JP2009043481A - 色素増感太陽電池および色素増感太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受光面となる透光性基板上に形成された透明電極と対極とが電解質層を介して対向配置され、色素を吸着させた多孔性半導体膜が前記透明電極の非受光面側の少なくとも一部に形成された色素増感太陽電池であり、前記多孔性半導体膜が、非受光面側から前記透明電極に達する貫通孔を具備し、かつ前記貫通孔内の前記透明電極と前記多孔性半導体膜が形成されていない領域の前記透明電極とが、前記多孔性半導体膜の非受光面側に形成された導電層により電気的に接続されてなることを特徴とする色素増感太陽電池により、上記の課題を解決する。
【選択図】図1
Description
例えば、特許第2664194号公報(特許文献1)には、表面に遷移金属錯体からなる分光色素を吸着させた金属酸化物半導体膜を光電変換材料として用いた色素増感太陽電池が記載されている。
さらに、特開平7−249790号公報(特許文献3)には、半導体膜の表面に分光増感剤のエタノール溶液を加熱還流させることにより得られた光電変換材料用半導体膜を用いた色素増感太陽電池が記載されている。
まず、透明支持体21上に透明導電体膜22および酸化チタンのような多孔性半導体膜23を順次形成し、得られた多孔性半導体膜23に色素を吸着させる。次いで、対極25上に任意に白金膜のような触媒層26を形成(コーティング)し、多孔性半導体膜23と触媒層26または対極25とが対向するように透明支持体21と対極25を重ね合わせる。次いで、これらの間に電解液を注入して電解液層24とし、透明支持体21と対極25との側面をエポキシ樹脂のような封止材27で封止することにより色素増感太陽電池を得る。
特開2000−285977号公報(特許文献4)には、色素増感太陽電池を大面積化したときの基板抵抗を低減させることを目的として、透明導電性基板上に金属リード(バスパー電極やグリッド電極など)を形成した光電変換素子およびこれを用いた光電池が記載されている。
また、特開2004−39471号公報(特許文献5)には、より長波長側の光を利用し、かつ開放電圧を向上させることを目的として、酸化物半導体膜の膜厚を増加させ、かつ酸化物半導体膜の透明電極と反対側の少なくとも一部に導電層を形成した色素増感型太陽電池が記載されている。
さらに、特許第3237621号公報(特許文献6)には、基板を貫通する貫通孔を通じて裏面電極に接続することにより、単位光電変換素子を直列接続した光電変換装置が記載されている。
このように色素増感太陽電池において、大きな受光面積を確保しつつ、透明電極の抵抗を低減させることは困難であった。
また、本発明のモジュールは、上記の太陽電池を含む少なくとも2つ以上の太陽電池のそれぞれの透明電極と対極とが電気的に直列に接続されてなることを特徴とする。
図22は、本発明の太陽電池の層構成を示す要部の概略断面図である。図中、220は透光性基板、221は透明電極、222は色素を吸着しかつその間隙に電解液が充填された多孔性半導体膜、223は貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層、224は触媒層(白金膜)、225は対極付き支持基板(ITO導電性基板)、226は熱融着フィルム、227は電解液注入用孔、228は電解質層、229は紫外線硬化樹脂、230は集電電極部である。図番223の「周囲の透明電極」とは、多孔性半導体膜が形成されていない領域の多孔性半導体膜の外周およびその外側を意味する。
図1の(a)は本発明の太陽電池における多孔性半導体膜に形成した貫通孔を示す概略平面図を示し、(b)は断面概略図(X−Y断面)を示す。
貫通孔は透明電極の抵抗を低減させるために設けるものであり、貫通孔同士の距離が長いと透明電極の抵抗の影響が大きくなり、その距離が短いと貫通孔を数多く形成することになり受光面積が大幅に減少することになるので、上記の範囲が好ましい。
上記と同様に、貫通孔と多孔性半導体膜の外周からの距離が長いと透明電極の抵抗の影響が大きくなり、その距離が短いと貫通孔を数多く形成することになり受光面積が大幅に減少することになるので、上記の範囲が好ましい。
また、貫通孔の合計面積は、貫通孔を含む多孔性半導体膜の合計面積の0.05〜15%、好ましくは0.5〜10%である。貫通孔の合計面積が小さいと透明導電膜と十分な電気的な接続をするための貫通孔を必要な面積で必要な数だけ形成できず、大きいと受光面積が低下するので、上記の範囲が好ましい。
また、形成された貫通孔は、貫通孔内部の透明電極と導電層が電気的な接続ができれば、内部の透明電極の一部に多孔性半導体膜などの構成材料が付着していたり、貫通孔の形成時に透明導電膜の一部がなくなっていてもよい。
次に、貫通孔が設けられる多孔性半導体膜について説明する。
多孔性半導体膜を構成する材料は、一般に光電変換材料に使用されるものであれば特に限定されない。このような材料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉄、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化タングステン、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウム、硫化鉛、硫化亜鉛、リン化インジウム、銅−インジウム硫化物(CuInS2)、CuAlO2、SrCu2O2などの半導体化合物およびこれらの組み合わせが挙げられる。これらの中でも、安定性および安全性の点から、酸化チタンが特に好ましい。
多孔性半導体膜は、例えば、半導体微粒子を任意に高分子などの有機化合物と共に分散剤、有機溶剤、水などに加え、分散させて懸濁液を得、その懸濁液を透明基板上に形成された透明導電膜上に塗布し、得られた塗膜を乾燥、焼成することにより形成することができる。
このような有機化合物は、懸濁液中に溶解し、焼成工程で燃焼して除去できるものであれば特に限定されず、例えば、ポリエチレングリコール、エチルセルロースなどの高分子が挙げられる。
多孔性半導体膜に貫通孔を形成する方法は、所望の貫通孔を形成し得る方法であれば特に限定されず、例えば、(1)多孔性半導体膜の形成前に予め貫通孔となる部分に被膜(例えば、高分子膜やテープなど)を形成し、懸濁液の塗布後に被膜を除去する方法、(2)多孔性半導体膜を形成した後、貫通孔となる部分を除去する方法、(3)貫通孔に対応するパターンを有するマスクを用いて懸濁液を塗布(例えば、スクリーン印刷法)する方法などが挙げられる。
また、多孔性半導体膜の空隙率は、色素の吸着および後述する電解質層中のイオンの拡散、すなわち電荷輸送の観点から、40〜80%程度が好ましい。
なお、「空隙率」とは、多孔性半導体膜の体積の中で、細孔が占める体積の割合を%で示した値を意味する。
本発明において導電層は、多孔性半導体膜の非受光面側に形成されて、貫通孔内の透明電極と多孔性半導体膜が形成されていない領域の透明電極とを電気的に接続する。
このため、貫通孔内部が導電層で覆われていないと、その内部では発電ができないだけでなく、透明電極との電気的な接続もできないので、すべて貫通孔は導電層により覆われているのが好ましい。
導電層を構成する材料の中でも、後述する電解質層に対して耐腐食性を有する材料は、導電層を保護する層を設ける必要がないので好ましい。このような材料としては、FTO、白金、ニッケル、チタン、タンタルなどが挙げられ、チタン、タンタルおよびニッケルから選択された金属材料が好ましく、チタンが特に好ましい。
導電層を単一の材料で形成するのではなく、2つ以上の材料を用いて形成してもよい。例えば、貫通孔内の側面をシリカなど絶縁性の材料でコートし、その内部に銀を設置してこれを覆うようにチタンの導電層を形成する方法などが挙げられる。
しかしながら、導電層が多孔性半導体層の全面に形成されていると、電子の授受が阻害される、電解液の輸送が阻害されるなどの不都合が生じるため、導電層の形状は、線状またはその組み合わせが好ましい。
多孔性半導体膜が複数の貫通孔を具備している場合には、それぞれの貫通孔に対して線状の導電層を形成すると多孔性半導体膜を覆う割合が増えるので、同一の線状の導電層により少なくとも2つ以上の貫通孔が覆われているのが好ましい。
また、「ストライプ状」とは、多孔性半導体膜の周囲より内側に形成された線状の導電層が互いに交差せずに形成されたものを意味し、「格子状」とは少なくとも1箇所以上で交差して形成されているものを意味する。
導電層は、図12および図13に示されるように透明電極以外に設けられた集電電極部と電気的に接続されていてもよい。また、導電層は、図13に示されるように集電電極部と一体化されていてもよい。
「集電電極部」とは、太陽電池の場合には、太陽電池(単セル)の接続端子部分を意味し、後述するモジュールの場合には、太陽電池(単セル)同士の接続部分を意味する。集電電極部については、実施例で具体的に述べる。
本発明において、垂直とは厳密に90°である場合のみならず、略垂直である場合(45〜135°程度)を含む。
図3〜17は、それぞれ本発明の太陽電池における導電層の形状の一例を示す概略平面図であり、図中、31は透明電極、32は多孔性半導体膜、34は導電層、35は集電電極部である。
導電層を形成する方法は、特に限定されず、例えば、所定のパターンが形成されたマスクを用いて、マグネトロンスパッタ法および電子ビーム蒸着法などの物理的蒸着法などで金属を堆積させる方法、前記方法で金属を堆積させた後でフォトリソグラフィー法などによりパターニングする方法が挙げられる。目的の形状の導電層を形成するために、前記の工程を二回以上繰り返してもよい。また、各々の金属成分を含有するペーストを用いてスクリーン印刷法などによりパターニングした後で焼成する方法などが挙げられる。
透光性基板を構成する材料は、少なくとも後述する色素に実効的な感度を有する波長の光を実質的に透過させ、かつ太陽電池を支持し得るものであれば特に限定されず、例えば、ソーダ石灰フロートガラス、石英ガラスなどのガラス、テトラアセチルセルロース(TAC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアリレート(PA)、ポリエーテルイミド(PEI)、フェノキシ樹脂などの透明ポリマーシートが挙げられる。最も一般的にはガラスが使用されるが、透明ポリマーシートは可撓性(フレキシビリティ)を有する点、コスト面において有利である。
透光性基板の厚さは、特に限定されないが、通常、0.5〜8mm程度である。
透光性基板上には、後述する透明電極が形成される。
透明電極を構成する材料は、少なくとも後述する色素に実効的な感度を有する波長の光を実質的に透過させ得る材料であればよく、必ずしもすべての波長領域の光に対して透過性を有する必要はない。このような材料としては、例えば、インジウム錫複合酸化物(ITO)、酸化錫(SnO2)、フッ素をドープした酸化錫(FTO)、酸化亜鉛(ZnO)、タンタルあるいはニオブをドープした酸化チタンなどが挙げられる。
透明導電層は、スパッタ法、スプレー法などの公知の方法により、前記透光性基板上に形成することができる。透明導電層の膜厚は、0.02〜5μm程度であり、その膜抵抗は低いほどよく、40Ω/sq以下が好ましい。
透光性基板としてのソーダ石灰フロートガラス上に、透明導電層としてのFTOを積層した透光性導電基板が特に好ましく、本発明では、このような透光性導電基板の市販品を用いてもよい。
多孔性半導体膜に吸着して光増感剤として機能する色素としては、種々の可視光領域および/または赤外光領域に吸収をもつ有機色素、金属錯体色素などが挙げられ、本発明ではこれらの色素の1種または2種以上を選択的に用いることができる。
このようなインターロック基を有する色素としては、上記の有機色素および金属錯体色素が挙げられ、これらの中でも次式(1)〜(3)で表わされるルテニウム系金属錯体色素が特に好ましい。
多孔性半導体膜に色素を吸着させる方法としては、例えば、透明電極上に形成された多孔性半導体膜を、色素を溶解した溶液(色素吸着用溶液)に浸漬する方法が挙げられる。
色素を溶解させる溶剤としては、色素を溶解するものであればよく、例えば、エタノールなどのアルコール類、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセトニトリルなどの窒素化合物類、クロロホルムなどのハロゲン化脂肪族炭化水素、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼンなどの芳香族炭化水素、酢酸エチルなどのエステル類、水などが挙げられる。本発明では、これらの溶剤の2種類以上を混合して用いることもできる。
また、色素の吸着状態や多孔性半導体膜の表面などを制御するために、色素吸着用溶液に共吸着剤としてデオキシコール酸などの有機化合物を添加してもよい。
触媒層を構成する材料は、一般に光電変換材料に使用されるものであれば特に限定されない。このような材料としては、例えば、白金、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ、フラーレンなどが挙げられる。
触媒層は、例えば、白金を用いる場合には、スパッタ法、塩化白金酸の熱分解、電着などの公知の方法により形成することができる。その膜厚は、触媒機能を発現できればよく、例えば1〜2000nm程度である。また、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ、フラーレンなどのカーボンを用いる場合には、溶剤に分散してペースト状にしたカーボンをスクリーン印刷法などにより塗布して触媒層を形成することができる。
触媒層の抵抗が高い場合には、触媒層の非受光面側の層上に対極がさらに積層されてなるのが好ましい。
対極を構成する材料としては、インジウム錫複合酸化物(ITO)、酸化錫(SnO2)、酸化錫にフッ素をドープしたもの(F-doped SnO2、FTO)、酸化亜鉛(ZnO)、白金、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、チタンなどが挙げられる。
対極は、スパッタ法、スプレー法などの公知の方法により、触媒層上に形成することができる。その膜厚は、0.02〜5μm程度であり、その膜抵抗は低いほどよく、40Ω/sq以下が好ましい。
支持基板としてはガラスや高分子フィルム、金属板(箔)などが考えられる。特に抵抗値を低下させるために、支持基板としては導電性基板が好ましい。また、支持基板の導電性が低いときには、導電層と同様な手法、および材料により電極を形成してもよい。
電解質層は、イオンを輸送し得る導電性材料からなり、例えば、液体電解質層、固体電解質層などが挙げられる。
酸化還元種としては、例えば、LiI、NaI、KI、CaI2などの金属ヨウ化物とヨウ素の組み合わせ、LiBr、NaBr、KBr、CaBr2などの金属臭化物と臭素の組み合わせ、ヨウ化物イオンからなる塩とヨウ素の組み合わせ、臭化物イオンからなる塩と臭素の組み合わせが挙げられ、これらの中でも、LiIとヨウ素の組み合わせ、ヨウ化物イオンからなる塩とヨウ素の組み合わせが好ましい。これらの酸化還元種は、2種以上を組み合わせて用いることができる。
液体電解質層には、電極表面への吸着などによる特性改善のために、グアニジンチオシアネートなどのイオン性化合物や4-tert-ブチルピリジンなどの窒素含有複素環化合物、その他の有機化合物が添加されていてもよい。
「溶融塩」とは、溶剤を含まず、イオンのみから構成される液体状態の塩である。
溶融塩は、例えばInorg. Chem., 1996年, 35, p.1168-1178およびElectrochemistry., 2002年, 2, p.130-136などの文献、ならびに特表平9−507334号公報および特開平8−259543号公報などの特許文献に記載されているような、一般に電池や太陽電池などにおいて使用することができるものであれば特に限定されない。また、溶融塩は、酸化還元種の生成に関与するものでも関与しないものでもどちらでも用いることができ、これらを混合したものも用いることができる。
溶融塩としては、室温(25℃)より低い融点を有する塩、室温より高い融点を有していても他の溶融塩や溶融塩以外の電解質層塩と溶解させることにより室温で液体状態となる塩が好ましい。
セパレータ層は、電気的に絶縁であり、太陽電池の構成材料に対して安定なものであれば特に限定されず、具体的にはSiO2やZrO2などの金属酸化物から形成される多孔質層、高分子化合物などから形成される不織布などが挙げられる。
例えば、ヨウ素が重合に影響しないイソシアネートを含む化合物と活性水素基を含む化合物を使用する場合には、重合前に電解質層を添加した溶剤と混合し、得られた混合物を重合させてゲル電解質層を得る。
また、ヨウ素が重合禁止剤として作用するラジカル重合により(メタ)アクリレート類を重合する場合には、高分子化合物と溶剤のみで重合し、得られた重合体を電解質層と溶剤からなる電解液中に浸漬することにより、ゲル電解質層を得る。
液体電解質層が低粘度であれば、常温常圧下でも多孔性半導体膜中に液体電解質層を注入することは可能であるが、高粘度の溶剤や溶融塩を多量に含む高粘度の液体電解質層の場合には、常温常圧下でも多孔性半導体膜中に注入することは困難になる。したがって、多孔性半導体膜への液体電解質層の注入方法は、真空注入法が好ましい。
また、電解質層として、イオン結合などにより形成され、熱により可逆的に固液の相変化を起こす固体電解質層を使用する場合には、例えば、加熱などにより液体状態にした固体電解質層を真空注入法により多孔性半導体膜内に注入すればよい。
本発明のモジュールは、上記の太陽電池(太陽電池単セル)を含む少なくとも2つ以上の太陽電池のそれぞれの透明電極と対極とが電気的に直列に接続されてなる。すなわち、モジュールを構成する少なくとも2つ以上の太陽電池単セルの中で、少なくとも1つが本発明の太陽電池であればよい。ここで、「太陽電池単セル(色素増感太陽電池単セル)」とは、一対の透明電極と対極からなる太陽電池を示す。
また、本発明のモジュールは、多孔性半導体膜側が受光面である太陽電池と対極側が受光面である太陽電池のそれぞれの透明電極と対極とが電気的に直列に接続されていてもよく、このような場合には、図19に示されるように、多孔性半導体膜側が受光面である太陽電池が、本発明の太陽電池であるのが好ましい。
図18に示される構成のモジュールを作製した。
図18は、本発明のモジュールの層構成を示す要部の概略断面図であり、図中、180は透光性基板、181は支持基板(カバー)、182は透明電極、183は色素を吸着しかつその間隙に電解液が充填された多孔性半導体膜、184は貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層、185はスクライブ上の絶縁層、186は多孔性絶縁層、187は触媒層、188は対極(導電膜)、189はセル間絶縁層、190は電解質層である。
酸化チタンペーストは、平均一次粒径350nmのアナターゼ型酸化チタン粒子をテルピネオールに分散させ、さらにエチルセルロースを混合してペーストを調整した。
次いで、所定のパターンが形成されたマスクおよび蒸着装置(アネルバ株式会社製、型番:EVD500A)を用いて蒸着速度0.5Å/Sで、多孔質半導体膜上にチタンを成膜して、膜厚800nmの貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層184をパターン形成した。
酸化ジルコニウムペーストは、平均粒径100nmの酸化ジルコニウム粒子(シーアイ化成株式会社製)テルピネオールに分散させ、さらにエチルセルロースを混合してペーストを調整した。
さらに、上記の蒸着装置を用いて蒸着速度0.5Å/Sで、触媒層187上およびスクライブ上絶縁層185上、ならびにスクライブ上絶縁層185側の導電層184に達するように膜厚300nmのチタンを成膜して、対極(導電膜)188を得た。
吸着用色素溶液は、前記式(3)の色素(Solaronix社製、商品名:Ruthenium620)を濃度3×10-4モル/リットルになるように、体積比1:1のアセトニトリルとt−ブタノールの混合溶剤に溶解させて調製した。
電解液は、溶剤としてのアセトニトリルに、酸化還元種としてLiI(アルドリッチ社製)が濃度0.1モル/リットル、I2(キシダ化学社製)が濃度0.01モル/リットルになるように、さらに添加剤としてt−ブチルピリジン(アルドリッチ社製)が濃度0.5モル/リットル、ジメチルプロピルイミダゾールアイオダイド(四国化成工業社製)が濃度0.6モル/リットルになるように添加し、溶解させて得た。
図19に示される構成のモジュールを作製した。
図19は、本発明のモジュールの層構成を示す要部の概略断面図であり、図中、191は透光性基板、192は支持基板(絶縁性支持体)、193は透明電極、194は対極(導電膜)、195は色素を吸着しかつその間隙に電解液Iが充填された多孔性半導体膜I、196は触媒層II、197は貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層、198はスクライブ(グリッド)電極、199は色素を吸着しかつその間隙に電解液IIが充填された多孔性半導体膜II、200は触媒層I、201はセル間絶縁層、202は電解液Iにより形成された電解質層I、203は電解液IIにより形成された電解質層IIである。
次いで、作製例1の同様にして蒸着装置を用いて蒸着速度0.5Å/Sで、多孔質半導体膜上にチタンを成膜して、膜厚800nmの貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層197をパターン形成した。
このようにして得られた積層体を基板甲とする。
次いで、作製例1の同様にして蒸着装置を用いて蒸着速度0.5Å/Sで、対極(導電膜)194上にチタンを成膜して、膜厚600nmのスクライブ(グリッド)電極198を得た。
次いで、作製例1の同様にして蒸着装置を用いて蒸着速度0.5Å/Sで、スクライブ(グリッド)電極198と対極(導電膜)194上にPtを成膜して、膜厚5nmの触媒層I200を得た。
このようにして得られた積層体を基板乙とする。
次いで、作製例1の同様にしてディスペンサーを用いて、基板甲および基板乙のいずれか一方における図19の図番201の位置に紫外線硬化樹脂を塗布した。次いで、図19に示されるように基板甲と基板乙とを貼り合せた。次いで、紫外線ランプを用いて、塗布部分にすばやく紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させることにより、セル間絶縁層201を得ると同時に、基板甲と基板乙とを固定した。
紫外線硬化樹脂を用いて電解液注入用孔を封止することによりモジュールを完成した。
図20〜22に基づいて太陽電池(単セル)を作製した。
図20および図21は、本発明の太陽電池の作製工程を説明するための概略平面図であり、図22は、その層構成を示す要部の概略断面図(図21のV−W断面)である。図中、31は透明電極基板、32は多孔性半導体膜、33は貫通孔、34は導電層、35は集電電極部であり、220は透光性基板、221は透明電極、222は色素を吸着しかつその間隙に電解液が充填された多孔性半導体膜、223は貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層、224は触媒層(白金膜)、225は対極付き支持基板(ITO導電性基板)、226は熱融着フィルム、227は電解液注入用孔、228電解質層はである。
次いで、φ0.5mmの貫通孔33を具備した多孔性半導体膜のパターンを有するスクリーン版とスクリーン印刷機(ニューロング精密工業株式会社製、型番:LS−150)を用いて、透明電極31(透光性基板220+透明電極221)の透明電極221上に、市販の酸化チタンペースト(Solaronix社製、商品名:D/SP)を塗布し、室温で1時間レベリングを行った。その後、得られた塗膜を80℃に設定したオーブンで20分間乾燥し、さらに450℃に設定した焼成炉(株式会社デンケン製、型番:KDF P−100)を用いて空気中で60分間焼成した。この塗布および焼成工程を4回繰り返して、膜厚25μmの多孔性半導体膜32(222)を得た。
図20における各寸法は、aを22.5mm、bを32.5mm、cを18.5mm、dを2mm、eを4mm、fを10mm、gを3.5mm、hを5mmとした。
図21における各寸法は、cを18.5mm、gを3.5mm、hを5mm、iを0.5mm、jを1mm、kを5mmとした。
吸着用色素溶液は、前記式(2)の色素(Solaronix社製、商品名:Ruthenium620 1H3TBA)を濃度4×10-4モル/リットルになるように、体積比1:1のアセトニトリルとt−ブタノールの混合溶剤に溶解させて調製した。
電解液は、溶剤としてのアセトニトリルに、酸化還元種としてLiI(アルドリッチ社製)が濃度0.1モル/リットル、I2(キシダ化学社製)が濃度0.01モル/リットルになるように、さらに添加剤としてt−ブチルピリジン(アルドリッチ社製)が濃度0.5モル/リットル、ジメチルプロピルイミダゾールアイオダイド(四国化成工業社製)が濃度0.6モル/リットルになるように添加し、溶解させて得た。
導電層34を図23〜27に示すようなパターンでそれぞれ形成したこと以外は実施例1と同様にして太陽電池(単セル)を作製し、その光電変換効率を測定した。それらの結果を表1に示す。
図23〜27は、太陽電池の作製に用いる導電層の形状を説明するための概略平面図であり、図中、31は透明電極基板、32は多孔性半導体膜、34は導電層、35、36は集電電極部である。
また、各図中における各寸法は、c、g、h、iおよびkは実施例1と同様であり、jを1mm、lを4mm、mを20.5mm、nを0.5mm、oを9.5mm、pを1、rを4.5mm、sを21.5mmとした。
作製例1と同様に、YAGレーザー(基本波長:1.06μm)を搭載したレーザースクライブ装置(西進商事株式会社製)を用いて、透明電極基板31における透明電極上の所定の位置にレーザー光を照射してSnO2膜を切断することにより、図28に示すように幅0.1mmのスクライブラインを形成したこと以外は、実施例1と同様にして太陽電池(単セル)を作製し、その光電変換効率を測定した。それらの結果を表1に示す。
図28は、太陽電池の作製に用いる、透明電極上に形成するスクライブラインの形状を説明するための概略平面図であり、図中、31は透明電極基板、37はスクライブラインである。また、図中における各寸法は、aおよびbは実施例1と同様であり、tを8.1mm、uを6.1mm、vを10.1mmとした。
貫通孔33および導電層34を形成しないこと以外は実施例1と同様にして太陽電池(単セル)を作製し、その光電変換効率を測定した。それらの結果を表1に示す。
作製例1に基づき、実施例1と同様の電解液を用いて、図30に示されるような3直列のモジュールを作製した。このモジュールにおける色素を吸着しかつその間隙に電解液が充填された多孔性半導体膜の受光面積は、13mm×29mm(貫通孔の面積を含む)である。
貫通孔の寸法はすべてφ0.5mmとし、図29における各寸法は、Aを13mm、Bを29mm、Cを5mm、Dを3.5mm、E(多孔性半導体膜間の距離)を2.6mm、Fを9.7mm、Gを1.5mmとした。
図30における寸法は、Hを10mm、Iを13mm、Jを0.5mm、Kを0.6mm、Lを1.5mm、Mを1mm、Nを11mm、Oを13.25mm、Pを15.6mmとした。
貫通孔33および導電層34を形成しないこと以外は実施例8と同様にして太陽電池を作製し、その光電変換効率を測定した。その結果を表2に示す。
作製例2に基づき、電解液Iとして実施例1と同様の電解液、電解液IIとして電解液Iのヨウ素濃度を0.01Mに変更した電解液を用いて、図33に示されような4直列のモジュールを作製した。なお、基板甲は作製例2に基づいて作成し、基板乙は導電層316と同様の手法で、同じ形状、同じ位置にグリッド電極として膜厚800nmのチタンを形成した。このモジュールにおける色素を吸着しかつその間隙に電解液が充填された多孔性半導体膜の受光面積は、13mm×29mm(貫通孔の面積を含む)である。
図32は、本発明のモジュールの作製に用いる多孔性半導体膜、触媒層、スクライブラインおよび導電層の概略平面図であり、図中、316は導電層である。
貫通孔の寸法はすべてφ0.5mmとし、図31〜33における各寸法は、A、B、CおよびDは実施例8と同様とし、Qを2mm、Rを10mm、Sを10mm、Tを9mmとした。
貫通孔314および導電層316を形成しないこと以外は実施例9と同様にしてモジュールを作製し、その光電変換効率を測定した。その結果を表3に示す。
2 多孔性半導体膜
3 貫通孔
21 透明支持体
22 透明導電体膜
23 多孔性半導体膜
24 電解液層
25 対極
26 触媒層(白金膜)
27 封止材(エポキシ樹脂)
31 透明電極
32 多孔性半導体膜
33 貫通孔
34 導電層
35、36 集電電極部
37 スクライブライン
181 支持基板(カバー)
182 透明電極
183 色素を吸着しかつその間隙に電解液が充填された多孔性半導体膜
184 貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層
185 スクライブ上の絶縁層
186 多孔性絶縁層
187 触媒層
188 対極(導電膜)
189 セル間絶縁層
190 電解質層
192 支持基板(絶縁性支持体)
193 透明電極
194 対極(導電膜)
195 色素を吸着しかつその間隙に電解液Iが充填された多孔性半導体膜I
196 触媒層II
197 貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層
198 スクライブ(グリッド)電極
199 色素を吸着しかつその間隙に電解液IIが充填された多孔性半導体膜II
200 触媒層I
201 セル間絶縁層
202 電解液Iにより形成された電解質層I
203 電解液IIにより形成された電解質層II
221 透明電極
222 色素を吸着しかつその間隙に電解液が充填された多孔性半導体膜
223 貫通孔および貫通孔内部と周囲の透明電極を電気的に接続する導電層
224 触媒層(白金膜)
225 対極付き支持基板(ITO導電性基板)
226 熱融着フィルム
227 電解液注入用孔
228 電解質層
229 紫外線硬化樹脂
230 集電電極部
Claims (20)
- 受光面となる透光性基板上に形成された透明電極と対極とが電解質層を介して対向配置され、色素を吸着させた多孔性半導体膜が前記透明電極の非受光面側の少なくとも一部に形成された色素増感太陽電池であり、前記多孔性半導体膜が、非受光面側から前記透明電極に達する貫通孔を具備し、かつ前記貫通孔内の前記透明電極と前記多孔性半導体膜が形成されていない領域の前記透明電極とが、前記多孔性半導体膜の非受光面側に形成された導電層により電気的に接続されてなることを特徴とする色素増感太陽電池。
- 前記導電層の形状が、ストライプ状、格子状、櫛歯状またはそれらの組み合わせである請求項1に記載の色素増感太陽電池。
- 前記導電層が、前記透明電極の非受光面側における前記多孔性半導体膜の外周上にも形成されている請求項1または2に記載の色素増感太陽電池。
- 前記導電層が、前記透明電極以外に設けられた集電電極部と電気的に接続されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記導電層が、前記透明電極を介さず直接集電電極部と電気的に接続されている請求項4に記載の色素増感太陽電池。
- 前記導電層が、前記集電電極部と一体化されている請求項4に記載の色素増感太陽電池。
- 前記導電層の少なくとも一部が、集電電極部の長軸方向に対して垂直方向に形成されている請求項4〜6のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記導電層の幅が、前記多孔性半導体膜の外周に向かって広い請求項1〜7のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記導電層の幅が、前記多孔性半導体膜と接する領域において0.05〜12mmである請求項1〜8のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記導電層が、チタン、タンタルおよびニッケルから選択された金属材料から形成されている請求項1〜9のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記貫通孔が複数個であり、かつ該貫通孔同士の距離が0.5〜40mmである請求項1〜10のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記貫通孔が、前記多孔性半導体膜の外周から0.5〜40mmの距離に少なくとも1つ形成されている請求項1〜11のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記貫通孔の面積が、0.01〜100mm2/個である請求項1〜12のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記貫通孔の合計面積が、貫通孔を含む多孔性半導体膜の合計面積の0.05〜15である請求項1〜13のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 前記複数個の貫通孔の少なくとも1つの貫通孔内の透明導電膜と前記多孔性半導体膜の周囲の透明導電膜が前記導電層以外で電気的に接続されていない請求項11〜14のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池。
- 請求項1〜15のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池を含む少なくとも2つ以上の色素増感太陽電池のそれぞれの透明電極と対極とが電気的に直列に接続されてなることを特徴とする色素増感太陽電池モジュール。
- 2つ以上の色素増感太陽電池がすべて請求項1〜15のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池である請求項16に記載の色素増感太陽電池モジュール。
- 色素増感太陽電池の多孔性半導体膜が同一基板上の透明電極上に形成されてなる請求項16または17に記載の色素増感太陽電池モジュール。
- 多孔性半導体膜側が受光面である色素増感太陽電池と対極側が受光面である色素増感太陽電池のそれぞれの透明電極と対極とが電気的に直列に接続されてなる請求項16に記載の色素増感太陽電池モジュール。
- 多孔性半導体膜側が受光面である色素増感太陽電池が、請求項1〜15のいずれか1つに記載の色素増感太陽電池である請求項19に記載の色素増感太陽電池モジュール。
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