JP2009042471A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチAFと光学ファインダを組み合わせた撮影で、ピント合わせ(フォーカス)の方式をスポットAFへ自動的に切り替え、撮影者の合わせたいポイントにピントを合わせる撮像装置を提供する。
【解決手段】複数のフォーカス方式を有し、取り外し可能な光学ファインダと、ライブビューを表示する液晶モニタとを搭載し、光学ファインダの使用状況を検知する使用状況検知手段と、使用状況検知手段の検知結果により、フォーカス方式を切り替えるフォーカス方式切替手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチAFと光学ファインダを組み合わせた撮影を行う撮像装置に関する。
今日のデジタルカメラは、以下の際に、背面液晶モニタでのライブビューによるファインダを使用せず、素通しあるいは逆ガリレオタイプの簡単な光学系を使ったカメラ内蔵の光学ファインダもしくはアクセサリシューに取り付ける外部光学ファインダで撮影を行う場合がある。
(1)液晶モニタの視認性が悪化する晴天時の屋外など、明るいシーンでの撮影時。
(2)液晶モニタのライブビュー表示にタイムラグがあるので、タイムラグを気にするシーンでの撮影時。
(3)消費電力が大きいので、電池を節約する時。
また、一般的にフォーカス(ピント合わせ)方式は、マルチAF、スポットAFの切り替え式が採用されている。
マルチAFは、測距点(AFエリア)を複数持ち、最も近距離の物体にピントが合うように制御することで中抜け写真を防ぐ時に使用する。
スポットAFは、AFエリアを中央1点にし、撮影者の思ったところにピントを合わせたい場合に使用する。
また、一般的にピント合わせの結果表示(合焦・非合焦)はLEDを光学ファインダの覗き窓付近に設け、光学ファインダを覗きながらでもLEDの点滅状態にてピント合わせ結果を分かるようにしている。
また、一般的に合焦箇所の表示は、液晶モニタのみに設け、上記光学ファインダには表示しない。
マルチAFと液晶モニタでのライブビューを組み合わせた撮影では、液晶モニタ上にて合焦箇所を把握できるが、マルチAFと光学ファインダを組み合わせた撮影では、光学ファインダにて合焦箇所を把握出来ないことが、既に知られている。
特許文献1は、カメラ本体にアクセサリを接続して機構を向上させる際に、その接続するアクセサリの種類に応じてカメラ本体の動作モードを自動的に規定し、カメラ本体の操作を限定することによりカメラ本体の使い易さ、操作性の向上を図る目的で、マルチコネクタに接続されたアクセサリの種類に基づいて、カメラの動作モードを自動的に切り換えるカメラが開示されている。
特許第3498754号公報
しかし、今までのマルチAFと光学ファインダを組み合わせた撮影では、マルチAFの特性として撮影者の合わせたいポイントにピントが合わないことがある、という問題があった。
例えば弊社デジタルカメラ〔GR DIGITAL〕にてピント合わせ(フォーカス)の方式をマルチAFに設定し、外部光学ファインダを装着し、DISP.ボタンにて液晶モニタをオフに設定して撮影を行う。
光学ファインダの中央をAFエリアとして考えて撮影を行うと、撮影者の思ったところにピントが合わない、という問題が発生する。
そこで本発明は、マルチAFと光学ファインダを組み合わせた撮影で、ピント合わせ(フォーカス)の方式をスポットAFへ自動的に切り替える撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数のフォーカス方式を有し、取り外し可能な光学ファインダと、ライブビューを表示する液晶モニタとを搭載した撮像装置であって、前記光学ファインダの使用状況を検知する使用状況検知手段と、前記使用状況検知手段の検知結果により、前記フォーカス方式を切り替えるフォーカス方式切替手段とを有する撮像装置であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記フォーカス方式は、マルチAF、スポットAFを含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記使用状況検知手段は、セットアップメニューの設定と液晶モニタの画面表示の組み合わせであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記使用状況検知手段は、光学ファインダ接眼部に設けたスイッチまたはセンサであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記使用状況検知手段は、ホットシューに設けたスイッチであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記使用状況検知手段は、ホットシューの通信端子を監視することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記使用状況検知手段は、液晶モニタの専用画面表示であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記フォーカス方式切替手段は、使用状況検知手段の結果、光学ファインダ使用中である場合はスポットAFに切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、マルチAFと光学ファインダを組み合わせた撮影で、ピント合わせ(フォーカス)の方式をスポットAFへ自動的に切り替え、撮影者の合わせたいポイントにピントを合わせることができる撮像装置を提供することを可能とする。
本発明は、以下を実現する。
液晶モニタをオフにして合焦箇所を把握できない外付けもしくは内蔵光学ファインダで撮影する時、ピント合わせ(フォーカス)の方式をスポットAFへ自動的に切り替え、
光学ファインダの中央を測距点として固定(制限)することにより、撮影者はカメラのピント合わせ箇所(AFエリア)は光学ファインダの中央である、と考えやすくなり、その結果として撮影者の思ったところにピントを合わせられるようにする。
セットアップメニューに設定項目として〔光学ファインダモード〕(選択肢 ON、OFF)を設け、OFFの場合は液晶モニタのオフ動作とピント合わせ(フォーカス)の方式は連動せず、ONの場合は液晶モニタのオフ動作と連動してピント合わせ(フォーカス)の方式をスポットAFへ切り替えるようにしたので、マルチAFと光学ファインダを組み合わせた撮影で、ピント合わせ(フォーカス)の方式をスポットAFへ自動的に切り替え、撮影者の合わせたいポイントにピントを合わせることができる。
本発明を好適に行う実施の形態について説明する。なお、本実施形態は、一例であって、これに限定されることなく、趣旨を逸脱しない範囲内において、また、当業者が容易に想到できる範囲内において、変形可能とする。以下に示す態様では、デジタルカメラを撮像装置として用いる。
本発明に係るデジタルカメラについて図1、図2、図3、図4を用いて説明する。
図1は、デジタルカメラ本体の前面から見た構成図を示す。
図2は、デジタルカメラ本体の背面から見た構成図を示す。
図3は、本発明に係るデジタルカメラにおいて、撮影者による撮影メニュー設定画面を示す。
図4は、本発明に係るデジタルカメラにおいて、撮影設定メニューでピント合わせ(フォーカス方式)を設定する画面を示す。
図1に示すように、デジタルカメラ本体の前面には、ストラップ取り付け部1、解除ボタン2、モードダイヤル3、シャッタボタン4、AF窓5、電源ボタン6、ホットシュー7、フラッシュ8、アップダウンダイヤル9、マイク10、AF補助光11、レンズ12、AV出力端子13、USB端子14が配置されている。
本発明のデジタルカメラの構成について図2を用いて説明する。
図2に示すように、デジタルカメラ本体1の背面には、液晶モニタ20、オートフォーカス/フラッシュランプ21、ADJ.ダイヤル22、拡大表示ボタン23、サムネイル表示ボタン24、↑/フラッシュボタン25、→ボタン26、MENU/OKボタン27、再生ボタン28、←/クイックレビューボタン29、削除/セルフタイマーボタン30、↓/マクロボタン31、DISP.ボタン32、ストラップ取り付け部33、スピーカ34、電源(DC 入力)ケーブルカバー35、バッテリー/カードカバー36、解除レバー37、三脚ネジ穴(底面)38が配置されている。
本実施形態のデジタルカメラは、高級タイプのカテゴリとして存在し、ホットシューに色々なアクセサリを取り付けてシステム構成を拡張することができる。
本実施形態のデジタルカメラは、ホットシューに外部ファインダを取り付けることができる。その様子は、図3に示される。
ホットシューのアクセサリシュー部分の形状は規格化されており、レンジファインダカメラで使用されていた外付けのファインダなどを取り付けることが出来る。
ピント合わせ(フォーカス)の方式は、図4に示す撮影メニューにより撮影者が設定出来る。
ピント合わせ(フォーカス)の方式には、以下に示すように、次の5種類がある。
Figure 2009042471
オートフォーカス(AF)の方式は、マルチAFとスポットAFが有る。
マルチAF派、カメラが15箇所のAFエリアを自動的に測距視、最も近い位置にピントが合います。中抜けを防止し、ピンボケの少ない撮影ができます。
スポットAFは、AF エリアを液晶モニタ中央の1箇所に固定し、ピント合わせを行います。
マニュアルフォーカス(MF)は、オートフォーカスでピントが合わないときに、手動でピントを合わせることができます。
スナップは、撮影距離を近距離(約2.5m)に固定して撮影することができます。スナップ撮影で人物を撮影するときに使います。
無限遠は、撮影距離を無限遠に固定して撮影することができます。遠くの風景などを撮影するときに使います。
上述した本実施形態に係るデジタルカメラを好適に実施する実施例1について説明する。
実施例1に係るデジタルカメラについて図5、図6を用いて説明する。
図5は、本実施例に係るデジタルカメラにおけるセットアップメニューで光学ファインダモードを設定する図です。
図6は、本実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。
図5に示すように、本実施例に係るデジタルカメラでは、セットアップメニューに[光学ファインダモード]を設ける。
[光学ファインダモード:ON]and[液晶モニタオフ]とすると、自動的に[フォーカス:スポットAF]へ切り替わる。
被写体が構図の中央にないときは、被写体が光学ファインダの中央に来るようにして、シャッタボタンを半押しする。スポットAFに切り替わっているので、カメラは光学ファインダの中央にピント合わせを行う。
半押しのままカメラを動かして構図を決める。
シャッタボタンをそのまま静かにに押しきる。
(利点)
ファームウェアにてセットアップメニューに項目さえ追加すれば、すぐ実施可能。
(欠点)
セットアップメニューでの設定が必要で煩雑。
外部光学ファインダの場合、光学ファインダの取り付けを検出していないので、撮影者が意図しない所でスポットAFへ切り替わってしまう可能性が有る。
撮影者が光学ファインダを覗いているかを判別していないので、色々な撮影スタイルに対応できない。例えば、液晶モニタオンだが、光学ファインダを覗いて撮影する場合、撮影者は、スポットAFにして欲しいと願っている。
セットアップメニューにおいて、光学ファインダモードの設定に関しては、図5に示す。
光学ファインダモードの説明に関しては、次の表2に示す。
Figure 2009042471
次に図6を用いて本実施例に係るデジタルカメラについての処理を説明する。
まず、光学ファインダモードに設定されているか否かが判断される(ステップS101)。
光学ファインダモードに設定されていると判断された場合(ステップS101/YES)、液晶モニタがオフであるか否かが判断される(ステップS102)。
ステップS102の処理で、液晶モニタがオフであると判断された場合(ステップS102/YES)、前回の設定値aが記憶され、フォーカス方式は、スポットAFに設定される(ステップS103)。
ステップS102の処理で、液晶モニタがオフでないと判断された場合(ステップS102/NO)、フォーカス方式は、前回の設定値aへ切り替えられる(ステップS104)。
ステップS102の処理で光学ファインダに設定されていないと判断された場合(ステップS101/NO)、ステップS103の処理後、ステップS104の処理後、シャッタボタンが半押しされたと判断されたか否かが判断される(ステップS105)。
ステップS105の処理で、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS105/NO)、ステップS101の処理に戻る。
ステップS105の処理で、シャッタボタンが半押しされたと判断された場合(ステップS105/YES)、フォーカス方式に従い、ピントを合わせる(ステップS106)。
ステップS106の処理後、シャッタボタンが押し切られたか否かが判断される(ステップS107)。
ステップS107の処理で、シャッタボタンが押し切られず、半押し状態継続と判断された場合(ステップS107/NO:半押し状態継続)、次の処理に進まない。
ステップS107の処理で、シャッタボタンが押し切られず、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS107/NO:押されていない)、ステップS107の処理に戻る。
ステップS107の処理で、シャッタボタンが押し切られたと判断された場合(ステップS107/YES)、画像を撮影して記録がされる(ステップS108)。
本発明に係るデジタルカメラを好適に実施する実施例2について説明する。
実施例2に係るデジタルカメラについて図7、図8、図9を用いて説明する。
図7は、本実施例に係るデジタルカメラにおける接眼センサ概念図を示す。
図8は、近接センサの原理を説明する図である。
図9は、本実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。
図7に示すように、カメラに接眼検出センサ(アイセンサ)を設け、撮影者が光学ファインダを覗いているか判別できる。
本実施例では、実施例1のセットアップメニュー[光学ファインダモード]も設けるとする。
[光学ファインダモード:ON]に設定し、撮影者が光学ファインダを覗くと自動的に[フォーカス:スポットAF]へ切り替わる。このとき、液晶モニタをオフにしても良い。
近接センサは、フォトダイオードとLEDを1組として1パッケージ化されている。
LEDを照射し、その反射光をフォトダイオードにて受光し、フォトダイオードのアナログ出力をあるしきい値を持ち判別することで、物体がしきい値で決められた距離に近づいたことを判定することが出来る。
(利点)
アイセンサにより、撮影者が光学ファインダを覗いているかを判別するので、色々な撮影スタイルに対応できる。
液晶モニタオフを自動化できるので、カメラの省電力化になる(近接センサの電力は液晶モニタと比較して小さい)。
(欠点)
セットアップメニューでの設定が必要で煩雑。
外部光学ファインダの場合、光学ファインダの取り付けを検出していないので、撮影者が意図しない所でスポットAFへ切り替わってしまう可能性がある。
次に図9を用いて本実施例に係るデジタルカメラについての処理を説明する。
まず、光学ファインダモードに設定されているか否かが判断される(ステップS201)。
光学ファインダモードに設定されていないと判断された場合(ステップS201/ON)、アイセンサ検出が終了される(ステップS202)。
光学ファインダモードに設定されていると判断された場合(ステップS201/YES)、アイセンサ検出が開始される(ステップS203)。
ステップS203の処理後、物体が近づいたか否かが判断される(ステップS204)。
ステップS204の処理で、物体が近づいたと判断された場合(ステップS204/YES)、液晶モニタは、オフされる(ステップS205)。
ステップS204の処理で、物体が近づいていないと判断された場合(ステップS204/NO)、液晶モニタは、オンされる(ステップS206)。
ステップS205の処理後、前回の設定値aが記憶され、フォーカス方式は、スポットAFに設定される(ステップS207)。
ステップS206の処理後、フォーカス方式は、前回の設定値aへ切り替えられる(ステップS208)。
ステップS202の処理後、ステップS207の処理後、ステップS208の処理後、シャッタボタンが半押しされたと判断されたか否かが判断される(ステップS209)。
ステップS209の処理で、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS209/NO)、ステップS201の処理に戻る。
ステップS209の処理で、シャッタボタンが半押しされたと判断された場合(ステップS209/YES)、フォーカス方式に従い、ピントを合わせる(ステップS210)。
ステップS210の処理後、シャッタボタンが押し切られたか否かが判断される(ステップS211)。
ステップS211の処理で、シャッタボタンが押し切られず、半押し状態継続と判断された場合(ステップS211/NO:半押し状態継続)、次の処理に進まない。
ステップS211の処理で、シャッタボタンが押し切られず、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS211/NO:押されていない)、ステップS201の処理に戻る。
ステップS211の処理で、シャッタボタンが押し切られたと判断された場合(ステップS211/YES)、画像を撮影して記録がされる(ステップS212)。
本発明に係るデジタルカメラを好適に実施する実施例3について説明する。
実施例2に係るデジタルカメラについて図10、図11を用いて説明する。
図10は、本実施例に係るデジタルカメラにおけるアクセサリ装着検出センサ概念図を示す。
図11は、本実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。
ホットシューにアクセサリ装着検出センサを設け、外部光学ファインダが装着されているか判別できる。
アクセサリ装着検出センサは、外部光学ファインダを使用できるように、アクセサリシューにある接点を使用して判別するのではなく、近接センサを用いる。
実施例1のセットアップメニュー[光学ファインダモード]も設ける。
実施例2の接眼検出センサ(アイセンサ)も設ける。
[光学ファインダモード:ON]に設定し、外部光学ファインダを装着し、撮影者が光学ファインダを覗くと自動的に[フォーカス:スポットAF]へ切り替わる。どれか1つでも成立しなければ、[フォーカス:スポットAF]へは切り替わらない。このとき、液晶モニタをオフにしても良い。
(利点)
アイセンサにより、撮影者が光学ファインダを覗いているかを判別するので、色々な撮影スタイルに対応できる。
外部光学ファインダ取り付けを検出(厳密にはアクセサリシューへのアクセサリ装着検出なので、アクセサリシューへ何かが取り付けられれば検出してしまう)するので、撮影者が光学ファインダを取り付けて覗いた時だけ、カメラはスポットAFへ切り替えることが出来る。
液晶モニタオフを自動化できるので、カメラの省電力化になる(近接センサの電力は液晶モニタと比較して小さい)。
(欠点)
セットアップメニューでの設定が必要で煩雑。
次に図11を用いて本実施例に係るデジタルカメラについての処理を説明する。
まず、光学ファインダモードに設定されているか否かが判断される(ステップS301)。
光学ファインダモードに設定されていないと判断された場合(ステップS301/ON)、アクセサリ検出が終了される(ステップS302)。
光学ファインダモードに設定されていると判断された場合(ステップS301/YES)、アクセサリ検出が開始される(ステップS303)。
ステップS303の処理後、光学ファインダが検出されたか否かが判断される(ステップS304)。
ステップS304の処理で、光学ファインダが検出されていないと判断された場合(ステップS304/NO)、アクセサリ検出が終了される(ステップS305)。
ステップS304の処理で、光学ファインダが検出された場合(ステップS304/YES)、アクセサリ検出が開始される(ステップS306)。
ステップS306の処理後、物体が近づいたか否かが判断される(ステップS307)。
ステップS307の処理で、物体が近づいたと判断された場合(ステップS307/YES)、液晶モニタは、オフされる(ステップS308)。
ステップS307の処理で、物体が近づいていないと判断された場合(ステップS307/NO)、液晶モニタは、オンされる(ステップS309)。
ステップS308の処理後、前回の設定値aが記憶され、フォーカス方式は、スポットAFに設定される(ステップS310)。
ステップS309の処理後、フォーカス方式は、前回の設定値aへ切り替えられる(ステップS311)。
ステップS302の処理後、ステップS305の処理後、ステップS310の処理後、ステップS311の処理後、シャッタボタンが半押しされたと判断されたか否かが判断される(ステップS312)。
ステップS312の処理で、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS312/NO)、ステップS301の処理に戻る。
ステップS312の処理で、シャッタボタンが半押しされたと判断された場合(ステップS312/YES)、フォーカス方式に従い、ピントを合わせる(ステップS313)。
ステップS313の処理後、シャッタボタンが押し切られたか否かが判断される(ステップS314)。
ステップS314の処理で、シャッタボタンが押し切られず、半押し状態継続と判断された場合(ステップS314/NO:半押し状態継続)、次の処理に進まない。
ステップS314の処理で、シャッタボタンが押し切られず、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS314/NO:押されていない)、ステップS301の処理に戻る。
ステップS314の処理で、シャッタボタンが押し切られたと判断された場合(ステップS314/YES)、画像を撮影して記録がされる(ステップS315)。
本発明に係るデジタルカメラを好適に実施する実施例4について説明する。
実施例4に係るデジタルカメラについて図12、図13、図14を用いて説明する。
図12は、本実施例に係るデジタルカメラにおける光学ファインダモードでの液晶モニタ画面を示す。
図13は、本実施例に係るデジタルカメラにおけるDISP.ボタンでの画面表示切り替えを示す。
図14は、本実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。
本実施例では、実施例1のセットアップメニュー[光学ファインダモード]の代わりに、DISP.ボタンのトグルの中に[光学ファインダモード]を設ける。
DISP.ボタンを押すと、マークの表示/非表示を切り替えるなど、画面の表示状態を変更することができる。DISP.ボタンは、1回押すごとに、ヒストグラム表示→グリッドガイド表示→表示なし→[光学ファインダモード]→液晶モニタオフ→通常のマーク表示→ヒストグラム表示→・・・と切り替わります。
光学ファインダモードでは、撮影に必要な情報(撮影モード、ISO感度、ホワイトバランスなど)を表示したり、ガイダンスを表示したりすると、撮影者には光学ファインダモードに入ったことが分かりやすくなる。
DISP.ボタンで光学ファインダモードへ液晶モニタ表示を切り替えると、自動的に[フォーカス:スポットAF]へ切り替わる。
(利点)
セットアップメニューでの設定煩雑さを解消。専用ボタンを使用するので利便性高い。
(欠点)
DISP.ボタンのトグル回数が増えるので、画面表示の切り替えがやや煩雑になる。
図12は、実施例4の光学ファインダモードでの液晶モニタ画面図です。
次に図13を用いて本実施例に係るデジタルカメラについての処理を説明する。
ユーザによって液晶モニタが光学ファインダモードであるか否かが判断される(ステップS401)。
液晶モニタが光学ファインダモードであると判断された場合(ステップS401/YES)、前回の設定値aが記憶され、フォーカス方式がスポットAFに設定される(ステップS402)。
液晶モニタが光学ファインダモードであると判断されない場合は(ステップS401/NO)、フォーカス方式が前回の設定値aへ切り替えられる(ステップS403)。
ステップS401の処理後、ステップS402の処理後、シャッタボタンが半押しされたか否かが判断される(ステップS404)。
ステップS404の処理で、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS404/NO)、ステップS401の処理に戻る。
ステップS404の処理で、シャッタボタンが半押しされたと判断された場合(ステップS404/YES)、フォーカス方式に従い、ピントを合わせる(ステップS405)。
ステップS404の処理後、シャッタボタンが押し切られたか否かが判断される(ステップS406)。
ステップS406の処理で、シャッタボタンが押し切られず、半押し状態継続と判断された場合(ステップS406/NO:半押し状態継続)、次の処理に進まない。
ステップS406の処理で、シャッタボタンが押し切られず、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS406/NO:押されていない)、ステップS401の処理に戻る。
ステップS406の処理で、シャッタボタンが押し切られたと判断された場合(ステップS406/YES)、画像を撮影して記録がされる(ステップS407)。
本発明に係るデジタルカメラを好適に実施する実施例5について説明する。
実施例5に係るデジタルカメラについて図15、図16、図17を用いて説明する。
図15は、本実施例に係るデジタルカメラにおけるマイセッティング登録画面を示す。
図16は、本実施例に係るデジタルカメラにおける、DISP.オフ時設定画面を示す。
図17は、本実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。
実施例1〜4共に[光学ファインダモード]にすると、[フォーカス:スポットAF]へ切り替へを行っていたが、切り替える対象を[フォーカス]だけではなく、マイセッティング機能にする。
マイセッティング機能は、現在のカメラ設定をマイセッティングとして登録することが出来る機能。
弊社GR DIGITALのマイセッティングでは、以下の内容が保持される。
マイセッティングで保持される内容を以下の表3に示す。
Figure 2009042471
マイセッティングにしたい値に、カメラの設定を変更する。このとき、フォーカス:スポットAFに設定すれば、実施例1〜4と同等の効果が得られる。
本実施例に係るデジタルカメラにおけるマイセッティング登録画面については、図15に示す。
セットアップメニューを表示する。
↓ボタンを押して、[マイセッティング登録]を選び、→ボタンを押すと、確認メッセージが表示される。
[設定1]または[設定2]を選び、MENU/OKボタンを押すと、現在のカメラ設定が登録される。
次に、セットアップメニューでDISP.オフ時の設定を行う。
[マイセッティング登録]で登録した設定を、DISP.オフ時(光学ファインダモード)のカメラの設定を自動的に変更するようにする。
本実施例に係るデジタルカメラにおける、DISP.オフ時設定画面については、図16に示す。
セットアップメニューを表示する。
↓ボタンを押して、[DISP.オフ時設定]を選び、→ボタンを押す。
[設定1]または[設定2]を選び、MENU/OKボタンを押すと、選択したマイセッティングへDISP.オフ時自動的に切り替える。
次に図17を用いて本実施例に係るデジタルカメラについての処理を説明する。
ユーザによって液晶モニタがオフにされたか否かが判断される(ステップS501)。
液晶モニタがオフにされたと判断された場合(ステップS501/YES)、DISP.オフ時設定された否かが判断される(ステップS502)。
液晶モニタがオフにされたと判断されない場合は(ステップS501/NO)、bにマイセッティング記憶値があるか否かが判断される(ステップS503)。
ステップS502の処理で、設定1が行われたと判断された場合(ステップS502/設定1)、
現在のマイセッティング値bを記憶する(ステップS504)。
ステップS502の処理で、設定2が行われたと判断された場合(ステップS502/設定2)、
現在のマイセッティング値bを記憶する(ステップS504)。
ステップS502の処理で、OFF設定と判断された場合(ステップS502/OFF)、
bにマイセッティング記憶値があるか否かが判断される(ステップS503)。
ステップS503の処理後で、bにマイセッティング値があると判断された場合(ステップS503/YES)、マイセッティング値bへ切り替え、bの記憶がクリアされる(ステップS506)。
ステップS504の処理後、ステップS505の処理後、ステップS506の処理後、シャッタボタンが半押しされたか否かが判断される(ステップS507)。
ステップS507の処理で、シャッタボタンが半押しされたと判断された場合(ステップS507/YES)、フォーカス方式に従い、ピントを合わせる(ステップS508)。
ステップS508の処理後、シャッタボタンが押し切られたか否かが判断される(ステップS509)。
ステップS509の処理で、シャッタボタンが押し切られず、半押し状態継続と判断された場合(ステップS509/NO:半押し状態継続)、次の処理に進まない。
ステップS509の処理で、シャッタボタンが押し切られず、シャッタボタンが押されていないと判断された場合(ステップS509/NO:押されていない)、ステップS501の処理に戻る。
ステップS509の処理で、シャッタボタンが押し切られたと判断された場合(ステップS509/YES)、画像を撮影して記録がされる(ステップS510)。
本発明に係るデジタルカメラ本体の前面から見た構成図を示す。 本発明に係るデジタルカメラ本体の背面から見た構成図を示す。 本発明に係るデジタルカメラにおいて、撮影者による撮影メニュー設定画面を示す。 本発明に係るデジタルカメラにおいて、撮影設定メニューでピント合わせ(フォーカス方式)を設定する画面を示す。 第1の実施例に係るデジタルカメラにおけるセットアップメニューで光学ファインダモードを設定する図です。 第1の実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。 第2の実施例に係るデジタルカメラにおける接眼センサ概念図を示す。 第2の実施例に係るデジタルカメラの近接センサの原理を説明する図である。 第2の実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。 第3の実施例に係るデジタルカメラにおけるアクセサリ装着検出センサ概念図を示す。 第3の実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。 第4の実施例に係るデジタルカメラにおける光学ファインダモードでの液晶モニタ画面を示す。 第4の実施例に係るデジタルカメラにおけるDISP.ボタンでの画面表示切り替えを示す。 第4の実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。 第5の実施例に係るデジタルカメラにおけるマイセッティング登録画面を示す。 第5の実施例に係るデジタルカメラにおける、DISP.オフ時設定画面を示す。 第5の実施例に係るデジタルカメラで実施を行うフローチャートを示す。
符号の説明
1 ストラップ取り付け部
2 解除ボタン
3 モードダイヤル
4 シャッタボタン
5 AF窓
6 電源ボタン
7 ホットシュー
8 フラッシュ
9 アップダウンダイヤル
10 マイク
11 AF補助光
12 レンズ
13 AV出力端子
14 USB端子

Claims (8)

  1. 複数のフォーカス方式を有し、
    取り外し可能な光学ファインダと、
    ライブビューを表示する液晶モニタとを搭載した撮像装置であって、
    前記光学ファインダの使用状況を検知する使用状況検知手段と、
    前記使用状況検知手段の検知結果により、前記フォーカス方式を切り替えるフォーカス方式切替手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フォーカス方式は、マルチAF、スポットAFを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記使用状況検知手段は、セットアップメニューの設定と液晶モニタの画面表示の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記使用状況検知手段は、前記光学ファインダの接眼部に設けたスイッチまたはセンサであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記使用状況検知手段は、ホットシューに設けたスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記使用状況検知手段は、ホットシューの通信端子を監視することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記使用状況検知手段は、液晶モニタの専用画面表示であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記フォーカス方式切替手段は、前記使用状況検知手段により、前記光学ファインダが使用中であると判断された際には、スポットAFに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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