JP2009047597A - 検体容器及び検体識別情報の記録方法 - Google Patents

検体容器及び検体識別情報の記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被験者の氏名・生年月日・血液型その他必要な検体識別情報を記録するのに十分な記録容量を有し、個人情報保護に配慮することもでき、さらに検体検査の信頼性を高めることができる検体容器、並びに検体識別情報の記録方法を提供する。
【解決手段】収容された検体を識別するための検体識別情報11が記録される記録層3を有し、該記録層3が光書込み可能なフォトクロミック材料を含有する検体容器1、並びに光書込み可能なフォトクロミック材料を含有する記録層3を有する検体容器1を用意し、該記録層3にレーザー光で、検体容器1に収容された検体を識別するための検体識別情報11を記録する検体識別情報11の記録方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば血液、血清、血漿、尿等の検体を収容し、収容された検体を識別するための検体識別情報が記録される検体容器、並びに該検体容器への検体識別情報の記録方法に関する。
病院等の医療機関において血液や尿等の検査を行う場合、通常、採取された血液、血清あるいは尿等の検体が所定の検体容器に収容され、該検体容器に検体を識別するための情報が付され、検査工程に移送されている。この際、検体の取違え等の事故を防ぐためには、被験者氏名等の検体識別情報を、検体容器に確実に付与することが重要である。
このような検体識別情報を付与する最も簡単な方法は、紙等のラベルに被験者氏名等の検体識別情報を直接記入し、該ラベルを検体に貼付する方法である。
しかしこの方法では、被験者氏名等が誤って記載されたり、ラベルが別の検体容器に誤って貼付される可能性が常にある。さらに、被験者を確実に同定するには、被験者氏名をラベルに記入しただけでは不十分なことがある。一方、被験者の年齢や住所等の多くの情報をラベルに記入しようとすると、記入スペースが不足することがあり、さらに記入作業が煩雑になる。また、記入された被験者氏名等の情報が直接外部の目に触れるため、個人情報保護の観点からも問題があった。
そこで、大病院等の多数の検体を扱う場所においては、あらかじめ被験者一人一人に固有の識別番号を付与し、該識別番号をバーコード化して出力したラベルを検体容器に貼付し、検体の識別が行われている。この場合、被験者の情報は暗号化されているため、個人情報が漏洩する可能性は低い。
また、近年、下記の特許文献1に記載のように、バーコード情報の読み取りと、検体の検査とを自動で行うことが可能な分析装置が普及してきている。このような分析装置は、病院における検査の発注・結果の記録や会計処理等を自動化したオーダリング・システムとの連動を図ることができ、省力化に貢献している。
しかしながら、通常のバーコードでは、記載できる情報量が少なく、被験者の識別番号以外の情報を表示することが困難である。そこで、下記の特許文献2に記載のように、2次元バーコードを用いる方法や、下記の特許文献3に記載のように、バーコードの代わりにICタグを用いる方法が提案されてきている。
特開2002−132961号公報 特開平7−85085号公報 特開2001−124783号公報
バーコードを用いた場合には、記載できる情報量が限られ、通常は被験者を特定するための識別番号程度しか表示できない。また、特許文献2に記載の2次元バーコードを用いたとしても、さほど多くの情報量を表示することはできない。バーコードを用いた場合には、被験者の詳細な情報は、ホストコンピュータ等の別の場所に記憶されたデータと照合して、初めて入手することができる。従って、被験者情報の入力や検査の発注、検査結果の保管等をすべてオンラインで自動化したオーダリング・システムと連動させなければ、効率的に運用することができない。しかしながら、中小規模の診療所等では、大規模なシステムの導入が困難であり、このような方法を採用しにくいという問題があった。
また、このような自動化システムは、通常一つの診療機関内で閉じたシステムとなっている。よって、検査を外部に発注する場合などで、被験者の詳細な情報が必要な場合は、別途情報を記録したカード等を用意し、検体に添付しなければならなかった。
さらに、バーコードを用いた場合には、情報が印字された感熱紙等のラベルが検体容器に貼付されるため、ラベルの剥がれや汚損が生じることもあった。また、貼付位置にズレ等が生じ、読み取りエラーが発生しがちであった。最悪の場合、検体の識別情報が失われてしまう危険性があった。
一方、特許文献3に記載のICタグを用いた場合には、上記のようなラベルを用いることに付随する問題はほぼ解決できる。しかしながら、検体容器一つ一つにICチップを設置しなければならなかった。さらに、専用の書込み・読み出し装置が必要になるため、システム自体のコストが高くつかざるを得なかった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、被験者の氏名・生年月日・血液型その他必要な検体識別情報を記録するのに十分な記録容量を有し、個人情報保護に配慮することもでき、さらに検体検査の信頼性を高めることができる検体容器、並びに検体識別情報の記録方法を提供することにある。
本発明は、検体が収容される検体容器であって、収容された検体を識別するための検体識別情報が記録される記録層を有し、該記録層が光書込み可能なフォトクロミック材料を含有することを特徴とする。
本発明に係る検体容器のある特定の局面では、検体識別情報が前記記録層に記録されている。
本発明に係る検体識別情報の記録方法は、光書込み可能なフォトクロミック材料を含有する記録層を有する検体容器に、該記録層にレーザー光で、前記検体容器に収容された検体を識別するための検体識別情報を記録することを特徴とする。
本発明に係る検体識別情報の記録方法のある特定の局面では、前記検体識別情報は、肉眼にて判読できない大きさとされる。この場合、記録層に記録された検体識別情報の内容が漏洩し難く、情報の保護を図ることができる。
本発明に係る検体識別情報の記録方法の他の特定の局面では、前記記録層に、赤外域もしくは紫外域の特定波長における吸光度が残りの領域とは異なる部分を形成することにより、前記検体識別情報を記録する。この場合、記録層に記録された検体識別情報の内容が極めて漏洩し難く、より一層高度な情報保護が可能となる。
本発明に係る検体容器では、収容された検体を識別するための検体識別情報が記録される記録層を有し、該記録層が光書込み可能なフォトクロミック材料を含有するので、手書きラベルはもちろん、バーコードに比べてもはるかに多くの情報が、記録層に記録され得る。
また、上記特定の記録層を検体容器に予め形成することで、検体識別情報が記載されたラベルを貼付する手間を省略でき、さらにラベルの剥がれや位置ずれによる読み取りエラー、情報消失等の危険性を低減することができる。
本発明に係る検体識別情報の記録方法では、検体を収容する検体容器に、光書込み可能なフォトクロミック材料を含有する記録層を設け、該記録層にレーザー光で、検体容器に収容された検体を識別するための検体識別情報を記録するので、大量の検体識別情報を記録層に容易に記録することができ、検体検査の迅速化を図ることができる。また、上記特定のフォトクロミック材料を含有する記録層には、通常のレーザーによる情報記録(マーキング)に比べてはるかに低いエネルギーで情報を書き込むことができ、装置の小型化も可能である。
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係る検体容器を示す斜視図である。
図1に示すように、検体容器1は、上端2aが開口されており、下端2bが有底の管状の容器本体2を有する。容器本体2の外壁面には、フォトクロミック材料を含有する記録層3が形成されている。検体容器1は、容器本体2以外に他の部材を有していてもよい。
検体容器1としては特に限定されず、血液や血清、血漿、尿等の検体を収容して分析装置に送られる検体管であっても良いし、被験者から血液等の検体を採取するときに用いる検体採取管であっても良い。
記録層3は、光書き込み可能なフォトクロミック材料を含有する。ここで、フォトクロミック材料とは、特定の波長域の光を照射することによって吸収波長が可逆的に変化する材料をいう。記録層3は、フォトクロミック材料単独で構成されていてもよく、高分子材料等の他の材料をバインダーとして用い、該バインダー中にフォトクロミック材料を分散した組成物を用いて構成されていてもよい。
記録層3に用いられるフォトクロミック材料としては、公知の材料を用いることができるが、例えば銀、タングステン、チタン、モリブデン、ニオブなどの化合物からなる無機系材料、あるいはスピロピラン系、スピロベンゾピラン系、スピロオキサジン系、フルギド系、ジアリールエテン系、トリアリールメタン系、アゾ化合物系、芳香族オレフィン系などの有機材料を用いることができる。
記録層3を構成するのにバインダーを用いる場合、バインダーとしては、公知の材料から適宜選択して用いることができるが、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、フェノール系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、酢酸ビニル樹脂、セルロース誘導体等を好適に用いることができる。
記録層3を容器本体2に形成する方法としては特に限定されないが、例えば、フォトクロミック材料を単独で容器本体2に直接塗布もしくは印刷して記録層を形成する方法、またはフォトクロミック材料をバインダーとともに適当な溶媒系に溶解または分散させた組成物を容器本体2に直接塗布もしくは印刷した後、溶媒を乾燥除去して記録層を形成する方法等が挙げられる。あるいは、あらかじめ用意した紙もしくはプラスチックフィルムなどの基材上に、フォトクロミック材料を溶解または分散させた組成物を塗布・乾燥し、該フォトクロミック材料を含む薄膜層を形成し、該薄膜層が形成された基材を所定の大きさに切断した後、これを熱圧着することにより、もしくは接着剤・粘着剤を介して容器本体2に貼付し、記録層3を形成することもできる。
図2に、検体容器1に形成されている記録層3を拡大して示すように、記録層3には、被験者氏名等を含む多くの検体識別情報11が記録されている。
検体識別情報11を記録するに際しては、光書込み可能なフォトクロミック材料を含有する記録層3にレーザー光で、検体容器1に収容された検体を識別するための検体識別情報11を記録することにより行われ得る。
図3に示すように、記録層3に対して、レーザー光源31からレーザー光32を照射する。レーザー光32の照射により、検体識別情報11が記録層3に記録される。
上記レーザー光源31としては、記録層3に含有されるフォトクロミック材料に吸収波長を変化させる波長のレーザー光源を選べばよい。このような光源としては、炭酸ガスレーザー等のガスレーザー、Nd:YAGレーザー等の固体レーザー、あるいは半導体レーザー等を用いることができる。なかでも、装置の小型化が可能であるので、半導体レーザーもしくは固体レーザーが好ましく、半導体レーザー励起の固体レーザーがより好ましい。
また、記録層3に検体識別情報11を高速で記録するには、例えばレーザーマーキング装置として市販されている装置をそのまま利用することができる。また、記録層3の書込み特性や、記録すべき検体識別情報11の内容・量等に応じて、光源波長や強度や書込み速度、あるいは情報記録のためのソフトウェア等を最適化した上で、上記レーザーマーキング装置を用いてもよい。
図4に、本発明の他の実施形態に係る検体容器21を斜視図で示す。図4に示す検体容器21は、記録層22が極めて狭い領域に形成されていることを除いては、検体容器1と同様に構成されている。検体容器1と同様に構成されているところは、同一の符合を付してその説明を省略する。
記録層22は、極めて狭い領域に形成されている。記録層22の形状は特に限定されず、記録層22の大きさは、例えば幅が0.5〜6mm、長さが5〜15mmの範囲内であることが好ましい。記録層22は、記録層3と同様に、光書き込み可能なフォトクロミック材料を含有する。記録層22には、検体識別情報11Aが記録されている。検体識別情報11Aは、記録層22に、肉眼にて判読できないように記録されている。すなわち、検体識別情報11Aは、微小領域に記録され、肉眼にて判読できない大きさとされている。
記録層22はフォトクロミック材料からなるので、検体識別情報11Aを肉眼にて判読できない大きさで容易に記録することができる。このように、検体識別情報11Aは、肉眼にて判読できない大きさで記録されていることが好ましい。この場合、検体識別情報11Aの内容が漏洩し難く、情報の保護を図ることができる。なお、記録層22には、検体識別情報11Aはバーコードやドットパターン等の暗号化された形ではなく、一般的な文字で記録され得る。記録層22には、肉眼にて判読できないように、かつ一般的な文字で検体識別情報11Aが記録され得るので、特殊な読み取り装置を用いずとも、例えば高倍率の拡大鏡等を用いることによって、検体識別情報11Aを判読することができる。肉眼にて判読できない大きさとは、例えば、一般的な文字の1文字当たりの大きさが0.2mm×0.2mm以下の場合を意味する。
記録層22に記録された検体識別情報11Aを読み出すには、例えば高倍率の拡大鏡を用いる方法等を利用することができる。また、記録層22に記録された検体識別情報11を読み出す他の方法として、図5に示すように、光源41および集光光学系42を用意し、記録層22上に記録された情報をスクリーン43上に投影することによって情報を読み出すことも可能である。
また、記録層22に、赤外域もしくは紫外域の特定波長における吸光度が残りの領域とは異なる部分を形成することにより、検体識別情報11Aを記録してもよい。すなわち、記録層22にレーザー光を照射し、検体識別情報11Aを記録する際に、記録層22のレーザー光が照射された部分の赤外域もしくは紫外域の特定波長における吸光度を、記録層22のレーザー光が照射されていない残りの領域の赤外域もしくは紫外域の特定波長における吸光度と異ならせることにより、検体識別情報11Aを記録してもよい。この場合、記録層22に記録された検体識別情報11Aの内容が極めて漏洩し難く、より一層高度な情報保護が可能となる。
赤外域もしくは紫外域の特定波長における吸光度が残りの領域とは異なる部分を形成することにより記録された検体識別情報11Aを読み取るには、例えば、特定波長の赤外線もしくは紫外線をプローブ光として記録層22に照射し、該記録層22の上記残りの領域とは異なる部分における透過光により、検体識別情報11Aを検出すればよい。赤外線もしくは紫外線の透過光に対して、例えば紫外線に対して蛍光を呈する蛍光材料や、赤外線レーザー光に対して蛍光を発する赤外線センサーカード等を利用して情報を読み取ることができる。
検体識別情報11Aを読み取るには、具体的には、例えば図5に示す装置を用いればよい。光源41として、上記赤外域もしくは紫外域の特定波長の光源を用意する。次に、光源41の光波長に対して蛍光を示す材料を表面に塗布することにより形成された表示層を有するスクリーン43を用意する。しかる後、光源41の光を集光光学系42を介して記録層22に照射し、その透過光をスクリーン43上に拡大投影すれば、記録層22に記録された検体識別情報11Aを読み取ることができる。
光源41が紫外光源である場合には、スクリーン43上には、該紫外光に対して蛍光特性を有する材料で表示層を形成すればよい。光源41が赤外光の場合には、スクリーン43として、赤外線レーザー光に対して蛍光を発する赤外センサーカード等を利用することができる。
以下、本発明の具体的な実施例を挙げることにより、本発明を明らかにする。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
PET製真空採血管(積水化学工業製、商品名インセパックII)を用意し、該真空採血管の外壁面に、フォトクロミック材料を含有する記録層を形成し、検体容器を得た。
使用したフォトクロミック材料、および記録層の形成方法は以下の通りである。
フォトクロミック材料:下記式(1)で表される1,3,3−トリメチルインドリノ−6’−ニトロベンゾピリロスピラン(1,3,3−Trimethylindolino−6’−nitrobenzopyrylospiran、東京化成社製)
Figure 2009047597
記録層の形成方法:上記フォトクロミック材料0.2gと、バインダー樹脂としてポリビニルブチラール(積水化学工業社製、商品名エスレックBL)1gとをトルエン100mlに溶解させた溶液を調製した。該溶液を上記真空採血管の上方の外壁面に幅6mm、長さ12mmにわたって印刷し、乾燥することにより記録層を形成した。
次に、上記記録層に対して、マーキング用紫外線レーザーを用いて情報の書き込みを行った。
書き込みに使用したレーザー光源、および記録された情報は下記の通りである。
レーザー光源:Nd:YVO4レーザー(トルンプ社製)、波長355nm、出力10mW
記録された情報:検体識別番号、被験者氏名、性別、年齢、血液型等(アルファベット256文字以内:アルファベット1文字当たりの大きさは0.2mm×0.2mm)
上記情報は、記録層に赤色の文字で記録した。記録された文字は肉眼では判読できないが、高倍率のルーペ等で観察すれば容易に判読可能であった。
(実施例2)
PET製検体専用管(積水化学工業製、商品名エスピッツ)を用意し、該検体専用管の外壁面に、フォトクロミック材料を含有する記録層を形成し、検体容器を得た。
使用したフォトクロミック材料および記録層の形成方法は以下の通りである。
フォトクロミック材料:下記式(2)で表されるフルギド系化合物
Figure 2009047597
記録層の形成方法:上記フォトクロミック材料0.2gと、バインダー樹脂としてポリビニルブチラール(積水化学工業社製、商品名エスレックBL)1gとをトルエン100mlに溶解させた溶液を調製した。該溶液を上記検体専用管の上方の外壁面に幅5mm、長さ8mmにわたって印刷し、乾燥することにより記録層を形成した。
次に、上記記録層に対して、マーキング用紫外線レーザーを用いて情報の書き込みを行った。
書き込みに使用したレーザー光源、および記録された情報は下記の通りである。
レーザー光源:Nd:YVO4レーザー(トルンプ社製)、波長355nm、出力10mW
記録された情報:検体識別番号、被験者氏名、性別、年齢、血液型等(アルファベット128文字以内:アルファベット1文字当たりの大きさは0.2mm×0.2mm)
上記情報は、記録層に赤色の文字で記録した。記録された文字は肉眼では判読できないが、高倍率のルーペ等で観察すれば容易に判読可能であった。
本発明の一実施形態に係る検体容器を模式的に示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る検体容器の記録層を拡大して示す平面図。 本発明の一実施形態に係る検体容器の記録層に検体識別情報を記録する方法を説明するための模式図。 本発明の他の実施形態に係る検体容器を模式的に示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係る検体容器の記録層に記録された検体識別情報を読み出す方法を説明するための模式図。
符号の説明
1…検体容器
2…容器本体
2a…上端
2b…下端
3…記録層
11…検体識別情報
11A…検体識別情報
21…検体容器
22…記録層
31…レーザー光源
32…レーザー光
41…光源
42…集光光学系
43…スクリーン

Claims (5)

  1. 検体が収容される検体容器であって、収容された検体を識別するための検体識別情報が記録される記録層を有し、該記録層が光書込み可能なフォトクロミック材料を含有することを特徴とする、検体容器。
  2. 前記検体識別情報が前記記録層に記録されている、請求項1に記載の検体容器。
  3. 光書込み可能なフォトクロミック材料を含有する記録層を有する検体容器を用意し、該記録層にレーザー光で、前記検体容器に収容された検体を識別するための検体識別情報を記録することを特徴とする、検体識別情報の記録方法。
  4. 前記検体識別情報が肉眼にて判読できない大きさである、請求項3に記載の検体識別情報の記録方法。
  5. 前記記録層に、赤外域もしくは紫外域の特定波長における吸光度が残りの領域とは異なる部分を形成することにより、前記検体識別情報を記録する、請求項3または4に記載の検体識別情報の記録方法。
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