JP2009046943A - 手摺用ブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】角度調整部の締め付け及び手摺笠木の固定を同時に行えるようにすると共に、強固な固定を可能にすること。
【解決手段】手摺笠木5の側面を保持する受止部11と、受止部の下部に延在する係止部12とからなる上部ブラケット13a,13bと、支柱2に立設され、上端部に上部ブラケットの係止部の内方面を接触して係止する係止受部14を有する下部ブラケット15と、係止部と係止受部とを締め付ける固定ボルト30及びこの固定ボルトに螺合する袋ナット31と、を具備する手摺用ブラケットにおいて、上部ブラケットの係止部は、固定ボルトを貫通する取付孔16と、この取付孔と同心軸線上に突出する係止突軸17とを形成すると共に、係止突軸の少なくとも下面部に突出方向に向かって漸次狭小となる狭小テーパ面18を形成し、下部ブラケットの係止受部に、係止突軸の狭小テーパ面が摺動可能に接触する拡開テーパ面27を形成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば玄関先のアプローチに設けられる手摺に用いられる手摺用ブラケットに関するものである。
近年、玄関先にアプローチ手摺を設けることが多く行われている。この場合、建物の形態により長さや傾斜などが様々であり、これらに対応するために傾斜角度や高さの調整部を有する手摺が用いられている。
また、高齢化等により、手摺にかかる荷重が大きくなり、より確実に固定できて安全な手摺が必要とされている。
従来、この種の手摺として、手摺笠木を受止部にて挟持する一対の挟持部材の支持部に突合面を設けると共に、少なくとも一方の突合面のボルトによる締付位置より下方部分が、他方の突合面側へ突出するような形状とすることにより、挟持部材の受止部の先端と手摺笠木の間の隙間をなくして、締め付けを行う構造の手摺用ブラケットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1の手摺用ブラケットにおいては、支柱等の接続金具の頂部に設けられた二又部に上記挟持部材を挿入し、ボルトによって取り付けることで、手摺笠木の角度を調整可能にしている。
特開2005−120592号公報(特許請求の範囲、図1,図2)
しかしながら、特許文献1の手摺用ブラケットにおいては、角度調整部は、ボルトの軸方向の力により発生する接合面同士の摩擦力によって固定する構造であるため、締め付けが不十分であり、ガタツキが生じる虞があった。
また、特許文献1の手摺用ブラケットにおいては、手摺の角度調整部と手摺笠木の受止部を有する挟持部材の締め付け部との2箇所を設けるため、構造が複雑であり、取付作業に手間を要するという問題があった。
この発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、角度調整部の締め付け及び手摺笠木の固定を同時に行えるようにすると共に、強固な固定を可能にした手摺用ブラケットを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、手摺笠木の軸方向に沿う側面を保持する受止部と、この受止部の下部に延在する係止部とからなる上部ブラケットと、支持部材に立設され、上端部に前記上部ブラケットの係止部の内方面を接触して係止する係止受部を有する下部ブラケットと、前記上部ブラケットの係止部と下部ブラケットの係止受部とを締め付ける固定ボルト及びこの固定ボルトに螺合するナットと、を具備する手摺用ブラケットであって、 前記上部ブラケットの係止部は、前記固定ボルトを貫通する取付孔と、この取付孔と同心軸線上に突出する係止突軸とを形成すると共に、この係止突軸の少なくとも下面部に突出方向に向かって漸次狭小となる狭小テーパ面を形成し、 前記下部ブラケットの係止受部に、前記係止突軸の狭小テーパ面が摺動可能に接触する拡開テーパ面を形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、手摺笠木を保持する上部ブラケットの係止部と、支持部材に立設される下部ブラケットとを固定ボルト及びナットによって締め付けることにより、係止部の係止突軸に形成された狭小テーパ面が、係止受部に形成された拡開テーパ面に密接して、固定ボルト及びナットの締め付け力だけで上部ブラケットと下部ブラケットを固定することができる。
この発明において、前記上部ブラケットの係止部の内方面に、前記取付孔と同心円上に突出する筒状部を形成し、前記下部ブラケットの係止受部に、前記筒状部の内面が摺動及び回動可能に接触する角度調整面を形成する方が好ましい(請求項2)。
このように構成することにより、上部ブラケットと下部ブラケットの連結状態において、上部ブラケットの取付孔と同心円上に突出する筒状部の内面を、下部ブラケットの係止受部に形成された角度調整面に摺動及び回動可能に接触することができ、手摺笠木の角度調整を容易にすることができる。
また、この発明において、前記上部ブラケットは、前記下部ブラケットの係止受部を挟持する一対の部材で構成され、前記下部ブラケットは、前記拡開テーパ面が縦中心を境にして両側に向かって形成される構成としてもよい(請求項3)。
このように構成することにより、上部ブラケットを同一形状の一対の部材にて形成することができ、かつ、一対の上部ブラケットと下部ブラケットの連結と同時に、手摺笠木の固定を行うことができる。
以上に詳述したように、この発明の手摺用ブラケットによれば、前記のように構成されているので、以下の効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、角度調整可能に連結される上部ブラケットと下部ブラケットの締め付け力(摩擦力)を高めた強固な固定とすることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、上記(1)に加えて、更に上部ブラケットと下部ブラケットの連結状態において、上部ブラケットの取付孔と同心円上に突出する筒状部の内面を、下部ブラケットの係止受部に形成された角度調整面に摺動及び回動可能に接触することができ、手摺笠木の角度調整を容易にすることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、上記(1),(2)に加えて、更に上部ブラケットを同一形状の一対の部材にて形成することができるので、部品の保守・管理が容易な上、取付作業を容易にすることができる。また、一対の上部ブラケットと下部ブラケットの連結と同時に、手摺笠木の固定を行うことができるので、更に取付作業の効率性の向上が図れる。
以下に、この発明の最良の実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係る手摺用ブラケットを用いた手摺の全体を示す斜視図、図2は、図1のI−I線に沿う要部拡大断面図、図3は、図1のII部の一部を断面で示す拡大断面図である。
前記手摺は、玄関先のアプローチにおける階段部1に立設される支持部材である支柱2に取り付けられる手摺用ブラケット10と、建物の壁部3に固定される支持部材である支持金具4に取り付けられる手摺用ブラケット10Bによって支持される屈曲変形可能な手摺笠木5を具備している。
<第1実施形態>
第1実施形態の手摺用ブラケット10は、図2ないし図4に示すように、手摺笠木5の軸方向に沿う側面を保持する受止部11と、この受止部11の下部に延在する係止部12とからなる一対の上部ブラケット13a,13bと、支柱2に立設され、上端部に上部ブラケット13a,13bの係止部12の内方面を接触して係止する係止受部14を有する下部ブラケット15と、上部ブラケット13a,13bの係止部12と下部ブラケット15の係止受部14とを締め付ける固定ボルト30及びこの固定ボルト30に螺合する袋ナット31とで主に構成されている。
前記手摺笠木5は、例えば金属製パイプ心材6の外周を、例えば耐候性を有する合成樹脂製のカバー材7で被覆した構造となっている。この場合、パイプ心材6は直径が約15mmに形成され、カバー材7は直径が約30mmに形成されており、人の手によって階段部1の傾斜等に合わせた角度に屈曲可能に形成されている。
前記上部ブラケット13a,13bは、例えばアルミダイキャストにて形成されている。この上部ブラケット13a,13bは、手摺笠木5の軸方向に沿う一側面を保持する湾曲状の受止部11と、この受止部11の下部中央から下方に延在する先端が円弧状の係止部12とからなり、係止部12には、固定ボルト30を貫通する取付孔16と、この取付孔16と同心軸線上に突出する係止突軸17とが形成されている。係止突軸17は突出方向に向かって漸次狭小となる狭小テーパ面18が形成されている。この場合、係止突軸17は円筒状に形成されているが、少なくとも下面部に狭小テーパ面18が形成されていれば、1つの扇状あるいは複数の扇状にて形成したものであってもよい。なお、係止突軸17を半円筒状に形成する場合は、強度を高めるために肉厚を厚くする方が好ましい。
また、係止部12の内方面には、取付孔16と同心円上に突出する筒状部19が形成されている。この場合、筒状部19の内周面は、係止部12の内方面側の開口部に向かって拡開テーパ状に形成されている(図2参照)。また、係止部12の外方面の取付孔16の開口部には、固定ボルト30の円柱状の頭部30a又は六角状の袋ナット31が収納可能な凹所20が設けられている。なお、固定ボルト30の頭部30aには六角穴30bが設けられており、例えば六角レンチ等の工具によって固定ボルト30の締め付け等が行えるようになっている。
なお、受止部11には、貫通孔21が設けられており、この貫通孔21を貫通する止めねじ22によって受止部11により保持される手摺笠木5が固定されるようになっている。
なお、係止部12の内方面における受止部11の近傍部位の両側の一方には、位置決めピン23が突設され、他方には位置決め用穴24が設けられている。この位置決めピン23と位置決め用穴24は、対をなす一方の上部ブラケット13aと他方の上部ブラケット13bにおいて、対称位置に設けられており、一方の上部ブラケット13aに設けられた位置決めピン23が他方の上部ブラケット13bに設けられた位置決め用穴24に嵌合し、一方の上部ブラケット13aに設けられた位置決め用穴24が他方の上部ブラケット13bに設けられた位置決めピン23に嵌合するように構成されている。
前記下部ブラケット15は、上部ブラケット13a,13bと同様に、例えばアルミダイキャストにて形成されている。この下部ブラケット15は、支柱2の上端部に筒状キャップ部材40を介して高さ調整可能に挿入されるパイプ部材41の上端部内に挿入される脚部25と、この脚部25の上端に外向きフランジ部26を介して立設する、上端が略円筒形状の係止受部14とで構成されている。係止受部14には、前記固定ボルト30が挿通可能な取付孔16aが設けられており、この取付孔16aには、縦中心を境にして両側に向かって上記係止突軸17の狭小テーパ面18が摺動可能に接触する拡開テーパ面27が形成されている。
また、係止受部14の外周には、縦中心を境にして両側に向かって上記上部ブラケット13a,13bの筒状部19の内面が摺動及び回動可能に接触する角度調整面28が形成されている。この角度調整面28は、先端に向かって狭小テーパ状に形成されている(図2参照)。
なお、脚部25の下端には固定ねじ42によってばね性を有する皿状の抜け防止金具43が止着されている。したがって、パイプ部材41内に挿入される脚部25は抜け止め防止金具43の弾発力によってパイプ部材41内に圧入・固定される。
なお、筒状キャップ部材40内に高さ調整可能に挿入されるパイプ部材41は、図3及び図4に示すように、支柱2の上部の一側の上下2箇所に設けられた貫通孔44を挿通する止めねじ45を、筒状キャップ部材40の一側の上下2箇所に刻設されたねじ孔46に螺入し、止めねじ45の先端をパイプ部材41の側面に押圧することで固定されるようになっている。
次に、上記のように構成される手摺用ブラケットを用いて手摺笠木5を取り付ける手順について説明する。まず、両上部ブラケット13a,13bの受止部11を手摺笠木5の軸方向の側面に沿わせた状態で、両上部ブラケット13a,13bの係止部12間に下部ブラケット15の係止受部14を位置させる。次に、係止部12に設けられた係止突軸17の狭小テーパ面18を係止受部14に設けられた取付孔16aの拡開テーパ面27に摺接させると共に、係止部12に設けられた筒状部19の内周面を係止受部14に設けられた角度調整面28に摺接させる。この際、筒状部19の内周面は開口部に向かって拡開テーパ状に形成され、角度調整面28は先端に向かって狭小テーパ状に形成されているので、上部ブラケット13a,13bの係止突軸17を下部ブラケット15の係止受部14の取付孔16aの中心位置に寄せることができ、心出しを容易にすることができる。次に、一方の上部ブラケット13aの取付孔16から固定ボルト30を挿入して、係止受部14の取付孔16aと他方の上部ブラケット13bの取付孔16を貫通し、固定ボルト30の突出部に袋ナット31を螺合して締め付けて、係止部12と係止受部14とを固定すると共に、両上部ブラケット13a,13bの受止部11によって手摺笠木5を挟持する。この際、上部ブラケット13a,13bと下部ブラケット15は、狭小テーパ面18と拡開テーパ面27が摺接すると共に、筒状部19の内周面と角度調整面28が回動可能に摺接するので、手摺笠木5の傾斜角度を調整することができる。また、固定ボルト30と袋ナット31を螺合して係止部12と係止受部14とを締め付けることにより、狭小テーパ面18と拡開テーパ面27の嵌合が楔状となり、締め付け力(摩擦力)を高めた強固な固定とすることができる。
なお、手摺笠木5は受止部11の貫通孔21を貫通する止めねじ22によって上部ブラケット13a,13bに固定される。また、下部ブラケット15をパイプ部材41に圧入・固定し、パイプ部材41を支柱2に対して高さ調整することによって手摺笠木5を任意の高さに調整することができる。
<第2実施形態>
次に、この発明に係る手摺用ブラケットの第2実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、第2実施形態の手摺用ブラケット10Aを示す分解斜視図、図6は、第2実施形態の手摺笠木の取付状態を示す拡大断面図である。
第2実施形態の手摺用ブラケット10Aは、上部ブラケット13a,13bの係止部12Aに設けられる係止突軸17Aが、下面部が先端に向かって狭小テーパ面18Aとなる半円筒状に形成されている。なお、係止突軸17Aの中心には、第1実施形態と同様に取付孔16が設けられている。また、係止部12Aの内方面には、係止突軸17Aの中心すなわち取付孔16と同心円上に突出する半円よりもやや小さな筒状部19Aが形成されている。
一方、下部ブラケット15Aは、支持部材である支柱2Aに対して高さ調整可能に立設される板状の脚部25Aと、この脚部25Aの上端に形成される上方が開放する半円筒状の係止受部14Aとを具備しており、係止受部14Aの内周側には、縦中心を境にして両側に向かって上記係止突軸17Aの狭小テーパ面18Aが摺動可能に接触する拡開テーパ面27Aが形成されている。
また、係止受部14Aの半円弧状の外周には、縦中心を境にして両側に向かって上記上部ブラケット13a,13bの筒状部19Aの内面が摺動及び回動可能に接触する半円弧状の角度調整面28Aが形成されている。
なお、下部ブラケット15Aの脚部25は、支柱2Aの上端開口部内に嵌入されるキャップ部材40Aの上端蓋部47に設けられた長孔48内に挿入され、支柱2Aの上端部の一側の上下2箇所に設けられた貫通孔44を挿通する止めねじ45を、キャップ部材40Aの一側の上下2箇所に刻設されたねじ孔46に螺入し、止めねじ45の先端を脚部25Aの側面に押圧することで固定されるようになっている。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される第2実施形態の手摺用ブラケットを用いて手摺笠木5を取り付ける手順は、第1実施形態と同様に行うことができる。すなわち、まず、両上部ブラケット13a,13bの受止部11を手摺笠木5の軸方向の側面に沿わせた状態で、両上部ブラケット13a,13bの係止部12A間に下部ブラケット15Aの係止受部14Aを位置させる。次に、係止部12Aに設けられた係止突軸17Aの狭小テーパ面18Aを係止受部14Aに設けられた取付孔16の拡開テーパ面27Aに摺接させると共に、係止部12Aに設けられた筒状部19Aの内周面を係止受部14Aに設けられた角度調整面28Aに摺接させる。そして、一方の上部ブラケット13aの取付孔16から固定ボルト30を挿入して、係止受部14Aの取付孔16と他方の上部ブラケット13bの取付孔16を貫通し、固定ボルト30の突出部に袋ナット31を螺合して締め付けて、係止部12Aと係止受部14Aとを固定すると共に、両上部ブラケット13a,13bの受止部11によって手摺笠木5を挟持する。この際、上部ブラケット13a,13bと下部ブラケット15Aは、狭小テーパ面18Aと拡開テーパ面27Aが摺接すると共に、筒状部19Aの内周面と角度調整面28Aが回動可能に摺接するので、手摺笠木5の傾斜角度を調整することができる。また、固定ボルト30と袋ナット31を螺合して係止部12Aと係止受部14Aとを締め付けることにより、狭小テーパ面18と拡開テーパ面27の嵌合が楔状となり、締め付け力(摩擦力)を高めた強固な固定とすることができる。
<第3実施形態>
次に、この発明に係る手摺用ブラケットの第3実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、第3実施形態の手摺用ブラケット10Bを示す分解斜視図、図8は、第3実施形態の手摺笠木の取付状態を示す、図1のIII−III線に沿う拡大断面図である。
第3実施形態は、この発明に係る手摺用ブラケット10Bを建物の壁部3に固定される支持部材である支持金具4に取り付けた場合である。この第3実施形態においては、下部ブラケット15Bの脚部25Bが、壁部3に固定される支持金具4に連結される連結部29を一体に形成した点で、第2実施形態と相違する以外は、第2実施形態と同様に構成されている。
第3実施形態において、支持金具4は、円板状の取付ブラケット4aの表面に下向きの半円筒状の支持部4bを有し、この支持部4bの中央部内方に係止ブロック部4cが設けられ、この係止ブロック部4cには、下面に開口するねじ孔4dが刻設されている。
一方、下部ブラケット15Bは、下方に向かって拡径する円弧状部を有する脚部25Bの一側面に、断面略かまぼこ形状の連結部29を突設してなる。また、連結部29には上下に開口する矩形状のガイド孔29aが設けられており、このガイド孔29a内に、支持金具4の係止ブロック部4cを挿入し、座金49を介して連結ボルト50を係止ブロック部4cのねじ孔4dに螺合することで、支持金具4と下部ブラケット15Bとが連結されるようになっている。
なお、第3実施形態において、その他の部分は第2実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
第3実施形態の手摺用ブラケットを用いて手摺笠木5を取り付ける手順は、第2実施形態と同様に行うことができる。すなわち、まず、両上部ブラケット13a,13bの受止部11を手摺笠木5の軸方向の側面に沿わせた状態で、両上部ブラケット13a,13bの係止部12A間に下部ブラケット15Bの係止受部14Aを位置させる。次に、係止部12Aに設けられた係止突軸17Aの狭小テーパ面18Aを係止受部14Aに設けられた取付孔16の拡開テーパ面27に摺接させると共に、係止部12Aに設けられた筒状部19Aの内周面を係止受部14Aに設けられた角度調整面28Aに摺接させる。そして、一方の上部ブラケット13aの取付孔16から固定ボルト30を挿入して、係止受部14Aの取付孔16と他方の上部ブラケット13bの取付孔16を貫通し、固定ボルト30の突出部に袋ナット31を螺合して締め付けて、係止部12Aと係止受部14Aとを固定すると共に、両上部ブラケット13a,13bの受止部11によって手摺笠木5を挟持する。この際、上部ブラケット13a,13bと下部ブラケット15Bは、狭小テーパ面18Aと拡開テーパ面27Aが摺接すると共に、筒状部19Aの内周面と角度調整面28Aが回動可能に摺接するので、手摺笠木5の傾斜角度を調整することができる。また、固定ボルト30と袋ナット31を螺合して係止部12Aと係止受部14Aとを締め付けることにより、狭小テーパ面18Aと拡開テーパ面27Aの嵌合が楔状となり、締め付け力(摩擦力)を高めた強固な固定とすることができる。
この発明に係る手摺用ブラケットを用いた手摺の全体を示す斜視図である。 図1のI−I線に沿う要部拡大断面図である。 図1のII部の一部を断面で示す拡大断面図である。 この発明に係る手摺ブラケットの第1実施形態を示す分解斜視図である。 この発明に係る手摺ブラケットの第2実施形態を示す分解斜視図である。 第2実施形態の手摺笠木の取付状態を示す拡大断面図である。 この発明に係る手摺ブラケットの第3実施形態を示す分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿う第3実施形態の要部拡大断面図である。
符号の説明
2,2A 支柱(支持部材)
4 支持金具(支持部材)
5 手摺笠木
10,10A,10B 手摺用ブラケット
11 受止部
12,12A 係止部
13a,13b 上部ブラケット
14,14A 係止受部
15,15A,15B 下部ブラケット
16,16a 取付孔
17,17A 係止突軸
18,18A 狭小テーパ面
19,19A 筒状部
25,25A,25B 脚部
27,27A 拡開テーパ面
28,28A 角度調整面
30 固定ボルト
31 袋ナット

Claims (3)

  1. 手摺笠木の軸方向に沿う側面を保持する受止部と、この受止部の下部に延在する係止部とからなる上部ブラケットと、支持部材に立設され、上端部に前記上部ブラケットの係止部の内方面を接触して係止する係止受部を有する下部ブラケットと、前記上部ブラケットの係止部と下部ブラケットの係止受部とを締め付ける固定ボルト及びこの固定ボルトに螺合するナットと、を具備する手摺用ブラケットであって、
    前記上部ブラケットの係止部は、前記固定ボルトを貫通する取付孔と、この取付孔と同心軸線上に突出する係止突軸とを形成すると共に、この係止突軸の少なくとも下面部に突出方向に向かって漸次狭小となる狭小テーパ面を形成し、
    前記下部ブラケットの係止受部に、前記係止突軸の狭小テーパ面が摺動可能に接触する拡開テーパ面を形成してなる、
    ことを特徴とする手摺用ブラケット。
  2. 請求項1記載の手摺用ブラケットにおいて、
    前記上部ブラケットの係止部の内方面に、前記取付孔と同心円上に突出する筒状部を形成し、
    前記下部ブラケットの係止受部に、前記筒状部の内面が摺動及び回動可能に接触する角度調整面を形成してなる、
    ことを特徴とする手摺用ブラケット。
  3. 請求項1又は2記載の手摺用ブラケットにおいて、
    前記上部ブラケットは、前記下部ブラケットの係止受部を挟持する一対の部材で構成され、
    前記下部ブラケットは、前記拡開テーパ面が縦中心を境にして両側に向かって形成される、
    ことを特徴とする手摺用ブラケット。
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