JP2009048103A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インピーダンス変動に対する追従遅れ、及び、電力供給制御の精度低下を抑制することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、転写手段30と、設定値に応じた電力を転写手段30に供給する供給手段63と、転写手段30に供給されている制御対象値を検出する検出手段67と、検出手段67で検出される制御対象値と目標値との差に応じて前記設定値を変更する変更手段62と、これによる前記設定値の変更の実行時間間隔が短い短間隔モードと、設定値の変更の実行時間間隔が長い長間隔モードとの間で切り替える切替手段62と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置には、例えば転写ローラなどの電気的負荷と、この電気的負荷への電力供給を制御する電力供給装置とが設けられている。電力供給装置は、例えば特許文献1に示すように、PWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変調)信号を出力するPWM回路と、そのPWM信号のパルス幅に応じた電圧を電気的負荷に供給する高圧発生手段とを備える。PWM回路は、電気的負荷に供給される現在の電圧値を検出し、その検出値と目標値とを比較し、その差に応じてPWM信号のパルス幅を変更することで、現在の電圧値を目標値に到達させるようにしている。
特開2004−37635公報
ところで、例えば転写ローラと感光体との間に用紙が進入すると、転写ローラと感光体との間のインピーダンスが急激に変化するため、現在の電圧値(転写電圧値)が大きく変化する。しかし、従来の電力供給装置は、上記PWM信号のパルス幅の変更後、常に一定時間待った上で次のパルス幅の変更を行う構成であったため、上記のようにインピーダンスが大きく変動する場合に、パルス幅の変更に対して高圧発生手段の出力の追従遅れが生じるという問題があった。この問題を解決する方法としては、パルス幅の変更の実行時間間隔(上記一定時間)を短くすることが考えられるが、あまり短くすると上記追従遅れの影響によって現在の転写電圧値が不安定になり電力供給制御の精度が低下してしまうおそれがある。例えば、感光体上の現像剤像を用紙に転写する際に上記転写電圧が不安定であると、転写不良などが生じて転写品質が低下してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、インピーダンス変動に対する追従遅れ、及び、電力供給制御の精度低下を抑制することが可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る画像形成装置は、転写手段と、設定値に応じた電力を前記転写手段に供給する供給手段と、前記転写手段に供給されている電圧値または電流値である制御対象値を検出する検出手段と、前記検出手段で検出される制御対象値と目標値との差に応じて前記設定値を変更する変更手段と、前記変更手段による前記設定値の変更の実行時間間隔が短い短間隔モードと、前記設定値の変更の実行時間間隔が長い長間隔モードとの間で切り替える切替手段と、を備える。
本発明によれば、変更手段における設定値の変更の実行時間間隔が短い短間隔モードと、設定値の変更の実行時間間隔が長い長間隔モードとの間で切り替えることができる構成である。従って、このモードを適切に切り替えることにより、インピーダンス変動に対する追従遅れ、及び、電力供給制御の精度低下を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置であって、前記短間隔モードの実行時間間隔は、前記変更手段による前記設定値の変更後、前記制御対象値の変動が所定範囲内である安定期になるまでの安定到達時間よりも短く、前記長間隔モードの実行時間間隔は、前記安定到達時間以上である。
本発明によれば、短間隔モードでは設定値の変更の実行時間間隔が安定到達時間(変更手段による設定値の変更後、制御対象値の変動が許容範囲内である安定期になるまでの時間)よりも短いため、制御対象値の変動に迅速に反応させることができる。一方、長間隔モードでは設定値の変更の実行時間間隔が安定到達時間よりも長いため、設定値を精度良く決めることができるので、制御対象値が目標値をオーバーシュートすることを抑制できる。
第3の発明は、第1または第2の発明の画像形成装置であって、前記切替手段は、前記制御対象値の変動が大きい時期に前記短間隔モードにし、当該変動が大きい時期の後は前記長間隔モードに切り替える。
制御対象値の変動が大きい時期には電力供給制御の精度よりも制御対象値の変動に迅速に反応させることを優先すべきである。そこで、この変動が大きい時期に短間隔モードを実行することが好ましい。一方、変動が大きい時期の後は安定した電力供給制御が求められるため、この時期に長間隔モードを実行することが好ましい。
第4の発明は、第3の発明の画像形成装置であって、前記切替手段は、被記録媒体が前記転写手段の転写位置に突入する時期に前記短間隔モードにし、前記被記録媒体が前記転写位置を通過中は前記長間隔モードに切り替える。
被記録媒体が転写位置に突入する時期は、制御対象値が大きく変動するため、この突入時期には電力供給制御の精度よりも制御対象値の変動に迅速に反応させることを優先すべきである。そこで、この突入時期に短間隔モードを実行することが好ましい。一方、突入時期の後、被記録媒体が転写位置を通過している転写中は安定した電力供給制御が求められるため、この時期に長間隔モードを実行することが好ましい。
第5の発明は、第3または第4の発明の画像形成装置であって、前記切替手段は、被記録媒体が前記転写手段の転写位置から離脱する時期に前記短間隔モードにし、前記離脱する時期の後に前記長間隔モードに切り替える。
被記録媒体が転写位置から離脱する時期は、制御対象値が大きく変動するため、この離脱時期には電力供給制御の精度よりも制御対象値の変動に迅速に反応させることを優先すべきである。そこで、この離脱時期に短間隔モードを実行することが好ましい。一方、離脱時期の後は安定した電力供給制御が求められるため、この時期に長間隔モードを実行することが好ましい。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記短間隔モードでは、前記制御対象値と前記目標値との差が所定値以下である場合は、当該差が所定値よりも大きい場合に比べて、前記差の単位量当たりの前記設定値の変更量である単位変更量が小さい。
本発明によれば、制御対象値と目標値との差が所定値以下である場合は、当該差が所定値よりも大きい場合に比べて単位変更量(上記差の単位量当たりの設定値の変更量)を小さくしている。これにより、制御対象値が目標値をオーバーシュートすることを抑制することができる。
第7の発明は、第6の発明の画像形成装置であって、前記制御対象値と前記目標値との差が前記所定値以下の場合に、前記単位変更量は、前記長間隔モード時よりも前記短間隔モード時の方が小さい。
本発明によれば、短間隔モードでは、設定値の変更の実行時間間隔が長間隔モードよりも短い分だけ、制御対象値が目標値に接近したときには、設定値の単位変更量を長間隔モードよりも小さくすることで、制御対象値が目標値をオーバーシュートすることを効果的に抑制することができる。
第8の発明は、第6または第7の発明の画像形成装置であって、前記制御対象値と前記目標値との差が前記所定値よりも大きい場合に、前記単位変更量は、前記長間隔モード時よりも前記短間隔モード時の方が大きい。
本発明によれば、短間隔モードでは、制御対象値が目標値に未だ接近していないときには、設定値の単位変更量を長間隔モードよりも大きくすることで、制御対象値の変動に迅速に反応させることができる。
第9の発明は、第6から第8のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記短間隔モードで前記制御対象値と前記目標値との差が前記所定値よりも大きい場合、前記長間隔モードの単位変更量に基づく基礎設定値に、前記短間隔モードの単位変更量に基づく変更量を加算、或いは減算して、前記設定値とする構成である。
本発明によれば、短間隔モードで制御対象値と前記目標値との差が所定値よりも大きい場合、長間隔モードの単位変更量に基づく基礎設定値に、前記短間隔モードの単位変更量に基づく変更量を加算、或いは減算して、前記設定値とする構成とした。従って、短間隔モードの単位変更量に基づく変更量を単に累積していく構成に比べて、短間隔モード時の制御対象値の変化を、制御がある程度安定している長間隔モード時の変化に近づけることができる。
第10の発明は、第1から第9のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記転写手段の電力供給経路のインピーダンスを測定する測定手段と、前記測定手段の測定値に基づき、前記制御対象値と前記目標値との差の単位量当たりの前記設定値の変更量である単位変更量を補正する補正手段と、を備える。
転写手段の電力供給経路(例えば転写手段と感光体との間)のインピーダンスが変化すれば、それに伴って設定値の単位変更量に対する、制御対象値の変化量は変わる。従って、この発明のように、上記インピーダンスの変化に基づき設定値の単位変更量を補正することが好ましい。
第11の発明は、第10の発明の画像形成装置であって、前記インピーダンスと前記設定値の前記単位変更量との複数組の対応関係データが記憶される記憶手段を備え、前記補正手段は、前記測定手段の測定値と前記対応関係データとに基づき前記設定値の単位時間当たりの変更量を補正する。
補正方法としては、測定手段の測定値と、設定値の単位変更量との対応関係の演算式を利用する構成も考えられる。しかし、この発明のように対応関係データを利用すれば補正のための演算処理負担を抑制できる。
本発明によれば、インピーダンス変動に対する追従遅れ、及び、電力供給制御の精度低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態を図1〜図5を参照しつつ説明する。
(レーザプリンタの全体構成)
図1は、レーザプリンタ(以下、「プリンタ1」という。画像形成装置の一例。)の要部側断面図である。なお、以下、図1で紙面右側をプリンタ1の前側、図1で紙面左側をプリンタ1の後側として説明する。図1において、プリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3(被記録媒体の一例)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
(1)フィーダ部
フィーダ部4は、給紙トレイ6と、用紙押圧板7と、給紙ローラ8と、レジストレーションローラ12とを備えている。用紙押圧板7は、その後端部を中心に回転可能とされており、この用紙押圧板7上の最上位にある用紙3が給紙ローラ8に向かって押圧されている。そして、用紙押圧板7上の用紙3は、その給紙ローラ8の回転によって1枚毎に給紙される。
給紙された用紙3は、レジストレーションローラ12によってレジストされた後に転写位置Xに送られる。なお、この転写位置Xは、用紙3に感光ドラム27上のトナー像を転写する位置であって、感光ドラム27(感光体の一例)と転写ローラ30(転写手段の一例)との接触位置である。
(2)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17および定着部18を備えている。
スキャナ部16は、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー19等を備えている。レーザ発光部からの発光されるレーザ光Lは、ポリゴンミラー19によって偏向されつつ感光ドラム27の表面上に照射される。
また、プロセスカートリッジ17は、現像ローラ31(現像手段の一例)、感光ドラム27、スコロトロン型の帯電器29及び転写ローラ30を備えている。なお、感光ドラム27は、そのドラム軸27aがグランドに接地されている。
帯電器29は、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させる。その後、感光ドラム27の表面は、スキャナ部16からのレーザ光Lにより露光され、静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ31の表面上に担持されるトナーが、感光ドラム27上に形成された静電潜像に供給され現像される。
転写ローラ30は、金属製のローラ軸30aを備え、このローラ軸30aには、高電圧電源回路基板52に実装された印加回路60(図2参照)が接続されており、転写動作時には、この印加回路60から転写電圧Vaが印加される。
定着部18は、用紙3上のトナーを、その用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させる。その熱定着後の用紙3は排紙パス44を介して排紙トレイ46上に排紙される。
(印加回路の構成)
図2には、転写ローラ30に転写電圧Vaを印加するための印加回路60の要部構成のブロック図が示されている。この印加回路60は、制御回路62と、高電圧出力回路63(供給手段の一例)とを備えて構成されている。
高電圧出力回路63は、平滑回路64、ドライブ回路65、昇圧回路66、電流検出回路67を備えている。
このうち、平滑回路64は、制御回路62のPWMポート62aからのPWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変更)信号S1を受けて平滑しドライブ回路65に与える。ドライブ回路65は、受けたPWM信号S1に基づき、昇圧回路66の1次側巻線68bに発振電流を流すよう構成されている。
昇圧回路66は、トランス68、ダイオード69、平滑コンデンサ70などを備えている。トランス68は、2次側巻線68a、1次側巻線68b及び補助巻線68cを備えている。2次側巻線68aの一端は、ダイオード69及び接続ラインL1を介して転写ローラ30のローラ軸30aに接続されている。一方、2次側巻線68aの他端は、電流検出回路67を介してグランドに接地されている。また、平滑コンデンサ70と放電抵抗71とが、それぞれ2次側巻線68a及びダイオード69に並列に接続されている。
このような構成により、1次側巻線68bの発振電流は、昇圧回路66において昇圧及び整流され、転写ローラ30のローラ軸30aに転写電圧Vaとして印加される。このとき、転写ローラ30に流れる転写電流I1(図2の矢印方向に流れる電流の値を正とする)は、電流検出回路67が有するRC並列回路67aに流れ込み、この転写電流I1に応じた検出信号P1が制御回路62のA/Dポート62bにフィードバックされる。
そして、用紙3が上記転写位置Xに到達し、この用紙3に感光ドラム27上のトナー像を転写する転写動作時には、制御回路62が、PWM信号S1を高電圧出力回路63(平滑回路64)に与える。これにより、高電圧出力回路63の出力端Aに接続された転写ローラ30のローラ軸30aに転写電圧Vaが印加される。それと共に、制御回路62は、接続ラインL1に流れる転写電流I1の電流値に応じた検出信号P1に基づきこの転写電流I1の電流値が目標範囲(転写電流I1のフィードバック値が目標フィードバック範囲(上限値Vth1及び下限値Vth2の間))に収まるように、デューティ比(以下、「PWM値」という。設定値の一例。)を適宜変更したPWM信号S1を平滑回路64に出力する定電流制御を実行する。従って、本実施形態では、転写電流I1の電流値が制御対象値の一例である。また、制御回路62及び電流検出回路67が検出手段として機能する。更に、制御回路62は変更手段としても機能する。
(インピーダンスを測定するための構成)
次に転写ローラ30に電力を供給する電力供給経路(上記出力端Aから転写ローラ30及び感光ドラム27を介してグランドに至る経路)のインピーダンスの変化を測定するための構成について説明する。
図2に示すように、印加回路60には電圧検出回路75が設けられている。この電圧検出回路75は、昇圧回路66のトランス68の補助巻線68cと、制御回路62との間に接続されている。制御回路62は、印加回路60による転写動作時において、補助巻線68cの間で発生する出力電圧v1を検出して、その検出信号P2をA/Dポート62cに入力するように構成されている。
制御回路62は、上記検出信号P1,P2を取り込んで転写電流I1の電流値と出力電圧v1の電圧値とから転写ローラ30の現時点でのインピーダンスを算出する。具体的には、出力電圧v1の電圧値と、2次側巻線68a,1次側巻線68b及び補助巻線68cの巻線の巻き数の関係とから、転写電圧Vaを推定することができる。そして、この推定された転写電圧Vaを転写電流I1の電流値で除算することでインピーダンスを求めることができる。このとき、制御回路62、電流検出回路67及び電圧検出回路75が測定手段として機能する。
(制御回路の制御)
例えばプリンタ1が外部の情報処理装置(例えばパーソナルコンピュータ)から印刷データを受けるなどして印刷要求がされると、制御回路62は、図3に示す電流制御を実行する。なお、本実施形態では、PWM値(デューティ比)を大きくすると転写電流I1の電流値が増加する構成になっている。
制御回路62は、まずS11で例えば初期PWM値D0(転写電流I1の電流値を上記目標範囲内に到達させるPWM値よりも小さい値)を設定し、その後、時間t0(例えば10ms)経過するまで待機する。この時間t0は、初期PWM値D0を設定した後、検出信号P1のA/D値(例えば0〜2.5V。以下、「転写電流I1のフィードバック値」という。)がある程度安定するまでの時間である。
次にS13で上記印刷データの印刷処理が全て終了したかどうかを判断し、終了していなければ(S13:YES)、S15で変動時期かどうかを判断する。ここで、「変動時期」とは、制御対象値である転写電流I1の電流値が大きく変動する時期をいい、本実施形態では、給紙トレイ6から給紙された用紙3の先端が転写位置Xに突入する時期(以下、「突入時期」という)や、その用紙3の後端が転写位置Xを離脱する時期(以下、「離脱時期」という)である。なお、制御回路62は、突入時期、離脱時期かどうかを、例えば用紙3がレジストレーションローラ12によって送り出された時点からのカウント時間に基づき判断することができる。また、プリンタ1の用紙搬送経路中(転写位置Xの上流側)に用紙3を検出するセンサが備えられている場合には、そのセンサの検出時点からのカウント時間に基づき判断するようにしてもよい。
制御回路62は、変動時期でなければ(S15:NO)長間隔モード(S17〜S25)を実行し、変動時期であれば(S15:YES)短間隔モード(S31〜S43)を実行する。長間隔モード及び短間隔モードはともに、転写電流I1のフィードバック値が目標フィードバック範囲外の場合に、そのフィードバック値と目標フィードバック範囲との差に応じてPWM信号S1のPWM値を変更する変更動作を行うが、その変更動作の実行時間間隔が長間隔モードよりも短間隔モードの方が短い。なお、このとき、制御回路62は変更手段として機能する。
(1)長間隔モード
例えば給紙トレイ6から給紙された用紙3の先端が転写位置Xの手前に到達するまでは変動時期でないため、制御回路62は長間隔モードを実行する。
具体的には、制御回路62は、まずS17で転写電流I1のフィードバック値(検出信号P1のA/D値)を読み取る。そして、転写電流I1のフィードバック値が目標フィードバック範囲内であれば(S19:YES)、第1読取時間(例えば15ms)経過するのを待って(S21:YES)再びS13に戻る。つまり、制御回路62は、変動時期でなく、転写電流I1が目標範囲内である場合は、上記第1読取時間ごとに転写電流I1のフィードバック値を読み取る動作を繰り返す。
一方、転写電流I1のフィードバック値が目標フィードバック範囲外であれば(S19:NO)、S23で第1PWM値D1を算出する。第1PWM値D1は、次の演算式1により算出される。
(演算式1)
D1=Dc+(Ft−Fi)*〔G1*(Dc/Fi)〕
Dc:現在のPWM値
G1:第1係数(例えばG1=1)
Fi:現在の転写電流I1のフィードバックの値
Ft:転写電流I1の電流値が上記目標範囲内にあるときの転写電流I1のフィードバック値(目標フィードバック範囲内の値、例えば下限値Vth2や中心値)
第1PWM値D1は、現在の転写電流I1のフィードバック値Fiを目標フィードバック値Ftに到達させるのに必要なデューティ比である(図4参照)。上記式のうち「(Ft−Fi)*〔G1*(Dc/Fi)〕」が、フィードバック値Fiと目標フィードバック値Ftとの差に応じたPWM値の変更量ΔD1(=D1−Dc)であり、「G1*(Dc/Fi)」が、フィードバック値Fiと目標フィードバック値Ftとの差の単位量当たりのPWM値の変更量(以下、「単位変更量」という)である。
ここで、本実施形態では、第1係数G1は、現在の転写電流I1のフィードバック値Fiを、次述する第1実行時間間隔内に、目標フィードバック値Ft付近に安定させる条件を満たす値に設定される。但し、この条件を満たす第1係数G1の値は、上記電力供給経路のインピーダンスによって異なる。そこで、このような条件を満たす第1係数G1の値及びインピーダンスの値の組合せを予め実験で求めて、その実験結果に基づき第1係数G1の値(或いはG1*(Dc/Fi)の値でもよい)及びインピーダンスの値の対応関係テーブルを作成する。そして、この対応関係テーブルがメモリ72(記録手段の一例)に記憶されている。この対応関係テーブルは、インピーダンスの値が大きいほど、第1係数G1の値が大きいという対応関係になる。制御回路62は、上記検出信号P1,P2に基づき現在のインピーダンスを算出し、このインピーダンスに対応する適切な第1係数G1の値を、対応関係テーブルから抽出し、上記演算式1に代入する。このとき、制御回路62は補正手段として機能する。
そして、制御回路62は上記演算式1により算出した第1PWM値D1を、PWM信号S1のPWM値として設定し、S25で第1実行時間間隔だけ待機した後にS13に戻る。この「第1実行時間間隔」は、制御回路62が第1PWM値D1を設定(換言すればPWM信号S1のPWM値を変更)してから、転写電流I1のフィードバック値Fiの変動幅が所定範囲(例えば0.05V)内である安定期(定常状態)になるまでの安定到達時間よりも長い時間(例えば30〜40ms)に設定されている。要するに、長間隔モードでは、転写電流I1が目標範囲外である場合は、PWM信号S1のPWM値を変更するごとに、フィードバック値Fiの変動幅が安定期になるまで待つ。
(2)短間隔モード
例えば給紙トレイ6から給紙された用紙3の先端が転写位置Xの手前に到達し突入時期に入ると、感光ドラム27と転写ローラ30との間のインピーダンスが急激に増加し、転写電流I1が急激に低下して大きく変動する。そこで、制御回路62は長間隔モードから短間隔モードに切り替える。このとき、制御回路62は切替手段として機能する。
制御回路62は、まずS31で内蔵タイマをゼロにリセットして時間カウントをスタートし、S33で転写電流I1のフィードバック値Fi(検出信号P1のA/D値)を読み取る。次にS35でフィードバック値Fiと上記目標フィードバック範囲との差が所定値内かどうかを判断する。
フィードバック値Fiと目標フィードバック範囲との差が所定値外であれば(S35:NO)、S37で第2PWM値D2を算出する。第2PWM値D2は、次の演算式2により算出される。
(演算式2)
D2=D1+(Ft−Fi)*〔G2*(Dc/Fi)〕
G2:第2係数(>G1 例えばG2=2)
上記式のうち「(Ft−Fi)*〔G2*(Dc/Fi)〕」が、フィードバック値Fiと目標フィードバック値Ftとの差に応じたPWM値の変更量ΔD2(=D2−D1)であり、「G2*(Dc/Fi)」が、この演算式2における単位変更量であり、上記長間隔モードの単位変更量(演算式1参照)よりも大きい。また、D1は、長間隔モードの上記演算式1で算出した第1PWM値である。この演算式2は、長間隔モードでの第1PWM値D1も並行して算出しており、この第1PWM値D1(基礎設定値)に、上記変更量ΔD2を加算して第2PWM値を算出しているのである(図4参照)。
ここで、上記単位変更量に対するフィードバック値Fiの変化量は、上記電力供給経路のインピーダンスによって異なる。このため、当該フィードバック値Fiの変化量が固定の値になるように、インピーダンスに応じて第2係数G2を変更することが好ましい。そこで、このような条件を満たす第2係数G2の値及びインピーダンスの値の組合せを予め実験で求めて、その実験結果に基づき第2係数G2の値(或いはG2*(Dc/Fi)の値でもよい)及びインピーダンスの値の対応関係テーブルを作成する。そして、この対応関係テーブルがメモリ72に記憶されている。この対応関係テーブルは、インピーダンスの値が大きいほど、第2係数G2の値が大きいという対応関係になる。制御回路62は、上記検出信号P1,P2に基づき現在のインピーダンスを算出し、このインピーダンスに対応する適切な第2係数G2の値を、対応関係テーブルから抽出し、上記演算式2に代入する。
そして、制御回路62は上記演算式2により算出した第2PWM値D2を、PWM信号S1のPWM値として設定し、S41で第2実行時間間隔だけ待機した後にS43に進む。この「第2実行時間間隔」は、制御回路62が第1PWM値D1を設定(換言すればPWM信号S1のPWM値を変更)してから、転写電流I1のフィードバック値Fiが上記安定期になる前の時間(例えば5ms)に設定されている。要するに、短間隔モードでは、転写電流I1が目標範囲外である場合は、PWM信号S1のPWM値を変更後、フィードバック値Fiの変動幅が安定期になるのを待たずに更にPWM値の変更を行うのである。
一方、フィードバック値Fiと目標フィードバック範囲との差が所定値内であれば(S35:YES)、S39で第3PWM値D3を算出する。第3PWM値D3は、次の演算式3により算出される。
(演算式3)
D3=Dc+(Ft−Fi)*〔G3*(Dc/Fi)〕
G3:第3係数(<G1 例えばG2=0.5)
上記式のうち「(Ft−Fi)*〔G3*(Dc/Fi)〕」が、フィードバック値Fiと目標フィードバック値Ftとの差に応じたPWM値の変更量ΔD3(=D3−Dc)であり、「G3*(Dc/Fi)」が、この演算式3における単位変更量であり、上記長間隔モードの単位変更量(演算式1参照)よりも小さい。この演算式3では、上記演算式2のように長間隔モードの上記演算式1で算出した第1PWM値を用いることなく、演算式3のみによって第2PWM値を算出しているのである(図4参照)。
ここで、制御回路62は、第3係数G3も、第2係数G2と同様、上記単位変更量に対するフィードバック値Fiの変化量が、上記電力供給経路のインピーダンス変化にかかわらず固定値になるように、第3係数G3の値(或いはG3*(Dc/Fi)の値でもよい)及びインピーダンスの値の対応関係テーブルに基づき適切な第3係数G3の値を抽出して演算式3に代入する。
そして、制御回路62は上記演算式3により算出した第3PWM値D3を、PWM信号S1のPWM値として設定し、S41で第2実行時間間隔だけ待機した後にS43に進む。制御回路62は、変動時期中上記S33〜S41までの処理を繰り返し行い、用紙3の先端が転写位置Xを通り過ぎて変動時期が終了し、用紙3が転写位置Xを通過中になると再び長間隔モードに切り替える。
なお、制御回路62は、S13で上記印刷データの印刷処理が全て終了したと判断したときには(S13:NO)、PWM信号S1の出力を停止して図3に示す制御を終了する。
(本実施形態の作用効果)
用紙3が転写位置Xに進入すると、感光ドラム27と転写ローラ30との間のインピーダンスが急激に増加し、図5に示すように、転写電流I1が急激に低下し、変動時期に入る(図3のS15:YES)。
(1)ここで、仮に変動時期にも上記長間隔モードを行うようにすると、転写電流I1を目標範囲内に早期に到達させることができないという問題が生じる。具体的には、図5の点線M1で示すように、転写位置Xに用紙3が突入するA時点から転写電流I1のフィードバック値Fiは低下する。ここで、このフィードバック値Fiの低下途中(フィードバック値Fiが、上記インピーダンスの増加によって低下してから所定レベルに安定する前)であるB時点で、制御回路がその時点のフィードバック値Fiを検出し、そのフィードバック値Fiと目標フィードバック値Ftとの差を相殺するPWM値にPWM信号S1を変更したとする。しかし、上述したようにB時点では未だ上記インピーダンスの増加に伴う影響を受けてフィードバック値Fiが低下途中であるため、そのB時点でのPWM信号の変更によっては、転写電流I1を目標範囲内に到達させることができない(図5のC時点参照)。そして、このように転写電流I1を目標範囲内に到達させることができない不十分な制御が繰り返された後に、ようやく転写電流I1が目標範囲内に到達する。従って、転写電流I1を早期に目標範囲内に到達させることができないという問題が生じる。
これに対して、本実施形態では、上述したように変更時期には短間隔モードを行う。この短間隔モードでは、転写電流I1が目標範囲外である場合は、PWM信号S1のPWM値を変更後、フィードバック値Fiの変動幅が安定期になるのを待たずに更にPWM値の変更を行う。このため、図5の一点鎖線M2及び実線M3に示すように、フィードバック値Fiの変動に迅速に反応させ、フィードバック値Fiを目標フィードバック値Ft側(換言すれば転写電流I1を目標範囲側)に早期に到達させることができる(点線M1と比較)。
その後、変動時期を越えて用紙3が転写位置Xを通過している間に、感光ドラム27上の現像剤像を用紙3に転写する転写動作が実行されるため、特に転写電流I1を目標範囲内に安定させる必要がある。そこで、本実施形態では、この期間には制御回路62は長間隔モードを実行する。従って、精度の高い定電流制御を行うことができる。なお、以上の作用効果は、上記離脱時期及びその離脱時期後も同様である。
(2)また、仮に、短間隔モードの単位変更量を、常に長間隔モードの単位変更量(第1係数G1=1)と同じ一定値にすると、図5の一点鎖線M2に示すように、フィードバック値Fiが目標フィードバック値Ftをオーバーシュートしてしまうおそれがある。これに対して、本実施形態では、フィードバック値Fiと目標フィードバック範囲との差が所定値外かどうかでPWM値の単位変更量を変えている。具体的には、変動時期当初、転写電流I1が大きく低下してフィードバック値Fiと目標フィードバック範囲との差が所定値外になっているときは、長間隔モードよりも大きい単位変更量(G2>G1)で定電流制御を行う。その後、転写電流I1が目標範囲に近付いてきてフィードバック値Fiと目標フィードバック範囲との差が所定値内になると、長期モードよりも小さい単位変更量(G3<G1)で定電流制御を行う。これにより、図5の実線M3に示すように、上記オーバーシュートを抑制することができる(一点鎖線M2と比較)。
(3)本実施形態では、短間隔モードにおいてフィードバック値Fiと目標フィードバック範囲との差が所定値外の場合に、制御回路62は、長間隔モードでの第1PWM値D1も並行して算出しており、この第1PWM値D1(基礎設定値)に、短間隔モードの単位変更量に基づく変更量ΔD2を加算して第2PWM値を算出している。ここで、仮に上記基礎設定値を用いずに、短間隔モードの単位変更量に基づく変更量ΔD2を単に累積していく構成にすると、フィードバック値Fiが大きく変化してしまい目標フィードバック範囲との差が所定値内になり難くなり、却って追従性が悪くなるおそれがある。これに対して本実施形態の構成にすれば短間隔モード時の制御対象値の変化を、制御がある程度安定している長間隔モード時の変化に近づけることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)「制御対象値の変動が大きい時期」として、上記実施形態では突入時期及び離脱時期としたが、これらのいずれか一方の時期だけでもよい。また、突入時期及び離脱時期以外の時期、例えば供給手段が転写手段に電力を供給する開始時期(上記実施形態では初期PWM値D0の設定時)などであってもよい。
(2)「設定値」として、PWM信号S1のデューティ比(パルス幅)以外に、例えばPWM信号S1の振幅であってもよい。
(3)補正方法としては、測定手段の測定値と、設定値の単位変更量(G1〜G3)との対応関係の演算式を利用する構成も考えられる。しかし、上記実施形態のように対応関係データを利用すれば補正のための演算処理負担を抑制できる。
(4)上記実施形態では、演算式のG1〜G3の値を、メモリ72に記憶した対応関係テーブルを利用して補正する構成とし、補正のための演算処理負担を抑制できるようにした。しかし、これ以外に、この対応関係の演算式(例えばGの値とインピーダンスの比例式)に基づき補正するようにしてもよい。この構成であれば、対応関係テーブルを格納する必要がないためメモリ容量を抑制できる。
(5)上記実施形態では、定電流制御を例に挙げて説明したが、定電圧制御であってもよく、この場合は、転写電圧Vaが制御対象値となる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの要部側断面図 印加回路の要部構成のブロック図 電流制御のメイン処理のフローチャート 演算式における検出信号のA/D値とPWM値との関係を示すグラフ 各モードの転写電流の変化を示すグラフ
符号の説明
1…プリンタ(画像形成装置)
3…用紙(被記録媒体)
30…転写ローラ(転写手段)
62…制御回路(検出手段、変更手段、測定手段、補正手段、切替手段、変更手段)
63…高電圧出力回路(供給手段)
67…電流検出回路(検出手段、測定手段)
72…メモリ(記録手段)
75…電圧検出回路(測定手段)
I1…転写電流(制御対象値)
X…転写位置

Claims (11)

  1. 転写手段と、
    設定値に応じた電力を前記転写手段に供給する供給手段と、
    前記転写手段に供給されている電圧値または電流値である制御対象値を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出される制御対象値と目標値との差に応じて前記設定値を変更する変更手段と、
    前記変更手段による前記設定値の変更の実行時間間隔が短い短間隔モードと、前記設定値の変更の実行時間間隔が長い長間隔モードとの間で切り替える切替手段と、を備える画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記短間隔モードの実行時間間隔は、前記変更手段による前記設定値の変更後、前記制御対象値の変動が所定範囲内である安定期になるまでの安定到達時間よりも短く、前記長間隔モードの実行時間間隔は、前記安定到達時間以上である。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記切替手段は、前記制御対象値の変動が大きい時期に前記短間隔モードにし、当該変動が大きい時期の後は前記長間隔モードに切り替える。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記切替手段は、被記録媒体が前記転写手段の転写位置に突入する時期に前記短間隔モードにし、前記被記録媒体が前記転写位置を通過中は前記長間隔モードに切り替える。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記切替手段は、被記録媒体が前記転写手段の転写位置から離脱する時期に前記短間隔モードにし、前記離脱する時期の後に前記長間隔モードに切り替える。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記短間隔モードでは、前記制御対象値と前記目標値との差が所定値以下である場合は、当該差が所定値よりも大きい場合に比べて、前記差の単位量当たりの前記設定値の変更量である単位変更量が小さい。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記制御対象値と前記目標値との差が前記所定値以下の場合に、前記単位変更量は、前記長間隔モード時よりも前記短間隔モード時の方が小さい。
  8. 請求項6または請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記制御対象値と前記目標値との差が前記所定値よりも大きい場合に、前記単位変更量は、前記長間隔モード時よりも前記短間隔モード時の方が大きい。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記短間隔モードで前記制御対象値と前記目標値との差が前記所定値よりも大きい場合、前記長間隔モードの単位変更量に基づく基礎設定値に、前記短間隔モードの単位変更量に基づく変更量を加算、或いは減算して、前記設定値とする構成である。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記転写手段の電力供給経路のインピーダンスを測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値に基づき、前記制御対象値と前記目標値との差の単位量当たりの前記設定値の変更量である単位変更量を補正する補正手段と、を備える。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記インピーダンスと前記設定値の前記単位変更量との複数組の対応関係データが記憶される記憶手段を備え、
    前記補正手段は、前記測定手段の測定値と前記対応関係データとに基づき前記設定値の単位時間当たりの変更量を補正する。
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