JP2009038933A - 車両の駆動ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】給電ケーブルの発熱が抑制された車両の駆動ユニットを提供する。
【解決手段】車両の駆動ユニットは、オイル900が貯留されたケーシング100と、ケーシング100内に収納され、車両の駆動力を発生させるとともに、相対的に低負荷の第1状態と相対的に高負荷の第2状態とを実現可能なモータジェネレータ220と、ケーシング100外に設けられ、モータジェネレータ220に電力を供給するケーブル3A2と、ケーシング100上に設けられ、ケーブル3A2の一端部が接続される端子台320と、オイル900を貯留し、端子台320をオイル900に浸すことが可能なキャッチタンク800とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】車両の駆動ユニットは、オイル900が貯留されたケーシング100と、ケーシング100内に収納され、車両の駆動力を発生させるとともに、相対的に低負荷の第1状態と相対的に高負荷の第2状態とを実現可能なモータジェネレータ220と、ケーシング100外に設けられ、モータジェネレータ220に電力を供給するケーブル3A2と、ケーシング100上に設けられ、ケーブル3A2の一端部が接続される端子台320と、オイル900を貯留し、端子台320をオイル900に浸すことが可能なキャッチタンク800とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両の駆動ユニットに関し、特に、回転電機に電力を供給するケーブルが接続される車両の駆動ユニットに関する。
特開2004−148984号公報(特許文献1)においては、電動機と電力ケーブルとの間に設けられた冷却路に、ラジエータからの冷却水を供給することが記載されている。
特開2006−296103号公報(特許文献2)においては、モータの端子ボックスの近傍に冷媒通路を形成することが記載されている。
また、特開2005−278277号公報(特許文献3)においては、パワーケーブルの端部と接触するヒートシンクに向けて冷却媒体を吐出することが記載されている。
特開2004−148984号公報
特開2006−296103号公報
特開2005−278277号公報
回転電機の動力を用いて車両を駆動する車両の駆動ユニットにおいては、たとえば登坂時などの高負荷時に、回転電機や該回転電機に電力を供給する給電ケーブルに発熱が生じる。この発熱が過度に大きくなると、車両の駆動ユニットの動作の信頼性が低下するなどの問題が生じ得るため、回転電機に温度センサを取り付け、ある温度に達した時点で回転電機の出力を制限することが従来から行なわれている。
上記のように、回転電機の出力が制限された後、回転電機は比較的速く冷却されるのに対し、給電ケーブルは比較的冷却に長い時間を要する傾向にある。給電ケーブルの温度が十分に低下していない状態で、回転電機の出力制限が解除されると、給電ケーブルの発熱が過度に大きくなるという問題が生じ得る。
なお、特許文献1〜3は、給電ケーブルの発熱抑制という観点からは、必ずしも十分なものではない。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、給電ケーブルの発熱が抑制された車両の駆動ユニットを提供することにある。
本発明に係る車両の駆動ユニットは、オイルが貯留されたケーシングと、ケーシング内に収納され、車両の駆動力を発生させるとともに、相対的に低負荷の第1状態と相対的に高負荷の第2状態とを実現可能な回転電機と、ケーシング外に設けられ、回転電機に電力を供給する給電ケーブルと、ケーシング上に設けられ、給電ケーブルの一端部が接続される端子台と、オイルを貯留し、少なくとも第2状態において端子台の少なくとも一部を貯留されたオイルに浸すことが可能なオイル貯留部とを備える。
上記構成によれば、回転電機の高負荷時に、端子台をオイル貯留部に貯留されたオイルに浸すことにより、端子台に接続された給電ケーブルの冷却がオイルにより促進される。したがって、給電ケーブルの発熱が抑制された車両の駆動ユニットが提供される。
上記車両の駆動ユニットは、好ましくは、回転電機の駆動力を伝達するとともにケーシングの底部に貯留されたオイルを掻き上げるギヤ機構をさらに備え、ギヤ機構により掻き上げられたオイルがオイル貯留部に導かれる。
上記構成によれば、回転電機の駆動力を伝達するギヤ機構により掻き上げられたオイルがオイル貯留部に導かれるので、回転電機の高負荷時におけるオイル貯留部へのオイルの供給を促進することができる。したがって、ケーブルの発熱を効果的に抑制することができる。
1つの例として、上記車両の駆動ユニットにおいて、ギヤ機構は、回転電機の動力が伝達されるカウンタギヤと、カウンタギヤの動力が伝達されるディファレンシャルギヤとを含む。
上記車両の駆動ユニットにおいて、好ましくは、オイル貯留部に貯留されたオイルがケーシング内に収納された回転電機に導かれる。
上記構成によれば、オイル貯留部のオイルによって給電ケーブルおよび回転電機の双方を冷却することで、回転電機の温度と給電ケーブルの温度とを近づけることができる。この結果、給電ケーブルの温度だけが上昇することが抑制される。
上記車両の駆動ユニットは、好ましくは、給電ケーブルの他端部に向けてオイルが流れることを抑制する防油構造を含む。
上記構成によれば、給電ケーブルの他端部にオイルが流出することを抑制することができる。
本発明によれば、車両の駆動ユニットにおいて、給電ケーブルの発熱を抑制することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の構成を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係る車両の駆動ユニットが適用されるハイブリッド車両の構成を示す概略図である。図1を参照して、本実施の形態に係るハイブリッド車両は、エンジン1と、駆動ユニット2と、PCU3と、バッテリ4とを含んで構成される。駆動ユニット2は、ケーブル3Aを介してPCU3と電気的に接続される。また、PCU3は、ケーブル4Aを介してバッテリ4と電気的に接続される。
内燃機関であるエンジン1は、ガソリンエンジンであってもよいし、ディーゼルエンジンであってもよい。駆動ユニット2は、エンジン1とともに車両を駆動する駆動力を発生させる。エンジン1および駆動ユニット2は、ともにハイブリッド車両のエンジンルーム内に設けられている。また、PCU3は、駆動ユニット2の動作を制御する制御装置である。
図2は、駆動ユニットの構成を示す概略図である。図2を参照して、駆動ユニット2は、ケーシング100と、モータジェネレータ200と、端子台310,320と、動力分割機構400と、カウンタギヤ500と、ディファレンシャルギヤ600と、ドライブシャフト受け部700と、キャッチタンク800とを含んで構成される。
モータジェネレータ200は、モータジェネレータ210,220を含む。モータジェネレータ210,220は、電動機および発電機の少なくとも一方の機能を有する回転電機である。動力分割機構400は、モータジェネレータ210,220の間に設けられる。カウンタギヤ500は、動力分割機構400とディファレンシャルギヤ600との間に設けられる。そして、ディファレンシャルギヤ600は、ドライブシャフト受け部700を介してドライブシャフトと接続される。モータジェネレータ210,220、動力分割機構400、カウンタギヤ500およびディファレンシャルギヤ600は、ケーシング100内に設けられる。
モータジェネレータ200(210,220)は、ケーシング100に設けられた端子台310,320を介してケーブル3A(3A1,3A2)と電気的に接続される。ケーブル3A1,3A2の他端は、PCU3に接続される。これにより、バッテリ4とモータジェネレータ210,220とが、PCU3を介して電気的に接続される。
ケーシング100の底部には、オイル900が貯留されている。駆動ユニット2の駆動時には、たとえばディファレンシャルギヤ600がオイル900を掻き上げる。ディファレンシャルギヤ600により掻き上げられたオイルは900は、キャッチタンク800に一旦貯留される。キャッチタンク800から流れ出たオイル900は、ケーシング100内に収納されたモータジェネレータ200やその他の各部分に供給され、潤滑や冷却に寄与する。
図3は、モータジェネレータ200および動力分割機構400の詳細について説明するための模式図である。
図3を参照して、モータジェネレータ210,220は、それぞれ、ロータ211,221と、ステータ212,222と、ステータ212,222に巻回されるステータコイル213,223とを含んで構成される。
また、動力分割機構400は、プラネタリギヤ410,420を含んで構成される。プラネタリギヤ410,420は、それぞれ、サンギヤ411,421、ピニオンギヤ412,422、プラネタリキャリヤ413,423およびリングギヤ414,424を含んで構成される。
エンジン1のクランクシャフト1Aと、モータジェネレータ210のロータ211と、モータジェネレータ220のロータ221とは、同じ軸を中心に回転する。
プラネタリギヤ410におけるサンギヤ411は、クランクシャフト1Aに軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸に結合される。リングギヤ414は、クランクシャフト1Aと同軸上で回転可能に支持されている。ピニオンギヤ412は、サンギヤ411とリングギヤ414との間に配置され、サンギヤ411の外周を自転しながら公転する。プラネタリキャリヤ413は、クランクシャフト1Aの端部に結合され、各ピニオンギヤ412の回転軸を支持する。
モータジェネレータ220のロータ221は、減速機としてのプラネタリギヤ420を介して、プラネタリギヤ410のリングギヤ414と一体的に回転するリングギヤケースに結合されている。
プラネタリギヤ420は、回転要素の1つであるプラネタリキャリヤ423が車両駆動装置のケースに固定された構造により減速を行なう。すなわち、プラネタリギヤ420は、ロータ221のシャフトに結合されたサンギヤ421と、リングギヤ414と一体的に回転するリングギヤ424と、リングギヤ424およびサンギヤ421に噛み合い、サンギヤ421の回転をリングギヤ424に伝達するピニオンギヤ422とを含む。
車両の走行時において、エンジン1から出力された動力は、クランクシャフト1Aに伝達され、動力分割機構400により2経路に分割される。
上記2経路のうちの一方は、カウンタギヤ500から、ディファレンシャルギヤ600を介してドライブシャフト受け部700に伝達される経路である。ドライブシャフト受け部700に伝達された駆動力は、ドライブシャフトを介して駆動輪に回転力として伝達されて、車両を走行させる。
もう一方は、モータジェネレータ210を駆動させて発電する経路である。モータジェネレータ210は、動力分割機構400により分配されたエンジン1の動力により発電する。モータジェネレータ210により発電された電力は、車両の走行状態や、バッテリ4の状態に応じて使い分けられる。たとえば、車両の通常走行時および急加速時においては、モータジェネレータ210により発電された電力はそのままモータジェネレータ220を駆動させる電力となる。一方、バッテリ4において定められた条件の下では、モータジェネレータ210により発電された電力は、PCU3内に設けられたインバータおよびコンバータを介してバッテリ4に蓄えられる。
モータジェネレータ220は、バッテリ4に蓄えられた電力およびモータジェネレータ210により発電された電力のうちの少なくとも一方の電力により駆動する。モータジェネレータ220の駆動力は、カウンタギヤ500からディファレンシャルギヤ600を介してドライブシャフト受け部700に伝達される。このようにすることで、モータジェネレータ220からの駆動力によりエンジン1の駆動力をアシストしたり、モータジェネレータ220からの駆動力のみにより車両を走行させたりすることができる。
一方、車両の回生制動時には、駆動輪は車体の慣性力により回転させられる。駆動輪からの回転力によりドライブシャフト受け部700、ディファレンシャルギヤ600およびカウンタギヤ500を介してモータジェネレータ220が駆動される。このとき、モータジェネレータ220が発電機として作動する。このように、モータジェネレータ220は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作用する。モータジェネレータ220により発電された電力は、PCU3内に設けられたインバータを介してバッテリ4に蓄えられる。
図4は、モータジェネレータ220のステータコイル223とケーブル3A2とを接続する端子台320の周辺構造を示す図である。図4を参照して、本実施の形態に係る駆動ユニット2では、ステータコイル223とケーブル3A2との接続部が、キャッチタンク800に貯留されたオイル900内に沈められている。
より具体的には、ステータコイル223のバスバー223Aと、ケーブル3A2のケーブル端子3Bとが端子台320上でボルトなどの締結部材1000により締結されることで、ステータコイル223とケーブル3A2とが電気的に接続されている。この締結部分がオイル900に浸されることにより、バスバー223Aやケーブル端子3Bが冷却される。この結果、ケーブル3A2の熱がバスバー223Aやケーブル端子3Bに奪われ、ケーブル3A2が冷却されることになる。
ハイブリッド車両の走行時において、モータジェネレータ220の負荷が高くなると、モータジェネレータ220におけるロータ221およびステータコイル223や、モータジェネレータ220に電力を供給するケーブル3A2の発熱が大きくなる。
従来の駆動ユニットでは、モータジェネレータは、冷却オイルなどが供給されることで素早く冷却されるが、ケーブルは、空冷であるため、冷却されるのに比較的長い時間を要し、ケーブルの温度がモータジェネレータに対して上昇しやすいという状況が生じていた。
これに対し、本実施の形態に係る駆動ユニット2では、ケーブル端子3Bにモータジェネレータ220の冷却用オイルを供給することにより、ケーブル3A2の温度とモータジェネレータ220の温度との乖離を抑制している。この結果、駆動ユニット2の動作の信頼性が向上する。
このように、ケーブル3A2の端子部を油没させる場合、ケーブル3A2が油を吸込んで、ケーブル3A2の他端部に位置するPCU3にオイルが流れ込むことが懸念される。しかしながら、本実施の形態に係る駆動ユニット2では、ケーブル3A2の冷却に着目して、敢えてケーブル端子3Bを油没させている。なお、PCU3に油が流れ込むことは、何らかの防油構造を適用することで回避可能である。
次に、図5を用いて、モータジェネレータ220のステータコイル223とケーブル3A2とを接続する端子台320の周辺構造の変形例について説明する。図5を参照して、本変形例に係る構造は、ケーブル端子3Bとバスバー223Aとの間に介装部材1100を設けることにより、端子台320は油没させるがケーブル端子3Bは油没させないようにしたことを特徴とする。これにより、オイル900がケーブル3A2に沿って流れ、PCU3に達することを抑制することができる。すなわち、介装部材1100は、ケーブル3Bの他端部に向けてオイル900が流れることを抑制する「防油構造」の1つの例である。なお、介装部材1100は、熱伝導性の高い金属(たとえば銅など)により構成される。
本実施の形態に係る車両の駆動ユニットによれば、モータジェネレータ220の高負荷時に、端子台320をキャッチタンク800に貯留されたオイル900に浸すことにより、端子台320に接続されたケーブル3A2の冷却がオイル900により促進される。この結果、ケーブル3A2の発熱が抑制される。
また、モータジェネレータ220は、3相モータジェネレータであるが、ケーブル端子3Bおよび端子台320を油没させることで、ケーブル端子3Bおよび端子台320の劣化を抑制し、相間絶縁を確実に保つという効果も期待できる。
また、モータジェネレータ220の駆動力を伝達するディファレンシャルギヤ600により掻き上げられたオイル900をキャッチタンク800に導くことにより、モータジェネレータ220の高負荷時において、キャッチタンク800へのオイルの供給を促進してケーブル3A2を効率よく冷却することができる。
そして、キャッチタンク800に貯留されたオイル900をケーシング100内に収納されたモータジェネレータ220に導き、オイル900によってケーブル3A2およびモータジェネレータ220の双方を冷却することで、モータジェネレータ220の温度とケーブル3A2の温度とを近づけることができるので、ケーブル3A2の温度だけが上昇することが抑制される。
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係る車両の駆動ユニットは、オイル900が貯留されたケーシング100と、ケーシング100内に収納され、車両の駆動力を発生させるとともに、相対的に低負荷の「第1状態」と相対的に高負荷の「第2状態」とを実現可能な「回転電機」としてのモータジェネレータ220と、ケーシング100外に設けられ、モータジェネレータ220に電力を供給する「給電ケーブル」としてのケーブル3A2と、ケーシング100上に設けられ、ケーブル3A2の一端部が接続される端子台320と、オイル900を貯留し、端子台320をオイル900に浸すことが可能な「オイル貯留部」としてのキャッチタンク800とを備える。
また、本実施の形態に係る駆動ユニットは、モータジェネレータ220の駆動力を伝達するとともにケーシング100の底部に貯留されたオイル900を掻き上げる「ギヤ機構」としてのディファレンシャルギヤ600をさらに備え、ディファレンシャルギヤ600により掻き上げられたオイル900がキャッチタンク800に導かれる。
なお、端子台320は、モータジェネレータ220の低負荷時には必ずしも油没している必要はなく、少なくともモータジェネレータ220の高負荷時(所定値以上の負荷が作用した時)において油没していればよい。また、ケーブル3A2の冷却効果が得られる限り、必ずしも端子台320の全体がオイル900に浸される必要はなく、端子台320の一部がオイル900に浸されてもよい。また、キャッチタンク800にオイル900を掻き上げる「ギヤ機構」は、ディファレンシャルギヤ600に限定されず、たとえば、カウンタギヤ500によってキャッチタンク800にオイル900を掻き上げるようにしてもよい。また、電動ポンプを用いてキャッチタンク800にオイル900を供給するようにしてもよい。また、「オイル貯留部」は、キャッチタンク800とは別に設けられてもよい。
また、本実施の形態では、モータジェネレータ220用の端子台320の周辺構造について主に説明したが、モータジェネレータ210用の端子台310の周辺構造においても、上記と同様の思想を適用することは、当然に可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 エンジン、1A クランクシャフト、2 駆動ユニット、3 PCU、3A,3A1,3A2,4A ケーブル、3B ケーブル端子、4 バッテリ、100 ケーシング、200,210,220 モータジェネレータ、211,221 ロータ、212,222 ステータ、213,223 ステータコイル、223A バスバー、310,320 端子台、400 動力分割機構、410,420 プラネタリギヤ、411,421 サンギヤ、412,422 ピニオンギヤ、413,423 プラネタリキャリヤ、414,424 リングギヤ、500 カウンタギヤ、600 ディファレンシャルギヤ、700 ドライブシャフト受け部、800 キャッチタンク、900 オイル、1000 締結部材、1100 介装部材。
Claims (5)
- オイルが貯留されたケーシングと、
前記ケーシング内に収納され、車両の駆動力を発生させるとともに、相対的に低負荷の第1状態と相対的に高負荷の第2状態とを実現可能な回転電機と、
前記ケーシング外に設けられ、前記回転電機に電力を供給する給電ケーブルと、
前記ケーシング上に設けられ、前記給電ケーブルの一端部が接続される端子台と、
前記オイルを貯留し、少なくとも前記第2状態において前記端子台の少なくとも一部を貯留された前記オイルに浸すことが可能なオイル貯留部とを備えた、車両の駆動ユニット。 - 前記回転電機の駆動力を伝達するとともに前記ケーシングの底部に貯留された前記オイルを掻き上げるギヤ機構をさらに備え、
前記ギヤ機構により掻き上げられた前記オイルが前記オイル貯留部に導かれる、請求項1に記載の車両の駆動ユニット。 - 前記ギヤ機構は、
前記回転電機の動力が伝達されるカウンタギヤと、
前記カウンタギヤの動力が伝達されるディファレンシャルギヤとを含む、請求項2に記載の車両の駆動ユニット。 - 前記オイル貯留部に貯留された前記オイルが前記ケーシング内に収納された前記回転電機に導かれる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両の駆動ユニット。
- 前記給電ケーブルの他端部に向けて前記オイルが流れることを抑制する防油構造を含む、請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両の駆動ユニット。
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