JP2009044264A - アナウンスを行う電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者に対してより適切な報知を行うことができる電気製品を提供する。
【解決手段】電気機器は、アナウンスを指示する指示部と、人の存否を検出する検出部と、音声データに基づきアナウンスを実行する音声生成部と、所定時間の間、前記指示部による指示を記憶保持し、この記憶保持時内に前記検出部が人の存在を検出したとき前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせる制御部を有する。これによって、使用者は必要なアナウンスを聞き漏らすことがなくなる。
【選択図】図7
【解決手段】電気機器は、アナウンスを指示する指示部と、人の存否を検出する検出部と、音声データに基づきアナウンスを実行する音声生成部と、所定時間の間、前記指示部による指示を記憶保持し、この記憶保持時内に前記検出部が人の存在を検出したとき前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせる制御部を有する。これによって、使用者は必要なアナウンスを聞き漏らすことがなくなる。
【選択図】図7
Description
本発明は、家庭内における電気製品の状態の報知を行う電気機器に関する。
家電製品においては、単純なブザー音のパターン相違にて家電製品がどのような状態にあるかを報知していた。ところがこれらのブザー音だけではどこで何が起こったかわからず、さらに個々の家電製品についての報知音の意味に慣れるまで、ブザー音がする都度、その意味を取扱説明書で確認しなければならなかった。
特開2002−44743
しかしながら、家庭内における家電製品に関する報知についてはまだまだ不充分な点が多く、改善の余地がある。
本発明の課題は、上記に鑑み、家庭内における電気機器に関する報知を改善し、よりユーザに使いやすいものとすると共に、使用者に対してより適切な報知を行うことができる電気製品を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、アナウンスを指示する指示部と、人の存否を検出する検出部と、音声データに基づき指示部の指示に従ってアナウンスを実行する音声生成部と、検出部が人の存在を検出できないとき音声生成部によるアナウンスの実行を保留する制御部とを有する電気機器を提供する。これによって人がいないときに無駄なアナウンスが行われることがなくなる。
上記のような特徴は、所定の機能を有する機能部と、機能部の状態変化を検出し状態検出信号を生成する状態検出部とを有するとともに、状態検出部の検出に基づいてアナウンスを指示するよう構成した電気機器において有用である。
また、上記のような特徴は、電気機器自身でアナウンスを指示する場合だけでなく、外部機器から受信する信号に基づいてアナウンスを指示する場合においても有用である。
また、上記のような特徴は、電気機器自身でアナウンスを指示する場合だけでなく、外部機器から受信する信号に基づいてアナウンスを指示する場合においても有用である。
さらに、上記のような特徴は、複数の音声データを記憶している記憶部を有し、この記憶部から音声データを読み出してアナウンスを実行する場合や、外部機器から受信する音声データに基づいてアナウンスを実行する場合など、多様な応用が可能である。
本発明の具体的特徴によれば、制御部は、アナウンス実行保留中において検出部が人の存在を検出したとき音声生成部によるアナウンスを実行させる。これによって、アナウンスを伝達したい相手に確実にアナウンスを伝えることができ、人が来たときには既にアナウンスが終わっていて、もはやアナウンスを聞くことができないというようなことがなくなる。
本発明の他の具体的特徴によれば、制御部は、検出部が人の存在を検出できないとき指示部がアナウンスを指示してから所定時間経過までアナウンスの実行を保留する。これによって、既にタイミングを逸しているようなアナウンスの指示を保留するような不合理なことが防止できる。 より詳細には、制御部は、所定時間が経過したときアナウンスの実行保留を解除し、以後検出部が人の存在を検出しても音声生成部によるアナウンスを実行させないようにする。これによって、既にタイミングを逸した時点において人を検出したときに意味のないアナウンスを行って無用の混乱を招くことを防止する。
本発明の他の具体的特徴によれば、制御部は、アナウンス保留解除信号に応答してアナウンスの実行保留を解除し、以後検出部が人の存在を検出しても音声生成部によるアナウンスを実行させないことを特徴とする。これは外部からの指示に基づくアナウンスを保留している場合において、外部からのアナウンス指示キャンセルに対応するものである。
本発明の他の具体的特徴によれば、音声データは前指示部による指示時刻に関するアナウンスを含み、制御部は、アナウンス実行保留中において検出部が人の存在を検出したとき、この検出がアナウンス指示から所定時間内であったときは指示時刻に関するアナウンスを省略する。これは、アナウンスの指示がいつ行われたかの情報もアナウンスとして伝達するよう構成した場合において、人の検出が指示の直後であった場合には指示時刻の伝達がかえって煩わしいのでこれを省略するものである。
本発明の他の具体的特徴によれば、音声データは前指示部による指示時刻に関するアナウンスを含み、制御部は、アナウンス実行保留中において検出部が人の存在を検出したとき、この検出がアナウンス指示から所定時間内であったときは指示時刻に関するアナウンスを省略する。これは、アナウンスの指示がいつ行われたかの情報もアナウンスとして伝達するよう構成した場合において、人の検出が指示の直後であった場合には指示時刻の伝達がかえって煩わしいのでこれを省略するものである。
本発明の以上のような特徴は、音声データは圧縮信号であるとともに、アナウンス時点ではこの圧縮信号を復号化して音声信号を出力する場合に有用である。より具体的には、音声データがADPCM方式にてエンコードされたものであるとともに復号化に際してはADPCMデコーダによる場合において有用である。
本発明の他の特徴によれば、アナウンスを指示する指示部と、人の存否を検出する検出部と、音声データに基づきアナウンスを実行する音声生成部と、指示部によるアナウンス指示と検出部による人の存在の検出が両方揃ったときに音声生成部によるアナウンスの実行を行わせる制御部とを有する電気機器が提供される。これによって、アナウンスはこれを伝達すべき人が検出されたときにおいて確実に行われる。
上記本発明の具体的特徴によれば、制御部は所定時間の間、指示部による指示を記憶保持し、この記憶保持時内に検出部が人の存在を検出したとき前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせる。これによってアナウンス指示と人の検出との間に多少のズレが生じたとしても、人の検出時点でアナウンスを行うことができる。
上記本発明の具体的特徴によれば、制御部は所定時間の間、指示部による指示を記憶保持し、この記憶保持時内に検出部が人の存在を検出したとき前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせる。これによってアナウンス指示と人の検出との間に多少のズレが生じたとしても、人の検出時点でアナウンスを行うことができる。
本発明の他の特徴によれば、アナウンスを指示する指示部と、人の存否を検出する検出部と、音声データに基づきアナウンスを実行する音声生成部と、所定時間の間、前記指示部による指示を記憶保持し、この記憶保持時内に前記検出部が人の存在を検出したとき前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせる制御部とを有する電気機器が提供され る。
このように、本発明は、アナウンス指示時点で人の検出ができないときにアナウンスを行わないものに限定されるのではなく、このような場合においてアナウンスを行う場合においても有用なものである。つまり、アナウンスの指示があったことを記憶保持していることが重要な特徴の一つなのであって、この特徴によって、人が検出されたとき確実にアナウンスを伝えることができ、人が来たときには既にアナウンスが終わっていて、もはやアナウンスを聞くことができないというようなことが防止できる。この利点は、アナウンス指示時点で人がいない場合においてアナウンスを行うよう構成するか否かに係らず享受することができる。
なお、当然ながら人がいないときにおけるアナウンスは無駄なので、上記本発明の詳細な特徴によれば、制御部は前記指示部によるアナウンス指示が行われたときに前記検出部が人の存在を検出できないときは前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせないよう構成される。
このように、本発明は、アナウンス指示時点で人の検出ができないときにアナウンスを行わないものに限定されるのではなく、このような場合においてアナウンスを行う場合においても有用なものである。つまり、アナウンスの指示があったことを記憶保持していることが重要な特徴の一つなのであって、この特徴によって、人が検出されたとき確実にアナウンスを伝えることができ、人が来たときには既にアナウンスが終わっていて、もはやアナウンスを聞くことができないというようなことが防止できる。この利点は、アナウンス指示時点で人がいない場合においてアナウンスを行うよう構成するか否かに係らず享受することができる。
なお、当然ながら人がいないときにおけるアナウンスは無駄なので、上記本発明の詳細な特徴によれば、制御部は前記指示部によるアナウンス指示が行われたときに前記検出部が人の存在を検出できないときは前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせないよう構成される。
図1は、本発明の実施の形態に係るアナウンスシステムの第1実施例を示すブロック図である。本アナウンスシステムは、所定の機能を有する例えば冷蔵庫300のような家電製品と、冷蔵庫300に電力を供給するコンセント100と、パソコン200を有する。これらは、分電盤10から引き込まれた電灯線50を介して互いに接続されている。なお、冷蔵庫300を電灯線50に接続するためのコンセント100については、アナウンス機能に関連するためその詳細を図示しているが、パソコン200を電灯線50に接続するコンセントは通常の構成のものであるので図示を省略している。上記実施例においては、電灯線50に他の家電製品が接続されるが、アナウンスシステムに関連する基本的構成は冷蔵庫300と共通なので、煩雑をさけるため図示を省略している。 電灯線50は、電力の供給の他、信号やデータを電力に重畳させて通信を行うPLC(Power Line Communications:電力線搬送通信)方式により上記構成間の互いの通信を可能としている。なお、電灯線50に重畳された信号やデータは分電盤10から外に漏れることはない。 冷蔵庫300においてアナウンスが必要な状態変化が生じたときは、その状態変化が電灯線50を介してパソコンに伝えられ、状態変化に対応した音声データ(ADPCM音声データ)がパソコン200から取り出されるとともに、これが電灯線50を介してコンセント100に送られることによりコンセント100が冷蔵庫300の状態変化に対応するアナウンスを行う。
コンセント100には、ソケット114が設けられており、電灯線50がこのようなソケット114に直接に電気接続されている。冷蔵庫300は、そのプラグをコンセント100のソケット114に接続することによって給電される。この部分は通常のコンセントと同様の構成である。
コンセント100に接続された電灯線50は、さらにコンセント100自身の動作のため電源部116に給電している。電源部116は電灯線50からの電力をCPU122などコンセント100各部の動作に必要な電圧に変換して供給する。また、電源部116には電源表示部118が接続されており、電源部116への給電が行われているかどうかを表示する。電源部116にはさらに非常用蓄電池120が接続されており、電源部116によって充電されるとともに、電灯線50からの給電が途絶えたときには、例えば所定のアナウンスを数回行うのに必要な程度の短時間だけ、電源部116に電力を供給することができる。非常用蓄電池120から電源供給が行われているときは、電源表示部118は例えば点滅などによって、電灯線50からの通常給電とは異なる表示を行う。
コンセント100には、マイク144が設けられており、使用者の好みのアナウンスを入力できる。ADPCMエンコーダ146は、入力された音声を電気信号に変換して符号化する。符号化されたADPCM音声データは、CPU122、分波/合成モジュール166を介し電灯線50からパソコン200に送られ、その音声メモリ206に保存される。なお、ADPCMエンコーダ146によって符号化されたADPCM音声データは、コンセント100自身の音声メモリ138に保存してもよい。 パソコン200も同様にマイク210を有しており、コンセントと同様にして使用者の好みのアナウンスを入力できる。入力されたアナウンスはADPCMエンコーダ208によりエンコードされ、音声メモリ206に保存される。 パソコン200は分波/合成モジュール204から電力を受ける電源部212を有し、パソコン200の各部に給電している。電源部212は電源操作部214によってオン、オフを操作される。
以下、冷蔵庫300が状態検出を行ってから、これに応じたアナウンスが行われるまでの流れに沿ってその他の構成の説明を行う。冷蔵庫300は、状態検出部306で機能部304の変化について検出する、例えば冷蔵庫の場合一定時間以上ドアが開放状態である旨を検出する。状態検出部306はその検出に応じた状態検出信号を作成するとともに、分波/合成モジュール302より検出結果をソケット114から電灯線50に流す。電灯線50に流された状態検出信号は、コンセント100の分波/合成モジュール166で分波されCPU122に送られる。これによりCPU122は状態検出部306が検出結果に対応するアナウンスを要求していることを判断し、音声データの要求信号を分波/合成モジュール166から電灯線50に流す。
電灯線50に流された要求信号は、パソコン200の分波/合成モジュール204で分波されてCPU202に送られ、CPU202はこれに応答して要求されたアナウンスデータを音声メモリ206から取り出す。取り出されたアナウンスデータは、分波/合成モジュール204で電力に合成され、電灯線50に流される。パソコン200のCPU202は、その動作のためのプログラムを格納するとともにCPUの機能に必要な各種のデータを一時的に格納するメモリを有している。これは、コンセント100におけるメモリ136と同様のものであるが、パソコン200では、図示の簡略化のため、このようなメモリも含めてCPU202として図示している。以下、図2以降の実施例においてもこのような簡略化を行い、CPUとして示されている各ブロックはプログラムやデータを格納するためのメモリも含むものとして図示している。電灯線50に流されたアナウンスデータは、コンセント100の分波/合成モジュール166で分波され、CPU122に送られる。
CPU122は分波されたアナウンスデータをADPCMデコーダ126に送る。ADPCMデコーダ126でデコードされたアナウンスデータ項目はデジタルアナログ変換回路128でアナログ音声信号に変換され、スピーカーアンプ130による増幅を経てスピーカー132から音声として出力される。以下デジタルアナログ変換回路とスピーカーアンプとスピーカーの部分をスピーカー部と称する。 なお、ADPCMデコーダ126の出力は液晶表示パネルやLED等からなる警報表示部134にも送られ、アナウンス内容を文字表示や表示ランプの点滅等でも表示する。以上が状態検出からアナウンスまでの流れである。
メモリ136は、CPU122の動作のためのプログラムを格納しているとともに、CPU122の機能に必要な各種のデータを一時的に格納する。また、音声メモリ138は主に分波/合成モジュール116によって分波されたアナウンスデータ項目を一時的に格納するのに用いられる。これは同じアナウンスを繰り返し音声出力するためである。 操作部140は、コンセント100側での手動操作を受付けるためのものであり、テストの要求や各アナウンスユニット特有の設定などコンセント100側で行う際に利用される。 このように、第1実施例では、冷蔵庫300に分波/合成モジュール302を設けるだけで、冷蔵庫における状態検出部の検出に応じてパソコン200で用意されているアナウンスデータをコンセント100からアナウンスすることができる。
図2は本発明の実施の形態に係るアナウンスシステムの第2実施例を示すブロック図である。第1の実施例とは、パソコン200ではなくメインコントローラ400から音声データを出力する点で異なる。メインコントローラ400には、風呂場500などに代表される住宅設備、各家電600、700に送信するための音声データを保存する音声メモリ406が設けられている。メインコントローラ400は、電灯線50を介して風呂場500、および各家電600、700に接続される。メインコントローラ400は、アナウンスに関する機能であるADPCMデコーダ408とスピーカー部410を有している。さらに、第1実施例と異なり、第2実施例の冷蔵庫600は、アナウンスに関する機能であるADPCMデコーダ610とスピーカー部612を有している。一方、風呂場500および洗濯機700はアナウンスに関する機能や音声メモリを一切持っていない。
風呂場500および各家電製品600、700内には、それぞれの機能に応じた機能部506、606、706が存在する。また、それぞれの機能部の状態を検出する状態検出部508、608、708が各機能部の変化を検出し、その変化に応じて検出状態コードを発生させる。そして発生させた検出状態コードを各家電のCPU502、602、702に送る、各CPUはそれぞれに与えられたIPアドレスと上述の検出状態コードを合成し、状態検出信号としてそれぞれ分波/合成モジュール504、604、704に出力する。各分波/合成モジュール504、604、704ではこれらの状態検出信号を電力と合成し電灯線50へ出力する。また分波された電力は各電源部510、614、710に供給され各家電製品内にて必要な箇所に給電される。
上記電灯線50を介して出力されたIPアドレスと上述の検出状態コードは、メインコントローラ400に送られる。これらの信号は分波/合成モジュール404で電力とIPアドレスと検出状態コードからなる状態検出信号に分波される。分波された電力は電源部412に供給され、そこからメインコントローラ内にて必要な箇所に給電される。 IPアドレスと検出信号はCPU402で解読され、解読結果に対応する音声データを音声メモリ406から読み出し、分波/合成モジュール404で電力と合成されアナウンス可能である家電製品である冷蔵庫600に送信する。これは、冷蔵庫600が自身の状態検出結果および風呂場500および洗濯機700の状態検出結果をアナウンスするよう設定されている場合に相当する。 冷蔵庫600はメインコントローラからの音声データを受信する。まず分波/合成モジュール604で電力と音声データとに分波される。分波された音声データはCPU602を介してADPCMデコーダ610に送られデコードされ、スピーカー部612からアナウンスされる。このアナウンスは、どの家電がどのような状態であるかの情報を含む。
一方、メインコントローラ400が、風呂場500および各家電製品600、700の状態検出結果および風呂場500および洗濯機700の状態検出結果をアナウンスするよう設定されている場合は、各家電から受信したIPアドレスと検出信号に対応する音声データを音声メモリ406から読み出したあと、これを自身のADPCMデコーダ408に送り、そこでのデコード結果に基づくアナウンスがスピーカー部410によって行われる。 なお、図2において、メインコントローラ400および冷蔵庫600からのアナウンスは、両者ともアナウンスを行うような設定、またはいずれか一方のみからアナウンスを行う設定が選択可能であり、さらに状態検出結果をどこからアナウンスさせるかについて、対象家電等毎に個別に異なった設定とすることも可能である。 以上のように、第2実施例においても、風呂場500および洗濯機700などは、分波/合成モジュール302を設けるだけで、状態検出部の検出に応じてメインコントローラ400で用意されているアナウンスデータをメインコントローラ400または、指定された他の家電からアナウンスすることができる。また、例えば、冷蔵庫600のように、自身は音声メモリを持たなくても状態検出結果のアナウンスが可能である。
図3は、図2の第2実施例におけるメインコントローラ400のCPU402の基本機能を示すフローチャートである。メインコントローラに電源が供給されてフローがスタートすると、まず、ステップS2で状態検出信号が着信したか否かを確認する。状態検出信号が着信した場合ステップS4に移行する。ステップS4では送信されてきた状態検出信号からIPアドレスと検出状態コードをそれぞれ確認しステップS6へ移行する。ステップS6では、ステップS4で確認されたIPアドレスに対応した検出家電名称アナウンスデータを音声メモリから読み出す。ステップS6では、さらに、ステップS4で確認さ
れた各家電製品の検出状態コードに応じた検出状態アナウンスデータを音声メモリから読み出す。なお、これらのアナウンスデータはADPCM方式(Adaptive Differential Pulse Code Modulation:適応的差分パルス符号変調)でエンコード(符号化)されている。したがって、少ない容量で保存することができるので同じ容量の記憶素子でも豊富な音源を提供することができる。
れた各家電製品の検出状態コードに応じた検出状態アナウンスデータを音声メモリから読み出す。なお、これらのアナウンスデータはADPCM方式(Adaptive Differential Pulse Code Modulation:適応的差分パルス符号変調)でエンコード(符号化)されている。したがって、少ない容量で保存することができるので同じ容量の記憶素子でも豊富な音源を提供することができる。
ステップS8ではメインコントローラがアナウンスするよう指定されているか否かをチェックする。アナウンスするように指定されている場合ステップS10へ移行する。ステップS10では音声メモリより読み出されたアナウンスデータをADPCMデコーダ408でデコード(復号化)する。そして、ステップS12に進み、デコードされたアナウンスデータをスピーカー部410でアナウンスさせるためのメインコントローラアナウンス処理を開始する。 メインコントローラアナウンス処理で行われるアナウンスでは、ステップS6で音声メモリから読み出された検出家電名称アナウンスデータと検出状態アナウンスデータにそれぞれ対応する文節が組み合わされ1つの文章を構成する。例えば「風呂場で」「お湯が沸きました。」という文章が構成される。この文章は、所定回数繰り返すよう設定できる。
ステップS12でのメインコントローラアナウンス処理を開始した後、その処理と平行してフローはステップS14へ移行する。なお、ステップS8においてメインコントローラがアナウンスするよう指定されているかいなかった場合は直接ステップS14に移行する。 ステップS14では、家電製品においてアナウンスを行う指定がなされているか否かをチェックする。いずれかの家電においてアナウンスを行う指定がなされている場合はステップS16に進み、指定されている家電製品において現在アナウンス禁止条件に該当しているか否かをチェックする。例えば寝室に設置されているアナウンス指定家電製品において、その寝室が深夜に消灯されていることが時計および光センサなどで確認された場合をアナウンス禁止条件として設定することができる。この場合は、指定どおりにアナウンスをして就寝者を起こすのは不適当な場合があるからである。このようなアナウンス禁止条件は家電製品毎に設定できる。 ステップS16でアナウンス禁止条件に当てはまらなければステップS18に移行する。ステップS18ではアナウンスさせようとしている家電製品の電源がオンになっているか否かを確認する。電源オフが確認された場合はステップS20に移行する。ステップS20ではその家電製品の電源をオンオフ制御する信号アナウンスデータに付加する。この電源オンオフ信号は、アナウンスの実行に先立って家電製品の電源を自動的にオンするとともにアナウンスの終了に伴って家電製品の電源を自動的にオフするための信号である。そしてフローはステップS22に進む。一方、ステップS18でアナウンスさせようとしている家電製品の電源がすでにオンとなっていれば、フローは直接ステップS22に移行する。
ステップS22では、状態変化を検出した家電製品自身がアナウンス指定されているか否かを確認する。アナウンスを行うのが状態変化を検出した家電製品自身であればステップS24に移行する。ステップS24では検出した家電製品自体がアナウンスする際にはアナウンスする家電製品の名称を知らせる必要がないのでその家電製品用に送信するアナウンスデータより検出家電名称アナウンスデータを削除してステップS26に移行する。一方、ステップS22で状態変化を検出した家電製品自身がアナウンス指定されているのでなければ、直接ステップS26に移行する。ステップS26では、アナウンス指定家電に対し、それに適するアナウンス用のADPCMエンコードデータを送信する。
次にステップS28に進み、当該アナウンスシステムに新たな家電製品が付け加わっているか否か、または既存の家電製品であっても、新たにアナウンスさせる等設定内容に変更が生じているか否かを確認する。追加や設定変更が生じている場合は、ステップS30に移行し、後述する登録および設定変更処理を行う。当該処理を終えるとフローはステップS2に戻り、以下、ステップS2からステップS30を繰り返す。これによって、状態検出信号の着信および家電追加/設定変更にいつでも対応できる。 なお、ステップS28において、家電追加/設定変更が検出されなかったときは、直ちにステップS2に戻る。 また、ステップS2において状態検出信号が着信していなければ直接ステップS28に移行する。さらに、ステップS14において家電製品によるアナウンス指定がなかったとき、または、ステップS16においてアナウンス指定されている家電製品がアナウンス禁止条件に該当するときも、直ちにステップS28に移行する。
なお、図3のフローは、簡単のため、アナウンス指定された家電製品が一つの場合について図示している。これに対し、アナウンス指定された家電製品が複数ある場合については、図3において、アナウンス指定された各家電製品についてステップS16からステップS24を繰返し、個々の家電製品についてステップS16、ステップS18およびステップS22の可否を順次決定するようにする。 具体的には、ステップS14の後に、指定家電を順次一つ選択するステップを入れるとともに、ステップS24の後には、ステップS16、ステップS18およびステップS22の可否未決定家電の有無を問うステップを入れる。また、ステップS16において該当家電製品があったときは、この家電製品をアナウンス指定対象から一時的に除外するステップを経由して上記の可否未決定家電の有無を問うステップに移行するようにする。 そして、上記の可否未決定家電の有無を問うステップにおいて可否未決定家電がないことが確認されるとステップS26に移行するようにするとともに、可否未決定家電があるときは上記の指定家電を順次一つ選択するステップに戻るようにする。これによって次の家電製品が選択され、この新たに選択された家電製品についてステップS16からステップS24が実行される。 上記のように構成したフローは、アナウンス指定家電が一つしかない場合でも対応可能である。すなわち、指定家電を順次一つ選択するステップではこの一つの家電製品が選択され、可否未決定家電の有無を問うステップでは、そのような家電製品はもう存在しないからステップS26に移行することになり、図3と同様、ステップS16からステップS24は一度だけ実行される。
図4は本発明の実施の形態に係るアナウンスシステムの第3実施例を示すブロック図である。図2の第2実施例と異なるのは、メインコントローラ400だけでなく、各家電製品が音声メモリ812、912、1012、ADPCMデコーダ810、910、1010、およびスピーカー部814、914、1014をそれぞれ持っている点である。 また、第3実施例では、メインコントローラ400、冷蔵庫900および洗濯機1000によってシステムを構成していたところにレンジ800が新規に追加されたものとして説明を行う。 上記のように、第3実施例では、少なくとも家電製品自身の状態検出に関するアナウンスについては各家電製品自体の音声メモリに保存されている音声データによって自己完結的に行うことができる。従って少なくとも自身の状態検出に基づくアナウンスに関しては検出の都度メインコントローラとの交信を行う必要はない。
次に、電灯線50による交信とメインコントローラ400の存在の意義について説明する。第一の意義は、ある家電製品が他の家電製品における状態検出結果をアナウンスする場合である。これについては、第2実施例において冷蔵庫600が洗濯機700の状態検出結果をアナウンスする場合と同様なので説明は省略する。 第二の意義は、音声アナウンスデータの更新に関するものである。図4の第3実施例における各家電製品は音声アナウンスに関して規格化されたシステム商品群を構成している。具体的には、レンジ800、冷蔵庫900、洗濯機1000などは規格化された商品カテゴリーコードによって分類されているとともに、それぞれの商品カテゴリーにおいて検出される状態についても同一の状態について同一の状態検出コードが付与されるよう規格化されている。 そして、このようなシステム商品群に属する新製品が発売されるとき、その音声メモリには自己の商品カテゴリーの全ての状態検出コードに対応する音声データとともに、システムに属する他の全ての商品カテゴリーにおける状態検出コードに対応する音声メモリデータの新バージョンが格納されている。これらの新バージョンは、同一の状態検出コードに対応して同一の情報をアナウンスするものであるがその表現がバージョンアップされており、具体的なテキスト声質や抑揚などが異なったものである。
例えば、レンジ800が新発売され、これが購入されて図4のシステムに加わったとき、その音声メモリ812に格納されている新バージョンの音声メモリデータのうち、冷蔵庫900に関するものを電灯線50を介して冷蔵庫900が受取り、これによって冷蔵庫900の音声メモリ912のアナウンスを更新することができる。このようにして、新製品だけでなく、既に購入済みの旧製品についても、その商品カテゴリーに係らず、新製品購入時にその音声メモリデータを更新できる。 なお、上記においてレンジ800の音声メモリ812に格納されている全ての商品カテゴリーにおける全ての新バージョン音声メモリデータは、電灯線50を介してメインコントローラ400の音声メモリ406にも格納される。 さらに、音声メモリデータの更新は、上記のような新製品の購入時点だけでなく、メインコントローラがインターネットによりダウンロードしたデータによっても可能である。このような外部からのダウンロードによる音声メモリデータはメインコントローラ400の音声メモリ406に格納されるだけでなく、必要に応じ、電灯線50を介して該当する商品カテゴリーの家電製品における音声メモリにも配信される。
図4の第3実施例におけるメインコントローラ400のCPU402における基本機能のフローチャートは、図3のフローチャートと共通である。 ここで、第2実施例および第3実施例に共通の機能として、前述した家電製品の登録および設定変更の処理について説明する。図5は、図3のフローにおけるステップS30の登録/設定変更処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、まずステップS42で新たな家電製品が追加されてか否かを確認する。 新たな家電製品の追加が確認された場合ステップS44に移行する。ステップS44では新たに追加された家電製品に対して既に付与されているものとは異なるIPアドレスを当該家電製品に付与する。さらにステップS44では、通信テスト処理を行い付与したIPアドレスに基づいて追加家電製品との通信が確立されていることを確認する。
次にステップS46にて新たに追加された家電製品の音声メモリに新規のADPCMデータが含まれているか否かを確認する。新規のADPCMデータがある場合ステップS48に移行し、そのADPCMデータを、電灯線50を介して受信し、音声メモリ406に格納してステップS50に進む。一方、ステップS46で新たに追加された家電製品の音声メモリに新規のADPCMデータが含まれていないことが確認されたときは、直接ステップS50に移行する。 ステップS50では追加された家電製品にアナウンス機能があるかないかを確認する。アナウンス機能を有していることが確認された場合は、ステップS52にて、デフォルトでアナウンス家電製品に自動指定してステップS54に進む。なお、追加家電製品にアナウンスさせたくなければ、後に手動設定でアナウンス家電製品の指定を解除できる。一方、ステップS50において追加された家電製品にアナウンス機能がないことが確認されたときは、直接ステップS54に移行する。
また、ステップS42で新たな家電製品が追加されていることが確認できなかったときは直接ステップS54に移行する。
また、ステップS42で新たな家電製品が追加されていることが確認できなかったときは直接ステップS54に移行する。
ステップS54では、家電製品のいずれかにおいてアナウンスの指定の変更操作があったか否かを確認する。変更操作があった場合ステップS56に移行する。ステップS56では操作どおりに家電製品によるアナウンス指定を変更してステップS58に進む。一方、ステップS54で家電製品によるアナウンス指定に変更がないことが確認されたときは直接ステップS58に移行する。 ステップS58ではメインコントローラでアナウンスする家電製品の指定を変更する操作がなされたか否かを確認する。指定が変更されていた場合、ステップS60へ移行する。ステップS60では操作どおりにメインコントローラでアナウンスする家電製品の変更を行ってフローを終了する。一方、ステップS58においてメインコントローラでアナウンスする家電製品の指定を変更する操作がなされたことが確認されないときは直ちにフローを終了する。
図6は冷蔵庫900におけるCPU902の基本機能を示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、他の家電製品のCPU802、1002でも共通のものであるが、以下冷蔵庫900の機能として説明する。図6のフローは、冷蔵庫900を家庭に設置して初めて電源をオンにした時または冷蔵庫900が設置済であるときは、その電源をオンにするたびにスタートする。フローがスタートすると、まずステップS72で自身が新規に設置された家電であるかどうかを確認する。新規設置であればステップS74に進み、メインコントローラからIPアドレスを取得すると同時にメインコントローラとの間の通信テストを行う。テストを完了するとステップS76に進み、自身の音声メモリに格納されているADPCMデータをメインコントローラ400と他の家電に送信してステップS78に進む。なお、ステップS72において自身が新規に設置された家電製品でないことが確認されたときは、直接ステップ78へ移行する。ステップS72においては、具体的には、メインコントローラ400から付与されたIPアドレスがCPUのメモリに記憶されているかどうかをチェックすることで、自身が新規に設定された家電製品かどうかを確認する。
ステップS78では、他家電およびメインコントローラと通信を行い、これらに新規のADPCMデータが有るか無いかを確認する。新規のデータが有る場合はステップS80に移行する。なお、新規なデータがある場合とは、家庭内に例えばレンジ800が新規に設置された場合に相当する。ステップS80では受信した他家電の新規データに自身の状態検出コードに対応したものが有るか否かを確認する。自身の状態検出コードに一致するものがあればステップS82で当該ADPCMデータを受信し音声メモリ912に格納する。次いでステップS84において、上記のようにして受信し格納したADPCMデータをデコードしてテストアナウンスさせる。このとき既に設定されているものと比較できるよう設定済のものもアナウンスさせてもよい。テストアナウンスが終了するとステップS86に進み、テストアナウンスしたデータを採用する操作があったかどうか確認する。操作があればステップS88に移行し、対応する状態検出コードに対するADPCMデータを旧来のものから新規採用のものに更新してステップS90に移行する。 なお、ステップS78において他家電からの新規なADPCMデータがなかったとき、またはステップS80において自身の状態検出コードに対応する新規ADPCMデータがなかったとき、またはステップS86においてテストアナウンスさせた新規ADPCMデータを採用する操作がなかったときは、それぞれ直接ステップS90に移行する。この結果、ステップS88を通らないこととなったときは、状態検出コードに対応するADPCMデータの更新は行われず、旧来のまま維持される。 以上のようにして家庭内に新たな家電製品が追加されるたびに既に設置済みの家電製品であってもその状態検出コードに対応するアナウンスを好みに応じ、新たなバージョンのものに更新することができる。
ステップS90では、自身の状態変化を検出したかどうか確認する。検出した場合次にステップS92へ移行する。ステップS92では自身がアナウンスを行うように設定されているか否かを確認する。自身がアナウンスするよう設定されている場合はステップS94に移行し音声メモリ912に格納されているADPCMデータを読み出しADPCMデコーダ910でデコードし、スピーカー部914でアナウンスさせる。そしてアナウンスが終了するとステップS96に移行する。 一方、ステップS92において自身でアナウンスするよう設定されていないことが確認された場合は、ステップS100に移行し状態検出信号をメインコントローラもしくは他の家電に送信してステップS96に移行する。ステップS96では、他の家電またはメインコントローラよりADPCMデータを受信しているか否か確認する。受信を確認した場合、ステップS98で、受信したADPCMデータをデコードしスピーカー部914からアナウンスさせる。アナウンスが終わるとフローはステップS78に戻り、以下、フローはステップS78からステップS100を繰返し、その間の種々のイベントに対応する。なお、ステップS90で自身の状態検出がなかったとき、または、ステップS96で外部からのADPCMデータ受信がなかったときは、直接ステップS78に戻る。
次に図7において第4の実施例について説明をする。図4の第3の実施例と異なるのはメインコントローラ1100も含め各家電製品1200、1300、1400がこれらの近くに人がいるかいないかを検出するための人センサ1114、1218、1318、1418を有していることである。人センサ1114、1218、1318、1418は、例えば赤外線センサもしくは焦電センサ等からなる。人センサ1114、1218、1318、1418を設ける理由は、人が現にいない場所でアナウンスを行っても無駄なので、アナウンスを行わないようにするためである。つまり、家電のセンサが人を検出していれば、今までに説明した実施例と同様にアナウンスを行うが、検出できなければその家電製品によるアナウンスを取りやめるようにする。さらに、状態検出時点において人が検出できなかった家電製品であっても、その後所定時間内に人を検出したときはその時点において状態検出の内容をアナウンスするようにする。このような構成にすることにより、例えば状態検出直後において人が近づいたとき、その人の接近を待ってアナウンスが始まるので、人の存否に係らずアナウンスを行ってしまったためにその後家電製品に近づいた人がアナウンスを聞き漏らすようなことも防止できる。なお、所定時間経過後に人を検出したときは、もはやアナウンスしても意味がないのでアナウンスを行わないようにする。このような状態検出後またはADPCMデータ受信後の所定時間のカウントは、CPU1102、1202、1302、1402に内蔵される時計機能によって達成される。
図8は図7で示した人体検出機能付の冷蔵庫1300のCPU1302の基本機能を示すフローチャートである。このフローチャートは他の家電のCPU1202、1402でも共通である。図8のフローは、冷蔵庫1300を家庭に設置して初めて電源をオンにした時または冷蔵庫1300が設置済であるときは、その電源をオンにするたびにスタートする。フローがスタートすると、まずステップS102において新規設置処理が行われる。その内容は、図6のステップS72からステップS76と同様のものである。次いでステップS104においてADPCMデータ更新処理が行われる。その内容は、図6のステップS78からステップS88までと同様のものである。
次いで、ステップS106で、自身の状態検出があったかどうかを確認する。状態検出があった場合はステップS108に移行する。ステップS108では家電製品自身がアナウンスするよう自己アナウンス設定されているか否かを確認する。自己アナウンスするように設定されている場合ステップS110に移行する。
ステップS110では、家電製品に搭載されているセンサにて人体が検出されたか否かを確認する。人体が検出された場合ステップS112に移行しADPCMデータデコード・アナウンス処理を行う。ステップS112の詳細については後述する。
ステップS112を終了するとステップS114に移行し、ステップS112で行ったアナウンスが受信したADPCMデータに基づくものであったか否か確認する。受信データに基づくものであったときはステップS116に移行し、ADPCMデータの送信元にアナウンスを実行した旨を報告する信号を送信してステップS120に移行する。ステップS114において受信したADPCMデータに基づくアナウンスでなかったときは自信の状態検出のアナウンスであり報告の必要はないので直接ステップS120へ移行する。ステップS120では、他の家電からADPCMデータを受信したかどうか確認する。受信が確認されなければステップS122に移行する。ステップS122では他の家電に状態検出信号を送信したかどうかを確認する。送信済であることが確認できればステップS124へ移行する。ステップS124では送信した状態検出信号に基づくアナウンスを実行した旨の報告を受信したかどうかチェックする。受信していなければステップS126に移行し状態検出信号送信後から所定時間経過したか否か確認する。所定時間を経過していない場合ステップS124に戻り、以下、ステップS124でアナウンス実行報告を受信するかまたはステップS126で所定時間経過を確認するかしない限りステップS124とステップS126を繰り返す。ステップS126において所定時間が経過したときは、ステップS128に移行し、送信済みの状態検出をキャンセルする信号を送信してステップS104に戻る。
なお、ステップS122で状態検出信号を送信済みでなかったときは直接ステップS104に戻る。また、ステップS124でアナウンス実行報告を受信したときもステップS104に戻る。従ってこれらの場合には、ステップS128の状態検出キャンセル信号は送信されない。
一方、ステップS106で自身の状態検出がなかったときは、直接ステップ120に移行する。また、ステップS108で自身がアナウンスする設定になっていないことが確認されたときはステップS130に移行し、ステップS106で検出した状態検出信号を外部に送信する。
また、ステップS120でADPCMデータの受信が確認されたときはこれに基づくアナウンスの必要があるのでステップS110に移行する。
ステップS110で人体検出がなかったときはステップS132に移行し、ステップS106の状態検出後、またはステップS120でのADPCMデータ受信後所定時間経過したかどうかを確認する。所定時間の経過がなければステップS110に戻り、以下、人体検出がなくかつ所定時間が経過しない限りステップS110およびステップS132繰り返して人体検出を待つ。そして、所定時間が経過すればステップS120に移行する。これによって、ステップS112がスキップされるので、アナウンスは実行されない。
図9は図8のステップS112のADPCMデータデコード・アナウンス処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートするとステップS142で新規に受信したADPCMデータに基づくアナウンスか否か確認する。そうでなければ自身の状態検出によるアナウンスなのでステップS144に進み、自身の音声メモリに格納されているアナウンス用ADPCMデータの読み出しを行ってステップS146に移行する。新規にADPCMデータを受信したのであれば、これを用いてアナウンスすればよく読み出しの必要はないのでステップS146へ直接移行する。
ステップS146では、他の家電製品または自身の家電製品が状態検出をした時刻と現時刻との時間差を検出する。ステップS148ではこの検出した時間差が家電にて設定されている所定の時間を超えているか否かを確認する。この所定時間は比較的短い時間が設定されているが、所定時間を越えた場合はステップS150で時間差情報をアナウンス去るためのADPCMデータを読み出しステップS152に進む。この時間差情報アナウンスは例えば、「1分前に」等のアナウンスであり、状態変化がいつ起こったのかの情報をアナウンスに付加するためのものである。一方、ステップS148で時間差が所定時間より小さいときは直接ステップS152に移行する。これは、例えば家電の状態変化を検出した状態検出時刻と人体を検出した現時刻が例えば数秒しかなく、時間差についてアナウンスする必要が無いばかりかかえって煩雑であるためである
ステップS152では、ADPCMデータがデコードされ、ステップS154にてスピーカー部1314を通じてアナウンスが実行される。ステップS156ではアナウンスが所定回数実行されたか否か確認し、所定回数繰り返しアナウンスされた場合ステップS158へ移行する。所定回数に達していなければステップS154に戻り、以下、アナウンスが所定回数に達するまで、ステップS154とステップS156が繰り返される。 ステップS158では当該受信したADPCMデータが今までに受信したことがあるADPCMデータかどうか確認する。今まで受けたことのある新規受信のADPCMデータでなければ直ちにフローを終了する。一方今まで受けたことのない新規の受信ADPCMデータであれば、ステップS160にて再利用するために自身の音声メモリに受信したADPCMデータを格納し、フローを終了する。
なお、図7の第4実施例では、センサ1318で人体を検出しているか否かCPUが確認する。自身のセンサで人体を検出した場合自身の音声メモリ1312から音声データを読み出しADPCMデコーダ1310でデコードするとともに、自身のセンサ1318で人体を検出できなかった場合でかつタイマで規定される所定時間を経過している場合には、状態検出信号を分波/合成モジュール1304より検出結果を電灯線50に流すようにしてもよい。
1202、1302、1402 指示部 1218、1318、1418 検出部 1214、1314、1414 音声生成部 1202、1302、1402 制御部
Claims (16)
- アナウンスを指示する指示部と、
人の存否を検出する検出部と、
音声データに基づき前記指示部の指示に従ってアナウンスを実行する音声生成部と、
前記検出部が人の存在を検出できないとき前記音声生成部によるアナウンスの実行を保留する制御部と
を有する電気機器。 - 所定の機能を有する機能部と、
前記機能部の状態変化を検出し状態検出信号を生成する状態検出部とを有し、
前記アナウンス指示部は前記状態検出部の検出に基づいてアナウンスを指示することを特徴とする請求項1記載の電気機器。 - 前記アナウンス指示部は外部機器から受信する信号に基づいてアナウンスを指示することを特徴とする請求項1または2記載の電気機器。
- 複数の音声データを記憶している記憶部を有し、
前記音声生成部は前記記憶部から音声データを読み出してアナウンスを実行することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電気機器。 - 前記音声生成部は外部機器から受信する音声データに基づいてアナウンスを実行することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電気機器。
- 前記制御部は、アナウンス実行保留中において前記検出部が人の存在を検出したとき前記音声生成部によるアナウンスを実行させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電気機器。
- 前記制御部は、前記検出部が人の存在を検出できないとき前記指示部がアナウンスを指示してから所定時間経過までアナウンスの実行を保留することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電気機器。
- 前記制御部は、所定時間が経過したときアナウンスの実行保留を解除し、以後前記検出部が人の存在を検出しても前記音声生成部によるアナウンスを実行させないことを特徴とする請求項7記載の電気機器。
- 前記制御部は、アナウンス保留解除信号に応答してアナウンスの実行保留を解除し、以後前記検出部が人の存在を検出しても前記音声生成部によるアナウンスを実行させないことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電気機器。
- 前記音声データは前記指示部による指示時刻に関するアナウンスを含み、前記制御部は、アナウンス実行保留中において前記検出部が人の存在を検出したときこの検出がアナウンス指示から所定時間内であったときは前記指示時刻に関するアナウンスを省略することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の電気機器。
- 前記音声データは圧縮信号であるとともに、前記音声生成部は、音声データを復号化し音声信号を生成する復号化部と音声信号を出力する出力部とを有することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の電気機器。
- 前記音声データがADPCM方式にてエンコードされたものであるとともに前記復号化部はADPCMデコーダを含むことを特徴とする請求項11記載の電気機器。
- アナウンスを指示する指示部と、
人の存否を検出する検出部と、
音声データに基づきアナウンスを実行する音声生成部と、
前記指示部によるアナウンス指示と前記検出部による人の存在の検出が両方揃ったときに前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせる制御部と
を有する電気機器。 - 前記制御部は所定時間の間、前記指示部による指示を記憶保持し、この記憶保持時内に前記検出部が人の存在を検出したとき前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせることを特徴とする請求項13記載の電気機器。
- アナウンスを指示する指示部と、
人の存否を検出する検出部と、
音声データに基づきアナウンスを実行する音声生成部と、
所定時間の間、前記指示部による指示を記憶保持し、この記憶保持時内に前記検出部が人の存在を検出したとき前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせる制御部と
を有する電気機器。 - 前記制御部は前記指示部によるアナウンス指示が行われたときに前記検出部が人の存在を検出できないときは前記音声生成部によるアナウンスの実行を行わせないことを特徴とする請求項15記載の電気機器。
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JP2007204690A JP2009044264A (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | アナウンスを行う電気機器 |
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JP2007204690A JP2009044264A (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | アナウンスを行う電気機器 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2009044264A (ja) |
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2007
- 2007-08-06 JP JP2007204690A patent/JP2009044264A/ja active Pending
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