JP2009039608A - 静電噴霧装置 - Google Patents

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Mamoru Okumoto
衛 奥本
Mitsuhisa Obata
光央 小畑
Yume Inokuchi
優芽 井ノ口
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Abstract

【課題】柔軟な容器部材を押圧して変形させることによって容器部材内の流体をノズルへ送り込むように構成された静電噴霧装置において、容器部材の変形の仕方を一定化させて、容器部材を変形させるたび毎のノズルからの流体の噴霧量を一定化させる。
【解決手段】容器設置部(43)に設置された容器部材(31)を押圧部材(26)によって変形させることによって容器部材(31)内の流体をノズル(32)へ送り込む静電噴霧装置(10)において、容器設置部(43)に、押圧部材(26)に対面して押圧部材(26)と共に容器部材(31)を挟み込む対面部(43a)と、対面部(43a)から立ち上がると共に容器部材(31)の外周に沿って延びるように形成されて、押圧部材(26)により押圧された容器部材(31)の外周部(31b)に当接する壁面部(43b)とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、電界形成部によって電界を形成してノズルから流体を噴霧する静電噴霧装置に関するものである。
従来より、電気流体力学(EHD:Electro Hydrodynamics)により流体を霧化して噴霧する静電噴霧装置が知られている。この種の静電噴霧装置は、ノズルの先端部に電界を形成し、その電界の不平等性を用いてノズルの先端から流体を霧化して噴霧するように構成されている。
特許文献1の図5には、この種の静電噴霧装置が開示されている。この静電噴霧装置は、一端が蝶番で連結された一対のケース部からなるハウジングと、液体を貯留する小袋とノズルとからなるカートリッジとを備えている。各ケース部には、弾性変形可能なパッドが設けられている。
この静電噴霧装置では、ハウジングを閉じる際に、パッドが小袋を挟み込みながら収縮する。このため、ハウジングを閉じた状態では、小袋がパッドによって押圧される。小袋内の液体は、パッドによって小袋から押し出されてノズルから噴霧される。
特開平5−138081号公報
ところで、柔軟な容器部材を変形させることによって容器部材内の流体をノズルへ送り込むように構成された静電噴霧装置では、容器部材の変形の仕方(例えば、容器部材の潰れ方)が、容器部材を変形させる度に異なり、一定にはならない。このため、容器部材と押圧部材との接触状態もその都度異なり、押圧部材から容器部材に伝達される荷重の大きさもその都度異なる。従って、容器部材を変形させるたび毎で比べた場合に、ノズルへ供給される流体量が一定にならずに、ノズルからの噴霧量も一定にならないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、柔軟な容器部材を押圧して変形させることによって容器部材内の流体をノズルへ送り込むように構成された静電噴霧装置において、容器部材の変形の仕方を一定化させて、容器部材を変形させるたび毎のノズルからの流体の噴霧量を一定化させることにある。
第1の発明は、流体を貯留する柔軟な容器部材(31)と、上記容器部材(31)内に連通するノズル(32)と、上記容器部材(31)が設置される容器設置部(43)と、上記容器設置部(43)に設置された容器部材(31)に当接して該容器部材(31)を押圧する押圧部材(26)とを備え、上記押圧部材(26)によって上記容器部材(31)を変形させることによって該容器部材(31)内の流体をノズル(32)へ送り込んで、該ノズル(32)の先端部に形成した電界によってノズル(32)の先端から流体を噴霧する静電噴霧装置(10)を対象とする。そして、この静電噴霧装置(10)は、上記容器設置部(43)が、上記押圧部材(26)に対面して該押圧部材(26)と共に上記容器部材(31)を挟み込む対面部(43a)と、該対面部(43a)から立ち上がると共に上記容器部材(31)の外周に沿って延びるように形成されて、上記押圧部材(26)により押圧された該容器部材(31)の外周部(31b)に当接する壁面部(43b)とを備えている。
第1の発明では、容器部材(31)を設置する容器設置部が、対面部(43a)と壁面部(43b)とを備えている。対面部(43a)は、容器部材(31)を変形させる際に押圧部材(26)と共に容器部材(31)を挟み込む。一方、壁面部(43b)は、押圧部材(26)によって変形させられている途中の容器部材(31)の外周部(31b)に当接する。これにより、容器部材(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が、壁面部(43b)によって規定される。つまり、容器部材(31)の外周部(31b)は変形する過程の形状が一定化される。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記押圧部材(26)が、上記容器部材(31)の上記外周部(31b)を上記壁面部(43b)と共に挟み込むように形成されている。
第2の発明では、容器部材(31)の外周部(31b)が、壁面部(43b)と押圧部材(26)とに挟み込まれる。つまり、容器部材(31)の外周部(31b)のうち壁面部(43b)に当接する面に対向する面が、押圧部材(26)に当接する。このため、容器部材(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が、壁面部(43b)に当接する側だけでなく、押圧部材(26)に当接する側からも規定される。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記壁面部(43b)が、上記対面部(43a)から離れるに従って広がるように傾斜している。
第3の発明では、壁面部(43b)が、対面部(43a)から離れるに従って広がるように傾斜している。ここで、ほとんどの容器部材(31)は、外周部(31b)が外側に膨らむような形状をしている。このような容器部材(31)を容器設置部に設置した状態では、外周部(31b)のうち対面部(43a)側は、押圧部材(26)側に向かって広がっている。この第3の発明では、外周部(31b)の対面部(43a)側の向きに合わせて、壁面部(43b)の向きが、対面部(43a)から離れるに従って広がるようにしている。
第4の発明は、上記第1乃至第3の何れか1つの発明において、上記容器部材(31)のうち上記外周部(31b)には、他の部分よりも折れ曲がり易く形成された線状の変形部(33)が、該外周部(31b)が延びる方向に沿って設けられている。
第4の発明では、容器部材(31)のうち外周部(31b)に、外周部(31b)が延びる方向に沿って線状の変形部(33)が設けられている。変形部(33)は、他の部分よりも折れ曲がり易く形成されている。このため、容器部材(31)が変形する際に、変形部(33)の位置に折り目が形成される。つまり、外周部(31b)の一定の位置に折り目が形成される。
第5の発明は、流体を貯留する柔軟な容器部材(31)と、上記容器部材(31)内に連通するノズル(32)と、上記容器部材(31)を前面及び背面の両側から挟んで該容器部材(31)を押圧する押圧機構(15)とを備え、上記押圧機構(15)によって上記容器部材(31)を変形させることによって該容器部材(31)内の流体をノズル(32)へ送り込んで、該ノズル(32)の先端部に形成した電界によってノズル(32)の先端から流体を噴霧する静電噴霧装置(10)を対象とする。そして、この静電噴霧装置(10)は、上記容器部材(31)のうち前面と背面の間に位置する外周部(31b)には、他の部分よりも折れ曲がり易く形成された線状の変形部(33)が、該外周部(31b)が延びる方向に沿って設けられている。
第5の発明では、容器部材(31)のうち前面と背面の間に位置する外周部(31b)に、外周部(31b)が延びる方向に沿って線状の変形部(33)が設けられている。変形部(33)は、他の部分よりも折れ曲がり易く形成されている。このため、容器部材(31)が変形する際に、変形部(33)の位置に折り目が形成される。つまり、外周部(31b)の一定の位置に折り目が形成される。
第6の発明は、上記第5の発明において、上記容器部材(31)が、扁平な形状に形成される一方、上記変形部(33)は、平坦に形成された前面と背面との間に位置する外周部(31b)に形成されている。
第6の発明では、容器部材(31)が扁平な形状に形成されている。容器部材(31)は、平坦な前面と背面とが押圧機構(15)によって挟み込まれて変形する。そして、前面と背面との間の外周部(31b)では、変形部(33)が折り目となる。
第7の発明は、上記第5又は第6の発明において、上記変形部(33)が、予め折り曲げられた折り目である。
第7の発明では、変形部(33)が、予め折り曲げられた折り目として構成されている。変形部(33)は、予め折り曲げておくことで、外周部(31b)の他の部分に比べて折れ曲がり易くなっている。
第8の発明は、上記第1乃至第3の何れか1つの発明において、上記変形部(33)が、隣接する部分に比べて肉厚が薄くなっている。
第8の発明では、隣接する部分に比べて肉厚が薄い変形部(33)が外周部(31b)に形成されている。変形部(33)は、隣接する部分に比べて剛性が低いので、外周部(31b)の他の部分に比べて折れ曲がり易くなっている。
本発明では、押圧部材(26)によって変形させられている途中の容器部材(31)の外周部(31b)に当接する壁面部(43b)を容器設置部に設けることで、容器部材(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が一定化されるようにしている。これにより、壁面部(43b)がない場合に比べて、容器部材(31)を変形させるたび毎で見た場合に、容器部材(31)の変形の仕方が一定化され、容器部材(31)と押圧部材(26)との接触状態も一定化される。従って、容器部材(31)内の流体に作用する荷重の大きさも一定化されるので、ノズル(32)へ供給される流体量を一定化させることができ、ノズル(32)からの噴霧量を一定化させることができる。
また、上記第2の発明では、容器部材(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が、壁面部(43b)に当接する側だけでなく、押圧部材(26)に当接する側からも規定されるようにしている。これにより、容器部材(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状がさらに一定化されるので、容器部材(31)の変形の仕方が一定化される。従って、容器部材(31)を変形させるたび毎のノズル(32)からの噴霧量をさらに一定化させることができる。
また、上記第3の発明では、外周部(31b)の対面部(43a)側の向きに合わせて、壁面部(43b)の向きが、対面部(43a)から離れるに従って広がるようにしている。このため、外周部(31b)の対面部(43a)側に対する壁面部(43b)の当接状態が、壁面部(43b)の高さ方向において比較的均一になり、壁面部(43b)が外周部(31b)に対して局所的に強く当たることを抑制することができるので、外周部(31b)に局所的にしわや折り目が意図せず形成されることを抑制することができる。従って、容器部材(31)を一定に変形させることの妨げとなる折り目やしわの形成を抑制できるので、容器部材(31)の変形の仕方を一定化させることができる。
また、上記第4の発明では、容器部材(31)の外周部(31b)に他の部分よりも折れ曲がり易い変形部(33)を設けることで、容器部材(31)が変形する際に外周部(31b)の一定の位置に折り目が形成されるようにしている。このため、容器部材(31)が変形する過程における外周部(31b)の変形の仕方が一定化されるので、容器部材(31)全体としても変形の仕方が一定化され、容器部材(31)と押圧部材(26)との接触状態も一定化される。従って、容器部材(31)内の流体に作用する荷重の大きさも一定化されるので、ノズル(32)へ供給される流体量を一定化させることができ、ノズル(32)からの噴霧量を一定化させることができる。
また、上記第5の発明では、容器部材(31)の外周部(31b)に他の部分よりも折れ曲がり易い変形部(33)を設けることで、容器部材(31)が変形する際に外周部(31b)の一定の位置に折り目が形成されるようにしている。このため、容器部材(31)が変形する過程における外周部(31b)の変形の仕方が一定化されるので、容器部材(31)全体としても変形の仕方が一定化され、容器部材(31)と押圧機構(15)との接触状態も一定化される。従って、容器部材(31)内の流体に作用する荷重の大きさも一定化されるので、ノズル(32)へ供給される流体量を一定化させることができ、ノズル(32)からの噴霧量を一定化させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、本発明に係る静電噴霧装置(10)である。この静電噴霧装置(10)は、図1及び図2に示すように、本体部(20)と、噴霧カートリッジ(30)とを備えている。この静電噴霧装置(10)では、噴霧カートリッジ(30)が、本体部(20)に対して着脱自在になっている。
噴霧カートリッジ(30)は、図3に示すように、扁平な袋状容器(31)と、袋状容器(31)内に連通するノズル(32)とを備えている。袋状容器(31)は容器部材を構成している。噴霧カートリッジ(30)は、袋状容器(31)が圧迫されると、袋状容器(31)内の液体がノズル(32)を通じて排出されるように構成されている。噴霧カートリッジ(30)は、袋状容器(31)内の液体がなくなる又は少なくなると交換される。
具体的に、袋状容器(31)は、液体を浸透させない柔軟な部材によって形成されている。袋状容器(31)は、平面視で長方形状に形成されている。袋状容器(31)では、互いに対面する平坦部(31a)の一方の外周と他方の外周とをつなぐ外周部(31b)に、折り目加工が施された変形部(33)が形成されている。変形部(33)は、予め折り曲げられた折り目である。変形部(33)は、外周部(31b)の全周に亘って、壁面となる外周部(31b)の真ん中の高さの位置に形成されている。なお、平坦部(31a)の一方が底面となるように袋状容器(31)を置いた状態では、外周部(31b)は袋状容器(31)の壁面を構成する。
袋状容器(31)の内部には、空気が混入しないように、保湿成分や抗酸化成分を含んだ化粧用の液体(例えばヒアルロン酸を含む溶液)が貯留されている。この化粧用の液体は、電気抵抗率が1.0×10Ωcm以上1.0×10Ωcm以下の範囲の値になるように濃度が調整されている。
ノズル(32)は、例えば樹脂製のノズルである。ノズル(32)の先端部は、先端ほど外径が小さくなるように形成されている。先端部よりも基端側は、外径が一様に形成されている。また、ノズル(32)の内径は一様に形成されている。ノズル(32)の内径は、例えば0.2mmになっている。
ノズル(32)は、袋状容器(31)の短手方向の外周部(31b)の中央部に取り付けられている。ノズル(32)の内部は、袋状容器(31)の内部に連通している。ノズル(32)には、後述する本体側電極と接触するカートリッジ側電極(16)が設けられている。カートリッジ側電極(16)は、ノズル(32)の外周面において露出している。また、カートリッジ側電極(16)は、ノズル(32)内の液体に接触することができるように、ノズル(32)の内周面においても露出している。カートリッジ側電極(16)は、ノズル(32)の先端部に電界を形成するための電界形成部(16)を構成している。
また、ノズル(32)には、ノズル(32)の流路を閉鎖可能な弁機構が設けられている(図示省略)。この弁機構は、液体の噴霧を開始又は停止させるために、使用者が手動で操作できるように構成されている。
本体部(20)は、図1及び図2に示すように、ハウジング(21)、押圧機構(15)、及び電源部(24)を備えている。押圧機構(15)と電源部(24)とは、ハウジング(21)に収容されている。
ハウジング(21)は、一対の第1ケース(41)及び第2ケース(42)を備えている。第1ケース(41)は、第2ケース(42)の上側に配置されている。第1ケース(41)と第2ケース(42)とは、ハウジング(21)が開閉するように一端が蝶番(46)で連結されている。閉じた状態のハウジング(21)は、平面視で円形状に形成され、断面視で楕円形状に形成されている。第2ケース(42)には、ハウジング(21)が意図せずに開くことを防止するために、第1ケース(41)に掛止される爪状部材(48)が設けられている。
第2ケース(42)には、ハウジング(21)を支持するための本体支持部(47)が設けられている。なお、ハウジング(21)には、噴霧カートリッジ(30)のノズル(32)の角度を調節するための角度調節機構を設けてもよい。また、本体支持部(47)がノズル(32)の角度を調節できるように構成されていてもよい。
押圧機構(15)は、ゼンマイ(25)、台座用部材(22)、押圧部材(26)、及び一対の支持部材(27)を備えている。押圧機構(15)は、ゼンマイ(25)の復元力を用いて押圧部材(26)を駆動することによって袋状容器(31)を押圧するように構成されている。押圧機構(15)は、台座用部材(22)と押圧部材(26)とによって袋状容器(31)を前面と背面の両側から挟み込むように構成されている。押圧機構(15)によって袋状容器(31)が押圧されると、袋状容器(31)が押し潰されて、袋状容器(31)内の液体がノズル(32)へ押し出される。
具体的に、ゼンマイ(25)は、定荷重ゼンマイによって構成されている。定荷重ゼンマイは、一定の曲率に形成された帯状の金属板を渦巻き状に巻いたゼンマイである。定荷重ゼンマイは、ストロークが所定値を超えると、それ以上ストロークが大きくなっても復元力が一定になるという特性を有している。ゼンマイ(25)は、ゼンマイドラム(28)に巻き付けられている。ゼンマイドラム(28)は、第1ケース(41)に回転自在に支持されている(図示省略)。ゼンマイ(25)の外側端部は、後述する押圧部材(26)の突出部(26c)に連結されている。
なお、ゼンマイ(25)は、ハウジング(21)が閉じた状態において、後述する押圧部材(26)が容器設置部(43)の底面に接触する状態、すなわち、ストロークが最短になる状態でも、ストロークの大きさがゼンマイ(25)の復元力が一定値になるストロークの範囲になるように、設けられている。このため、押圧部材(26)が容器設置部(43)の底面よりも上方に位置する状態では、ゼンマイ(25)の復元力は常に一定になる。
台座用部材(22)は、第2ケース(42)の開放端を覆うように第2ケース(42)に取り付けられている。台座用部材(22)の真ん中付近には、袋状容器(31)を設置するための容器設置部(43)が形成されている。容器設置部(43)は、長方形状の窪みとして構成されている。
容器設置部(43)は、長方形状の窪みの底面によって構成された対面部(43a)と、長方形状の窪みの壁面によって構成された壁面部(43b)とを備えている。対面部(43a)は、後述する押圧部材(26)に対面する。壁面部(43b)は、対面部(43a)から立ち上がっている。容器設置部(43)に袋状容器(31)を設置している状態では、壁面部(43b)は袋状容器(31)の外周に沿って延びている。壁面部(43b)は、対面部(43a)から離れるに従って外側へ広がるように傾斜している。
容器設置部(43)は、液体を排出する前、すなわち押圧部材(26)によって変形させられる前の袋状容器(31)の平面形状と、概ね同じ形状で同じ大きさである。容器設置部(43)に袋状容器(31)を設置している状態では、対面部(43a)が、変形前の袋状容器(31)のうち背面の平坦部(31a)に当接している。また、壁面部(43b)が、変形前の袋状容器(31)の外周部(31b)の下部に全周に亘って当接している。壁面部(43b)は、袋状容器(31)が変形している途中においても外周部(31b)の下部に当接する。
なお、壁面部(43b)は、袋状容器(31)が変形している途中に外周部(31b)に当接すればよく、袋状容器(31)の変形前は外周部(31b)と壁面部(43b)との間には隙間が形成されていてもよい。
また、台座用部材(22)の外周部分には、蝶番(46)の逆側の位置に切り欠き部(44)が形成されている。切り欠き部(44)には、ノズル(32)を保持するためのノズル保持部材(45)が設けられている。ノズル保持部材(45)は、ノズル(32)を挟持可能に構成されている。ノズル保持部材(45)のうちノズル(32)に接触する挟持面には、カートリッジ側電極(16)に接触する本体側電極が設けられている(図示省略)。本体側電極は、後述する電源部(24)に接続されている。
押圧部材(26)は、袋状容器(31)を押圧するための部材であり、容器設置部(43)に嵌り込む形状に形成されている。押圧部材(26)は、袋状容器(31)の前面の平坦部(31a)に当接する本体部(26a)と、本体部(26a)の外周に連続する外周部(26b)と、本体部(26a)の背面から突出する突出部(26c)とを備えている。この実施形態では、押圧部材(26)が、袋状容器(31)の外周部(31b)を壁面部(43b)と共に挟み込むように形成されている。
具体的に、本体部(26a)は、袋状容器(31)に当接する当接面が平坦面になっている。本体部(26a)の当接面の大きさは、容器設置部(43)の底面、つまり対面部(43a)よりも僅かに小さくなっている。本体部(26a)の当接面は、袋状容器(31)の平坦部(31a)に対して全体的に当接する。
外周部(26b)は、本体部(26a)の背面側に立ち上がっている。外周部(26b)は、本体部(26a)から離れるに従って広がるように傾斜している。外周部(26b)は、壁面部(43b)と平行になるように傾斜している。押圧部材(26)が袋状容器(31)を押し潰す際には、外周部(26b)は袋状容器(31)の外周部(31b)を、壁面部(43b)と共に挟み込む。
突出部(26c)は、基端が押圧部材(26)の本体部(26a)の中央部に連結されている。突出部(26c)の先端部には、ゼンマイ(25)の外側端部が連結されている。
押圧部材(26)は、ハウジング(21)が閉じた状態で、本体部(26a)の当接面が容器設置部(43)の対面部(43a)に対面するように、第1ケース(41)に設けられている。押圧部材(26)は、本体部(26a)の当接面が対面部(43a)に対して平行になるように設けられている。
一対の支持部材(27)は、共に細長い板状に形成されている。各支持部材(27)には、長手方向に沿う長穴(23)がそれぞれ形成されている。一方の支持部材(27)は第1ケース(41)の前側において、他方の支持部材(27)は第1ケース(41)の後側において、第1ケース(41)に固定されている。各支持部材(27)の長穴(23)には、押圧部材(26)の両端部が嵌め込まれている。各支持部材(27)は、押圧部材(26)を支持部材(27)の長手方向に沿って可動に支持している。押圧部材(26)は、第1ケース(41)に対して移動可能になっている。
電源部(24)は、ノズル(32)内の液体に電圧を印加するためのものである。電源部(24)は、第2ケース(42)に設けられている。電源部(24)は、第2ケース(42)に収納された電池からの出力電圧を、例えば6kVの高電圧に変換して、本体側電極に出力するように構成されている。本体側電極に出力された電圧は、カートリッジ側電極(16)を介して、ノズル(32)内の液体に印加される。なお、電源部(24)は、5kV以上11kV以下の値に電圧を変換するように構成されていればよい。
−運転動作−
本実施形態の静電噴霧装置(10)の運転動作について説明する。この静電噴霧装置(10)では、いわゆるコーンジェットモードのEHD噴霧が行われる。
この静電噴霧装置(10)は、使用者が噴霧カートリッジ(30)をハウジング(21)の容器設置部(43)に設置してからハウジング(21)を閉じると、運転可能な状態になる。すなわち、噴霧カートリッジ(30)を設置すると、押圧部材(26)が持ち上げられて、ゼンマイ(25)のストロークが、噴霧カートリッジ(30)の設置前に比べて袋状容器(31)の厚みの分だけ大きくなる。この状態では、ゼンマイ(25)が巻き戻ろうとする復元力によって押圧部材(26)が下方へ引っ張られている。袋状容器(31)は、前面側から押圧部材(26)によって押されて、押圧部材(26)の本体部(26a)と容器設置部(43)の対面部(43a)とに挟み込まれている。この状態で、使用者が、ノズル(32)の弁機構を開状態にすると共に、電源部(24)をオン状態に設定すると、液体の噴霧が開始される。
具体的に、弁機構が開状態になると、ゼンマイ(25)で発生する復元力による荷重によって押圧部材(26)が下方へ移動する。袋状容器(31)は、押圧部材(26)によって押し潰されてゆく。袋状容器(31)内の液体は、押圧部材(26)によって押し出されてノズル(32)の先端に送り込まれる。ノズル(32)の内径は小さいので、袋状容器(31)内の液体は少しずつノズル(32)の先端に供給される。
一方、電源部(24)がオン状態になると、電源部(24)から出力された電圧がノズル(32)内の液体に印加されて、ノズル(32)の先端に電界が形成される。ノズル(32)の先端に電界が形成されると、ノズル(32)の先端に供給された液体が分極し、ノズル(32)の先端の気液界面近傍に+(プラス)の電荷が集まる。そして、ノズル(32)の先端では、気液界面が引き延ばされて円錐状となり、この円錐状となった気液界面の頂部から一部の水溶液が引きちぎられて液滴化する。
なお、この実施形態の印加電圧の大きさ、及び液体の電気抵抗率であれば、ノズル(32)から飛散する液滴の大きさは、概ね50μmから200μmの範囲の大きさになる。ノズル(32)から飛散した液体は、ノズル(32)の先端から40から60cm程度離れた距離まで到達する。使用者が、顔面の50cm程度前方の位置にノズル(32)を顔面に向けて静電噴霧装置(10)を設置すると、飛散した液滴が使用者の顔面に付着する。
また、この実施形態では、ゼンマイ(25)が定荷重ゼンマイであるため、袋状容器(31)内の液体が減少するのに伴ってゼンマイ(25)のストロークの長さは変化するが、ゼンマイ(25)で発生する荷重は一定である。このため、袋状容器(31)内の液体を押圧する力は一定になるので、単位時間当たりのノズル(32)への液体の供給量が一定になり、単位時間当たりのノズル(32)からの噴霧量が一定になる。
この静電噴霧装置(10)では、袋状容器(31)が、液体の排出に伴って徐々に押し潰されてゆく。この実施形態では、袋状容器(31)が押し潰される際に、袋状容器(31)の外周部(31b)が必ず折り目となる。このため、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の変形の仕方が一定化され、袋状容器(31)全体としても変形の仕方が一定化される。
また、この実施形態では、袋状容器(31)の外周部(31b)が、図4(A)及び図4(B)に示すように、袋状容器(31)が変形する際に容器設置部(43)の壁面部(43b)に当接する。このため、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が、壁面部(43b)によって規定される。これにより、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の変形の仕方がさらに一定化され、袋状容器(31)全体の変形の仕方もさらに一定化される。
また、袋状容器(31)の外周部(31b)は、図4(B)に示すように、袋状容器(31)が変形する際に押圧部材(26)の外周部(26b)にも当接する。このため、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が、壁面部(43b)に当接する側だけでなく、押圧部材(26)に当接する側からも規定される。これにより、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の変形の仕方がさらに一定化され、袋状容器(31)全体の変形の仕方もさらに一定化される。
なお、袋状容器(31)の変形の仕方を一定にするためには、袋状容器(31)に変形部(33)を形成せずに、変形中の袋状容器(31)の外周部(31b)に当接する壁面部(43b)を容器設置部(43)に設けるだけでもよい。また、壁面部(43b)を容器設置部(43)に設けずに、袋状容器(31)に変形部(33)を形成するだけでもよい。
−実施形態の効果−
本実施形態では、押圧部材(26)によって変形させられている途中の袋状容器(31)の外周部(31b)に当接する壁面部(43b)を容器設置部に設けることで、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が一定化されるようにしている。
ここで、従来は、袋状容器(31)の変形の仕方が規定されておらず、袋状容器(31)の交換の前後において、袋状容器(31)の変形の仕方が一定にはならなかった。このため、押圧部材(26)から袋状容器(31)に伝達される荷重の大きさも微妙に異なり、ノズル(31)からの噴霧量が一定にはならなかった。
これに対して、本実施形態では、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が一定化されるようにしている。このため、壁面部(43b)がない場合に比べて、袋状容器(31)を変形させるたび毎で見た場合に、袋状容器(31)の変形の仕方が一定化され、袋状容器(31)と押圧部材(26)との接触状態も一定化される。従って、袋状容器(31)内の流体に作用する荷重の大きさも一定化されるので、ノズル(32)へ供給される流体量を一定化させることができ、ノズル(32)からの噴霧量を一定化させることができる。
また、本実施形態では、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状が、壁面部(43b)に当接する側だけでなく、押圧部材(26)に当接する側からも規定されるようにしている。これにより、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の形状がさらに一定化されるので、袋状容器(31)の変形の仕方が一定化される。従って、袋状容器(31)を変形させるたび毎のノズル(32)からの噴霧量をさらに一定化させることができる。
また、本実施形態では、外周部(31b)の対面部(43a)側の向きに合わせて、壁面部(43b)の向きが、対面部(43a)から離れるに従って広がるようにしている。このため、外周部(31b)の対面部(43a)側に対する壁面部(43b)の当たりの強さが、壁面部(43b)の高さ方向において比較的均一になり、壁面部(43b)が外周部(31b)に対して局所的に強く当たることを抑制することができる。ところで、壁面部(43b)が外周部(31b)に対して局所的に強く当たる場合には、強く当たる箇所の周辺に、折れ目やしわが形成されやすくなる。袋状容器(31)では、折れ目やしわが多くできるほど、折れ目やしわが他の部分の形状にも影響を与えるので、変形の仕方が不安定になる。この第3の発明では、外周部(31b)の対面部(43a)側に対する壁面部(43b)の当たりの強さが、壁面部(43b)の高さ方向において比較的均一になるので、外周部(31b)に折れ目やしわが形成されにくい。従って、袋状容器(31)を一定に変形させることの妨げとなる折り目やしわの形成を抑制できるので、袋状容器(31)の変形の仕方を一定化させることができる。
また、本実施形態では、袋状容器(31)の外周部(31b)に他の部分よりも折れ曲がり易い変形部(33)を設けることで、袋状容器(31)が変形する際に外周部(31b)の一定の位置に折り目が形成されるようにしている。このため、袋状容器(31)が変形する過程における外周部(31b)の変形の仕方が一定化されるので、袋状容器(31)全体としても変形の仕方が一定化され、袋状容器(31)と押圧部材(26)との接触状態も一定化される。従って、袋状容器(31)内の流体に作用する荷重の大きさも一定化されるので、ノズル(32)へ供給される流体量を一定化させることができ、ノズル(32)からの噴霧量を一定化させることができる。
また、本実施形態では、容器設置部(43)が、袋状容器(31)の平面形状と概ね同じ形状で同じ大きさである。このため、使用者が袋状容器(31)を交換するときに、袋状容器(31)は壁面部(43b)によって一定の位置に案内される。従って、袋状容器(31)の設置位置のずれによって、袋状容器(31)と押圧部材(26)との接触状態が変わることがない。このため、変形前の袋状容器(31)と押圧部材(26)との接触状態が一定化されるので、袋状容器(31)の変形の仕方をさらに一定化することができる。
−実施形態の変形例−
実施形態の変形例について説明する。この変形例では、図5に示すように、袋状容器(31)の変形部(33)が、隣接する部分に比べて肉厚が薄くすることによって形成されている。変形部(33)は、隣接する部分に比べて剛性が低いので、外周部(31b)の他の部分に比べて折れ曲がり易くなっている。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態について、板状の台座用部材(22)に長方形状の囲い(37)を設けることによって容器設置部(43)を構成してもよい。この場合、囲い(37)が全周に亘って繋がっていてもよいし、囲い(37)の途中に分断されている箇所が存在してもよい。
また、上記実施形態について、押圧部材(26)をモータによって駆動させてもよい。この場合、押圧部材(26)が袋状容器(31)を押圧する荷重の大きさが一定になるように、モータを一定の速度で回転させる。
また、上記実施形態について、ゼンマイ(25)の外側端部が、第2ケース(42)内の部材に連結されている。また、ゼンマイドラム(28)は、押圧部材(26)の背面に回転自在に支持されている。ゼンマイ(25)は、台座用部材(22)の容器設置部(43)の外側に形成された挿通孔に通されている(図示省略)。
また、上記実施形態について、噴霧する液体としてテアニンの水溶液を用いてもよい。また、カテキンやプロアントシアニジン等の抗酸化剤の水溶液を用いてもよい。また、微生物の繁殖を抑制する機能や微生物を死滅させる機能を有する物質を含んだ液体を用いてもよい。また、空気中の臭気分子を中和などによる化学変化で無臭化する物質を含んだ液体を用いてもよい。また、アレルゲンとなるタンパク質の抗原部位を化学的に変化させる物質を含んだ液体を用いてもよい。また、空気中の有害成分を化学変化によって無害化する物質を含んだ液体を用いてもよい。また、各種の香料や害虫の忌避剤等を含んだ液体を用いてもよい。
また、上記実施形態について、噴霧する流体として、ファンデーションのような流体を用いてもよい。
また、上記実施形態について、電界形成部(16)が、2つの電極から構成されていてもよい。この場合、2つの電極のうち一方がノズル(32)内の液体に接触し、他方がノズル(32)内の液体から絶縁される。電源部(24)によってこれらの電極間に電位差が与えられると、ノズル(32)の先端部に電界が形成される。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、電界形成部によって電界を形成してノズルから流体を噴霧する静電噴霧装置について有用である。
図1は、本発明の実施形態に係る静電噴霧装置を斜め前方の上側から見た斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る静電噴霧装置の断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る噴霧カートリッジの斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る静電噴霧装置の押圧機構の横断面図であり、(A)は袋状容器が押し潰される前の横断面図であり、(B)は袋状容器が押し潰された状態の横断面図である。 図5は、本発明の実施形態の変形例に係る袋状容器の端部の断面図である。
符号の説明
10 静電噴霧装置
15 押圧機構
26 押圧部材
31 袋状容器(容器部材)
31b 外周部
32 ノズル
33 変形部
43 容器設置部
43a 対面部
43b 壁面部

Claims (8)

  1. 流体を貯留する柔軟な容器部材(31)と、
    上記容器部材(31)内に連通するノズル(32)と、
    上記容器部材(31)が設置される容器設置部(43)と、
    上記容器設置部(43)に設置された容器部材(31)に当接して該容器部材(31)を押圧する押圧部材(26)とを備え、
    上記押圧部材(26)によって上記容器部材(31)を変形させることによって該容器部材(31)内の流体をノズル(32)へ送り込んで、該ノズル(32)の先端部に形成した電界によってノズル(32)の先端から流体を噴霧する静電噴霧装置であって、
    上記容器設置部(43)は、上記押圧部材(26)に対面して該押圧部材(26)と共に上記容器部材(31)を挟み込む対面部(43a)と、該対面部(43a)から立ち上がると共に上記容器部材(31)の外周に沿って延びるように形成されて、上記押圧部材(26)により押圧された該容器部材(31)の外周部(31b)に当接する壁面部(43b)とを備えていることを特徴とする静電噴霧装置。
  2. 請求項1において、
    上記押圧部材(26)は、上記容器部材(31)の上記外周部(31b)を上記壁面部(43b)と共に挟み込むように形成されていることを特徴とする静電噴霧装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記壁面部(43b)は、上記対面部(43a)から離れるに従って広がるように傾斜していることを特徴とする静電噴霧装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つにおいて、
    上記容器部材(31)のうち上記外周部(31b)には、他の部分よりも折れ曲がり易く形成された線状の変形部(33)が、該外周部(31b)が延びる方向に沿って設けられていることを特徴とする静電噴霧装置。
  5. 流体を貯留する柔軟な容器部材(31)と、
    上記容器部材(31)内に連通するノズル(32)と、
    上記容器部材(31)を前面及び背面の両側から挟んで該容器部材(31)を押圧する押圧機構(15)とを備え、
    上記押圧機構(15)によって上記容器部材(31)を変形させることによって該容器部材(31)内の流体をノズル(32)へ送り込んで、該ノズル(32)の先端部に形成した電界によってノズル(32)の先端から流体を噴霧する静電噴霧装置であって、
    上記容器部材(31)のうち前面と背面の間に位置する外周部(31b)には、他の部分よりも折れ曲がり易く形成された線状の変形部(33)が、該外周部(31b)が延びる方向に沿って設けられていることを特徴とする静電噴霧装置。
  6. 請求項5において、
    上記容器部材(31)は、扁平な形状に形成される一方、
    上記変形部(33)は、平坦に形成された前面と背面との間に位置する外周部(31b)に形成されていることを特徴とする静電噴霧装置。
  7. 請求項5又は6において、
    上記変形部(33)は、予め折り曲げられた折り目であることを特徴とする静電噴霧装置。
  8. 請求項5又は6において、
    上記変形部(33)は、隣接する部分に比べて肉厚が薄くなっていることを特徴とする静電噴霧装置。
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