JP2009039184A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009039184A
JP2009039184A JP2007204923A JP2007204923A JP2009039184A JP 2009039184 A JP2009039184 A JP 2009039184A JP 2007204923 A JP2007204923 A JP 2007204923A JP 2007204923 A JP2007204923 A JP 2007204923A JP 2009039184 A JP2009039184 A JP 2009039184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving wall
wall surface
guide
tapered
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007204923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5102554B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Ishihara
慶隆 石原
Kazuyoshi Hara
和良 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Imasen Electric Industrial Co Ltd filed Critical Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007204923A priority Critical patent/JP5102554B2/ja
Priority to US12/185,789 priority patent/US7798574B2/en
Publication of JP2009039184A publication Critical patent/JP2009039184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5102554B2 publication Critical patent/JP5102554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/235Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
    • B60N2/2356Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
    • B60N2/236Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls linearly movable
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】固定側ハウジングにおけるガイド部の受承壁面の直下又はその近傍に位置する連結部の強度を従来よりも高めたリクライニング装置を提供する。
【解決手段】リクライニング装置を構成する固定側ハウジングには、ガイド部60が突設されている。ガイド部60には、リクライニング装置を構成するロックギヤと接触して該ロックギヤの移動をガイドするための受承壁面61と、その受承壁面61に連なる頂上面62とが形成されている。前記ガイド部60の受承壁面61と頂上面62とが交わる位置にある受承壁面61の先端部には、テーパーをつけた面取り部63が設けられている。更に受承壁面61の基端部の直下又はその近傍には、前記面取り部63に対応するテーパー面66aを有する肉部66が設けられている。この肉部66により、固定側ハウジングにおけるガイド部60とそれ以外の部位との連結部64が厚肉化されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として車両用シートのリクライニング装置に関する。特に、リクライニング装置の構成要素であるハウジング部材の構造的補強に関するものである。
シート(座部)に対してシートバック(背もたれ部)を傾動可能に支持すると共に、シートバックをロック状態とアンロック状態とで切り換え可能なタイプのリクライニング装置が知られている。かかるリクライニング装置は、例えば特許文献1に開示されている。以下、特許文献1で用いられている参照番号を引用しつつ、特許文献1の技術内容を簡単に説明する。
特許文献1のリクライニング装置は、外殻が個々に円盤形状をしてなる固定側ハウジング11及び回転側ハウジング12を備え、両ハウジング11,12を互いに対向して嵌め合わせることにより構成されている。固定側ハウジング11は車両用シートのシートクッション側に取り付けられ、回転側ハウジング12は車両用シートのシートバック側に取り付けられる。互いに対向配置された固定側及び回転側ハウジング11,12間には収容空間が確保され、この収容空間内には、複数のスライドポール15(「ロックギヤ」ともいう)、回転カム16、その他の部材が収容される。
回転側ハウジング12には、内周側に内歯を有する円環状のラチェット12c(「内歯ギヤ」に相当)が設けられている。他方、各スライドポール15の先端側には、前記ラチェット12cの内歯と噛合可能な外歯が設けられている。回転カム16は、複数のスライドポール15の各々をラチェット12cの内歯に向けて押動させるべく、一群のスライドポール15の中心域に配設されている。そして、回転カム16の操作に応じて各スライドポール15の外歯をラチェット12cの内歯に対して係合又は離脱させることにより、シートバックのロック又はアンロック状態を実現している。
特許文献1の図7(本願の図7(a)として再掲)に示すように、固定側ハウジング11には、いくつかのガイド部30が一体形成されている。これらのガイド部30は、隣り合う二つのガイド部30の間に配置されるスライドポール15を固定側ハウジング11の半径方向に沿って移動可能に保持するための部位であり、各ガイド部30には、スライドポール15と接触する受承壁面31が形成されている。この受承壁面31は、スライドポール15のラチェット12cに対する進退をガイドするガイド面としての機能と、当該スライドポール15の周方向への移動を規制する規制面としての機能とを併せ持つ。更に各ガイド部30にあっては、その一つの受承壁面31に対して設けられた二つの応力集中部33と、二つの応力集中部33の間にあって当該受承壁面31のほぼ中央部に位置する平坦部分34とが設けられている。
特開2005−312891号
特許文献1の固定側ハウジング11は材料となる金属板をプレス成形して得たものであり、各ガイド部30についても、当該固定側ハウジング11の一側面から回転側ハウジング12に向けたプレス成形によって一体形成したものである。それ故、プレス成形用金型の直角エッジ形状を反映して、図7(b)に示すように、ガイド部30とそれに連なる本体部側部位41とが、固定側ハウジング11の厚み方向(同図では上下方向)に段差状にずれた断面構造となっている。その結果、受承壁面31の直下に位置する連結部42(つまり、ガイド部30とそれに連なる本体部側部位41とを連結している連結部42)の肉厚が非常に薄くなっている。このため、車両衝突時の大荷重がスライドポール15を介して受承壁面31に及んだ場合に、受承壁面31直下の肉薄な連結部42が破断するおそれがある。
なお、特許文献1の技術は、ガイド部30の受承壁面31において二つの応力集中部33及び両応力集中部に対し相対的に後退した平坦部分34という構造を採用することにより、スライドポール15の操作に必要な力を軽減しつつ、シートバックを傾動させた際の荷重に対する耐久性を確保することを目的とする。しかしそれにもかかわらず、例えば車両衝突時のように、スライドポール15がガイド部30の受承壁面31(特に応力集中部33)を押圧する面圧が非常に高くなると、上記の肉薄な連結部42が破断する危険性が高いという欠点を有している。
本発明の目的は、固定側ハウジングにおけるガイド部の受承壁面の直下又はその近傍に位置する連結部の強度を従来よりも高めたリクライニング装置を提供することにある。
本発明は、互いに対向配置される固定側ハウジング及び回転側ハウジングを備え、前記回転側ハウジングには内歯ギヤが設けられ、前記固定側及び回転側ハウジング間に確保された収容空間には、前記内歯ギヤに対して係合離脱可能なロックギヤが移動可能に設けられてなるリクライニング装置である。前記固定側ハウジングには、前記回転側ハウジングに向けて突出する複数のガイド部が設けられると共に、各ガイド部には、前記ロックギヤと接触して該ロックギヤの移動をガイドするための受承壁面と、その受承壁面に連なる頂上面とが形成されている。前記ガイド部の受承壁面と頂上面とが交わる位置にある前記受承壁面の先端部には、テーパーをつけた面取り部が設けられている。前記受承壁面の基端部の直下又はその近傍において、前記テーパーをつけた面取り部に対応するテーパー面を有する肉部を設けることにより、前記固定側ハウジングにおけるガイド部とそれ以外の部位との連結部を厚肉化している。
本発明のリクライニング装置は好ましくは、前記連結部を厚肉化する肉部が、前記テーパーをつけた面取り部と対向配置されており、前記肉部のテーパー面が、前記テーパーをつけた面取り部と略平行な関係にあるものである。好ましくは、前記テーパーをつけた面取り部は、前記受承壁面と頂上面とが交わる位置にある前記受承壁面の先端部の全範囲のうちの一部に設けられているものである。更に好ましくは、前記固定側ハウジングは金属板のプレス成形によって製造されたものであり、前記ガイド部の受承壁面、頂上面及びテーパーをつけた面取り部、並びに、前記肉部によって厚肉化された連結部は、前記金属板のプレス成形時に一体成形されたものである。
本発明によれば、固定側ハウジングにおいて、ガイド部の受承壁面の基端部の直下又はその近傍において、テーパーをつけた面取り部に対応するテーパー面を有する肉部を設けることにより、固定側ハウジングにおけるガイド部とそれ以外の部位との連結部を厚肉化したので、当該連結部の強度を従来以上に強化することができる。それ故、例えば車両衝突時などにロックギヤがガイド部の受承壁面を高い面圧で押圧した場合でも、上記連結部が破断する危険性を従来よりも低減することができる。
本発明では、ガイド部の受承壁面の基端部の直下又はその近傍において、テーパー面を有する肉部を設けて連結部の厚肉化を図っただけでなく、受承壁面の先端部において前記肉部のテーパー面に対応するテーパーをつけた面取り部を併せて設けている。このため、金属板のプレス成形によって固定側ハウジングを製造する場合でも、成形用金型のエッジ部が金属板(固定側ハウジング)に食い込んで上記連結部にプレス歪みが集中するという事態を回避することができ、プレス歪みに起因するプレス時破断や成形不良の発生を極力防止することができる。それ故、耐久性に優れた固定側ハウジングとすることができる。
また本発明では、ガイド部の受承壁面の先端部にテーパーをつけた面取り部を設けた結果、その分だけ受承壁面の面積を小さくできるため、ロックギヤの操作に必要な力を軽減することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態のリクライニング装置は、上記背景技術の欄で説明したリクライニング装置と同様の基本構造を備えている。即ち図4に示すように、本実施形態のリクライニング装置は、互いに対向配置される固定側ハウジング50及び回転側ハウジング12を備えている。そして、その回転側ハウジング12には内歯ギヤ12cが設けられ、固定側及び回転側ハウジング50,12間に確保された収容空間Sには、前記内歯ギヤ12cに対して係合離脱可能なロックギヤ15が移動可能に設けられている。本実施形態の構造的特徴は主に固定側ハウジング50にあるので、固定側ハウジング50に的を絞って以下説明する。
図1〜図3は、車両シートのリクライニング装置に用いられる固定側ハウジングとしてのベースプレート50を示す。図1及び図2に示すように、ベースプレート50は、その外縁が円形をした円盤状の部材として形成されている。ベースプレート50はリング状の外周部51を有することで、その内側には凹所52が確保されている。ベースプレート50の中央には貫通孔53が形成されている。
ベースプレート50の凹所52内であって前記中央の貫通孔53を取り囲む位置には、合計4つのガイド部60(60A,60B,60C,60D)が突設されている。本実施形態では、ガイド部60Aと60Bとが一対をなすと共に、ガイド部60Cと60Dとが一対をなしている。つまり、ガイド部対が二組(二対)存在している。各ガイド部対における二つのガイド部60間の領域は、ロックギヤ15をベースプレート50の半径方向に進退可能に保持するための領域として確保されている。即ち本実施形態のベースプレート50は、二つのロックギヤ15を保持可能なベースプレートである。
次に、各ガイド部60の構造的特徴について説明する。なお、図2(b)は、図2(a)に示す一対のガイド部60A,60Bを跨ぐように設定されたC−C線に沿った概略断面を示す。また、図3(a)は、図1のA−A線に沿った断面の部分拡大図であり、この図3(a)は図2(b)中に二点鎖線円で囲った部分の拡大図に相当する。
図2及び図3に示すように、各ガイド部60は、ロックギヤ15に接触して当該ロックギヤ15をガイドするための受承壁面61を有している。各ガイド部60の受承壁面61は、その受承壁面61が当該ガイド部(例えば60A)と対をなすもう一方のガイド部(例えば60B)の受承壁面61と相対向する位置に設けられている。この受承壁面61は、前記凹所52の底面52aに対して略垂直に(最も好ましくは直角に)起立している。また、各ガイド部60の頂上には頂上面62が形成されており、この頂上面62は前記凹所52の底面52aと平行な関係にある。
各ガイド部60において、受承壁面61と頂上面62とが交わる位置に位置する受承壁面61の先端部(図3では上端部)には、面取り部63が設けられている。この面取り部63は、受承壁面61及び頂上面62の双方に対して傾斜した、つまりテーパーをつけた面として形成されている。なお、図1からわかるように本実施形態では、受承壁面61と頂上面62とが交わる位置にある受承壁面61の先端部の全範囲(つまり受承壁面61に沿ったガイド範囲の全範囲)のうちの一部分、より具体的には、受承壁面61のガイド方向両端部付近を除いた中央部分にだけ、面取り部63が設けられており、それ以外の部分には敢えて面取り部は設けられていない。面取り部63の形成長は、受承壁面61と頂上面62とが交わる位置にある受承壁面61の先端部の全長の約1/4〜1/2(本実施形態では約1/3)程度である。面取り部63を有する中央部以外の部分は、図3(b)に示すように、従来例と同様の断面構造を有している。
他方、図3(a)に示すように、各ガイド部60の受承壁面61の直下で、且つ前記テーパーをつけた面取り部63のほぼ真下にあたる位置には、連結部64が設けられている。この連結部64は、ガイド部60と、前記凹所52の底面52aの下側にある壁部とを連結する部位である。この連結部64は、ガイド部60の下面65から下向きに盛り上がった肉部66を有しており、その肉部66には、前記ガイド下面65に対して傾斜したテーパー面66aが形成されている。この肉部66は、テーパーをつけた面取り部63と上下に対向配置されている。また、肉部テーパー面66aの傾斜角度は、前記面取り部63の傾斜角度と同程度であり、その結果、テーパーをつけた面取り部63と肉部66のテーパー面66aとは略平行な関係にある。
なお、ガイド部60Aの断面を示す図3(a)を参照して、各ガイド部60における面取り部63や連結部64を厚肉化する肉部66等の構造を説明したが、同様の構造を他の三つのガイド部60B、60C及び60Dもそれぞれに有している。
本実施形態では、固定側ハウジングとしてのベースプレート50のガイド部60の受承壁面61の基端部の直下又はその近傍において、テーパーをつけた面取り部63と対向配置され且つその面取り部63と略平行なテーパー面66aを有する肉部66を設けることにより、ガイド部60とそれ以外の部位との連結部64を厚肉化している。従って、当該連結部64の強度を従来以上に強化することができ、それ故、例えば車両衝突時などにロックギヤ15がガイド部60の受承壁面61を高い面圧で押圧した場合でも、上記連結部64が破断する危険性を従来よりも低減することができる。
本実施形態では、ガイド部60の受承壁面61の基端部の直下又はその近傍において、テーパー面66aを有する肉部66を設けて連結部64の厚肉化を図っただけでなく、前記肉部66に対応する受承壁面61の先端部において、肉部66のテーパー面66aと略平行な関係にあるテーパーをつけた面取り部63を併せて設けている。このため、金属板のプレス成形によってベースプレート50を製造する場合でも、成形用金型のエッジ部が金属板(ひいてはベースプレート50)に食い込んで上記連結部64にプレス歪みが集中するという事態を回避することができる。ひいては、歪みの集中によるプレス時破断や、肉不足や肉余り等に起因する成形不良の発生を極力防止することができる。従って、本実施形態によれば、従来品よりも更に耐久性に優れたプレス成形品としてのベースプレート50を提供することができる。
本実施形態では、ガイド部60の受承壁面61の先端部にテーパーをつけた面取り部63を設けた結果、その分だけ受承壁面61の面積が小さくなっている。それ故、ロックギヤ15の操作に必要な力を軽減することができる。
本実施形態では、ガイド部60の受承壁面61の先端部の全範囲のうちの約1/4〜1/2の範囲(受承壁面61のガイド方向両端部付近を除いた中央部分)にだけ、テーパーをつけた面取り部63を設けている。翻って言えば、受承壁面61の先端部にテーパーをつけた面取り部63が設けられていない範囲において、面取り部63が存在しないが故に受承壁面61の面積が多少とも多く確保されている。従って、本実施形態のガイド部60にあっては、テーパーをつけた面取り部63が付与されたからと言って受承壁面61の本来の機能(つまり受圧機能)が犠牲にされているわけではなく、当該ガイド部60の受承壁面61には、ロックギヤ15との接触面積が不足無く確保されている。つまり本実施形態では、テーパーをつけた面取り部63を設けることによる連結部64の強度向上と、ガイド部60の受承壁面61の受圧面積を不足無く確保することの二つの技術的要請が、いずれか一方を犠牲にすることなくバランス良く両立されている。
本実施形態のベースプレート50は、金属板のプレス成形によって製造されたものであり、ガイド部60の受承壁面61、頂上面62及びテーパーをつけた面取り部63、並びに、前記肉部66によって厚肉化された連結部64も、前記金属板のプレス成形時に一体同時成形されたものである。このベースプレート50では、その一方の面側にテーパー面66aを有する肉部66をプレス成形するにあたり、反対面側にテーパーをつけた面取り部63を対応させて同時プレス成形しているので、金属素材の変形・移動に無理が無い。従って、上述のように連結部64にプレス歪みが集中する事態を回避し、歪みの集中によるプレス時破断や、肉不足や肉余り等に起因する成形不良を防止しながら、高品質のベースプレート50をプレス成形で製造することができる。
[変更例]本発明の実施形態は、図1〜図4に示した実施形態に限定されるものではなく、図5及び図6に示すような形態で変更実施することもできる。図5及び図6は、テーパーをつけた面取り部63の形成長に関するバリエーションを示す。図5の変更例では、受承壁面61と頂上面62とが交わる位置にある受承壁面61の先端部の全範囲のうち、受承壁面61のガイド方向両端部の一方の端部から中央部分にわたる範囲において、テーパーをつけた面取り部63が設けられている。また、図6の変更例では、受承壁面61と頂上面62とが交わる位置にある受承壁面61の先端部の全範囲にわたって、テーパーをつけた面取り部63が設けられている。なお、これらの図面からはわからないが、これらの変更例における受承壁面61の基端部の直下又はその近傍には、テーパーをつけた面取り部63に対して対向配置され、且つその面取り部63と略平行なテーパー面66aを有する肉部66が設けられていることは言うまでもない。なお、図5及び図6の変更例では、テーパーをつけた面取り部63の形成長が長くなることでその分だけ受承壁面61の面積が若干狭くなるが、テーパーをつけた面取り部63に対応する肉部66の形成長も長くなるという点で、上記実施形態の場合よりも連結部64の強度アップをより優先した設計になっている。
上記実施形態(図1〜図4)及び上記変更例(図5及び図6)では、一つのガイド部60に一つの受承壁面61が形成されたベースプレート50を示したが、従来例と同じく、一つのガイド部60に二つの受承壁面61が形成されるタイプのベースプレートに本発明を適用してもよい。
[注釈]本明細書では、受承壁面61の先端部に位置するテーパーをつけた面取り部63と、受承壁面61の直下又はその近傍に位置する肉部66のテーパー面66aとが、「略平行」な関係にある旨述べているが、この「略平行」とは、幾何学的に厳密な意味での平行を指すものではなく、金属板のプレス成形で連結部64を成形するに際して、当該連結部64への歪みの集中、あるいは肉不足又は肉余りに起因する成形不良等を回避するという目的にかなう限り、被成形部位としてのテーパーをつけた面取り部63と肉部テーパー面66aとの平行性が少々満たされていなくてもよい、という意味である。
一実施形態に従うリクライニング装置の固定側ハウジングを示す斜視図。 (a)は図1に示す固定側ハウジングの平面図、(b)は(a)のC−C線での断面図。 (a)は図1のA−A線断面の拡大概略断面図、(b)は図1のB−B線断面の拡大概略断面図。 リクライニング装置の全体の概略断面図。 固定側ハウジングのガイド部の第1の変更例を示す部分斜視図。 固定側ハウジングのガイド部の第2の変更例を示す部分斜視図。 (a)は従来の固定側ハウジングのガイド部を示す部分斜視図、(b)は(a)のX−X線断面の拡大概略断面図。
符号の説明
12…回転側ハウジング、12a…内歯ギヤ、15…ロックギヤ、50…ベースプレート(固定側ハウジング)、60(60A,60B,60C,60D)…ガイド部、61…受承壁面、62…頂上面、63…面取り部、64…連結部、66…連結部の一部を構成する肉部、66a…肉部のテーパー面、S…収容空間。

Claims (4)

  1. 互いに対向配置される固定側ハウジング及び回転側ハウジングを備え、前記回転側ハウジングには内歯ギヤが設けられ、前記固定側及び回転側ハウジング間に確保された収容空間には、前記内歯ギヤに対して係合離脱可能なロックギヤが移動可能に設けられてなるリクライニング装置において、
    前記固定側ハウジングには、前記回転側ハウジングに向けて突出する複数のガイド部が設けられると共に、各ガイド部には、前記ロックギヤと接触して該ロックギヤの移動をガイドするための受承壁面と、その受承壁面に連なる頂上面とが形成されており、
    前記ガイド部の受承壁面と頂上面とが交わる位置にある前記受承壁面の先端部には、テーパーをつけた面取り部が設けられ、
    前記受承壁面の基端部の直下又はその近傍において、前記テーパーをつけた面取り部に対応するテーパー面を有する肉部を設けることにより、前記固定側ハウジングにおけるガイド部とそれ以外の部位との連結部を厚肉化したことを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記連結部を厚肉化する肉部は、前記テーパーをつけた面取り部と対向配置されており、前記肉部のテーパー面は、前記テーパーをつけた面取り部と略平行な関係にあることを特徴とする請求項1に記載のリクライニング装置。
  3. 前記テーパーをつけた面取り部は、前記受承壁面と頂上面とが交わる位置にある前記受承壁面の先端部の全範囲のうちの一部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリクライニング装置。
  4. 前記固定側ハウジングは金属板のプレス成形によって製造されたものであり、前記ガイド部の受承壁面、頂上面及びテーパーをつけた面取り部、並びに、前記肉部によって厚肉化された連結部は、前記金属板のプレス成形時に一体成形されたものであることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のリクライニング装置。
JP2007204923A 2007-08-07 2007-08-07 リクライニング装置 Active JP5102554B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007204923A JP5102554B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 リクライニング装置
US12/185,789 US7798574B2 (en) 2007-08-07 2008-08-04 Reclining apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007204923A JP5102554B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 リクライニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009039184A true JP2009039184A (ja) 2009-02-26
JP5102554B2 JP5102554B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40345252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007204923A Active JP5102554B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 リクライニング装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7798574B2 (ja)
JP (1) JP5102554B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009041491B4 (de) * 2009-09-10 2013-04-11 Keiper Gmbh & Co. Kg Beschlag für einen Fahrzeugsitz und Fahrzeugsitz
FR2951413B1 (fr) * 2009-10-20 2012-02-24 Faurecia Sieges Automobile Mecanisme de reglage de siege de vehicule automobile, et siege de vehicule
CN102753384A (zh) * 2010-02-26 2012-10-24 株式会社今仙电机制作所 倾斜装置
JP5644288B2 (ja) * 2010-09-07 2014-12-24 株式会社今仙電機製作所 リクライニング装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282078A (ja) * 2001-03-26 2002-10-02 Shiroki Corp リクライニング装置
JP2003070584A (ja) * 2001-09-04 2003-03-11 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2003265259A (ja) * 2002-03-14 2003-09-24 Araco Corp リクライニング装置
JP2004000360A (ja) * 2002-06-03 2004-01-08 Shiroki Corp リクライニング装置のラチェット及びその製造方法
JP2004049771A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Shiroki Corp リクライニング機構のラチェット、その製造方法及びリクライニング機構のラチェットの形成金型

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2834492C3 (de) * 1978-08-07 1994-07-28 Keiper Recaro Gmbh Co Gelenkbeschlag für einen Sitz mit verstellbarer Rückenlehne, insbesondere Kraftfahrzeugsitz
DE3118896C2 (de) * 1981-05-13 1984-09-06 Keiper Automobiltechnik Gmbh & Co Kg, 5630 Remscheid Drehgelenk, insbesondere für Sitze mit verstellbarer Rückenlehne
DE3322178A1 (de) * 1983-06-21 1985-01-10 Keiper Recaro GmbH & Co, 5630 Remscheid Drehgelenk, insbesondere fuer sitze mit verstellbarer rueckenlehne
JP3132642B2 (ja) * 1996-05-22 2001-02-05 池田物産株式会社 内歯式リクライニングデバイス
JP4806909B2 (ja) 2003-08-22 2011-11-02 トヨタ紡織株式会社 リクライニング装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282078A (ja) * 2001-03-26 2002-10-02 Shiroki Corp リクライニング装置
JP2003070584A (ja) * 2001-09-04 2003-03-11 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2003265259A (ja) * 2002-03-14 2003-09-24 Araco Corp リクライニング装置
JP2004000360A (ja) * 2002-06-03 2004-01-08 Shiroki Corp リクライニング装置のラチェット及びその製造方法
JP2004049771A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Shiroki Corp リクライニング機構のラチェット、その製造方法及びリクライニング機構のラチェットの形成金型

Also Published As

Publication number Publication date
US20090038433A1 (en) 2009-02-12
US7798574B2 (en) 2010-09-21
JP5102554B2 (ja) 2012-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5102554B2 (ja) リクライニング装置
JP5641807B2 (ja) 半中空形材製造用押出ダイス
JP4784086B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
US20210162892A1 (en) Vehicle seat recliner
CN101229784A (zh) 车辆的座椅斜倚设备
JP2016165968A (ja) ヘッドレストステーの製造方法
US7284798B2 (en) Vehicle-seat reclining device and production method therefor
US20230009295A1 (en) Vehicle recliner
KR20170020363A (ko) 성형재 제조 방법 및 그 성형재
EP1191241A1 (en) Method of manufacturing ball joint and housing for the ball joint
US7678007B2 (en) Reclining device incorporation by reference
EP3064288A1 (en) Sheet forming method
US20230116979A1 (en) Recliner for vehicle
US11872915B2 (en) Vehicle seat reclining device
JPH1177218A (ja) 鍛造用金型装置
JP2007130307A (ja) リクライニング装置
JP5641830B2 (ja) 半中空形材製造用押出ダイス
JP4859034B2 (ja) シート
JP4956245B2 (ja) 車両用ホイールディスクおよびその製造方法
US9770752B2 (en) Manufacturing method of gears for a speed change device and its apparatus
JP2013209042A (ja) 車両用ホイールディスクの成形方法、及び車両用ホイール
JP5617699B2 (ja) 排気管支持用ブラケットおよびその製造方法
US12017563B2 (en) Seat recliner for vehicles
KR102684768B1 (ko) 차량의 시트 리클라이너
JP6609496B2 (ja) サスペンション部材及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120418

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5102554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250