JP2005211522A - 遊技機及びシミュレーションプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、遊技者に期待感を持たせることが困難な識別情報を表示させた後であっても遊技者による歓喜を半減させない意外性のある演出を実行することができる。
【解決手段】 本発明は、メインCPU31によって遊技状態を大当り状態とする判定が行われたことを条件に、ハズレの図柄組合せの上に、大当たりの図柄組合せに関連する特別情報402を移動させる表示を実行するとともに、特別情報402がハズレの図柄組合せの上を通過したことに応じてハズレの図柄組合せを大当たりの図柄組合せに変更させる表示を実行することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、識別情報の可変表示及び停止表示を行う表示手段と、遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とするか否かを判定する特定遊技状態判定手段とを備える遊技機、及びこの遊技機のシミュレーションプログラムに関するものである。
従来からの遊技機においては、複数の識別図柄のうち1つの図柄以外の他の図柄が全て揃い、該一つの図柄が変動表示されているリーチ演出態様が実行された後に、該特定遊技状態に関する大当たりの図柄組合せが停止表示されるか、又は大当たりの図柄組合せが変動表示されている全回転リーチ演出態様が実行された後に、当該大当たりの図柄組合せが停止表示されている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、大当たりの図柄組合せが停止表示される前に、リーチ演出態様又は全回転リーチ演出態様が表示されるため、遊技者は、当該リーチ演出態様又は当該全回転リーチ演出態様を見ることにより、さらなる期待感を持って遊技を行うことができる。
特開2000−42203号公報
しかしながら、上記遊技機では、リーチ演出態様又は全回転リーチ演出態様が実行されなければ大当たりの図柄組合せが停止表示されないため、例えば2つの図柄が揃っていない場合(“7−↓−9”など)には後にハズレの図柄組合せが揃うことが確定的となってしまい、この時点において遊技者は、高い期待感を持って遊技を行うことができなかった。
一方、2つの図柄が揃っていない場合(“7−↓−9”など)には、後に2つの図柄が揃って大当たりの図柄組合せが停止表示されれば、遊技者は、当該2つの図柄が揃っていなくても、高い期待感を持って遊技を行うことができるように見える。
ところが、リーチ演出態様又は全回転リーチ演出態様が実行されないため、遊技者は、2つの図柄が揃っていない段階で、後にハズレの図柄組合せが揃うことを想定してしまい、後に大当たりの図柄組合せが停止表示されたとしても、本来持つ大当たりの歓喜が半減してしまうことがあった。
そこで、本願は、以上の点に鑑みてなされたものであり、遊技者に期待感を持たせることが困難な識別情報を表示させた後であっても遊技者による歓喜を半減させない意外性のある演出を実行することのできる遊技機、及びこの遊技機のシミュレーションプログラムを提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、識別情報の可変表示及び停止表示を行う表示手段(例えば、液晶表示装置110)と、遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とするか否かを判定する特定遊技状態判定手段(例えば、メインCPU31)と、特定遊技状態判定手段によって遊技状態を特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、特定遊技状態に関連する第1の識別情報(例えば、“7−7−7”)の可変表示及び停止表示を実行する表示制御手段(例えば、サブCPU41)とを有する遊技機であって、表示制御手段は、特定遊技状態判定手段によって遊技状態を特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、第1の識別情報以外の第2の識別情報(例えば、“7−1−9”)の上に、第1の識別情報に関連する特別情報(例えば、キャラクター画像)を移動させる表示を実行するとともに、特別情報が第2の識別情報の上を通過したことに応じて第2の識別情報を第1の識別情報に変更させる表示を実行することを特徴とする。
このような本発明によれば、表示制御手段が、特定遊技状態判定手段によって遊技状態を特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、第1の識別情報以外の第2の識別情報の上に、第1の識別情報に関連する特別情報を移動させる表示を実行するとともに、特別情報が第2の識別情報の上を通過したことに応じて第2の識別情報を第1の識別情報に変更させる表示を実行することにより、リーチ演出態様又は全回転リーチ演出態様が実行されない場合であっても、例えば2つの異なる図柄が含まれる第2の識別情報の上に特別情報が移動表示されるため、遊技機は、当該第2の識別情報を表示させた後であっても遊技者による歓喜を半減させない意外性のある演出を実行することができる。また、遊技者は、リーチ演出態様又は全回転リーチ演出態様が表示されなくても、第2の識別情報の上に特別情報が表示されるため、後に第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を容易に判別することができる。
上記発明においては、特別情報は、第1の識別情報と相似してもよい。この場合には、遊技機は、第2の識別情報を表示させた後に、第1の識別情報と相似する特別情報を第2の識別情報の上に表示させることにより、当該第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を遊技者に簡単に認識させることができる。また、遊技者は、第1の識別情報と相似する特別情報を見ることにより、後に第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
上記発明においては、特別情報は、第1の識別情報より大きくてもよい。また、特別情報に含まれる1つの図柄は、第1の識別情報より大きくてもよい。この場合には、遊技機は、第2の識別情報を表示させた後に、第1の識別情報(又は第1の識別情報に含まれる図柄)よりも大きい特別情報を第2の識別情報の上に表示させることにより、当該第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を遊技者に簡単に認識させることができる。また、遊技者は、第1の識別情報(又は第1の識別情報に含まれる図柄)よりも大きな特別情報を見ることにより、後に第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
上記発明においては、表示制御手段は、所定の方向に向かって特別情報を移動させる表示を実行してもよい。この場合には、遊技機は、第2の識別情報を表示させた後に、第2の識別情報の上に所定の方向に移動する特別情報を表示させることにより、当該第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を遊技者に簡単に認識させることができる。また、遊技者は、所定の方向に移動する特別情報を見ることにより、後に第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
上記発明においては、表示手段は、識別情報の可変表示及び停止表示を行う領域からなる識別情報表示領域と、識別情報表示領域以外の領域からなる外方表示領域とを有しており、表示制御手段は、識別表示領域と外方表示領域とに特別情報の少なくとも一部の表示を実行してもよい。この場合には、表示制御手段が、識別表示領域と外方表示領域とに特別情報の少なくとも一部の表示を実行することにより、遊技機は、識別表示領域から外方表示領域に渡って大きな特別情報を表示させることができ、第2の識別情報が後に第1の識別情報に変更される可能性を遊技者に簡単に認識させることができる。また、遊技者は、当該大きな特別情報を見ることにより、後に第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
上記発明においては、表示手段の表側に配設され、正面側から見て表示手段が視認可能な透明遊技盤を備えてもよい。この場合には、遊技機は、遊技領域の裏側で大きな特別情報を表示させることができ、第2の識別情報が後に第1の識別情報に変更される可能性を遊技者により簡単に認識させることができる。また、遊技者は、大画面に表示された大きな特別情報を見ることにより、後に第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
本発明は、識別情報の可変表示及び停止表示を行う表示手段と、遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とするか否かを判定する特定遊技状態判定手段と、特定遊技状態判定手段によって遊技状態を特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、特定遊技状態に関連する第1の識別情報の可変表示及び停止表示を実行する表示制御手段ととを備える遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムであって、コンピュータに、表示制御手段は、特定遊技状態判定手段によって遊技状態を特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、第1の識別情報以外の第2の識別情報の上に、第1の識別情報に関連する特別情報を移動させる表示を実行するとともに、特別情報が第2の識別情報の上を通過したことに応じて第2の識別情報を第1の識別情報に変更させる表示を実行する遊技機のシミュレーションを実行させることを特徴とする。
このような本発明によれば、表示制御手段が、特定遊技状態判定手段によって遊技状態を特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、第1の識別情報以外の第2の識別情報の上に、第1の識別情報に関連する特別情報を移動させる表示を実行するとともに、特別情報が第2の識別情報の上を通過したことに応じて第2の識別情報を第1の識別情報に変更させる表示を実行することにより、リーチ演出態様又は全回転リーチ演出態様が実行されない場合であっても、例えば2つの異なる図柄が含まれる第2の識別情報の上に特別情報が移動表示されるため、シミュレーションプログラムは、当該第2の識別情報が表示された後であっても遊技者による歓喜を半減させない意外性のある演出を実行することができる。
なお、特別情報は、同一の方向に沿って配列された1又は複数のキャラクター画像であってもよい。この場合には、遊技者は、複数のキャラクターを見ることにより、後に第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
なお、表示制御手段は、所定の文字情報(例えば、絵文字、カタカナ、ひらがな等)を当該特別情報の上に表示させてもよい。この場合には、特別情報のみならず、所定の文字情報も表示されるため、遊技者は、文字情報及び特別情報を見ることにより、後に第2の識別情報が第1の識別情報に変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
本発明によれば、遊技者に期待感を持たせることが困難な識別情報を表示させた後であっても遊技者による歓喜を半減させない意外性のある演出を実行することができる。
[実施形態1]
(本実施形態における遊技機の構成)
本実施形態における遊技機1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における遊技機1の全体を示す斜視図である。
図1に示すように、遊技機1は、遊技場の島設備に遊技機1を設置するために設けられている外枠90と、外枠90の内側に設けられた中枠100に回動可能に軸支されている前枠10と、回転操作されることにより遊技盤19上の遊技領域に向けて遊技球を発射するように構成された発射ハンドル24と、遊技球を受け入れる上皿/下皿20と、遊技球の流下方向に変化を与え、又は遊技領域へ射出された遊技球を受け入れる遊技部材(例えば、遊技球の流下方向に変化を与える流下方向変化部材191,192、透光性を有する部材で構成されるとともに遊技球を受け入れる一般入賞口193、始動口194又は役物など)が配設された遊技盤19と、一般入賞口193などに受け入れられない遊技球を排出するためのアウト口195とを具備する。
図2は、本実施形態における遊技機1を示す分解図である。図2に示すように、外枠90の内側に配備されている中枠100の表側には前枠10と遊技盤19とスピーカ140と上皿/下皿20と発射ハンドル24とが配備されている。また、中枠100の裏側には所定の画像を表示する液晶表示装置110と、補給された複数の遊技球の中から所定数の遊技球を払い出すように構成されている払出ユニット120と、電子部品が配備された制御基板を収容する基板ケース130とが配備されている。
前枠10は、遊技機1の正面側に配備され、中枠100に回動可能に軸支されている。この前枠10には開口部11が形成されており、当該開口部11には透明な板材(例えば、ガラスなど)が嵌め込まれている。
上皿/下皿20は、前枠10の下方に配備され、中枠100に回動可能に軸支されている。
発射ハンドル24は、当該上皿/下皿20の側方に配備され、着脱可能に中枠100に取り付けられている。
遊技盤19は、前枠10の裏側に配備され、中枠100の開口部101と重なる位置に配備されるとともに着脱自在に中枠100に取り付けられる。また、遊技盤19は、少なくとも一部が透光性部材で形成されており、遊技球が流下可能であって遊技部材(例えば、流下方向変化部材191,192、一般入賞口193、始動口194、釘又は役物など)が設けられた遊技領域を備えている。なお、遊技盤19の裏面には、入賞した遊技球を所定箇所に誘導するための入賞球通路(図示せず)と、所定の遊技状態等であることを遊技者に所定の点灯パターンで報知する電飾装置(図示せず)と、各基板における制御信号を中継するための中継基板(図示せず)とを備えるスペーサユニット(図示せず)が取り付けられている。
スピーカ140は、所定の遊技状態等であることを遊技者に所定の効果音又は音で報知するものであり、中枠100の上方に取り付けられている。
液晶表示装置110は、所定の表示領域111を有しており、該所定の表示領域111が透光性部材で形成された遊技盤19を介して視認可能になるよう中枠100に配備されている。すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置110は、遊技盤19の裏側に配備され、所定の表示領域111が遊技盤19上の遊技領域の略全域を介して視認可能になるよう中枠100に配備されている。また、液晶表示装置110は、液晶表示装置110の裏面の略全域に導電体(図示せず)を備えている。なお、液晶表示装置110は、特別図柄の可変表示及び停止表示を行う表示手段を構成する。また、液晶表示装置110は、後述するように、特別図柄以外の画像(図10、図11、図13、図16及び図19を参照)も表示する。
図3(A)乃至(C)は、遊技盤19の詳細な構成を示す図である。図3(A)乃至(C)に示すように、遊技盤19の少なくとも一部は、所定の表示領域111に表示される所定の画像を正面側から見て視認可能な透明性部材19Aで形成されている。この透明性部材は、無色透明のアクリル樹脂材、ボリカーボネート樹脂又はポリアリレート樹脂等の合成樹脂で形成することができる。
図3(A)に示すように、遊技盤19は、透明性部材19Aが所定の表示領域111の一部又は全体を覆うような位置に配設され、当該透明性部材19Aの底部と木製部材19Bの上部とが接合することにより構成される。また、図3(B)に示すように、遊技盤19は、木製部材19Bの中心部に設けられた穴に透明性部材19Aが嵌め込まれることにより構成されてもよい。さらに、図3(C)に示すように、遊技盤19は、透明な部材の片面側にある19Cの部分を非透明にマスキング(塗装、印刷等)して19Aの部分のみを透明とすることにより構成されてもよい。
図4は、本実施形態における遊技機1の制御部を示すブロック図である。図4に示すように、遊技機1の制御部は、主制御回路30と、副制御回路40と、払出・発射制御回路80とにより構成される。
主制御回路30は、メインCPU31と、メインROM32と、メインRAM33と、シリアル通信用IC36とを具備する。
主制御回路30には、大入賞口に具備されている特定領域(Vゾーン)を通過した遊技球の数を計数するためのV・カウントスイッチ28Sと、大入賞口に具備されている一般領域を通過した遊技球の数を計数するためのカウントスイッチ29Sと、一般入賞口193に遊技球が入賞したことを検出する一般入賞球スイッチ18Sと、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを検出する通過球スイッチ7Sと、始動口6に具備されている始動領域を遊技球が通過したことを検出する始動入賞球スイッチ6Sと、始動口6に具備されている1対の羽根を開閉する始動口ソレノイド6aと、大入賞口の扉を開閉する大入賞口ソレノイド8aと、大入賞口に入球した遊技球を特定領域と一般領域とに振り分けるシーソーを駆動するシーソーソレノイド8bとが接続されている。
メインCPU31は、後述する「システムタイマ割込処理」(図5(a)を参照)、及び「メイン処理」(図5(b)を参照)における各処理を行う。なお、メインCPU31の具体的な説明は後述する。
メインROM32は、後述する「システムタイマ割込処理」(図5(a)を参照)、及び「メイン処理」(図5(b)を参照)における各処理を行うためのプログラムなどを記憶している。
メインRAM33は、DRAMなどによって構成され、始動記憶(大当り判定用乱数値を含む)などを記憶する。
副制御回路40は、遊技機1の各種演出など制御するものであり、サブCPU41と、サブROM42と、サブRAM43と、画像処理回路45と、音処理回路46と、ランプ処理回路47とを具備する。サブRAM43は、主制御回路30から受信した各種コマンドを記憶する。
サブROM42は、副制御回路40における各処理を制御するためのプログラム、各種テーブルを記憶する。
サブCPU41は、サブROM42に記憶された情報に基づいて所定の画像の表示を制御する表示制御手段であり、主制御回路30から受信した各種コマンドに応じて、画像処理回路45及び音処理回路46及びランプ処理回路47を制御する。
画像処理回路45は、サブCPU41からのコマンドに応じて、液晶表示装置110に特別図柄の可変表示、それに伴なう演出表示を表示する。この画像処理回路45は、各種画像データを記憶する画像データROM54と、画像データROM54に記憶されている画像データに基づいて特別図柄の可変表示情報を生成するVDP(Video Display Processor)51と、VDP51により生成された可変表示情報をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ52と、電源投入時や異常時に各種設定を初期値に戻す初期リセット回路53とを具備する。
音処理回路46は、サブCPU41からのコマンドに応じて、所定の遊技状態を遊技者に報知する効果音や音声などをスピーカ140から出力させるものであり、各種音データを記憶する音データROM63と、音データROM63に記憶されている音データに基づいて出力音情報を生成する音源IC61と、音源IC61により生成された出力音情報を増幅するAMP62とを具備する。
ランプ処理回路47は、サブCPU41からのコマンドに応じて、特別図柄始動記憶ランプ(図示せず)に始動記憶の数を点灯表示し、始動入賞球スイッチ6Sで遊技球が検出されたことを報知するランプ、所定の遊技状態を遊技者に報知するランプを点灯・消灯させるとともに、普通図柄表示装置(図示せず)における普通図柄の可変表示を制御するものであり、ランプの点灯・消灯パターンを記憶する装飾データROM71と、ランプを点灯・消灯させるドライブ回路72とを具備する。
払出・発射制御回路80は、一般入賞口193及び大入賞口などに遊技球が入球した際に、所定数の遊技球(賞球)を払い出す払出装置81を制御し、遊技盤3上の遊技領域に遊技球を発射する発射装置82を制御する。
なお、メインCPU31は、遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態(以下では、「大当り状態」と称する)とするか否かを判定する特定遊技状態判定手段(例えば、図7に示す大当り判定処理を参照)を構成する。
なお、サブCPU41は、特定遊技状態判定手段によって遊技状態を特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、特定遊技状態に関連する第1の識別情報(例えば、“7−7−7”)の可変表示及び停止表示を実行する表示制御手段を構成する。また、サブCPU41は、特定遊技状態判定手段によって遊技状態を特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、第1の識別情報以外の第2の識別情報(例えば、“7−1−9”)の上に、第1の識別情報に関連する特別情報(例えば、キャラクター画像)を移動させる表示を実行するとともに、特別情報が第2の識別情報の上を通過したことに応じて第2の識別情報を第1の識別情報に変更させる表示を実行する。
なお、サブCPU41は、可変表示手段において識別情報の可変表示を開始させてから該識別情報の最終的な停止態様を導出させるまでに識別情報の仮停止態様を表示させる表示制御手段と、識別情報の仮停止態様が表示されてから前記識別情報の最終的な停止態様が表示されるまでの間に可変表示手段に可変表示させる最終停止する識別情報の移動量を決定する移動量決定手段とを構成する。また、液晶表示装置110、スピーカ140又はランプ26は、移動量決定手段によって決定された識別情報の移動量を報知する報知手段を構成する。
なお、メインCPU31は、遊技の進行を制御する遊技進行制御手段を構成する。また、サブCPU41は、リーチ態様が表示される位置のうち変動表示している図柄の位置の領域を示す第1の枠画像を表示させ、遊技進行制御手段による遊技の進行に応じて第1の枠画像を第2の枠画像に変更させる表示制御手段を構成する。このサブCPU41は、リーチ態様が表示されたときに、第1の枠画像を表示させてもよい。また、第2の枠画像は、遊技状態が遊技者にとって有利な状態である特定遊技状態へ移行されるか否かを遊技者に報知する態様、第1の枠画像の外延が変化する態様であってもよい。
なお、サブCPU41は、特別図柄がリーチ態様となる前に第1の予告画像を表示させるか否かを決定する第1の予告決定手段と、特別図柄がリーチ態様となった後に第2の予告画像を表示させるか否かを決定する第2の予告決定手段と、液晶表示装置110において特別図柄を可変表示させるとともに、第1の予告決定手段による決定結果に応じて第1の予告画像を表示させ、又は第2の予告決定手段による決定結果に応じて第2の予告画像を表示させる表示制御手段とを構成する。このサブCPU41は、第1の予告決定手段による決定結果に応じて、表示させることを決定した第2の予告画像を変化させるか否かを決定してもよい。また、サブCPU41は、第1の予告決定手段による決定結果に応じて、第2の予告画像が表示される確率を変更してもよい。さらに、サブCPU41は、第1の予告決定手段による決定結果に応じて、第2の予告画像によって予告する種類を変更してもよい。
なお、第1の予告画像及び前記第2の予告画像によって予告する種類は、特別図柄がリーチ態様となる可能性の高いことを予告する態様であること、通常のリーチ態様よりも大当りとなる可能性の高いことを予告する特殊リーチ態様が後に表示される可能性の高いことを予告する態様であること、大当りとなる可能性が高いことを予告する態様であること、又は大当たりの遊技状態が終了した後に該大当りが通常よりも高い確率で発生する可能性の高いことを予告する態様であることのいずれかであってもよい。また、リーチ態様は、特別図柄が変動表示されてから特別図柄が停止表示されるまでの間で複数段階により構成されており、第1の予告画像及び第2の予告画像によって予告する種類は、リーチ態様の最初の段階以外の段階に至る旨を予告する態様であってもよい。
なお、遊技機1における各処理は、主制御回路30と副制御回路40とにより制御されているが、主制御回路30は、副制御回路40により制御される処理の全部又は一部を処理してもよく、副制御回路40は、主制御回路30により制御される処理の全部又は一部を処理してもよい。
(本実施形態における遊技機の動作1;メインCPU31の処理)
以下において、本実施形態における遊技機1の動作について、図面を参照しながら説明する。最初に、本実施形態における遊技機1のメイン処理に所定の間隔(例えば、2msec)で割り込むシステム割込処理について説明する。図5(a)は、システムタイマ割込処理を示すフロー図である。
図5(a)に示すように、ステップ100において、メインCPU31は、レジスタに格納されている情報を退避させる。ステップ110において、メインCPU31は、当り判定用の乱数及び大当り判定用の乱数及び大当り図柄決定用の乱数などの値を更新する。
ステップ120において、メインCPU31は、始動入賞球スイッチ6S及び通過球スイッチ7S及び一般入賞球スイッチ16S乃至19S及びカウントスイッチ29S及びVカウントスイッチ28Sなどにより入力された入力信号を検出する。
ステップ130において、メインCPU31は、可変表示されている普通図柄や特別図柄の残り可変表示時間、開状態にある始動口6や大入賞口の残り開放時間、前段の処理が終了するまでの待ち時間などを更新する。
ステップ140において、メインCPU31は、賞球として払い出された遊技球の数や大当り状態が発生した回数などの遊技情報を、遊技場に設置されているホールコンピュータに送信する情報を生成する。
ステップ150において、メインCPU31は、始動口ソレノイド6aや大入賞口ソレノイド8aやシーソーソレノイド8bを駆動する制御を行う。
ステップ160において、メインCPU31は、特別図柄の可変表示パターン及び特別図柄の停止態様などを指示する可変表示パターンコマンドなどを副制御回路40に出力する。
ステップ170において、メインCPU31は、玉切れや下皿満タンなどのエラーを所定のランプに表示するように指示するコマンドなどを送信する。
ステップ180において、メインCPU31は、遊技球が入球した入賞口の種類(一般入賞口193や大入賞口など)に応じて、所定の遊技球(賞球)を払い出すように指示するコマンドを払出・発射制御回路80に送信する。
ステップ190において、メインCPU31は、ステップ100で退避した情報をレジスタに復帰させる。
ステップ200において、メインCPU31は、次の割り込みを許可する処理を実行する。
次に、本実施形態における遊技機1のメイン処理について説明する。図5(b)は、遊技機1のメイン処理を示すフロー図である。
図5(b)に示すように、ステップ10において、メインCPU31は、遊技機1における各種設定を、前回電源を切った際の設定に復帰するか、若しくは初期化する。
ステップ20において、メインCPU31は、特別図柄制御処理を実行する。特別図柄制御処理の具体的な説明は、以下の通りである。図6は、特別図柄制御処理を示すフロー図である。
図6に示すように、ステップ20−1において、メインCPU31は、制御状態フラグをロードする処理を実行する。なお、制御状態フラグとは、特別図柄ゲームにおける遊技の状態を示すフラグであり、メインCPU31は、この制御状態フラグに基づいて、ステップ20−2乃至ステップ20−10における各処理を実行するか否か判別する。
ステップ20−2において、メインCPU31は、特別図柄記憶チェック処理を行う。特別図柄記憶チェック処理の具体的な説明は、以下の通りである。図7は、本実施形態における特別図柄記憶チェック処理を示すフロー図である。
図7に示すように、ステップ20−2−1において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否か確認する。また、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合には、ステップ20−2−2の処理に移り、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)でない場合には、特別図柄制御処理における処理を終了する。
ステップ20−2−2において、メインCPU31は、始動記憶の数が“0”であるか否か確認する。また、メインCPU31は、始動記憶の数が“0”である場合にはステップ20−2−3の処理に移り、始動記憶の数が“0”でない場合にはステップ20−2−4の処理に移る。
ステップ20−2−3において、メインCPU31は、デモンストレーション表示を実行するように指示するコマンドを生成する。
ステップ20−2−4において、メインCPU31は、特別図柄可変時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットする。
ステップ20−2−5において、メインCPU31は、始動記憶に含まれる大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定を行う。
ステップ20−2−6において、メインCPU31は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものであるか否か確認する。また、メインCPU31は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものである場合には、ステップ20−2−8の処理に移り、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものでない場合には、ステップ20−2−7の処理に移る。
ステップ20−2−7において、メインCPU31は、所定の乱数値に基づいてはずれ図柄(「左」・「中」・「右」)を決定する。
ステップ20−2−8において、メインCPU31は、始動記憶に含まれる大当り図柄決定用乱数値に基づいて大当り図柄(「左」・「中」・「右」)を決定する。
ステップ20−2−9において、メインCPU31は、特別図柄の可変表示パターンを決定する。この決定された特別図柄の可変表示パターンは、上述のステップ160の「コマンド出力処理」によって主制御回路30から副制御回路40へ送信される。
ステップ20−2−10において、メインCPU31は、ステップ20−2−9で決定された可変表示パターンに対応する可変表示時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−2−11において、メインCPU31は、今回の特別図柄の可変表示に用いられた乱数値などを、所定の記憶領域から消去する。
ステップ20−3において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄可変時間管理処理を示す値(01)であり、可変表示時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合に、特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)を制御状態フラグにセットするとともに、確定後待ち時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−4において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)であり、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であり、ステップ20−2で行われた大当り判定の結果が大当り状態に移行させるものである場合には、大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば、10秒)を待ち時間タイマにセットする。また、メインCPU31は、大当り開始コマンドを副制御回路40に出力する。さらに、メインCPU31は、ステップ20−2で行われた大当り判定の結果が大当り状態に移行させるものではない場合(ハズレの場合)には、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
ステップ20−5において、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)であり、大当りインターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、大入賞口を開放するように大入賞口ソレノイド8aを制御する。また、メインCPU31は、大入賞口再開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。
ステップ20−6において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口再開放中処理を示す値(04)である場合に、開放上限時間がセットされた大入賞口時間タイマの値が“0”であるという条件、又は大入賞口に遊技球が10個以上入球したという条件のうち、いずれかの条件が成立しているか否か確認する。また、メインCPU31は、上述の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、大入賞口を閉じるように大入賞口ソレノイド8aを制御する。さらに、メインCPU31は、大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞口内残留球監視時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−7において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、大入賞口に具備されている特定領域を遊技球が通過しなかったという条件、又は、大入賞口開放回数カウンタの値が“15”以上(最終ラウンド)であるという条件のうち、いずれかの条件が成立しているか否か確認する。なお、大入賞口開放回数カウンタとは、大当り状態におけるラウンド数をカウントするものである。また、メインCPU31は、上述の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、大当り終了インターバル処理を示す値(07)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。さらに、メインCPU31は、上述の条件のうち、いずれの条件も成立していない場合には、大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともに、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−8において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間処理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、大入賞口開放回数カウンタの値に“1”を加算する。また、メインCPU31は、大入賞口再開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。
ステップ20−9において、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り終了インターバル処理を示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を特別図柄ゲームの制御状態フラグにセットする。また、メインCPU31は、所定の確率変動移行条件が成立している場合(例えば、特別図柄の停止態様が確変状態となる大当りの停止態様(例えば、奇数図柄が3つ揃う表示態様)となって大当り状態となり、その大当り状態が終了した場合)には、遊技状態を確変状態となるように制御する。
ステップ20−10において、メインCPU31は、特別図柄ゲームの制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)である場合には、始動記憶の数から“1”を減算する。また、メインCPU31は、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ特別図柄記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせるとともに、特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)を特別図柄ゲームの制御状態フラグにセットする。なお、特別図柄記憶領域とは、メインRAM33に具備され、遊技球が始動領域を通過したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値などが、特別図柄記憶領域“0”から順に記憶される始動記憶領域である。また、特別図柄記憶領域(“0”〜“4”)に記憶されている大当り判定用乱数値などは、上述の始動記憶に相当し、特別図柄記憶領域“0”に記憶されている大当り判定用の乱数値などは、ステップ20−2における大当り判定などに用いられるものである。
ステップ30において、メインCPU31は、普通図柄に関する各処理を実行する。具体的には、メインCPU31は、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを条件として抽出される乱数値に基づいて普通当り判定を行い、この普通当り判定の結果に基づいて、普通図柄の可変表示を実行するように指示するコマンドを生成する。
ステップ40において、メインCPU31は、特別図柄の可変表示演出内容を決定するための演出用乱数などの値を更新する。
なお、メインCPU31は、上述のステップ20からステップ40までの処理を繰り返し行う。
(本実施形態における遊技機の動作2−1;サブCPU41の処理)
以下において、サブCPU41によって主制御回路30から出力されるコマンドを受信する毎に実行されるコマンド受信処理について説明する。図8は、本実施形態におけるコマンド受信処理を示すフロー図である。
図8に示すように、ステップ300において、サブCPU41は、メインCPU31から送信される可変表示パターンコマンドの受信の有無を確認する。このサブCPU41は、メインCPU31からの可変表示パターンコマンドの受信を確認した場合にはステップ310に移り、メインCPU31からの可変表示パターンコマンドの受信を確認できない場合にはステップ320に移る。
ステップ310において、サブCPU41は、受信した可変表示パターンコマンドに対応する可変表示パターンデータをセットする。
ステップ320において、サブCPU41は、特別図柄の停止図柄(例えば、“771”)を表示するように指示する図柄コマンドの受信の有無を確認する。このサブCPU41は、メインCPU31からの当該図柄コマンドの受信を確認した場合にはステップ330に移り、メインCPU31からの当該図柄コマンドの受信を確認できない場合にはステップ340に移る。
ステップ330において、サブCPU41は、受信した図柄コマンドに対応する停止図柄(例えば、“771”)のデータをセットする。
ステップ340において、サブCPU41は、特別図柄の停止図柄(例えば、“771”)を所定の時間分(例えば、“1S”)だけ停止するように指示する図柄確定コマンドの受信の有無を確認する。このサブCPU41は、メインCPU31からの当該図柄確定コマンドの受信を確認した場合にはステップ350に移り、メインCPU31からの当該図柄確定コマンドの受信を確認できない場合にはステップ360に移る。
ステップ350において、サブCPU41は、受信した図柄確定コマンドに基づいて、特別図柄の停止図柄を所定の時間分だけ停止させる処理を行う。
ステップ360において、サブCPU41は、遊技状態に対応する処理をするように指示する遊技状態コマンドの受信の有無を確認する。このサブCPU41は、メインCPU31からの遊技状態コマンドの受信を確認した場合にはステップ370に移り、メインCPU31からの遊技状態コマンドの受信を確認できない場合にはステップ380に移る。
ステップ370において、サブCPU41は、受信した遊技状態コマンドに対応するデータをセットする。このサブCPU41は、該当する遊技状態であることを報知するように指示するコマンドを画像処理回路45、音処理回路46又はランプ処理回路47に出力する。
ステップ380において、サブCPU41は、その他のコマンドに対応する処理を行う。
(本実施形態における遊技機の動作2−2;サブCPU41の処理)
以下において、ステップ310によって可変表示パターンデータがセットされる毎に実行される演出制御処理1について説明する。図9は、本実施形態における演出制御処理1を示すフロー図である。
ステップ400において、サブCPU41は、可変表示パターンデータがセットされたか否か確認する。このサブCPU41は、可変表示パターンデータがセットされている場合にはステップ410に移り、サブCPU41は、可変表示パターンデータがセットされていない場合には演出制御処理1を終了させる。
ステップ410において、サブCPU41は、所定の画像を液晶表示装置110に表示させる画像表示処理を行う。この画像表示処理において表示される一連の画像は、後述するように、例えばパターン1及びパターン2の態様が挙げられる。
(1)パターン1の態様における一連の画像
図10は、パターン1の態様における一連の画像を示す図である。図10(a)に示すように、左の特別図柄401L“1”及び右の特別図柄401R“キャラクター画像”が停止表示され、左の特別図柄401Lが可変表示される。
そして、図10(b)に示すように、左の特別図柄401L“1”、右の特別図柄401R“キャラクター画像”、及び中の特別図柄401L“2”が仮停止表示される。この仮停止とは、特別図柄の可変表示が開始されてから特別図柄の停止表示が行われるまでに一時的に停止されることを意味する。
その後、図10(c)に示すように、セットされた可変表示パターンデータが大当りの可変表示パターンデータであることを条件に、大当たりの図柄組合せ以外のハズレの図柄組合せ(例えば、上述の“1−2−キャラクター画像”)の上に、該大当たりの図柄組合せに関連する特別情報402aが移動表示される。
本実施形態における特別情報402は、特別図柄(例えば、“キャラクター画像”)又は特別図柄の組合せ(例えば、“1−2−キャラクター画像”)よりも大きくてもよい。また、特別情報402は、いずれかの特別図柄(例えば、キャラクター画像)と相似してもよい。さらに、特別情報402は、同一の方向に沿って配列された1又は複数のキャラクター画像であってもよい。また、複数の特別図柄の可変表示及び停止表示が行われる領域からなる識別情報表示領域(例えば、“1−2−キャラクター画像”が表示される領域)と、該識別情報表示領域以外の領域からなる外方表示領域とがあり、識別表示領域と外方表示領域とに跨って特別情報402aが表示されてもよい。
なお、特別情報402は、架空の人物などを想起させるキャラクター画像、数字からなる画像、又は文字(カタカナ、ひらがな、漢字、絵文字)からなる画像であってもよい。この特別情報402は、遊技者にとって有利な状態である大当り状態が後に実行されることを報知する画像であってもよい。
そして、図10(d)に示すように、特別情報402aが完全にハズレの図柄組合せの上に覆い被さり、遊技者に高い期待感を抱かせるための所定の文字情報403(例えば、ドーン!)が特別情報402aの上に表示される。この際、文字情報403の下にあるハズレの図柄組合せが大当たりの図柄組合せに変更される。なお、文字情報403は、文字にみに限定されるものではなく、文字に装飾を加えたものであってもよい。
その後、図10(e)及び(f)に示すように、特別情報402aに上にある文字情報403が消去され、特別情報402が下方に移動表示されて、特別情報402の下にあった大当りの図柄組合せが表示される。
このような本実施形態によれば、サブCPU41が、メインCPU31によって大当りとする判定が行われたことを条件に、ハズレの図柄組合せの上に、大当たりの図柄組合せに関連する特別情報402を移動させる表示を実行するとともに、特別情報402がハズレの図柄組合せの上を通過したことに応じて当該ハズレの図柄組合せを大当たりの図柄組合せに変更させる表示を実行することにより、リーチ態様が実行されない場合であっても、例えば2つの異なる図柄が含まれるハズレの図柄組合せの上に特別情報402が移動表示されるため、遊技機1は、当該ハズレの図柄組合せを表示させた後であっても遊技者による歓喜を半減させない意外性のある演出を実行することができる。また、遊技者は、リーチ態様が表示されなくても、ハズレの図柄組合せの上に特別情報402が表示されるため、後にハズレの図柄組合せが大当たりの図柄組合せに変更される可能性を容易に判別することができる。
また、サブCPU41が、ハズレの図柄組合せを表示させた後に、大当りの図柄組合せと相似する特別情報402をハズレの図柄組合せの上に表示させることにより、遊技機1は、当該ハズレの図柄組合せが大当りの図柄組合せに変更される可能性を遊技者に簡単に認識させることができる。また、遊技者は、大当りの図柄組合せと相似する特別情報を見ることにより、後にハズレの図柄組合せが大当りの図柄組合せに変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
さらに、サブCPU41が、ハズレの図柄組合せを表示させた後に、大当たりの図柄組合せ(又は大当りの図柄組合せに含まれる図柄)よりも大きい特別情報402をハズレの図柄組合せの上に表示させることにより、遊技機1は、当該ハズレの図柄組合せが大当りの図柄組合せに変更される可能性を遊技者に簡単に認識させることができる。また、遊技者は、大当たりの図柄組合せ(又は大当たりの図柄組合せに含まれる図柄)よりも大きな特別情報402を見ることにより、後にハズレの図柄組合せが大当りの図柄組合せに変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
また、サブCPU41が、ハズレの図柄組合せを表示させた後に、ハズレの図柄組合せの上に所定の方向に移動する特別情報402を表示させることにより、遊技機1は、当該ハズレの図柄組合せが大当りの図柄組合せに変更される可能性を遊技者に簡単に認識させることができる。また、遊技者は、所定の方向に移動する特別情報402を見ることにより、後にハズレの図柄組合せが大当りの図柄組合せに変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
さらに、サブCPU41が、識別表示領域と外方表示領域とに特別情報402の少なくとも一部の表示を実行することにより、遊技機1は、識別表示領域から外方表示領域に渡って大きな特別情報402を表示させることができ、ハズレの図柄組合せが後に大当りの図柄組合せに変更される可能性を遊技者に簡単に認識させることができる。また、遊技者は、当該大きな特別情報402を見ることにより、後にハズレの図柄組合せが大当りの図柄組合せに変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
また、サブCPU31が、遊技領域の裏側で大きな特別情報402を表示させることができ、ハズレの図柄組合せが後に大当りの図柄組合せに変更される可能性を遊技者により簡単に認識させることができる。また、遊技者は、大画面に表示された大きな特別情報402を見ることにより、後にハズレの図柄組合せが大当りの図柄組合せに変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
さらに、サブCPU41が、特別情報402のみならず、文字情報403も表示させるため、遊技者は、特別情報402及び文字情報403を見ることにより、後にハズレの図柄組合せが大当たりの図柄組合せに変更される可能性を容易に判別することができ、より高い期待感を持って遊技を行うことができる。
(2)パターン2の態様における一連の画像
図11は、パターン2の態様における一連の画像を示す図である。図11に示すように、液晶表示装置110において特別図柄401L,401C,401Rの可変表示が開始されてから特別図柄401L,401C,401Rの最終的な停止態様が導出されるまでに、可変表示している特別図柄401Cの移動量が一連の画像を持って報知される。本実施形態に係る特別図柄の移動量は、特別図柄が仮停止表示されてから順次1づつ表示される特別図柄の数である。
具体的には、先ずリーチ態様が表示されたときに、特別図柄401Cのコマ送り数に応じた仮想物410a乃至410d(コマ送り数が4つであれば、仮想物410は4つ)が下方から上方に向かって発射される。なお、仮想物410は、花火の打ち上げに用いられる3尺玉などが挙げられる。これらの仮想物410a乃至410dが発射されたときに、可変表示している特別図柄4Cが仮停止される。
ここで、リーチ態様は、複数の特別図柄のうち、特別図柄401L,401Rが共通する図柄(例えば、キャラクター画像)であり、特別図柄401Cが可変表示している場合などが挙げられる。
そして、可変表示している特別図柄401Cの位置で発射された仮想物410a乃至410dが発光し、発光された仮想物410の数の分だけ順次爆発が起こり、仮停止している特別図柄401C(例えば、“3”)が当該仮想物410の爆発と同時に次の特別図柄401(例えば、“4”)が表示される。すなわち、仮想物410が爆発した分だけ、仮停止している特別図柄401Cが1づつコマ送りされる。
例えば、後に停止表示される特別図柄401L,401C,401Rの図柄組合せが大当たりの図柄組み合わせであり、仮想物410が4つ発射されたときに、左の特別図柄401L及び右の特別図柄401Rが“7”で停止表示され、中図柄が“3”で仮停止された場合には、1つ目の仮想物410aの爆発で中図柄が“4”となり、2つ目の仮想物410bの爆発で中図柄が“5”となり、3つ目の仮想物410cの爆発で中図柄が“6”となり、4つ目の仮想物410dの爆発で中図柄が“7”となる。従って、後に停止表示される特別図柄401L,401C,401Rの最終的な図柄組合せが大当りの図柄組合せである場合には、発射された全ての仮想物410が順次爆発すると同時に、仮停止している特別図柄が順次1づつコマ送りされるため、大当たりの期待度が向上することとなる。
一方、後に停止表示される特別図柄401L,401C,401Rの図柄組合せがハズレの図柄組み合わせであり、仮想物410が4つ発射されたときに、左の特別図柄401L及び右の特別図柄401Rが“7”で停止表示され、中の特別図柄401Cが“3”で仮停止された場合には、1つ目の仮想物410aの爆発で中図柄が“4”となり、2つ目の仮想物410bの爆発で中図柄が“5”となり、3つ目の仮想物410cの爆発で中図柄が“6”となり、4つ目の仮想物410dが不発し、中図柄が最終的に“6”となる。従って、後に停止表示される特別図柄401L,401C,401Rの最終的な図柄組合せがハズレの図柄組合せである場合には、発射された仮想物410の全てが爆発しないこととなる。
このような本実施形態によれば、特別図柄の仮停止態様が表示されてから特別図柄の最終的な停止態様が表示されるまでに液晶表示装置110に可変表示させる特別図柄のコマ送り数が報知されることにより、遊技機1は、特別図柄の仮停止態様を表示させた後に高い大当りへの期待感を遊技者に持たせることが可能な演出を実行することができる。
なお、報知内容は、画像が表示される報知に限定されるものではなく、所定の音又は効果音が出力されること又は所定の点灯態様が表示される報知であってもよい。この場合には、遊技機は、報知の態様を多彩にすることができ、より高い大当りへの期待感を遊技者に持たせることが可能な演出を実行することができる。
なお、本実施形態では、仮想物410が4つ発射されているが、これに限定されるものではなく、仮想物410が1〜3つ、4つ以上であってもよい。
なお、本実施形態では、仮想物410の数及び特別図柄の数は、主制御回路30及び副制御回路40のどちらで決定してもよい。
なお、本実施形態では、メインCPU31は可変表示パターンコマンドをサブCPU41に送信し、サブCPU41はメインCPU31から受信した可変表示パターンコマンドに対応する演出(例えば、仮想物410に関連する特別図柄のコマ送りなどの表示態様)を実行している。
なお、仮想物410に関連する特別図柄のコマ送りの表示態様は複数種類あってもよく、当該複数種類の表示態様は1の可変表示コマンドのみに対応付けられてもよい。この複数種類の表示態様のうちのいずれかが乱数値などによりサブCPU41によって決定されてもよい。
(本実施形態における遊技機の動作2−3;サブCPU41の処理)
以下において、ステップ310によって可変表示パターンデータがセットされる毎に実行される演出制御処理2について説明する。この演出制御処理2では、メインCPU31による遊技の進行(例えば、リーチなど)に応じて、後述する第1の枠画像が第2の枠画像に変更される。図12は、本実施形態における演出制御処理2を示すフロー図である。
ステップ500において、サブCPU41は、可変表示パターンデータがセットされたか否か確認する。このサブCPU41は、可変表示パターンデータがセットされている場合にはステップ510に移り、可変表示パターンデータがセットされていない場合には演出制御処理2を終了させる。
ステップ510において、サブCPU41は、セットされた可変表示パターンデータがリーチ態様を表示させるように指示する可変表示パターンデータであるか否か確認する。また、サブCPU41は、セットされた可変表示パターンデータがリーチ態様を表示させるように指示する可変表示パターンデータである場合にはステップ520の処理に移り、セットされた可変表示パターンデータがリーチ態様を表示させるように指示する可変表示パターンデータでない場合には演出制御処理2を終了させる。
ここで、演出制御処理2におけるリーチ態様は、複数の特別図柄のうち、少なくとも1の特別図柄(例えば、中の特別図柄401C)が変動表示している段階で、当該1の特別図柄以外の特別図柄(例えば、左の特別図柄401L,右の特別図柄401R)が大当たりの図柄組合せとなる条件を満たしている場合(例えば、共通の図柄で停止表示された場合)に、当該変動表示している特別図柄及び当該停止表示している特別図柄の組合せなどの表示態様を意味する。
ステップ520において、サブCPU41は、セットされた可変表示パターンデータが大当りの図柄組合せを表示させるように指示する可変表示パターンデータであるか否か確認する。また、サブCPU41は、セットされた可変表示パターンデータが大当りの図柄組合せを表示させるように指示する可変表示パターンデータである場合にはステップ530の処理に移り、セットされた可変表示パターンデータが大当りの図柄組合せを表示させるように指示する可変表示パターンデータでない場合にはステップ550の処理に移行する。
ステップ530において、サブCPU41は、複数の画像の中から、リーチ態様が表示される位置のうち可変表示している特別図柄の位置の領域を示す第1の枠画像420を決定する。本実施形態における第1の枠画像420は、後述する図13(b)及び(d)に示すように、下方から上方に向かって発射された仮想物が可変表示している特別図柄401Cの後方で発光する態様である。
また、サブCPU41は、第1の枠画像420から変更させる大当り用の第2の枠画像420aを決定する。この第2の枠画像420aは、遊技状態が遊技者にとって有利な状態である特定遊技状態へ移行されるか否かを遊技者に報知する態様である。本実施形態における第2の枠画像420aは、後述する図13(e)に示すように、第1の枠画像の外延が変化する態様であり、可変表示している特別図柄401Cの後方で発光された仮想物が爆発する態様である。
ステップ540において、サブCPU41は、ステップ530によって決定された第1の枠画像及び第2の枠画像を表示させる処理を行う。このサブCPU41は、リーチ態様が表示されたときに、ステップ530によって決定された第1の枠画像420を表示させ、リーチ態様のうち可変表示している特別図柄401Cが停止されたとき又は停止される直前に、第1の枠画像420を第2の枠画像420aに変更させる。図13(a)乃至(e)は、第1の枠画像420が表示されてから第2の枠画像420aが表示されるまでの一連の画像を示す図である。
図13(a)に示すように、先ず特別図柄401L,401C,401Rが可変表示している。そして、図13(b)に示すように、左の特別図柄401L及び右の特別図柄401Rが共通する図柄(例えば、“キャラクター画像”)であり、中の特別図柄401Cが可変表示している場合(いわゆる、上述のリーチ態様)には、当該中の特別図柄401Cの下方から上方に向かって仮想物が発射しているような態様を示す第1の枠画像420を表示させる。
その後、図13(c)及び(d)に示すように、中の特別図柄401Cが暫くの間、可変表示し、当該中の特別図柄401Cの後方で仮想物420が発光するような態様を示す第1の枠画像420が再び表示される。そして、図13(e)に示すように、中の特別図柄401Cが、停止表示している特別図柄401L及び401Rと同一の図柄となったときは、中の特別図柄401Cの後方で発光していた仮想物420が爆発するような態様を示す第2の枠画像420aが表示される。この第2の枠画像420aが表示されたときに、キャラクターが喜んでいるような態様を示す画像440a、又は大当たりの図柄組合せが表示されたことを遊技者に報知するための文字430aが表示されてもよい。
ステップ550において、サブCPU41は、複数の画像の中から、リーチ態様が表示される位置のうち可変表示している特別図柄の位置の領域を示す第1の枠画像420を決定する。また、サブCPU41は、第1の枠画像420から変更させるハズレ用の第2の枠画像420aを決定する。これらの第1の枠画像及びハズレ用の第2の枠画像を決定する処理は、ステップ530と同様である。
ステップ560において、サブCPU41は、ステップ550によって決定された第1の枠画像及び第2の枠画像を表示させる処理を行う。この処理で表示される内容は、基本的にはステップ540と同様であるが、図13(e)の画像とは異なり図13(f)の画像が表示されるという点で異なる。
すなわち、図13(f)に示すように、中の特別図柄401Cが、停止表示している特別図柄401L及び401Rと異なる図柄となったときは、中の特別図柄401Cの後方で発光していた仮想物420が不発するような態様を示す第2の枠画像420bが表示される。この第2の枠画像420bが表示されたときに、キャラクターが悲しんでいるような態様を示す画像440b、又はハズレの図柄組合せが表示されたことを遊技者に報知するための文字430bが表示されてもよい。
このような本実施形態によれば、サブCPU41が、メインCPU31による遊技の進行に応じて、リーチ態様が表示される位置のうち、可変表示している図柄の位置の領域を示す第1の枠画像420を第2の枠画像420a又は420bに変更させることにより、遊技機1は、遊技の進行に応じて入賞ライン上の図柄組合せのうち変動中の図柄をどの箇所に停止させるか分かり易く報知することができるとともに、遊技の興趣を向上させることができる。
また、遊技状態が遊技者にとって有利な状態である大当り状態へ移行されるか否かを遊技者に報知する態様からなる第2の枠画像420a又は420bが表示されることにより、遊技機1は、高い期待感を遊技者に持たせることができ、遊技の興趣をさらに向上させることができる。
さらに、サブCPU41がリーチ態様を表示させる前(いわゆる、通常変動中)に第1の枠画像420を表示させないため、遊技機1は、当該通常変動中における画面上の煩雑さを無くすことができる。
また、第2の枠画像420a又は420bが、第1の枠画像420の外延が変化する態様であることにより、遊技機1は、第1の枠画像420とは異なる意外性のある第2の枠画像420a又は420bを表示させることができ、高い期待感を遊技者に持たせることができる。
なお、第2の枠画像420a又は420bは、第1の枠画像420の色彩とは異なる色彩で構成されてもよい。また、特別図柄が可変表示されてから特別図柄が停止表示されるまでに、大当り状態となる可能性の高いことが複数段階に分かれて報知(例えば、ノーマルリーチ、スーパーリーチ)される場合に、サブCPU41は、複数の段階のうち1の段階における報知(例えば、ノーマルリーチ)が行われているときに第1の枠画像420(例えば、仮想物が特別図柄の後方で発光する態様)を表示させ、該1の段階から他の段階における報知(例えば、スーパーリーチ)が行われる前に第2の枠画像420a又は420b(例えば、発光された仮想物が爆発又は不発する態様)を表示させてもよい。
この場合には、第1の枠画像420とは大きく異なる意外性のある第2の枠画像420a又は420bが表示されることにより、遊技機1は、さらに高い期待感を遊技者に持たせることができ、遊技の興趣をさらに向上させることができる。
(本実施形態における遊技機の動作2−4;サブCPU41の処理)
以下において、ステップ310によって可変表示パターンデータがセットされる毎に実行される演出制御処理3について説明する。この演出制御処理3では、第2の予告画像が表示されるときは、該第2の予告画像が第1の予告画像を表示させるか否かの決定結果に応じて変化される。図14は、本実施形態における演出制御処理3を示すフロー図である。
ステップ600において、サブCPU41は、可変表示パターンデータがセットされたか否か確認する。このサブCPU41は、可変表示パターンデータがセットされている場合にはステップ610に移り、可変表示パターンデータがセットされていない場合には演出制御処理3を終了させる。
ステップ610において、サブCPU41は、後述する図15に示すリーチ前予告決定テーブルを参照し、特別図柄がリーチ態様となる前に第1の予告画像を表示させるか否かを決定する処理を行う。
図15(a)乃至(c)は、リーチ前予告決定テーブル1乃至3を示す図である。このリーチ前予告決定テーブル1乃至3は、第1の予告画像によって報知される遊技状態の種類を示す状態と、乱数範囲と、第1の予告画像とが対応付けられたものである。
ここで、図15(a)乃至(c)に示す「なし」は、第1の予告画像が表示されないことを意味する。図15(a)乃至(c)に示す「ロケット花火」は、第1の予告画像の中にロケット状の仮想物が発射し、発射された仮想物が爆発するような態様が含まれることを意味する(図16(a)に示す仮想物450を参照)。図15(a)乃至(c)に示す「流星」は、第1の予告画像の中に星が流れるような態様が含まれることを意味する(図16(b)に示す流星460を参照)。図15(a)乃至(c)に示す「花火出現」は、仮想物が発射し、発射された仮想物が放射状に爆発するような態様が含まれることを意味する(図16(c)に示す花火470を参照)。
また、図15(a)に示す第1の予告画像は、リーチ態様となる可能性が高いことを予告(いわゆる、リーチ予告)するための画像である。図15(b)に示す第1の予告画像は、大当りとなる可能性が高いことを予告(いわゆる、大当り予告)するための画像である。図15(c)に示す第1の予告画像は、通常のリーチ態様(例えば、ノーマルリーチ)となる可能性の高いことを予告(いわゆる、ノーマルリーチ予告)するための画像、及び通常のリーチ態様よりも大当りとなる可能性の高いことを予告する特殊リーチ態様(例えば、スーパーリーチ)が後に表示される可能性の高いことを予告(いわゆる、スーパーリーチ予告)するための画像である。
上記各リーチ前予告決定テーブル1乃至3のうちいずれかのリーチ前予告決定テーブルが用いられる。なお、図15(a)に示すリーチ前予告決定テーブル1が用いられたときに、当該リーチ前予告決定テーブル1において特別図柄がリーチ態様とならない(リーチなし)場合には、サブCPU41は、特別図柄がリーチ態様となった後に第2の予告画像を表示させるか否か決定する処理を行わないため、後の処理において図17及び図18を用いた処理を行わない。一方、図15(a)に示すリーチ前予告決定テーブル1が用いられたときに、当該リーチ前予告決定テーブル1において特別図柄がリーチ態様となる(リーチあり)場合には、サブCPU41は、後の処理において図17及び図18を用いた処理を行う。また、図15(b)及び(c)に示すリーチ前予告決定テーブル2及び3も、特別図柄がリーチ態様となることを前提に用いられるテーブルであるため、後の処理において図17及び図18を用いた処理を行う。
各リーチ前予告決定テーブル1乃至3に示すように、“リーチなし”、“ハズレ時”、“ノーマルリーチ時”には、第1の予告画像である「花火出現」が対応付けられていない。一方、“リーチあり”、“大当り時”、“スーパーリーチ時”には、第1の予告画像である「花火出現」が対応付けられている。従って、「花火出現」が第1の予告画像として選択され、当該「花火出現」が表示されたときは、リーチ態様、大当り又はスーパーリーチとなる期待度が高まる。
ステップ620において、サブCPU41は、特別図柄がリーチ態様となった後に第2の予告画像を表示させるか否かを決定する処理を行う。本実施形態に係るサブCPU41は、100%の確率でキャラクター画像である第2の予告画像を表示させることを決定する。なお、サブCPU41は、ステップ610による決定結果に応じて、第2の予告画像が表示される確率を変更してもよい。
ステップ630において、サブCPU41は、後述する図17を参照し、ステップ610において決定された第1の予告画像の種類に応じて、表示させることを決定した第2の予告画像を変更させるか否かを決定するためのリーチ後予告決定テーブルを選択する。なお、ステップ610による決定結果に応じて、いずれかのリーチ後予告決定テーブルが選択されることにより、第2の予告画像によって予告する種類(ノーマルリーチ、スーパーリーチなど)が変更される場合がある。
図17は、画像変更テーブルを示す図である。この画像変更テーブルは、特別図柄がリーチ態様となることが確定し、当該特別図柄がリーチ態様となる前に表示される第1の予告画像と、特別図柄がリーチ態様となった後に第2の予告画像を変更させるか否かを決定するためのリーチ後予告決定テーブルとが対応付けられている。
具体的には、図15に示すリーチ前決定テーブル1乃至3のいずれかが用いられて、「ロケット花火」が第1の予告画像として選択された場合には、サブCPU41は、図17を参照し、当該「ロケット花火」に対応付けられた図18(b)に示すリーチ後予告決定テーブル2を選択する。
また、サブCPU41は、後述する図18を参照し、表示させることを決定した第2の予告画像を変更させるか否かを決定する処理を行う。ステップ640において、サブCPU41は、ステップ610における決定結果に応じて第1の予告画像を表示させ、又はステップ630における決定結果に応じて第2の予告画像を変化させる。
図18(a)乃至(d)は、リーチ後予告決定テーブル1乃至4を示す図である。図18(a)及び(b)に示すリーチ後予告決定テーブル1及び2は、特別図柄がノーマルリーチ又はスーパーリーチのリーチ態様となったときに、第2の予告画像を変更するか否かを決定するためのテーブルである。このリーチ後予告決定テーブル2は、リーチ後予告決定テーブル1とは異なり、ノーマルリーチのリーチ態様に対応付けられた「表情変化なし(図19(b)参照)」、及びスーパーリーチのリーチ態様に対応付けられた「顔が赤くなる(図19(a)参照)」には乱数範囲が割り振られていない。従って、第1の予告画像として「ロケット花火」が表示され、特別図柄がノーマルリーチのリーチ態様となったときに、第2の予告画像であるキャラクター画像が表示される場合には、当該キャラクター画像の表情が常に赤に変化すれば、遊技者は、リーチ態様がノーマルリーチであることを推測することができるし、当該キャラクター画像の表情が変化しないか、当該キャラクター画像が喜ぶ態様に変化すれば、遊技者は、リーチ態様がスーパーリーチであることを推測することができる。
特に、ステップ610においてリーチ前予告決定テーブル3が用いられ、特別図柄がスーパーリーチとなることを予告する第1の予告画像である「ロケット花火」が表示されると、ステップ630においてリーチ後予告決定テーブル2(図18(b)参照)が選択され、特別図柄がリーチ態様となった後に特別図柄がスーパーリーチとなることを予告する第1の予告画像である「喜ぶキャラクター画像」が表示された場合には、遊技者は、第1の予告画像と第2の予告画像との関連により特別図柄がスーパーリーチとなることを推測することができる。
なお、ステップ610においてリーチ前予告決定テーブル2が用いられ、特別図柄が大当りとなることを予告する第1の予告画像である「ロケット花火」が表示されると、ステップ630においてリーチ後予告決定テーブル2(図18(b)参照)が選択され、特別図柄がリーチ態様となった後に特別図柄がスーパーリーチとなることを予告する第1の予告画像である「喜ぶキャラクター画像」が表示された場合には、遊技者は、第1の予告画像と第2の予告画像との関連により特別図柄が大当たりのスーパーリーチとなることを推測することができる。
図18(c)及び(d)に示すリーチ後予告決定テーブル3及び4は、大当り又はハズレの判定が行われ、特別図柄がリーチ態様となったときに、第2の予告画像を変更するか否かを決定するためのテーブルである。このリーチ後予告決定テーブル4は、リーチ後予告決定テーブル3とは異なり、ハズレに対応付けられた「表情変化なし」、及び大当りに対応付けられた「顔が赤くなる」には乱数範囲が割り振られていない。従って、第1の予告画像として「花火出現」が表示され、特別図柄がリーチ態様となったときに、第2の予告画像であるキャラクター画像が表示される場合には、当該キャラクター画像の表情が常に赤に変化すれば、遊技者は、後にハズレとなることを推測することができるし、当該キャラクター画像の表情が変化しないか、当該キャラクター画像が喜ぶような態様に変化すれば、遊技者は、後に大当りとなることを推測することができる。
特に、ステップ610においてリーチ前予告決定テーブル2が用いられ、大当りとなることを予告する第1の予告画像である「花火出現」が表示されると、ステップ630においてリーチ後予告決定テーブル4(図18(d)参照)が選択され、特別図柄がリーチ態様となった後に大当りとなることを予告する第1の予告画像である「喜ぶキャラクター画像」が表示された場合には、遊技者は、第1の予告画像と第2の予告画像との関連により大当りとなることを予測することができる。
このような実施形態によれば、サブCPU41が、ステップ610による決定結果に応じて、表示させることを決定した第2の予告画像を変化させるか否かを決定することにより、遊技機1は、第1の予告画像と第2の予告画像とを相互に関連性を持たせて遊技者に高い期待感を持たせる演出を実行することができる。
また、サブCPU41が、ステップ610による決定結果に応じて第2の予告画像が表示される確率を変更することにより、遊技機1は、第2の予告画像の出現率を変更することができ、遊技者により高い期待感を持たせる演出を実行することができる。
さらに、サブCPU41が、ステップ610による決定結果に応じて第2の予告画像によって予告する種類を変更することにより、遊技機1は、予告の演出を多様化することができ、遊技者により高い期待感を持たせる演出を実行することができる。
なお、第1の予告画像及び前記第2の予告画像によって予告する種類は、大当たりの遊技状態が終了した後に該大当りが通常よりも高い確率(いわゆる、確変状態)で発生する可能性の高いことを予告する態様であってもよい。また、リーチ態様は、特別図柄が変動表示されてから特別図柄が停止表示されるまでの間で複数段階により構成されており、第1の予告画像及び第2の予告画像によって予告する種類は、リーチ態様の最初の段階(例えば、ノーマルリーチ)以外の段階(例えば、スーパーリーチ)に至る旨を予告する態様であってもよい。この場合には、遊技機1は、予告の演出を多様化することができ、遊技者により高い期待感を持たせる演出を実行することができる。
なお、本実施形態では、第2の予告画像の変化は「顔が赤くなる」及び「喜ぶ」であり、リーチ後予告決定テーブル1乃至4で共通となっているが、これに限定されるものではなく、第1の予告画像の種類に応じて異ならせてもよい。例えば、第1の予告画像が「ロケット花火」である場合には、第2の予告画像の変化は、当該「ロケット花火」に関連する「喜び1」が挙げられる。また、第1の予告画像が「流星」である場合には、第2の予告画像の変化は、当該「流星」に関連する「喜び2」が挙げられる。
[実施形態2]
本実施形態に係る遊技盤19は、液晶表示装置110の表側に備えられているが、これに限定されるものではなく、液晶表示装置110の裏側に備えられてもよい。図20は、遊技盤19の配置関係についての変更例を示す図である。
図20に示すように、液晶表示装置110は、透明性を有する保護カバー201及び保護カバー202の間に液晶203が封入されることにより構成される。この液晶表示装置110は、前枠10の一部として備えられている。
ここで、液晶203は、透明性を有する導電性物質の上に配備されている。この液晶203が透明性を有することにより、遊技者は、遊技盤19に備えられた遊技部材を正面側から見て視認可能となる。
この液晶表示装置110は、図20に示すように、釘17などの遊技部材が備えられた遊技盤19の表側に配置される。この液晶表示装置110と遊技盤19との間に遊技領域26が備えられることにより、遊技球は当該遊技領域26を流下することが可能となる。
なお、液晶表示装置110は、プロジェクター方式による映像装置であってもよい。図21は、プロジェクター方式による映像装置の配置関係を示す図である。図21に示すように、プロジェクター方式による映像装置は、投影機501と、スクリーン502とを備えている。投影機501は、画像に関係する複数種類の光を発生可能な装置であり、発生した光の進路がスクリーンに向かうような角度で配置されている。
スクリーン502は、投影機501から発せられた複数種類の光に対応する画像を映し出すための幕であり、遊技盤19の裏側に備えられ、表面ガラス210から見てスクリーン502に映し出された画像が視認できるような角度で備えられている。
[実施形態3]
本実施例において、パーソナルコンピュータなどの端末は、サーバなどに記憶されているシミュレーションゲームプログラムを実行することによって、上述の実施形態における遊技機1によって実行される遊技(パチンコ)をその画面上において再現することができる。なお、以下において、端末の画面上において再現される遊技のことをシミュレーション遊技と呼ぶ。
以下において、端末によってシミュレーション遊技を実行する方法について、図面を参照しながら説明する。また、以下においては、上述の実施形態との差異のみを説明するものとする。
図22(a)は、端末によってシミュレーション遊技を実行する方法について説明するための図である。また、図22(b)は、本実施例における端末310を示す概観図である。
図22(a)に示すように、端末310aとサーバ300とはLANを介して接続され、端末310bとサーバ300とは通信回線網320を介して接続されている。
サーバ300は、端末310の画面311上においてシミュレーション遊技を実行するためのシミュレーションゲームプログラムを記憶している。また、サーバ300は、シミュレーションプログラムを実行することによって、端末310の画面311上にシミュレーション遊技を表示する。
なお、シミュレーションゲームプログラムには、特別図柄制御処理(ステップ20)や普通図柄制御処理(ステップ30)などを含むメイン処理を実行するためのプログラム、乱数更新処理(ステップ110)やスイッチ入力検出処理(ステップ120)などを含むシステムタイマ割込処理を実行するためのプログラム、シミュレーション遊技を端末310の画面311上に表示するためのプログラムなどが含まれている。
端末310は、LAN又は通信回線網320などを介してサーバ300に接続され、WEBブラウザなどによって画面311上にシミュレーション遊技を表示する。なお、端末310は、シミュレーションゲームプログラムをサーバ300からダウンロードすることによって、サーバ300に依存することなくシミュレーションゲームプログラムを実行するように構成されていてもよい。
具体的には、図22(b)に示すように、端末310は、画面311と、本体部312と、操作部313とを具備する。なお、端末310は、所定の遊技状態(当り遊技状態や大当り遊技状態)を遊技者に報知する効果音や音声などを出力するスピーカを具備している。
画面311は、液晶表示装置110や始動口194などを含む遊技領域の画像を表示し、当該遊技領域の画像上における遊技球の挙動や特別図柄の可変表示などの画像を表示する。
本体部312は、CPU・ROM・RAMなどにより構成され、端末310における各処理を制御する。なお、本体部312は、シミュレーションゲームプログラムをダウンロードした際には、当該シミュレーションゲームプログラムを記憶する。
操作部313は、キーボードなどにより構成され、発射ハンドル24と同様の機能を果たす。
通信回線網320は、サーバ300と端末310とを接続するインターネット網や衛星通信回線網などである。
なお、端末310は、CD−ROMやDVD−ROMやROMカートリッジなどの記憶媒体から読み込んだシミュレーションゲームプログラムに基づいて、シミュレーション遊技を実行するように構成されていてもよい。
また、シミュレーション遊技は、図23に示す携帯端末330によって実行されてもよい。具体的には、以下に示す通りである。図23は、携帯端末330の概観図である。同図に示すように、携帯端末330は、上述の画面311と同様の機能を有する画面331と、上述のスピーカと同様の機能を有するスピーカ332と、上述の操作部313と同様の機能を有する操作部333とを具備する。
このような本実施例によれば、サーバ300(端末310又は携帯端末330)が、シミュレーションゲームプログラムに基づいてシミュレーション遊技を実行することにより、遊技者は、端末310又は携帯端末330によってシミュレーション遊技を楽しむことができる。
実施形態における遊技機の外観を示す図である。 実施形態における遊技機を示す分解図である。 実施形態における遊技盤の構成を示す図である。 実施形態における遊技機の内部構造を示す図である。 実施形態におけるシステムタイマ割込み処理及びメイン処理を示す図である。 実施形態における特別図柄制御処理を示すフロー図である。 実施形態における特別図柄記憶チェック処理を示すフロー図である。 実施形態における可変パターンコマンド受信処理を示す図である。 実施形態における演出制御処理1示す図である。 実施形態における演出内容を示す図である(その1)。 実施形態における演出内容を示す図である(その2)。 実施形態における演出制御処理2を示す図である。 実施形態における演出内容を示す図である(その3)。 実施形態における演出制御処理3を示す図である。 実施形態におけるリーチ前予告決定テーブルを示す図である。 実施形態における演出内容を示す図である(その4)。 実施形態における画像変更テーブルを示す図である。 実施形態におけるリーチ後予告決定テーブルを示す図である。 実施形態における演出内容を示す図である(その5)。 実施形態における遊技盤の配置関係を示す図である。 実施形態におけるプロジェクター方式による映像装置の配置関係を示す図である。 遊技機のシミュレーションを実行する方法を説明するための図である(その1)。 遊技機のシミュレーションを実行する方法を説明するための図である(その2)。
符号の説明
1…遊技機、3…遊技盤、6…始動口、6S…始動入賞球スイッチ、6a…始動口ソレノイド、7…普通図柄作動ゲート、7S…通過球スイッチ、8a…大入賞口ソレノイド、8b…シーソーソレノイド、10…前枠、11…開口部、16S…一般入賞球スイッチ、17…釘、18S…一般入賞球スイッチ、19…遊技盤、19A…透明性部材、19B…木製部材、20…上皿/下皿、24…発射ハンドル、26…遊技領域、28S…V/カウントスイッチ、29S…カウントスイッチ、30…主制御回路、31…メインCPU、32…メインROM、33…メインRAM、36…シリアル通信用IC、40…副制御回路、41…サブCPU、42…サブROM、43…サブRAM、45…画像処理回路、46…音処理回路、47…ランプ処理回路、51…VDP、52…D/Aコンバータ、53…初期リセット回路、54…サブROM、60…中枠、61…音源IC、62…AMP、63…音データROM、71…装飾データROM、72…ドライブ回路、80…発射制御回路、81…払出装置、82…発射装置、90…外枠、100…中枠、101…開口部、110…液晶表示装置、111…表示領域、120…払出ユニット、130…基板ケース、140…スピーカ、191,192…流下方向変化部材、193…一般入賞口、194…始動口、195…アウト口、201…保護カバー、202…保護カバー、203…液晶、210…表面ガラス、401…特別図柄、402…特別情報、403…文字情報、501…投影機、502…スクリーン

Claims (10)

  1. 識別情報の可変表示及び停止表示を行う表示手段と、
    遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とするか否かを判定する特定遊技状態判定手段と、
    前記特定遊技状態判定手段によって遊技状態を前記特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、該特定遊技状態に関連する第1の識別情報の可変表示及び停止表示を実行する表示制御手段と
    を有する遊技機であって、
    前記表示制御手段は、前記特定遊技状態判定手段によって遊技状態を前記特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、前記第1の識別情報以外の第2の識別情報の上に、該第1の識別情報に関連する特別情報を移動させる表示を実行するとともに、該特別情報が該第2の識別情報の上を通過したことに応じて該第2の識別情報を前記第1の識別情報に変更させる表示を実行することを特徴とする遊技機。
  2. 前記特別情報は、前記第1の識別情報と相似することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特別情報は、前記第1の識別情報よりも大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の遊技機。
  4. 前記特別情報に含まれる1つの図柄は、前記第1の識別情報よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記表示制御手段は、所定の方向に向かって前記特別情報を移動させる表示を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記表示手段は、前記識別情報の可変表示及び停止表示を行う領域からなる識別情報表示領域と、該識別情報表示領域以外の領域からなる外方表示領域とを有しており、
    前記表示制御手段は、前記識別表示領域と前記外方表示領域とに前記特別情報の少なくとも一部の表示を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記表示手段の表側に配設され、正面側から見て該表示手段が視認可能な透明遊技盤を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 前記特別情報は、同一の方向に沿って配列された1又は複数のキャラクター画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 表示制御手段は、所定の文字情報を前記特別情報の上に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。
  10. 識別情報の可変表示及び停止表示を行う表示手段と、
    遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とするか否かを判定する特定遊技状態判定手段と、
    前記特定遊技状態判定手段によって遊技状態を前記特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、該特定遊技状態に関連する第1の識別情報の可変表示及び停止表示を実行する表示制御手段と
    とを備える遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムであって、コンピュータに、
    前記表示制御手段は、前記特定遊技状態判定手段によって遊技状態を前記特定遊技状態とする判定が行われたことを条件に、前記第1の識別情報以外の第2の識別情報の上に、該第1の識別情報に関連する特別情報を移動させる表示を実行するとともに、該特別情報が該第2の識別情報の上を通過したことに応じて該第2の識別情報を前記第1の識別情報に変更させる表示を実行することを特徴とする遊技機のシミュレーションを実行させることを特徴とするシミュレーションプログラム。
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