JP2009047849A - スクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーン面の平坦度を良好に維持できるスクリーンを提供する。
【解決手段】スクリーン1は、リンク機構5における移動支点53と、各アーム部51,52が伸長する際に移動支点53が近接する側のスクリーン本体2の端部とを接続し、スクリーン本体2の端部を外側に加圧する加圧部6を備える。加圧部6は、スクリーン本体2の端部に接続し、基部3および引上部材4の対向する方向に沿って移動する移動部61と、一端が移動部61に接続し、移動支点53に向けて延出するロッド62と、移動支点53に対してスクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続し、ロッド62の他端側が挿通されロッド62を進退可能とする挿通部63と、挿通部63に設けられ、挿通部63に挿通されたロッド62に当接して移動部61側に付勢する付勢部64とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーンに関する。
従来、可撓性を有するシート状のスクリーン本体を備え、プロジェクタ等から拡大投射された画像光をスクリーン本体のスクリーン面(投影面)に投影する種々のスクリーンが提案されている。
このようなスクリーンでは、シート状のスクリーン本体を採用しているため、スクリーン本体の撓みやうねりを抑制し、スクリーン面の平坦度を維持することが必要となる。そこで、従来、スクリーン本体の撓みやうねりを抑制する以下の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のスクリーンは、スクリーン本体を、収納時には巻き取った状態とし、スクリーンの使用時に引き出してスクリーン面を形成するスクリーンで構成されている。すなわち、特許文献1に記載のスクリーンは、支持フレームと、支持フレームに支持され、スクリーン本体の一端側を支持しスクリーン本体を巻き取り可能とする巻取りパイプと、スクリーン本体の他端側を支持する張出しレールと、支持フレームおよび張出しレール間に跨って配設され、支持フレームに対して張出しレールを近接隔離するリンク機構とを備える。そして、リンク機構の伸長により、スクリーン本体に対して上下方向に張力を与え、スクリーン本体の撓みやうねりを抑制している。
特開平6−235973号公報
特許文献1に記載の技術では、スクリーン本体に対して上下方向に張力を与える構成としている。このため、スクリーン本体の上下方向の両端部は固定されているが、スクリーン本体の左右方向の両端部が解放された状態であり、左右方向の両端部の撓みやうねりを防止することができない。すなわち、スクリーン面の平坦度を良好に維持することができない、という問題がある。
本発明の目的は、スクリーン面の平坦度を良好に維持できるスクリーンを提供することにある。
本発明のスクリーンは、可撓性を有し画像光を投影するスクリーン本体と、前記スクリーン本体の対向する両端部のいずれか一方の端部を支持し前記スクリーン本体を巻き取るスクリーン巻取部、および前記スクリーン巻取部を支持する基体を有する第1支持部材と、前記スクリーン本体の対向する両端部のいずれか他方の端部に沿って延出し、前記他方の端部を支持する第2支持部材と、屈伸可能に連結された複数のアーム部を有し、前記第1支持部材および前記第2支持部材に跨って取り付けられ、前記第1支持部材および前記第2支持部材を近接隔離するリンク機構と、前記リンク機構における前記複数のアーム部を屈伸可能に連結する複数の支点のうち、屈伸時に屈伸方向に略直交する方向に移動する移動支点と、前記複数のアーム部が伸長する際に前記移動支点が近接する側の前記スクリーン本体の端部とを接続し、前記スクリーン本体の端部を外側に加圧する加圧部とを備え、前記加圧部は、前記スクリーン本体の端部に接続し、前記第1支持部材および前記第2支持部材の間を移動する移動部と、一端が前記移動部に接続し、前記移動支点に向けて延出するロッドと、前記移動支点に対して前記スクリーン本体のスクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続し、前記ロッドの他端側が挿通され前記ロッドを進退可能とする挿通部と、前記挿通部に設けられ、前記挿通部に挿通された前記ロッドに当接して前記移動部側に付勢する付勢部とを備えていることを特徴とする。
ここで、リンク機構は、1つのみ設けた構成としてもよく、あるいは、複数、設けた構成としても構わない。加圧部も同様である。
また、移動部としては、スクリーン本体の端部に接続しつつ、第1支持部材および第2支持部材の対向する方向に沿って移動可能な構成であればよく、例えば、前記対向する方向に沿って延びるトラック孔をスクリーン本体に形成しておき、該トラック孔に係合しつつ、トラック孔に沿って移動する構成が例示できる。
さらに、第1支持部材および第2支持部材としては、スクリーン本体の上下方向の両端部をそれぞれ支持する構成としてもよく、あるいは、スクリーン本体の左右方向の両端部をそれぞれ支持する構成としても構わない。
以下では、説明を簡略化するために、第1支持部材がスクリーン本体の下方側の端部を支持し、第2支持部材がスクリーン本体の上方側の端部を支持する構成として説明する。
本発明では、スクリーンは、スクリーン本体の上下方向の両端部をそれぞれ支持する第1支持部材および第2支持部材を備えているので、スクリーン本体の上下方向の両端部が固定された状態となる。そして、スクリーンは、リンク機構を備えているので、リンク機構を伸長させ、第1支持部材および第2支持部材を所定距離、離間した状態で配置することで、スクリーン本体に対して上下方向に張力を与えることができ、スクリーン本体の撓みやうねりを抑制できる。
また、スクリーンは、移動部、ロッド、挿通部、および付勢部を有する加圧部を備える。そして、加圧部は、リンク機構における移動支点と、リンク機構が伸長する際に移動支点が近接する側のスクリーン本体の左右方向の端部とを接続する。このことにより、以下に示すように、スクリーン本体の左右方向の端部を外側に加圧し、スクリーン本体に対して左右方向に張力を与えることができる。
第1支持部材に対して第2支持部材を上方向に移動して、すなわち、リンク機構を伸長して、スクリーン本体をスクリーン巻取部から引き出す際には、リンク機構の伸長に連動して、移動支点が上方側に移動しつつスクリーン本体の左右方向の端部に近接するように移動する。挿通部は、移動支点に接続しているため、移動支点の移動に連動する。すなわち、挿通部は、加圧部を構成するロッドの他端側が挿通されているため、ロッドおよび移動部とともに上方側に移動しつつ、ロッドの他端側を徐々に内部へ挿通させながら、スクリーン本体の左右方向の端部(移動部)に近接するように移動する。そして、挿通部に設けられた付勢部は、ロッドを徐々に移動部側に付勢し、すなわち、ロッドおよび移動部を挿通部から離間する方向に力を与える。このため、スクリーンの左右方向の端部に接続した移動部が付勢部による付勢力によってスクリーンの左右方向の端部を外側に加圧することで、スクリーン本体に対して左右方向の張力を与えることができる。
以上のように、第1支持部材および第2支持部材によりスクリーン本体の上下方向の両端部を固定し、リンク機構によりスクリーン本体に対して上下方向に張力を与えるとともに、加圧部によりスクリーン本体に対して左右方向に張力を与える構成を実現できる。このため、スクリーン本体の撓みやうねりを効果的に防止し、スクリーン面の平坦度を良好に維持できる。
本発明のスクリーンでは、前記付勢部は、前記スクリーン巻取部に前記スクリーン本体が巻き取られた状態で、前記ロッドから離間した位置に設けられていることが好ましい。
本発明では、上述したように付勢部を設けることで、スクリーン巻取部にスクリーン本体が巻き取られた状態で、スクリーン本体の端部(例えば、左右方向の端部)を外側に加圧することなく、例えば、スクリーン巻取部からのスクリーン本体の引き出し完了時においてのみ、スクリーン本体の左右方向の端部を外側に加圧する構造を実現できる。すなわち、常にスクリーン本体の左右方向の端部を外側に加圧することなく、スクリーン面の平坦度を維持する必要のある状態(スクリーン本体の引き出し完了状態)でのみ、スクリーン本体の左右方向の端部を外側に加圧する構造を実現できる。
本発明のスクリーンでは、前記リンク機構は、前記第1支持部材および前記第2支持部材の対向する方向に沿う軸を中心として対称配置される少なくとも一対設けられ、前記加圧部は、前記少なくとも一対のリンク機構に対応して、前記軸を中心として対称配置される少なくとも一対設けられ、前記一対のリンク機構のいずれか一方のリンク機構における前記移動支点に接続する挿通部、および他方のリンク機構における前記移動支点に接続する挿通部を、前記一対のリンク機構における屈伸方向に略直交する方向に進退可能に接続する伸縮機構を備えていることが好ましい。
本発明では、スクリーンは、第1支持部材および第2支持部材の対向する方向に沿う軸(例えば、鉛直軸)を中心として対称配置される少なくとも一対のリンク機構と、少なくとも一対のリンク機構に対応して、少なくとも一対の加圧部とを備える。このことにより、スクリーン本体における第1支持部材および第2支持部材に支持される端部と交差する両端部(例えば、左右方向の両端部)の双方を、少なくとも一対の加圧部にて外側に加圧することができ、上述したスクリーン面の平坦度を良好に維持できるという効果を好適に図れる。
また、スクリーンは、一対の加圧部を構成する各挿通部を、一対のリンク機構における屈伸方向に略直交する方向(例えば、左右方向)に進退可能に接続する伸縮機構を備える。このことにより、例えば、伸縮機構を設けない場合には加圧部が自重やスクリーン本体との摩擦等により、移動支点を中心として回動し第1支持部材や第2支持部材の延出方向(左右方向)から傾いてしまう恐れがあるところ、伸縮機構を設けて一対の加圧部を接続することで、一対の加圧部が各移動支点を中心として回動することなく一対の加圧部の水平状態を良好に維持できる。すなわち、スクリーン本体の左右方向の両端部を外側に向けて水平方向に加圧でき、上述したスクリーン面の平坦度を良好に維持できるという効果をさらに好適に図れる。
本発明のスクリーンでは、前記伸縮機構には、各前記挿通部を互いに離間する方向に付勢する第2の付勢部が設けられていることが好ましい。
本発明では、伸縮機構には一対の加圧部を互いに離間する方向に付勢する第2の付勢部が設けられているので、一対の加圧部が接続する各移動支点を互いに離間する方向に付勢できる。すなわち、第2の付勢部は、各移動支点を互いに離間する方向に付勢することで、一対のリンク機構が伸長するように力を与えることとなる。このため、第2の付勢部にて第1支持部材および第2支持部材を互いに離間する方向に力を与え、スクリーン本体に対して上下方向に張力を与えることができ、スクリーン本体の撓みやうねりをより効果的に防止できる。また、スクリーンの利用者は、例えば第1支持部材に対して第2支持部材を上方側に移動させて、スクリーン巻取部からスクリーン本体を引き出す際に、それほど力を加えなくても、第1支持部材に対して第2支持部材を上方側に移動させることができ、スクリーン本体の引き出し作業を容易に実施できる。また、リンク機構が伸長しスクリーン面が形成されている状態で、突然、リンク機構が屈曲することも抑制できる。
本発明のスクリーンでは、前記リンク機構は、前記移動支点を複数有し、前記加圧部は、前記複数の移動支点に対応して複数設けられていることが好ましい。
本発明では、スクリーンは、複数の加圧部が複数の移動支点にそれぞれ取り付けられた状態であるため、第1支持部材および第2支持部材間に間隔を空けて複数の加圧部が配置されることとなる。このため、スクリーン本体における第1支持部材および第2支持部材に支持される端部と交差する端部(例えば、左右方向の端部)の種々の位置が複数の加圧部により外側に加圧されることとなり、スクリーン本体の撓みやうねりをより効果的に防止できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態におけるスクリーン1の概略構成を模式的に示す図である。具体的に、図1は、スクリーン本体2を基部3から引き出した状態を、スクリーン1の背面側から見た図である。また、図1では、説明を簡略化するために、一部を図1の紙面に平行な平面にて切断した一部断面図としている。
なお、以下に記載する「左」、「右」は、スクリーン1の背面側から見た場合の左右を意味するものである。
スクリーン1は、例えば、プロジェクタ等から拡大投射された画像光を投影する。このスクリーン1は、図1に示すように、スクリーン本体2と、第1支持部材としての基部3と、第2支持部材としての引上部材4と、リンク機構5と、加圧部6等を備える。
スクリーン本体2は、可撓性を有するシート状に形成され、入射した画像光を投影する。本実施形態では、スクリーン本体2は、入射した画像光を反射してスクリーン面に投影する反射型スクリーンとして構成されている。
このスクリーン本体2において、左右方向(水平方向)の両端部には、図1に示すように、両端部に沿って上下方向に延びるトラック孔21が形成されている。
基部3は、矩形形状を有するスクリーン本体2の下端部に沿って延出し、スクリーン本体2の下端部を支持する部分である。この基部3は、図1に示すように、基体31と、スクリーン巻取部としてのスプリングロール32等を備える。
基体31は、左右方向に延出する柱状部材で構成され、上端部にてスプリングロール32を回動可能に支持する。
スプリングロール32は、左右方向を回動軸として回動可能とし、スクリーン本体2を巻き取る部材である。このスプリングロール32は、具体的な図示は省略したが、スプリングによりスクリーン本体2の巻き取り方向に付勢され、スクリーン本体2の引き出し力を弛めると自動的にスクリーン本体2を巻き取る機能を有している。
引上部材4は、スクリーン本体2の下端部に対向する上端部に沿って延出する柱状部材で構成され、スクリーン本体2の上端部を支持する部分である。そして、利用者は、引上部材4を把持しながら、基部3に対して離間する方向に移動させる(引上部材4を上方側に移動させる)ことで、スプリングロール32のスプリングによる付勢力に抗して、スクリーン本体2をスプリングロール32から引き出す。
図2は、リンク機構5および加圧部6の構造を説明するための図である。具体的に、図2(A)〜図2(C)は、スクリーン本体2がスプリングロール32に巻き取られた状態から、スクリーン本体2がスプリングロール32から引き出された状態を順に示す図である。なお、図2では、説明の便宜上、各アーム部を連結する各連結部を省略し、支点のみを図示している。
リンク機構5は、図1または図2に示すように、屈伸可能に連結された複数のアーム部を有し、基体31および引上部材4間に跨って取り付けられ、各アーム部が屈伸することで基体31および引上部材4を近接隔離する機構である。そして、リンク機構5は、スクリーン1の略中心位置を通り、基部3および引上部材4が対向する方向(上下方向)に沿う鉛直軸を中心として対称配置された第1リンク機構5Aおよび第2リンク機構5Bの一対で構成されている。
第1リンク機構5Aは、図1または図2に示すように、第2リンク機構5Bに対して左側に位置し、2つのアーム部51,52が支点53にて直列に連結されている。
各アーム部51,52は、図1または図2に示すように、略同一の長さ寸法を有する略棒状に形成されている。
アーム部51において、一方の端部には、図1または図2に示すように、基体31の背面側の端面に対して、スクリーン面に略直交する方向を軸として回動可能に接続する接続部511(以下、固定支点511)が形成されている。
また、アーム部51において、他方の端部には、図1に示すように、アーム部52と連結するための第1連結部512が形成されている。
第1連結部512は、具体的な図示は省略したが、例えば、略円筒形状を有し、筒状軸がスクリーン面に略直交するように形成されている。
アーム部52において、一方の端部には、図1または図2に示すように、引上部材4の背面側の端面に対して、スクリーン面に略直交する方向を軸として回動可能に接続する接続部521(以下、固定支点521)が形成されている。
また、アーム部52において、他方の端部には、図1に示すように、アーム部51と連結するための第2連結部522が形成されている。
第2連結部522は、具体的な図示は省略したが、例えば、第1連結部512の円筒形状内部に嵌合可能とする略円柱形状を有し、柱状軸がスクリーン面に略直交するように形成されている。
そして、第1連結部512および第2連結部522は、各アーム部51,52間で連結することで、図1または図2に示すように、移動支点53として機能し、各アーム部51,52を上下方向に屈伸可能とする。
なお、第2リンク機構5Bは、図1または図2に示すように、第1リンク機構5Aと同様の構成を有しているため、同様の符号を付して説明を省略する。
また、以下では、説明の便宜上、第1リンク機構5Aを構成する移動支点53を移動支点53Aとし、第2リンク機構5Bを構成する移動支点53を移動支点53Bとする。
以上のような構成により、図2(A)に示す状態から、引上部材4を把持しながら、基部3に対して離間する方向に移動させることで、図2(B)、図2(C)に示すように、固定支点511に対して固定支点521が離間する方向に移動し、移動支点53Aが上方側に移動しつつスクリーン本体2の左側の端部に近接するように移動し、第1リンク機構5Aが上方側に伸びることとなる。同様に、移動支点53Bが上方側に移動しつつスクリーン本体2の右側の端部に近接するように移動し、第2リンク機構5Bが上方側に伸びることとなる。
なお、図2(C)に示す状態から図2(B)、図2(A)に示す状態とする場合には、一対のリンク機構5A,5Bは、上記と逆に動作することとなる。
加圧部6は、図1または図2に示すように、一対のリンク機構5A,5Bとスクリーン本体2の背面との間に配設され、一対のリンク機構5A,5Bに対応して、スクリーン1の略中心位置を通る鉛直軸を中心として対称配置された第1加圧部6Aおよび第2加圧部6Bの一対で構成されている。
第1加圧部6Aは、図1または図2に示すように、第1リンク機構5Aを構成する移動支点53Aと、第1リンク機構5Aが伸長する際に移動支点53Aが近接する側のスクリーン本体2の端部(スクリーン本体2の左側の端部)とを接続し、スクリーン本体2の端部を外側(図1または図2中、左側)に加圧する。この第1加圧部6Aは、図1または図2に示すように、移動部61と、ロッド62と、挿通部63と、付勢部64とを備える。
図3は、移動部61の構造を示す図である。具体的に、図3(A)は、第1加圧部6Aの移動部61をスクリーン1の背面側から見た図である。図3(B)は、図3(A)におけるA−A線の断面図である。
移動部61は、スクリーン本体2の端部に接続し、上下方向に移動する。この移動部61は、図3に示すように、ロッド62の一端側において、スクリーン面に略直交する方向を軸として回動可能に軸支されるローラで構成されている。そして、移動部61は、図3に示すように、外周縁がスクリーン本体2のトラック孔21の幅方向内周縁に係合し、トラック孔21に沿って上下方向に移動可能に構成されている。
ロッド62は、一端側にて移動部61を回動可能に軸支し、移動支点53Aに向けて延出する略棒状に形成されている。
挿通部63は、移動支点53Aに対してスクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続し、ロッド62の他端側が挿通されロッド62を左右方向に進退可能に支持する。この挿通部63は、図1または図2に示すように、筒状部631と、延出部632とを備える。
筒状部631は、図1または図2に示すように、一方が開口された有底形状である筒状体で構成され、開口部分からロッド62の他端側が挿通される。
ここで、ロッド62および挿通部63は、図2に示すように、スクリーン本体2が巻き取られた状態から、スクリーン本体2が引き出された状態まで、常時、筒状部631内部にロッド62の他端側が挿通された状態を維持するように設定されている。
延出部632は、図1または図2に示すように、筒状部631の底部分から第2リンク機構5Bを構成する移動支点53Bに向けて延出する柱状に形成されている。そして、延出部632は、具体的な図示は省略したが、移動支点53Aに対してスクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続する。
付勢部64は、図1または図2に示すように、ばね部材で構成され、一端が筒状部631内部の底部分に接続し、筒状部631の筒状軸に沿って伸縮可能とする。
ここで、付勢部64は、図2(A)に示すように、スクリーン本体2が巻き取られた状態で、ロッド62から離間した状態となるように設定されている。
第2加圧部6Bは、図1または図2に示すように、第2リンク機構5Bを構成する移動支点53Bと、第2リンク機構5Bが伸長する際に移動支点53Bが近接する側のスクリーン本体2の端部(スクリーン本体2の右側の端部)とを接続し、スクリーン本体2の端部を外側(図1または図2中、右側)に加圧する。
なお、第2加圧部6Bは、図1または図2に示すように、第1加圧部6Aと同様の構成を有しているため、同様の符号を付して説明を省略する。
また、以下では、説明の便宜上、第1加圧部6Aを構成する延出部632を延出部632Aとし、第2加圧部6Bを構成する延出部632を延出部632Bとする。
延出部632Aおよび延出部632Bは、互いに左右方向に進退可能に接続され、伸縮機構7を構成している。
具体的に、延出部632Bの先端部分には、図1または図2に示すように、第2の筒状部6321が形成されている。
第2の筒状部6321は、図1または図2に示すように、左側が開口された有底形状である筒状体で構成され、その筒状軸が筒状部631の筒状軸と略一致するように形成されている。
そして、第2の筒状部6321には、図1または図2に示すように、開口部分から延出部632Aの先端側が挿通される。
ここで、各延出部632A,632Bは、図2に示すように、スクリーン本体2が巻き取られた状態から、スクリーン本体2が引き出された状態まで、常時、第2の筒状部6321内部に延出部632Aの先端側が挿通された状態を維持するように設定されている。
次に、図2を参照して加圧部6によるスクリーン本体2への加圧動作を説明する。
スクリーン本体2を引き出す際には、第1リンク機構5Aの伸長に連動して、移動支点53Aが上方側に移動しつつ左側に移動する。第1加圧部6Aを構成する挿通部63は、移動支点53Aに接続しているため、移動支点53Aの移動に連動する。すなわち、挿通部63は、第1加圧部6Aを構成するロッド62の他端側が挿通されているため、ロッド62および移動部61とともに上方側に移動しつつ、ロッド62の他端側を徐々に内部へ挿通させながら左側に移動する。ここで、付勢部64は、スクリーン本体2の引き出しが完了する直前に、筒状部631内部に挿通されたロッド62の他端に当接する。そして、付勢部64は、ロッド62の他端に当接してからスクリーン本体2の引き出し完了時までの間、ロッド62を左側に徐々に付勢し、すなわち、ロッド62および移動部61に左側に力を与える。このため、スクリーン本体2の左側の端部に接続した移動部61は、付勢部64による付勢力によって、スクリーン本体2の左側の端部を左側(図2(C)中、矢印L)に加圧する。この際、第1リンク機構5Aを構成する各アーム部51,52が略同一の長さ寸法を有しているため、移動支点53Aは、常時、基部3および引上部材4間の略中心位置に位置することとなる。すなわち、第1加圧部6Aは、スクリーン本体2の左側の端部における上下方向略中心位置を矢印L方向に加圧する。
なお、スクリーン本体2の巻き取り時においては、第1加圧部6Aは、上記と逆の動作を実施し、図2(B)、図2(A)に示すように、付勢部64によるロッド62への付勢が解除された状態で、スクリーン本体2が巻き取られることとなる。
また、第2加圧部6Bによる加圧動作は、第1加圧部6Aと略同様であるため説明を省略するが、図2(C)に示すように、スクリーン本体2の引き出し完了時において、付勢部64による付勢力によって、スクリーン本体2の右側の端部における上下方向略中心位置を右側(矢印R)に加圧する。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、スクリーン1は、スクリーン本体2、基部3、引上部材4、リンク機構5を備えている。このことにより、基部3および引上部材4によりスクリーン本体2における上下方向の両端部を固定し、基部3および引上部材4をリンク機構5により離間させることで上下方向に張力を与えることができる。
また、スクリーン1は、移動部61、ロッド62、挿通部63、および付勢部64を有する加圧部6を備えている。そして、加圧部6は、リンク機構5における移動支点53と、スクリーン本体2の左右方向の端部とを接続する。このことにより、加圧部6により、スクリーン本体2に対して左右方向に張力を与えることができる。
したがって、スクリーン本体2の撓みやうねりを効果的に防止し、スクリーン面の平坦度を良好に維持できる。
また、付勢部64は、スクリーン本体2が巻き取られた状態で、ロッド62の端部から離間した位置に設けられている。このことにより、スクリーン本体2が巻き取られた状態で、スクリーン本体2の左右方向の端部を外側に加圧することなく、スクリーン本体2の引き出し完了時においてのみ、スクリーン本体2の左右方向の端部を外側に加圧する構造を実現できる。すなわち、常にスクリーン本体2の左右方向の端部を外側に加圧することなく、スクリーン面の平坦度を維持する必要のある状態(スクリーン本体2の引き出し完了状態)でのみ、スクリーン本体2の左右方向の端部を外側に加圧する構造を実現できる。
さらに、リンク機構5は、スクリーン1の略中心位置を通る鉛直軸を中心として対称配置される一対のリンク機構5A,5Bで構成されている。また、加圧部6は、一対のリンク機構5A,5Bに対応して、一対の加圧部6A,6Bで構成されている。このことにより、スクリーン本体2の左右方向の両端部を、一対の加圧部6A,6Bにて外側に加圧することができ、上述したスクリーン面の平坦度を良好に維持できるという効果を好適に図れる。
また、スクリーン1は、一対の加圧部6A,6Bを構成する各挿通部63を、左右方向に進退可能に接続する伸縮機構7を備える。このことにより、例えば、伸縮機構7を設けない場合には加圧部6が自重やスクリーン本体2との摩擦等により、移動支点53を中心として回動し水平方向から傾いてしまう恐れがあるところ、伸縮機構7を設けて一対の加圧部6A,6Bを接続することで、一対の加圧部6A,6Bが各移動支点53A,53Bを中心として回動することなく、水平状態を良好に維持できる。すなわち、スクリーン本体2の左右方向の両端部を外側に向けて水平方向に加圧でき、上述したスクリーン面の平坦度を良好に維持できるという効果をさらに好適に図れる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図4は、第2実施形態におけるスクリーン1Aの概略構成を模式的に示す図である。なお、図4では、図2と同様に、各アーム部を連結する各連結部を省略し、支点のみを図示している。
本実施形態では、スクリーン1Aは、前記第1実施形態に対して、図4に示すように、伸縮機構7を構成する延出部632Bの第2の筒状部6321内部に第2の付勢部6322を配設した点が異なるのみである。
第2の付勢部6322は、付勢部64と同様に、ばね部材で構成され、一端が第2の筒状部6321内部の底部分に接続し、第2の筒状部6321の筒状軸に沿って伸縮可能とする。そして、第2の付勢部6322は、第2の筒状部6321内部に挿通される延出部632Aの先端に当接し、スクリーン本体2が巻き取られた状態から、スクリーン本体2が引き出された状態まで、常時、延出部632Aを第2の筒状部6321から離間する方向に付勢する。
上述した第2実施形態においては、前記第1実施形態と同様の効果の他、以下の効果がある。
本実施形態では、伸縮機構7に、一対の加圧部6A,6Bを互いに離間する方向に付勢する第2の付勢部6322が設けられている。このことにより、一対の加圧部6A,6Bが接続する各移動支点53A,53Bを互いに離間する方向に付勢できる。すなわち、第2の付勢部6322は、各移動支点53A,53Bを互いに離間する方向に付勢することで、一対のリンク機構5A,5Bが伸長するように力を与えることとなる。このため、第2の付勢部6322にて基部3および引上部材4を互いに離間する方向に力を与え、スクリーン本体2に対して上下方向に張力を与えることができ、スクリーン本体2の撓みやうねりをより効果的に防止できる。また、スクリーン1Aの利用者は、スクリーン本体2を引き出す際に、それほど力を加えなくても、引上部材4を上方側に移動させることができ、スクリーン本体2の引き出し作業を容易に実施できる。また、リンク機構5が伸長しスクリーン面が形成されている状態で、突然、リンク機構5が屈曲することも抑制できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図5は、第3実施形態におけるスクリーン1Bの概略構成を模式的に示す図である。なお、図5では、図2、図4と同様に、各アーム部を連結する各連結部を省略し、支点のみを図示している。
本実施形態では、スクリーン1Bは、前記第1実施形態に対して、図5に示すように、リンク機構の構造を変更し、複数の加圧部を設けた点が異なるのみである。
本実施形態では、左側に配設された第1リンク機構500Aと右側に配設された第2リンク機構500Bとで構成されたリンク機構500は、前記第1実施形態で説明したリンク機構5に対して、以下の点が変更されている。
第1リンク機構500Aは、図5に示すように、前記第1実施形態で説明した各アーム部51,52よりも短い長さを有する6つのアーム部5001〜5006が各支点5007〜5011にて直列に連結されている。また、各アーム部5001〜5006のうち、両端に位置する各アーム部5001,5006は、図5に示すように、基部3および引上部材4に対して、各固定支点5012,5013にてスクリーン面に略直交する方向を軸として回動可能に接続している。そして、第1リンク機構500Aは、各支点5007〜5013により、上下方向に屈伸する。
第2リンク機構500Bは、図5に示すように、第1リンク機構500Aと同様の構造を有し、第1リンク機構500Aに対して、スクリーン1の略中心位置を通る鉛直軸を中心として対称配置されている。
本実施形態では、スクリーン1Bは、図5に示すように、第1加圧部601Aおよび第2加圧部601Bを有する加圧部601と、第1加圧部602Aおよび第2加圧部602Bを有する加圧部602と、第1加圧部603Aおよび第2加圧部603Bを有する加圧部603との3つの加圧部を備えている。これら各加圧部601〜603は、それぞれ前記第1実施形態で説明した加圧部6と同様の構造を有する。
そして、各第1加圧部601A〜603Aは、図5に示すように、第1リンク機構500Aを構成する各支点5007〜5011のうち、第1リンク機構500Aが伸長する際に左側に移動する各移動支点5007,5009,5011に対して、スクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能にそれぞれ接続している。
また、各第2加圧部601B〜603Bも同様に、第2リンク機構500Bを構成する各支点5007〜5011のうち、第2リンク機構500Aが伸長する際に右側に移動する各移動支点5007,5009,5011に対して、スクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能にそれぞれ接続している。
また、各第2加圧部601B〜603Bを構成する各第2の筒状部6321内部には、前記第2実施形態と同様に、第2の付勢部6322がそれぞれ配設されている。
上述した第3実施形態においては、前記第1実施形態および前記第2実施形態と同様の効果の他、以下の効果がある。
本実施形態では、スクリーン1Bは、3つの加圧部601〜603が各移動支点5007,5009,5011にそれぞれ取り付けられた状態であるため、基部3および引上部材4間に間隔を空けて3つの加圧部601〜603が配置されることとなる。このため、スクリーン本体2の左右方向の両端部の種々の位置が3つの加圧部601〜603により外側に加圧されることとなり、スクリーン本体2の撓みやうねりをより効果的に防止できる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図6は、第4実施形態におけるスクリーン1Cの概略構成を模式的に示す図である。なお、図6では、図2、図4、図5と同様に、各アーム部を連結する各連結部を省略し、支点のみを図示している。
本実施形態では、スクリーン1Cは、前記第1実施形態に対して、図6に示すように、第1リンク機構5Aを第2リンク機構5Bに対して右側に配設し、各リンク機構5A,5Bの配設位置の変更に伴い各加圧部の構造を変更した点が異なるのみである。
本実施形態では、左側に配設された第1加圧部610Aと右側に配設された第2加圧部610Bとを有する加圧部610は、前記第1実施形態で説明した加圧部6に対して、以下の点が変更されている。
第1加圧部610Aを構成する延出部6320は、図6に示すように、筒状部631の底部分から右側にクランク形状を有するように延出する。そして、延出部6320は、延出方向先端部分が第1リンク機構5Aを構成する移動支点53Aに対してスクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続する。
また、第2加圧部610Bを構成する延出部6320は、図6に示すように、筒状部631の底部分から左側にクランク形状を有するように延出する。そして、延出部6320は、延出方向先端部分が第2リンク機構5Bを構成する移動支点53Bに対してスクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続する。
すなわち、本実施形態では、前記第1実施形態で説明した伸縮機構7が省略されている。
そして、本実施形態では、具体的な図示は省略したが、左右方向に開口部を有する筒状部材700内部に各延出部6320が挿通され、各延出部6320間での上下方向の相対移動が規制されている。このような筒状部材700を用いることで、前記第1実施形態で説明した伸縮機構7と同様に、一対の加圧部610A,610Bが各移動支点53A,53Bを中心としてそれぞれ回動することなく一対の加圧部610A,610Bの水平状態を維持している。
上述した第4実施形態によれば、スクリーン1Cの構成を上述したように変更した場合であっても、前記第1実施形態と同様の効果を享受できる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図7は、第5実施形態におけるスクリーン1Dの概略構成を模式的に示す図である。なお、図7では、図2、図4〜図6と同様に、各アーム部を連結する各連結部を省略し、支点のみを図示している。
本実施形態では、スクリーン1Dは、前記第1実施形態に対して、図7に示すように、リンク機構の構造を変更し、リンク機構の構造の変更に伴い各加圧部6A,6Bの接続位置を変更した点が異なるのみである。
本実施形態では、左側に配設された第1リンク機構510Aと右側に配設された第2リンク機構510Bとで構成されたリンク機構510は、前記第1実施形態で説明したリンク機構5に対して、以下の点が変更されている。
第1リンク機構510Aは、図7に示すように、前記第1実施形態で説明した第2リンク機構5Bを含んで構成されている。また、第1リンク機構510Aは、図7に示すように、各アーム部51,52よりも短い長さを有する2つの補助アーム部5101,5102を有する。そして、各アーム部51,52と、補助アーム部5101,5102とが、移動支点53Bを1つの頂点とする略菱形形状を有するように各支点5103〜5105にて連結する。そして、各支点53B,5103〜5105により、各アーム部51,52の屈伸に連動して、各補助アーム部5101,5102が上下方向に屈伸する。
第2リンク機構510Bは、図7に示すように、前記第1実施形態で説明した第1リンク機構5Aを含んで構成されている。そして、第2リンク機構510Bは、第1リンク機構510Aと同様に各アーム部51,52に対して補助アーム部5101,5102が各支点5103〜5105にて連結され、第1リンク機構510Aに対して、スクリーン1Dの略中心位置を通る鉛直軸に対称配置されている。
そして、第1加圧部6Aの延出部632Aは、図7に示すように、第1リンク機構510Aを構成する各支点53B,5103〜5105のうち、第1リンク機構510Aが伸長する際に左側に移動する移動支点5104に対して、スクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続している。
同様に、第2加圧部6Bの延出部632Bは、第2リンク機構510Bを構成する各支点53A,5103〜5105のうち、第2リンク機構510Bが伸長する際に右側に移動する移動支点5104に対して、スクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続している。
上述した第5実施形態によれば、スクリーン1Dの構成を上述したように変更した場合であっても、前記第1実施形態と同様の効果を享受できる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第5実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図8は、第6実施形態におけるスクリーン1Eの概略構成を模式的に示す図である。なお、図8では、図2、図4〜図7と同様に、各アーム部を連結する各連結部を省略し、支点のみを図示している。
本実施形態では、スクリーン1Eは、前記第5実施形態に対して、図8に示すように、伸縮機構7を省略し、伸縮機構7の省略に伴い、各リンク機構510A,510Bを構成する各支点53B,53Aの構造を変更した点が異なるのみである。
図9は、支点53Bの構造を示す図である。具体的に、図9(A)は、スクリーン1Eの背面側から支点53Bを見た図である。図9(B)は、図9(A)におけるB−B線の断面図である。
なお、各支点53A,53Bは、同様の構造であるため、以下では、支点53Bの構造のみを説明し、支点53Aについては説明を省略する。
支点53Bは、図9に示すように、摺動軸支部材8で構成されている。
摺動軸支部材8は、図9に示すように、左右方向両側が開口された摺動筒状部81と、摺動筒状部81からスクリーン1Eの背面側に向けてスクリーン面に略直交して延出する軸支部82とで構成されている。
摺動筒状部81は、図9に示すように、第1加圧部6Aの延出部632Aが内部に挿通され、第1加圧部6Aを左右方向に移動可能に支持する。
軸支部82は、図9に示すように、スクリーン面に直交する軸を中心として回動可能に各アーム部51,52を連結する部分である。
支点53Bを上述した構造とすることで、第1加圧部6Aの延出部632Aは、第1リンク機構510Aの屈伸時に上下方向の位置が略同一位置となる各支点5104,53Bの2点で支持されることとなる。すなわち、各支点5104,53Bの2点で第1加圧部6Aを支持することで、前記第5実施形態で説明した伸縮機構7と同様に、第1加圧部6Aが移動支点5104を中心として回動することなく第1加圧部6Aの水平状態を維持している。なお、第1加圧部6Bも同様に、各支点5104,53Aの2点で支持されているため、水平状態が維持される。
上述した第6実施形態によれば、スクリーン1Eの構成を上述したように変更した場合であっても、前記第5実施形態と同様の効果を享受できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、リンク機構5,500,510は、一対で構成されていたが、これに限らず、1つのみ設けた構成としてもよく、あるいは、3つ以上、設けた構成としても構わない。なお、加圧部6,601〜603,610は、リンク機構の数に応じて設ければよい。
前記各実施形態では、上下方向にそれぞれ基部3および引上部材4が配設され、リンク機構5,500,510により基部3および引上部材4が上下方向に近接隔離する構成であったが、これに限らない。例えば、左右方向にそれぞれ基部および引上部材を配設し、リンク機構により基部および引上部材を左右方向に近接隔離する構成であってもよい。
図10は、前記各実施形態の変形例を示す図である。具体的に、図10(A)は、左側に配設される加圧部を構成する移動部6100をスクリーンの背面側から見た図である。図10(B)は、図10(A)におけるC−C線の断面図である。
前記各実施形態では、移動部61は、スクリーン本体2のトラック孔21に係合しつつトラック孔21に沿って上下方向に移動する構成としたが、これに限らず、図10に示す構造を採用しても構わない。
すなわち、スクリーン本体2は、図10に示すように、左右方向の端部にスクリーン面に略直交する係止部22が形成されている。
また、移動部6100は、図10に示すように、略C字形状を有し、C字状内側に係止部22が位置付けられた状態でスクリーン本体2の左右方向の端部と接続する。このような構成により、移動部6100は、C字状先端部分が係止部22に当接することで左側への移動が規制されつつ、上下方向に移動可能とする。
前記各実施形態において、スクリーン面の平坦度をより向上させるために、例えば、スチールベルト等の補強シートをスクリーン本体2の左右方向の両端部に取り付けても構わない。
本発明のスクリーンは、スクリーン面の平坦度を良好に維持できるため、プロジェクタ等から拡大投射された画像光を投影するスクリーンとして利用できる。
第1実施形態におけるスクリーンの概略構成を模式的に示す図。 前記実施形態におけるリンク機構および加圧部の構造を説明するための図。 前記実施形態における移動部の構造を示す図。 第2実施形態におけるスクリーンの概略構成を模式的に示す図。 第3実施形態におけるスクリーンの概略構成を模式的に示す図。 第4実施形態におけるスクリーンの概略構成を模式的に示す図。 第5実施形態におけるスクリーンの概略構成を模式的に示す図。 第6実施形態におけるスクリーンの概略構成を模式的に示す図。 前記実施形態における支点の構造を示す図。 前記各実施形態の変形例を示す図。
符号の説明
1,1A〜1E・・・スクリーン、2・・・スクリーン本体、3・・・基部(第1支持部材)、4・・・引上部材(第2支持部材)、5,500,510・・・リンク機構、6,601〜603,610・・・加圧部、7・・・伸縮機構、31・・・基体、32・・・スプリングロール(スクリーン巻取部)、51,52,5001〜5006,5101,5102・・・アーム部、53,5007,5009,5011,5104・・・移動支点、61・・・移動部、62・・・ロッド、63・・・挿通部、64・・・付勢部、6322・・・第2の付勢部。

Claims (5)

  1. 可撓性を有し画像光を投影するスクリーン本体と、
    前記スクリーン本体の対向する両端部のいずれか一方の端部を支持し前記スクリーン本体を巻き取るスクリーン巻取部、および前記スクリーン巻取部を支持する基体を有する第1支持部材と、
    前記スクリーン本体の対向する両端部のいずれか他方の端部に沿って延出し、前記他方の端部を支持する第2支持部材と、
    屈伸可能に連結された複数のアーム部を有し、前記第1支持部材および前記第2支持部材に跨って取り付けられ、前記第1支持部材および前記第2支持部材を近接隔離するリンク機構と、
    前記リンク機構における前記複数のアーム部を屈伸可能に連結する複数の支点のうち、屈伸時に屈伸方向に略直交する方向に移動する移動支点と、前記複数のアーム部が伸長する際に前記移動支点が近接する側の前記スクリーン本体の端部とを接続し、前記スクリーン本体の端部を外側に加圧する加圧部とを備え、
    前記加圧部は、
    前記スクリーン本体の端部に接続し、前記第1支持部材および前記第2支持部材の対向する方向に沿って移動する移動部と、
    一端が前記移動部に接続し、前記移動支点に向けて延出するロッドと、
    前記移動支点に対して前記スクリーン本体のスクリーン面に略直交する軸を中心として回動可能に接続し、前記ロッドの他端側が挿通され前記ロッドを進退可能とする挿通部と、
    前記挿通部に設けられ、前記挿通部に挿通された前記ロッドに当接して前記移動部側に付勢する付勢部とを備えている
    ことを特徴とするスクリーン。
  2. 請求項1に記載のスクリーンにおいて、
    前記付勢部は、
    前記スクリーン巻取部に前記スクリーン本体が巻き取られた状態で、前記ロッドから離間した位置に設けられている
    ことを特徴とするスクリーン。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスクリーンにおいて、
    前記リンク機構は、
    前記第1支持部材および前記第2支持部材の対向する方向に沿う軸を中心として対称配置される少なくとも一対設けられ、
    前記加圧部は、
    前記少なくとも一対のリンク機構に対応して、前記軸を中心として対称配置される少なくとも一対設けられ、
    前記一対のリンク機構のいずれか一方のリンク機構における前記移動支点に接続する挿通部、および他方のリンク機構における前記移動支点に接続する挿通部を、前記一対のリンク機構における屈伸方向に略直交する方向に進退可能に接続する伸縮機構を備えている
    ことを特徴とするスクリーン。
  4. 請求項3に記載のスクリーンにおいて、
    前記伸縮機構には、
    各前記挿通部を互いに離間する方向に付勢する第2の付勢部が設けられている
    ことを特徴とするスクリーン。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のスクリーンにおいて、
    前記リンク機構は、前記移動支点を複数有し、
    前記加圧部は、前記複数の移動支点に対応して複数設けられている
    ことを特徴とするスクリーン。
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