JP2001197539A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JP2001197539A JP2000003695A JP2000003695A JP2001197539A JP 2001197539 A JP2001197539 A JP 2001197539A JP 2000003695 A JP2000003695 A JP 2000003695A JP 2000003695 A JP2000003695 A JP 2000003695A JP 2001197539 A JP2001197539 A JP 2001197539A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでシステム間を跨るハンドオフ制御
を行うことができる移動通信システムを提供する。 【解決手段】 配下にBSCおよびBSを有するMSC
により管理される通信システムにおいて、少なくとも自
セルラシステムのMSCの1つと他セルラシステムのM
SCとの間をシステム間回線で接続する。自システムの
各BSCにおいて上位局のMSCが他システムのMSC
との間のシステム間回線が接続されているか否かを示す
システム間回線局データを備え、MS61が自システム
内から他システム内に移動して他システムへのハンドオ
フを行う場合、MSの上位局であるBSCが保有するシ
ステム間回線局データを検索し、上位局のMSCにシス
テム間回線がないとき、システム間回線を有するMSC
配下のBSへ移動交換局間ハードハンドオフ制御を行
う。一方、システム間回線があるとき、その回線を介し
てシステム間ハードハンドオフ制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に係わり、詳細には移動端末の移動に伴う各通信エリア
内を管轄する上位基地局との間の通信回線の切換制御を
行う移動通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムでは、サービスエリア
を網羅するようにセルと呼ばれる所定の範囲の無線通信
エリアが複数配置され、それぞれのセルに設けられた基
地局を介して、エリア内に所在する移動端末による通信
を可能にする。このような移動通信システムにおいて、
移動端末があるセルから別のセルに移動する際、この移
動端末との間で無線通信を行う基地局の切換制御に伴う
回線切換制御が行われる。この切換制御をハンドオフ制
御と呼ぶ。ハンドオフ制御には、瞬断を伴うハードハン
ドオフ制御と、無瞬断のソフトハンドオフ制御とがあ
る。
【0003】ハードハンドオフ制御は、一旦無線回線を
切断した後、切換先の無線回線に切り換え接続すること
で制御を簡素化する一方、瞬断が発生する。これに対し
てソフトハンドオフ制御は、ハンドオフ制御の際に回線
を保持したまま切換先の無線回線を接続することで、無
瞬断でハンドオフ制御を実現する。
【0004】移動通信システムでは、限られた周波数資
源を効率的に使用するため、周波数分割多元接続(Freq
uency Division Multiple Access:FDMA)方式、時
分割多元接続(Time Division Multiple Access:TD
MA)方式あるいは符号分割多元接続(Code Division
Multiple Access:CDMA)方式等によって、基地局
と移動端末との間で無線通信が行われる。特に、CDM
A方式の移動通信システムの場合、それぞれ固有の拡散
符号による拡散で容易に同一周波数帯域を共用すること
ができるため、隣接するセル内で同一周波数を用いた無
瞬断のソフトハンドオフ制御が行われる場合が多い。
【0005】図11は、従来提案されたハンドオフ制御
を行う移動通信システムの構成の概要を表わしたもので
ある。この移動通信システムは、第1および第2のセル
10 1、102それぞれをサービスエリアとする第1およ
び第2の基地局111、112が配置され、各基地局は通
信回線121、122を介して移動交換局13と接続され
ている。移動交換局13は、交換局間回線14を介して
公衆電話交換網15と接続されている。また、互いに隣
接する基地局間は、基地局間回線16を介して接続され
ている。移動交換局13は、複数の基地局を制御する基
地局制御装置を含むようにしてもよい。通信回線1
1、122および基地局間回線16では、ハンドオフ制
御に必要な制御情報が送受信される。以下では、第1の
セル101内に所在する移動端末17が、第2のセル1
2へ移動した場合について説明する。
【0006】図12は、図11に示す移動通信システム
におけるハンドオフ制御のシーケンスの概要を表わした
ものである。まず移動端末17は、第1のセル101
に所在し、第1の基地局111を介して、通信回線1
1、移動交換局13、交換局間回線14を経て公衆電
話交換網15との間で通話中であるものとする(通話中
20)。この移動端末17は、周囲の各基地局からの受
信電波の受信レベル等の受信品質を周期的に測定し(測
定21)、その測定結果により第1の基地局111と移
動端末17との間の回線品質が劣化し、第2の基地局1
2と移動端末17との間の回線品質が向上したことを
検出すると、その旨を品質情報22として上位の基地局
である第1の基地局111に通知する。
【0007】第1の基地局111では、その旨の通知を
受信すると、ソフトハンドオフ制御に移行し、移動端末
17との間の回線品質が向上した第2の基地局112
対してソフトハンドオフ要求23を送信する。これによ
り、第2の基地局112では、固有の拡散符号を割り当
てて移動端末17との間で無線チャネルを設定する。こ
れにより、移動端末17は、第1および第2の基地局1
1、112との間で無線回線が接続された、第1の基地
局111主導のソフトハンドオフモードに移行し、移動
端末17は移動交換局13との間の通話を第1および第
2の基地局11 1、112を介して行う(通話24)。
【0008】第1の基地局111主導のソフトハンドオ
フモードでは、移動交換局13は移動端末17が第1の
基地局111の配下にあるものと認識したままであるの
で、下り方向のユーザ情報等は移動交換局13から通信
回線121を介して第1の基地局111へ送信され、第1
の基地局111から移動端末17に対して無線送信され
る。これと同時に、基地局間回線16を介して第1の基
地局111から第2の基地局112へ移動交換局13から
の下り方向のユーザ情報等が送信され、第2の基地局1
2からも移動端末17に対して無線通信される。移動
端末17は、第1および第2の基地局111、112から
の送信に対して、ダイバーシチ受信を行う。一方、移動
端末17からは第1および第2の基地局111、112
対して上り方向のユーザ情報等が送信され、第2の基地
局112で受信された上り方向のユーザ情報等は基地局
間回線16を介して第1の基地局111に対して送信さ
れる。第1の基地局111では、これら上り方向のユー
ザ情報等のダイバーシチ受信処理を行って、通信回線1
1を介して移動交換局13に対して送信する。
【0009】やがて移動端末17で、回線品質の測定の
結果(測定25)、第1の基地局111との間の回線品
質がさらに劣化し、第2の基地局112との間の回線品
質が十分となったことが検出されると、その旨の品質情
報26が第1の基地局111に対して送信される。
【0010】第1の基地局111では、その旨の通知を
受信すると、第1の基地局111主導のソフトハンドオ
フモードから第2の基地局112主導のソフトハンドオ
フモードに移行するため、上位局である移動交換局13
に対してハードハンドオフ要求27を送信する。
【0011】移動交換局13は第1の基地局111から
ハードハンドオフ要求27を受信すると、その応答とし
て通信回線121、122を介して第1および第2の基地
局111、112に対してハードハンドオフ指示28を送
信する。これにより、移動交換局13は、移動端末17
が第2の基地局112の配下に移ったものと認識する。
すなわち、移動端末17は、第1および第2の基地局1
1、112との間で無線回線が接続された、第2の基地
局112主導のソフトハンドオフモードに移行し、移動
端末17は移動交換局13との間の通話を第1および第
2の基地局11 1、112を介して行う(通話29)。
【0012】さらに移動端末17で、回線品質の測定の
結果(測定30)、第1の基地局111との間の回線品
質が十分劣化したことが検出されると、その旨の品質情
報31が上位局である第2の基地局112に対して送信
される。
【0013】これを受信した第2の基地局112は、ソ
フトハンドオフモードにある第1の基地局111に対し
て基地局間回線16を介してソフトハンドオフ解除要求
32を送信して、ソフトハンドオフモードを終了して、
通常の通信モードに移行する。これにより、移動端末1
7は、第2の基地局112を介して、通信回線122、移
動交換局13、交換局間回線14を経て公衆電話交換網
15との間で通話を行うことができる(通話33)。
【0014】このように互いに隣接する基地局間に基地
局間回線を設け、各基地局では移動端末との間の無線回
線のソフトハンドオフ制御および移動交換局に対する基
地局間のハードハンドオフ制御による制御情報を送受信
させることで、移動交換局に集中するソフトハンドオフ
制御による負荷を軽減することができる。
【0015】このような移動通信システムに関する技術
は、例えば特開平10−145834号公報「移動体通
信システムにおいてソフトハンドオフを実施する方法お
よびそのための移動体通信システム並びに無線基地局」
に開示されている。
【0016】また、特表平9−511107号公報「セ
ルラー電気通信システムにおけるセミ・ハード・ハンド
オフ」には、互いに異なる移動交換局の配下であって隣
接する基地局が管轄する重複領域に、両移動交換局を上
位局とする基地局を配置することによって、セミ・ハー
ド・ハンドオフ制御を行う移動通信システムに関する技
術が開示されている。
【0017】図13は、特表平9−511107号公報
に開示された移動通信システムの構成の概要を表わした
ものである。この移動通信システムは、交換局回線40
を介して接続された第1および第2の移動交換局4
1、412は、それぞれ通信回線421、422を介して
配下の第1および第3の基地局431、433と接続され
ている。第2の移動交換局412は、公衆網回線44を
介して公衆網交換電話網45と接続されている。第1お
よび第3の基地局431、433は、それぞれエリア46
1、462を管轄する。エリア461、462は、互いに重
複しており、その重複部分を管轄する第2の基地局43
2が配置されている。第2の基地局432は、第1および
第2の移動交換局411、412を上位局とし、それぞれ
通信回線47 1、472を介して接続されている。
【0018】ここで、移動端末48が第3の基地局43
3を上位局として、第2の移動交換局412を介して公衆
網交換電話網45との間で通信状態にあって、移動によ
り、第2の基地局432、第1の基地局431が管轄する
セル内を順に通過するものとする。移動端末48が第3
の基地局433が管轄するセルから第2の基地局432
管轄するセルに移動すると、移動端末48が第2および
第3の基地局432、433と通信回線422、472を介
して接続されたソフトハンドオフ制御が行われ、その結
合点である第2の移動交換局412はダイバーシチ受信
を行う。やがて、移動端末48が第3の基地局433
ら離れ、第2の基地局432に接近すると、このソフト
ハンドオフ制御が終了し、第2の基地局432を上位局
として、第2の移動交換局412を介して公衆網交換電
話網45との間で通信状態になる。
【0019】移動端末48は、測定した受信品質を上位
局である第2の移動交換局412に対して周期的に報告
している。第2の移動交換局412は、この報告により
自移動交換局の配下の第2の基地局432から別の交換
局の配下の第1の基地局431の方向に移動しているこ
とを検出すると、セミ・ハード・ハンドオフ制御を開始
する。すなわち、第2の移動交換局412は移動先のセ
ルを管轄する第1の基地局431が隣接する第1の移動
交換局411の配下であることを検出し、交換局回線4
0を介して第1の移動交換局411に対してセミ・ハー
ド・ハンドオフ要求を行う。第1の移動交換局41
1は、第2の基地局432との間に通信回線471を設け
て、交換局回線40を介して第2の移動交換局412
対してセミ・ハード・ハンドオフ応答を送信する。この
セミ・ハード・ハンドオフ応答を受信した第1の移動交
換局411は、第2の基地局432との間の通信回線47
2を切断する。これにより、移動端末48は、第2の基
地局432を上位局として、第1の移動交換局411、交
換局回線40および第2の移動交換局412を介して公
衆網交換電話網45との間で通信状態となる。
【0020】さらに、移動端末48が、第1の移動交換
局411の配下の第1の基地局431に接近すると、移動
端末48が第1および第2の基地局431、432と通信
回線421、471を介して接続されたソフトハンドオフ
制御が行われ、その結合点である第1の移動交換局41
1はダイバーシチ受信を行う。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されたハンド
オフ制御を行う移動通信システムでは、移動端末の移動
に伴うハンドオフ制御を、瞬断が発生するハードハンド
オフ制御よりも無瞬断のソフトハンドオフ制御によって
行うようにしている。このため、ソフトハンドオフ制御
を行う基地局間、基地局制御装置間あるいは移動交換局
間に回線を設け、ユーザ情報等の送受を可能としてい
る。移動端末が通信状態のまま、さらに移動を続ける場
合、基地局間のみならずその上位局である基地局制御装
置間あるいはさらにその上位局である移動交換局間を跨
ったソフトハンドオフ制御が繰り返されることとなる。
そして、移動交換局間を跨ったソフトハンドオフ状態
で、さらに移動端末が移動すると、自システムのサービ
スエリアを越えて他システムのサービスエリアに入る場
合がある。
【0022】このようなシステムを跨ったハンドオフ制
御は、移動端末のユーザに対するサービスの質を向上さ
せるために必須である。しかしながら、複数のシステム
を跨ったハンドオフ制御を行うためには、移動端末の通
信制御を行う自システムの移動交換局と隣接する他シス
テムの移動交換局間に、通信回線を設ける必要がある
が、これら互いに異なるシステム間で隣接する移動交換
局同士全てに通信回線を設けるには設備コストがかかる
という問題がある。
【0023】そこで本発明の目的は、低コストでシステ
ム間を跨るハンドオフ制御を行うことができる移動通信
システムを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)移動端末と、(ロ)所定のサービスエリアご
とに配置され各サービスエリア内の移動端末との間で無
線通信を行う基地局と、(ハ)上位局の移動交換局が他
の移動交換局との間に回線を有するか否かを示す回線局
データを備え、基地局を介して移動端末と通信中に上位
局の移動交換局を跨るハンドオフ制御を行う場合回線局
データに基づいて上位局の移動交換局が他の移動交換局
との間に回線を有するとき移動端末との間の通信回線の
切り換え接続処理としてのハンドオフ処理を要求する基
地局制御装置と、(ニ)この基地局制御装置の上位局で
あってハンドオフ処理が要求されたとき他の移動交換局
との間で所定のハンドオフ処理を行う移動交換局とを移
動通信システムに具備させる。
【0025】すなわち請求項1記載の発明では、基地局
制御装置に上位局の移動交換局が他の移動交換局との間
に回線を有するか否かを示す回線局データを備え、基地
局を介して移動端末と通信中に上位局の移動交換局を跨
るハンドオフ制御を行う場合、この回線局データに基づ
いて上位局の移動交換局が他の移動交換局との間に回線
を有するときハンドオフ処理を要求するようにした。そ
して移動交換局は、このハンドオフ処理が要求されたと
き、他の移動交換局との間でハンドオフ処理を行う。
【0026】請求項2記載の発明では、(イ)移動端末
と、(ロ)所定のサービスエリアごとに配置され各サー
ビスエリア内の移動端末との間で無線通信を行う1また
は複数の基地局と、(ハ)上位局の移動交換局が仕様等
が異なる他システム移動交換局との間に回線を有するか
否かを示す回線局データを備え、基地局を介して移動端
末と基地局制御装置間ソフトハンドオフ状態で通信中に
上位局の移動交換局を跨るハンドオフ制御を行う場合回
線局データに基づいて上位局の移動交換局が他システム
移動交換局との間に回線を有するとき上位局の移動交換
局に対して他システム移動交換局との間の移動端末間の
通信回線の切り換え接続処理としてのシステム間ハンド
オフ処理を要求し、回線局データに基づいて上位局の移
動交換局が他システム移動交換局との間に回線を有しな
いとき上位局の移動交換局に対して自システム内の移動
交換局との間のシステム内ハンドオフ処理を要求する基
地局いずれかの上位局である1または複数の基地局制御
装置と、(ニ)これら基地局制御装置のいずれか1つの
上位局であって、システム内ハンドオフ処理が要求され
たとき自システム内でハンドオフ処理を行い、少なくと
も1つは他システム移動交換局との間に通信回線を有し
システム間ハンドオフ処理が要求されたとき他システム
移動交換局との間で所定のハンドオフ処理を行う互いに
接続された1または複数の移動交換局とを移動通信シス
テムに具備させる。
【0027】すなわち請求項2記載の発明では、互いに
隣接するもの同士が接続された各基地局制御装置におい
て、それぞれの上位局の移動交換局が仕様等が異なる他
システム移動交換局との間に回線を有するか否かを示す
回線局データを備えるようにした。そして、基地局を介
して移動端末と基地局制御装置間ソフトハンドオフ状態
で通信中に上位局の移動交換局を跨るハンドオフ制御を
行うとき、この回線局データに基づいて上位局の移動交
換局が他システム移動交換局との間に回線を有するとき
上位局の移動交換局に対して他システム移動交換局との
間のシステム間ハンドオフ処理を要求する。また、回線
局データに基づいて上位局の移動交換局が他システム移
動交換局との間に回線を有しないとき、上位局の移動交
換局に対して自システム内の移動交換局との間のシステ
ム内ハンドオフ処理を要求する。これら基地局制御装置
の上位局である移動交換局では、少なくとも1つは他シ
ステム移動交換局との間に通信回線を有しており、シス
テム間ハンドオフ処理が要求されたとき他システム移動
交換局との間で所定のハンドオフ処理を行い、システム
内ハンドオフ処理が要求されたとき自システム内でハン
ドオフ処理を行う。
【0028】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
移動通信システムで、他システムのサービスエリアにオ
ーバレイを含めて隣接する移動交換局のみ他システム移
動交換局との間に通信回線を有するものであることを特
徴としている。
【0029】すなわち請求項3記載の発明では、他シス
テムのサービスエリアにオーバレイを含めて隣接する移
動交換局のみ他システム移動交換局との間に通信回線を
備えるようにしたので、システム間ハンドオーバ制御に
必要とするシステム間回線の設備コストを最小限に抑え
ることができる。
【0030】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
移動通信システムで、移動交換局はシステム内ハンドオ
フ処理が要求されたとき他システム移動交換局との間に
通信回線を有する自システム内の移動交換局を選択して
この移動交換局との間でハンドオフ処理を行うものであ
ることを特徴としている。
【0031】すなわち請求項4記載の発明では、システ
ム内ハンドオフ処理が要求されたとき、移動交換局は他
システム移動交換局との間に通信回線を有する自システ
ム内の移動交換局を選択してこの移動交換局との間でハ
ンドオフ処理を行うことによって、再び移動通信中の回
線にシステム間を跨るハンドオフ制御が必要になったと
き、システム間ハンドオフ制御を行うようにすること
で、システム間を跨る移動交換局間ハンドオフ制御を簡
素化する。
【0032】請求項5記載の発明では、請求項2〜請求
項4記載の移動通信システムで、自システムは、符号分
割多元接続方式による移動通信を行うものであることを
特徴としている。
【0033】すなわち請求項5記載の発明では、符号分
割多元接続方式によるシステムにおいてハンドオフ制御
を行うようにすることで、多数の移動交換局が配置され
る大規模なシステムほど、隣接するセル内で同一周波数
を使用することができるため、システムを跨ったセル内
で同一周波数のパイロット信号を使用したシステム間ハ
ンドオフ制御を行うことができ、その設備コストの低減
効果は大きい。
【0034】
【発明の実施の形態】
【0035】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0036】図1は、本発明の一実施例における移動通
信システムの構成の概要を表わしたものである。本実施
例における移動通信システムは、事業者、通信方式、回
線プロトコルその他各種仕様の相違に基づいて区別され
る自セルラシステムのサービスエリアと他セルラシステ
ムのサービスエリアとからなる。以下では、自セルラシ
ステムはCDMA方式で通信され、他セルラシステムは
アナログ方式で通信されるものとする。
【0037】自セルラシステムのサービスエリアには、
第1および第2の移動交換局(Mobile Switching Cente
r:以下、MSCと略す。)501、502が配置されて
いる。第1のMSC501配下の下位局として、第1の
基地局制御装置(Base Station Controller:以下、B
SCと略す。)511が配置されている。第2のMSC
502配下の下位局として第2および第3のBSC5
2、513が配置されている。さらに、第1のBSC5
1配下の下位局として、第1および第2の基地局(Bas
e Station:以下、BSと略す。)521、522が配置
され、第1のサービスエリア531が構成されている。
さらに第2および第3のBSC532、533配下の下位
局として、それぞれ第3および第4のBS523、524
と、第5のBS525とが配置され、第2のサービスエ
リア532が構成されている。
【0038】第1および第2のMSC501、502の間
はMSC間回線54が接続され、この回線を介して移動
交換局間ハードハンドオフ制御が行われる。また、第1
および第2のBSC511、512の間、第2および第3
のBSC512、513の間には、それぞれ第1および第
2のBSC間回線551、552が接続され、これら回線
を介して基地局制御装置間ソフトハンドオフ制御が行わ
れる。
【0039】他セルラシステムのサービスエリアには、
他システムMSC56が配置されている。他システムM
SC56配下の下位局として、他システムBSC57が
配置されている。他システムBSC配下の下位局とし
て、第MのBS58が配置され、他システムサービスエ
リア59が構成されている。
【0040】本実施例における他セルラシステムにおい
て、自セルラシステムに近隣するサービスエリアを有す
る第MのBS58には、自セルラシステムで使用する周
波数のパイロット信号を送信することができるようにな
っている。これにより自セルラシステムのサービスエリ
アにおいてCDMA方式でパイロット信号を受信してい
る移動端末(Mobile Station:以下、MSと略す。)
は、他セルラシステムのパイロット信号の存在を認識す
ることができるようになっている。
【0041】本実施例における移動通信システムでは、
自セルラシステムのMSCのうち他セルラシステムのサ
ービスエリアに最も近い第2のMSC502と、他セル
ラシステムのMSCのうち自セルラシステムのサービス
エリアに最も近い他システムMSC56との間がシステ
ム間回線60により接続されている。このシステム間回
線60を介して、システム間ハードハンドオフ制御が行
われるようになっている。
【0042】このような構成の本実施例における移動通
信システムは、自システムの各BSCにおいて上位局の
MSCが他システムのMSCとの間のシステム間回線が
接続されているか否かを示すシステム間回線局データを
有している。そして、自システムサービスエリア内を移
動するMSが他システムのサービスエリア内に入り、他
システムへのハンドオフを行う場合、MSの上位局であ
るBSCにおいて、保有するシステム間回線局データを
検索して、上位局のMSCにシステム間回線がないと
き、システム間回線を有するMSC配下のBSへ移動交
換局間ハードハンドオフ制御を行う。一方、保有するシ
ステム間回線局データを検索して、上位局のMSCにシ
ステム間回線があるときその回線を介してシステム間ハ
ードハンドオフ制御を行う。
【0043】次に、本実施例における移動通信システム
の要部について説明する。
【0044】第1〜第5のBS521〜525および第M
のBS58は、それぞれ周期的にパイロット信号を配下
のMSに対して送信する。本実施例では、CDMAセル
ラシステムについて説明するため、BSごとに異なる拡
散符号で拡散することにより、互いに隣接するエリア間
で同一周波数のパイロット信号を使用することができ
る。このパイロット信号は、BSごとに異なり、ここで
はBSを識別するためのBS配下のセル識別子(IDenti
fier:以下、IDと略す。)からなるものとする。
【0045】このようなパイロット信号を受信するMS
は、図示しない中央処理装置(Central Processing Uni
t:以下、CPUと略す。)を有しており、読み出し専
用メモリ(Read Only Memory:以下、ROMと略す。)
等の所定の記憶装置に格納された制御プログラムにした
がって、所定の受信処理を実行できるようになってい
る。
【0046】図2は、本実施例におけるMSのパイロッ
ト信号受信処理の処理内容の概要を表わしたものであ
る。MSは、複数のBSそれぞれから送信されるパイロ
ット信号の受信を監視しており(ステップS70:
N)、これらいずれかを検出したとき(ステップS7
0:Y)、それぞれについてあらかじめ決められた拡散
符号により逆拡散を行ってそのパイロット信号がどのB
Sから送信されたものであるかを判別するとともに、そ
の受信強度を測定する(ステップS71)。次に、この
測定した受信強度が一定レベルを超えたか否かを判別し
(ステップS72)。超えたと判別されたとき(ステッ
プS72:Y)、受信したパイロット信号の送信元のB
Sに対してパイロット強度報告を送信し(ステップS7
3)、再びパイロット信号の受信を監視する(リター
ン)。一方、ステップS72で、測定した受信強度が一
定レベルを超えないと判別されたとき(ステップS7
2:N)、そのまま再びパイロット信号の受信を監視す
る(リターン)。
【0047】続いて、本実施例におけるBSCについて
説明する。
【0048】本実施例におけるBSCは、上述したよう
に上位局のMSCが他システムのMSCとの間にシステ
ム間回線を有するか否かを示すシステム間回線局データ
を保持している。このシステム間回線局データは、BS
Cごとに配下とするBSが隣接する他システムのセルを
識別するセルIDに対応して、上位局であるMSCと他
システムセルIDの上位局であるMSCとの間にシステ
ム間回線が設けられているか否かについて、あらかじめ
登録されたものである。
【0049】図3は、第1のBSC511が保有するシ
ステム間回線局データの概要を表わしたものである。第
1のBSC511の配下であるBSの近隣セルとして、
セルIDが“m”〜“n”のセルが存在し、これらセル
の上位局のMSCと、第1のBSC511の上位局であ
る第1のMSC501との間にシステム間回線の有無を
示す局データ値があらかじめ設定されている。ここで
は、第MのBS58は第1のBSC511の近隣セルに
含まれず、他システムMSCとの間にはシステム間回線
が存在しないため、全ての局データ値はシステム間回線
が存在しないことを示す“0”が設定される。
【0050】図4は、第2のBSC512が保有するシ
ステム間回線局データの概要を表わしたものである。第
2のBSC512の配下であるBSの近隣セルとして、
セルIDが“p”〜“q”のセルが存在し、これらセル
の上位局のMSCと、第2のBSC512の上位局であ
る第2のMSC502との間にシステム間回線の有無を
示す局データ値があらかじめ設定されている。ここで
は、第2のBSC512の上位局である第2のMSC5
2には他システムMSC56との間にシステム間回線
を有しているが、第2のBSC512の近隣セルに他シ
ステムMSC56配下のセルが存在しないため、結局全
ての局データ値はシステム間回線が存在しないことを示
す“0”が設定される。
【0051】図5は、第3のBSC513が保有するシ
ステム間回線局データの概要を表わしたものである。第
3のBSC513の配下であるBSの近隣セルとして、
セルIDが“M”〜“z”のセルが存在し、これらセル
の上位局のMSCと、第3のBSC513の上位局であ
る第2のMSC502との間にシステム間回線の有無を
示す局データ値があらかじめ設定されている。ここで
は、第3のBSC513の上位局である第2のMSC5
2には、他システムMSC56との間にシステム間回
線を有し、第3のBSC513の近隣セルに他システム
MSC56配下の第MのBS58に対応したセルID
“M”が存在することから、セルID“M”に対応する
システム間回線の有無を示す局データ値は“1”が設定
される。その他のセルIDに対応する局データ値は、シ
ステム間回線が存在しないことを示す“0”が設定され
る。
【0052】上述したシステム間回線局データを有する
BSCは、図2に示したMSからのパイロット強度報告
に基づいて、自セルラシステム内における移動交換局間
のハードハンドオフ制御および他セルラシステムへのシ
ステム間ハードハンドオフ制御が行われるようになって
いる。このようなBSCは、上述したシステム間回線局
データの他に保持する基地局制御装置間ハンドオフ制御
情報と配下のBSの近隣セル情報とに基づいて、ハンド
オフ制御を行う。
【0053】図6は、各BSCが保持する基地局制御装
置間ハンドオフ制御情報の概要を表わしたものである。
各BSCが保持する基地局制御装置間ハンドオフ制御情
報80は、自装置で管理する通信路ごとに、MS61と
ソフトハンドオフ状態を含む通信中の基地局81と、こ
の基地局の上位局であるBSC82とを対応付けて記憶
されている。さらに、各通信路に対応して、電波の受信
強度やソフトハンドオフ制御を主導しているか否か等の
ハンドオフ情報83が記憶されている。
【0054】図7は、各BSCが保持する近隣セル情報
の概要を表わしたものである。各BSCが保持する近隣
セル情報85は、各BSC配下の基地局ごとに隣接する
セルを識別するセルID87に対応したパイロット番号
86が記憶されるとともに、セルIDに対応して隣接す
るセルが自セルラシステムのものであるか他セルラシス
テムのものであるかを示すシステム識別子88が記憶さ
れている。
【0055】各BSCは、図示しないCPUを有し、R
OM等の所定の記憶装置に格納された制御プログラムに
したがって、上述した制御を実行することができるよう
になっている。
【0056】図8は、本実施例におけるBSCの制御プ
ログラムの処理内容の概要を表わしたものである。まず
BSCは、既に設定された通信路中の各BSC配下のB
Sが周期的に送信するパイロット信号を受信したMSに
よって報告されたパイロット強度報告を受信すると、こ
のパイロット強度報告の解析処理を行う(ステップS9
0)。すなわち、パイロット強度報告によって通知され
たパイロット番号から、図7に示した近隣セル情報を参
照して、セルIDに変換し、システム識別子から自セル
ラシステムであるか否かを認識する。
【0057】ここで、BSCで保持する近隣セル情報に
検索対象のパイロット番号がないとき、さらに図6に示
したあらかじめ登録されている基地局制御装置間ハンド
オフ制御情報を参照して、その通信路でソフトハンドオ
フ状態を含む通信中のMSの上位局であるBSCを検索
する。MSとの間でソフトハンドオフ状態を含む通信中
のMSの上位局であるBSCが複数存在するときは、基
地局制御装置間ハンドオフ制御情報でこれらBSCに対
応して記憶されているハンドオフ情報から、電波の受信
強度等に基づいて最適なBSCを1つ選択する。そし
て、選択したBSCに対して、パイロット強度報告解析
要求を送信する。パイロット強度報告解析要求を受信し
たBSCでは、通知されたパイロット番号から自BSC
の近隣セル情報を参照して、セルIDに変換するととも
に、このセルIDがシステム識別子より自セルラシステ
ムであるか否かを認識する。そして、このセルIDが他
セルラシステムのものであるときシステム間回線局デー
タを読み出して、この他セルラシステムのセルの上位局
であるMSCと、自BSCの上位局のMSCとの間にシ
ステム間回線の存在有無を示す情報を取り出し、変換し
たセルIDとともにパイロット強度報告解析結果とし
て、パイロット強度報告解析要求の送信元に対して返信
する。
【0058】このようにパイロット強度報告の解析結果
から、受信したパイロット強度報告が自セルラシステム
のセルIDではなく他セルラシステムのセルIDからの
ものであると認識されたとき(ステップS91:Y)、
パイロット強度報告により通知されたパイロット信号の
受信強度がシステム間ハンドオフ制御を行うための閾値
としてあらかじめ決められた一定レベルを超えているか
否かを判別する(ステップS92)。
【0059】受信したパイロット強度報告が他セルラシ
ステムのBSが送信したパイロット信号に対応したもの
であって、その受信強度があらかじめ決められた一定レ
ベルを超えていると判別されたとき(ステップS92:
Y)、パイロット強度解析の結果、変換されたセルID
が図3〜図6に示すシステム間回線局データに存在する
か否かを検索する(ステップS93)。そして、パイロ
ット強度解析によって変換されたセルIDがBSCで保
持するシステム間回線局データに存在したとき(ステッ
プS94:Y)、このBSCの上位局であるMSCは他
セルラシステムMSCとの間にシステム間回線を有して
いることとなるため、他システムへのシステム間ハード
ハンドオフ処理を実行し(ステップS95)、一連の処
理を終了する(エンド)。
【0060】一方、ステップS94で、パイロット強度
解析によって変換されたセルIDがBSCで保持するシ
ステム間回線局データに存在しないとき(ステップS9
4:N)、移動交換局間ハードハンドオフ処理を行う。
この際、パイロット強度報告の解析結果より変換された
他セルラシステムのBSの上位局のMSCとの間にシス
テム間回線を有し、かつ最も電波環境が良好なセルを有
するMSCをハンドオフ先として決定し(ステップS9
6)、移動交換局間ハードハンドオフ処理を実行して
(ステップS97)、一連の処理を終了する(エン
ド)。
【0061】ステップS91でパイロット強度報告の解
析結果から、受信したパイロット強度報告が自セルラシ
ステムのセルIDからのものであると認識されたとき
(ステップS91:N)、あるいはステップS92で受
信したパイロット強度報告が他セルラシステムのBSが
送信したパイロット信号に対応したものであってその受
信強度があらかじめ決められた一定レベルを超えていな
いと判別されたとき(ステップS92:N)は、通常の
ハンドオフ処理を実行して(ステップS98)、一連の
処理を終了する(エンド)。
【0062】以下では、図9および図10を参照しなが
ら、本実施例における移動通信システムの動作について
具体的に説明する。
【0063】図9および図10は、本実施例における移
動通信システムの動作シーケンスの一例を表わしたもの
である。ここでは、図1に示すように、MS61が第1
のBS521配下で第1のMSC501に接続される図示
しない公衆電話網に収容された相手先との間の呼接続を
行った後、その通信を継続して第1のBS521、第3
のBS523、第4のBS524、第5のBS525配下
の順に破線で示す矢印100の方向に移動したものとす
る。この移動による通信中には、各基地局制御装置間で
第1および第2のBSC間回線551、552を介した基
地局制御装置間ソフトハンドオフ制御が行われ、その結
果として第5のBS525配下における通信路101が
設定される。
【0064】MS61は、図2で説明したように、周期
的に周囲のBSから送信されるパイロット信号を受信し
てその強度を測定する。第5のBS525の配下にあっ
たMS61が、さらに移動して他セルラシステムの第M
のBS58の配下に移動するにしたがって、第MのBS
58によって送信されるパイロット信号の受信強度が増
し、あらかじめ決められたレベルを超えたときそのパイ
ロット信号に含まれる第MのBS58のパイロット番号
からなるパイロット強度報告を、自セルラシステムの第
5のBS525に送信する(報告102)。
【0065】第5のBS525で受信されたパイロット
強度報告は、第3のBSC513、第2のBSC512
介してMS61の呼接続を行い通信路101を管理する
第1のBSC511まで転送される。
【0066】第1のBSC511は、受信したパイロッ
ト強度報告の解析処理を行う(図8のステップS9
0)。すなわち、図8で説明したように、パイロット強
度報告によって通知されたパイロット番号からセルID
に変換するため、図7に示したような自装置が保持する
近隣セル情報を検索する。第1のBSC511は第5の
BS525を持たないため、さらに図6に示したよう
に、あらかじめ登録されている基地局制御装置間ハンド
オフ制御情報を参照して、通信路101でソフトハンド
オフ状態を含む通信中のMSの上位局であるBSCを検
索する。ここでは、既に第1のBSC511と第3のB
SC513とでソフトハンドオフ状態でMS61と通信
し、電波の受信強度とソフトハンドオフ先が第5のBS
525である等のハンドオフ情報を考慮して第5のBS
525の上位局である第3のBSC513を選択する。そ
して、選択した第3のBSC513に対してパイロット
強度報告解析要求を送信する(解析要求103)。
【0067】パイロット強度報告解析要求を受信した第
3のBSC513は、自装置が保有する近隣セル情報か
ら、通知されたパイロット番号に対応するセルIDに変
換する。さらに、近隣セル情報から変換したセルID
が、システム識別子より自セルラシステムであるか否か
を認識する。第3のBSC513が保有するシステム間
回線局データは、図5に示すように第MのBS58が上
位局である他システムMSC56と、第3のBSC51
3の上位局である第2のMSC502との間に、システム
間回線60が存在することを示しているので、このシス
テム間回線の有りを示す“1”からなるシステム間回線
有無情報が、パイロット強度報告解析結果として、変換
した第Mのセル58のセルIDとともにパイロット強度
報告解析要求の送信元である第1のBSC511に対し
て送信される(解析応答104)。
【0068】第3のBSC513からパイロット受信強
度報告解析応答を受信した第1のBSC511は、その
解析結果より受信したパイロット強度報告が自セルラシ
ステムのセルIDからのものであるかを判別する(図8
のステップS91)。ここでは他セルラシステムの第M
のBS58のセルIDが含まれるので、続いて第MのB
S58からのパイロット信号の受信強度が、システム間
ハンドオフを行うためにあらかじめ決められた一定レベ
ルを超えたか否かを判別する(図8のステップS9
2)。ここで、一定レベルを超えていると判別されたも
のとすると、第1のBSC511は、自装置内で保有す
る図3で示すシステム間回線局データからハンドオフ先
となる他セルラシステムの第MのBS58のセルIDを
検索する(検索105)。図3に示すように、第1のB
SC511の上位局である第1のMSC501は、他セル
ラシステムとの間のシステム間回線を有しているか否か
を参照して、システム間ハンドオフを実行するか否かを
判定する(判定106)。ここでは、他セルラシステム
との間のシステム間回線を有していないため、第1のB
SC511は移動交換局間ハンドオフ処理を実行する。
この際、パイロット強度報告の解析結果より変換された
他セルラシステムのBSの上位局のMSCとの間にシス
テム間回線を有し、かつ最も電波環境が良好なセルを有
するMSCをハンドオフ先として決定する(図8のステ
ップS96)。ここでは、第2のMSC502配下の第
5のBS525が選択される。したがって、第1のBS
C511は、移動交換局間ハードハンドオフ制御を実行
するため、上位局である第1のMSC501に対して第
5のBS525への移動交換局間ハードハンドオフ要求
を送信する(ハードハンドオフ要求107)。
【0069】第1のBSC511から移動交換局間ハー
ドハンドオフ要求を受信した第1のMSC501は、第
3のBSC513の上位局である第2のMSC502との
間で所定の移動交換局間ハードハンドオフ処理を実行す
る(ハンドオフ処理108)。
【0070】すなわち、まず第1のMSC501は、M
SC間回線54を介して第2のMSC502に対してハ
ンドオフ要求109を送信する。第2のMSC50
2は、そのハンドオフ要求109をハンドオフ要求11
0として、ハンドオフ先の第3のBSC513に対して
転送する。第3のBSC513は、第5のBS525に対
して通信路101とは異なる別の通信路を設定するため
のチャネル設定要求111を送信するとともに、第2の
MSC502に対してハンドオフ応答112を送信す
る。第2のMSC502は、そのハンドオフ応答112
をハンドオフ応答113として第1のMSC501に対
して送信する。このハンドオフ応答113を受信した第
1のMSC501は、交換局間ハードハンドオフ要求の
送信元である第1のBSC511に対して交換局間ハー
ドハンドオフ応答114を送信する。
【0071】上位局である第1のMSC501から交換
局間ハードハンドオフ応答114を受信した第1のBS
C511は、既に設定されている通信路101を介して
MS61に対してハンドオフ実行指示115を送信す
る。
【0072】これを受信したMS61は、内部で所定の
ハンドオフ実行準備を行った後、通信路101を介して
第1のBSC511に対してハンドオフ完了通知116
を送信する。
【0073】続いてMS61からのハンドオフ完了通知
を受信した第1のBSC511は、第1のMSC501
対してハンドオフ開始通知117を送信する。
【0074】第3のBSC513から第5のBS525
対するチャネル設定要求111およびMS61に対する
ハンドオフ実行指示115により、MS61と第5のB
S525を介した第3のBSC513との間で新チャネル
移行処理118が完了すると、第3のBSC513は第
2のMSC502に対してハンドオフ完了通知119を
送信する。第2のMSC502は、このハンドオフ完了
通知119をハンドオフ完了通知120として第1のM
SC501に対して送信する。
【0075】ハンドオフ完了通知120を受信した第1
のMSC501は、通信路101に沿って第1のBSC
511、第2のBSC512、第3のBSC513および
第5のBS525に対して旧チャネル解放処理要求12
1を送信して、通信路101の解放を要求する。
【0076】これ以降、MS61は、第5のBS525
との間に新たに割り当てられたチャネルと通信状態とな
り、第1のMSC501、第2のMSC502、第3のB
SC513および第5のBS525を経由する新通信路1
22が設定される。
【0077】このように交換局間ハードハンドオフ制御
完了後に新たに通信路122が設定され、さらにMS6
1が矢印100の方向に移動して、MS61で受信され
る他セルラシステムの第MのBS58からのパイロット
信号が一定レベルを超えると、再び第MのBS58のパ
イロット番号からなるパイロット強度報告を自セルラシ
ステムの第5のBS525に送信する(報告130)。
【0078】第5のBS525で受信されたパイロット
強度報告は、MS61に対する通信路122を管理する
第3のBSC513に転送される。
【0079】第3のBSC513は、受信したパイロッ
ト強度報告の解析処理を行う。すなわち、図8で説明し
たように、パイロット強度報告によって通知されたパイ
ロット番号からセルIDに変換するため、図7に示した
ような自装置が保持する近隣セル情報を検索する。第3
のBSC513は第5のBS525を持つため、受信した
パイロット強度報告からパイロット番号を取り出し、こ
れに対応するセルIDに変換する。さらに、近隣セル情
報から変換したセルIDが、システム識別子より自セル
ラシステムであるか否かを認識する。第3のBSC51
3が保有するシステム間回線局データは、図5に示すよ
うに第MのBS58が上位局である他システムMSC5
6と、第3のBSC513の上位局である第2のMSC
502との間に、システム間回線60が存在することを
示しているので、このシステム間回線があることを示す
データ“1”のシステム間回線有無情報が取り出される
(検索131)。第3のBSC513は、このシステム
間回線有無情報から、システム間ハンドオフ処理を実行
するか否かを判定する(判定132)。ここでは、取り
出されたシステム間回線有無情報が第MのBS58が上
位局である他システムMSC56と、第3のBSC51
3の上位局である第2のMSC502との間に、システム
間回線60が存在することを示しているので、システム
間ハードハンドオフ処理の実行を決定する。
【0080】続いて、第3のBSC513は、他セルラ
システムの第MのBS58へのシステム間ハードハンド
オフ要求133を、第3のBSC513の上位局である
第2のMSC502に対して送信する。このシステム間
ハードハンドオフ要求133を受信した第2のMSC5
2は、他セルラシステムの他システム57との間で所
定のシステム間ハンドオフ処理を実行する(ハンドオフ
処理134)。
【0081】すなわち、まず第2のMSC502は、シ
ステム間回線60を介して他セルラシステムの他システ
ムMSC56に対して、システム間ハンドオフ要求13
5を送信する。他システムMSC56はシステム間ハン
ドオフ要求135を受信すると、配下の他システムBS
C57および第MのBS58に対して所定のシステム間
ハンドオフ処理準備を行った後、システム間回線60を
介して第2のMSC502にシステム間ハンドオフ応答
136を返信する。
【0082】第2のMSC502は、そのシステム間ハ
ンドオフ応答136を他システムハンドオフ応答137
として、他システムハンドオフ要求133を送信した第
3のBSC513に対して送信する。
【0083】第3のBSC513は、配下の第5のBS
525に対してハンドオフ実行指示138を送信する。
第5のBS525は、そのハンドオフ実行指示138を
MS61に対して送信する。
【0084】これを受信したMS61は、内部で所定の
ハンドオフ実行準備を行った後、第5のBS525を介
して第3のBSC513に対してハンドオフ完了通知1
39を送信する。
【0085】MS61からのハンドオフ完了通知を受信
した第3のBSC513は、第2のMSC502に対して
ハンドオフ開始通知140を送信する。
【0086】第2のMSC502は、図9に示したよう
に接続された通信路122に沿って、第3のBSC51
3および第5のBS525に対して呼切断処理要求141
を送信するとともに、第1のMSC501に対して呼切
断処理要求142を送信し、通信路122を切断する。
これにより、他セルラシステム配下の第MのBS58へ
のハンドオフ制御が完了し、MS61は他セルラシステ
ム内で移動通信処理が行われる。
【0087】このように本実施例における移動通信シス
テムでは、配下にBSCおよびBSを有するMSCによ
り管理される通信システムにおいて、少なくとも自セル
ラシステムのMSCの1つと他セルラシステムのMSC
との間をシステム間回線で接続する。自セルラシステム
の各BSCにおいて上位局のMSCが他システムのMS
Cとの間のシステム間回線が接続されているか否かを示
すシステム間回線局データを備え、自セルラシステムの
サービスエリア内を移動するMS61が他システムのサ
ービスエリア内に入り、他システムへのハンドオフを行
う場合、MSの上位局であるBSCが保有するシステム
間回線局データを検索して上位局のMSCにシステム間
回線がないとき、システム間回線を有するMSC配下の
BSへ移動交換局間ハードハンドオフ制御を行う。一
方、保有するシステム間回線局データを検索して上位局
のMSCにシステム間回線があるとき、その回線を介し
てシステム間ハードハンドオフ制御を行う。これによ
り、システム間ハードハンドオフ制御を行うために少な
くとも1つの自セルラシステムのMSCと他セルラシス
テムのMSCとの間をシステム間回線で接続するだけで
済み、互いに異なるシステム間で隣接する移動交換局同
士全てに通信回線を設ける必要がなくなるため、設備コ
ストを大幅に削減することができる。特に、多数のMS
Cが配置される大規模なCDMA方式による移動通信シ
ステムでは、隣接するセル内で同一周波数を使用するこ
とができるため、システムを跨ったセル内で同一周波数
のパイロット信号を使用したシステム間ハンドオフ制御
を行うことができ、その設備コストの低減効果は大き
い。また、他セルラシステムとの間に設けられるシステ
ム間回線は、他セルラシステムのサービスエリアにオー
バレイを含めて隣接するMSCのみにすることによっ
て、システム間ハンドオフ制御に必要とするシステム間
回線の設備コストを最小限に抑えることができる。
【0088】なお本実施例における移動通信システムで
は、CDMA方式によるものとして説明したが、これに
限定されるものではない。CDMA方式以外の例えばT
DMA方式やFDMA方式でハンドオフ制御が可能であ
る場合、同様の効果を得ることができる。
【0089】なお本実施例における移動通信システムで
は、事業者等が異なるシステム間に跨るハンドオフ制御
について説明したが、これに限定されるものではない。
同システム内におけるMSC間のハンドオフ制御にも適
用することができ、この場合MSC間回線の設備コスト
を大幅に削減することが可能となる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、移動交換局間ハンドオフ制御を行うためにシ
ステム内の全ての移動交換局同士を回線接続する必要が
なくなり、低コストでハンドオフ制御を行う移動通信シ
ステムを実現することができる。
【0091】また請求項2記載の発明によれば、システ
ム間ハードハンドオフ制御を行うために少なくとも1つ
の自システムの移動交換局と他システムの移動交換局と
の間を回線で接続するだけで済み、互いに異なるシステ
ム間で隣接する移動交換局同士全てに通信回線を設ける
必要がなくなるため、設備コストを大幅に削減すること
ができる。
【0092】さらに請求項3記載の発明によれば、他シ
ステムのサービスエリアにオーバレイを含めて隣接する
移動交換局のみ他システム移動交換局との間に通信回線
を備えるようにしたので、システム間ハンドオフ制御に
必要とするシステム間回線の設備コストを最小限に抑え
ることができる。
【0093】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
システム内ハンドオフ処理が要求されたとき、移動交換
局は他システム移動交換局との間に通信回線を有する自
システム内の移動交換局を選択してこの移動交換局との
間でハンドオフ処理を行うことによって、再び移動通信
中の回線にシステム間を跨るハンドオフ制御が必要にな
ったとき、システム間ハンドオフ制御を行うようにする
ことで、システム間を跨る移動交換局間ハンドオフ制御
を簡素化する。
【0094】さらに請求項5記載の発明によれば、多数
のMSCが配置される大規模なシステムほど、隣接する
セル内で同一周波数を使用することができるため、シス
テムを跨ったセル内で同一周波数のパイロット信号を使
用したシステム間ハンドオフ制御を行うことができ、そ
の設備コストの低減効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における移動通信システムの構成の概
要を示す構成図である。
【図2】本実施例におけるMSのパイロット信号受信処
理の処理内容の概要を示す流れ図である。
【図3】本実施例における第1のBSCが保有するシス
テム間回線局データの概要を示す説明図である。
【図4】本実施例における第2のBSCが保有するシス
テム間回線局データの概要を示す説明図である。
【図5】本実施例における第3のBSCが保有するシス
テム間回線局データの概要を示す説明図である。
【図6】本実施例における各BSCが保持する基地局制
御装置間ハンドオフ制御情報の概要を示す説明図であ
る。
【図7】本実施例における各BSCが保持する近隣セル
情報の概要を示す説明図である。
【図8】本実施例におけるBSCの制御プログラムの処
理内容の概要を示す流れ図である。
【図9】本実施例における移動通信システムの動作シー
ケンスの一例の前半部を示すシーケンス図である。
【図10】本実施例における移動通信システムの動作シ
ーケンスの一例の後半部を示すシーケンス図である。
【図11】従来提案されたハンドオフ制御を行う移動通
信システムの構成の概要を示す構成図である。
【図12】従来提案された移動通信システムのハンドオ
フ制御シーケンスを示すシーケンス図である。
【図13】特表平9−511107号公報に開示された
移動通信システムの構成の概要を示す構成図である。
【符号の説明】
501 第1のMSC 502 第2のMSC 511〜513 第1〜第3のBSC 521〜525 第1〜第5のBS 531 第1のサービスエリア 532 第2のサービスエリア 54 MSC回線 551 第1のBSC間回線 552 第2のBSC間回線 56 他システムMSC 57 他システムBSC 58 第MのBS 59 他システムサービスエリア 60 システム間回線 61 MS 100 移動方向 101、122 通信路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動端末と、 所定のサービスエリアごとに配置され各サービスエリア
    内の移動端末との間で無線通信を行う基地局と、 上位局の移動交換局が他の移動交換局との間に回線を有
    するか否かを示す回線局データを備え、前記基地局を介
    して前記移動端末と通信中に前記上位局の移動交換局を
    跨るハンドオフ制御を行う場合前記回線局データに基づ
    いて上位局の移動交換局が他の移動交換局との間に回線
    を有するとき前記移動端末との間の通信回線の切り換え
    接続処理としてのハンドオフ処理を要求する基地局制御
    装置と、 この基地局制御装置の上位局であって前記ハンドオフ処
    理が要求されたとき前記他の移動交換局との間で所定の
    ハンドオフ処理を行う移動交換局とを具備することを特
    徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 移動端末と、 所定のサービスエリアごとに配置され各サービスエリア
    内の移動端末との間で無線通信を行う1または複数の基
    地局と、 上位局の移動交換局が仕様等が異なる他システム移動交
    換局との間に回線を有するか否かを示す回線局データを
    備え、前記基地局を介して前記移動端末と基地局制御装
    置間ソフトハンドオフ状態で通信中に前記上位局の移動
    交換局を跨るハンドオフ制御を行う場合前記回線局デー
    タに基づいて上位局の移動交換局が他システム移動交換
    局との間に回線を有するとき前記上位局の移動交換局に
    対して前記他システム移動交換局との間の前記移動端末
    間の通信回線の切り換え接続処理としてのシステム間ハ
    ンドオフ処理を要求し、前記回線局データに基づいて上
    位局の移動交換局が他システム移動交換局との間に回線
    を有しないとき前記上位局の移動交換局に対して自シス
    テム内の移動交換局との間のシステム内ハンドオフ処理
    を要求する前記基地局いずれかの上位局である1または
    複数の基地局制御装置と、 これら基地局制御装置のいずれか1つの上位局であっ
    て、システム内ハンドオフ処理が要求されたとき自シス
    テム内で前記ハンドオフ処理を行い、少なくとも1つは
    前記他システム移動交換局との間に通信回線を有し前記
    システム間ハンドオフ処理が要求されたとき前記他シス
    テム移動交換局との間で所定のハンドオフ処理を行う互
    いに接続された1または複数の移動交換局とを具備する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記他システムのサービスエリアにオー
    バレイを含めて隣接する移動交換局のみ前記他システム
    移動交換局との間に通信回線を有するものであることを
    特徴とする請求項2記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記移動交換局は前記システム内ハンド
    オフ処理が要求されたとき前記他システム移動交換局と
    の間に通信回線を有する自システム内の移動交換局を選
    択してこの移動交換局との間で前記ハンドオフ処理を行
    うものであることを特徴とする請求項3記載の移動通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記自システムは、符号分割多元接続方
    式による移動通信を行うものであることを特徴とする請
    求項2〜請求項4記載の移動通信システム。
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