JP2009039051A - 海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造 - Google Patents

海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の海苔乾燥装置の温湿度を、建屋及び/又は海苔乾燥機に配備した、温湿度センサと、補助加熱室・ダクト、又は間仕切り手段等を利用して、コントロールする方法、及び装置がある。しかし、これらの発明は、従来の装置に、付帯設備を装備することで、その目的を達成するものである。従って、生海苔生成の量産化の傾向と、燃料消費及び/又はCO2の軽減化の見地から、更なる改良が望まれる。
【構成】建屋に、海苔乾燥機と、加熱室とを配備し、建屋に、加熱室に建屋内の空気を供給する空気供給ルートを設ける構造であり、空気供給ルートは、海苔乾燥機の天井面に、この海苔乾燥機の長手方向及び/又は短手方向の両隅部、略中心部に設けた送風用のノズルと、送風用のノズルからの吐出空気を、海苔乾燥機の天井面に沿って流し、加熱室の吸込み口に誘導する構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造。
【選択図】図1−1

Description

本発明は、海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造に関する。
本出願人は、この種の海苔乾燥方法と、海苔乾燥装置に関しては、幾多の提案をしており、その提案は、実用に供されている。その一例は、特開2004−97128の「海苔乾燥の最適環境維持を図る温湿度測定方法」と、特開2004−97127の「加熱室内蔵のダクトを利用した海苔乾燥方法と、その海苔乾燥装置」と、実開平3−24893の「海苔乾燥建屋を間仕切りして形成される間仕切り室にヒートポンプ式除湿機を装備した海苔乾燥装置」等がある。これらの発明、考案は、海苔乾燥装置の温湿度を、建屋及び/又は海苔乾燥機に配備した、温湿度センサと、補助加熱室・ダクト、又は間仕切り手段等を利用して、コントロールする方法、及び装置である。その目的は、従来の装置に、付帯設備を装備することで、その目的を達成することを意図する。しかし、生海苔生成の量産化の傾向と、燃料消費及び/又はCO2の軽減化の見地から、更なる改良が望まれる状況となった。
上記に鑑みて、先行文献を調査したところ、次に挙げる考案、発明が、その改良点の一部を構成するものと考えられる。
文献(1)は、実開平2−75173号の「乾燥装置」であって、この明細書の中で、熱風漏れを防止するために、エアーカーテン装置を設けることと、このエアーカーテンに設けたノズルが角度変更可能とする構造が開示されている。このノズルの角度の変更を介して、乾燥炉内の熱風の漏洩量を少なくするとともに、外気の侵入量の調整を図り、炉内の急激な温度変化を防止することを意図する。
また文献(2)は、特開2002−147953の「乾燥装置」であって、この明細書の中で、乾燥装置の側面に、エアーカーテン装置を付設し、このエアーカーテンを閉塞することで、乾燥装置内の悪臭を、装置外に排出することを回避し、悪臭公害を防止することを意図する。
さらに文献(3)は、特開2006−226645の「蒸気ジェット式乾燥装置」であって、この明細書の中で、配管中に混合気体を適量噴射できるエジェクタを配備することで、乾燥室内に、収容された燃焼処理物の効率的な燃焼を図り、必要な混合気体を適量噴射可能とすることで、その目的を達成することを意図する。
実開平2−75173号 特開2002−147953 特開2006−226645
以上で挙げた文献(1)、(2)は、エアーの遮断を行なうために、エアーカーテン(装置)を採用した構造であり、従来のエアーカーテンによる開閉の役割である。従って、省エネの達成と、保温・保湿という海苔乾燥機にとって、重要な要素をコントロールする構造ではない。
また文献(3)は、エジェクタを配管に設け、混合気体の噴射を意図する構造であり、従来のエジェクタによる噴射量の調整という役割である。従って、文献(1)、(2)と同様に省エネの達成と、保温・保湿という海苔乾燥機にとって、重要な要素をコントロールする構造ではない。
請求項1の発明は、海苔乾燥機の天井面に、その長手方向及び/又は短手方向の両隅部、略中心部にエジェクタ、又はエアーカーテンを設ける構造とすることで、建屋内に温風及び/又は外気等の空気を効率よく供給し、空気の有効利用と、省エネを達成すること、また保温・保湿という海苔乾燥機にとって、重要な要素をコントロールすること等を意図する。そして、請求項1の発明は、この空気の有効利用と、省エネを達成し、かつ海苔乾燥機の保温・保湿を達成し、乾海苔の効率的な製造と、割れ防止、表面のてりの確保等を図り、品質の向上を図ること等を意図する。また請求項1の発明は、エアーカーテンを利用して、使用済の温風(幾分低いが熱風である)を、再度、加熱室に戻して、この温風を有効利用(省エネ、環境保護、資源の有効利用等)することを意図する。
請求項1は、海苔乾燥建屋に、海苔簀、及びこの海苔簀搬送用の搬送機構を備えた海苔乾燥機と、多数のファンを有する吸込み口、及び燃焼釜を備えた、前記海苔乾燥機に開口した熱風供給口に連設する加熱室とを配備し、前記加熱室に建屋内の空気を供給する空気供給ルートを設ける構造であり、この空気供給ルートは、前記海苔乾燥機の天井面に、この海苔乾燥機の長手方向及び/又は短手方向の両隅部(加熱室の反対側「一方の角隅部」と、加熱室側「他方の角隅部」との隅部)、略中心部に設けたエジェクタ、又はエアーカーテンとして役立つ送風用のノズルと、この送風用のノズルからの吐出空気を、海苔乾燥機の天井面に沿って流す構造とし、この空気供給ルートを介して、前記吐出空気を、前記加熱室に設けた吸込み口に誘導する構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適で、かつ効率的な保温・保湿ができる送風用のノズル構造を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、
前記海苔乾燥機の天井面に設けた送風用のノズルを、この海苔乾燥機の長手方向及び/又は短手方向の一方の角隅部に設ける構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適で、かつ効率的な保温・保湿エジェクタの構造を提供することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、
前記送風用のノズルが、前記海苔乾燥機の天井面に設けた回転手段を介して回転する構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適で、かつ効率的な保温・保湿エジェクタ、又はエアーカーテンの構造を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、
前記送風用のノズルから、前記建屋に設けた温湿度センサの指令で、前記加熱室に設けた吸込み口に、個別に送風可能とする構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造である。
請求項1の発明は、海苔乾燥建屋に、海苔簀、及び海苔簀搬送用の搬送機構を備えた海苔乾燥機と、多数のファンを有する吸込み口、及び燃焼釜を備えた、海苔乾燥機に開口した熱風供給口に連設する加熱室とを配備し、加熱室に建屋内の空気を供給する空気供給ルートを設ける構造であり、
空気供給ルートは、海苔乾燥機の天井面に、海苔乾燥機の長手方向及び/又は短手方向の両隅部、略中心部に設けたエジェクタ、又はエアーカーテンとして役立つ送風用のノズルと、送風用のノズルからの吐出空気を、海苔乾燥機の天井面に沿って流す構造とし、
空気供給ルートを介して、吐出空気を、加熱室に設けた吸込み口に誘導する構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造である。
従って、請求項1は、海苔乾燥機の天井面に、その長手方向及び/又は短手方向の両隅部、略中心部にエジェクタ、又はエアーカーテンを設ける構造とすることで、建屋内に温風及び/又は外気等の空気を効率よく供給し、空気の有効利用と、省エネを達成できること、また保温・保湿という海苔乾燥機にとって、重要な要素をコントロールできること等の特徴を有する。そして、請求項1は、この空気の有効利用と、省エネを達成し、かつ海苔乾燥機の保温・保湿を達成し、乾海苔の効率的な製造と、割れ防止、表面のてりの確保等を図り、品質の向上が図れる実益がある。また請求項1は、エアーカーテンを利用して、使用済の温風(幾分低いが熱風である)を、再度、加熱室に戻して、この温風を有効利用(省エネ、環境保護、資源の有効利用等)が図れる利点がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、海苔乾燥機の天井面に設けた送風用のノズルを、海苔乾燥機の長手方向及び/又は短手方向の一方の角隅部に設ける構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適で、かつ効率的な保温・保湿ができる送風用のノズル構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、送風用のノズルが、海苔乾燥機の天井面に設けた回転手段を介して回転する構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適で、かつ効率的な保温・保湿エジェクタの構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、送風用のノズルから、建屋に設けた温湿度センサの指令で、前記加熱室に設けた吸込み口に、個別に送風可能とする構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適で、かつ効率的な保温・保湿エジェクタ、又はエアーカーテンの構造を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1−1は建屋と海苔乾燥機との関係を示したもので、送風用のノズルを一方の角隅部に設けた正面模式図、図1−2は建屋と海苔乾燥機との関係を示したもので、送風用のノズルを略中心部に設けた正面模式図、図1−3は建屋と海苔乾燥機との関係を示したもので、送風用のノズルを他方の角隅部に設けた正面模式図、図2は海苔乾燥機の全体斜視図、図3は送風用のノズルの一例の側面図、図4は送風用のノズルの一例を示した斜視図、図5は送風用のノズルの他の一例を示した斜視図である。
図において、建屋1には仕切り板2を介して海苔乾燥機3が設けられている。また、建屋1には外気吸込み用の天井ファン5を設ける。そして、望ましくは、このファン5の中央から、海苔乾燥機3の天井面3aの距離は、吸込み外気による室温低下(温風の急冷化)、又はファン5の能力、台数の減少化、効率化等を考慮し、略5m〜略8mを確保する構造とする。図中300は海苔乾燥機3に装備される複数枚の海苔簀、301はこの海苔簀300を周設移動する搬送機構を示している。
図中6は海苔乾燥機3に隣接された加熱室で、この加熱室6には、吸込み用のファン600を、その吸込み口601に設けるとともに、釜602と、図示しないがバーナを内装する。この加熱室6と、海苔乾燥機3とは、熱風供給口7に連設されており、この加熱室6の熱風が、海苔乾燥機3に供給される。
そして、建屋1に設けた海苔乾燥機3の天井面3aに設けた送風用のノズル8で、この送風用のノズル8は、天井面3aの長手方向に向って、その略全体の長さで、及び/又は、この天井面3aの短手方向の一方の角隅部3−1か、略中心部3−2、又は他方の角隅部3−3に設ける。この送風用のノズル8は、原則として、短手方向の一箇所であるが、複数の構造もあり得る。そして、この送風用のノズル8は、台車、チェーン装置等を介して、天井面3aを、少なくとも短手方向に移動することも可能であり、同時に自動コントロールする移動もあり得る。
この送風用のノズル8は、ケーシング80の一方に吸込み口81を有し、その長手方向にノズル83と、取付け部材84とを有する。この取付け部材84を介して、軸9(回転軸)に取付けられ、この軸9の回転を介して、ノズル83の噴射方向を変更できる構造である。尚、軸9は固定式と、回転式があり、またこの回転式は、連続回転、間欠回転等があり得る。そして、屋上のファン5を介して、吸込んだ外気及び/又は建屋1・海苔乾燥機3からの内気(空気とする)を、この送風用のノズル8より噴射を介して、この天井面3aと、加熱室6の吸込み口601との間に、例えば、図1−1〜図1−2に示したように、エアーカーテン方式の空気供給ルートAを形成する。この空気供給ルートAを介して、前記多数の吸込み口601の全体、又は個々に、吐出空気を供給する。この空気供給ルートAを形成することで、必要とする温湿度の空気及び/又はその空気量を、確実かつスムースに供給できる。この空気供給ルートAで、吐出空気を、確実かつスムースに供給するには、この送風用のノズル8より噴射とファン600との関連性が重要であり、この両者がマッチングしたときに、前記必要とする温湿度の空気及び/又はその空気量を、確実かつスムースに提供できることと、海苔乾燥機3の保温・保湿効果が期待できること、過乾燥の状態を回避し、海苔の割れ、縮み防止等に役立つこと(品質の向上)、また加熱室6からの保温・保湿用の吐出空気の供給が可能となること等の数々の特徴がある。図1−1の例では、天井面3aの一方の角隅部3−1に送風用のノズル8を設けた例であり、海苔乾燥機3より排出される使用済の温風(湿潤した空気)を、有効利用するために、天井面3aの全体に空気供給ルートAを形成する。この例では、使用済の温風を、加熱室6に略全部を送り、再利用する。また図1−2の例では、天井面3aの略中心部3−2に送風用のノズル8を設けた例であり、海苔乾燥機3より排出される使用済の温風(湿潤した空気)を、一部利用するために、天井面3aの半分に空気供給ルートAを形成する。この例では、使用済の温風と、建屋1内の空気か、又は外気との混合(ミキシング)を図り、この混合空気を、加熱室6に送り、一部再利用する。以上の如く(他の例も同じ)、海苔乾燥機3内の処理対象の海苔枚数と、海苔原藻の状態等を考慮して選択し、品質の良い乾海苔を生成する。また省エネルギー、合理性に寄与する構造である。
さらにこの送風用のノズル8は、図1−3に示したように、換気用のエアーカーテン方式の空気吸込みルートBを形成する。この空気吸込みルートBを介して、外気を直接、加熱室6に供給する構造であり、海苔乾燥機3内の過湿・高温の解消と、過乾燥による弊害等の解消を図る。また釜602の冷却と、燃焼効率の向上を図る。また必要とする温湿度の空気及び/又はその空気量を、確実かつスムースに供給する構成とする。その他は、前述の送風用のノズル8の構成に準ずる。
そして、この送風用のノズル8の望ましい構造は、図1−1に示した例では、海苔乾燥機3の天井面3aに、かつその長手方向及び/又は一方の角隅部3−1に、複数個(単独も可能、以下同じ)の送風用のノズル8を連設する構造とし、この各送風用のノズル8のノズル83を介して、換気用・混合用とし、外気を吸込み、矢印「イ」の方向に導き、使用済みの暖気を、加熱室6に戻すこと、混合空気の生成に利用する。この例では、使用済みの暖気を、外気との混合空気に比し、多くする。また図1−2に示した例では、海苔乾燥機3の天井面3aに、かつその長手方向及び/又は略中心部3−2に、複数個の送風用のノズル8を連設する構造とし、この各送風用のノズル8のノズル83を介して、換気用・混合用とし、外気を吸込み、矢印「ロ−1」の方向に導き、使用済みの暖気を、加熱室6に戻すとともに、外気との混合空気の生成に利用する。この例では、使用済みの暖気と、外気との混合空気とを略半々とする。さらに図1−3に示した例では、海苔乾燥機3の天井面3aに、かつその長手方向及び/又は他方の角隅部3−3に、複数個の送風用のノズル8を連設する構造とし、この各送風用のノズル8のノズル83を介して、保温・保湿用の吐出空気を、海苔乾燥機3の天井面3aに沿って矢印「ロ−2」の方向に導き、使用済みの暖気を、少量、加熱室6に戻し、多くの混合空気の生成に利用する。この例では、使用済みの暖気が少なく、外気との混合空気が大部分を占める構造とする。
またこの送風用のノズル8は、ギヤモータ85及び/又はカム86を介して、連続回転する構造と、又は個別回転する構造等の如く、自由な回転が可能となり、この回転を利用して、保温・保湿用の吐出空気の噴射方向の選択と、この選択による多用な送風が図れ、有効かつ有益と考えられる。そして、この回転が、停止手段を介して、スムースかつ速やかに停止できる構造となっている。尚、図示しないが、この送風用のノズル8は、一連(一体形)の構造もあり得る。
そして、図示しないが、補助加熱室の併用と、建屋1の天井面の仕切り板の配備等を介して、保温・保湿用の空気の循環ルート(矢印「ハ」の流れ)の活用及び/又は効率化等を図ること、又は使用済の暖気の有効利用と、またこの使用済の暖気と外気との混合利用が図れること等の特徴が考えられる。尚、前記送風用のノズル8、又はエアーカーテン10から噴射される保温・保湿用の吐出空気は、図示しないが、建屋1、海苔乾燥機3、又は加熱室6等に配備した、温湿度センサの検知と、制御部による指令で、自動制御されることもあり得る。
図1−1は建屋と海苔乾燥機との関係を示したもので、送風用のノズルを一方の角隅部に設けた正面模式図 図1−2は建屋と海苔乾燥機との関係を示したもので、送風用のノズルを略中心部に設けた正面模式図 図1−3は建屋と海苔乾燥機との関係を示したもので、送風用のノズルを他方の角隅部に設けた正面模式図 図2は海苔乾燥機の全体斜視図 図3は送風用のノズルの一例の側面図 図4は送風用のノズルの一例を示した斜視図 図5は送風用のノズルの他の一例を示した斜視図
符号の説明
1 建屋
2 仕切り板
3 海苔乾燥機
3a 天井面
3−1 一方の角隅部
3−2 略中心部
3−3 他方の角隅部
300 海苔簀
301 搬送機構
5 ファン
6 加熱室
600 ファン
601 吸込み口
602 釜
7 熱風供給口
8 送風用のノズル
80 ケーシング
81 吸込み口
83 ノズル
84 取付け部材
85 ギヤモータ
86 カム
9 軸
A 空気供給ルート
B 空気吸込みルート

Claims (4)

  1. 海苔乾燥建屋に、海苔簀、及びこの海苔簀搬送用の搬送機構を備えた海苔乾燥機と、多数のファンを有する吸込み口、及び燃焼釜を備えた、前記海苔乾燥機に開口した熱風供給口に連設する加熱室とを配備し、前記加熱室に建屋内の空気を供給する空気供給ルートを設ける構造であり、
    この空気供給ルートは、前記海苔乾燥機の天井面に、この海苔乾燥機の長手方向及び/又は短手方向の両隅部、略中心部に設けたエジェクタ、又はエアーカーテンとして役立つ送風用のノズルと、この送風用のノズルからの吐出空気を、海苔乾燥機の天井面に沿って流す構造とし、
    この空気供給ルートを介して、前記吐出空気を、前記加熱室に設けた吸込み口に誘導する構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造。
  2. 請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、
    前記海苔乾燥機の天井面に設けた送風用のノズルを、この海苔乾燥機の長手方向及び/又は短手方向の一方の角隅部に設ける構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造。
  3. 請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、
    前記送風用のノズルが、前記海苔乾燥機の天井面に設けた回転手段を介して回転する構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造。
  4. 請求項1に記載の海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造であって、
    前記送風用のノズルから、前記建屋に設けた温湿度センサの指令で、前記加熱室に設けた吸込み口に、個別に送風可能とする構成とした海苔乾燥建屋に設ける送風用のノズルによるエジェクタ、又はエアーカーテンの構造。
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