JP2009047530A - 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法 - Google Patents

薄膜コート未塗工部検査装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009047530A
JP2009047530A JP2007213472A JP2007213472A JP2009047530A JP 2009047530 A JP2009047530 A JP 2009047530A JP 2007213472 A JP2007213472 A JP 2007213472A JP 2007213472 A JP2007213472 A JP 2007213472A JP 2009047530 A JP2009047530 A JP 2009047530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illumination
thin film
continuous sheet
sheet
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007213472A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Ito
克己 猪頭
Shinichi Tozawa
伸一 戸沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2007213472A priority Critical patent/JP2009047530A/ja
Publication of JP2009047530A publication Critical patent/JP2009047530A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】薄膜コート厚の制限によらず、薄膜コート未塗工部を正確に識別可能にする。
【解決手段】ロール状原反から連続シートを巻き出しながら、前記連続シートに薄膜コートを塗工してロール状シートとして巻き取り、ロール状シート加工品を生産する加工工程で、前記ロール状シート加工品の全面に対して薄膜コート未塗工部を検査する装置であって、
前記連続シートの薄膜コート塗工面直上から同軸落射光または側方斜め上方から照射するライン照明を行う照明手段と、
前記照明手段でライン照明された前記連続シートの薄膜コート塗工面を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で得られた画像データに対して画像処理を行い、薄膜コート未塗工部を検出する画像処理手段とを備え、
前記ライン照明に赤色LEDと青色LEDとの2ステージ照明を用いることを特徴とする薄膜コート未塗工部検査装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺の連続シートをロール状に巻いたロール状原反を生産材として、薄膜コート塗工工程を行い、ロール状シート加工品を製造する生産工程において、ロール状シート加工品の全面に対して、薄膜コート未塗工部を検出する検査方法および検査装置に関するものである。
一般に、ロール状原反から連続シートを巻き出しながら、この連続シートに薄膜コートを塗工して巻き取り、ロール状シート加工品を製造する場合、このロール状シート加工品の全面に対して、薄膜コート未塗工部を検出する検査を行う必要がある。
従来、この検査は、作業者が目視で行うか、或いは、薄膜コートの平均膜厚を計測してその膜厚変動から薄膜コート未塗工部の判断を行っていた(特許文献1参照)。
しかしながら、作業者による目視検査では個人差があるとともに、そもそも薄膜コート未塗工部が目視確認できない場合が多い。
また、薄膜コートの平均膜厚を計測してその膜厚変動から薄膜コート未塗工部の判断を行う場合には、もともと平均膜厚が薄い薄膜コート層に対しては、検出したい膜厚変動に比べると膜厚計測の精度が粗い。さらに面積の小さい未塗工部の発見はできない。
そこで本願出願人は、赤色LED(発光ダイオード)の面発光光源を照射光源として、同軸落射照明または斜め照明で連続シートの薄膜コート塗工面を照らながら撮像し、得た画像データに対して画像処理を行い、薄膜コート未塗工部を検出する発明を、特願2007−186708で出願した。
この発明は、薄膜コート厚の対象範囲が100〜400μであり、この対象範囲では有効に薄膜コート未塗工部を検出できる。
しかしながら、上記対象範囲以外の薄膜コート厚では、必ずしも有効に検出できるとは限らない。
特許第3820049号公報
本発明は斯かる背景技術に鑑みてなされたもので、薄膜コート厚の制限によらず、薄膜コート未塗工部を正確に識別可能にすることを課題とする。
本発明において上記課題を解決するために、まず請求項1の発明では、
ロール状原反から連続シートを巻き出しながら、前記連続シートに薄膜コートを塗工してロール状シートとして巻き取り、ロール状シート加工品を生産する加工工程で、前記ロール状シート加工品の全面に対して薄膜コート未塗工部を検査する装置であって、
前記連続シートの薄膜コート塗工面直上から同軸落射光または側方斜め上方から照射するライン照明を行う照明手段と、
前記照明手段でライン照明された前記連続シートの薄膜コート塗工面を撮像する撮像手
段と、
前記撮像手段で得られた画像データに対して画像処理を行い、薄膜コート未塗工部を検出する画像処理手段とを備え、
前記ライン照明に赤色LEDと青色LEDとの2ステージ照明を用いることを特徴とする薄膜コート未塗工部検査装置としたものである。
また請求項2の発明では、
ロール状原反から連続シートを巻き出しながら、前記連続シートに薄膜コートを塗工してロール状シートとして巻き取り、ロール状シート加工品を生産する加工工程で、前記ロール状シート加工品の全面に対して薄膜コート未塗工部を検査する方法であって、
前記連続シートの薄膜コート塗工面直上から同軸落射光または側方斜め上方から照射するライン照明を行う照明段階と、
前記照明段階でライン照明された前記連続シートの薄膜コート塗工面を撮像する撮像段階と、
前記撮像段階で得られた画像データに対して画像処理を行い、薄膜コート未塗工部を検出する画像処理段階とを含み、
前記ライン照明に赤色LEDと青色LEDとの2ステージ照明を用いることを特徴とする薄膜コート未塗工部検査方法としたものである。
本発明によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1)ロール状加工品の薄膜コート塗工工程において、全面自動検査により薄膜コートの未塗工部を塗工厚の制限無しに正確に識別することができる。
(2)薄膜コートの未塗工部を正確に識別することが可能なため品質保証が可能となり、薄膜コートの未塗工部の流出を防ぐことができる。
以下に、本発明の最良の実施形態を説明する。
本実施形態の薄膜コート未塗工部検査装置の2例を、側面から見た概略構成図を図1に示す。本実施形態の薄膜コート未塗工部検査装置は、カメラ2、ライン形状の赤色LED面発光光源3又は同軸落射照明系20、カメラ4、ライン形状の青色LED面発光光源5又は同軸落射照明系30、画像処理装置6を備え、カメラ2、カメラ4は、それぞれ画像処理装置6に接続されているものである。薄膜コートを塗工された連続シート1はローラ7〜10上を矢印Aの方向に搬送され、その搬送経路上の薄膜コート塗工面の側に、カメラ2とライン形状の赤色LED面発光光源3又は同軸落射照明系20とを組にして設置し、またカメラ4とライン形状の青色LED面発光光源5又は同軸落射照明系30とを組にして設置する。同軸落射照明系20は、ビームスプリッター21、赤色LEDの面発光光源22を備える。また、同軸落射照明系30は、ビームスプリッター31、青色LEDの面発光光源32を備える。
連続シート1に対する薄膜コート塗工の例として、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上にSi(シリコン)コートを施すことが挙げられる。
LEDの面発光光源とは、例えば、ガラスやプラスチックで出来た乳白色の板の周囲の端面近くに複数個のLEDを配置し、LEDからの光が板の端面以外の方向に漏れないような覆いをすることによって、乳白色の板が面状に均一に発光する光源のようになるようにしたものである。
ライン形状の赤色LED面発光光源3による斜め照明、ビームスプリッター21と赤色
LEDの面発光光源22とを備える同軸落射照明系20による同軸落射照明は、何れも、連続シート1の幅方向全面を照明する赤色LEDライン照明である。
ライン形状の青色LED面発光光源5による斜め照明、ビームスプリッター31と青色LEDの面発光光源32とを備える同軸落射照明系30による同軸落射照明は、連続シート1の幅方向全面を照明する青色LEDライン照明である。
まず、ライン形状の赤色LED面発光光源3による斜め照明、又は同軸落射照明系20による同軸落射照明の赤色LEDライン照明にて、カメラ2は、連続シート1の薄膜コート塗工面を撮像し、画像データを画像処理装置6へ送る。
ライン形状の赤色LED面発光光源3は、連続シート1の幅方向に設置するようにし、カメラ2としてラインセンサ素子を用いたものを使用すれば、連続シート1が順次搬送されていくのに従って、連続シート1の撮像を効率よく行うことができる。
図1の(A)では、ライン形状の赤色LED面発光光源3を搬送方向下流側に、カメラ2を搬送方向上流側に設置した場合を示しているが、逆の配置であってもかまわない。
図1の(A)に示すように、連続シート1の薄膜コート塗工面の法線方向に対して、ライン形状の赤色LED面発光光源3は照射角度θ1で照明光を照射し、カメラ2は受光角度θ2で連続シート1からの光を受光する。
なお、θ1=θ2という配置に設定すると、正反射光の成分が多くなりすぎて表面がぎらついて見える状態となることが多いので、θ2=θ1±5°程度の、正反射に近い角度範囲に設定するのが好ましい。また、好ましいθ1の範囲は、0°〜30°である。
画像処理装置6は、カメラ2から送られた画像データに対して画像処理を行い薄膜コート塗工部、未塗工部の判定を行う。薄膜コート未塗工部は、周囲の薄膜コート塗工部に比べて、画像の階調が異なっているために、判定可能である。赤色LEDライン照明では、特に100〜400μの薄膜コート厚に対して、薄膜コート未塗工部が周囲の薄膜コート塗工部に比べて画像の階調が顕著に異なるために、有効に判定される。
続いて、カメラ2で撮影された連続シート1の薄膜コート塗工面が、ライン形状の青色LED面発光光源5による斜め照明、又は同軸落射照明系30による同軸落射照明の青色LEDライン照明のもとに到達し、この青色LEDライン照明にて、カメラ4は、その塗工面を撮影し、画像データを画像処理装置6へ送る。
ライン形状の青色LED面発光光源5は、連続シート1の幅方向に設置するようにし、カメラ4としてラインセンサ素子を用いたものを使用すれば、連続シート1が順次搬送されていくのに従って、連続シート1の撮像を効率よく行うことができる。
図1の(A)では、ライン形状の青色LED面発光光源5を搬送方向下流側に、カメラ4を搬送方向上流側に設置した場合を示しているが、逆の配置であってもかまわない。
図1の(A)に示すように、連続シート1の薄膜コート塗工面の法線方向に対して、ライン形状の青色LED面発光光源5は照射角度θ3で照明光を照射し、カメラ4は受光角度θ4で連続シート1からの光を受光する。
なお、θ3=θ4という配置に設定すると、正反射光の成分が多くなりすぎて表面がぎらついて見える状態となることが多いので、θ4=θ3±5°程度の、正反射に近い角度
範囲に設定するのが好ましい。また、好ましいθ3の範囲は、0°〜30°である。
画像処理装置6は、カメラ4から送られた画像データに対して画像処理を行い、薄膜コート塗工部、未塗工部の判定を行う。薄膜コート未塗工部は、周囲の薄膜コート塗工部に比べて、画像の階調が異なっているために、判定可能である。青色LEDライン照明では、特に100μ以下の薄膜コート厚に対して、薄膜コート未塗工部が周囲の薄膜コート塗工部に比べて画像の階調が顕著に異なるために、有効に判定される。
画像処理装置6は、赤色LEDライン照明での塗工部、未塗工部の判定結果と、青色LEDライン照明での塗工部、未塗工部の判定結果との論理和をとる。
その結果、画像処理装置6は、赤色LEDライン照明、又は青色LEDライン照明のいずれかで未塗工部が確認されれば、薄膜コート未塗工部があると判定する。
上述のように画像処理装置6は、赤色LEDライン照明で撮像された画像データ、青色LEDライン照明で撮像された画像データの何れも処理しているが、それぞれの処理は各々別個の画像処理装置で行っても良い。
また、図1では、搬送方向上流側で赤色LEDライン照明を行い、搬送方向下流側で青色LEDライン照明を行った場合を示しているが、逆にしてもかまわない。
以上の赤色LEDライン照明と青色LEDライン照明の2ステージ構成にすることにより、薄膜コート厚の制限によらず、薄膜コート未塗工部を正確に識別可能となる。
(A)は、本実施形態の1例である斜め照明による薄膜コート未塗工部検査装置を側面から見た概略構成図であり、(B)は、本実施形態のもう1例である同軸落射照明による薄膜コート未塗工部検査装置を側面から見た概略構成図である。
符号の説明
1…連続シート
2…カメラ
3…ライン形状の赤色LED面発光光源
4…カメラ
5…ライン形状の青色LED面発光光源
6…画像処理装置
7…ローラ
8…ローラ
9…ローラ
10…ローラ
20…同軸落射照明系
21…ビームスプリッター
22…赤色LEDの面発光光源
30…同軸落射照明系
31…ビームスプリッター
32…青色LEDの面発光光源
A…矢印
θ1…照射角度
θ2…受光角度
θ3…照射角度
θ4…受光角度

Claims (2)

  1. ロール状原反から連続シートを巻き出しながら、前記連続シートに薄膜コートを塗工してロール状シートとして巻き取り、ロール状シート加工品を生産する加工工程で、前記ロール状シート加工品の全面に対して薄膜コート未塗工部を検査する装置であって、
    前記連続シートの薄膜コート塗工面直上から同軸落射光または側方斜め上方から照射するライン照明を行う照明手段と、
    前記照明手段でライン照明された前記連続シートの薄膜コート塗工面を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で得られた画像データに対して画像処理を行い、薄膜コート未塗工部を検出する画像処理手段とを備え、
    前記ライン照明に赤色LEDと青色LEDとの2ステージ照明を用いることを特徴とする薄膜コート未塗工部検査装置。
  2. ロール状原反から連続シートを巻き出しながら、前記連続シートに薄膜コートを塗工してロール状シートとして巻き取り、ロール状シート加工品を生産する加工工程で、前記ロール状シート加工品の全面に対して薄膜コート未塗工部を検査する方法であって、
    前記連続シートの薄膜コート塗工面直上から同軸落射光または側方斜め上方から照射するライン照明を行う照明段階と、
    前記照明段階でライン照明された前記連続シートの薄膜コート塗工面を撮像する撮像段階と、
    前記撮像段階で得られた画像データに対して画像処理を行い、薄膜コート未塗工部を検出する画像処理段階とを含み、
    前記ライン照明に赤色LEDと青色LEDとの2ステージ照明を用いることを特徴とする薄膜コート未塗工部検査方法。
JP2007213472A 2007-08-20 2007-08-20 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法 Pending JP2009047530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007213472A JP2009047530A (ja) 2007-08-20 2007-08-20 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007213472A JP2009047530A (ja) 2007-08-20 2007-08-20 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009047530A true JP2009047530A (ja) 2009-03-05

Family

ID=40499890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007213472A Pending JP2009047530A (ja) 2007-08-20 2007-08-20 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009047530A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8786865B2 (en) Asperity detection device for can
JP2013108058A5 (ja)
JP4511978B2 (ja) 表面疵検査装置
WO2010106584A1 (ja) 光学検査装置
JP4615532B2 (ja) 欠陥検査装置、照明装置
JP2008275424A (ja) 表面検査装置
JP6498477B2 (ja) ニス検査装置およびニス検査方法
JP2009229173A (ja) 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法
JP7317286B2 (ja) トッピングゴムシートのゴム付き不良検出装置
JP6428554B2 (ja) 検査システム、検査方法
JP2009192307A (ja) フィルム検査装置
JP2009047530A (ja) 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法
JP5415162B2 (ja) 円筒体の表面検査装置
JP2011169782A (ja) 欠陥検査装置
JP2012184929A5 (ja)
JP2017150992A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2009025073A (ja) ロール状シート加工品の薄膜コート未塗工部の検査方法および検査装置
JP6409606B2 (ja) キズ欠点検査装置およびキズ欠点検査方法
JP7448808B2 (ja) 表面検査装置及び表面検査方法
JP2012141322A (ja) 表面欠陥検査装置
JP2019174377A (ja) ラミネート金属帯の表面検査方法およびその装置
US11906446B2 (en) Method of inspecting surface and surface inspection apparatus
JP2014186030A (ja) 欠点検査装置
WO2022044677A1 (ja) シート状部材の製造方法
JP5935266B2 (ja) キズ欠点検査方法およびシートの製造方法