JP2009048414A - 携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法 - Google Patents

携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 不正アクセスを防止することができる携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法を提供する。
【解決手段】 外部機器から与えられるコマンドに応じて動作する携帯可能電子装置であって、外部機器と通信を行なう通信手段と、前記通信手段による外部機器との通信を所定の負荷が与えられるまで不能にする通信遮断手段とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、非接触式ICカード、またはICタグなどに関し、よりセキュリティ性の高い携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法に関する。
一般的に、非接触式ICカードは、プラスチックなどで形成されたカード状の本体と本体に埋め込まれたアンテナとICチップとを備えている。また、ICタグは、フィルムなどで形成された基板にアンテナとICチップとを備えている。上記した非接触式ICカード、またはICタグなどの携帯可能電子装置は、ICリーダライタと、無線によるデータの送受信が可能である。
たとえば、携帯可能電子装置は、エレクトリック・パース(電子貨幣、電子マネー)、電子商取引(エレクトリック・コマース)、及び企業内部のプライベートセキュリティシステム(ドアセキュリティシステム、ネットワーク上のアクセス管理など)に用いられている。このような用途に用いられる場合、携帯可能電子装置は、セキュリティが極めて重要となる。
通常、携帯可能電子装置は、生産工程において、複数の中間処理工場を経由した後に流通される。しかし、従来、複数の中間処理工場間において、携帯可能電子装置に対して処理を行なう場合、複数工場間で共通の暗号鍵が用いられている。そのため、携帯可能電子装置を工場間で輸送する際に、携帯可能電子装置が不正にアクセスされるという問題がある。そこで、工場毎に暗号鍵を発行するようにしたICカード輸送安全性確保方法が提示されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかし、上記した従来のICカード輸送安全性確保方法は、輸送後に不正アクセス、即ち、携帯可能電子装置のプログラム書き換え、若しくはデータの読み出しが行なわれたか否かを検出することができない。この為、不正アクセスが行なわれた携帯可能電子装置が流通する可能性がある。
特開2006−127209号公報
そこで、本発明の目的は、不正アクセスを防止することができる携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法を提供することにある。
上記目的を達成する為、本発明の態様に係る携帯可能電子装置は、外部機器から与えられるコマンドに応じえ動作する慶や以下携帯可能電子装置において、外部機器と通信を行なう通信手段と、前記通信手段による外部機器との通信を所定の負荷が与えられるまで不能にする通信遮断手段とを備える。
また、本発明の態様に係る携帯可能電子装置の検査装置は、携帯可能電子装置と通信を行う通信手段と、前記通信手段により前記携帯可能電子装置に第1のコマンドを送信する第1のコマンド送信手段と、前記通信手段により前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信なかった場合、前記携帯可能電子装置は不正なアクセスは受けていないと判定し、前記通信手段により前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信した場合、前記携帯可能電子装置は不正アクセスを受けた可能性があると判定する検査手段とを備える。
また、本発明の態様に係る携帯可能電子装置の検査方法は、携帯可能電子装置の検査方法であって、前記携帯可能電子装置に第1のコマンドを送信し、前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信しなかった場合、前記携帯可能電子装置は不正アクセスを受けていないと判定し、前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信した場合、前記携帯可能電子装置は不正なアクセスを受けた可能性があると判定する。
上記構成により、不正アクセスを防止することができる携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法について詳細に説明する。
始めに、携帯可能電子装置(以下ICカードと称する)について詳細に説明する。
図1は、本実施形態において製造されたICカード10の一例を示す図である。ICカード10は、矩形カ−ド状のカード本体20を有している。カード本体20には、ICモジュール30、およびアンテナ40が設けられている。ICモジュール30、およびアンテナ40は、カード本体20内部に埋め込まれている。
ICモジュール30は、トランジスタ、ダイオード、抵抗器、コンデンサ、およびICチップなどの素子が組み込まれた集積回路であり、種々の演算処理、およびアンテナ40の制御などを行なう。アンテナ40は、外部のICリーダライタと無線通信によりデータの送受信を行なう。
アンテナ40はループ状に形成され、カード本体20の内部に埋め込まれているとともにカード本体20の周縁部に沿って延びている。アンテナ40は、ICモジュール30内の整流回路に接続されている。
図2は、図1に示すICモジュール30、およびアンテナ40の内部の構成例を示す図である。
ICカード10は、そのカード本体20内部にICモジュール30とアンテナ40とを備えている。
アンテナ40は、電気回路として示すと、コンデンサとコイルとが並列に接続されている。コイルは、カード本体20にループ状に形成されている配線であり、電界を受けると誘導電流を発生させる。コンデンサは、リアクタンスの配線間に生じる静電容量を蓄える機能を電気回路として見立てたものである。
ICモジュール30は、整流用ブリッジ(整流器)、電界コンデンサC、ヒューズF1、レギュレータ31、及び制御ユニット32を備えている。整流用ブリッジは、4つのダイオードD1乃至D4を備えている。各ダイオードD1乃至D4は、電流をそれぞれの入力端子から出力端子への一方向のみに流す整流性を備えている。
ダイオードD1及びD2の入力端子は、整流用ブリッジの入力端子に接続されている。ダイオードD1及びD2の出力端子は、ダイオードD3及びD4の入力端子にそれぞれ接続されている。
また、整流用ブリッジの交流端子が、ダイオードD1とダイオードD3の間と、ダイオードD2とダイオードD4の間とに設けられている。両交流端子は、アンテナ40のコイルの両端子にそれぞれ接続されている。
ダイオードD3及びD4の出力端子は、整流用ブリッジの出力端子に接続されている。電界コンデンサCが、整流用ブリッジの入力端子と出力端子の間に接続されている。また、ヒューズF1が、図2に示す接続点であるA点とB点の間、即ち、整流用ブリッジの入力端子と出力端子の間に接続されている。
整流用ブリッジの出力端子は、レギュレータ31の入力端子に接続されている。レギュレータ31の接地端子は、整流用ブリッジの入力端子に接続されている。レギュレータ31の出力端子は、制御ユニット32の入力端子に接続されている。制御ユニット32の出力端子は、整流用ブリッジの入力端子に接続されている。
整流用ブリッジは、入力された交流電流の極性を1方向に揃える。即ち、交流電流を直流電流に変換する。電界コンデンサCは、電気を蓄え、接続されている区間の電圧を一定に保つ。
ヒューズF1は、定常以上の電流を受電するとその電流路を切断する。ヒューズF1は、その電流路の一部に、ある温度で溶断される可溶体を有している。即ち、ヒューズF1に電流が流れると、流れる電流により発生したジュール熱によりヒューズF1の可溶体の温度が上昇する。定常以上の電流により可溶体の温度が融点に達すると、可溶体が溶断され、ヒューズF1の電流路が切断される。なお、ヒューズF1の抵抗値は、レギュレータ31及び制御ユニット32に比較して極めて小さく、一般的に、0.03Ω程度である。
レギュレータ31は、制御ユニット32に印加される電圧の調整を行なう変圧器である。レギュレータ31は、入力、接地、及び出力の3つの端子を備え、入力された直流電流を一定の電圧で出力する。
制御ユニット32は、ICカード10全体の制御を司るものである。制御ユニット32は、CPU33、ROM34、RAM35、不揮発性メモリ36、及び、通信制御部37を備えている。CPU33は、ROM34に記憶された制御プログラムに基づいて動作することにより種々の機能を実現する。
ROM34は、製造段階で制御用のプログラム、および制御データなどが記憶された状態でICモジュール30に組み込まれる。このROM34に記憶されている制御プログラムや制御データは、予めICカード10の仕様に応じて組み込まれる。RAM35は、ワーキングメモリとして機能し、CPU33が処理中のデータなどを一時保管する。不揮発性メモリ36は、データの書き込み及び書換えが可能なメモリ、例えば、EEPROMあるいはフラッシュROMなどにより構成される。
通信制御部37は、アンテナ40により受信した信号を復調する。また、通信制御部37は、アンテナ40により送信する信号を変調する。
例えば、CPU33は、アンテナ40により外部のリーダライタから受信した信号を通信制御部37により復調し、復調した信号に含まれるコマンドに基づいて種々の処理を行なう。また、CPU33は、受信したコマンドに応じた処理の結果を通信制御部37により変調し、アンテナ40により外部のリーダライタに送信する。即ち、制御ユニット32は、外部機器と通信を行なう通信手段を含んでいる。
次に、図2に示すICカード10の動作について説明する。
まず、アンテナ40は、外部のICリーダライタから電波を受信すると、コイルにより受信した電波に応じた周期的な誘導電流(交流電流)を発生させる。即ち、アンテナ40は、電波を受信することにより交流電源として機能する。発生した交流電流は、ICモジュール30の整流ブリッジに入力される。
アンテナ40より入力された交流電流は、整流ブリッジにより整流され、直流電流に変換される。変換された直流電流は、電界コンデンサCにより平滑され、後段の回路に供給される。
ヒューズF1が整流ブリッジの入力端子と出力端子の間に接続されている為、電流は、抵抗値の高いレギュレータ31、及び制御ユニット32にほとんど流れず、レギュレータ31、及び制御ユニット32に比べて抵抗値の低いヒューズF1に流れる。即ち、ヒューズF1が制御ユニット32への電流を遮断する為、制御ユニット32のCPU33は動作しない。この状態では、ICカード10は非接触通信が機能しない。この為、ICカード10に対する、非接触通信によるアクセスを防ぐことができる。即ち、ヒューズF1は、非接触通信を不能にする通信遮断手段として機能する。
図3は、強い電界が印加された後のICカード10の内部の構成例を示す図である。なお、図2に示したものと同じ構成には、同じ参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上記したICカード10に、強い電界を印加されると、ヒューズF1を定常以上の電流が流れ、ヒューズF1が溶断される。ヒューズF1は、溶断されると、A点とB点とを電気的に切断する被溶断ヒューズF2となる。
次に、図3に示すICカード10の動作について説明する。
まず、アンテナ40は、外部のICリーダライタから電波を受信すると、コイルにより受信した電波に応じた周期的な誘導電流(交流電流)を発生させる。発生した交流電流は、ICモジュール30の整流ブリッジに入力される。
アンテナ40より入力された交流電流は、整流ブリッジにより整流され、直流電流に変換される。変換された直流電流は、電界コンデンサCにより平滑され、後段のレギュレータ31の入力端子に供給される。
レギュレータ31は、出力端子と接地端子間の電圧の調整を行なう。即ち、レギュレータ31は、一定の電圧で、直流電流を制御ユニット32の入力側に供給する。制御ユニット32のCPU33は、入力された電流により動作し、種々の処理を行なう。
即ち、ヒューズF1が溶断されて抵抗値の高い被溶断ヒューズF2になることにより、被溶断ヒューズF2に比べ抵抗値の低い制御ユニット32に電流が流れ、CPU33が動作する。この状態で、ICカード10は非接触通信が機能する。つまり、ICカード10に強い電界を印加し、ヒューズF1が溶断されることにより、非接触通信によるアクセスが可能となる。
次に、検査方法について説明する。
図4は、本実施形態に関わる携帯可能電子装置の検査装置の構成例を示すブロック図である。
検査装置50は、コントロール回路51、記憶部52、操作部53、表示部54、復変調回路55、および、アンテナ56などを備えている。
コントロール回路51は、検査装置50全体の制御を司るものである。コントロール回路51は、記憶部52に記憶された制御プログラムに基づいて動作することにより種々の機能を実現している。また、コントロール回路51は、操作キー53により入力された操作を検査装置50の各部に反映させ、アンテナ56によりデータ、およびコマンドの送受信、および、表示部54に各種の表示を行なう。即ち、コントロール回路51は、ICカード10と通信を行なう通信手段、及び、ICカード10にコマンドを送信するコマンド送信手段を含んでいる。
記憶部52は、予め制御用のプログラムや制御データなどが記憶されている不揮発性メモリと、ワーキングメモリとして機能する揮発性メモリとを備えている。揮発性メモリは、コントロール回路51の処理中のデータなどを一時保管するバッファメモリとして機能する。
操作キー53は、検査装置50の操作者が入力操作を入力するための複数のボタンである。表示部54は、コントロール回路51による制御に応じて、各種の操作案内画面を表示する
復変調回路55は、アンテナ56により送信するデータの変調を行なう。即ち、復変調回路55は、コントロール回路51から受け取ったデータを、例えば、amplitude shift keying(ASK)変調してアンテナ56に供給する。また、復変調回路55は、アンテナ56により受信したデータの復調を行なう。
アンテナ56は、コントロール回路51による制御に応じて、ICカード10に対してデータの送受信を行なう。また、アンテナ56は、ICカード10に対して、図2に示すヒューズF1を溶断させる程度の電流を流すための強い電界を印加することができる。
なお、検査装置50によりICカード10に強電界を印加するとしたが、別に装置を用意し、ICカード10に強電界を印加するようにしてもよい。
図5は、携帯可能電子装置(ICカード10)に対して不正アクセスが行なわれたか否かを検査する際の手順を示すフローチャートである。
まず、検査装置50のコントロール回路51は、アンテナ56により、流通前の製品であるICカード10に対して、応答(レスポンス)を要求する処理コマンドを送信する(ステップS11)。次に、コントロール回路51は、送信した処理コマンドに対するレスポンスを受信したか否かを判断する(ステップS12)。
ICカード10からレスポンスを受信したと判断した場合(ステップS12、YES)、コントロール回路51は、このICカード10は非接触通信が可能な状態である為、不正アクセスが行なわれた可能性があると判定する(ステップS13)。即ち、コントロール回路51は、図2に示すICカード10のヒューズF1が溶断され、非接触通信により不揮発性メモリ36に記憶されているデータ、若しくはプログラムなどが書き換えられている可能性があると判断することができる。即ち、コントロール回路51は、ICカード10からのレスポンスを受信したか否かの判断に基づいて、ICカード10に不正アクセスが行なわれた可能性があるか否かを検査する検査手段を含む。
ICカード10からレスポンスを受信しなかったと判断した場合(ステップS12、NO)、コントロール回路51は、アンテナ56により、ICカード10に対して、ヒューズF1が溶断される程度の電流を流すための所定の強電界を印加する(ステップS14)。次いで、コントロール回路51は、アンテナ56により、ICカード10に対して、応答(レスポンス)を要求する処理コマンドを送信する(ステップS15)。次に、コントロール回路51は、送信した処理コマンドに対するレスポンスを受信したか否かを判断する(ステップS16)。
強電界を印加したICカード10からのレスポンスを受信したと判断した場合(ステップS16、YES)、コントロール回路51は、このICカード10は非接触通信が可能になった正当なICカードであると判定する(ステップS17)。これは、ヒューズF1が適切に溶断され、通信機能が正常に機能したことを確認したことを意味する。このように、通信機能が正常動作するようになったICカード10に対しては、例えば、発行処理などが施され、利用可能な状態となる。
また、強電界を印加したICカード10からのレスポンスを受信しなかったと判断した場合(ステップS16、NO)、コントロール回路51は、このICカード10は非接触通信が正常に機能しておらず、欠陥のある不良品であると判定する(ステップS18)。これは、ICカード10内で不具合が発生し、通信機能が正常動作していないことを確認したことを意味する。即ち、コントロール回路51は、強電界を印加したICカード10からのレスポンスを受信したか否かの判断に基づいて、ICカード10正常に動作するICカードであるか否かを判定する判定手段を含む。
上記したように、本実施形態に関わるICカード10は、図2に示すように、整流ブリッジの入出力間、即ち、CPU33などを含む制御ユニット32と並列に接続されているヒューズF1を備えている。これにより、制御ユニット32に電流が供給されず、非接触通信によるアクセスを防ぐことができる。強電界が印加されると、ヒューズF1は溶断され、電流を通さない被溶断ヒューズF2となる。これにより、制御ユニット32に電流が供給され、非接触通信によるアクセスが可能となる。
即ち、上記したような流通前のICカード10に、まず処理コマンドを送信し、レスポンスが返ってきた場合、不正アクセスが行なわれた可能性があると判断することができる。これにより、不正アクセスが行なわれた可能性があることを検出することができる携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法を提供することができる。
また、例えば、ICに用いられる不揮発性メモリには、1度のみ書き込みが許可される領域を設定できる。このようなメモリを組み込んだICカードを製品として出荷する場合、出荷先で書き込み処理(例えば、発行処理)を行なう前に上記した検査方法でICカードの検査を行い、正当なICカードにのみ書き込みを行なう。これにより、よりセキュリティ性の高い携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の検査装置、及び携帯可能電子装置の検査方法を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本実施形態では携帯可能電子装置はICカードとして説明した。しかし、携帯可能電子装置はこれに限らず、例えば、ICタグ、パスポート、クレジットカード、キャッシュカード、IDカード、及び携帯電話など、ICと該ICに接続されているアンテナとを備えるものであれば、本発明は適用され得る。
また、本実施形態の携帯可能電子装置の通信手段はアンテナによる非接触通信として説明したがこれに限定されない。例えば、外部機器と接触することにより通信を行なうことができる携帯可能電子装置の場合、外部機器との接触部の入出力端子間に通信遮断手段としてのヒューズを設けることにより、本実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、外部機器との接触部からヒューズを溶断させる為の所定の電流を流すことにより、接触式通信が可能になる。また、非接触式通信と接触式通信の両方の機能を有する携帯可能電子装置であっても、それぞれの通信手段の入出力端子間に通信遮断手段としてのヒューズを設けることにより、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では電流遮断手段はヒューズとして説明した。しかし、電流遮断手段はこれに限らず、例えば、所定の処理が施されるまでは、非接触通信を不能にし、所定の処理が施されると、それ以後、非接触通信を可能にするような回路であっても、本旨を逸脱しない。
本実施形態に関わる携帯可能電子装置の一例を示す図。 図1に示す携帯可能電子装置の内部の構成例を示す回路図。 強電界印加を印加した場合の、図1に示す携帯可能電子装置の内部の構成例を示す回路図。 本実施形態に関わる携帯可能電子装置を検査する検査装置の構成例を示すブロック図。 本実施形態に関わる携帯可能電子装置を検査する際の手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…ICカード、20…カード本体、21…ICモジュール、30…IC、32…制御ユニット、33…CPU、34…ROM、35…RAM、36…不揮発性メモリ、37…通信制御部、40…アンテナ、50…検査装置、51…コントロール回路、56…アンテナ、F1…ヒューズ、F2…被溶断ヒューズ、D1乃至D4…ダイオード。

Claims (8)

  1. 外部機器から与えられるコマンドに応じて動作する携帯可能電子装置において、
    外部機器と通信を行なう通信手段と、
    前記通信手段による外部機器との通信を所定の負荷が与えられるまで不能にする通信遮断手段と、
    を備える携帯可能電子装置。
  2. 前記通信遮断手段は、定常以上の電流が流れるとその電流路が切断されるヒューズである請求項1に記載の携帯可能電子装置。
  3. 前記各手段を有するモジュールと、前記モジュールが内蔵された本体と、を備える請求項1に記載の携帯可能電子装置。
  4. 前記通信手段は、非接触により外部機器と通信を行なう手段である請求項1に記載の携帯可能電子装置。
  5. 携帯可能電子装置と通信を行う通信手段と、
    前記通信手段により前記携帯可能電子装置に第1のコマンドを送信する第1のコマンド送信手段と、
    前記通信手段により前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信しなかった場合、前記携帯可能電子装置は不正なアクセスは受けていないと判定し、前記通信手段により前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信した場合、前記携帯可能電子装置は不正アクセスを受けた可能性があると判定する検査手段と、
    を備える携帯可能電子装置の検査装置。
  6. 前通信手段により前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信しなかった場合、前記携帯可能電子装置に定常以上の電界を印加する電界印加手段と、
    前記通信手段により前記携帯可能電子装置に第2のコマンドを送信する第2のコマンド送信手段と、
    前記通信手段により前記第2のコマンドに対するレスポンスを受信しなかった場合、前記携帯可能電子装置には不具合が発生していると判定し、前記通信手段により前記第2のコマンドに対するレスポンスを受信した場合、前記携帯可能電子装置は正常に動作していると判定する判定手段と、
    をさらに備える請求項5に記載の携帯可能電子装置の検査装置。
  7. 携帯可能電子装置の検査方法であって、
    前記携帯可能電子装置に第1のコマンドを送信し、
    前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信しなかった場合、前記携帯可能電子装置は不正アクセスを受けていないと判定し、前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信した場合、前記携帯可能電子装置は不正なアクセスを受けた可能性があると判定する携帯可能電子装置の検査方法。
  8. 前記第1のコマンドに対するレスポンスを受信しなかった場合、前記携帯可能電子装置に定常以上の電界を印加し、
    前記携帯可能電子装置に第2のコマンドを送信し、
    前記第2のコマンドに対するレスポンスを受信しなかった場合、前記携帯可能電子装置には不具合が発生していると判定し、前記第2のコマンドに対するレスポンスを受信した場合、前記携帯可能電子装置は正常に動作していると判定する、
    請求項7に記載の携帯可能電子装置の検査方法。
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JP2011086096A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Renesas Electronics Corp インタフェースic及びこれを備えるメモリカード

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