCP3の+入力端子に出力される。抵抗Rc3と抵抗Rd3との接続点における分圧電圧は、コンデンサCa3の両端電圧Va3を抵抗Rc3と抵抗Rd3とで分圧した電圧であり、この分圧電圧は第3検出電圧Vc3としてコンパレータCP1の−入力端子に出力される。
抵抗Ra1、抵抗Rb1、抵抗Ra2、抵抗Rb2、抵抗Ra3、抵抗Rb3、第1基準電圧Vb1、第2基準電圧Vb2、及び第3基準電圧Vb3は、基準電圧部に対応する。抵抗Rc1、抵抗Rd1、抵抗Rc2、抵抗Rd2、抵抗Rc3、抵抗Rd3、第1検出電圧Vc1、第2検出電圧Vc2及び第3検出電圧Vc3は、検出電圧部に対応する。
コンパレータCP1(第1判定部)は、オープン・コレクタ・タイプのコンパレータであり、抵抗Ra1と抵抗Rb1との接続点における第1基準電圧Vb1と抵抗Rc3と抵抗Rd3との接続点における第3検出電圧Vc3とを比較し、第3検出電圧Vc3が第1基準電圧Vb1に対して所定範囲外である場合に放電管3aまたは3cが異常状態であると判定し、その判定結果を制御回路部1bのPRO端子に出力する。
コンパレータCP2(第2判定部)は、オープン・コレクタ・タイプのコンパレータであり、抵抗Ra2と抵抗Rb2との接続点における第2基準電圧Vb2と抵抗Rc1と抵抗Rd1との接続点における第1検出電圧Vc1とを比較し、第1検出電圧Vc1が第2基準電圧Vb2に対して所定範囲外である場合に放電管3aまたは3bが異常状態であると判定し、その判定結果を制御回路部1bのPRO端子に出力する。
コンパレータCP3(第3判定部)は、オープン・コレクタ・タイプのコンパレータであり、抵抗Ra3と抵抗Rb3との接続点における第3基準電圧Vb3と抵抗Rc2と抵抗Rd2との接続点における第2検出電圧Vc2とを比較し、第2検出電圧Vc2が第3基準電圧Vb3に対して所定範囲外である場合に放電管3bまたは3cが異常状態であると判定し、その判定結果を制御回路部1bのPRO端子に出力する。
電源電圧REGとグランドとの間には抵抗Reと抵抗Rfとの直列回路が接続され、抵抗Reと抵抗Rfとの接続点は、コンパレータCP1の出力端子とコンパレータCP2の出力端子とコンパレータCP3の出力端子とに接続されている。
なお、Ra1/Rb1=Ra2/Rb2=Ra3/Rb3>Rc1/Rd1=Rc2/Rd2=Rc3/Rd3とし、C9a/C4a=C9b/C4b=C9c/C4cとする。
図6に示すように、コンパレータCP1〜CP3の出力端子をp,q,rとした場合に、各コンパレータCP1〜CP3の各出力は、Hレベル(H)又はLレベル(L)となる。図6では、放電管3a〜3cをCCFL1〜3とした。
CCFL1〜3の全てが正常である場合には、各コンパレータCP1〜CP3の出力は全てHレベルとなる。また、CCFL1の電圧が低下した場合には、CP1の出力のみがLレベルになる。CCFL2の電圧が低下した場合には、CP2の出力のみがLレベルになる。CCFL3の電圧が低下した場合には、CP3の出力のみがLレベルになる。
なお、2本のCCFLの電圧が同時に低下した場合には、該当する2本の電圧を比較するコンパレータの入力は、それぞれのCCFLの電圧の低下レベルによって異なることが考えられる。
しかし、この場合でも他のコンパレータがLレベルになる。例えば、CCFL1とCCFL2の電圧が低下した場合には、CP1の出力がLレベルになる。なお、2本のCCFLの電圧が同じに低下した場合、例えば、CCFL1とCCFL2の電圧が低下した場合に、分圧抵抗の比率を超える程度にCCFL2の電圧低下がCCLF1の電圧低下より大きくなると、COMP2の出力はLレベルになる。
従って、3本の放電管が全て異常となることは確率的にはきわめて低いが、例えその場合であっても、CCFL1〜CCFL3の電圧に電位差が生じる状態であれば、CP1〜CP3のうちのいずれかのコンパレータがLレベルとなるため、実質的にはこの場合でも安全で最適な保護動作を行うことができる。
なお、実施例3では、3つの放電管3a〜3cに対応して異常状態検出回路7aに、3つの基準電圧部Ra1,Rb1,Ra2,Rb2,Ra3,Rb3、3つの検出電圧部Rc1,Rd1,Rc2,Rd2,Rc3,Rd3、3つのコンパレータCP1〜CP3を設けたが、放電管は3つに限定されることなく、放電管は2つ以上であれば良く、この場合にも放電放電管の数と同数の基準電圧部、同数の検出電圧部、同数のコンパレータを設けることにより、実施例3の動作及び効果と同様な動作及び効果が得られる。
本発明の実施例1の放電管点灯装置の構成を示す回路図である。 実施例1の放電管点灯装置の各スイッチング素子の駆動信号の動作波形を示す図である。 実施例1の放電管点灯装置のバースト調光の動作波形図である。 本発明の実施例2の放電管点灯装置の構成を示す回路図である。 実施例3の放電管点灯装置の一部分を示す図である。 実施例3の放電管点灯装置の残りの部分を示す図である。 本発明の実施例3に係る放電管点灯装置の異常状態検出回路の主構成を示す回路図である。
符号の説明
T1,T2,T3 トランス
1b 制御回路部
3,3a〜3c 放電管
5a,5b,5c コネクタ
7,7a 異常状態検出回路
23 タイマー回路
25 三角波発振器
26 バースト調光三角波発振器
Qp1,Qp2 P型FET
Qn1,Qn2 N型FET
R1,R2 定電流決定抵抗
C1,C2 コンデンサ
CP1,CP2 コンパレータ
Ra1,Ra2,Rb1,Rb2,Rc1,Rc2,Rd1,Rd2 抵抗

Claims (4)

  1. 負荷の異常状態を検出する異常状態検出回路を有し、放電管の両端に電圧を出力する放電管点灯装置であって、
    前記異常状態検出回路は、
    前記放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第1比率で分圧した第1基準電圧と前記放電管の他端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第1比率で分圧した第2基準電圧とを生成する基準電圧部と、
    前記放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第2比率で分圧した第1検出電圧と前記放電管の他端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第2比率で分圧した第2検出電圧とを生成する検出電圧部と、
    前記第2検出電圧が前記第1基準電圧に対して所定範囲外である場合に前記負荷が異常状態であると判定する第1判定部と、
    前記第1検出電圧が前記第2基準電圧に対して前記所定範囲外である場合に前記負荷が異常状態であると判定する第2判定部と、
    を備えることを特徴とする放電管点灯装置。
  2. 前記放電管の両端には逆位相の電圧が出力されることを特徴とする請求項1記載の放電管点灯装置。
  3. 負荷の異常状態を検出する異常状態検出回路を有し、N個(N≧2)の放電管の各々の放電管の一端に電圧を出力する放電管点灯装置であって、
    前記異常状態検出回路は、
    前記N個の放電管を1番目からN番目と順番付けした場合に、1番目の放電管の一端の端電圧乃至N番目の放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第1比率で分圧した第1基準電圧乃至第N基準電圧を生成する基準電圧部と、
    1番目の放電管の一端の端電圧乃至N番目の放電管の一端の端電圧を整流平滑した電圧を一定の第2比率で分圧した第1検出電圧乃至第N検出電圧を生成する検出電圧部と、
    前記検出電圧の前に付された数値が前記基準電圧の前に付された数値とは異なる場合のみ、前記検出電圧と前記基準電圧とを比較し、前記検出電圧が前記基準電圧に対して所定範囲外である場合に前記負荷が異常状態であると判定するN個の判定部と、
    を備えることを特徴とする放電管点灯装置。
  4. 前記放電管は、EEFLであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の放電管点灯装置。
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