JP2009046078A - 車両用ドアシール構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造でウェザーストリップの突合せ状態の依存度を少なくし、シールの管理工数を削減することができる車両用ドアシール構造を提供する。
【解決手段】枠体30の内方においてヒンジ式の第1ドア31とヒンジ式の第2のドア32が開閉可能に支持され、各ドア31,32に、ウェザーストリップ35,36が、第1のドアのウェザーストリップ35の端面と第2のドアのウェザーストリップ36の端面とが突合せて装着されている。両ウェザーストリップ35,36の突合せ部分において、第1のドアのウェザーストリップ35に枠体30に向かって延びる第1のリップ60が設けられている。第2のドアのウェザーストリップ36に枠体30に向かって延びる第2のリップ61が設けられている。ドア全閉状態において第1のリップ60と第2のリップ61とが互いに重なる状態で枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間を塞いでいる。
【選択図】図4
【解決手段】枠体30の内方においてヒンジ式の第1ドア31とヒンジ式の第2のドア32が開閉可能に支持され、各ドア31,32に、ウェザーストリップ35,36が、第1のドアのウェザーストリップ35の端面と第2のドアのウェザーストリップ36の端面とが突合せて装着されている。両ウェザーストリップ35,36の突合せ部分において、第1のドアのウェザーストリップ35に枠体30に向かって延びる第1のリップ60が設けられている。第2のドアのウェザーストリップ36に枠体30に向かって延びる第2のリップ61が設けられている。ドア全閉状態において第1のリップ60と第2のリップ61とが互いに重なる状態で枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間を塞いでいる。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両用ドアシール構造に関するものである。
フォークリフト等の産業車両において、運転室を構成するキャビンに中折ドアを設けたものがある。具体的には、図9に示すように、枠体100に第1のドア110がヒンジ130にて開閉可能に支持されるとともに第1のドア110に第2のドア120がヒンジ131にて開閉可能に支持されている。そして、運転者の乗降は第2のドア120を開いて行い、保守・点検を第1のドア110を開いて行う。
一方、車両用ドアのシールにはウェザーストリップが一般的に用いられ(例えば特許文献1)、具体的には、図10(a)に示すように1枚ドアにおいてはドアの連続した全周をシールラインとして当該シールラインにウェザーストリップを配置する。一方、図10(b)に示すように、中折ドアにおいてはドアの全周が二箇所にわたり切断したシールラインとなり、切断したシールラインに2つのウェザーストリップを配置し、各ウェザーストリップを突合せてシールしている。即ち、図9の中折ドアにおける各ドア110,120において、図11に示すように、ウェザーストリップ111,121が装着され、一定断面のウェザーストリップ111,121を突合せしてシールする構造となっている。より詳しくは、図12に示すように、ウェザーストリップ111,121の中空シール部111a,121aを枠体100に接触させてシールしている。
特開2003−175860号公報
ところが、高圧洗浄等の被水量が多いときには、ウェザーストリップの突合せ部の状態により図12の符号Wで示す水の経路にて浸水する可能性があり、位置合わせ等の管理工数がかかる。より詳しくは、図13に示すように、第1のドアのウェザーストリップ111の接触点P1と第2のドアのウェザーストリップ121の接触点P2の高さを一致させるとともに、突合せ部での両ウェザーストリップ111,121の隙間を無くすように(ウェザーストリップ111,121の端面における間隔tをほぼゼロとするように)管理する必要があった。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、簡易な構造でウェザーストリップの突合せ状態の依存度を少なくし、シールの管理工数を削減することができる車両用ドアシール構造を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、枠体の内方においてヒンジ式の第1ドアとヒンジ式の第2のドアが開閉可能に支持され、各ドアに、ウェザーストリップが、第1のドアのウェザーストリップの端面と第2のドアのウェザーストリップの端面とが突合せて装着されてなる車両用ドアシール構造であって、前記両ウェザーストリップの突合せ部分において、前記第1のドアのウェザーストリップに枠体に向かって延びる第1のリップを設けるとともに、前記第2のドアのウェザーストリップに枠体に向かって延びる第2のリップを設け、ドア全閉状態において前記第1のリップと第2のリップとが互いに重なる状態で枠体とウェザーストリップとの間の隙間を塞いでなることをその要旨とする。
これにより、ドア全閉状態において両ウェザーストリップの突合せ部分では、第1のドアのウェザーストリップに設けた第1のリップと、第2のドアのウェザーストリップに設けた第2のリップとが互いに重なる状態で枠体とウェザーストリップとの間の隙間が塞がれ、高圧洗浄等の被水量が多いときにもウェザーストリップの突合せ部分での枠体とウェザーストリップとの間の隙間における水の進入が阻止され、浸水が防止される。よって、両ウェザーストリップの突合せ状態によるシール性の依存度を少なくでき、シールの管理工数を削減することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用ドアシール構造において、前記第1のドアのウェザーストリップおよび第2のドアのウェザーストリップは、ドアに取り付けられる取付基部と、前記取付基部に連結され、ドア全閉状態で枠体に弾接されるシール部とを備え、前記第1のリップは、前記第1のドアのウェザーストリップにおける前記シール部よりも車外側において前記取付基部から枠体に向かって延び、第2のリップは、前記第2のドアのウェザーストリップにおける前記シール部よりも車外側において前記取付基部から枠体に向かって延びている。
これにより、ウェザーストリップのシール部よりも車外側において第1および第2のリップにより枠体とウェザーストリップとの間の隙間を塞ぐことによって、直接、ウェザーストリップのシール部に水がかからず両ウェザーストリップのシール部の突合せ部からの浸水を防止できる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の車両用ドアシール構造において、第1のリップは、ウェザーストリップの延設方向においてウェザーストリップの端面を超えて第2のドア側に延びるとともに、第2のリップは、ウェザーストリップの延設方向においてウェザーストリップの端面を超えて第1のドア側に延びている。
これにより、ウェザーストリップの突合せ部においてリップの重なりを広くすることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ドアシール構造において、ドアは産業車両のキャビン用中折ドアであると、実用上好ましいものとなる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ドアシール構造において、ドアは産業車両のキャビン用中折ドアであると、実用上好ましいものとなる。
本発明によれば、簡易な構造でウェザーストリップの突合せ状態の依存度を少なくし、シールの管理工数を削減することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、フォークリフト10の車体を構成する機台フレーム11の前側にはマスト12が装備されている。マスト12にはフォーク13がリフトブラケット14を介して昇降可能に装備され、リフトシリンダ15の伸縮作動によりフォーク13がリフトブラケット14とともに昇降される。機台フレーム11には4本の支柱16が立設され、前側の支柱16はヘッドガード17と一体に形成されている。支柱16およびヘッドガード17に囲まれた空間によって運転室18が構成されている。運転室18は、前側および後側は透明な壁により、左右両側は開閉可能なドア19によりそれぞれ外部と区画されており、運転室18は、ドア19を介して開放可能なキャビンとして設けられている。
図1に示すように、フォークリフト10の車体を構成する機台フレーム11の前側にはマスト12が装備されている。マスト12にはフォーク13がリフトブラケット14を介して昇降可能に装備され、リフトシリンダ15の伸縮作動によりフォーク13がリフトブラケット14とともに昇降される。機台フレーム11には4本の支柱16が立設され、前側の支柱16はヘッドガード17と一体に形成されている。支柱16およびヘッドガード17に囲まれた空間によって運転室18が構成されている。運転室18は、前側および後側は透明な壁により、左右両側は開閉可能なドア19によりそれぞれ外部と区画されており、運転室18は、ドア19を介して開放可能なキャビンとして設けられている。
車体の前側下部には駆動輪(前輪)20が設けられ、車体の後側下部には操舵輪(後輪)21が設けられている。駆動輪20は、車載モータまたは車載エンジンにより駆動される。また、操舵輪21は、ハンドル22の操作量に応じて操舵される。
運転室18には、座席(シート)23に加えて、リフトシリンダ15やティルトシリンダ等の荷役用アクチュエータを操作するための複数本の荷役用操作部等が配設されている。荷役用操作部は、レバー形式で構成され、フォーク昇降操作用のリフトレバーやマスト前後傾操作用のティルトレバーを含む。
左右のドア19に関して、図2に示すように、ドアとして中折ドアを使用している。図2において、図1のヘッドガード17と車両前後の支柱16と機台フレーム11の一部によりドアの枠体30が構成されている。中折ドアは第1のドア31と第2のドア32を備えている。枠体30の左側(車両後ろ側)の立設部と第1のドア31の左辺部とが上下一対のヒンジ34aにより連結され、枠体30の内方において枠体30に対し第1のドア31が開閉可能に支持されている。第1のドア31の右辺部と第2のドア32の左辺部とが上下一対のヒンジ34bにより連結され、第1のドア31に対し第2のドア32を開閉できる構成となっている。
図2は第1のドア31および第2のドア32を共に閉じた全閉時である。そして、第1のドア31を閉じた状態で、第2のドア32を開くことにより中折ドアを半開にして運転者の乗降を行うことができる。また、第1のドア31を開くことにより中折ドアを全開にして保守・点検を行うことができるようになっている。
図3は、第1のドア31と第2のドア32の連結部の上部付近の正面図である。図4は、その右側に、第1のドア31のウェザーストリップ35と第2のドア32のウェザーストリップ36の突合せ部分の正面図を示し、そのA−A線での縦断面(図3のA−A線での縦断面)を図4の左側に示す。
図4に示すように、水平方向に延びる枠体30は中空のパイプ状をなし、枠体30の前面は、緩やかな傾斜面30aとなっている。枠体30における緩やかな傾斜面30aの下部には窪みSが形成され、傾斜面30aの下部に水平面30bと、その先端部に垂直面30cが折り曲げられた形状をなしている。
第1のドア31に装着されたウェザーストリップ35と第2のドア32に装着されたウェザーストリップ36は、それぞれ、U字状取付基部40と中空シール部41を有している。ドアに取り付けられるU字状取付基部40は芯金Mが埋設され、U字状取付基部40がドアを構成する板材50に嵌着されている。ドア全閉状態で枠体30に弾接される中空シール部41はU字状取付基部40に対し水平方向における枠体30側に連結され、枠体30と接する部位には先端ほど細くなっている突起41aが形成されている。ドアの全閉状態では、ドアの板材50およびU字状取付基部40が枠体30の傾斜面30aの下端の略真下に位置するとともに、ウェザーストリップ35,36の中空シール部41が枠体30の窪みSに位置し、突起41aが垂直面30cを弾接してシールする。また、第1のドアのウェザーストリップ35の端面と第2のドアのウェザーストリップ36の端面とを突合せてシールしている。
このようにして、産業車両のキャビン用中折ドアにおいて、枠体30の内方においてヒンジ式の第1のドア31とヒンジ式の第2のドア32が開閉可能に支持され、各ドア31,32に、ウェザーストリップ35,36が、ドア全閉状態において第1のドアのウェザーストリップ35の端面と第2のドアのウェザーストリップ36の端面とが突合せて装着されている。
両ウェザーストリップ35,36の突合せ部分においては、ウェザーストリップ35のU字状取付基部40の上面には、上方に延びるリップ60が一体的に形成され、また、ウェザーストリップ36のU字状取付基部40の上面には、上方に延びるリップ61が一体的に形成されている。即ち、リップ60,61はウェザーストリップ35,36におけるシール部41よりも車外側において取付基部40から枠体30に向かって延びている。図4に示すドアの全閉状態においては両リップ60,61は重なって配置される。リップ60,61の重なりに関しては、リップ60の前側(車外側)においてリップ61が位置している。リップ60,61は弾性ゴムよりなる。
このリップ60,61について詳しく説明する。
図5は、図4における第2のドア32を取り外して第1のドア31におけるウェザーストリップ35を示したものである。この図5において、ウェザーストリップ35の右端部においてU字状取付基部40の上面にリップ60が右側に突出するように形成されている。即ち、板状のリップ60は、ウェザーストリップ35の延設方向においてウェザーストリップ35の端面を超えて第2のドア32側に延びている。リップ60の先端は枠体30を弾接している。
図5は、図4における第2のドア32を取り外して第1のドア31におけるウェザーストリップ35を示したものである。この図5において、ウェザーストリップ35の右端部においてU字状取付基部40の上面にリップ60が右側に突出するように形成されている。即ち、板状のリップ60は、ウェザーストリップ35の延設方向においてウェザーストリップ35の端面を超えて第2のドア32側に延びている。リップ60の先端は枠体30を弾接している。
図6は、図4における第1のドア31を取り外して第2のドア32におけるウェザーストリップ36を示したものである。この図6において、ウェザーストリップ36の左端部においてU字状取付基部40の上面にリップ61が左側に突出するように形成されている。即ち、板状のリップ61は、ウェザーストリップ36の延設方向においてウェザーストリップ36の端面を超えて第1のドア31側に延びている。
このようにして、第1のドアのウェザーストリップ35と第2のドアのウェザーストリップ36の突合せ部分において、第1のドアのウェザーストリップ35に枠体30に向かって延びる第1のリップ60が設けられるとともに第2のドアのウェザーストリップ36に枠体30に向かって延びる第2のリップ61が設けられ、図4に示すようにドア全閉状態において第1のリップ60と第2のリップ61とが互いに重なる状態で枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間を塞いでいる。
次に、このように構成した車両用ドアシール構造の作用を説明する。
運転者の乗降は、第1のドア31を閉じた状態で、第2のドア32を開けて行う。
この第2のドア32を閉じる際には、図5のように第1のドア31のウェザーストリップ35に形成したリップ60が窪みSの開口部に位置している。この状態から第2のドア32が閉められると、第2のドア32のウェザーストリップ36に形成したリップ61が、図4に示すように第1のドア用ウェザーストリップ35のリップ60に重なるようにして窪みSの開口部を塞ぐ。つまり、ドア全閉状態において両ウェザーストリップ35,36の突合せ部分では、第1のドアのウェザーストリップ35に設けた第1のリップ60と、第2のドアのウェザーストリップ36に設けた第2のリップ61とが互いに重なる状態で枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間が塞がれる。
運転者の乗降は、第1のドア31を閉じた状態で、第2のドア32を開けて行う。
この第2のドア32を閉じる際には、図5のように第1のドア31のウェザーストリップ35に形成したリップ60が窪みSの開口部に位置している。この状態から第2のドア32が閉められると、第2のドア32のウェザーストリップ36に形成したリップ61が、図4に示すように第1のドア用ウェザーストリップ35のリップ60に重なるようにして窪みSの開口部を塞ぐ。つまり、ドア全閉状態において両ウェザーストリップ35,36の突合せ部分では、第1のドアのウェザーストリップ35に設けた第1のリップ60と、第2のドアのウェザーストリップ36に設けた第2のリップ61とが互いに重なる状態で枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間が塞がれる。
よって、ドアの全閉状態において高圧洗浄等の被水量が多いときにも、ウェザーストリップ35,36の突合せ部分での枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間における水の進入が阻止され、浸水が防止される。詳しくは、ウェザーストリップ35,36のシール部41よりも車外側において第1および第2のリップ60,61により枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間を塞ぐことにより、直接、ウェザーストリップのシール部41に水がかからず両ウェザーストリップ35,36のシール部41の突合せ部からの浸水を防止できる。
これにより、ウェザーストリップ35,36の位置合わせ等の管理工数を低減することができる。つまり、従来では、図13に示すように、第1のドアのウェザーストリップ111の接触点P1と第2のドアのウェザーストリップ121の接触点P2の高さを一致させるとともに、突合せ部での両ウェザーストリップ111,121の隙間を無くすように(ウェザーストリップ111,121の端面における間隔tをほぼゼロとするように)管理する必要があった。これに対し本実施形態では、図4の第1のドアのウェザーストリップ35と第2のドアのウェザーストリップ36の突合せ部分において、図4において矢印Wで示すように、高圧洗浄等の被水量が多いときにシール部41の突合せ部の状態により浸水しようとするが、リップ60,61により浸水を防止することができる。これにより、ウェザーストリップ35,36の突合せ状態の依存度を少なくできる。即ち、厳密な位置合せを行わなくても突合せ部でのシール性を確保できる。その結果、シールの管理工数を削減することができる。
一方、保守・点検は、第1のドア31を開いて行う。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)車両用ドアシール構造として、両ウェザーストリップ35,36の突合せ部分において、第1のドアのウェザーストリップ35に枠体30に向かって延びる第1のリップ60を設けるとともに、第2のドアのウェザーストリップ36に枠体30に向かって延びる第2のリップ61を設け、ドア全閉状態において第1のリップ60と第2のリップ61とが互いに重なる状態で枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間を塞いだ。これにより、両ウェザーストリップ35,36の突合せ状態によるシール性の依存度を少なくでき、シールの管理工数を削減することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)車両用ドアシール構造として、両ウェザーストリップ35,36の突合せ部分において、第1のドアのウェザーストリップ35に枠体30に向かって延びる第1のリップ60を設けるとともに、第2のドアのウェザーストリップ36に枠体30に向かって延びる第2のリップ61を設け、ドア全閉状態において第1のリップ60と第2のリップ61とが互いに重なる状態で枠体30とウェザーストリップ35,36との間の隙間を塞いだ。これにより、両ウェザーストリップ35,36の突合せ状態によるシール性の依存度を少なくでき、シールの管理工数を削減することができる。
(2)第1のドアのウェザーストリップ35および第2のドアのウェザーストリップ36は、ドア31,32に取り付けられる取付基部40と、取付基部40に連結され、ドア全閉状態で枠体30に弾接されるシール部41とを備え、第1のリップ60は、第1のドアのウェザーストリップ35におけるシール部41よりも車外側において取付基部40から枠体30に向かって延び、第2のリップ61は、第2のドアのウェザーストリップ36におけるシール部41よりも車外側において取付基部40から枠体30に向かって延びている。これにより、直接、ウェザーストリップのシール部41に水がかからず両ウェザーストリップ35,36のシール部41の突合せ部からの浸水を防止できる。
(3)第1のリップ60は、ウェザーストリップ35の延設方向においてウェザーストリップ35の端面を超えて第2のドア32側に延びるとともに、第2のリップ61は、ウェザーストリップ36の延設方向においてウェザーストリップ36の端面を超えて第1のドア31側に延びている。これにより、ウェザーストリップの突合せ部においてリップの重なりを広くすることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
フォークリフト10に限らず、農業用、土木建設用、荷役用等に使用される車両である産業車両全般に適用してもよい。さらには、産業車両以外の車両に適用してもよい。
フォークリフト10に限らず、農業用、土木建設用、荷役用等に使用される車両である産業車両全般に適用してもよい。さらには、産業車両以外の車両に適用してもよい。
中折れ式ドアに限定されるものではなく、観音開きドアに具体化してもよい。
上記実施形態では、図4に示したように第1のリップ60はウェザーストリップ35の延設方向においてウェザーストリップ35の端面を超えて第2のドア32側に延びるとともに第2のリップ61はウェザーストリップ36の延設方向においてウェザーストリップ36の端面を超えて第1のドア31側に延びていたが、これに代わり、第1のリップと第2のリップのうちの一方をウェザーストリップの端面までとしてもよい。具体的には、図7に示すように、第1のリップ70はウェザーストリップ35の延設方向においてウェザーストリップ35の端面まで延びるとともに第2のリップ71はウェザーストリップ36の延設方向においてウェザーストリップ36の端面を超えて第1のドア31側に延びていてもよい。このとき、観音開きドアにおいては、図8に示すように、端面を超えて延びるリップ81を、端面まで延びるリップ81より運転室側になるように重ねてもよい。
上記実施形態では、図4に示したように第1のリップ60はウェザーストリップ35の延設方向においてウェザーストリップ35の端面を超えて第2のドア32側に延びるとともに第2のリップ61はウェザーストリップ36の延設方向においてウェザーストリップ36の端面を超えて第1のドア31側に延びていたが、これに代わり、第1のリップと第2のリップのうちの一方をウェザーストリップの端面までとしてもよい。具体的には、図7に示すように、第1のリップ70はウェザーストリップ35の延設方向においてウェザーストリップ35の端面まで延びるとともに第2のリップ71はウェザーストリップ36の延設方向においてウェザーストリップ36の端面を超えて第1のドア31側に延びていてもよい。このとき、観音開きドアにおいては、図8に示すように、端面を超えて延びるリップ81を、端面まで延びるリップ81より運転室側になるように重ねてもよい。
30…枠体、31…第1のドア、32…第2のドア、35…ウェザーストリップ、36…ウェザーストリップ、40…U字状取付基部、41…中空シール部、60…第1のリップ、61…第2のリップ、70…第1のリップ、71…第2のリップ、80…第1のリップ、81…第2のリップ。
Claims (4)
- 枠体の内方においてヒンジ式の第1ドアとヒンジ式の第2のドアが開閉可能に支持され、各ドアに、ウェザーストリップが、第1のドアのウェザーストリップの端面と第2のドアのウェザーストリップの端面とが突合せて装着されてなる車両用ドアシール構造であって、
前記両ウェザーストリップの突合せ部分において、前記第1のドアのウェザーストリップに枠体に向かって延びる第1のリップを設けるとともに、前記第2のドアのウェザーストリップに枠体に向かって延びる第2のリップを設け、ドア全閉状態において前記第1のリップと第2のリップとが互いに重なる状態で枠体とウェザーストリップとの間の隙間を塞いでなることを特徴とする車両用ドアシール構造。 - 前記第1のドアのウェザーストリップおよび第2のドアのウェザーストリップは、
ドアに取り付けられる取付基部と、
前記取付基部に連結され、ドア全閉状態で枠体に弾接されるシール部と
を備え、
前記第1のリップは、
前記第1のドアのウェザーストリップにおける前記シール部よりも車外側において前記取付基部から枠体に向かって延び、
第2のリップは、
前記第2のドアのウェザーストリップにおける前記シール部よりも車外側において前記取付基部から枠体に向かって延びている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアシール構造。 - 第1のリップは、ウェザーストリップの延設方向においてウェザーストリップの端面を超えて第2のドア側に延びるとともに、第2のリップは、ウェザーストリップの延設方向においてウェザーストリップの端面を超えて第1のドア側に延びていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドアシール構造。
- ドアは産業車両のキャビン用中折ドアであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ドアシール構造。
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