JP2009042468A - レンズ支持体、レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話 - Google Patents

レンズ支持体、レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ外径を大きくでき且つレンズバレルの組み付けが容易なレンズ支持体、レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話を提供する。
【解決手段】本発明のレンズ支持体7において、レンズバレル4は、基盤21の外周縁から光軸方向に向けて延出する複数の一方側壁23を有し、一方側壁23の内周面にレンズ2の外周縁を固定してあり、一方側壁23は周方向の側縁に嵌合部25を有し、キャリア8は環状のフランジ27と、フランジ27からレンズバレル4の一方側壁23、23間に配置される他方側壁29を有し、他方側壁29、29間にレンズバレル4の一方側壁23を挿入して回動することにより一方側壁23の嵌合部25と他方側壁29の被嵌合部31とを嵌合固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型カメラのレンズ駆動装置に用いられるレンズ支持体に関する。
この種のレンズ駆動装置において、特許文献1には、筒状のキャリアの内周に筒状のレンズバレルを装着することが開示されている。この特許文献1では、キャリアの内周面にねじ溝を形成してあり、詳図されていないがレンズバレルの外周面にもねじ溝を形成して、キャリアの内周にレンズバレルを螺合により固定している。
特開2007−143210号公報
しかし、レンズ支持体は、筒状のキャリアの内周面にねじ歯合するレンズバレルで構成されているので、キャリア及びレンズバレルはねじ溝を形成する為に、各周壁に所定の厚みを必要とする。また、レンズ支持体には、筒状のキャリアの内周にレンズバレルを配置するので、キャリアの周壁の厚みとバレルの周壁の厚みとを合計した厚みが必要になり、キャリアの外径が制限されている場合には、レンズの外径も制限されて大きな径のレンズが使用できないという問題がある。
また、レンズバレルの装着はキャリアとのねじ歯合であるから、レンズバレルを所定角度以上、例えば1回転(360度)以上回して取付ける必要があるので、組み付け作業に手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、レンズ外径を大きくでき且つレンズバレルの組み付けが容易なレンズ支持体、レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動装置に用いられるレンズ支持体であって、内周にレンズを固定したレンズバレルと、レンズバレルを装着するキャリアとを備え、レンズバレルは、円環状の基板と、基板の外周縁に設け且つ一端を基盤の外周縁から光軸方向に向けて延出する複数の一方側壁を有し、一方側壁は基板の外周沿って互いに間隔をあけて設けてあり、一方側壁の内周面にレンズの外周縁を固定してあり、一方側壁は周方向の側縁に嵌合部を有し、キャリアは環状のフランジと、フランジからレンズバレルの基板側に向けて突出し且つレンズバレルの一方側壁間に配置される他方側壁を有し、他方側壁は一方側壁と対向する周方向の側縁に一方側壁の嵌合部と嵌合する被嵌合部を有し、キャリアの他方側壁間にレンズバレルの一方側壁を挿入して回動することにより一方側壁の嵌合部と他方側壁の被嵌合部とを嵌合固定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、他方側壁はフランジの内周縁の内周側に設けてあり、レンズバレルの一方側壁の外周面と、キャリアのフランジの内周縁とが対面することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、レンズバレルは、隣り合う一方側壁間を塞ぐ閉塞壁を有し、閉塞壁の内周面と一方側壁の内周面とが面一にしてあることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のレンズ支持体と、キャリアのフランジに接着固定した環状のコイルと、レンズ支持体の外周に配置した筐体と、コイルの外周に配置すると共に筐体の内周に固定したヨーク及びマグネットと、一端部をレンズ支持体に他端部を筐体に固定してレンズ支持体を筐体に対して光軸方向に移動自在に支持したスプリングとを備え、コイルに通電して生じる電磁力によりレンズ支持体をレンズの光軸方向に移動するレンズ駆動装置であって、レンズバレルは筺体に組みつけたキャリアに光軸方向一側から挿入して回動することによりキャリアに嵌合固定してあることを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、スプリングは、レンズ支持体の光軸方向の一側と他側とに各々設けてあり、少なくとも一方のスプリングは環状の内周側部と、環状の外周側部と、内周側部と外周側部とを連結する腕部とを有し、外周側部を筺体に固定してあり、内周側部をレンズ支持体に固定してあり、内周側部には内周縁に外周に向けて凹んだ凹部を周方向に間隔をあけて形成してあり、凹部にはレンズバレルの一方側壁が配置されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のレンズ駆動装置を備えることを特徴とするカメラである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話である。
請求項1に記載の発明によれば、レンズバレルは、キャリアに対してレンズの光軸方向に沿って挿入することにより、キャリアの他方側壁間にレンズバレルの一方側壁を挿入して一方側壁の嵌合部と他方側壁の嵌合部とを対向配置し、次にレンズバレルを所定角度(例えば数度)回動して、一方側壁の嵌合部に他方側壁の被嵌合部を嵌合することにより、キャリアにレンズバレルを嵌合固定する。これにより、レンズバレルを従来のように一回転以上回して装着することがないので、レンズ支持体の組立てが容易である。
レンズバレルやキャリアに従来のようなねじ溝を形成しないので、これらの周壁の肉厚を小さくでき、外径を従来と同じ寸法の設計とした場合には、レンズ径を従来よりも大きくできる。レンズ径を大きくすることにより、レンズの光軸にイメージセンサを設ける場合に画素数の大きなイメージセンサ(面積の大きなイメージセンサ)に対応することができる。
更に、レンズバレルの一方側壁はキャリアの他方側壁の間に配置されるから、レンズバレルとキャリアの壁とに径方向の重なりがないので、その分レンズ径を大きくすることができる。
キャリアにコイルを接着固定して周囲にスプリング等を配置してキャリアをモータ駆動により光軸方向に駆動するレンズ駆動装置に用いた場合に、コイルやマグネット等のモータ部に不具合が生じた場合に、レンズバレルとキャリアとの嵌合を外すことにより、レンズバレルのみを取り出して再利用したり又はレンズに不具合がある場合には他のレンズバレルと交換して用いることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏することができると共に、キャリアに対するレンズバレルの脱着をするときには、光軸方向の何れの側からもレンズバレルをキャリアの内側に挿通又は引き抜きでき、レンズバレルの組み付けや取り外しの作業性が良い。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏することができると共に、レンズバレルは周方向の全周を被服することができるので、バレル内に塵等が侵入したり、レンズに外乱光が入るのを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の作用効果を奏すると共に、キャリアに固定したコイルや、筺体内においてキャリアの周囲に配置するヨーク、スプリング等のモータ部分に不具合や損傷があった場合、又はレンズに不具合や損傷があった場合に、レンズ駆動装置の組立て後においても、レンズバレルのみを取外して、レンズバレルを交換したり、或いは再利用することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の何れか一項に記載の作用効果を奏すると共に、レンズ支持体に光軸方向の前側(一側)及び後側(他側)に環状のスプリングを取付けた場合であっても、スプリングと干渉せずにレンズバレルをレンズ支持体から取付け及び取外しできる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5に記載の作用効果を奏するカメラを提供できる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の作用効果を奏するカメラ付き携帯電話を提供できる。
以下に、添付図面の図1〜図8を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係るレンズ支持体と、前側スプリング及び後側スプリングを抜き出して示す分解斜視図であり、図2はレンズ支持体におけるキャリアとレンズバレルとが嵌め合う前の状態を示す側面図であり、図3はレンズ支持体の分解斜視図であり、図4の(a)(b)は、各々異なる方向から見たレンズ支持体の斜視図であり、(c)(d)は各々レンズバレルを異なる方向から見た斜視図であり、図5はレンズ支持体に前側スプリングと後側スプリングとを取付けた状態を後側から見た斜視図であり、図6はレンズ駆動装置にレンズバレルを組み付ける前の状態を示す斜視図であり、図7はレンズ駆動装置の分解斜視図であり、図8はレンズ駆動装置の断面図である。尚、各図においては、説明を分かり易くする為、レンズを省略して示すか或いはレンズ部分は二点鎖線2で示している。
本実施の形態に係るレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれるオートフォーカスカメラのレンズ駆動装置である。このレンズ駆動装置1は、図7及び図8に示すように、環状のヨーク3と、キャリア8と、前側スプリング9と、後側スプリング(スプリング)11と、ヨーク3の後側に配置される後側筐体部(筐体)5と、ヨーク3の前側に配置される前側筐体部(筐体)6と、レンズバレル4とを備えており、図1〜4に示すように、キャリア8とレンズバレル4とでレンズ支持体7を構成している。レンズ支持体7のキャリア8には、外周にコイル15(図8参照)が固定されている。また、図7に示すように、ヨーク3と後側スプリング11との間には絶縁体(スペーサ)17が配置されている。このレンズ駆動装置1は、縦横が約10mm、高さが約3.5mmで非常に小さいものである。
ヨーク3は前側から見て外周が平面視四角形であり、内周が平面視円形になっており、図8に示すように、外周壁3aと、内周壁3bと、外周壁3aと内周壁3bとを連結する連結壁3cとからなり、外周壁3aと内周壁3bと連結壁3cとで断面がコ字形状又はU字形状を成している。
ヨーク3の各角部14において、外周壁3aの内周面にはマグネット13が固定されている。マグネット13は、角部14のみに設けてあり、内周壁3bに形成された切除部12に対応する位置にはない。
レンズ支持体7は、ヨーク3の内周側を光軸方向(前後方向)に移動自在に設けられている。このレンズ支持体7は、図1に二点鎖線2で示すように、レンズを内周側に収納したレンズバレル4と、レンズバレル4を嵌合固定するキャリア8とから構成されている。
図1〜図4に示すように、レンズバレル4は、円環状の基板21と、基板21の外周沿って互いに間隔をあけて設けた複数の側壁(一方側壁)23を備えており、レンズ2の外周縁が一方側壁23の内周面に固定されており、基板21の中央穴は受光孔となっている。
図3に示すように、各一方側壁23は、基板21の外周縁21aに内周面23aが位置し且つ基板21から光軸方向後側に向けて延出している。
図1〜図3に示すように、一方側壁23は、周方向の一側部に周方向に突設した嵌合凸部25を有している。
尚、レンズバレル4において、基板21の前側には、組み付け時に把持する為の把持部4cが設けてある(図2及び図4参照)。
図3に示すように、キャリア8は環状のフランジ27と、フランジ27の内周縁27aに外周面を一致させた他方側壁29とを有している。他方側壁29はフランジ27からレンズバレル4の基板21に向けて突出しており且つ隣り合う他方側壁29、29間の間隔はレンズバレル4の一方側壁23の周方向の幅(凸部25を含む)と略同等の寸法になっている。
他方側壁29において、周方向の側部には、一方側壁の嵌合凸部25と嵌合する嵌合凹部(被嵌合部)31が形成されている。一方側壁23の嵌合凸部25と他方側壁29の嵌合凹部31とにより、キャリア8の他方側壁29、29間にレンズバレル4の一方側壁23を挿入してわずかに(数度)回動することにより一方側壁23の嵌合凸部25と他方側壁29の嵌合凹部31とが嵌合固定するようになっている。
図1に示すように、他方側壁23の前側端には前側スプリング9の位置決め凹部39に嵌合する位置決め突部33が前側に突設している。
尚、一方側壁23と他方側壁29との厚みは、本実施の形態では略同一である。
また、図4に示すように、レンズバレル4をキャリア8に組み付けた状態では、レンズバレル4の一方側壁23の内周面及び外周面は、キャリア8における他方側壁29の内周面及び外周面と面一になっている。
レンズ支持体7において、キャリア8の外周に設けたコイル固定部22(図4及び図8参照)には環状のコイル15が接着剤により固定される。
図8に示すように、コイル15は、ヨーク3の外周壁3aと内周壁3bとの間に配置するが、マグネット13がある角部14ではマグネット13と内周壁3bとの間に位置し、レンズ支持体7と共にヨーク3内を前後方向に移動するようになっている。
図1に示すように、前側スプリング9は外周形状が平面視四角形の環状の板ばねであり、内周側部9aと外周側部9bとが設けてあり、内周側部9aの内周縁には位置決め凹部39が形成してありキャリアの他方側壁29の前端に設けた突部33に係合してレンズ支持体7に取付けてあり、外周側部9bはヨーク3と前側筐体部6との間に挟持して固定されている。内周側部9aと外周側部9bとは弾性変形可能な腕部9cにより連結してある。
後側スプリング11は、全体として環状の板ばねであるが、本実施の形態では、左右に分割した一方側部30と他方側部32とから構成されている。後側スプリング11の各外周側部(他端部)11b、11bは、絶縁体(図7参照)17を介して後側筐体部5とヨーク3との間に挟持されており、絶縁体17は後側スプリング11とヨーク3との間の電気的絶縁を図っている。各内周側部(一端部)11a、11aは、キャリア8のフランジ部27の後端に固定してある。後側スプリング11の各内周側部11aと外周側部11bとは弾性変形可能な腕部11cにより連結してある。尚、図1及び図5において、後側スプリング11には、枠38が取付けてあり、枠38は後側スプリング11をレンズ支持体7に組み付け後、切除する。
図1に示すように、後側スプリング11の内周側部11aの内周縁には外周側に凹んだ凹部37が形成してあり、この凹部37にフランジ27に設けた位置決突部28が嵌合する。
本実施の形態では、後側スプリング11を構成する一方側部30には端子43が形成されており、他方側部32には端子45が形成されて各端子43、45が電源供給端子に接続されるようになっている。尚、一方側部30と他方側部32とは、各々コイル15にハンダ付け等により電気的に接続されており、後側スプリング11からコイル15に通電するようになっている。
次に、本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置1の組立て、作用及び効果について説明する。レンズ駆動装置1の組立ては、後側筐体部5に後側スプリング11、スペーサ17、マグネット13を内部に固定したヨーク3、コイル15を固定したキャリア8、前側スプリング9及び前側筐体部6を組み付ける。キャリア8の後側端に設けた嵌合突部28を後側スプリングの凹部37に嵌合してキャリア8と後側スプリング11を係止し、キャリア8の前側端に設けた突部33に前側スプリングの位置決め凹部39を嵌合して前側スプリング11を係止する。
その後、各部の必要箇所を接着剤で固定した後、図6に示すように、レンズバレル4を前側筺体6側からキャリア8に挿入して嵌合固定する。
レンズバレル4の嵌合固定は、図2及び図3に示すように、キャリア8の他方側壁29、29間にレンズバレル4の一方側壁23を挿入し、挿入後にレンズバレル4をキャリア8に対して回動することより、図4(a)(b)に示すように、他方側壁の嵌合凹部31にレンズバレル4の嵌合凸部25が嵌合固定される。
この第1実施の形態によれば、レンズバレル4は、レンズの光軸方向に沿ってキャリア8に挿入し、キャリア8の他方側壁29、29間にレンズバレル4の一方側壁23を挿入し、一方側壁23の嵌合凸部25と他方側壁29の嵌合凹部31とを対向配置する。次にレンズバレル4を所定角度(数度)回動して、一方側壁23の嵌合凸部25を他方側壁29の嵌合凹部31に嵌合することにより、キャリア8にレンズバレル4を嵌合固定するから、レンズバレル4を従来のように一回転(360度)以上回して装着することがないのでレンズ駆動装置1の組立てが容易である。
レンズバレル4の一方側壁23やキャリア8の他方側壁29に、従来のようなねじ溝を形成しないので、これらの周壁23、29の肉厚を小さくでき、レンズ支持体7の外径が従来と同じ寸法の設計でありながら、レンズ2の径を従来よりも大きくできる。レンズ径を大きくすることにより、画素数の大きなイメージセンサに対応することができる。イメージセンサは、レンズの結像位置に設けて、受けた画像を画像信号に変換するものである。
更に、レンズバレル4の一方側壁23はキャリア8の他方側壁29、29の間に配置されるから、一方側壁23と他方側壁29とに径方向の重なりがないので、その分レンズ径を大きくすることができる。
キャリア8にコイル15を接着固定して、その周囲にマグネット13等を配置してキャリア8を光軸方向に駆動するレンズ駆動装置1では、コイル15やスプリング9、11等に不具合が生じた場合に、レンズバレル4とキャリア8との嵌合を外すことにより、レンズバレル4のみを前側から取り出して再利用したり又はレンズ2に不具合がある場合には他のレンズバレル4と交換して用いることができる。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には、同一の符号を付してその部分の詳細な説明を省略、以下の説明では、上述した第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図9に第2実施の形態を示している。図9はレンズ支持体7に、前側スプリング9及び後側スプリング11を取付けた状態の図であり、(a)(c)は異なる方向から見た斜視図であり、(b)は側面図である。
この第2実施の形態では、レンズバレル4の一方側壁23の光軸方向の寸法を他方側壁29よりも長くしてあり、レンズバレル4をキャリア8に嵌合固定した状態では、図9(c)に示すように、一方側壁23の後側端23cがキャリア8のフランジ27よりも後側に突設し、後側スプリング11の凹部37に係合するようにしてある。
この第2実施の形態では、レンズバレル4は組み付け後、取り外しが必要な場合には、レンズバレル4を組み付け時とは反対の方向に所定角度回転して、一方側壁23の嵌合凸部と他方側壁29の嵌合凹部31とを分離した後、後側スプリング11と干渉することなく、後側に挿通して引き抜くことができる。従って、レンズバレル4をレンズ駆動装置1の前側又は後側の何れからも引き抜きできる。
図10に第3実施の形態を示す。この第3実施の形態では、レンズバレル4において、隣り合う一方側壁23、23間を薄膜状の閉塞壁45で塞いだものである。この閉塞壁45はその内周面45aを一方側壁23の内周面23aと面一にしてある。
この第3実施の形態によれば、レンズバレル4は周方向の全周を壁で覆うことができるので、レンズバレル4内に塵等が侵入したり、外乱光が入るのを防止できる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、一方側壁23の嵌合凸部25を嵌合凹部とし、他方側壁29の嵌合凹部31を嵌合凸部として互いに嵌合させるものであっても良い。
本発明の第1実施の形態に係るレンズ支持体と、前側スプリング及び後側スプリングを抜き出して示す分解斜視図である。 レンズ支持体におけるキャリアとレンズバレルとが嵌め合う前の状態を示す側面図である。 レンズ支持体の分解斜視図である。 (a)(b)は、各々異なる方向から見たレンズ支持体の斜視図であり、(c)(d)は各々レンズバレルを異なる方向から見た斜視図である。 レンズ支持体に前側スプリングと後側スプリングとを取付けた状態を後側から見た斜視図である。 レンズ駆動装置にレンズバレルを組み付ける前の状態を示す斜視図である。 レンズ駆動装置の分解斜視図である。 レンズ駆動装置の断面図である。 本発明の形態を示す図であり、レンズ支持体に、前側スプリング及び後側スプリングを取付けた状態の図であり、(a)(c)は異なる方向から見た斜視図であり、(b)は側面図である。 第3実施の形態に係るレンズバレルの斜視図である。
符号の説明
1 レンズ駆動装置
4 レンズバレル
7 レンズ支持体
8 キャリア
9 前側スプリング
11 後側スプリング
21 基板
23 一方側壁
27 フランジ
29 他方側壁
25 嵌合突部
31 嵌合凹部

Claims (7)

  1. レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動装置に用いられるレンズ支持体であって、内周にレンズを固定したレンズバレルと、レンズバレルを装着するキャリアとを備え、レンズバレルは、円環状の基板と、基板の外周縁に設け且つ一端を基盤の外周縁から光軸方向に向けて延出する複数の一方側壁を有し、一方側壁は基板の外周沿って互いに間隔をあけて設けてあり、一方側壁の内周面にレンズの外周縁を固定してあり、一方側壁は周方向の側縁に嵌合部を有し、キャリアは環状のフランジと、フランジからレンズバレルの基板側に向けて突出し且つレンズバレルの一方側壁間に配置される他方側壁を有し、他方側壁は一方側壁と対向する周方向の側縁に一方側壁の嵌合部と嵌合する被嵌合部を有し、キャリアの他方側壁間にレンズバレルの一方側壁を挿入して回動することにより一方側壁の嵌合部と他方側壁の被嵌合部とを嵌合固定することを特徴とするレンズ支持体。
  2. 他方側壁はフランジの内周縁の内周側に設けてあり、レンズバレルの一方側壁の外周面と、キャリアのフランジの内周縁とが対面することを特徴とする請求項1に記載のレンズ支持体。
  3. レンズバレルは、隣り合う一方側壁間を塞ぐ閉塞壁を有し、閉塞壁の内周面と一方側壁の内周面とが面一にしてあることを特徴とする請求項2に記載のレンズ支持体。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のレンズ支持体と、キャリアのフランジに接着固定した環状のコイルと、レンズ支持体の外周に配置した筐体と、コイルの外周に配置すると共に筐体の内周に固定したヨーク及びマグネットと、一端部をレンズ支持体に他端部を筐体に固定してレンズ支持体を筐体に対して光軸方向に移動自在に支持したスプリングとを備え、コイルに通電して生じる電磁力によりレンズ支持体をレンズの光軸方向に移動するレンズ駆動装置であって、レンズバレルは筺体に組みつけたキャリアに光軸方向一側から挿入して回動することによりキャリアに嵌合固定してあることを特徴とするレンズ駆動装置。
  5. スプリングは、レンズ支持体の光軸方向の一側と他側とに各々設けてあり、少なくとも一方のスプリングは環状の内周側部と、環状の外周側部と、内周側部と外周側部とを連結する腕部とを有し、外周側部を筺体に固定してあり、内周側部をレンズ支持体に固定してあり、内周側部には内周縁に外周に向けて凹んだ凹部を周方向に間隔をあけて形成してあり、凹部にはレンズバレルの一方側壁が配置されることを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  6. 請求項4又は5に記載のレンズ駆動装置を備えることを特徴とするカメラ。
  7. 請求項6に記載のカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話。
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