JP2009041593A - 逆止弁、これを備えた逆止弁装置、及びこれを備えたポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】液体を液体流路の外部に放出しなくても減圧することができる異常圧対策を提供することにある。
【解決手段】
逆止弁装置30は、通常の液圧での逆流を阻止する機能(逆止弁35)に加えて、異常に高圧である逆流を減圧する機能(調整弁)を持っている。その逆止弁35は、送水室32の液圧が吸水室31の液圧よりも大きく、その圧力差が所定値以下の時、送水室32から吸水室31への液体の流れを阻止する。調整弁は、その圧力差が所定値以上の時、送水室32から吸水室31への液体の流れを許容する。これにより、送水室32の液圧が急激に高まって異常圧が発生し、吸水室31との圧力差が所定値以上となった場合に、その送水室32の液体を吸水室31に放出することで、送水室32の液圧を減圧することができる。
【選択図】 図3A

Description

本発明は、給湯システムや井戸水を揚水するための井戸ポンプシステム等の配管に用いられる逆止弁、これを備えた逆止弁装置、及びこれを備えたポンプに関する。
給湯システムや井戸水を汲み上げるシステム等の加圧ポンプを用いて液体を流す液体供給装置には、送水側蛇口が急に閉塞されたり、混合水栓に不具合が発生したりすると、配管を流れる液体の流量が急に変化することによって、配管内の水圧が急激に上昇して異常圧が発生する。そして、この異常圧によって高圧の液体が逆流して、配管の連結部分などから水漏れすることがある。
このような異常圧を原因とする水漏れ等の不具合を防止するために、一般的に、配管の途中に逃がし弁を設ける構成が知られている。この構成は、バネによって押圧される逃がし弁によって、配管に外気と連通して設けられた開口が閉塞され、そのバネ圧と逃がし弁に作用する液圧とのバランスによって、その開口を閉塞又は開放し、配管に異常圧が発生した場合には、その逃がし弁がその開口を開放し、液体の一部を配管外に放出することによって、配管内の異常圧を減圧する仕組みになっている。
ところが、このような逃がし弁を使用する方法は、液体を配管の外部に放出するために、この液体が無駄になるという課題がある。この液体を配管の外部に放出する構成は、液体が無駄になるだけでなく、放出された液体の処理が必要となり、例えば、貯留容器の設置が必要となったり、配管周辺の湿気対策が必要となったり、設備コストの高騰や設置環境が限られてしまう等のデメリットがある。さらに、その液体が温水である場合には、熱を外部に逃がしてしまうため、その温水をつくる温水器の熱効率が低下するデメリットもある。そのため、従来の液体供給装置では、液体が流れる液体流路の外部に放出しなくても済む異常圧対策が求められていた。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液体を液体流路の外部に放出しなくても減圧することができる異常圧対策を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、液体流路の逆流を防止するために逆止弁装置に着目し、この逆止弁装置に、通常の液圧での逆流を阻止する機能(逆止弁)に加えて、異常に高圧である逆流を減圧する機能(調整弁)を持たせている。その逆止弁は、送水室の液圧が吸水室の液圧よりも大きく、その圧力差が所定値以下の時、送水室から吸水室への液体の流れを阻止する。調整弁は、その圧力差が所定値以上の時、送水室から吸水室への液体の流れを許容する。これにより、送水室の液圧が急激に高まって異常圧が発生し、吸水室との圧力差が所定値以上となった場合に、その送水室の液体を吸水室に放出することで、送水室の液圧を減圧することができる。つまり、送水室及び吸水室などの液体流路にある液体をその液体流路の外部に放出することなく、送水室の異常圧を減圧することができる。
このような逆止弁装置を実現するためには、逆止弁が調整弁を内包する構成、逆止弁が着座する弁座に調整弁を設ける構成、逆止弁と調整弁とを別々に設ける構成がある。
より詳細には、請求項1に係る逆止弁装置は、吸水室から排水室へ液体が流れる正常流に対して、該排水室から該吸水室へ液体が逆流するのを防止する逆止弁装置であって、前記吸水室と前記排水室とを連通する第1連通路と、前記吸水室と前記排水室とを連通する第2連通路と、前記第1連通路を閉塞又は開放する逆止弁と、前記第2連通路を閉塞又は開放する調整弁と、該調整弁が前記第2連通路を閉塞するように弾性的に押圧する押圧機構と、を備え、前記逆止弁は、前記吸水室の液圧が前記排水室の液圧よりも大きい時、前記第1連通路を開放し、前記調整弁は、前記排水室の液圧が前記吸水室の液圧よりも大きく、かつそれらの圧力差が前記押圧機構の弾性力よりも大きい時、前記第2連通路を開放することを特徴とする。
請求項2に係る逆止弁装置では、前記第1連通路は、前記吸水室と前記排水室との境界に位置する境界壁に形成され、前記第2連通路は、前記逆止弁に形成され、前記調整弁及び前記押圧機構は、前記逆止弁に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る逆止弁装置では、前記逆止弁は、円柱状の弁本体部と、前記第1連通路を封止する弁封止部と、を有し、前記第2連通路が、一方の開口が前記吸水室に連通し、他方の開口が前記排水室に連通するように前記弁本体部を貫通して形成され、前記調整弁及び前記押圧機構は、前記調整弁が前記他方の開口に向けて前記押圧機構に押圧されるようにして、前記第2連通路に収容されていることを特徴とする。
請求項4に係る逆止弁装置では、前記調整弁は、転動体であることを特徴とする。
請求項5に係る逆止弁装置では、前記押圧機構は、コイルバネであることを特徴とする。
請求項6に係る逆止弁装置では、前記吸水室と前記排水室との間には、両室を区画する境界壁と、両室を連通するように該境界壁に設けられた連通孔と、を備え、前記調整弁は、前記連通孔に挿入される環状部と、前記連通孔の周囲における前記吸水室側の壁面を全周にわたって当接することができる当接部と、を有し、前記吸水室に配置された前記押圧機構によって前記排水室に向けて弾性的に押圧され、かつ該吸水室側の壁面に該当接部が当接することによって該環状部が前記連通孔から抜けないように保持され、前記第1連通路は、前記環状部の内周面によって形成され、前記第2連通路は、前記環状部の外周面と前記連通孔の内周面とによって形成され、前記逆止弁は、前記環状部を閉塞又は開放するように配置されていることを特徴とする。
請求項7に係る逆止弁装置では、前記環状部は、前記連通孔の孔径よりも小径の小径面と、前記連通孔の孔径よりも大径の大径面と、を有し、前記当接部が該小径面と該大径面との間に形成されていることを特徴とする。
請求項8に係る逆止弁装置では、前記吸水室と前記排水室との間には、両室を区画する境界壁を備え、前記第1及び第2連通路は、前記境界壁にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項9に係るポンプは、液体を流すポンプであって、前記ポンプの吸水口又は排水口の何れかに接続される配管と、前記配管に接続される請求項1乃至8の何れかに記載の逆止弁装置と、を備えることを特徴とする。
請求項10に係る逆止弁は、吸水室から排水室へ液体が流れる正常流に対して、該排水室から該吸水室へ液体が逆流するのを防止する逆止弁であって、弁本体部と、一方の開口が前記吸水室に連通し、他方の開口が前記排水室に連通するように前記弁本体部を貫通して形成された連通路と、前記連通路を閉塞又は開放する調整弁と、前記調整弁を、前記他方の開口に向けて弾性的に押圧する押圧機構と、を備え、当該逆止弁は、前記吸水室の液圧が前記排水室の液圧よりも大きい時、前記排水室と前記吸水室とを連通する連通路を開放し、前記調整弁は、前記排水室の液圧が前記吸水室の液圧よりも大きく、かつそれらの圧力差が前記押圧機構の弾性力よりも大きい時、前記連通路を開放することを特徴とする。
請求項11に係る逆止弁では、前記調整弁と前記押圧機構とは、前記連通路に収容されていることを特徴とする。
請求項12に係る逆止弁では、前記調整弁は、前記連通路を転がる転動体であることを特徴とする。
請求項13に係る逆止弁では、前記押圧機構は、コイルバネであることを特徴とする。
本発明の逆止弁、逆止弁装置、及びポンプは、送水室で発生した異常圧を、液体流路の外部に放出することなく減圧することができるため、液体が無駄にならない。また、従来必要であった放出された液体の処理(貯留容器の設置、配管周辺の湿気対策等)が必要なくなり、設備コストの高騰や設置環境の制約を避けることができる。また、液体が温水又は冷水である場合には、液体流路から熱を逃がさなくて済むため、熱効率が低下しない。
本発明に係る逆止弁、逆止弁装置、及びポンプの一実施形態について、給湯システムを用いて説明するが、本発明はこの給湯システムに限定されるものではなく、種々の液体供給措置に適用可能である。
[給湯システムについて]
給湯システム10は、主に、図1に示すように、水道11と混合水栓12と間に電気温水器13側を流れる温水系流路14と、水道水がそのまま流れる冷水系流路15との二系統の流路を備え、温水系流路13には、本発明に係る逆止弁装置(逆止弁を含む)30及びポンプ20に加え、減圧器16及び温水系流路13を有する。
温水系流路13において、水道11から減圧器16によって減圧された冷水は、電気温水器13によって温水になり、ポンプ20がこの温水を、加圧して混合水栓12へ送水する。混合水栓12は、温水系流路13の温水と冷水系流路15の冷水との混合配分を調節することで、所定温度の水が蛇口から放出される。
逆止弁装置30は、混合水栓12が開放されポンプ20が作動している時、電気温水器13からポンプ20への温水の流れ(正常流に相当)を許容し、混合水栓14が閉止しポンプ20が停止している時、ポンプ20から電気温水器13へ逆流しないように流路を閉塞する(詳細な構造は後述する)。
[ポンプ]
ポンプ20は、加圧式ポンプで、図2に示すように、回転翼を収容するポンプ室21と、ポンプ室21に水を取り込む吸水管22と、ポンプ室21の水を吐出する送水管23とを備える。ポンプ室21には、回転翼がモータによって回転駆動することによって、吸水管22から取り込んだ水を加圧して送水管23から吐出する。吸水管22は、逆止弁装置30が接続され、この逆止弁装置30を介して電気温水器13に接続されている。送水管23は、所定の配管を介して混合水栓12に接続されている。
[逆止弁装置](第1実施形態)
逆止弁装置30は、上述したように温水系流路14の流れを許容又は阻止するように動作することから、代表的な3つの動作状態を列挙し、図3A乃至3C、及び4を参照して説明する。当該逆止弁装置30は、本発明の逆止弁装置及び逆止弁の第1実施形態であって、逆止弁が調整弁を内包する構成に相当する。図3Aは、逆止弁装置30が上述した正常流を許容している状態を示す。図3Bは、逆止弁装置30が上述した逆流が生じないように逆流を阻止している状態を示す。図3Cは、図3Bと同様に、逆止弁装置30がその逆流を阻止しているが、後述する調整弁が開放されてその逆流を一部許容している状態を示す。
逆止弁装置30は、図3Aに示すように、中央隔壁34を境界として仕切られた吸水室31と送水室32を有するバルブボディ33と、吸水室31と送水室32とを連通するために中央隔壁34に設けられた中央開口部34a(第1連通路に相当)を開放又は閉塞する逆止弁35と、を備えている。
中央隔壁34は、図3Aに示すように、断面形状が水平に拡がる水平部分と垂直に伸びる垂直部分を有し、中央開口部34aはその水平部分に形成されている。吸水室31は、その中央開口部34aとは別に、電気温水器13に接続するための吸水用開口部31aを有する。送水室32は、その中央開口部34aとは別に、ポンプ20に接続するための送水用開口部32aを有する。
バルブボディ33は、送水室32の、中央開口部34aに対向する位置に、キャップ36が着脱自在に装着されている。キャップ36には、中央開口部34aの中心軸Cと同軸となるように、中央開口部34aに向かって伸びるキャップ円筒部36aを備えている。また、中央隔壁34には、中央円筒部34aが設けられ、中央開口部34aは、この中央円筒部34aの内周面によって定義される。中央円筒部34bの上端部は、後述するように逆止弁35が着座する弁座を構成するため、以下、中央円筒部34bの上端部を弁座34b1と称する。
逆止弁35は、キャップ36のキャップ円筒部36aと中央隔壁34の中央開口部34aとの間に形成される空間に配置され、この空間を中心軸Cに沿って往復移動する(詳細は後述する)。
逆止弁35は、図4に示すように、断面形状が逆T字状の弁棒37と、弁棒37に装着された弁パッキン38と、弁棒37の中空部37a1に収容されたボール37hと、その中空部37a1に収容されボール37hを押圧するコイル状のバネ37jと、その中空部37a1に収容されボール37hに密着するOリング37gと、バネ37jを保持するための調整ネジ37fとを備える。
弁棒37は、中空部37a1を有する弁棒本体37aと、弁棒本体37aの上部に、弁棒本体37aの外径より小径で且つキャップ円筒部36aの内径よりも小径となる円柱状の上側弁ガイド部37bと、弁棒本体37aの下部の周方向等間隔の三箇所に、弁棒本体37aの外径より大径で且つ中央開口部34aの孔径よりも小径に設けられた3つの下側弁ガイド部37cと、弁棒本体37aの外周面に弁座34b1の外径よりも大径に拡がる弁鍔部37dと、を備えている。
弁棒本体37aの中空部37a1は、上側が上側連通孔37eを介して弁棒本体37aの外部と連通し、下側が弁棒本体37aに装着された調整ネジ37fのネジ連通孔37f1を介して弁棒本体37aの外部と連通している(即ち、上側連通孔37eと、中空部37a1と、ネジ連通孔37f1とによって第2連通路を構成する。)。さらに、この中空部37a1には、Oリング37gがその上側の隅部に弾性的に保持されており、ボール37hがこのOリング37gをバネ37jによって弾性的に押圧している。ボール37hは、中空部37a1の内径よりも小径の球体で、そのバネ37jの収縮分だけ中空部37a1内を移動することができる。上側連通孔37eは、Oリング37gによって塞がれないように中空部37a1に開口するが、バネ37jの伸張時はバネ37jの弾性力を受けたボール37hとOリング37gとによって封止される。バネ37jの収縮時はボール37hが下降し、ボール37hとOリング37gとの間に隙間が形成されることによって、上側連通孔37eは開放される。つまり、ボール37hは、上側連通孔37eを開閉する調整弁を構成している。この場合、ボール37hは、金属のような硬球であるが、ゴムのような弾性体によって構成すると、Oリング37gを省略できる。また、ボール37hは、平パッキンのような円板形状にて構成することもできる。ボール37hに対するバネ37jの付勢力は、調整ネジ37fの固定位置を変更することによって変更可能である。
弁パッキン38は、弁鍔部37dの外径と同径のゴム製の環状板で、弁鍔部37dと下側弁ガイド部37cとの間に装着されている。
このように構成された逆止弁35は、逆流を阻止している時やバルブボディ33に水が無い時には、図3Bに示すように、弁パッキン38が弁座34b1に当接して載置される。つまり、下側弁ガイド部37cが中央円筒部34bに遊嵌され、上側弁ガイド部37bの上部がキャップ円筒部36aに遊嵌される。このとき、上側弁ガイド部37bの長さは、キャップ円筒部36aの長さよりも十分に短い。下側弁ガイド部37cの長さは、上側弁ガイド部37bと弁棒本体37aとの境界にある段差面がキャップ円筒部36aの下端面に当接しても、下側弁ガイド部37cの下端部が中央円筒部34b内に包含されるよう設定されている(図3A参照)。よって、逆止弁35は、このキャップ円筒部36aと中央円筒部34bとによって横方向の移動が規制され、中心軸Cに沿って移動することができる。
次に、逆止弁装置30の動作について図3A乃至3Cを用いて説明する。
給湯システム10の混合水栓12を開放している状態では、ポンプ20が、電気温水器13から吸水した水を加圧して混合水栓12へ供給する。このとき、逆止弁装置30は、ポンプ20によって吸水されるため、吸水室31の水圧が送水室32の水圧よりも大きくなり、吸水室31から送水室32へ水が正常流として流れる。この正常流によって、逆止弁35は、図3Aに示すように、弁座34b1から上方に浮上して、中央開口部34aは開放され、吸水室31から送水室3へ矢印F1で示す正常流が流れる。
次に、混合水栓12が閉止され、正常流が止まると、ポンプ20は停止するため、送水室32の水圧が吸水室31の水圧よりも大きくなり、送水室32から吸水室31へ水が流れようとする。つまり、正常流に対して逆方向の流れが発生する。そして、この逆流の作用を受けて、図3Bに示すように、逆止弁35は下降し、弁座34b1に着座する。このようにして、逆止弁35は、中央開口部34aを閉塞して、逆流が阻止される。このとき、逆止弁35は、弁座34b1に向けて送水室32の水圧が作用するため、弁パッキン38が弁座34b1に隙間無く密着している。また、逆止弁35のボール37hは、上側連通孔37eを介して吸水室31の水圧を受けるが、バネ37jの弾性力がその逆流時の水圧よりも大きくなるように設定されているため、ボール37hとOリング37gとの密着は維持される。よって、上側連通孔37eは、封止されたままで、ここを通って送水室32の水が吸水室31へ流れることはない。
その後、混合水栓12が開放されポンプ20が作動すると、送水室32の水圧が低下し、図3Aに示すように、逆止弁35は中央開口部34aを開放する。
ところで、開放状態にある混合水栓12が急激に閉止されると、ポンプ20によって加圧された水が十分に放出しきらないため、ポンプ20と混合水栓12との間の温水系流路14の流量が急激に増大して、水圧が急激に上昇し異常圧が発生する場合がある。このような場合にも、図3Bと同様に、逆止弁35は中央開口部34aを閉塞するが、送水室32と吸水室31との圧力差がバネ37jの弾性力よりも大きいため、この水圧によってボール37hを介してバネ37jが収縮し、ボール37hとOリング37gとの密着が崩れる。その結果、図3Cに示すように、上側連通孔37eは開放され、送水室32と吸水室31とが連通することにより、送水室32の水が吸水室31へ流れ(矢印F2)、送水室32の水圧が減圧される。この減圧作用が進行して、送水室32の水圧がバネ37jの弾性力よりも小さくなると、再度、バネ37jが伸張してボール37hが上昇し、図3Bに示すように、上側連通孔37eが閉塞される。つまり、バネ37jのバネ定数は、図3Bで説明したような通常の逆流時の水圧では収縮しないが、通常以上の水圧に対しては収縮するよう設定されている。換言すると、バネ37jのバネ定数は、送水室32の水圧が吸水室31の水圧より大きく、かつそれらの圧力差が所定値以下の時、収縮せず、所定値以上の時、収縮するように設定されている。
このように、逆止弁装置30は、異常圧が発生した送水室32の水の一部を吸水室31へ逃がすことによって、流路の水を外部に放出することなく、その異常圧を減圧することができる。そのため、異常圧対策のために、この温水系流路14の水が無駄にならないし、温水系流路14に従来必要であった逃がし弁、放出後の水を処理するための機構が必要なく、設備コストが高騰しない。また、温水系流路14の外部に水が放出されないため、この流路を形成する配管周辺の湿気問題がなく、当該給湯システム10の設置環境の制約を少なくできる。また、温水系流路14に温水が流れている時には、温水を通じて熱が逃げないため、当該給湯システム10の熱効率が良好となる。
さらに、当該逆止弁装置30は、逆止弁35が調整弁を内包する構成であるため、給湯システムの仕様変更によって調整弁の動作条件を変更したい場合に、逆止弁35を交換することで、容易に変更でき、また、調整弁が破損し修理する場合も、逆止弁35を取り出して、その修理作業を容易に行うことができる。また、調整弁を持たないこと以外は同じ仕様の逆止弁装置に、異常圧対策を施したい場合に、既存の逆止弁を当該逆止弁35に適用することで、バルブボディ33等の構成を変更することなく実現することができる。
[逆止弁装置](第2実施形態)
次に、図5A乃至5Cに示す逆止弁装置40は、本発明の逆止弁装置の第2実施形態であり、逆止弁が着座する弁座に調整弁を設ける構成に相当する。本実施形態においても、代表的な3つの動作状態を列挙し、図5A乃至5C、及び6を参照して説明する。また、本実施形態では、第1実施形態と同一部位又は相当する部位は、同一符合を使用して説明を省略し、相違点を中心に説明する。
本実施形態の逆止弁装置40と第1実施形態の逆止弁装置30との相違点は、上記弁座34b1が上記中央隔壁34から独立した弁座部材41に設けられていることと、調整弁が弁座側に設けられていることである。
即ち、図6に示すように、弁座部材41は、中央隔壁42の肉厚よりも十分に大きい高さをもつ環状であって、中央隔壁42に設けられた弁座用嵌合孔42aに遊嵌されている。
より詳細には、弁座部材41は、内側に中心孔41a1(第1連通路に相当)を有し、逆止弁45の下側弁ガイド部37cの外径より幾分大きい内径によって定義される内周面41aと、その弁座用嵌合孔42aの内径より小さい外径によって定義される小径外周面41bと、この小径外周面41bよりも大きく且つ弁座用嵌合孔42aの内径よりも小さい外径によって定義される中径外周面41cと、この中径外周面41cよりも大きく且つ弁座用嵌合孔42aの内径よりも大きい外径によって定義される大径外周面41dと、を有する。弁座41eは、その内周面41aの上端と小径外周面41bの上端との間に定義された上端面に形成される。小径外周面41bと中径外周面41cとの間には、上側段差面41fが形成され、中径外周面41cと大径外周面41dとの間には、下側段差面41gが形成されている。大径外周面41dの下端は、内周面41aの下端よりも下方に位置することによって、弁座部材41の下端部の内径側に環状の窪み41hが形成されている。この窪み41hは、当該弁座部材41を押圧するバネ43のバネ押圧部となる(以下、バネ押圧部41fとする。)。また、中径外周面41cには、Oリング44が嵌合され、下側段差面41gに当接して弾性的に保持されている。
このような弁座部材41は、図5Aに示すように、Oリング44が中央隔壁42の下面に密着して弁座用嵌合孔42aに遊嵌されると共に、バネ押圧部41hとこれに対向する吸水室31の底壁との間に設けられたバネ43によって弾性的に押圧して中央隔壁42に保持されている。そのため、弁座部材41は、弁座用嵌合孔42aの内外を中心軸Cに沿って往復移動することができる。また、その弁座部材41は、後述するように、その位置によって、弁座部材41と中央隔壁42との間に形成される隙間46(第2連通路に相当)が開放又は封止される。つまり、弁座部材41は、弁座としての機能に加えて、調整弁として機能する。
逆止弁45は、弁座部材4が調整弁として作用するため、図5Aに示すように、上記逆止弁35と違って、弁棒45aが中実に形成されている。また、バネ43が保持された吸水室31の底壁は、このバネ43及び弁座部材41を吸水室31に挿入するための挿入口47aが形成され、この挿入口47aにキャップ47が着脱自在に装着されている。
次に、逆止弁装置40の動作について、図5A乃至5Cを用いて説明する。
給湯システム10の混合水栓12を開放している状態では、ポンプ20が、電気温水器13から吸水した水を加圧して混合水栓12へ供給する。このとき、逆止弁装置40は、ポンプ20によって吸水されるため、吸水室31の水圧が送水室32の水圧よりも大きくなり、吸水室31から送水室32へ水が正常流として流れる。この正常流によって、逆止弁45は、図5Aに示すように、弁座41eから上方に浮上して、弁座部材31の中心孔41a1が開放され、吸水室31から送水室32へ矢印F3で示すように正常流が流れる。弁座部材31は、バネ43によって中央隔壁42に当接している。
次に、混合水栓12が閉止され、正常流が止まると、ポンプ20は停止するため、送水室32の水圧が吸水室31の水圧よりも大きくなり、送水室32から吸水室31へ水が流れようとする。つまり、正常流に対して逆方向の流れが発生する。そして、この逆流の作用を受けて、逆止弁45は下降し、図5Bに示すように、弁座41eに着座する。このようにして、逆止弁45は、弁座部材41の中心孔41a1を閉塞して、逆流が阻止される。このとき、逆止弁45は、弁座41eに向けて送水室32の水圧が作用するため、弁パッキン38が弁座41eに隙間無く密着している。また、弁座部材41は、吸水室31の水圧を直接又は逆止弁45を介して受けるが、バネ43の弾性力がその逆流時の水圧よりも大きくなるように設定されているため、弁座部材41のOリング44と中央隔壁42の下面の間の密着は維持される。それによって、隙間46は封止されたままで、送水室32の水が吸水室31へ流れることはない。
その後、混合水栓12が開放されポンプ20が作動すると、送水室32の水圧が低下し、図5Aに示すように、逆止弁45は中心孔41a1を開放する。
ところで、当該逆止弁装置40において、上述のような異常圧が発生した場合には、図5Bと同様に、逆止弁45は中心孔41a1を閉塞するが、送水室32と吸水室31と圧力差がバネ43の弾性力よりも大きいため、この水圧によって弁座部材41を介してバネ43が収縮し、Oリング37gと中央隔壁42の下面との密着が崩れる。その結果、図5Cに示すように、隙間46が開放され、送水室32と吸水室31とが連通することにより、送水室32の水が吸水室31へ流れ(矢印F4)、送水室32の水圧が減圧される。この減圧作用が進行して、送水室32の水圧がバネ43の弾性力よりも小さくなると、再度、バネ43が伸張して弁座部材41が上昇し、図5Bに示すように、隙間46が封止される。つまり、バネ43のバネ定数は、図5Bで説明したような通常の逆流時の水圧では収縮しないが、通常以上の水圧に対しては収縮するよう設定されている。換言すると、バネ43のバネ定数は、送水室32の水圧が吸水室31の水圧より大きく、かつそれらの圧力差が所定値以下の時、収縮せず、所定値以上の時、収縮するように設定されている。
このようにして、逆止弁装置40においても、異常圧が発生した送水室32の水の一部を吸水室31へ逃がすことによって、流路の水を外部に放出することなく、その異常圧を減圧することができ、それによって、逆止弁装置30と同様の効果が得られる。
[逆止弁装置](第3実施形態)
次に、図7に示す逆止弁装置50は、本発明の逆止弁装置の第3実施形態であって、逆止弁と調整弁とを離して配置する構成に相当する。本実施形態でも、第1実施形態と同一部位又は相当する部位は、同一符合を使用して説明を省略し、相違点を中心に説明する。
本実施形態の逆止弁装置50と第1実施形態の逆止弁装置30との相違点は、調整弁が逆止弁から離れた中央隔壁34に構成されていることである。
即ち、図7に示すように、中央隔壁34には、これの水平部分にある中央開口部34aから離れた垂直部分に小径の貫通孔51が設けられている。調整弁を構成するボール37hは、貫通孔51の吸水室31側に固定された円筒部材52の中空部52aにバネ37jと共に移動自在に収容されている。円筒部材52の中空部52aの一方の開口には、調整ネジ37fが装着され、他方の開口にはOリング37gが保持され貫通孔51に面する。円筒部材52等の部材は、キャップ53が装着された吸水室31の挿入口から吸水室31内に収容される。バネ37jのバネ定数は、上述した第1実施形態と同様に、送水室32側の流路で発生した異常圧に対して収縮するように設定されている。逆止弁52は、上記逆止弁35においてボール37h等を省略した中実の弁棒によって構成され、その動作は第1実施形態と同様である。
このような逆止弁装置50では、図7に示すように、バネ37jがボール37hを押圧し、ボール37hとOリング37gとが密着することによって、貫通孔51が封止される。そして、送水室32側で異常圧が発生した場合には、送水室32と吸水室31との圧力差がバネ37jの弾性力よりも大きいため、その水圧によってボール37hを介してバネ37jが収縮して貫通孔51が開放される。これにより、送水室32の水が吸水室31へ流れ(矢印F5)、減圧作用が行われる。
逆止弁装置50においても、異常圧が発生した送水室32の水の一部を吸水室31へ逃がすことによって、流路の水を外部に放出することなく、その異常圧を減圧することができ、それによって、逆止弁装置30と同様の効果を得られる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、上述した逆止弁及び逆止弁装置は、給湯システムに適用した実施形態を例示したが、井戸ポンプシステム等のように逆流を阻止する必要がある液体供給装置においては適用可能である。
本発明の逆止弁、逆止弁装置、ポンプが適用された給湯システムを示す模式図。 本発明の第1実施形態としての逆止弁装置とポンプの関係を示すために、その逆止弁及び逆止弁装置を示す断面図と、そのポンプを示す側面図。 図2の逆止弁及び逆止弁装置の動作状態を示す断面図。 図2の逆止弁及び逆止弁装置における図3Aとは異なる動作状態を示す断面図。 図2の逆止弁及び逆止弁装置における図3A及び3Bとは異なる動作状態を示す断面図。 図2の逆止弁を示す断面図。 本発明の第2実施形態の逆止弁装置の動作状態を示す断面図。 図5Aの逆止弁装置における図5Aとは異なる動作状態を示す断面図。 図5Aの逆止弁装置における図5A及び5Bとは異なる動作状態を示す断面図。 図5Aの弁座部材を示す断面図。 本発明の第3実施形態の逆止弁装置を示す断面図。
符号の説明
20 ポンプ
31 吸水室
32 送水室
30、40、50 逆止弁装置
34a 中央開口部(第1連通路)
35、45 逆止弁
37a1 中空部
37e 上側連通孔
37h ボール(調整弁)
37j、43、バネ(押圧機構)
37f1 ネジ連通孔
41 弁座部材(調整弁)
41a1 中心孔(第1連通路)
46 隙間(第2連通路)

Claims (13)

  1. 吸水室から排水室へ液体が流れる正常流に対して、該排水室から該吸水室へ液体が逆流するのを防止する逆止弁装置であって、
    前記吸水室と前記排水室とを連通する第1連通路と、
    前記吸水室と前記排水室とを連通する第2連通路と、
    前記第1連通路を閉塞又は開放する逆止弁と、
    前記第2連通路を閉塞又は開放する調整弁と、
    該調整弁が前記第2連通路を閉塞するように弾性的に押圧する押圧機構と、
    を備え、
    前記逆止弁は、前記吸水室の液圧が前記排水室の液圧よりも大きい時、前記第1連通路を開放し、
    前記調整弁は、前記排水室の液圧が前記吸水室の液圧よりも大きく、かつそれらの圧力差が前記押圧機構の弾性力よりも大きい時、前記第2連通路を開放することを特徴とする逆止弁装置。
  2. 前記第1連通路は、前記吸水室と前記排水室との境界に位置する境界壁に形成され、
    前記第2連通路は、前記逆止弁に形成され、
    前記調整弁及び前記押圧機構は、前記逆止弁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の逆止弁装置。
  3. 前記逆止弁は、円柱状の弁本体部と、前記第1連通路を封止する弁封止部と、を有し、前記第2連通路が、一方の開口が前記吸水室に連通し、他方の開口が前記排水室に連通するように前記弁本体部を貫通して形成され、
    前記調整弁及び前記押圧機構は、前記調整弁が前記他方の開口に向けて前記押圧機構に押圧されるようにして、前記第2連通路に収容されていることを特徴とする請求項2に記載の逆止弁装置。
  4. 前記調整弁は、転動体であることを特徴とする請求項2又は3の何れかに記載の逆止弁装置。
  5. 前記押圧機構は、コイルバネであることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の逆止弁装置。
  6. 前記吸水室と前記排水室との間には、両室を区画する境界壁と、両室を連通するように該境界壁に設けられた連通孔と、を備え、
    前記調整弁は、前記連通孔に挿入される環状部と、前記連通孔の周囲における前記吸水室側の壁面を全周にわたって当接することができる当接部と、を有し、前記吸水室に配置された前記押圧機構によって前記排水室に向けて弾性的に押圧され、かつ該吸水室側の壁面に該当接部が当接することによって該環状部が前記連通孔から抜けないように保持され、
    前記第1連通路は、前記環状部の内周面によって形成され、
    前記第2連通路は、前記環状部の外周面と前記連通孔の内周面とによって形成され、
    前記逆止弁は、前記環状部を閉塞又は開放するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の逆止弁装置。
  7. 前記環状部は、前記連通孔の孔径よりも小径の小径面と、前記連通孔の孔径よりも大径の大径面と、を有し、前記当接部が該小径面と該大径面との間に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の逆止弁装置。
  8. 前記吸水室と前記排水室との間には、両室を区画する境界壁を備え、
    前記第1及び第2連通路は、前記境界壁にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の逆止弁装置。
  9. 液体を流すポンプであって、
    前記ポンプの吸水口又は排水口の何れかに接続される配管と、
    前記配管に接続される請求項1乃至8の何れかに記載の逆止弁装置と、
    を備えることを特徴とするポンプ。
  10. 吸水室から排水室へ液体が流れる正常流に対して、該排水室から該吸水室へ液体が逆流するのを防止する逆止弁であって、
    弁本体部と、
    一方の開口が前記吸水室に連通し、他方の開口が前記排水室に連通するように前記弁本体部を貫通して形成された連通路と、
    前記連通路を閉塞又は開放する調整弁と、
    前記調整弁を、前記他方の開口に向けて弾性的に押圧する押圧機構と、
    を備え、
    当該逆止弁は、前記吸水室の液圧が前記排水室の液圧よりも大きい時、前記排水室と前記吸水室とを連通する連通路を開放し、
    前記調整弁は、前記排水室の液圧が前記吸水室の液圧よりも大きく、かつそれらの圧力差が前記押圧機構の弾性力よりも大きい時、前記連通路を開放することを特徴とする逆止弁。
  11. 前記調整弁と前記押圧機構とは、前記連通路に収容されていることを特徴とする請求項10に記載の逆止弁。
  12. 前記調整弁は、前記連通路を転がる転動体であることを特徴とする請求項11に記載の逆止弁。
  13. 前記押圧機構は、コイルバネであることを特徴とする請求項12に記載の逆止弁。
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KR102094484B1 (ko) * 2018-10-23 2020-03-27 엠티에이치콘트롤밸브(주) 리프트 체크밸브

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