JP2009044445A - 送信元基地局特定切替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望なデジタル無線システムからの無線CHの受信電界強度が低下し、このデジタル無線システムとは異なる無線システムから受信電界強度が高い同一の無線CHを受信しても、無線CHに格納される識別子を基に、異なる無線システムと判別し、受信電界強度が高い所望なデジタル無線システムからの無線CHを特定し切り替えを行うために移動局に搭載される送信元基地局特定装置を提供する。
【解決手段】 「RICH」には第1の格納部31によって識別子が格納され、無線信号F1として移動局4に送信される。無線信号F1に格納される識別子に対応する基地局情報が第2の格納部46に格納されているか否か、判別される。特定部50は、送信元基地局が判別され、且つ受信電界強度が最も高いと判別された無線信号F1を特定する。切り替え部51は、特定された無線信号F1を切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基地局からSCPC方式のデジタル無線システムを用いて無線信号を移動局に送信する際に、移動局に送信元基地局を特定させ、無線CHを切り替えさせるために移動局に搭載される送信元基地局特定切替装置に関する。
一般に、デジタル無線システムには、音声や文字などのデータを伝送する各チャネルのそれぞれに1つのキャリアを割り当てる一波単信方式(SCPC:Single Channel Per Carrier)が用いられている。SCPC方式のデジタル無線システムは、例えば狭帯域デジタル通信方式標準規格ARIB STD−T61に示されている。
以下にSCPC方式のデジタル無線システムを用いる移動局が、無線CHを切り替える方法について説明する。
移動局は、使用している無線信号における無線CHの受信電界強度が基準レベルよりも低下した場合に、無線CHを切り替える必要があると判別する。その際、移動局は、例えば搭載している無線機に登録され、使用していない他の複数の無線CHに次々切り替え、各無線CHの受信電界強度を測定する。移動局は、測定した中で受信電界強度が最も高い無線CHを選択し、切り替える。この方法により、移動局は、常に受信電界強度が高い無線CHを使用することとなる。
次に図8を参照して上述した従来の切り替え方法について簡単に説明する。
基地局3aと基地局3bは、同じデジタル無線システムを有し、基地局3dは、基地局3a,3bとは異なるデジタル無線システムを有する。移動局4aは、基地局3aと基地局3bのどちらか一方と無線信号を送受信して、基地局3aと基地局3bに接続している図示していない管理部と無線通信を行うものとする。
例えば基地局3aは、管理部と移動局4aが無線通信を行う際に、無線CH1の無線信号F1,f1を用い、無線信号を移動局4aと送受信する。また例えば基地局3bは、管理部と移動局4aが無線通信を行う際に、無線CH1とは周波数帯が異なる無線CH2の無線信号F1,f1を用い、無線信号を移動局4aと送受信する。このように基地局3aと基地局3bは、異なる無線CHにて移動局4aと無線信号を送受信する。なお基地局3dは、基地局3aと同一の無線CHである無線CH1の無線信号F1を用いる。移動局4aは、基地局3a,3bを介して管理部と無線通信を行うため、異なるデジタル無線システムを有する基地局3dを介しては行わない(移動局4aは、基地局3dから無線信号を受信するが用いない)。移動局4aは、無線CH1と無線CH2を使い分けて基地局3a、または基地局3bと無線信号を送受信し、管理部と無線通信を行う。移動局4aは、例えば基地局3aと無線信号を送受信する際、無線CH1を選択する。
ここで基地局3a,3b,3dの無線CH到達エリア5a,5b,5dにおいて、一部が重複しており、この重複するエリアを重複エリア5fとする。重複エリア5fには、移動局4aが配置されるものとする。このとき移動局4aには、基地局3a,3dから送信された無線信号における無線CH1と基地局3bから送信された無線信号における無線CH2が到達するが、移動局4aは、無線CH1を使用して基地局3aを介して管理部と無線通信しているものとする。
この状態で、「例えば基地局3dから無線CH1の無線信号F1を受信せず、基地局3aの故障によって基地局3aとの無線通信の停止(要因A)」、または「移動局4aが、基地局3aの圏外(無線CH1到達エリア5aの外)に移動し、基地局3bの圏内(無線CH2到達エリア5bの内)に移動し、基地局3dの圏外(無線CH1到達エリア5dの外)する(要因B)」の何れかが発生すると、使用している無線CH1の受信電界強度が基準レベルよりも低下する。そして移動局4aは、基地局3aから無線信号を受信できなくなる。よって移動局4aは使用する無線信号における無線CHを無線CH1から無線CH2に切り替える必要があると判別する。
そのため移動局4aは、無線CH2の受信電界強度を測定し、無線CH2の受信電界強度が基準レベルよりも高いと判別した場合、移動局4aは使用する無線信号における無線CHを無線CH2に切り替え、基地局3bを介して管理部と無線通信を行う。
なお例えば特許文献1には、このようなSCPC方式のデジタル無線システムが開示されている。このデジタル無線システムは、周波数が同じ受信信号の混信(干渉)を防止している。
特開2003−134556号公報
しかしながら無線CHを送信する一方の基地局の無線CH到達エリアと、この無線CHの周波数帯と同じ周波数帯を有する無線CHを送信し、この一方の基地局とは異なるデジタル無線システムを有する他方の基地局の無線CH到達エリアにおいて、上述した従来の切り替え方法は、重複するエリアでは機能しない。よって移動局は、いつまでも無線通信を行いたい基地局と無線通信できない問題が発生する。
例えば図8に示すように、重複エリア5fにおいて移動局4aは無線CH1を選択すると、基地局3aから送信された無線信号における無線CH1と基地局3dから送信された無線信号における無線CH1は重複エリア5fでは混信するため、基地局3dから送信された無線信号における無線CH1も受信することになる。
この状態で、「例えば基地局3dから無線CH1の無線信号F1を受信でき、基地局3aの故障によって基地局3aとの無線通信の停止(要因C)」、または「移動局4aが、基地局3aの圏外(無線CH1到達エリア5aの外)に移動し、且つ基地局3bの圏内(無線CH2到達エリア5bの内)に移動し、且つ基地局3dの圏内(無線CH1到達エリア5dの内)に移動する(要因D)」の何れかが発生すると、基地局3aにおける使用している無線信号における無線CH1の受信電界強度が基準レベルよりも低下する。そして移動局4aは、基地局3aからの無線信号を受信できなくなる。よって移動局4aは、使用する無線信号における無線CHを無線CH2に切り替える必要がある。
つまり移動局4aは、上述した要因C、または要因Dが発生した際、使用する無線信号における無線CHを無線CH2に切り替えなければならない。しかしこのとき基地局3dの無線CH1の受信電界強度は基準レベルよりも高い状態を維持しているため、移動局4aは、基地局3dの無線信号における無線CH1を受信できる。よって移動局4aは、受信電界強度が基準レベルよりも高い無線CH1を切り替える必要がないと判別し、基地局3aと、基地局3bのどちらとも無線通信を行わない状態になってしまう。
そのため本発明は、上記事情を鑑みて所望なSCPC方式のデジタル無線システムからの無線CHの受信電界強度が低下し、このデジタル無線システムとは異なる無線システムから受信電界強度が高い同一の無線CHを受信しても、無線CHに格納される識別子を基に、異なる無線システムと判別し、受信電界強度が高い所望するデジタル無線システムからの無線CHを特定し切り替えを行うために移動局に搭載される送信元基地局特定装置を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、使用する無線信号を、所定の基地局から送信される無線信号に切り替えさせる送信元基地局特定切替装置であって、前記基地局を示す情報を格納している前記無線信号を前記基地局から受信する受信部と、前記無線信号の受信電界強度が予め所望に設定されている基準値よりも低下したか否かを判別する判別部と、前記判別部は前記受信電界強度が前記基準値よりも低いと判別した際に、受信している全ての前記無線信号を切り替える切り換え部と、前記判別部によって前記受信電界強度が前記基準値よりも最も高いと判別された前記無線信号を特定する特定部と、を具備し、前記切り換え部は、前記特定部によって特定された前記無線信号に切り替えることを特徴とする送信元基地局特定切替装置を提供する。
また本発明は目的を達成するために、前記基地局は、前記情報を前記基地局毎に設定する設定部と、をさらに具備することを特徴とする上記に記載の送信元基地局特定切替装置を提供する。
また本発明は目的を達成するために、前記設定部は、前記基地局から送信される前記無線信号の無線CH毎に前記情報を設定することを特徴とする上記に記載の送信元基地局特定切替装置を提供する。
また本発明は目的を達成するために、前記基地局は、前記情報を前記基地局が送信する前記無線信号に格納する格納部をさらに具備し、前記格納部は、前記情報を前記無線信号に格納する際、SCPC方式のフレームデータフォーマットの一部であるRICHに格納することを特徴とする上記に記載の送信元基地局特定切替装置を提供する。
本発明によれば、所望なSCPC方式のデジタル無線システムからの無線CHの受信電界強度が低下し、このデジタル無線システムとは異なる無線システムから受信電界強度が高い同一の無線CHを受信しても、無線CHに格納される識別子を基に、異なる無線システムと判別し、受信電界強度が高い所望するデジタル無線システムからの無線CHを特定し切り替えを行うために移動局に搭載される送信元基地局特定装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1乃至図7を参照して第1の実施形態について説明する。図1乃至図7において、上述した図8と同等の部位には同じ参照符合を付し、その詳細な説明は省略する。図1は、無線信号を切り換える際に、無線信号を送信した送信元の基地局(以下、送信元基地局)を特定し、この無線信号に切り替える送信元基地局特定切替システムを示す概略構成図である。この送信元基地局特定切替システムは、基地局と移動局間において例えばSCPC方式を用いて無線信号を送受信し、無線通信を行う。このSCPC方式では、例えば狭帯域デジタル通信方式標準規格(ARIB STD−T61)が設定されている。これにより無線通信の際、データのフレームデータフォーマットや接続手順が決められている。
図1が図8と異なる点は、管理部1と、管理部1と各基地局を中継する回線交換部2(2a,2b,2c)と、基地局3a,3bと同じデジタル無線システムを有する基地局3cと、を設けた点である。基地局3cは、周波数帯(無線CH3,4)の異なる複数の無線信号F1を送信するものとする。基地局3cの無線信号F1における無線CH3,4到達エリア5cの一部は、重複エリア5fと重複しているものとする。なお同じデジタル無線システムを有している3つ基地局3(3a,3b,3c)が、記載されているが、この数は限定されない。
例えば基地局3aの圏内を示す無線CH1到達エリア5aには、例えばタクシーである移動局4a,4b,4cが複数配置されるものとする。そのため例えば移動局4bには、基地局3aから送信された無線信号F1における無線CH1が到達する。また重複エリア5fに配置される移動局4aには、基地局3aと基地局3dから送信された無線信号F1における無線CH1と、基地局3bから送信された無線信号F1における無線CH2と、基地局3cから送信された無線信号F1における無線CH3,4が到達する。各無線CH到達エリアと重複エリア5fにおいて、各無線信号F1における無線CHの受信電界強度は、図7に示すように移動局4aから基地局までの距離に対応する。
管理部1は、例えば回線交換部2を統制する図示しない統制台と、回線交換部2と基地局3を介して移動局4と音声情報や文字情報や画像情報などのデータを無線通信(データ通信)する無線卓と、を有している。無線卓は、指示を有するデータを例えば移動局4aに回線交換部2aと基地局3aを介して無線CH1やメール等で無線送信し、また移動局4aから送信される無線信号f1を基地局3aと回線交換部2aを介して受信し、移動局4aから送信されるデータを記憶や表示する。
回線交換部2は、管理部1から送信されたデータを回線交換部2と接続している基地局3に送信する。また回線交換部2は、移動局4から送信されたデータを基地局3を介して受信し、受信したデータを無線卓に送信する。
基地局3は、回線交換部2から送信されたデータを無線信号F1として無線CH到達エリア内に配置する移動局4に送信し、無線信号f1として移動局4から送信されたデータを回線交換部2に送信する。無線信号F1は例えばポーリング信号や運用波等であり、無線信号f1は例えばポーリング信号に応答するポーリング応答信号や運用波等である。
図2に示すように基地局3には、例えば移動局4にデータを無線信号F1として送信する際、基地局を示す第1の情報である識別子(基地局ID)を、基地局毎に設定する設定部30が設けられている。この識別子は、無線信号F1を送信した基地局3である送信元基地局を移動局4に特定させる基地局番号を有している。そのため識別子は、後述する図6に示すように無線信号F1を送信する基地局毎によって異なる。詳細には、設定部30は無線信号F1における無線CH毎に識別子を設定する。そのため設定部30は、例えば基地局3cのように周波数帯(無線CH3,4)の異なる複数の無線信号F1を送信する場合、無線CH毎に識別子を設定する。なお設定された識別子は、図示しない記憶部によって記憶されていても良い。
また基地局3には、基地局3が送信する無線信号F1に識別子を格納する第1の格納部31と、識別子を格納された無線信号F1に対して後述する処理を施す処理部32と、無線信号F1,f1を送受信する送受信部33が設けられている。
第1の格納部31は、識別子を無線信号F1に格納する際、例えば無線回線を維持するために上述したデータを伝送するチャネル(無線情報チャネル)であり、SCPC方式のフレームデータフォーマットの一部である「RICH」(Radio Information Channel)に識別子を格納する。
基地局3において、一般に「RICH」は、図3に示すように例えば17ビットに設定されている。「RICH」において、予め9ビットの領域は、2ビットと3ビットと3ビットと3ビットに区分けされており、第1の格納部31は、それぞれに無線信号F1の種別等を特定する特定情報を予め格納している。よって第1の格納部31は、残りの6ビットの領域に識別子を格納する。なお第1の格納部31は、図3に示すように6ビットの領域全てに識別子を格納しているがこれに限定する必要はない。第1の格納部31は、例えば3ビットの領域に識別子を格納し、残りの3ビットの領域に別の情報等を格納してもよい。
識別子は、後述する図6に示すように例えば基地局3aから送信される無線信号F1における無線CH1と基地局3bから送信される無線信号F1における無線CH2によって異なる。例えば識別子が6ビットの領域に格納された場合、例えば前者の識別子の基地局番号は「000001」と設定部30によって設定され、後者の識別子の基地局番号は「000010」と設定部30によって設定される。また識別子は、基地局3cから送信される無線信号F1における無線CH3と基地局3cから送信される無線信号F1における無線CH4でも異なる。例えば識別子が6ビットの領域に格納された場合、例えば前者の識別子の基地局番号は「000100」と設定部30によって設定され、後者の識別子の基地局番号は「000101」と設定部30によって設定される。
処理部32は、識別子を格納している「RICH」に対して誤り検出を行うためのCRC処理を施し、固定ビットなどを挿入付加し、例えば畳み込み符号化の方式などを用いた誤り訂正符号化処理を施して56ビットのフレームデータフォーマットに変換し、所定周期で分散させるインタリーブ処理を施す。
また処理部32は、識別子を有し56ビットに変換された「RICH」に、例えば図4に示すような、「LP+R」と「Pa」と「TCH」と「SW」と「未定義領域」を付加しフレームデータフォーマットを生成する。図4に示す数値は、予め設定されるビット数を示す。
「LP+R」は、リニアライザのトレーニング期間とバースト波の過渡応答(ランプアップ、ランプダウン)用に割り当てた時間である。「Pa」は、プリアンブル信号である。「TCH」は、トラフィックチャネルであり、音声データを伝送する。「SW」は、同期ワード(Sync Word)である。
送受信部33は、「RICH」において第1の格納部31によって格納された識別子を有し、上述したフレームデータフォーマットを用いた無線信号F1を移動局に送信し、移動局4から無線信号f1を受信する。
移動局4は、図5に示すように無線信号F1,f1を送受信する送受信部41と、例えば上述した無線信号F1に含まれ、無線卓から送信された文字情報や画像情報等を表示する表示部42と、音声情報等を出力する出力部43を有している。
また移動局4には、図5に示すように送信元基地局特定切替装置が搭載されている。この送信元基地局特定切替装置には、制御部44と、記憶部45と、第2の格納部46と、検出部47と、第1の判別部48と、第2の判別部49と、特定部50と、切り替え部51と、が設けられており、制御部44は、記憶部45と、第2の格納部46と、検出部47と、第1の判別部48と、第2の判別部49と、特定部50と、切り替え部51と、上述した送受信部41と、表示部42と、出力部43を制御する。
記憶部45は、無線信号F1における無線CHの受信電界強度に対する閾値であり所望な値を有する基準値(基準レベル)を記憶する。
第2の格納部46は、図6に示すデータベースを格納している。このデータベースには、識別子と、識別子に対応し、識別子を基に送信元基地局を特定するための第2の情報である基地局情報が登録されている。基地局情報には、例えば基地局3a,3b,3cといった基地局名と、各基地局の周波数(無線CH)が含まれている。例えばデータベースには、識別子「000001」を格納する無線信号F1の送信元基地局は、基地局3aであることが登録されている。
検出部47は、各基地局3から送信される無線信号F1における無線CHの受信電界強度を検出し、その際、受信電界強度が基準レベルより最も高い無線CHを検出する。
第1の判別部48は、検出部47により検出された受信電界強度が記憶部45に記憶される基準レベルよりも低下したか否かを判別する。
第1の判別部48は使用している無線信号F1における無線CHの受信電界強度が基準レベルより低下したと判別した際、切替部51は、使用する無線信号F1における無線CHを、受信電界強度が基準レベルより高い全ての他の無線CHに切り替える。
また切り替え部51は、使用する無線CHを後述する特定部50によって特定された無線CHに切り替える。なお第1の判別部48が受信電界強度が基準レベルよりも高いと判別した場合には、切り替え部51は、無線CHを切り替えずに、この無線CHを受信する状態を維持する。
第2の判別部49は、切り替え部51が切り替えた全ての無線信号F1における各無線CHにおいて、無線信号F1に格納されている識別子に対応する基地局情報がデータベースに登録されているか否かを判別し、無線信号F1の送信元基地局を判別する。その際、第2の判別部49は、データベースに記載されていない識別子を格納している無線信号F1における無線CHを異なるデジタル無線システムの無線信号F1における無線CHであると判別し、無線CHの切り替え先候補から削除する。
特定部50は、第2の判別部49によって送信元基地局が判別され、且つ第1の判別部48によって受信電界強度が基準レベルより最も高いと判別された無線信号F1における無線CHを特定する。
本実施形態において、基地局3に設けられる設定部30と第1の格納部31と処理部32と送受信部33と、移動局4に搭載される送信元基地局特定切替装置によって送信元基地局特定切替システムが構成されている。
なお管理部1と移動局4は、回線交換部2と基地局3を介して無線信号F1,f1を用いてデータ通信を行う。また管理部1と各移動局4は、回線交換部2と基地局3を介して無線信号F1,f1を用いて例えば一斉通話を含むデータ通信を行う。
また同一基地局3の圏内に配置されている移動局(例えば移動局4aと移動局4b)同士は、直接波を利用して例えば通話を含むデータ通信を行う。また基地局3aの圏内に配置されている移動局4aと基地局3bの圏内に配置されている移動局4dは、回線交換部2a,2bと基地局3a,3bを介して例えば通話を含むデータ通信を行う。
全ての移動局4は、無線信号F1,f1と直接波を切り替えてデータ通信を行う。
文字情報と音声情報は、同時に送受信を行える。また基地局3同士や回線交換部2同士は、接続していても良い。
次にこのように構成される送信元基地局特定切替システム及び送信元基地局特定切替装置の動作について説明する。
管理部1が回線交換部2aと基地局3aを介して移動局4aとデータ通信を行う際に、基地局3aにおいて、図3に示すように「RICH」には、第1の格納部31によって識別子が格納される。識別子を格納した「RICH」は、処理部32によって上述した処理を施され、無線信号F1として送受信部33によって移動局4aに送信される。
その際、移動局4aが、重複エリア5fにおいて、例えば上述した要因Dや基地局3aから離れ基地局3bに近づくと、基地局3aから送信される無線信号F1における無線CH1の受信電界強度が図7に示すように低下する。その際、検出部47により検出された無線CH1の受信電界強度が記憶部45に記憶される基準レベルよりも低いか否か、第1の判別部48によって判別される。
この受信電界強度が基準レベルより低下したと、第1の判別部48によって判別された際、移動局4aが管理部1とデータ通信をする際に使用する無線信号F1における無線CHは、切り替え部51によって受信電界強度が基準レベルより高い他の無線信号F1における無線CHに切り替えられる。この場合、切り替え部51は、基地局3aから送信される無線信号F1における無線CH1から、受信できる無線信号F1における無線CHに切り替える。つまり切り替え部51は、基地局3bから送信される無線信号F1における無線CH2と基地局3cから送信される無線信号F1における無線CH3,4に切り替え、基地局3b,3cから送信された無線信号F1を受信する。
このとき、基地局3b,3cから送信される無線信号F1には、上述した基地局3aから送信される無線信号F1と同様に、識別子が第1の格納部31によって格納されている。 なお重複エリア5fに配置している移動局4aには、基地局3dから送信される無線信号F1における無線CH1も受信できる状態であるため、基地局3dから送信された無線信号F1を受信する。なお無線信号F1には、基地局3dが基地局3aとは異なるデジタル無線システムを用いているために、識別子が格納されていない。
切り替え部51が切り替えた基地局3b,3cから送信される無線信号F1における無線CH2,3,4と、基地局3dから送信される無線信号F1における無線CH1において、これら無線CHの識別子に対応する基地局情報が第2の格納部46に格納されているデータベースに登録されているか否か、第2の判別部49によって判別される。第2の格納部46に格納されているデータベースには、基地局3b,3cから送信される無線信号F1における無線CH2,3,4に対応する識別子のみが登録されている。よって第2の判別部49は、これら識別子を基にデータベースを参照した結果から送信元基地局が3b,3cであると判別する。また第2の判別部49は、基地局3dから送信される無線CH1を異なるデジタル無線システムから送信された無線信号F1の無線CH1である判別し、切り替え先候補から削除する。
次に特定部50は、第2の判別部49によって送信元基地局(基地局3b,3c)が判別され、且つ第1の判別部48によって受信電界強度が基準レベルよりも最も高いと判別された無線信号F1の無線CH(無線CH2,3,4のいずれか)を特定する。移動局4は、重複エリア5fに移動し、基地局3bに近づいている。よって特定部50は、無線CH2の受信電界強度が最も高いと特定する。切り替え部51は、特定部50によって特定された無線CH2を有する無線信号F1に使用する無線信号F1を切り替える。
このように本実施形態の移動局4は、例えば無線CH1到達エリア5aから重複エリア5fに移動したり、上述した要因Dにより、受信電界強度が低下することで基地局3aから送信される無線信号F1における無線CH1を受信できなくなる。その際、移動局4は、基地局3aとは異なるデジタル無線システムを使用する基地局3dから基地局3aと同一の無線CH1を受信しても、第1の格納部31によって無線信号F1に格納される識別子を基に異なるデジタル無線システムと判別し、切り換え先候補から削除することができる。また移動局4は、基地局3aと同じデジタル無線システムを使用する基地局3b,3cから送信された無線信号F1を受信した際、これら無線信号F1に格納される識別子から基地局3aと同じデジタル無線システムを使用する基地局であると判別し、さらにその中から受信電界強度が最も高い無線CHを特定し、切り替えることができる。
これにより本実施形態の移動局4は、使用している無線CHの受信電界強度が基準レベルよりも低下しても同じデジタル無線システムからの他の無線CHに切り替わるために、回線交換部2と基地局3を介して通信効率を下げることなく管理部1と無駄なくデータ通信を行うことができる。
また識別子は、無線CH毎に異なる。よって移動局4は、同一基地局3(本実施形態の場合は基地局3c)から送信される複数の無線信号F1における無線CH(本実施形態の場合は無線CH3,無線CH4)でも、切り換わる前のデジタル無線システムを使用する基地局3から送信された無線信号F1であることを判別することができる。
また第1の格納部31は「RICH」により多くの識別子を格納するほど、基地局3は送信元基地局3を特定できる情報をより多く移動局4に送信することができる。これにより移動局4は、受信する無線信号F1が、使用していたデジタル無線システムと同一であることをより確実に判別することができる。
また第1の格納部31は「RICH」に識別子を格納したがこれに限定する必要はなく、例えば図3に示すフレームデータフォーマットの「未定義」領域に格納しても良い。
なお上記説明は、移動局4aと管理部1がデータ通信を行う際において、送信元基地局を判別するための説明に限定したがこれに限定する必要はない。例えば移動局4bと移動局4dが、基地局3a,3bと、回線交換部2a,2bを介してデータ通信を行う際も同様の効果を得ることができる。また例えば管理部1と移動局4a,4bが基地局3と回線交換部2を介して通信を行う際も同様の効果を得ることができる。
また、図1では、回線交換部2と基地局3は、管理部1とは独立した形態であるが、送信元基地局特定切替システムの規模に応じて管理部1と回線交換部2と基地局3を一体に構成することもできる。
このように本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
図1は、本実施形態において無線信号を切り換える際に、無線信号を送信した送信元の基地局を特定し、この無線信号に切り替える送信元基地局特定切替システムを示す概略構成図である。 図2は、本実施形態の基地局のシステム構成を概略的に示す概略構成図である。 図3は、SCPC方式の送信元基地局特定切替装置における送信フレームデータフォーマットの一部である「RICH」の一例を示す図である。 図4は、SCPC方式の送信元基地局特定切替装置における送信フレームデータフォーマットの一例を示す図である。 図5は、本実施形態の送信元基地局特定切替装置の概略構成図である。 図6は、送信元基地局と送信元基地局に対応する識別子の基地局番号や、送信元基地局と送信される無線CHに対応する識別子の基地局番号がまとめられているデータベースを示す図である。 図7は、基地局から送信される無線信号の受信電界強度と、移動局から基地局までの距離の関係を示す図である。 図8は、従来の切り換えを示す概略構成図である。
符号の説明
1…管理部、2(2a,2b,2c)…回線交換部、3(3a,3b,3c,3d)…基地局、4…移動局、5a,5b,5c,5d…無線CH到達エリア、31…第1の格納部、32…処理部、33…送受信部、41…送受信部、42…表示部、43…出力部、44…制御部、45…記憶部、46…第2の格納部、47…検出部、48…第1の判別部、49…第2の判別部、50…特定部。

Claims (1)

  1. 使用する無線信号を、所定の基地局から送信される無線信号に切り替えさせる送信元基地局特定切替装置であって、
    前記基地局を示す情報を格納している前記無線信号を前記基地局から受信する受信部と、
    前記無線信号の受信電界強度が予め所望に設定されている基準値よりも低下したか否かを判別する判別部と、
    前記判別部は前記受信電界強度が前記基準値よりも低いと判別した際に、受信している全ての前記無線信号を切り替える切り換え部と、
    前記判別部によって前記受信電界強度が前記基準値よりも最も高いと判別された前記無線信号を特定する特定部と、
    を具備し、
    前記切り換え部は、前記特定部によって特定された前記無線信号に切り替えることを特徴とする送信元基地局特定切替装置。
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