JP2009046160A - カートン - Google Patents

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Yuji Sugiyama
有二 杉山
Kazuo Ogita
一夫 荻田
Taiichiro Kobayashi
泰一郎 小林
Atsushi Iijima
淳 飯島
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Abstract

【課題】カートンの蓋を開放状態に保持し、内容物を取り出しやすくする。
【解決手段】底パネル(1)の一辺に下折り曲げ線(2)を介して連接される側壁パネル(3)と、側壁パネルの一辺に上折り曲げ線(4)を介して連接される蓋パネル(5)とを含んでなるカートンにおいて、上折り曲げ線が円弧状に形成される。蓋パネルを開いて側壁パネルの延長面となるように起立させると、円弧状の上折り曲げ線の作用により側壁パネルから蓋パネルにかけてそれらの内面側に向って突出する凸状湾曲面が形成される結果、蓋パネルが側壁パネルとの間における上折り曲げ線の折り癖に打ち勝って起立する。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓋パネルを開状態に保持することができるカートンに関する。
従来、底パネルの一辺に下折り曲げ線を介して連接される側壁パネルと、側壁パネルの一辺に上折り曲げ線を介して連接される蓋パネルとを含んでなるカートンが知られている。上折り曲げ線を支点にして蓋パネルを回動させることで、カートンの開口を開いたり閉じたりすることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−35654号公報
上記カートンにおいては蓋パネルが側壁パネルに単なる直線状の折り曲げ線を介して接合されているにすぎないので、開封後に蓋パネルが折り曲げ線の折癖によって元の位置に戻り開口部を閉じてしまうという問題がある。すなわち、内容物を取り出すたびに、蓋パネルを開けなければならず、使用者にとって煩わしい。また、箱の中身等を常時箱外から見ることができるようにしたい場合があるが、従来の蓋パネルは直ちに元の位置に折れ曲がってしまうので、そのような要望に応えることができないという問題もある。
本発明は、上記諸問題点を解決することができるカートンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、底パネル(1)の一辺に下折り曲げ線(2)を介して連接される側壁パネル(3)と、側壁パネル(3)の一辺に上折り曲げ線(4)を介して連接される蓋パネル(5)とを含んでなるカートンにおいて、上折り曲げ線(4)が曲線又は折れ線に形成されたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、底パネル(1)の一辺に下折り曲げ線(28)を介して連接される側壁パネル(3)と、側壁パネル(3)の一辺に上折り曲げ線(29)を介して連接される蓋パネル(5)とを含んでなるカートンにおいて、下折り曲げ線(28)が曲線又は折れ線に形成されたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、底パネル(1)の一辺に下折り曲げ線(28)を介して連接される側壁パネル(3)と、側壁パネル(3)の一辺に上折り曲げ線(29)を介して連接される蓋パネル(5)とを含んでなるカートンにおいて、上折り曲げ線(29)と下折り曲げ線(28)の双方が曲線又は折れ線に形成されたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカートンにおいて、癖折り線(16a、16b,16c,30a,30b,30c)が上折り曲げ線(4,29)を横切るように側壁パネル(3)から蓋パネル(5)に向って伸びていることを特徴とする。
本発明によれば、蓋パネル(5)を開いて側壁パネル(3)の延長面となるように起立させると、曲線又は折れ線からなる上折り曲げ線(4,29)と下折り曲げ線(2,28)の一方又は双方の作用により側壁パネル(3)から蓋パネル(5)にかけてそれらの内面側に向って突出する凸状湾曲面が形成される結果、蓋パネル(5)が側壁パネル(3)との間における上折り曲げ線(4,29)の折り癖に打ち勝って起立する。したがって、例えば蓋パネル(5)を開放状態にして内容物(A)を取り出しやすくすることができ、あるいは箱内部を常時視認可能にすることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
図1乃至図5に示すように、このカートンは、底パネル1の一辺に下折り曲げ線2を介して連接される後側の側壁パネル3と、後側の側壁パネル3の一辺に上折り曲げ線4を介して連接される蓋パネル5とを含んでなるもので、概ね直方体の箱として構成される。
底パネル1と蓋パネル5は略同形同大の長方形に形成され、後側の側壁パネル3は蓋パネル5と底パネル1との間に細長い長方形となって伸びるように形成される。
カートンは、上記底パネル1、後側の側壁パネル3、蓋パネル5のほか、他のパネルとして後側の側壁パネル3と共に箱の周壁を形成する前側の側壁パネル6、左右の側壁パネル7,8を備える。前側の側壁パネル6は折り曲げ線22を介し底パネル1の一辺に連接され、左右の側壁パネル7,8は折り曲げ線23a,23bを介して底パネル1の左右辺にそれぞれ連接される。
蓋パネル5の先端には、折り曲げ線9を介して重畳パネル10が連接される。重畳パネル10の折り曲げ線9とは反対側の開放縁側の左右部分は接着部10a,10bとされ、これらの接着部10a,10bが前側の側壁パネル6の外面に接着剤により貼着される。重畳パネル10には、その開放縁の二箇所からそれぞれ左右の接着部10a,10bを迂回し重畳パネル10の左右縁に交差するように二本の切裂き線11a,11bが形成され、二本の切裂き線11a,11bと開放縁とで挟まれる箇所がロック片10cとされる。ロック片10cの先端に指を掛けて前側の側壁パネル6から引き剥がすようにすると、二本の切裂き線11a,11bで重畳パネル10が破断し、ロック片10cが切り出される。
蓋パネル5の左右には、それぞれ折り曲げ線12,13を介して翼パネル14a,14bが連接される。左右の翼パネル14a,14bは左右の側壁パネル7,8の外面にそれぞれ接着剤により貼着される。翼パネル14a,14bと蓋パネル5との境界の折り曲げ線12,13上にはそれぞれ切裂き線12a,13aが形成される。上記ロック片10cを切り出す際に重畳パネル10上の二本の切裂き線11a,11bを破断させ、そのままロック片10cを蓋パネル5上へと持ち上げるようにすると、翼パネル14a,14bと蓋パネル5との境界の切裂き線12a,13aにも破断が及んで蓋パネル5が側壁パネル7,8から解放され開口可能となる。前側の側壁パネル6にはロック片10cに対応して切り込み15が形成され、ロック片10cをこの切り込み15に差し込むことで一旦開いた蓋パネル5を再び閉位置に保持することができる。
図1及び図2に示すように、蓋パネル5と後側の側壁パネル3との境界の上折り曲げ線4は、後側の側壁パネル3内に突出するごとく湾曲する円弧状の曲線に形成される。これにより、蓋パネル5を開いて後側の側壁パネル3の延長面となるように起立させると、図5に示すように、円弧状の上折り曲げ線4の作用により後側の側壁パネル3から蓋パネル5にかけてそれらの内面側に突出する凸状湾曲面が形成され、この結果、蓋パネル5が上折り曲げ線4の折り癖に打ち勝って後側の側壁パネル3の上方に起立する。したがって、蓋パネル5を開放状態にして内容物Aを取り出しやすくすることができ、また、内容物Aを常時視認可能にすることができる。
図1乃至図4に示すように、必要に応じて癖折り線16a,16b,16cが後側の側壁パネル3から蓋パネル5に向って伸びるように形成される。癖折り線16a,16b,16cは望ましくは複数本形成される。この実施の形態1では中央とその左右両側の三本の癖折り線16a,16b,16cが設けられ、中央の癖折り線16aは上折り曲げ線4の中央を上折り曲げ線4に直交して伸び、他の二本の癖折り線16b,16cはそれぞれ上折り曲げ線4に交差する箇所で中央の癖折り線16aに最も接近し、両端に向うにつれて中央の癖折り線16aから徐々に遠ざかるように形成される。これらの癖折り線16a,16b,16c上で後側の側壁パネル3及び蓋パネル5がそれらの内面側に向って湾曲するように癖折りされることで、蓋パネル5は開いたときに、より確実に起立状態を維持する。
ここで、上記カートンを構成するブランクの一例について説明する。
図6に示すように、このカートンのブランクにおいては、前側の側壁パネル6、底パネル1、後側の側壁パネル3、蓋パネル5及び重畳パネル10が、各折り曲げ線22,2,4,9を介して一方向に連接される。各種折り曲げ線22,2,4,9のうち後側の側壁パネル3と蓋パネル5との間における上折り曲げ線4は、後側の側壁パネル3の内方へと回り込む円弧状に形成される。
底パネル1の左右両側には、それぞれ折り曲げ線23a,23bを介して左右の側壁パネル7,8が連接される。
後側の側壁パネル3及び重畳パネル10の各々の左右両側には、それぞれ折り曲げ線24a,24b,25a,25bを介して折込み片26a,26b,27a,27bが連接される。
重畳パネル10には切裂き線11a,11bによりロック片10cと左右の接着部10a,10bが形成される。この切裂き線11a,11bは重畳パネル10と折込み片27a,17bとの境界の折り曲げ線25a,25b上を蓋パネル5側へと伸びる。また、蓋パネル5と翼パネル14a,14bとの境界の折り曲げ線12,13上にも切裂き線12a,13aが形成される。さらに、癖折り線16a,16b,16cが、後側の側壁パネル3から蓋パネル5に向って伸びるように所定本数形成される。
このブランクは例えば次のような手順で箱型に組み立てられる。
前側の側壁パネル6、底パネル1、後側の側壁パネル3、蓋パネル5及び重畳パネル10を各種折り曲げ線22,2,4,13上で山折りして筒型に巻回し、重畳パネル10の接着部10a,10bを前側の側壁パネル6の外面に接着する。
また、折込み片26a,26b,27a,27bと左右の側壁パネル7,8を折り曲げ線24a,24b,25a,25b,23a,23b上で折り曲げ、折込み片26a,26b,27a,27bの外面を左右の側壁パネル7,8の内面に接着し、さらに左右の翼パネル14a,14bの内面を左右の側壁パネル7,8の外面に接着する。これにより、カートンが箱として閉じられる。
なお、所望のパネルを接着してカートンを閉じる前に内容物Aを箱内に充填する。
次に、上記構成のカートンの作用について説明する。
図1に示す状態のカートンにおいて、ロック片10cの先端に指を掛けて前側の側壁パネル6から引き剥がすようにすると、二本の切裂き線11a,11b上で重畳パネル10が破断し、ロック片10cが切り出される。
ロック片10cをそのまま蓋パネル5上へと持ち上げるようにすると、翼パネル14a,14bと蓋パネル5との境界の切裂き線12a,13aにも破断が及んで蓋パネル5が側壁パネル7,8及び左右の翼パネル14a,14bから解放される。これにより、蓋パネル5の跡に開口が形成され、内容物Aの取り出しが可能になる。
カートンを再度閉じる場合は、蓋パネル5を上折り曲げ線4上で折り曲げ、ロック片10cを前側の側壁パネル6の切り込み15に差し込めばよく、これにより蓋パネル5は閉位置に保持される。
また、蓋パネル5を開いた状態に保持するには、蓋パネル5を開いて後側の側壁パネル3の延長面となるように起立させたときに、上折り曲げ線4の中央部を蓋パネル5の外面から内面に向って少しばかり押圧すればよい。これにより、図5に示すように、円弧状の上折り曲げ線4の作用で後側の側壁パネル3から蓋パネル5にかけてそれらの内面側に突出する凸状湾曲面が形成され、この結果、蓋パネル5が後側の側壁パネル3に対し、上折り曲げ線4の折り癖に打ち勝って起立する。このように、蓋パネル5が起立し開放状態に保持されることから、内容物Aを取り出しやすくなり、また、内容物Aの存否を常時確認することができる。
また、この蓋パネル5の開状態は、癖折り線16a,16b,16c上で後側の側壁パネル3及び蓋パネル5がそれらの内面側に癖折りされることでより確実に維持される。
<実施の形態2>
図7乃至図12に示すように、このカートンは、実施の形態1のカートンと異なり、底パネル1と後側の側壁パネル3との境界の下折り曲げ線28が、底パネル1内に凸型に突出する円弧状の曲線に形成され、上折り曲げ線29が直線状に形成される。
これにより、蓋パネル5を開いて後側の側壁パネル3の延長面となるように起立させると、図11に示すように、円弧状の下折り曲げ線28の作用により後側の側壁パネル3から蓋パネル5にかけてそれらの内面側に突出する凸状湾曲面が形成され。この結果、蓋パネル5が後側の側壁パネル3上で上折り曲げ線29の折り癖に打ち勝って起立し、カートンを開放状態にして内容物Aを取り出しやすくする。また、内容物を常時視認可能にする。
また、必要に応じて癖折り線30a,30b,30cが設けられる。癖折り線30a,30b,30cは、後側の側壁パネル3から上折り曲げ線29を横切り蓋パネル5に向って伸びるように複数本形成される。この実施の形態2では中央とその左右両側の三本の癖折り線30a,30b,30cが設けられ、中央の癖折り線30aは上折り曲げ線29の中央を上折り曲げ線29に直交して伸び、他の二本の癖折り線30b,30cはそれぞれ後側の側壁パネル3上から蓋パネル5上に向って中央の癖折り線30aに徐々に近づくように伸びる。これらの癖折り線30a,30b,30c上で後側の側壁パネル3及び蓋パネル5がそれらの内面側に湾曲するように癖折りされることで、蓋パネル5は開いたとき、より確実に起立状態を維持する。
ここで、上記カートンを構成するブランクの一例について説明する。
図12に示すように、このカートンのブランクにおいては、前側の側壁パネル6、底パネル1、後側の側壁パネル3、蓋パネル5及び重畳パネル10が、各種折り曲げ線22,28,29,13を介して一方向に連接される。各種折り曲げ線22,28,29,13のうち後側の側壁パネル3と底パネル1との間における下折り曲げ線28は、底パネル1の内方へと回り込む円弧として形成される。また、後側の側壁パネル3と蓋パネル5との間における上折り曲げ線29は直線として形成される。
後側の側壁パネル3と蓋パネル5には、上折り曲げ線29を横切り両者間を跨ぐように伸びる癖折り線30a,30b,30cが所定本数形成される。
底パネル1の左右両側には、それぞれ折り曲げ線23a,23bを介して左右の側壁パネル7,8が連接され、蓋パネル5の左右両側には、それぞれ折り曲げ線12,13を介して左右の翼パネル14a,14bが連接され、後側の側壁パネル3及び重畳パネル10の各々の左右両側には、それぞれ折り曲げ線24a,24b,25a,25bを介して折込み片26a,26b,27a,27bが連接される。
重畳パネル10には切裂き線11a,11bによりロック片10cと左右の接着部10a,10bが形成される。この切裂き線11a,11bは重畳パネル10と折込み片27a,27bとの境界の折り曲げ線25a,25b上を蓋パネル5側へと伸びる。また、蓋パネル5と翼パネル14a,14bとの境界の折り曲げ線12,13上にも切裂き線12a,13aが形成される。
このブランクは例えば次のような手順で箱型に組み立てられる。
前側の側壁パネル6、底パネル1、後側の側壁パネル3、蓋パネル5及び重畳パネル10を各種折り曲げ線22,28,29,13上で山折りして筒型に巻回し、重畳パネル10の接着部10a,10bの内面を前側の側壁パネル6の外面に接着する。
また、折込み片26a,26b,27a,27bと左右の側壁パネル7,8を折り曲げ線24a,24b,25a,25b,23a,23b上で折り曲げ、折込み片26a,26b,27a,27bの外面を左右の側壁パネル7,8の内面に接着し、さらに左右の翼パネル14a,14bの内面を左右の側壁パネル7,8の外面に接着する。これにより、箱が閉じられる。
なお、所望のパネルを接着してカートンを閉じる前に、内容物Aが箱内に充填される。
次に、上記構成のカートンの作用について説明する。
図7に示す状態のカートンにおいて、ロック片10cの先端に指を掛けて前側の側壁パネル6から引き剥がすようにすると、二本の切裂き線11a,11b上で重畳パネル10が破断し、ロック片10cが切り出される。
ロック片10cをそのまま蓋パネル5上へと持ち上げるようにすると、翼パネル14a,14bと蓋パネル5との境界の切裂き線12a,13aにも破断が及んで蓋パネル5が側壁パネル7,8及び翼パネル14a,14bから解放される。これにより、蓋パネル5の跡に開口が形成され、内容物Aの取り出しが可能になる。
カートンを再度閉じる場合は、蓋パネル5を上折り曲げ線29上で折り曲げ、ロック片10cを前側の側壁パネル6の切り込み15に差し込めばよく、これにより蓋パネル5は閉位置に保持される。
また、蓋パネル5を開いた状態に保持するには、蓋パネル5を開いて後側の側壁パネル3の延長面となるように起立させたときに、上折り曲げ線29の中央部を蓋パネル5の外面から内面に向って少しばかり押圧すればよい。これにより、図9乃至図11に示すように、円弧状の下折り曲げ線28の作用で後側の側壁パネル3から蓋パネル5にかけてそれらの内面側に突出する凸状湾曲面が形成され、この結果、蓋パネル5が後側の側壁パネル3に対し、上折り曲げ線29の折り癖に打ち勝って起立する。このように、蓋パネル5が起立し開放状態に保持されることから、内容物Aを取り出しやすくなり、また、内容物Aを常時視認することができる。
また、この蓋パネル5の開状態は、癖折り線30a,30b,30c上で後側の側壁パネル3及び蓋パネル5がそれらの内面側に湾曲するように癖折りされることでより確実に保持される。
なお、図7乃至図12において、図1乃至図6に示す部分と同じ部分には同一符号を用いて示し、重複した説明を省略することとする。
<実施の形態3>
図13に示すように、このカートンは、実施の形態1、2のカートンと異なり、底パネル1と後側の側壁パネル3との境界の下折り曲げ線28が、底パネル1内に凸型に突出する円弧状の曲線に形成され、さらに上折り曲げ線4も同様な曲線に形成される。
これにより、蓋パネル5を開いて後側の側壁パネル3の延長面となるように起立させると、図5及び図11に示したと同様に、円弧状の下折り曲げ線28の作用により後側の側壁パネル3から蓋パネル5にかけてそれらの内面側に突出する凸状湾曲面が形成され。この結果、蓋パネル5が後側の側壁パネル3上で上折り曲げ線4の折り癖に打ち勝って起立し、カートンを開放状態にして内容物Aを取り出しやすくする。また、内容物を常時視認可能にする。
なお、図13において、実施の形態1,2に示した部分と同じ部分には同一符号を用いて示し、重複した説明を省略することとする。
本発明は以上説明したように構成されるが、上記実施の形態1〜3に限定されるものではなく、例えば上記実施の形態1、3では上折り曲げ線が後側の側壁パネル側に突出するごとく湾曲しているが、蓋パネル側に突出するごとく湾曲するものであってもよく、また、上記実施の形態2、3では下折り曲げ線が底パネル側に突出するごとく湾曲しているが、後側の側壁パネル側に突出するごとく湾曲するものであってもよい。また、上折り曲げ線や下折り曲げ線は蓋パネルが元の位置に戻らないようにする形状であれば良く、曲線も単一の曲率の円弧であってもよいし、曲率の異なる複数種の円弧が連なったものであってもよい。また、V字状、カギ状等種々の長さおよび方向をもった線分を順次接続して得られるような折れ線であってもよい。また、実施の形態1〜3では癖折り線が一定の曲率の円弧で形成されているが、各種曲率の円弧の組み合わせで形成してもよいし、一部のみを円弧にし他を直線で形成してもよいし、折れ線で形成してもよい。
本発明の実施の形態1に係るカートンを前側から見た斜視図である 本発明の実施の形態1に係るカートンを後側から見た斜視図である 本発明の実施の形態1に係るカートンを開封後に前側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るカートンを開封後に後側から見た斜視図である。 図3中、V−V線矢視断面図である。 本発明の実施の形態1に係るカートンのブランク図である。 本発明の実施の形態2に係るカートンを前側から見た斜視図である 本発明の実施の形態2に係るカートンを後側から見た斜視図である 本発明の実施の形態2に係るカートンを開封後に前側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るカートンを開封後に後側から見た斜視図である。 図9中、XI−XI線矢視断面図である。 本発明の実施の形態2に係るカートンのブランク図である。 本発明の実施の形態3に係るカートンのブランク図である。
符号の説明
1…底パネル
2,28…下折り曲げ線
3…側壁パネル
4,29…上折り曲げ線
5…蓋パネル
16a、16b,16c,30a,30b,30c…癖折り線

Claims (4)

  1. 底パネルの一辺に下折り曲げ線を介して連接される側壁パネルと、側壁パネルの一辺に上折り曲げ線を介して連接される蓋パネルとを含んでなるカートンにおいて、上折り曲げ線が曲線又は折れ線に形成されたことを特徴とするカートン。
  2. 底パネルの一辺に下折り曲げ線を介して連接される側壁パネルと、側壁パネルの一辺に上折り曲げ線を介して連接される蓋パネルとを含んでなるカートンにおいて、下折り曲げ線が曲線又は折れ線に形成されたことを特徴とするカートン。
  3. 底パネルの一辺に下折り曲げ線を介して連接される側壁パネルと、側壁パネルの一辺に上折り曲げ線を介して連接される蓋パネルとを含んでなるカートンにおいて、上折り曲げ線と下折り曲げ線の双方が曲線又は折れ線に形成されたことを特徴とするカートン。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカートンにおいて、癖折り線が上折り曲げ線を横切るように側壁パネルから蓋パネルに向って伸びていることを特徴とするカートン。
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