JP2009045162A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009045162A JP2009045162A JP2007212518A JP2007212518A JP2009045162A JP 2009045162 A JP2009045162 A JP 2009045162A JP 2007212518 A JP2007212518 A JP 2007212518A JP 2007212518 A JP2007212518 A JP 2007212518A JP 2009045162 A JP2009045162 A JP 2009045162A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- model
- player
- moving member
- game
- display screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【課題】遊技者がより一層遊技を楽しむことができる遊技機を提供する。
【解決手段】静止画や映像などの演出用画像を、演出実行手段が液晶画面などの表示画面に表示して遊技の演出を行う遊技機において、一部に視認領域が形成された枠体と表示画面との間に移動部材を設けて演出用の模型を設ける。移動部材は、透明材料で形成しており、模型が視認領域にある時には、移動部材の端部が視認領域の外に位置する様になる形状にする。こうすれば、遊技者には演出用画像の手前側に模型が見えるものの、模型を支える移動部材の端部は見えないので、遊技者は模型が移動部材によって支えられていることに気付かない。その結果、表示画面の手前側に模型が存在するのではなく、あたかも表示画面の演出用画像が形を持って飛び出しているかのような印象を遊技者に与え、遊技者がより一層遊技を楽しむことができる。
【選択図】図3
【解決手段】静止画や映像などの演出用画像を、演出実行手段が液晶画面などの表示画面に表示して遊技の演出を行う遊技機において、一部に視認領域が形成された枠体と表示画面との間に移動部材を設けて演出用の模型を設ける。移動部材は、透明材料で形成しており、模型が視認領域にある時には、移動部材の端部が視認領域の外に位置する様になる形状にする。こうすれば、遊技者には演出用画像の手前側に模型が見えるものの、模型を支える移動部材の端部は見えないので、遊技者は模型が移動部材によって支えられていることに気付かない。その結果、表示画面の手前側に模型が存在するのではなく、あたかも表示画面の演出用画像が形を持って飛び出しているかのような印象を遊技者に与え、遊技者がより一層遊技を楽しむことができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、いわゆる「パチンコ機」に代表される弾球遊技機や、いわゆる「スロット機」と称される回胴式遊技機などを含む遊技機における演出に関するものであって、詳しくは、画像表示画面と、模型とを用いた演出に関するものである。
複数の入賞口が設けられた遊技盤面上に向けて遊技球を発射し、何れかの入賞口に遊技球が入賞すると、賞球として所定個数の遊技球が払いだされるパチンコ機は広く使用されている。今日では、このようなパチンコ機には、遊技盤面上に画像を表示する液晶画面(表示画面)が搭載されており、遊技の状況に合わせて液晶の画面に種々の映像を表示させることによって、遊技者に遊技を楽しませるような演出を行うことが通常となっている。また、スロット機など他の遊技機も液晶画面を搭載するものが主流となってきている。
また、液晶画面による演出だけでなく、画面の手前側に模型を設けておき、画面に表示される映像に合わせて模型を動かすことによって演出を行うパチンコ機も提案されている(特許文献1、特許文献2など)。このようなパチンコ機では、液晶画面に表示された映像だけでなく、模型とはいえ実物を動かして演出することができるので、遊技者の注意を強く引きつけて、より一層遊技を楽しませることが可能になるものと期待されている。
しかし、提案されているパチンコ機では、実際には、期待したほどの大きな効果を得ることはできず、結果として、パチンコ機の構造を複雑にしているだけにすぎないという問題がある。と言うのは、液晶画面の手前側に設けた模型を、画面に表示される映像に合わせて模型を動かしてみたところで、所詮、遊技者にとっては画面の手前側で模型を動かしていることが一目瞭然であり、このため、遊技者はすぐに演出に飽きてしまうので、遊技者の注意を引き付けておくことができないためである。また、スロット機でも液晶画面を用いて演出を行っていることから同様な問題が生じ得る。
この発明は、従来のパチンコ機やスロット機を含んだ遊技機が有する上述した課題に対応してなされたものであり、液晶画面による演出と模型を用いた演出とを組み合わせて行うことで、遊技者の注意を強く引き付けることが可能であり、延いては、遊技者により一層遊技を楽しませることが可能な技術を提供することを目的としたものである。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技者によって遊技が行われる遊技領域と、該遊技領域と共に視認可能な位置に設けられて所定の演出用画像を表示可能な表示画面とを備えた遊技機において、
前記遊技領域で行われる遊技の進行に合わせて前記演出用画像を前記表示画面に表示させることによって、該遊技の演出を行う演出実行手段と、
遊技者から見て前記表示画面の手前側に設けられ、該遊技者が前記演出用画像を視認するための視認領域が一部に形成された枠体と、
前記表示画面と前記枠体との間に設けられ、遊技者からは認識困難な透明材料で形成されるとともに、該表示画面に沿って移動可能に構成された移動部材と、
遊技者が前記枠体の視認領域からは視認できない位置の前記移動部材の表面に設けられて、所定形状に形成された演出用模型と
を備え、
前記演出実行手段は、前記表示画面上での前記演出用画像の表示に合わせて前記移動部材の移動を開始することにより、前記演出用模型を前記視認領域内まで移動させる手段であり、
前記移動部材は、前記演出用模型が前記視認領域内にある時には、該移動部材の端部を遊技者が該視認領域から視認できない形状の部材であることを特徴としている。
遊技者によって遊技が行われる遊技領域と、該遊技領域と共に視認可能な位置に設けられて所定の演出用画像を表示可能な表示画面とを備えた遊技機において、
前記遊技領域で行われる遊技の進行に合わせて前記演出用画像を前記表示画面に表示させることによって、該遊技の演出を行う演出実行手段と、
遊技者から見て前記表示画面の手前側に設けられ、該遊技者が前記演出用画像を視認するための視認領域が一部に形成された枠体と、
前記表示画面と前記枠体との間に設けられ、遊技者からは認識困難な透明材料で形成されるとともに、該表示画面に沿って移動可能に構成された移動部材と、
遊技者が前記枠体の視認領域からは視認できない位置の前記移動部材の表面に設けられて、所定形状に形成された演出用模型と
を備え、
前記演出実行手段は、前記表示画面上での前記演出用画像の表示に合わせて前記移動部材の移動を開始することにより、前記演出用模型を前記視認領域内まで移動させる手段であり、
前記移動部材は、前記演出用模型が前記視認領域内にある時には、該移動部材の端部を遊技者が該視認領域から視認できない形状の部材であることを特徴としている。
かかる本発明の遊技機においては、一部に視認領域が形成された枠体と表示画面との間に移動部材を設け、その移動部材に演出用模型を設けている。移動部材は、遊技者から認識困難な透明材料で形成されており(例えば透明なアクリル板や透明な樹脂シートなど)、さらに、演出用模型が視認領域にある時には、移動部材の端部が視認領域の外に位置する様になる形状になっている。
遊技者には、演出用画像の手前側に演出用模型が見えるものの、演出用模型を支える移動部材の端部は見えないので、遊技者は演出用模型が移動部材によって支えられていることに気付かない。その結果、表示画面の手前側に演出用模型が存在するのではなく、あたかも表示画面の演出用画像が形を持って飛び出しているかのような印象を遊技者に与えることができる。このため、単に画像の手前で模型を動かすよりも真に迫った演出を行うことが可能となる。
なお、本発明の遊技機では、演出実行手段によって、表示画面で表示されている演出用画像の動きに合わせて移動部材を移動させても良い。そうすると、演出用画像と演出用模型の動きとに関係を持たせることができるので、演出用模型が演出用画像の中から形を持って飛び出してきた様な印象をより強く遊技者に与えることが可能となる。
また、本発明の遊技機では、演出用模型が視認できない位置から視認できる位置に移動する間にも、移動部材の端部が見えない移動部材の形状としても良い。そうすると、演出用模型が視認領域へ移動してくるのに合わせた演出(たとえば、弾丸、矢などの飛び道具や、車、ロケットなどの乗り物などが、視認領域へと出てくるような演出)など、より一層、演出用画像と演出用模型との動きに関係を持たせることができるので、演出用模型が演出用画像の中から形を持って飛び出してきた様な印象をより一層強く遊技者に与えることが可能となる。
更に、本発明の遊技機では、演出実行手段によって、模型が具象しようとする物体である具象物の一部分の形状を表現した演出用模型と、演出用模型で表現されない残余の部分の形状が表示された演出用画像との位置が重なるように移動させるようにしても良い。そうすると、演出用模型として形を持った部分と演出用画像の残余部分とで一つの物体を表現した演出(例えば、演出用模型の刃と演出用画像のツバとで表現した刀を使って、演出用画像を上側と下側とに切断していくような演出)ができるので、演出用模型として形を持った部分が、演出用画像を突き破って出てきている様な印象を遊技者に与えることが可能となる。
また、本発明の遊技機は次のような態様で把握することも可能である。すなわち、
遊技者によって遊技が行われる遊技領域と、該遊技領域と共に視認可能な位置に設けられて所定の演出用画像を表示可能な表示画面とを備えた遊技機において、
前記遊技領域で行われる遊技の進行に合わせて前記演出用画像を前記表示画面に表示させることによって、該遊技の演出を行う演出実行手段と、
遊技者から見て前記表示画面の手前側に設けられ、該遊技者が前記演出用画像を視認するための視認領域が一部に形成された枠体と、
前記表示画面と前記枠体との間に設けられ、遊技者からは認識困難な透明材料で形成されるとともに、該表示画面に沿って移動可能に構成された移動部材と、
遊技者が前記枠体の視認領域からは視認できない位置の前記移動部材の表面に設けられて、所定形状に形成された演出用模型と
を備え、
前記演出実行手段は、前記表示画面上での前記演出用画像の表示に合わせて前記移動部材を移動させることにより、前記演出用模型に前記視認領域内を通過させる手段であり、
前記移動部材は、前記演出用模型が前記視認領域内を通過するに際して、該移動部材の端部を遊技者が該視認領域から視認できない形状の部材であることを特徴とする。
遊技者によって遊技が行われる遊技領域と、該遊技領域と共に視認可能な位置に設けられて所定の演出用画像を表示可能な表示画面とを備えた遊技機において、
前記遊技領域で行われる遊技の進行に合わせて前記演出用画像を前記表示画面に表示させることによって、該遊技の演出を行う演出実行手段と、
遊技者から見て前記表示画面の手前側に設けられ、該遊技者が前記演出用画像を視認するための視認領域が一部に形成された枠体と、
前記表示画面と前記枠体との間に設けられ、遊技者からは認識困難な透明材料で形成されるとともに、該表示画面に沿って移動可能に構成された移動部材と、
遊技者が前記枠体の視認領域からは視認できない位置の前記移動部材の表面に設けられて、所定形状に形成された演出用模型と
を備え、
前記演出実行手段は、前記表示画面上での前記演出用画像の表示に合わせて前記移動部材を移動させることにより、前記演出用模型に前記視認領域内を通過させる手段であり、
前記移動部材は、前記演出用模型が前記視認領域内を通過するに際して、該移動部材の端部を遊技者が該視認領域から視認できない形状の部材であることを特徴とする。
このような態様の本発明の遊技機においても、演出用模型は透明材料で形成された移動部材に設けられており、移動部材を移動させることによって演出用模型に視認領域を通過させることが可能である。そして、演出用模型が視認領域を通過する際に、遊技者からは移動部材の端部が見えないようになっている。このため遊技者は、演出用模型が移動部材の表面に設けられていることに気が付かず、画面に表示された画像が形を持って飛び出しているかのように感じられ、迫力のある演出を行うことが可能となる。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施例を説明する。
A.パチンコ機の構成 ;
A−1.パチンコ機の外観部の構成 ;
A−2.遊技盤の構成 ;
A−3.演出部の構成 ;
B.本実施例の演出部の構成 ;
C.変形例 ;
C−1.変形例1 ;
C−2.変形例2 ;
A.パチンコ機の構成 ;
A−1.パチンコ機の外観部の構成 ;
A−2.遊技盤の構成 ;
A−3.演出部の構成 ;
B.本実施例の演出部の構成 ;
C.変形例 ;
C−1.変形例1 ;
C−2.変形例2 ;
A.パチンコ機の構成 ;
A−1.パチンコ機の外観部の構成 ;
図1は、パチンコ機100を正面のやや上方から図示したものである。パチンコ機100の筐体は大きくわけると、パチンコ機100の側壁となる外枠110と、制御基盤など主要部品を内側に内蔵する中枠120と、中枠120に開閉可能に固定される前面枠130とから成り立っている。また、前面枠130の中心部には、ガラスなどで生成される透明な保護膜を有した開口部が設けられており、中枠120の正面側の一部を覆っている扉として形成されている。さらに、中枠120の前面枠130の裏側にあたる部分には、遊技盤200が着脱可能に固定されており、前面枠130の開口部から遊技盤200が視認できるように配置され、遊技盤面210を形成している。
A−1.パチンコ機の外観部の構成 ;
図1は、パチンコ機100を正面のやや上方から図示したものである。パチンコ機100の筐体は大きくわけると、パチンコ機100の側壁となる外枠110と、制御基盤など主要部品を内側に内蔵する中枠120と、中枠120に開閉可能に固定される前面枠130とから成り立っている。また、前面枠130の中心部には、ガラスなどで生成される透明な保護膜を有した開口部が設けられており、中枠120の正面側の一部を覆っている扉として形成されている。さらに、中枠120の前面枠130の裏側にあたる部分には、遊技盤200が着脱可能に固定されており、前面枠130の開口部から遊技盤200が視認できるように配置され、遊技盤面210を形成している。
前面枠130の下方にあたる中枠120の正面部には、遊技に使用する遊技球を装填する上皿部140と、パチンコ機100から払いだされた遊技球を上皿部140に排出する払出口150とが設けられている。また、上皿部140の下方には、下皿部160と、下皿部に遊技球を排出する下部払出口170とが設けられている。上皿部140と下部払出口170とは、中枠120の内側に設けられた流路(図示せず)によって連結されており、上皿部140が、遊技球で満たされている場合は、遊技者の操作によって遊技球を下部払出口から排出させることによって、遊技球を、下皿部160に逃すことが可能に構成されている。
中枠120の正面部には、さらにハンドル180が設けられている。このハンドル180は、発射装置(図示せず)に信号をおくるコントローラーの役割を果たしており、ハンドル180を回すことによって上皿部140に装填されている遊技球を遊技盤200に発射することができる。パチンコ機による遊技は、遊技者が、ハンドル180を操作し、遊技盤内に遊技球が発射されることで開始される。
A−2.遊技盤の構成 ;
図2は、遊技盤200を正面から図示したものである。遊技盤200は、中央には遊技の進行に合わせた演出を表現する演出部300が設けられており、遊技球が転動する部分である遊技領域(障害物や入賞口など)は、演出部300の周囲に設けられている。演出部300については後で別項をたてて詳述するとして、ここでは、遊技球10が転動する遊技領域の構成について説明する。
図2は、遊技盤200を正面から図示したものである。遊技盤200は、中央には遊技の進行に合わせた演出を表現する演出部300が設けられており、遊技球が転動する部分である遊技領域(障害物や入賞口など)は、演出部300の周囲に設けられている。演出部300については後で別項をたてて詳述するとして、ここでは、遊技球10が転動する遊技領域の構成について説明する。
遊技球10は、遊技者がハンドル180を操作することによって、発射装置から発射され、発射口220を経て、遊技盤内の上方部へと投入された後、重力の作用を受けながら、遊技盤内を下方へと落下する。遊技球10が落下する部分には、釘230や、風車240や、ステージ250などの障害物が設けられており、遊技球10は、これらに衝突することで、複雑な動きをしながら遊技盤内を落下していく。また、遊技盤内の最も低い位置には、アウト口260が設けられており、遊技盤200の下端まで落下した遊技球10は、アウト口260から遊技盤外へと排出される。
遊技球10がアウト口260に到るまでの遊技盤上には、遊技球10が入球し得る開口部(入賞口)が、複数ヶ部に設けられている。遊技球10が、何れかの入賞口に入球した場合は、所定数の遊技球10が、賞球として払出口150から遊技者に払い出されるようになっている。
また、入賞口の中には、始動入賞口270と呼ばれる特殊な入賞口も設けられている。遊技球10が、始動入賞口270に入球した場合には、賞球が払い出されるだけでなく、大当たり抽選が併せて実行される。そして、大当たり抽選の結果が、大当たりであった場合には、大入賞口280とよばれる通常時は閉鎖されている入賞口が開放される。大入賞口280は大きく開口するので、大入賞口280が開口すると遊技者は多くの遊技球10を入球させることが可能となり、その結果、多くの賞球を獲得することが可能となる。このように大入賞口280が開口して多くの賞球が獲得可能な状態は、大当たり状態と呼ばれる。また、大当たりの抽選が行われる様子および抽選の結果は、演出部300を用いて遊技者に示される。
A−3.演出部の構成 ;
演出部300には、画面を表示する液晶画面(表示画面)310と、その周辺を囲むように配置された装飾部320とが設けられている。液晶画面310では、遊技の進行に応じた静止画や動画を表示することによって演出を行う。また、装飾部320には、ランプが内蔵されていたり、一部が可動するように構成されており、液晶画面310の表示に合わせて、ランプを点灯させたり、可動させたりすることによって、液晶画面310上で行われる映像による演出を補助する演出を行う。
演出部300には、画面を表示する液晶画面(表示画面)310と、その周辺を囲むように配置された装飾部320とが設けられている。液晶画面310では、遊技の進行に応じた静止画や動画を表示することによって演出を行う。また、装飾部320には、ランプが内蔵されていたり、一部が可動するように構成されており、液晶画面310の表示に合わせて、ランプを点灯させたり、可動させたりすることによって、液晶画面310上で行われる映像による演出を補助する演出を行う。
液晶画面310には、1〜9の数字が描かれた3つの図柄330を表示することが可能となっており、大当たりの抽選の演出中は、これらの図柄330が次々と切り替わる映像が表示されている。そして、抽選の結果が大当たりであった場合には、3つの図柄330が同じ数字で揃った状態で停止し、逆に、抽選の結果が大当たりでなかった場合は、少なくとも何れか1つの図柄330が、他の図柄330とは異なる数字で停止する。
また、大当たり抽選の結果が、この様な態様で表示されることから、いわゆる「リーチ」と呼ばれる演出も行われる。リーチと呼ばれる演出は、3つの図柄330を1つずつ停止させることとして、初めの2つの図柄330については、同じ数字で停止させる演出である。リーチ状態が発生すると、最後の1つの図柄330が同じ数字で停止すれば大当たりとなり、その他の数字で停止すればハズレとなるので、遊技者は、最後の1つの図柄330が、何れの数字で停止するのかに思わず注意が引きつけられるようになる。また、液晶画面310は、リーチ状態が発生した場合には、最後の1つの図柄330を停止させようとするキャラクターや、ストーリーなどの映像を、表示することが可能となっており、このような映像による演出によって、遊技者の注意を更に引きつけることもできる。そして、大当たり状態が開始された場合には、大当たり中にしか表示されない映像や、リーチ状態で表示したキャラクターやストーリーの続きなどが、液晶画面310に表示され、これによって、大当たり状態の遊技を、遊技者がより楽しめるようになっている。
以上に説明した様に、演出部300では、遊技の進行に合わせて種々の演出が行われ、遊技者の注意を遊技に引きつけておくことが可能である。もっとも、液晶画面310上で行われる演出は、所詮は映像による平面的な演出に過ぎない。そこで、液晶画面310の側方に模型などを搭載しておき、液晶画面310で行われる演出に合わせて、模型を動かしたり、場合によっては液晶画面310の前面側まで移動させたりすることにより、遊技者の注意を引きつけようとする工夫も行われている。しかし、このような工夫を行っても、遊技者にとっては、単に模型を動かしていることが明らかであり、十分な効果が得られているとは言い難い。こうした点に鑑みて本実施例のパチンコ機では、次の様な演出部300を搭載することにより、遊技者の注意を引きつけることを可能としている。
B.本実施例の演出部の構成 ;
図3は、本実施例の演出部300の主要部分の組み立て図である。本実施例における演出部300は、映像による演出を行う液晶画面310の正面側(遊技者側)に、フレーム部340が設けられている。フレーム部340のほぼ中央には、液晶画面310の映像表示面350を視認するための視認領域360が設けられており、このため、フレーム部340は略枠体状に形成されている。なお、図3では、視認領域360は、液晶画面310の部分で開口しているように表現されているが、映像表示面350が視認可能であれば良く、例えばフレーム部340にアクリル板やガラス板などをはめ込むことによって視認領域を形成しても良い。
図3は、本実施例の演出部300の主要部分の組み立て図である。本実施例における演出部300は、映像による演出を行う液晶画面310の正面側(遊技者側)に、フレーム部340が設けられている。フレーム部340のほぼ中央には、液晶画面310の映像表示面350を視認するための視認領域360が設けられており、このため、フレーム部340は略枠体状に形成されている。なお、図3では、視認領域360は、液晶画面310の部分で開口しているように表現されているが、映像表示面350が視認可能であれば良く、例えばフレーム部340にアクリル板やガラス板などをはめ込むことによって視認領域を形成しても良い。
液晶画面310と、フレーム部340との間には、透明なアクリル板370が設けられており、アクリル板370の表面(遊技者側)には、模型380が固定されている。模型380は、通常時においてはフレーム部340の裏側にかくれる状態となっているが、アクリル板370は左右に動かすことができるようになっているため、演出時には、駆動装置390によって、アクリル板370を動かすことで、視認領域360まで模型380を移動させることが可能となっている。また、アクリル板370の大きさは、模型380を左右に移動させても、アクリル板370の端部が視認領域360から見えない大きさに設定されている。
また、映像を表示する液晶画面310と、液晶画面310の前でアクリル板370を移動させる駆動装置390とは、単一の演出実行手段400によって制御されている。
以下では、以上の様な構成を有する本実施例の演出部300で、行われる演出の内容について、リーチ状態を例に用いて説明する。
図4(a)は、リーチ状態の演出部300を概念的に図示したものである。透明なアクリル板370には、刀の刃(刀身)部分を模した模型380が固定されている。
リーチ状態の演出が開始される前においては、刃の模型380はフレーム部340の右側部分にかくされた状態となっている。また、液晶画面310の映像表示面350は、模型380を固定しているアクリル板370によって覆われている。したがって、遊技者は、映像表示面350に表示される図柄330や映像を、視認領域360からアクリル板370を透して確認することになるが、アクリル板370は無色透明であり、かつアクリル板370の端部は見えないため、アクリル板370が存在することには気がつかない。
リーチ状態の演出が開始されると、演出実行手段400は、記憶装置(図示せず)から映像データを読み出して液晶画面310へと送信し、液晶画面310は、受信した映像データを映像表示面350に表示させる。図4(a)に示した例では、3つの図柄330の内の、2つの図柄330が「7」の数字で揃っており、最後の図柄330が「6」と「7」の間で停止しようとしている場面が、映像表示面350に表示されている。
演出実行手段400は、こうして映像データを液晶画面310に送信する一方で、アクリル板370を移動させるための制御情報を記憶装置から読み出して、駆動装置390へ送信する。制御情報は、アクリル板370を移動させるタイミングや、移動時間や、移動方向などの内容が規定されており、映像データと対応付けられた状態で記憶されている。制御情報は、例えば「アクリル板370を、この情報を受信した5秒後に、左方向に3秒間移動させる」といった内容になっており、制御情報を受信した駆動装置390が、その内容に従ってアクリル板370を動かせば、映像と模型380の動きとが合う様になっている。
このように演出実行手段400が、映像データを液晶画面310に送信するとともに、映像データに対応する制御情報を駆動装置390へ送信することによって、液晶画面310上で行われる演出に合わせてアクリル板370を移動させ、ひいては、アクリル板370が支えている刃の模型380を映像表示面350の前方に移動させることが可能となっている。図4(b)は、このようにして、映像表示面350上で行われている演出に合わせて、刃の模型380が移動している様子を概念的に図示したものである。
図4(b)に示した例では、制御情報を受信した駆動装置390が、刃の模型380を映像表示面350の前方の右側から左側へと移動させていくのに伴って、映像表示面350上には、表示されている場面が刃の位置で上側と下側とに切断されていくような映像が表示されていく。また、表示されている場面が上下に切り離されて生じた隙間からは、別の場面が覗いているような映像が表示される。覗いて見える場面には、刀のツバ(拵え)410部分が描かれており、さらに、刃の模型380の位置とツバ410の描かれる位置とが連動する様になっている。
ここで、刃の模型380を支えているアクリル板370は透明になっており、遊技者から見える映像表示面350を覆っているので遊技者から存在を気付かれにくい。また、アクリル板370の端部を遊技者に見せないまま、刃の模型380を映像表示面350の前方へと移動させられるので、模型380を移動させる演出を行っても、遊技者は、刃の模型380を支えているアクリル板370が存在していることに気が付かない。そのため遊技者は、液晶画面310から刃が出てきて、映像表示面350上の場面を切断している様な印象を感じる。このような印象を遊技者に与えながら、刃の模型380は、視認領域360から見える映像表示面350の前方を右から左へと横断していく。
図4(c)は、アクリル板370の移動が完了した状態の演出部300を図示したものである。刃の模型380は、視認領域360を横断し終えると、今度はフレーム部340の左側に隠れた状態になる。こうして、映像表示面350上の場面を切断する演出が完了する。切断した後、映像表示面350には図柄330が同じ数字で揃った場面(絵)が表示されており、それによって遊技者に大当たり状態になったことが示される。
なお、刃の模型380のような「嵩」が高くなる模型(アクリル板から大きく突き出た形状の模型)を用いた場合は、フレーム部340の裏側に模型380を収容するために、模型380を支えるアクリル板370とフレーム部340との隙間を広くする必要がある。アクリル板370とフレーム部340との隙間が広くなると、隠そうとした模型やアクリル板370の端部が、視認領域360から見えてしまう可能性がある。このような場合でも、アクリル板370とフレーム部340との隙間を隠す壁を設けるとともに、壁には、模型380が通過できるように、切込部420を設けておけばよい。なお、壁は、フレーム部340の一部をアクリル板370側に折り曲げたりすることによって代用しても良い。
以上に説明したように本実施例の演出部300は、刃の模型380の支えとして透明なアクリル板370を用いて刃の模型380を支えるとともに、その透明なアクリル板370で視認領域360から見える映像表示面350を覆うことで、遊技者には模型380がアクリル板370で支えられていることが気付かれない様にしている。さらに、刃の模型380が移動する際にも、アクリル板370の端部が見えないまま移動させることで、遊技者が模型380を支えるアクリル板370に最後まで気が付かないようになっている。このため、遊技者には、液晶画面310の手前側で刃の模型380が動いているのではなく、目に見えている液晶画面310の表面(遊技者側)を、映像表示面350に表示された刃が実際に刃の形になって飛び出した状態で移動している様に見える。この様に真に迫った演出を行うことができるので、遊技者がより一層遊技を楽しむことが可能となる。
なお、模型380を支えるアクリル板370に、自然光が反射したり、遊技者が写りこんだりすることがある。そのような場合には、模型380を支えているアクリル板370よりも、さらに遊技者側の視認領域360にアクリル板やガラス板をはめ込むと良い。そうすることによって、遊技者は、遊技者の手前側となる視認領域360に貼られたアクリル板に光が反射したり、写り込んだりしているように感じる。そのため、模型380を支えているアクリル板370の存在に、遊技者がより一層気付きにくくすることが可能になる。
また、実施例では、刃の模型380とツバの絵(映像)410とが一体に見えるように連動させて場面を切断する一本の刀を表現したが、必ずしも模型と映像とを合わせて一つの物体を表現する必要性はなく、映像の内容と関連性がある模型380であれば同様の効果をもたらす演出ができる。図5に示した、映像で表示される宇宙と、ロケットの模型380とを用いた例によって説明する。
図5に示した映像表示面350には、宇宙と、数字が揃わなかった図柄330とが描かれている場面が映像によって表示されている。その映像の前方を、透明なアクリル板370によって支えられたロケットの模型380が移動していくようになっている。また、演出の内容は、ロケットの模型380が移動していくのに伴って、宇宙の映像に配置された図柄330の数字がバラバラになっていく場面が表示され、大当たりの抽選がやり直されるという内容となっている。この演出では、宇宙の映像と宇宙を飛行するロケットの模型380を用いており、背景映像と背景映像に関連性を有する模型とが連動しているという関係になっている。このような演出においても、遊技者がロケットの模型380を支えているアクリル板370に気が付かなくなっているため、遊技者には、ロケットが、支えもなく映像表示面350の前方を移動していくように見える。したがって、遊技者に、宇宙の映像から実体をもつロケットが出てきて飛行しているような印象を与えられる演出が可能となる。このような背景映像と背景映像に関連性を有する模型とを用いた例にみられるように、映像表示面350に表示される映像と模型380とが何らかの関係を有し、映像による演出に合わせて模型380が移動するようになっていれば同様の演出が可能である。
C.変形例 ;
C−1.変形例1 ;
以上に説明した実施例では、透明なアクリル板370に模型380を固定しておき、アクリル板370を、視認領域360から見える映像表示面350の前面側にてスライドさせることによって、模型380を移動させるものとした。このように、実施例では、透明なアクリル板370が、模型380を支える移動部材となっている。しかし、アクリル板370ではなく、変形可能な透明部材(たとえば、透明な樹脂をシート状にしたもの)に模型380を固定することによって、移動部材としても良い。
C−1.変形例1 ;
以上に説明した実施例では、透明なアクリル板370に模型380を固定しておき、アクリル板370を、視認領域360から見える映像表示面350の前面側にてスライドさせることによって、模型380を移動させるものとした。このように、実施例では、透明なアクリル板370が、模型380を支える移動部材となっている。しかし、アクリル板370ではなく、変形可能な透明部材(たとえば、透明な樹脂をシート状にしたもの)に模型380を固定することによって、移動部材としても良い。
図6は、模型380の移動部材として、アクリル板に替えて透明な樹脂をシート状にしたものを利用している演出部の組み立て図である。なお、模型380を支える移動部材以外の構成および動作については、実施例と同様となっている。
本変形例において、模型380は、無色透明な樹脂シート470に固定されており、フレーム部340の裏側となる位置に隠されている。また、透明樹脂シート470は、矩形状のシートになっており、長手方向に交差する両端には回転軸490が1本ずつ固定されている。2本の回転軸490は、液晶画面310の左側と右側とに分かれて配置されており、透明樹脂シート470は、この2本の回転軸490によって液晶画面310の映像表示面350を覆う状態になるように張設されている。また、回転軸490は、駆動装置390によって両方が同じ方向に回転できるようになっている。回転軸490が回転すると、回転軸490に樹脂シート470の所定量が巻き取られるようになっており、樹脂シート470に固定されている模型380が移動する。したがって、演出時には、演出実行手段400が、液晶画面310と駆動装置390を制御し、制御された駆動装置390が回転軸490を回転させることによって、模型380を映像に合わせて移動させることが出来る。本変形例の構成によれば、模型380を移動させる時に模型380と伴って移動する樹脂シート470を巻きつけて収納することができるため、模型380を移動させる部材の設置スペースを小さくすることが可能となる。
C−2.変形例2 ;
なお、以上に述べてきた各種実施例では、演出の始まる前から透明な移動部材が映像表示面350を覆っており、このため、模型380を視認領域360へと移動させても、移動部材の端部が視認領域360内に現れないようになっていた。しかし、移動部材の端部が視認領域360内に現れている間は、遊技者から見えない様に視認領域360を目隠ししておき、移動部材の端部が視認領域360内から移動したら再び視認領域360が見える様にしても良い。
なお、以上に述べてきた各種実施例では、演出の始まる前から透明な移動部材が映像表示面350を覆っており、このため、模型380を視認領域360へと移動させても、移動部材の端部が視認領域360内に現れないようになっていた。しかし、移動部材の端部が視認領域360内に現れている間は、遊技者から見えない様に視認領域360を目隠ししておき、移動部材の端部が視認領域360内から移動したら再び視認領域360が見える様にしても良い。
本変形例において、模型380を固定している透明な移動部材は、模型380が遊技者から見えている状態では映像表示面350全体を覆うことができる大きさになっている。また、透明な移動部材は、演出が始まる前には映像表示面350を覆っておらず、模型380と共にフレーム部340の裏側に収納されている。この状態では、移動部材の端部は遊技者から隠れている。視認領域360の遊技者側には、マジックミラーが貼られている。マジックミラーの内側(液晶画面310側)は、通常時において、液晶画面310のバックライトなどの光源によって遊技者側から見えるように明るさが調整されている。
演出が開始されると、演出実行手段400が、駆動装置390へ透明な移動部材を移動させる制御情報を送信する一方で、液晶画面310のバックライトを一定時間消す信号を液晶画面310へと送信する。バックライトが消えると、マジックミラーの内側が周囲(遊技者の側)よりも暗くなるので、一般的に知られているマジックミラーの働きによって視認領域360の内側は遊技者から殆ど見えなくなる。駆動装置390は、その間に透明な移動部材の端部を移動させて、移動部材が映像表示面350の前方を覆った状態にする。
移動部材の端部を視認領域360外まで移動させた後に、再び液晶画面310のバックライトを点灯させると、遊技者は視認領域360の内側を見ることが出来るようになり、この時点では、透明な移動部材が映像表示面350を既に覆っているので、遊技者は模型380を支えている移動部材の存在に気がつかない。そのため、前述した実施例のように、映像に関連する物体が映像から実体となって飛び出してきた様な印象を遊技者に与えることができ、その結果、遊技者に遊技を楽しませることができる演出が可能となる。
なお、以上の説明では、移動部材の端部の位置に着目し、移動部材に設けられた模型380については、視認領域360内あるいは視認領域360外の何れにあっても構わないものとして説明した。しかし、移動部材の端部を視認領域360外まで移動させる際に、模型380が視認領域360内に来るようにしておけば、次のような効果を得ることも可能となる。すなわち、バックライトが点灯して視認領域360の内側が再び見えると、映像表示面350の前方に急に模型380が現れるので、遊技者の注意は急に目にした模型380へと引き付けられて、模型380を支えている移動部材の存在には更に気付きにくくなる。その結果、映像から物体が急に実体となって飛び出してきた様な印象をより強く遊技者に与えることが可能となる。また、本変形例の構成によれば、透明な移動部材を小さくすることができ、ひいては模型380を移動させる部材の設置スペースを小さくすることが可能となる。なお、本変形例では、視認領域360にマジックミラーを設置したが、移動部材が映像表示面350を覆うまでの間、遊技者が視認領域360の内側を認識しにくくなれば良いため、視認領域360を覆うことが出来るシャッターや幕、あるいは煙幕などのように目隠しとなり得るものを用いても良い。
以上、各種の実施例を用いて本発明を説明したが、これらの構成は、以上に説明した内容に限られるものではなく、通常考えられるような代替手段も当然含まれる。たとえば液晶画面310は、表示画面であれば良く、有機ELディスプレイや、プラズマディスプレイパネル等も当然含まれる。また、視認領域360が形成された枠体であるフレーム部340は、模型380と模型を支えている透明な移動部材の端部を隠すことができれば良く、例えば、装飾部320の一部およびステージ250の一部として構成したり、複数の部品の組み合わせによって構成したり、遊技盤に視認領域360を直接設けたりすることによっても同様の効果を実現することが可能である。なお、本実施例や変形例における模型の固定という表現には、透明な移動部材(例えば、透明なアクリル板や透明な樹脂シートなど)に、別の部材を用いて生成した模型380を固定する方法の他にも、移動部材を生成する時点で、模型となる部分を一体成型する方法も当然含まれる。
300…演出部 310…液晶画面 330…図柄
340…フレーム部 350…映像表示面 360…視認領域
370…透明なアクリル板 380…模型 390…駆動装置
400…演出実行手段 410…ツバの絵
470…透明な樹脂シート 490…回転軸
340…フレーム部 350…映像表示面 360…視認領域
370…透明なアクリル板 380…模型 390…駆動装置
400…演出実行手段 410…ツバの絵
470…透明な樹脂シート 490…回転軸
Claims (5)
- 遊技者によって遊技が行われる遊技領域と、該遊技領域と共に視認可能な位置に設けられて所定の演出用画像を表示可能な表示画面とを備えた遊技機において、
前記遊技領域で行われる遊技の進行に合わせて前記演出用画像を前記表示画面に表示させることによって、該遊技の演出を行う演出実行手段と、
遊技者から見て前記表示画面の手前側に設けられ、該遊技者が前記演出用画像を視認するための視認領域が一部に形成された枠体と、
前記表示画面と前記枠体との間に設けられ、遊技者からは認識困難な透明材料で形成されるとともに、該表示画面に沿って移動可能に構成された移動部材と、
遊技者が前記枠体の視認領域からは視認できない位置の前記移動部材の表面に設けられて、所定形状に形成された演出用模型と
を備え、
前記演出実行手段は、前記表示画面上での前記演出用画像の表示に合わせて前記移動部材の移動を開始することにより、前記演出用模型を前記視認領域内まで移動させる手段であり、
前記移動部材は、前記演出用模型が前記視認領域内にある時には、該移動部材の端部を遊技者が該視認領域から視認できない形状の部材であることを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記演出実行手段は、前記演出用模型が遊技者から視認可能となる位置まで前記移動部材を移動させた後は、前記表示画面上での前記演出用画像の動きに合わせて該移動部材を移動させる手段であることを特徴とする遊技機。 - 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
前記移動部材は、前記演出用模型が前記視認領域内にない状態でも、該視認領域を覆うように設けられた部材であることを特徴とする遊技機。 - 請求項1ないし請求項3の何れかに記載の遊技機において、
前記演出用模型は、模型が具象しようとする物体である具象物の一部分の形状を表現した模型であり、
前記具象物の中で前記演出用模型によって表現されない残余の部分の形状は、前記演出用画像によって表示されており、
前記演出実行手段は、前記具象物の残余の部分を含んだ演出用画像を前記表示画面に表示するとともに、該残余の部分が表示されている部分に重ねて前記演出用模型が位置するように、前記移動部材を移動させる手段であることを特徴とする遊技機。 - 遊技者によって遊技が行われる遊技領域と、該遊技領域と共に視認可能な位置に設けられて所定の演出用画像を表示可能な表示画面とを備えた遊技機において、
前記遊技領域で行われる遊技の進行に合わせて前記演出用画像を前記表示画面に表示させることによって、該遊技の演出を行う演出実行手段と、
遊技者から見て前記表示画面の手前側に設けられ、該遊技者が前記演出用画像を視認するための視認領域が一部に形成された枠体と、
前記表示画面と前記枠体との間に設けられ、遊技者からは認識困難な透明材料で形成されるとともに、該表示画面に沿って移動可能に構成された移動部材と、
遊技者が前記枠体の視認領域からは視認できない位置の前記移動部材の表面に設けられて、所定形状に形成された演出用模型と
を備え、
前記演出実行手段は、前記表示画面上での前記演出用画像の表示に合わせて前記移動部材を移動させることにより、前記演出用模型に前記視認領域内を通過させる手段であり、
前記移動部材は、前記演出用模型が前記視認領域内を通過するに際して、該移動部材の端部を遊技者が該視認領域から視認できない形状の部材であることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007212518A JP2009045162A (ja) | 2007-08-17 | 2007-08-17 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007212518A JP2009045162A (ja) | 2007-08-17 | 2007-08-17 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009045162A true JP2009045162A (ja) | 2009-03-05 |
Family
ID=40497966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007212518A Pending JP2009045162A (ja) | 2007-08-17 | 2007-08-17 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009045162A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010063784A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2010063785A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2010104486A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Moriso:Kk | 遊技機用演出装置 |
JP2015024337A (ja) * | 2014-11-07 | 2015-02-05 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2021007838A (ja) * | 2020-10-27 | 2021-01-28 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004283222A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2005287986A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Takao:Kk | 遊技機 |
JP2006065168A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Olympia:Kk | 遊技機の発光装置 |
JP2009005768A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
-
2007
- 2007-08-17 JP JP2007212518A patent/JP2009045162A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004283222A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2005287986A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Takao:Kk | 遊技機 |
JP2006065168A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Olympia:Kk | 遊技機の発光装置 |
JP2009005768A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010063784A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2010063785A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2010104486A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Moriso:Kk | 遊技機用演出装置 |
JP2015024337A (ja) * | 2014-11-07 | 2015-02-05 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2021007838A (ja) * | 2020-10-27 | 2021-01-28 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP7084649B2 (ja) | 2020-10-27 | 2022-06-15 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019180736A (ja) | 遊技機 | |
JP6033661B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6607702B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009100915A (ja) | 遊技台 | |
JP2010246711A (ja) | 遊技機 | |
JP2009095475A (ja) | 遊技機 | |
JP2012016537A (ja) | 遊技機 | |
JP2012050786A (ja) | 遊技機 | |
JP2020022610A (ja) | 遊技機 | |
JP2009045162A (ja) | 遊技機 | |
JP2006158691A (ja) | 遊技機 | |
JP5551851B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6240736B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4583397B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005211522A (ja) | 遊技機及びシミュレーションプログラム | |
JP2010142511A (ja) | 遊技機の演出方法 | |
JP2010142510A (ja) | 遊技機 | |
JP2017042264A (ja) | 遊技機 | |
JP6782890B2 (ja) | 遊技台 | |
JP4677135B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7330658B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7354013B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7354012B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2020022613A (ja) | 遊技機 | |
JP7475963B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20100816 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20120531 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120626 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20121120 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |