JP2009043344A - 垂直磁気記録ヘッドと磁気記録装置 - Google Patents

垂直磁気記録ヘッドと磁気記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 記録磁界の劣化を最小限に抑えながら、サイドトラックイレーズ磁界を効果的に低減することができるサイドシールドを有する垂直磁気記録ヘッドを得る。
【解決手段】 端面から記録磁界を発する主磁極2と、該主磁極2のコア幅方向に非磁性材料からなるギャップ部材5を介して隣接配置されたサイドシールド6とを有し、磁気記録媒体7の回転に応じて相対移動しながら記録再生を行う垂直磁気記録ヘッド1において、主磁極2とサイドシールド6間のギャップ長が、SGt>SGlである〔ただし、SGt521は主磁極の相対移動流入端(トレーリング端21)における主磁極2とサイドシールド6とのギャップ長を示し、SGl522は主磁極2の相対移動流出端(リーディング端22)における主磁極2とサイドシールド6とのギャップ長を示す〕ように垂直磁気記録ヘッド1を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気記録ヘッドと磁気記録装置に係わり、特に垂直磁気記録用として用いる高密度の磁気記録ヘッドとその磁気記録ヘッドを装備した磁気記録装置に関する。
近年、磁気記録媒体や磁気記録ヘッドの性能向上が積極的に図られ、その結果、磁気記録媒体に磁気ディスクを用いた磁気記録装置(磁気ディスク装置)の記録密度が著しく増大している。
高密度記録を実現するためには、磁気記録媒体に対して高保磁力、高残留磁束密度などの高性能化が必要であり、最近では、磁性粉末の塗工膜に代わって金属磁性合金膜が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、磁気記録ヘッドについては、磁気記録信号を高密度に記録することができる垂直記録式の磁気記録ヘッドが注目されている。この磁気記録ヘッドにおいては、磁気記録媒体に対向する主磁極の露出面、つまり、磁気記録媒体と近接浮上しがら対面する面を長方形(矩形)形状にしたものが主磁極として用いられている。
ところが、磁気ヘッドが搭載されたスライダは、記録媒体の上をキャリッジアームに保持されて誘導される。つまり、図6に磁気記録装置の磁気記録ヘッドと磁気記録媒体との位置関係を模式的に示したが、図6(A)のように垂直磁気記録装置10の中に装着されている薄い円板状の磁気記録媒体7の上にはトラック71が記録されている。キャリッジアーム8の先端に付設され、磁気ヘッドが搭載されたスライダ9が、キャリッジアーム8の回動運動に応じて旋回し、回転駆動されている磁気記録媒体7のトラック71の上を半径方向に過って走査するようになっている。
図6(B)において、キャリッジアーム8が円板状の磁気記録媒体7の半径方向に回動してスライダ9が旋回すると、トラック71とスライダ9とのなす角度がトラック71の内周側と外周側とで変化する。
図7は垂直磁気記録ヘッドの模式的な配置図で、図7(A)には記録用のヘッド部分のみを示している。垂直磁気記録ヘッド1は磁気記録媒体7に対して垂直に配置されており、主磁極2が補助磁極(リターンヨーク)3に挟まれ、主磁極2にはコイル4が巻かれた構成になっている。
主磁極2の先端と補助磁極3との間で磁界が印加されたとき、主磁極2から生じた細い磁界が大きな矢印方向に移動する磁気記録媒体7の厚み方向、つまり垂直方向に過って磁気記録媒体7を厚み方向に小矢印のように磁化する。その際、磁気記録媒体7に記録される磁気情報は、サブミクロンの狭いトラックの上に記録される。そのトラック幅に見合って磁界が集中するように、磁気記録媒体7に対面する主磁極2の露出面形状は、トラック幅に見合って細幅になっている。
ところが、図6(B)に示したように、スライダ9が移動してトラック71との間にスキュー角を生じ、主磁極2の側長辺がトラック71に平行でなく斜めに横切るようになった場合には、主磁極2の側長辺部位が隣接トラックにはみ出てしまう。その結果、隣接トラックの情報が消去される、いわゆるサイドトラックイレーズが起こる。
このサイドトラックイレーズが起こる不具合は、主磁極2の露出面形状をトラック幅に見合って細幅の長方形にしても、記録の高密度化が進んでトラック幅がますます狭くなると解消し切れない。
そこで、磁気ヘッドの主磁極の露出面の形状が、台形形状(逆台形形状ともいう)になっている主磁極を用いる方法が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
台形形状の主磁極2は、図7(A)の楕円内に拡大図示した。主磁極2が逆台形形状の場合には、図6(B)に示したスライダ9が移動して主磁極2とトラック71との間にスキュー角が生じても、主磁極2の側斜辺がトラック71に平行になっていれば、隣接トラックに対して影響することはなく、たとえスキュー角が生じても隣接トラックに対して影響する程度はより緩和される。
しかし、記録の高密度化がさらに進んでトラック幅がより狭くなると、主磁極2の露出断面形状を台形形状にしても、対応し切れなくなる。
そこで、主磁極の両側にサイドシールドと呼ばれる磁気シールドを配置する方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
つまり、図7(B)にサイドシールドの配置を模式的に示した。図7(B)において、主磁極2のコア幅方向の側面(サイド)側に、アルミナ(Al2 3 )などの非磁性材料からなるギャップ部材5を介して磁界を遮蔽するサイドシールド6を設ける。
つまり、主磁極2とサイドシールド6とのギャップの大きさ(以下、ギャップ長という)は、主磁極2の相対移動流入端(トレーリング端)21におけるギャップ長(以下、SGtと略称)521と、主磁極2の相対移動流出端(リーディング端)22におけるギャップ長(以下、SGlと略称)522とは、SGt=SGlになっている。
また、サイドシールド6は、例えば、CoNiFeの磁性体からなり、主磁極2から放射状に発する磁界を吸収するもので、主磁極2から発した磁界が隣接したトラックに漏れることを抑制する。
こうして、サイドシールドを設けると、スライダが磁気記録媒体の内周(インナ)方向か外周(アウタ)方向に移動して主磁極とトラックとの間にスキュー角が生じても、このスキュー角に起因して隣接トラックでサイドトラックイレーズが起こる不具合を緩和することができる。
特許第3104328号 特開平10−320720号公報 特開2002−92821号公報 特開2004−127480号公報
図7に示したように、垂直磁気記録ヘッド1の主磁極2の露出断面形状などを改善し、さらに、主磁極2のコア幅方向にサイドシールド6を配置する方法などによって、隣接するトラックで起こるサイドトラックイレーズを抑制することが行われている。
ところで、このサイドシールド6の役目は、主磁極2のコア幅方向に拡がる発生磁界を吸収することにあり、その効果は主磁極2とサイドシールド6との間に介在するギャップ部材5のギャップの大きさ(以下、ギャップ長という)に依存する。例えば、ギャップ長が短いほど、コア幅方向の分布は鋭くなる。ところが、主磁極2から発生する本来必要な記録磁界強度も低下してしまう不具合が生じる。その反面、ギャップ長を大きくすれば記録磁界強度は増大するが、コア幅方向の磁界分布が劣化してしまう。
このように、従来の垂直磁気記録ヘッドの構造では、所要記録磁界の強度確保と、隣接するトラックのサイドトラックイレーズの防止を両立させることが困難であった。
そこで、本発明は、主磁極とサイドシールドとのギャップ長を、トレーリング端側とリーディング端側とで変化させて、主磁極から発する記録磁界の強度を確保しながら隣接トラックのサイドトラックイレーズを抑制できる垂直磁気記録ヘッドと該垂直磁気記録ヘッドを有する垂直磁気記録装置を提供する。
上記課題は、請求項1において、端面から記録磁界を発する主磁極と、該主磁極のコア幅方向に非磁性材料からなるギャップ部材を介して隣接配置されたサイドシールドとを有し、磁気記録媒体の回転に応じて相対移動しながら記録再生を行う垂直磁気記録ヘッドにおいて、該主磁極と該サイドシールド間のギャップ長が、SGt>SGlである
〔ただし、SGtは主磁極の相対移動流入端(トレーリング端)における主磁極とサイドシールドとのギャップ長を示し、SGlは主磁極の相対移動流出端(リーディング端)における主磁極とサイドシールドとのギャップ長を示す〕
ように構成された垂直磁気記録ヘッドによって解決される。
つまり、本発明の垂直磁気記録ヘッドにおいては、主磁極とサイドシールドとのギャップ長が一様であった従来のサイドシールドに替えて、主磁極の相対移動流入端(以下、トレーリング端と呼ぶ)側のギャップ長:SGtよりも、主磁極の相対移動流出端(以下、リーディング端と呼ぶ)側のギャップ長:SGlを狭くするようにしている。
そうすると、記録磁界の発生に支配的な主磁極のトレーリング端側のSGtは大きく保って所要の記録磁界強度を保持しながら、隣接トラックイレーズ磁界に対して支配的なリーディング端側のSGlを狭くして隣接トラックイレーズを抑制することができる。
次いで、請求項2において、SGl≧0.5×トラックピッチであるように構成された請求項1記載の垂直磁気記録ヘッドによって解決される。
つまり、隣接トラックイレーズ磁界に対して支配的なリーディング端側のSGlを過度に狭くして、記録磁界に劣化が起こらないように、SGlをトラックピッチの1/2以上にするようにしている。
次いで、請求項3において、SGlとSGtとのギャップ長は、不連続に変化させるのではなく、リーディング端側からトレーリング端側へ連続的に増加するようにし、両端のそれぞれが機能する効果が十分に発揮できるようにしている。
次いで、請求項4において、請求項1記載の垂直磁気記録ヘッドを実装した磁気ヘッドを有するように構成された磁気記録装置によって解決される。
本発明によれば、垂直磁気記録ヘッドにおいて、主磁極のトレーリング端側のサイドシールドのギャップ長:SGtを大きくし、リーディング端側のサイドシールドのギャップ長:SGlを狭くしている。
その結果、主磁極のトレーリング端では、サイドシールドに吸収される磁界は小さく、その分大きな記録磁界を発生させることができる。
一方、リーディング端では、SGlが小さいのでサイドシールド効果が発揮され、隣接トラックのサイドトラックイレーズを起こす磁界を効果的に抑制することができる。
こうして、本発明は、記録磁界の劣化を最小限に抑えながら、サイドトラックイレーズ磁界を効果的に低減することができるため、出力劣化やデータ消去のない信頼性の高い垂直磁気記録ヘッドと該ヘッドを搭載した垂直磁気記録装置を得ることができる。
図1は本発明の垂直磁気記録ヘッドの要部の模式的な斜視図、図2はリーディング端のギャップ長:SGlと記録磁界との関係図、図3は本発明と従来例との効果の比較を示す図、図4は本発明の垂直磁気記録ヘッドの製造工程図(その1)、図5は本発明の垂直磁気記録ヘッドの製造工程図(その2)である。
本発明になる垂直磁気記録ヘッド1の要部の基本構成は、図7(A)に示したとおりであるが、図1において、端部の露出面が台形形状の主磁極2は、Al2 3 からなるギャップ部材5を介してサイドシールド6が設けられている。
このサイドシールド6は、主磁極2の側端部からの距離が均一ではなく、主磁極2のトレーリング端21の側のギャップ長であるSGt521と、リーディング端22の側のギャップ長であるSGl522とは、SGt>SGlの関係になっている。つまり、SGt521をSGl522よりも大きなギャップ長にしている。
SGt521の機能について説明すると、本発明の構造では、SGt521が大きいので、主磁極2のトレーリング端でサイドシールド6に吸収される磁界が小さく、それだけ大きな記録磁界を発生させることができる。
一方、SGl522の機能については、SGl522が小さいために、サイドシールド効果が発揮され、隣接トラックを消去させてしまうサイドトラックイレーズ磁界を効果的に抑えることができる。
図2はリーディング端のギャップ長:SGlと記録磁界との関係図を示したもので、横軸のトラックピッチTpで規格化したSGlに対する縦軸の記録媒体のHcで規格化した記録磁界の関係を示している。
この図2から、SGlを狭めていくと記録磁界も急激に小さくなってくる。この関係図からSGlを過剰に小さくすることには限界があることが分かり、好ましくはSGlはトラックピッチTpの1/2以上に設定する。
図3は本発明と従来例との効果の比較を示したもので、計算機シミュレーションの結果である。横軸の記録磁界(相対値)と縦軸のサイドトラックイレーズ磁界(相対値)との関係を示す。図中、○はSGt=SGlの従来例、つまり、サイドシールドの主磁極のトレーリング端のギャップ長:SGtとリーディング端のギャップ長:SGlとが等しい場合のサイドシールドの効果を示す。また、●はSGt>SGlの本発明、つまり、サイドシールドの主磁極のトレーリング端のギャップ長:SGtの方をリーディング端のギャップ長:SGlより大きくした場合のサイドシールドの効果を示す。
この図3から、SGt>SGlの本発明(●)の方が、従来例(○)に比べて、記録磁界が同等ならサイドトラックイレーズ磁界が小さく、あるいはサイドトラックイレーズ磁界が同等なら記録磁界が大きいことが分かる。
つまり、本発明の構成の垂直磁気記録ヘッドの方が、従来例に比較して,大きな記録磁界を保持しつつサイドトラックイレーズ磁界を小さくして隣接トラックへの影響を低く抑えることができる効果がある。
図4には本発明の垂直磁気記録ヘッドの製造工程(その1)、図5には本発明の垂直磁気記録ヘッドの製造工程(その2)を示す。
図4(A)において、図示してないGMR再生ヘッドやTMR再生ヘッドなどを形成したウェーハ基板11の上に、膜厚200nmのFeCoからなる主磁極膜12をスパッタリングやめっきで成膜する。続いて、メタルマスク用のTa膜13をスパッタリングで成膜し、ホトレジストまたは電子線レジストでレジストパターン14を形成する。
図4(B)において、レジストパターン14をマスクとして、反応性イオンエッチングを行い、レジストパターン14をTa膜からなるメタルマスク15に転写する。
図4(C)において、Ta膜からなるメタルマスク15をマスクとして、イオンビーム16を斜めから入射させてイオンミーリングを行い、FeCoの主磁極膜12を逆台形形状に加工し、主磁極2を形成する。ウェーハ基板11も削られるが残る。
図4(D)において、台形形状の主磁極2の上にギャップ部材5としてAl2 3 膜をスパッタリングで成膜する。このギャップ部材5の成膜に際しては、主磁極2の上側面はスパッタリング粒子に曝されるために成膜レートは高い。しかし、主磁極2の下側面は逆台形形状なのでスパッタのターゲットから見て影となり成膜レートが低い。その結果、成膜レートの差によって、主磁極2の上側面のAl2 3 膜は下側面のAl2 3 膜よりも厚く形成されることになる。
しかも、主磁極2の台形形状の傾斜面が連続した面である。従って、上側面でより厚く成膜されたギャップ部材5の膜厚から下側面のより薄く成膜されたギャップ部材5の膜厚まで連続した膜となる。
ギャップ部材5の成膜の際、上側面のAl2 3 膜の膜厚が、0.5×トラックピッチ以上になるように成膜レートと成膜時間を調整する。
図5(E)において、ギャップ部材5が成膜された主磁極2に対して、CoNiFeからなるサイドシールド膜16を、主磁極2のコア方向領域が覆われるようにスパッタリング、あるいはめっきによって形成する。
次いで、図5(F)において、大矢印17で示した上の方向からCMP(化学的機械的研磨)を行って主磁極2の上面が露出する小矢印18までサイドシールド膜16とギャップ部材5とメタルマスク15とを研磨して除去し、主磁極2を露出させて上面を平坦にする。
そうすると、図5(G)において、主磁極2の上部のトレーリング端21の側のSGt521が、主磁極2の下部のリーディング端22の側のSGl522よりもギャップ長が大きい本発明になるサイドシールド6が形成できる。
こうして、主磁極2と、ギャップ部材5を介して形成されたサイドシールド6が形成されたウェーハ基板11には、さらに、図示してないが、コイルや補助磁極などが、既知の薄膜磁気ヘッドの製造工程と同様の工程によって形成され、半導体ICの製造工程と同じように垂直磁気記録ヘッドが集積されたウェーハが完成する。このウェーハをスクライブすればチップ状の垂直磁気記録ヘッドの素子が完成する。
さらに、こうして完成した垂直磁気記録ヘッドの素子は、図6に模式的に示した垂直磁気記録装置のスライダ9に実装すれば、本発明の垂直磁気記録装置10が完成する。
ここでは、単体のヘッドの構成や製造工程について例示したが、実用的にはウェーハ状の基板に複数のヘッドを素子として集積して製造する。
ギャップ部材となるAl2 3 やサイドシールドとなるCoNiFeなどの素材は、これらに限定されたものではなく、種々の変形が可能である。
また、膜厚や成膜工程などは、例示した厚さや成膜方法に限定するものではなく、種々の変形が可能である。
〔付 記〕
(付記1) 端面から記録磁界を発する主磁極と、該主磁極のコア幅方向に非磁性材料からなるギャップ部材を介して隣接配置されたサイドシールドとを有し、磁気記録媒体の回転に応じて相対移動しながら記録再生を行う垂直磁気記録ヘッドにおいて、
該主磁極と該サイドシールド間のギャップ長が、SGt>SGlである
〔ただし、SGtは主磁極の相対移動流入端(トレーリング端)における主磁極とサイ ドシールドとのギャップ長を示し、
SGlは主磁極の相対移動流出端(リーディング端)における主磁極とサイ ドシールドとのギャップ長を示す〕
ことを特徴とする垂直磁気記録ヘッド。
(付記2) 該SGl≧0.5×トラックピッチである
ことを特徴とする付記1記載の垂直磁気記録ヘッド。
(付記3) 該SGlとSGtとは、該リーディング端側からトレーリング端側へ連続的に増加している
ことを特徴とする付記1記載の垂直磁気記録ヘッド。
(付記4) 該主磁極が、トレーリング端側からリーディング端側方向に逆台形形状になっている
ことを特徴とする付記1記載の垂直磁気記録ヘッド。
(付記5) 該主磁極の逆台形形状が、イオンビームを斜め照射するイオンミーリングによって形成されたものである
ことを特徴とする付記4記載の垂直磁気記録ヘッド。
(付記6) 付記1記載の垂直磁気記録ヘッドを実装した磁気ヘッドを有する
ことを特徴とする磁気記録装置。
本発明の垂直磁気記録ヘッドの要部の模式的な斜視図である。 リーディング端のギャップ長:SGlと記録磁界との関係図である。 本発明と従来例との効果の比較を示す図である。 本発明の垂直磁気記録ヘッドの製造工程図(その1)である。 本発明の垂直磁気記録ヘッドの製造工程図(その2)である。 磁気記録ヘッドと磁気記録媒体との位置関係の模式図である。 垂直磁気記録ヘッドの模式的な配置図である。
符号の説明
1 垂直磁気記録ヘッド
2 主磁極
21 トレーリング端 22 リーディング端
3 補助磁極
4 コイル
5 ギャップ部材5
521 SGt(トレーリング端のギャップ長)
522 SGl(リーディング端のギャップ長)
6 サイドシールド
7 磁気記録媒体
71 トラック
8 キャリッジアーム
9 スライダ
10 垂直磁気記録装置
11 ウェーハ基板 12 主磁極膜
13 Ta膜 14 レジストパターン
15 メタルマスク 16 サイドシールド膜
17 大矢印 18 小矢印

Claims (4)

  1. 端面から記録磁界を発する主磁極と、該主磁極のコア幅方向に非磁性材料からなるギャップ部材を介して隣接配置されたサイドシールドとを有し、磁気記録媒体の回転に応じて相対移動しながら記録再生を行う垂直磁気記録ヘッドにおいて、
    該主磁極と該サイドシールド間のギャップ長が、SGt>SGlである
    〔ただし、SGtは主磁極の相対移動流入端(トレーリング端)における主磁極とサイ ドシールドとのギャップ長を示し、
    SGlは主磁極の相対移動流出端(リーディング端)における主磁極とサイ ドシールドとのギャップ長を示す〕
    ことを特徴とする垂直磁気記録ヘッド。
  2. 該SGl≧0.5×トラックピッチである
    ことを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録ヘッド。
  3. 該SGlとSGtとは、該リーディング端側からトレーリング端側へ連続的に増加している
    ことを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録ヘッド。
  4. 請求項1記載の垂直磁気記録ヘッドを実装した磁気ヘッドを有する
    ことを特徴とする磁気記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8120874B2 (en) * 2007-12-28 2012-02-21 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Perpendicular write head having a modified wrap-around shield to improve overwrite, adjacent track interference and magnetic core width dependence on skew angle
US8339734B2 (en) 2010-04-23 2012-12-25 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic write head having a wrap around trailing shield with an asymetrical side gap
US8570686B2 (en) 2012-03-13 2013-10-29 HGST Netherlands B.V. Magnetic recording head with non-conformal side shield gap

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