JP2009042588A - 光軸自動調節システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 XYZ三次元座標系に入射した光ビームL1の光軸を調節するために、反射面M1を有する鏡10と、反射面M2を有する鏡20と、を本体部100に取り付け、鏡20を反射した光ビームL3を、出力部200内の鏡30の反射面M3および鏡40の反射面M4で反射して光ビームL5として射出する。鏡30の透過光L30をモニタした結果に基づき、鏡10の角度αおよび鏡20の角度βを調節する角度制御を行う。鏡40の透過光L40をモニタした結果に基づき、本体部100全体をXY平面に沿って平行移動させる位置制御を行う。各制御手段310,330によって、各記憶手段320,340に記憶された位置および角度の設定値に向けてのフィードバック制御が行われ、射出光L5の光軸は設定した位置・角度に維持される。
【選択図】 図8
Description
光軸調節を行う本体部と、本体部からきた光を射出する出力部と、本体部による光軸調節動作を制御する制御部と、を設け、
本体部は、
XY平面に平行な面をY軸に平行な回動軸について所定角α(0°<α<90°)だけ回動した反射面を有する第1の鏡と、
XZ平面に平行な面をX軸に平行な回動軸について所定角β(0°<β<90°)だけ回動した反射面を有する第2の鏡と、
第1の鏡と第2の鏡とを、入射光が少なくともこれら双方の鏡をこの順序で反射した後に出力部へ向けて射出するように、所定位置に支持する支持体と、
支持体に対して、第1の鏡をX軸もしくはZ軸方向に平行移動させるとともに、第2の鏡をY軸もしくはZ軸方向に平行移動させる位置調節手段と、
第1の鏡を、Y軸に平行な回動軸について回動させる操作と、第2の鏡を、X軸に平行な回動軸について回動させる操作と、を行う機能をもった角度調節手段と、
を有し、
出力部は、
本体部からきた光ビームを反射させる第3の鏡と、
第3の鏡を反射した光ビームを反射させて射出する第4の鏡と、
第3の鏡および第4の鏡のうち、いずれか一方を透過した光ビームの所定基準面に対する入射角度を検出する角度検出手段と、
第3の鏡および第4の鏡のうち、前記一方ではない他方を透過した光ビームの所定基準面上への入射位置を検出する位置検出手段と、
を有し、
制御部は、
入射光が基準光路に沿った状態において角度検出手段および位置検出手段が検出した角度および位置を記憶する記憶手段と、
角度検出手段および位置検出手段が検出した角度および位置が記憶手段に記憶されている値からずれたときに、当該ずれを解消するように角度調節手段および位置調節手段を制御する制御手段と、
を有するようにしたものである。
光軸調節を行う本体部と、本体部からきた光を射出する出力部と、本体部による光軸調節動作を制御する制御部と、を設け、
本体部は、
XY平面に平行な面をY軸に平行な回動軸について所定角α(0°<α<90°)だけ回動した反射面を有する第1の鏡と、
XZ平面に平行な面をX軸に平行な回動軸について所定角β(0°<β<90°)だけ回動した反射面を有する第2の鏡と、
第1の鏡と第2の鏡とを、入射光が少なくともこれら双方の鏡をこの順序で反射した後に出力部へ向けて射出するように、所定位置に支持する第1の支持体と、
第1の支持体を支持する第2の支持体と、
第1の支持体を第2の支持体に対して、X軸方向およびY軸方向に平行移動させる位置調節手段と、
第1の鏡を、Y軸に平行な回動軸について回動させる操作と、第2の鏡を、X軸に平行な回動軸について回動させる操作と、を行う機能をもった角度調節手段と、
を有し、
出力部は、
本体部からきた光ビームを反射させる第3の鏡と、
第3の鏡を反射した光ビームを反射させて射出する第4の鏡と、
第3の鏡および第4の鏡のうち、いずれか一方を透過した光ビームの所定基準面に対する入射角度を検出する角度検出手段と、
第3の鏡および第4の鏡のうち、前記一方ではない他方を透過した光ビームの所定基準面上への入射位置を検出する位置検出手段と、
を有し、
制御部は、
入射光が基準光路に沿った状態において角度検出手段および位置検出手段が検出した角度および位置を記憶する記憶手段と、
角度検出手段および位置検出手段が検出した角度および位置が記憶手段に記憶されている値からずれたときに、当該ずれを解消するように角度調節手段および位置調節手段を制御する制御手段と、
を有するようにしたものである。
角度検出手段を、平行光線を所定の焦点に集光する集光レンズと、この集光レンズに対して焦点距離だけ離れた位置に配置された受光面を有しこの受光面上の集光位置を検出する受光素子と、によって構成したものである。
位置検出手段を、所定の受光面上へのビームの照射位置を検出する受光素子によって構成したものである。
本発明に係る光軸自動調節システムの本体部内には、図1に示すように、2組の鏡からなる光学系が用いられる。本発明では、この2組の鏡を特有の位置に配置し、これら鏡を特有の方向に平行移動させるとともに特有の向きに回動させることにより、光ビームの位置および角度の調節を行うことが重要になる。そこで、ここでは、説明の便宜上、図示のとおりXYZ三次元座標系を定義し、この三次元座標系上で、この2組の鏡の特有の配置とその特徴を説明することにする。この、図1に示す2組の鏡およびその位置角度調節手段(図1には示されていない)は、XYZ三次元座標系に入射した光の光軸を調節して、これを射出する機能を有する光軸調節装置ということができる。
既に§1で述べたとおり、位置調節手段は、第1の鏡10については、X軸もしくはZ軸方向に平行移動させる機能をもち、第2の鏡20については、Y軸もしくはZ軸方向に平行移動させる機能をもっていればよい。したがって、たとえば、支持体上に第1の鏡10をX軸に沿って摺動させるレールもしくはZ軸に沿って摺動させるレールを配置し、第1の鏡10を摺動自在に支持体上に取り付けるようにし、同様に、支持体上に第2の鏡20をY軸に沿って摺動させるレールもしくはZ軸に沿って摺動させるレールを配置し、第2の鏡20を摺動自在に支持体上に取り付けるようにすれば、これらのレールを利用して位置調節手段を構成できる。
§1および§2では、図1に示すような特有の配置条件を満たす2組の鏡からなる光学系を用意し、各鏡を特有の方向に移動させれば、射出光として得られる光ビームを2方向に平行移動させる位置調節の機能が実現できることを示した。このように、射出光の2方向に関する位置調節を独立して行うことができれば、光ビームを任意の位置に平行移動させることができる。
ここでは、図1に示す光軸調節装置を利用した光軸自動調節システムの実施形態を図8のブロック図を参照しながら説明する。この光軸自動調節システムは、XYZ三次元座標系における所定の入射点Piと射出点Poとを通る基準光路に沿って光ビームが存在するときに、入射光が基準光路を外れた場合にも、射出光が基準光路に沿った状態を維持するように自動光軸調節を行う機能を有している。
11:Y軸に平行な軸
20:第2の鏡
21:X軸に平行な軸
30:第3の鏡
40:第4の鏡
100:本体部
110:第1の支持体
120:角度調節手段
130:位置調節手段
140:第2の支持体
200:出力部
210:角度検出手段
211:集光レンズ
212:受光素子
220:位置検出手段
221:受光素子
300:制御部
310:位置制御手段
320:位置記憶手段
330:角度制御手段
340:角度記憶手段
L1,L2,L2′,L3,L3′,L4,L5:光ビーム
L30〜L43:検出用光ビーム
M1,M1′,M2,M2′,M3,M4:反射面
O:座標系の原点
P1,P1′,P2,P2′:入射点
Pi:入射点
Po:射出点
Q31,Q33,Q41,Q42,Q43:入射点
α,β:角度
δ:傾斜角度
ΔLx,ΔLz:光ビームの変位量
ΔM1x,ΔM1z:反射面M1の変位量
ΔM2y,ΔM2z:反射面M2の変位量
Claims (4)
- XYZ三次元座標系における所定の入射点と射出点とを通る基準光路に沿って光ビームが存在するときに、入射光が前記基準光路を外れた場合にも、射出光が前記基準光路に沿った状態を維持するように自動光軸調節を行う機能をもった光軸自動調節システムであって、
光軸調節を行う本体部と、前記本体部からきた光を射出する出力部と、前記本体部による光軸調節動作を制御する制御部と、を備え、
前記本体部は、
XY平面に平行な面をY軸に平行な回動軸について所定角α(0°<α<90°)だけ回動した反射面を有する第1の鏡と、
XZ平面に平行な面をX軸に平行な回動軸について所定角β(0°<β<90°)だけ回動した反射面を有する第2の鏡と、
前記第1の鏡と前記第2の鏡とを、入射光が少なくともこれら双方の鏡をこの順序で反射した後に前記出力部へ向けて射出するように、所定位置に支持する支持体と、
前記支持体に対して、前記第1の鏡をX軸もしくはZ軸方向に平行移動させるとともに、前記第2の鏡をY軸もしくはZ軸方向に平行移動させる位置調節手段と、
前記第1の鏡を、Y軸に平行な回動軸について回動させる操作と、前記第2の鏡を、X軸に平行な回動軸について回動させる操作と、を行う機能をもった角度調節手段と、
を有し、
前記出力部は、
前記本体部からきた光ビームを反射させる第3の鏡と、
前記第3の鏡を反射した光ビームを反射させて射出する第4の鏡と、
前記第3の鏡および前記第4の鏡のうち、いずれか一方を透過した光ビームの所定基準面に対する入射角度を検出する角度検出手段と、
前記第3の鏡および前記第4の鏡のうち、前記一方ではない他方を透過した光ビームの所定基準面上への入射位置を検出する位置検出手段と、
を有し、
前記制御部は、
前記入射光が前記基準光路に沿った状態において前記角度検出手段および前記位置検出手段が検出した角度および位置を記憶する記憶手段と、
前記角度検出手段および前記位置検出手段が検出した角度および位置が前記記憶手段に記憶されている値からずれたときに、当該ずれを解消するように前記角度調節手段および前記位置調節手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする光軸自動調節システム。 - XYZ三次元座標系における所定の入射点と射出点とを通る基準光路に沿って光ビームが存在するときに、入射光が前記基準光路を外れた場合にも、射出光が前記基準光路に沿った状態を維持するように自動光軸調節を行う機能をもった光軸自動調節システムであって、
光軸調節を行う本体部と、前記本体部からきた光を射出する出力部と、前記本体部による光軸調節動作を制御する制御部と、を備え、
前記本体部は、
XY平面に平行な面をY軸に平行な回動軸について所定角α(0°<α<90°)だけ回動した反射面を有する第1の鏡と、
XZ平面に平行な面をX軸に平行な回動軸について所定角β(0°<β<90°)だけ回動した反射面を有する第2の鏡と、
前記第1の鏡と前記第2の鏡とを、入射光が少なくともこれら双方の鏡をこの順序で反射した後に前記出力部へ向けて射出するように、所定位置に支持する第1の支持体と、
前記第1の支持体を支持する第2の支持体と、
前記第1の支持体を前記第2の支持体に対して、X軸方向およびY軸方向に平行移動させる位置調節手段と、
前記第1の鏡を、Y軸に平行な回動軸について回動させる操作と、前記第2の鏡を、X軸に平行な回動軸について回動させる操作と、を行う機能をもった角度調節手段と、
を有し、
前記出力部は、
前記本体部からきた光ビームを反射させる第3の鏡と、
前記第3の鏡を反射した光ビームを反射させて射出する第4の鏡と、
前記第3の鏡および前記第4の鏡のうち、いずれか一方を透過した光ビームの所定基準面に対する入射角度を検出する角度検出手段と、
前記第3の鏡および前記第4の鏡のうち、前記一方ではない他方を透過した光ビームの所定基準面上への入射位置を検出する位置検出手段と、
を有し、
前記制御部は、
前記入射光が前記基準光路に沿った状態において前記角度検出手段および前記位置検出手段が検出した角度および位置を記憶する記憶手段と、
前記角度検出手段および前記位置検出手段が検出した角度および位置が前記記憶手段に記憶されている値からずれたときに、当該ずれを解消するように前記角度調節手段および前記位置調節手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする光軸自動調節システム。 - 請求項1または2に記載の光軸自動調節システムにおいて、
角度検出手段を、平行光線を所定の焦点に集光する集光レンズと、この集光レンズに対して焦点距離だけ離れた位置に配置された受光面を有しこの受光面上の集光位置を検出する受光素子と、によって構成したことを特徴とする光軸自動調節システム。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の光軸自動調節システムにおいて、
位置検出手段を、所定の受光面上へのビームの照射位置を検出する受光素子によって構成したことを特徴とする光軸自動調節システム。
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-
2007
- 2007-08-10 JP JP2007208876A patent/JP5072478B2/ja active Active
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