JP2009038584A - 電子機器の機能制限制御システムおよび機能制限制御方法 - Google Patents

電子機器の機能制限制御システムおよび機能制限制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009038584A
JP2009038584A JP2007200953A JP2007200953A JP2009038584A JP 2009038584 A JP2009038584 A JP 2009038584A JP 2007200953 A JP2007200953 A JP 2007200953A JP 2007200953 A JP2007200953 A JP 2007200953A JP 2009038584 A JP2009038584 A JP 2009038584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
authentication
electronic device
code
authentication code
restriction control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007200953A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Maruyama
忠幸 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007200953A priority Critical patent/JP2009038584A/ja
Publication of JP2009038584A publication Critical patent/JP2009038584A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】電子機器の機能制限制御を容易に行うことができる機能制限制御システムおよび機能制限制御方法を提供する。
【解決手段】動作監視部101は、電子機器120の各種イベントを検出する。イベント管理部102は、動作監視部101により検出されたイベントに応じて、機能モジュール122の機能制限制御種別を選択する。当該機能制限制御種別に対応する要求コードが入力された認証コード発行部104は、機能制限制御種別に応じた認証コードを生成する。認証部107は、入力された認証コードに基づいて認証を行い、機能モジュール122を動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定する。制御信号出力部110は、認証部107の決定に応じて、機能モジュール122を動作可能状態または動作不能状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器の機能制限制御システム、および機能制限制御方法に関する。
近年、家電製品等の電子機器では、必要に応じて機器機能の実行を制限する機能制限制御技術が使用されている。この種の技術として、ライセンス認証等を行うことにより、予め実行が制限されている機器機能を実行可能にする技術や、電子機器が特定の状態になったときに、特定の機能または全機能の実行を制限する技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
予め実行が制限されている機器機能をライセンス認証等により実行可能にする技術は、例えば、テレビやオーディオ機器類等の電子機器に使用されている。この種の電子機器は、例えば、一部の機能に実行制限を加えた状態で販売され、高機能化(実行制限の解除)を欲する機器購入者に対して、別途、制限解除用のライセンスが販売される。これにより、削減された機能に応じて価格を低下させて、消費者が容易に購入できるようにすることができる。また、追加でライセンスを購入した消費者は、新たな電子機器を購入することなく高機能化を実現することができる。
一方、電子機器が特定の状態になったときに、機器機能の実行を制限する技術は、例えば、電熱ヒータ等の電子機器に使用されている。この種の電子機器では、当該技術を使用することにより、例えば、長期使用に伴う部品の劣化や消耗に起因する電子機器の異常動作や、電子機器の設計者の想定範囲を超えた使用等に起因する事故の発生が防止されている。ここで、設計者の想定範囲を超えた使用とは、使用手順を無視した異常な操作等を指す。このように、電子機器の使用過程において、電子機器が、事故が発生しうる特定の状態になったときに、機器機能の実行を制限することにより、使用者の安全を確保することが可能になる。
図17は、上述のような機能制限制御を行う従来の電子機器の一例を示す機能ブロック図である。なお、図17では、メモリカード等の外部メモリ1705を電子機器1709のメモリスロット等に装着することにより、機器機能の実行制限が解除される電子機器1709を例示している。
図17に示すように、電子機器1709は、それぞれ別の機能を実現する、第1の機能モジュール1706と第2の機能モジュール1707とを備えている。図17の例では、第1の機能モジュール1706が、半導体装置1701内の回路の一部として構成されており、第2の機能モジュール1707が、半導体装置1701外の回路として構成されている。
半導体装置1701は、不揮発性のメモリ回路1702、レジスタ回路1703、および機能制限制御回路1704を備える。不揮発性のメモリ回路1702には、認証用の鍵コードが記録されている。ここで、認証用の鍵コードは、電子機器1709に装着された外部メモリ1705に記録されている鍵解除コードが、適切な鍵解除コードであるか否かを識別するための鍵コードである。
レジスタ回路1703には、電子機器1709に外部メモリ1705が装着された際に、外部メモリ1705から読み出された鍵解除コードが記録される。機能制限制御回路1704は、メモリ回路1702に記録された鍵コードと、レジスタ回路1703に記録された鍵解除コードとを比較し、例えば、両コードが一致するか否かを判断する。両コードが一致する場合、機能制限制御回路1704は、第1および第2の機能モジュール1706、1707に制限解除信号1708を出力する。制限解除信号1708を受信した第1および第2の機能モジュール1706、1707は動作可能となる。これにより、電子機器1709において、第1および第2の機能モジュール1706、1707の機能が利用できるようになる。
特開2003−44798号公報
しかしながら、上述のように、固定コードからなる鍵解除コードを入力して機能の実行制限を解除する方式には、以下のような問題がある。
まず、鍵解除コードの漏洩があった場合、その漏洩した鍵解除コードを使用することにより、実行が制限されている機能の正当な使用許可を得ていない者が、当該機能を使用できることになる。特に、使用者の安全を確保するために、使用方法を十分に把握した者のみにその機能を使用させる目的で機能実行制限がなされている電子機器では、使用方法を把握していない者が、当該機能を使用できることになる。また、経時変化による劣化や消耗等に起因する機器の動作異常の有無を確認するために、使用者に異常有無の点検を要求する目的で実行制限がなされる電子機器では、漏洩した鍵解除コードを使用することにより、異常有無の点検がなされなくても当該機能を使用できる。これらの場合、安全性が確保されていない状態で電子機器が使用できることになるため問題である。さらに、制限解除用ライセンスコード(鍵解除コード)を別途購入することにより高機能化を実現する電子機器では、制限解除用ライセンスコードを購入した者のみに高機能化を許可するという目的を達成できなくなる。
また、当該方式では、電子機器が特定の状態になったときに機能制限制御を行う場合にも不具合が生じる。ここで、特定の状態になった場合の機能制限制御とは、例えば、連続通電時間が所定時間に到達した場合や、累積使用時間が所定時間に到達した場合等に、点検が完了するまで、その機能の使用を強制的に停止させる状況である。電子機器が特定の状態になったときに機能の実行制限を行う場合、電子機器がその特定状態になったときに、鍵コードまたは鍵解除コードを無効化する必要がある。すなわち、上述の従来技術では、外部メモリカードに格納された解除鍵コードまたは電子機器に記録されている鍵コードを、消去あるいは編集しなければならない。この場合、電子機器を再び動作可能な状態にするためには、解除鍵コードと鍵コードとを一致する状態に再度コードを編集する必要があり、その作業は非常に煩雑である。
また、鍵コードまたは鍵解除コードを無効化した場合、電子機器では、直ちにその機能を使用することができなくなる。上記特定の条件はマージンを有していることが多く、数回や数時間等の短期間の使用であれば当該機能を問題なく使用できる状態であることが多い。この場合、使用者がその短期間の使用を望む場合であっても、使用者はその機能を一切使用することができず、非常に不便である。
さらに、本方式では、電子機器が、複数の機能モジュールを備えている場合、機能モジュールごとに機能制限制御を行うためには、機能制限制御種別に応じた鍵コード、および鍵解除コードを設定する必要がある。この場合、鍵解除コードの管理が煩雑になる。
加えて、解除鍵コードの発行者(機器メーカーや認証団体など)と、電子機器の使用者とが異なっている場合にも不具合が生じる。例えば、特定期間や特定回数等、期間制限された鍵解除コードを入力することが必要な機能モジュールを搭載した電子機器では、使用者は、毎回鍵解除コードを発行者に対して請求する必要がある。
本発明は、以上のような従来の課題を解決するためになされたものであり、電子機器の機能制限制御を容易に行うことができる機能制限制御システムおよび機能制限制御方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、以下の技術的手段を採用している。まず、本発明は、電子機器の所定の機能を実現する機能モジュールに対して機能制限制御を行う電子機器の機能制限制御システムを前提としている。そして、本発明に係る電子機器の機能制限制御システムは、電子機器の各種イベントを検出する動作監視部を備える。各種イベントは、例えば、電子機器に配置された各種センサの出力値変動や、電子機器の電源のオン/オフ、電子機器に対する入力等を含む。イベント管理部は、動作監視部により検出されたイベントに応じて、機能モジュールの機能制限制御種別を選択する。当該機能制限制御種別に対応する要求コードが入力された認証コード発行部は、機能制限制御種別に応じた認証コードを生成する。ここで、機能制限制御種別とは、例えば、機能制限制御を直ちに実行する、所定期間後に実行する、所定期間の間実行する、電子機器の状態を確認した上で実行可否を判断する等の、機能制限制御の種別を指す。認証部は、入力された認証コードに基づいて認証を行い、機能モジュールを動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定する。制御信号出力部は、認証部の決定に応じて、機能モジュールを動作可能状態または動作不能状態とする。なお、上記機能制限制御には、機能モジュールを動作可能状態にする場合と、動作不能状態にする場合との双方が含まれる。
本構成によれば、電気機器において検出されたイベントに応じて、機能制限制御種別が選択される。また、機能モジュールを動作可能状態にする等の認証が、機能制限制御種別に応じて生成された認証コードに基づいて実施される。このため、使用者が複数の認証コードを管理する必要がなく、異なる機能制限制御を容易に実現することができる。
上記認証コード発行部は、電子機器の使用者に対して、質問事項に対する回答の入力を要求するQA判定部を備えることが好ましい。本構成では、例えば、イベント管理部が、特定の機能制限制御種別を選択した場合に、QA判定部が、電子機器の使用者との対話的な入出力の結果に応じて電子機器の状態等を確認し、認証コード発行部が認証コードを生成する。
本構成によれば、電子機器の現実の状態等を使用者に入力させることができ、簡易な安全性検査の結果等を反映した機能制限制御を行うことが可能となる。
また、イベント管理部が特定の機能制限制御種別を選択した場合、認証コード発行部は、電子機器外部の外部認証コード生成装置により外部認証コードを生成するための、電子機器を識別する情報を含む識別用認証コードを生成する構成とすることもできる。この場合、認証部は、識別用認証コードに基づいて生成された外部認証コードが入力されたときに、当該外部認証コードに基づいて認証を行い、機能モジュールを動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定する。
本構成によれば、電子機器ごとに、固有の外部認証コードを生成することができ、認証コードの漏洩が発生した場合でも、他の電子機器での使用を不可能にすることができる。このため、例えば、特定の機能モジュールを動作可能状態にする動作制限制御を実施する場合の課金を確実に行うことができる。
上記各構成において、機能制限制御種別は、期間または回数を限定して、機能モジュールを動作可能状態とする機能制限制御を含むことができる。また、上記イベント管理部は、イベントの種別や、イベントの種別と発生履歴等に基づいて機能制限制御種別を選択することができる。さらに、電子機器が複数の機能モジュールを備える場合、認証部が、機能モジュールごとに、動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定する構成とすることができる。
これにより、機能制限制御を一律に不可とするのではなく、動作可能状態にする機能モジュールの範囲や、動作可能状態にする期間等を、任意に設定することが可能となる。
一方、他の観点では、本発明は、電子機器の所定の機能を実現する機能モジュールに対して機能制限制御を行う電子機器の機能制限制御方法を提供することもできる。すなわち、本発明に係る電子機器の機能制限制御方法は、まず、電子機器の各種イベントを検出する。検出されたイベントに応じて、機能モジュールの機能制限制御種別を選択する。次いで、選択された機能制限制御種別に応じた認証コードが生成される。当該認証コードに基づいて認証が行われ、機能モジュールを動作可能状態とするか、動作不能状態とするかが決定される。そして、決定に応じて、機能モジュールを動作可能状態または動作不能状態となる。
上記機能制限制御方法において、特定の機能制限制御種別が選択された場合、電子機器の使用者に対して、質問事項に対する回答の入力を要求する構成としてもよい。この場合、電子機器の使用者との対話的な入出力の結果に基づいて、上記認証コードが生成される。
また、特定の機能制限制御種別が選択された場合、電子機器外部の外部認証コード生成装置により外部認証コードを生成するための、電子機器を識別する情報を含む識別用認証コードを上記認証コードとして生成する構成としてもよい。この場合、識別用認証コードに基づいて生成された外部認証コードが入力されたときに、当該外部認証コードに基づいて認証が行われ、機能モジュールを動作可能状態とするか、動作不能状態とするかが決定される。
本発明によれば、電気機器において検出されたイベントに応じて、機能制限制御種別が選択される。また、特定の機能モジュールを動作可能状態にする等の認証が、機能制限制御種別に応じて生成された認証コードに基づいて実施される。このため、使用者が複数の認証コードを管理する必要がなく、機能モジュールごとに異なる機能制限制御を容易に実現することができる。また、電子機器の現実の状態等を使用者に入力させることができ、簡易な安全性検査の結果等を反映した機能制限制御を行うことが可能となる。さらに、電子機器ごとに、固有の外部認証コードを生成することができ、認証コードの漏洩が発生した場合でも、他の電子機器での使用を不可能にすることができる。
さらに、外部認証による使用制限解除を可能としたことで、例えば、機器メーカー等が外部認証作業を受け付ける際に、機能制限解除等によるサービス提供の対価として、課金を行うこともできる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態における機能制限制御システム100を備えた電子機器120を示す概略構成図である。ここでは、機能制限制御システム100を内蔵した電子機器120は、例えば、テレビ、オーディオ機器、冷暖房機器等の家電製品、自動車、車載電子機器、医療機器等であるとする。
図1に示す電子機器120は、当該機器の操作や、当該機器を構成する各部への電源供給等の基本機能を実現する機器回路121と、動作可能状態と動作不能状態とが選択的に設定される複数の機能モジュール122とを備えている。各機能モジュール122は、それぞれ異なる電子機器120の特定の機能を実現する。図1では、2つの機能モジュール122a、122bを備えた電子機器120を例示している。
また、電子機器120は、その表面等に、操作パネル等からなる操作部123を備えている。例えば、電子機器120が温風ヒータである場合、温風ヒータの風量や温度を調整するための操作パネルが操作部123に相当する。また、電子機器120がテレビである場合、受信チャンネル選択スイッチや音量調整スイッチ等が配置された操作パネルが操作部123に相当する。本実施形態では、操作部123が液晶パネル等の操作状態を表示する表示部と一体に構成されている。例えば、電子機器120が温風ヒータである場合、表示部には設定温度等が表示される。
図1に示すように、本実施形態の機能制限制御システム100は、動作監視部101、イベント管理部102、認証コード発行部104、および認証部107を備える。動作監視部101、イベント管理部102、認証コード発行部104、および認証部107は、例えば、専用の演算回路、あるいはプロセッサとRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリとを備えたハードウェア、および当該メモリに格納され、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実現することができる。
動作監視部101は、電子機器120の各種イベントを検出する。本実施形態では、動作監視部101は、操作部123の動作状態と機器回路121の動作状態とを常時監視している。動作監視部101は、操作部123の動作状態を監視することにより、例えば、使用者による操作部123に対する操作等のイベントを検出する。また、機器回路121の動作状態を監視することにより、例えば、電子機器120の電源オンや電源オフ等の稼動状態の変化や、電子機器120の各部に配置された各種センサ(図示せず)の検知状態の変化等のイベントを検出する。
動作監視部101は、操作部123や機器回路121においてイベントを検出した場合、検出したイベントの情報を後述の手法を用いて符号化することにより、イベントコードを生成する。すなわち、イベントコードは、操作部123やリモコンを介した入力や、各種センサの検知状態を示すコード(符号列)である。動作監視部101は生成したイベントコードをイベント管理部102へ入力する。
イベント管理部102は、入力されたイベントコードに応じた要求コード(機能制限制御種別を指定するコード)を生成する。要求コードは、例えば、全部または一部の機能モジュール122を動作不能状態にすることを要求するコード、全部または一部の機能モジュール122を動作可能状態にすることを要求するコード、全部または一部の機能モジュール122を一定期間だけ動作可能状態にすることを要求するコード等である。
また、本実施形態の電子機器120は、動作可能状態にする機能モジュール122の範囲(以下、認証レベルという。)を設定するモードを有している。当該モードは、例えば、使用者が、別途購入した制限解除用のライセンスコードを電子機器120に入力するモードである。電子機器120ごとに専用のライセンスコードを発行するには、ライセンス発行の際に、電子機器120の識別情報を通知する必要がある。本実施形態では、当該モードにおいて、上記電子機器120の識別情報を含むコードを発行する。当該認証レベル設定モードの起動を要求するコードも上記要求コードに含まれる。
さらに、本実施形態の電子機器120は、使用者に既定の質問事項に対する回答の入力(以下、QA回答という。)を要求するモードを有している。イベント管理部102は生成した要求コードを認証コード発行部104へ入力する。当該モードは、例えば、電子機器120の点検を使用者に求める際、あるいは、使用者の要求に応じて起動される。当該モードでは、使用者は、使用説明書等に記載されている電子機器120の点検項目に対する、「Yes」、「No」等の回答を電子機器120に入力し、当該入力の結果に応じて、電子機器120が、以降の継続利用の可否を判断する。当該QA回答モードの起動を要求するコードも上記要求コードに含まれる。
認証コード発行部104は、入力された要求コードに応じた各種の認証コードを生成する。また、認証コード発行部104は、入力された要求コードが、認証レベル設定モードの起動を要求するコードであった場合、当該要求コードに応じて認証レベル設定モードを起動する。この場合、認証コード発行部104は、外部入出力部109を介して、操作部123にその旨を表示する。そして、表示を確認した使用者が、例えば、操作部123を通じて入力する情報に応じて、所定の認証コードを生成する。また、本実施形態の電子機器120は、使用者が、必要に応じて、制限解除用のライセンスコードを得ることも可能な構成になっている。この場合、使用者は、電子機器120に、電子機器120の識別情報を含むコードの発行を要求する。使用者が電子機器120の識別情報を含むコードの発行を要求した場合、認証コード発行部104は、識別用認証コードを認証コードとして生成する。
また、認証コード発行部104は、入力された要求コードがQA回答モードの起動を要求するコードであった場合、当該要求コードに応じてQA回答モードを起動する。この場合、認証コード発行部104は、外部入出力部109を介して、操作部123にその旨を表示する。そして、表示を確認した使用者が、例えば、操作部123を通じて入力する回答と、QA情報記憶部105に予め登録されている情報とを比較し、その比較結果に応じた認証コードを生成する。
認証コード発行部104は、生成した認証コードを認証コード記憶部111に記録するとともに、認証部107へ入力する。また、認証コード発行部104は、生成した識別用認証コードを、認証コード記憶部111に記録するとともに、外部入出力部109を通じて、操作部123に表示する。使用者は、後述のように、識別用認証コードを用いて、外部認証コード生成装置160から、外部認証コードを取得する。
認証部107は、入力された認証コードを、認証レベル記憶部108に予め登録されている情報にしたがって認証(照合)を行い、その結果に応じて、制御信号出力部110に各機能モジュール122a、122bを動作可能状態、あるいは動作不能状態にする信号の出力を指示する。
以下、各部の詳細な構成について説明する。図2は、動作監視部101のより詳細な構成を示す機能ブロック図である。図2では、動作監視部101が、機器回路121の電源回路221、受信回路222、操作部123、および電子機器120が備える温湿度センサ211と振動センサ212の監視を行う例を示している。なお、受信回路222は、電子機器120を遠隔操作するリモコン(リモートコントローラ)の送信回路150(図1参照)から送信された信号を、電子機器120側で受信する回路である。
図2に示すように、動作監視部101は、電源状態検出部201、リモコンコード検出部202、機器状態検出部203、キーコード検出部204およびイベントコード生成部205を備える。電源状態検出部201は、電源回路221のオン状態からオフ状態への変化、あるいはオフ状態からオン状態への変化を検出する。このような電源状態の変化が発生すると、電源状態監視部201は、その変化をイベントコード生成部205へ通知する。
また、リモコンコード検出部202は、受信回路222の信号受信および受信した信号の情報(リモコンコード)を検出する。ここで、リモコンコードとは、例えば、電子機器120がテレビである場合、チャンネル番号や音量アップ等のリモコン上の操作ボタンに対応する情報を指す。受信回路222がリモコンの送信回路150から信号を受信した場合、リモコンコード検出部202は、検出したリモコンコードをイベントコード生成部205に通知する。また、機器状態検出部203は、温湿度センサ211および振動センサ212の検知状態を監視する。各センサの検知状態が変動した場合、機器状態検出部203は、その変動をイベントコード生成部205に通知する。さらに、キーコード検出部204は、操作部123が操作された場合に、操作されたボタン等の情報(キーコード)をイベントコード生成部205に通知する。
イベントコード生成部205は、各検出部201〜204から通知を受けた情報をコード化することによりイベントコードを生成する。イベントコード生成部205は、例えば、図3の模式図に示すように、発生したイベントの種別(イベント項目)ごとに予め定められているイベントIDと、後述の付帯情報とをシリーズに連結することにより、イベントコード301を生成する。
図4は、イベント項目とイベントIDとの対応関係が登録されたイベント項目対応表の一例を示す図である。図4に示すイベント項目対応表401は、イベントコード生成部205に予め登録されている。図4に示す例では、電源がオフ状態からオン状態に変化した場合(以下、電源オンイベントという。)、イベントコード生成部205はイベントIDを「I01」として、イベントコード301を生成する。電源がオン状態からオフ状態に変化した場合(以下、電源オフイベントという。)、イベントIDを「I02」として、イベントコード301を生成する。また、操作部123によりキー入力が行われた場合(以下、キー入力イベントという。)、イベントコード生成部205は、イベントIDを「I03」として、イベントコード301を生成する。リモコン入力が行われた場合(以下、リモコン入力イベントという。)、イベントIDを「I04」として、イベントコード301を生成する。さらに、各センサの検知状態が変動した場合(以下、状態変化イベントという。)、イベントIDを「I05」として、イベントコード301を生成する。
イベントコード301の付帯情報(以下、イベント付帯情報という。)は、1つのイベント項目の中に、より詳細な区分が存在する場合に、その区分を示すために用いられる。例えば、キー入力イベントでは、操作部123で押下されたキーのキーコードがイベント付帯情報として付与される。電子機器120がテレビであり、操作部123のチャンネルボタン「3」が押下された場合には、チャンネルボタン「3」を示す情報がイベント付帯情報になる。なお、イベント項目中に、より詳細な区分が存在しない場合は、イベント付帯情報を付与しない構成であってもよいが、本実施形態では、より詳細な区分がないことを示す「NULL」コードを、イベント付帯情報として付与している。
したがって、図4の例では、イベントIDが「I01」または「I02」である場合、イベントコード生成部205は、当該イベントIDと、「NULL」コードとをシリーズに連結したイベントコード301を生成する。また、イベントIDが「I03」、「I04」または「I05」である場合、当該イベントIDと、対応するイベント付帯情報(キーコード、リモコンコード、または状態変動を特定するためのコード)とをシリーズに連結したイベントコード301を生成する。
以上のようにして生成されたイベントコード301は、イベント管理部102に入力される。イベント管理部102は、動作監視部101から受信したイベントコード301を、イベントIDごとに分類して履歴記憶部103(図1参照)に順次記憶する。また、イベント管理部102は、各イベント項目の発生回数や発生間隔等に基づいて、以下のようにして要求コードを生成する。
図5は、イベント管理部102のより詳細な構成を示す機能ブロック図である。イベント管理部102に入力されたイベントコード301は、コード取得部502に保持される。コード取得部502は、イベントコード301のイベントIDを読出し、当該イベントIDをカウンタ503およびタイマー504に入力する。また、コード取得部502はイベント付帯情報を読み出し、付帯情報レジスタ505に入力する。
カウンタ503は、イベント発生回数をイベントIDごとに計数する。また、カウンタ503は、特定のイベントIDが入力されたときに付帯情報レジスタ505を参照し、予め指定されたイベント付帯情報が付与されたイベントの発生回数を、イベント付帯情報ごとに計数する。ここでは、カウンタ503は、入力されたイベントIDが「I01」、「I02」、「I03」、「I04」であった場合、対応する計数値を1だけカウントアップする。また、カウンタ503は、イベントIDが「I05」である場合、付帯情報レジスタ505を参照する。このとき、イベント付帯情報が予め指定されたコードと一致していると、当該イベント付帯情報に対応する計数値を1だけカウントアップする。カウンタ503は、カウントアップしたイベントIDが「I01」〜「I04」であるときは、カウントアップしたイベントIDおよび当該イベントIDの計数値を、要求コード生成部507へ通知する。また、カウントアップしたイベントIDが「I05」であるときは、カウントアップしたイベントIDとイベント付帯情報、および計数値を要求コード生成部507へ通知する。
一方、タイマー504は、特定イベントの発生時間間隔を計測する。また、タイマー504は、特定のイベントIDが入力されたときに付帯情報レジスタ505を参照し、予め指定されたイベント付帯情報を有するイベントの発生時間間隔をイベント付帯情報ごとに計測する。ここでは、タイマー504は、「I01」〜「I04」の各イベントIDが通知されたとき、計時部506から時刻を取得する。そして、当該時刻を通知時刻としてイベントIDごとに記録する。タイマー504は、以降に、コード取得部502から新たに同一のイベントIDが通知されたときに、計時部506から通知時刻を取得し、直前の通知時刻からの経過時間を算出する。このとき、タイマー504は、算出した経過時間を、イベントIDとともに要求コード生成部507へ通知し、新たに取得した通知時刻を当該イベントIDの直前の通知時刻に代えて記録する。
また、タイマー504は、イベントID「I05」が通知されたとき、付帯情報レジスタ505に記録されたイベント付帯情報が、予め登録されているコードと一致するか否かを判断する。一致した場合、タイマー504は、計時部506から時刻を取得し、当該時刻を通知時刻として登録されているイベント付帯情報ごとに記録する。タイマー504は、以降に、同一のイベント付帯情報(すなわち、同一のイベントコード)が通知されたときに、計時部506から通知時刻を取得し、直前の通知時刻からの経過時間を算出する。このとき、タイマー504は、算出した経過時間を、イベントIDおよび付帯情報とともに要求コード生成部507へ通知し、新たに取得した通知時刻を当該付帯情報の直前の通知時刻に代えて記録する。
さらに、タイマー504は、特定イベントと、他の特定イベントとの発生時間間隔も計測する。本実施形態では、タイマー504は、電源オンイベント「I01」と電源オフイベント「I02」との時間間隔を計測する。すなわち、電源オフイベントが通知されたときに、タイマー504は、計時部506から取得した通知時刻と、直前の電源オンイベント通知時刻との差分を演算し、電源オンイベント発生から電源オフイベント発生までの時間間隔を算出する。当該時間間隔は、タイマー504に累積して記録される。すなわち、電子機器120の電源がオン状態になっている累積時間(以下、累積オン時間という。)が、タイマー504に保持される。タイマー504は、累積オン時間を更新する都度、当該累積オン時間を要求コード生成部507へ通知する。
なお、コード取得部502において取得された、イベントIDとイベント付帯情報とは、履歴入出力部508に通知される。履歴入出力部508は、通知されたイベントIDと付帯情報とを、計時部506から取得した時刻情報とともに、履歴記憶部103に記録する。図6は、履歴記憶部103に格納されたイベント履歴表601の一例を示す図である。この例では、イベントIDごとに、発生時刻と付帯情報とが関連付けて記録されている。ここでは、各イベントIDにおいて、最新の履歴のみを例示しているが、履歴入出力部508には、上述のように、全履歴が格納されている。なお、履歴記憶部103は、不揮発性のメモリにより構成されている。
要求コード生成部507は、通知された、計数値(イベント発生回数)、経過時間(イベント発生間隔)、イベント付帯情報に基づいて、要求コードを生成する。要求コード生成部507は、例えば、図7の模式図に示すように、要求の種別(要求項目)ごとに予め定められている要求IDと、付帯情報とをシリーズに連結することにより、要求コード701を生成する。
図8は、要求項目と要求IDとの対応関係が登録された要求項目対応表の一例を示す図である。また、図8では、要求コード701の付帯情報(以下、要求付帯情報という。)も例示している。図8に示す要求項目対応表801は、要求コード生成部507に予め登録されている。要求コード生成部507は、カウンタ503から入力されたイベント発生回数、タイマー504から入力されたイベント発生間隔、および付帯情報レジスタ505から入力された付帯情報に応じて、1つの要求IDを選択する。図8に示す例では、6種の要求ID「R01」、「R02」、「R03」、「R04」、「R05」、「R06」が要求コード生成部507に登録されている。以下、各要求IDについて、詳細に説明する。
要求ID「R01」は、電気機器120の全機能モジュール122を動作不能状態にすることを要求する要求コード701に使用される。当該要求IDは、電子機器120の使用回数や累積使用時間が規定値に到達した場合や、各種センサにより電子機器120の異常が検出された場合等に選択される。本実施形態では、電源オンイベントの発生回数が規定回数に到達した場合、累積電源オン時間が規定値に到達した場合、特定の状態変化イベントの発生回数が規定回数に到達した場合、特定の状態変化イベントの発生間隔が規定時間以上であった場合に、当該要求IDが選択される。なお、特定の状態変化イベントの発生間隔が規定時間以上であった場合とは、例えば、特定の機能モジュール122を長期間稼動させなかった場合等である。
要求ID「R02」は、動作不能状態にある電気機器120の機能モジュール122の機能停止解除を要求する要求コード701に使用される。本実施形態では、連続する特定のキー入力イベントが、例えば、連続入力操作を示す所定のキーコード検出後に発生した場合に、当該要求IDが選択される。なお、要求コード生成部507は、連続入力操作を示す所定のキーコード検出後に、付帯情報レジスタ505から読み出したイベント付帯情報を、発生順に並べた一連のコードが、要求コード生成部507に予め登録されている一連のコードに一致していると、連続する特定のキー入力イベントであると判断する。また、上述のキー入力イベントに代えて、リモコン入力イベントが発生した場合も同様である。
要求ID「R03」は、電気機器120の一部の機能モジュール122を動作不能状態にする要求コード701に使用される。当該要求IDは、電子機器120の特定機能の使用回数が規定値に到達した場合等に選択される。例えば、電子機器120がビデオテープレコーダ等の録画再生装置である場合、録画品質維持のために録画ヘッドをクリーニングする必要がある。本要求IDを使用することにより、録画回数が規定回数に到達した場合に、録画機能が実行不能になる。これにより、使用者にクリーニングを要求することができる。このとき、再生機能等の他の機能は実行可能である。本実施形態では、特定のキー入力イベント、特定のリモコン入力イベント、あるいは特定の状態変化イベント(録画再生装置の例の場合、録画を開始するイベント)の発生回数が規定回数に到達した場合に、当該要求IDが選択される。なお、要求コード生成部507は、付帯情報レジスタ505から読み出した付帯情報が、要求コード生成部507に予め登録されているコードに一致していると、上記特定のキー入力イベント、特定のリモコン入力イベント、特定の状態変化イベントであると判断する。
要求ID「R04」は、動作不能状態にある電気機器120の特定の機能モジュール122を、期間を限定して、動作可能状態にする要求コード701に使用される。当該要求IDは、動作不能状態にある機能モジュール122の全部または一部を一定期間(一定回数)だけ動作可能状態にするときに選択される。例えば、電子機器120が温熱冷房空調機器等の異物除去用のフィルタを備えた機器である場合、空調能力維持のために、定期的にフィルタを交換する必要がある。このようなフィルタ交換は、例えば、フィルタの目詰まりを検出する状態変化イベントが発生したときに、上述の要求ID「R01」や「R03」により機能モジュール122を動作不能状態にすることで、使用者に通知することができる。しかしながら、フィルタの性質上、フィルタの機能は、クリーニング等により一時的に回復することが可能であり、当該回復した機能は一定期間維持される。また、クリーニング不可のフィルタであっても、完全に通過できない状態でない限りは、一定期間の使用を許容することができる。この場合、電子機器120の機能実行制限を一定期間解除しても、電子機器120に問題は生じない。本要求IDを使用することにより、使用者が所定の対応を行った場合に、動作不能状態にある機能モジュール122を一定期間だけ動作可能状態にすることができる。また、本要求IDを使用することにより、複数の機能モジュール122を有する電子機器120において、有効期間が限定された制限解除用のライセンスコードを購入することで、一定期間だけ機能モジュール122を動作可能状態にすることもできる。要求ID「R04」は、要求ID「R02」と同様に、例えば、連続する特定のキー入力イベントが、所定のキーコード検出後に発生した場合に選択される。
要求ID「R05」は、上述の認証レベル設定モードを起動する場合に使用される。例えば、電子機器120が、基本モード、通常モード、全機能モード、期間限定モード等の複数のモードを有しているとする。ここで、基本モードは、電子機器120の必要最小限の機能モジュール122のみを動作可能状態にするモードである。通常モードは、基本モードの機能モジュール122と1または複数の機能モジュール122とを動作可能状態にするモードである。全機能モードは、全機能モジュール122を動作可能状態にするモードである。期間限定モードは、例えば、使用者が各機能モジュール122の要否を評価するために、一定期間だけその機能モジュール122を動作可能状態にするモードである。本実施形態では、本要求IDは、後述の外部認証コード生成装置160により発行された外部認証コードを入力するために使用者によって選択され、その後、入力された外部認証コードにより特定される認証レベルの設定を要求する。なお、外部認証コードは、要求コード「R02」と同様に、連続する特定のキー入力イベントが、外部認証コード入力操作を示す所定のキーコード検出後に発生したか否かにより検出される。
要求ID「R06」は、上述のQA回答モードを起動する場合に使用される。QA回答モードは、使用者がQA回答モードを起動する特定のキー入力イベントや特定のリモコン入力イベント、あるいは予め登録されている特定の状態変化イベントが検出されたときに選択される。当該要求IDが選択された場合、以降でQA回答として入力されもキー入力イベント(あるいは、リモコン入力イベント)についても、要求ID「R06」が選択される。
一方、要求付帯情報は、1つの要求項目中でより詳細な区分が存在する場合に、その区分を示すために用いられる。当該要求付帯情報は、要求コード生成部507に予め登録されているテーブル等から、入力された1つのイベントコード301あるいは一連のイベントコード301に応じて要求コード生成部507が選択する。本実施形態では、要求IDが「R01」である場合、要求コード生成部507は、予め登録されている条件にしたがって、機能停止までの時間を要求付帯情報として付与する。例えば、付帯情報「0xFF」は直ちに停止、「0x01」は1時間後に停止、「0x02」は2時間後に停止、「0x03」は3時間後に停止、等である。要求IDが「R02」である場合、要求コード生成部507は、動作不能状態を解除する機能モジュール122を特定するコードを要求付帯情報として付与する。要求IDが「R03」である場合、要求コード生成部507は、予め登録されている条件にしたがって、機能停止までの時間および動作不能状態にする機能モジュール122を特定するコードを要求付帯情報として付与する。要求IDが「R04」である場合、要求コード生成部507は、開始時刻を示すコードと終了時刻を示すコードとを要求付帯情報として付与する。要求IDが「R05」である場合、要求コード生成部507は、認証レベルを要求付帯情報として付与する。要求IDが「R06」である場合、要求コード生成部507は、後述のQA項目を特定するコード、もしくはイベント付帯情報として入力された回答を示すコードを要求付帯情報として付与する。なお、本実施形態では、要求項目中により詳細な区分が存在しない場合には、要求付帯情報がないことを示す「NULL」コードを付与している。
以上のようにして、要求コード生成部507は、入力されたイベントコード301のイベントIDおよびイベント付帯情報に応じて各種要求項目および要求付帯情報を選択し、要求コード701を生成する。要求コード生成部507は、生成した要求コード701を、認証コード発行部104に出力する。
要求コード701を受信した認証コード発行部104は、受信した要求コード701に基づいて、認証コード(あるいは、上述の識別用認証コード)を生成する。図9は、認証コード発行部104のより詳細な構成を示す機能ブロック図である。イベント管理部103において生成され、認証コード発行部104に入力された要求コード701は、コード取得部902に保持される。コード取得部902は、要求コード701から要求IDを読出し、要求IDレジスタ903に登録する。また、コード取得部902は、要求コード701から要求付帯情報を読出し、付帯情報レジスタ904に登録する。
認証コード生成部905は、要求IDレジスタ903に格納された要求ID、付帯情報レジスタ904に格納された要求付帯情報、および機器識別ID記憶部106に格納されている機器識別IDに基づいて認証コードを生成する。ここで、機器識別IDとは、認証コードを生成した電子機器120と、同種(同一品番)の他の電子機器とを区別をするために電子機器ごとに付与される機器固有の番号等のコードである。また、認証コードには、上述の識別用認証コードも含まれる。
認証コード生成部905は、例えば、図10の模式図に示すように、認証IDと、認証付帯情報と、機器識別IDとをシリーズに連結することにより、認証コード1001を生成する。認証コード生成部905には、要求コード701と、認証IDとを関連付けたテーブル等が予め登録されており、要求コード701に応じて、認証IDが一義的に選択される。図11は、要求コード701と認証IDとの対応関係が登録された認証ID対応表の一例を示す図である。
以下、図8に例示した要求IDごとの動作を認証ID対応表1101に基づいて説明する。図11に示すように、認証ID対応表1101には、要求ID「R01」〜「R05」について、認証IDおよび認証付帯情報が関連付けられている。なお、図11は、一部の対応関係を例示したものである。
入力された要求IDが「R01」である場合、認証コード生成部905は、認証ID「J20」、「J06」、「J07」、「J08」のいずれかを選択する。例えば、要求付帯情報が直ちに停止を示すコード(ここでは、「0xFF」=NULL)である場合、認証コードID「J20」を選択する。また、要求付帯情報が、n時間後に停止を示すコード(例えば、1時間後=「0x01」、2時間後=「0x02」、・・・)である場合、認証ID「J06」〜「J08」のいずれかを選択する。ここでは、認証IDは、「J06」が1時間後の停止、「J07」が2時間後の停止、「J08」が3時間後の停止として、予め登録されている。この場合、認証付帯情報には、「NULL」コードが付与される。
入力された要求IDが「R02」である場合、認証コード生成部905は、認証ID「J01」または「J04」を選択する。例えば、要求付帯情報が動作不能状態を解除する機能モジュール122を特定しないコード(ここでは、「0xFF」)である場合、認証ID「J01」を選択する。この場合、認証付帯情報には、「NULL」コードが付与される。また、要求付帯情報が動作不能状態を解除する機能モジュール122を特定するコード(例えば、第1の機能モジュール=「0x01」)である場合、認証ID「J04」を選択する。この場合、要求コード701の要求付帯情報が、そのまま認証コード1001の認証付帯情報として付与される。
入力された要求IDが「R03」である場合、認証コード生成部905は、要求IDが「R01」の場合と同様に、認証ID「J20」、「J06」〜「J08」のいずれかを選択する。例えば、要求付帯情報が動作不能状態にする機能モジュール122を特定するコードおよび停止開始時期を示すコード(例えば、機能モジュール「0A」を1時間後に停止=「0x0A01」)である場合、認証コード生成部905は、認証ID「J06」を選択する。この場合、要求付帯情報のうち、動作不能状態にする機能モジュール122を特定するコード(ここでは、「0x0A」)が認証コード1001の認証付帯情報として付与される。
入力された要求IDが「R04」である場合、認証コード生成部905は、認証ID「J09」、「J10」のいずれかを選択する。この場合、要求付帯情報には、開始時期と終了時期を示すコードが付与されている。例えば、期間の終了時期が、1時間後から1日以内の期間であれば、認証ID「J09」を選択し、終了時期が1日後から1週間以内であれば、認証ID「J10」を選択する。
入力された要求IDが「R05」である場合、認証コード生成部905は、要求付帯情報に対応づけられた、認証IDを選択する。例えば、要求付帯情報が特定の機能モジュール122を特定するコード(「0x0C」)であった場合、認証コード生成部905は、当該要求付帯情報が、予め登録されている情報にしたがって、外部認証が必要な機能モジュール122であるか否かを判定する。そして、外部認証が必要な機能モジュール122が要求付帯情報に記録されている場合には、認証ID「J04」を選択し、識別用認証コード(「J040x0C****」、****は機器識別ID)を生成する。
一方、入力された要求IDが「R06」である場合、まず、コード取得部902は、入力された要求コードIDが「R06」であった旨をQA判定部906に通知する。これにより、QA回答モードになる。当該通知を受けたQA判定部906は、使用者が、質問回答形式により順次入力する回答を取得する。本実施形態では、上述のように、各回答が、要求ID「R06」の要求付帯情報として、順次入力される。QA判定部906は、入力されたQA回答に基づいて、異常の有無を判定し、判定結果を認証コード生成部907に通知する。通知を受けた認証コード生成部907は、QA判定部906から通知された判定結果に応じて、認証IDを選択する。
ここで、QA回答について詳細に説明する。QA回答は、例えば、電子機器120に付属する使用説明書に記載された、点検手順や質問事項等にしたがって、使用者が、点検結果や回答を機器入力パネル123から入力することにより実施される。QA回答の対象となるQA項目としては、日常点検項目や故障確認等がある。例えば、日常点検項目では、使用者は、「電子機器120の廃熱部分の埃などを掃除したか?」、「異臭はするか?」、「異常音はするか?」等の確認事項に対する回答を入力することになる。電子機器120の安全性を高めるには、センサにより機器の異常を検出することも有効であるが、廃熱部分の清掃、異臭、異音等の項目は、使用者にしか判断できない。このため、QA回答により、使用者から直接的に機器状態を入力させることで、電子機器120の状態をより正確に判断することができる。
QA情報記憶部105には、QA項目が登録されている。図12は、QA項目と回答群との対応関係が登録されたQA項目対応表の一例を示す図である。図12に示すように、本実施形態では、QA項目対応表1201に、QA項目、QA−ID、回答コード群、判定条件、およびQA付帯情報が関連付けて登録されている。図12では、QA項目として、QA−IDが「Q01」である日常点検項目、QA−IDが「Q02」である年間点検項目、QA−IDが「Q03」である機能解除確認、QA−IDが「Q04」である故障確認、QA−IDが「Q05」である動作期限了承が登録されている。当該QA項目は、QA回答モード起動時に入力された要求コード701の要求付帯情報に応じて、いずれか1つが選択される。
QA回答モードが起動すると、QA項目に対する一連のQA回答が、要求ID「R06」の要求付帯情報として入力される。例えば、電子機器120が電熱ヒータであり、QA項目として、故障確認「Q04」が選択された場合、使用者が回答すべき最初の質問が、「異臭はするか?」であるとする。このとき、入力されたQA回答(要求ID「R06」の要求付帯情報)が「YES(異臭が発生している)」であった場合、QA判定部906は、当該入力された要求付帯情報と、図12に示した対応表の判定条件とを比較する。そして、入力された要求付帯情報が判定条件と一致しなければ、「NG(条件不満足)」と判定する。なお、入力されたQA回答が、登録されている回答群と一致しない場合、QA判定部906は回答が不成立であると判定し、使用者にQA回答の再入力を要求する。図12の例では、回答群として「YES」および「NO」、判定条件として「NO」が登録されている。この場合、QA判定部906は、入力された要求付帯情報が「YES」または「NO」であれば、入力されたQA回答が判定条件に一致するか否かを判断する。そして、入力されたQA回答が判定条件に一致しない場合、「NG」(ここでは、機器故障を意味する。)と判定する。また、入力されたQA回答が判定条件に一致する場合、「G(条件満足)」と判定する。
QA判定部906は、判定結果を認証コード生成部907に通知する。当該通知は、判定結果(例えば、「G」または「NG」)と、QA項目を示す付帯情報(図12では、「A」〜「E」)とを、認証コード生成部907に入力することにより行われる。通知を受けた認証コード生成部507は、QA判定部906から通知された判定結果とQA項目に応じて、認証IDを選択する。上記事例では、故障確認のQA項目において「NG」が通知されているため、認証コード生成部907は、機器故障時に選択することが指定されている認証ID「J20(全機能モジュール停止)」を選択する。
また、QA項目として、日常点検項目「Q01」が選択された場合、回答コード群として、「1(0x01)」、「2(0x02)」、および「3(0x03)」が登録されている。判定基準として、判定条件「0xFF」が登録されている。ここでは、「0xFF」は、回答コード群のいずれか1つに一致することを意味する。したがって、「1(0x01)」、「2(0x02)」、または「3(0x03)」のいずれかが入力された場合、判定は「G」となる。また、「1(0x01)」、「2(0x02)」、または「3(0x03)」以外が入力された場合には、QA回答の再入力が要求される。なお、この場合、判定が「NG」となることはない。
以上のようなQA回答を利用することで、使用者が入力した回答により、電子機器120の現状を反映した状態で、機能モジュール122を動作可能とするか、動作不可とするかを判断することが可能になる。また、QA回答を利用することで、従来、使用者が、鍵解除コード発行者に対して鍵解除コードの発行を請求する頻度を低下させることもできる。
なお、図12では、各QA項目に1組の回答コード群と判定条件とが、登録されているが、各QA項目について、複数の質問事項が設定されている場合は、質問事項を特定する情報とともに、回答コード群と判定条件とが質問事項ごとに登録されることになる。また、電子機器120から使用者に対する質問事項が、上述のように説明書に記載されている場合、例えば、質問項目番号を操作部123に表示することにより、説明書に記載された質問項目番号に対する回答を使用者に要求する。このとき、質問項目は毎回同じ順番にならないようにすることが好ましい。
認証コード生成部905は、以上のようにして生成した認証コード1001を認証コード記憶部111に格納する。また、認証コード生成部905は、生成した認証コード1001が識別用認証コードである場合は外部入出部109に出力し、それ以外の場合は、認証部107へ出力する。
認証コード1001を受信した認証部107は、受信した認証コード1001に基づいて認証を行う。図13は、認証部107のより詳細な構成を示す機能ブロック図である。認証コード発行部104において生成され、認証部107に入力された認証コード1001は、コード取得部1302に保持される。コード取得部1302は、認証コード1001の認証IDおよび認証付帯情報を読み出す。読み出された認証IDは、認証IDレジスタ1303に格納され、読み出された認証付帯情報は付帯情報レジスタ1304に格納される。認証許可判定部1305は、認証IDドレジスタ1303に格納された認証ID、付帯情報レジスタ1304に格納された認証付帯情報、および認証レベル記憶部108に格納された情報に基づいて、認証レベル記憶部108に登録されている判定条件によって認証可否を判定する。本実施形態では、付帯情報レジスタ1304に認証付帯情報が格納されるが、その認証付帯情報には、例えば、動作可能状態または動作不能状態とする機能モジュール122を特定する情報やその期間の情報等が含まれる。認証許可判定部1305は、これらの情報を、認証レベルIDとともに制御信号出力部110に送出する。
図14は、認証レベル記憶部108の登録情報の一例を示す図である。図14に示すように、認証レベル対応表1401には、認証レベルごとに、認証レベルID、制御区分、および認証IDが関連付けて登録されている。図14の例では、全機能モジュール122を動作可能状態にする認証レベルである認証レベルID「L01」、特定の機能モジュール122のみを動作可能状態にする認証レベルである認証レベルID「L02」、特定の機能モジュール122を動作可能状態にする認証レベルである認証レベルID「L03」、特定期間のみ特定の機能モジュール122または全機能モジュール122を動作不能状態にする認証レベルである認証レベルID「L04」、全機能モジュール122を動作不能状態にする認証レベルである認証レベルID「L05」が登録されている。
ここでは、認証レベルID「L01」は、認証ID「J01」または「J03」が認証部107に与えられた場合に選択される。ここで、認証ID「J03」は、認証ID「J01」と同一の用途で使用されるが、後述のように、メーカー側が当該認証IDを付与する点が認証ID「J01」と異なっている。認証レベルID「L02」は、認証ID「J04」が認証部107に与えられた場合に選択される。認証レベルID「L03」は、認証ID「J05」が認証部107に与えられた場合に選択される。ここで、認証ID「J05」は、認証ID「J04」と同一の用途で使用されるが、後述のように、メーカー側が一部の機能当該認証IDを付与する点が認証ID「J04」と異なっている。認証レベルID「L04」は、認証ID「J06」〜「J10」が認証部107に与えられた場合に選択される。そして、認証レベルID「L05」は、認証ID「J20」が認証部107に与えられた場合に選択される。
認証許可判定部1305からの指示を受信した制御信号出力部110は、指定された機能モジュール122に対して、動作許可信号または動作不許可信号を出力する。これにより、動作許可信号を受信した機能モジュール122は動作可能状態になり、動作不許可信号が入力された機能モジュール122は動作不能状態になる。なお、動作許可信号と動作不許可信号とは、例えば、2値化したデジタル信号の一方と他方や、異なる電圧レベルにより構成されるアナログ信号とすることができる。
一方、認証コード発行部104が識別用認証コード1001を生成した場合、当該識別用認証コード1001は、外部入出力部109を通じて、操作部123に表示される。使用者は、当該表示された識別用認証コードを用いて、外部認証コードを取得する。外部認証コードは、上述の、電子機器120ごとに発行される、制限解除用のライセンスコード等である。
本実施形態では、外部認証コードは、電子機器120から出力された識別用認証コード1001を、外部認証コード生成装置160(図1参照)に入力することで生成される。外部認証コード生成装置160は、例えば、図15の模式図に示すように、認証ID、認証付帯情報、外部認証付帯情報、および機器識別IDをシリーズに連結することにより、認証コード1501を生成する。すなわち、入力された識別用認証コードに外部認証付帯情報を付加することで、外部認証コード1501を生成する。外部認証コード1501は、機器識別IDにより、識別用認証コードと関連付けられている。このため、機器識別IDが異なる別の電子機器120において、容易に、当該外部認証コード1501を使用不可にすることができる。
図16は、外部認証コード生成装置160のより詳細な構成を示す機能ブロック図である。外部認証コード生成装置160は、電子機器120を製造したメーカーや電子機器120の業界などの認証団体等が保有する装置であり、電子機器120内部で生成された識別用認証コード1001から、外部認証コード1501を生成する。この外部認証コード生成装置160は、電子機器120の使用者が操作するものではなく、外部認証コード生成装置160を保有したメーカーや電子機器の業界などの認証団体などが操作する。
このような外部認証を行うことにより、追加料金の支払いに応じて、制限解除用のライセンスコードを発行するだけで、電子機器120に予め組み込まれている機能モジュール122を動作可能状態にすることができる。また、電子機器120の特定の機能モジュール122を期間限定で動作可能状態にすることや、動作可能状態となる期間の延長等を行うこともできる。また、電子機器120が異常な状態にあった場合に、例えば、異常が軽微であるためそのままの状態で電子機器120の使用を継続させるか、異常が深刻であるため機能実行制限を加えるかを、識別用認証コード1001の認証付帯情報に基づいてメーカー側が判断することもできる。当該判断は、識別用認証コード1001に含まれる、QA回答等を反映した認証付帯情報に基づいて行うことができる。
外部認証コード生成装置160に入力された識別用認証コード1001は、コード取得部1602に保持される。コード取得部1602は、識別用認証コード1001の認証IDおよび認証付帯情報を読み出す。読み出された認証IDは、認証IDレジスタ1603に格納され、読み出された認証付帯情報は付帯情報レジスタ1604に格納される。また、外部付帯情報設定部1605は、図15に示す外部認証付帯情報を生成する。生成した外部認証付帯情報は、外部情報付帯情報レジスタ1605に格納される。外部認証コード生成部1607は、認証IDレジスタ1603に格納された認証ID、付帯情報レジスタ1604に格納された認証付帯情報、および外部情報付帯情報レジスタ1605に格納された外部認証付帯情報に基づいて、図15に示した外部認証コード1501を生成する。このようにして生成された外部認証コード1501は使用者に通知される。なお、使用者からメーカー等が所有する外部認証コード生成装置160への識別用認証コード1001の通知、および外部認証コード生成装置160から使用者への外部認証コード1501の通知は、例えば、電子メールや電話等の任意の通信手段を介して行うことができる。
外部認証コード1501を取得した使用者は、外部認証コード1501を電子機器120に入力する。このとき、使用者は、まず、操作部123の操作等により、電子機器120を外部認証コード入力モードにする。当該モードは、例えば、操作部123の特定のボタンを押下することにより、動作監視部101において、対応するイベントコード301が生成される。そして、イベント管理部102において、外部認証コード入力モードを要求する要求コード701が生成される。ここでは、要求IDは「R05」である。認証コード発行部104は、当該要求コード701に応じて、外部認証コード1501の入力待機状態になる。このとき、認証コード発行部104は、外部認証コード1501の入力指示を、外部入出力部109を通じて、操作部123に表示する。使用者が操作部123を通じて外部認証コード1501を入力すると、当該入力情報は、イベントコード301のイベント付帯情報を経て、要求コード701の要求付帯情報となり、認証コード発行部104に入力される。
このとき、認証コード発行部104は、入力された外部認証コード1501をそのまま認証部107へ入力する。そして、認証IDが認証IDレジスタ1303に格納され、付帯情報(認証付帯情報、外部認証付帯情報、および機器識別ID)が付帯情報レジスタ1304に格納される。認証許可判定部1205は、当該外部認証コード1501の発行を要求する際に生成した、識別用認証コード1001を認証コード記憶部111から読出し、識別用認証コード1001の付帯情報に基づいて、付帯情報レジスタ1304から外部認証付帯情報を抽出する。当該抽出した外部認証付帯情報と、予め登録されている情報に一致するか否かを判定することにより、認証許可判定部1305が認証の可否判断を行う。また、認証許可判定部1305は、入力された外部認証コード1501が、正規のコードであるとした場合、外部認証コード1501の認証付帯情報に記録されている情報に基づいて、認証レベルを選択する。これにより、例えば、特定の機能モジュール122の機能を評価する目的で、使用者が当該機能モジュール122の予め設定されている期間限定で動作可能状態とした場合に、外部認証コード1501を入力することにより、認証レベルを期間限定なしに変更することも可能になる。
なお、認証許可判定部1305は、制御信号出力部110に、認証結果に応じた信号の出力を指示する。これにより、動作許可信号を受信した機能モジュール122は動作可能状態になり、動作不許可信号が入力された機能モジュール122は動作不能状態になる。
以上説明したように、本発明によれば、電気機器において検出されたイベントに応じて要求IDが選択される。また、特定の機能モジュールを動作可能状態にする等の認証が、要求IDに応じて生成された認証コードに基づいて実施される。このため、使用者が複数の認証コードを管理する必要がなく、機能モジュールごとに異なる機能制限制御を容易に実現することができる。また、QA回答を使用することにより、電子機器の現実の状態等を使用者に入力させることができ、簡易な安全性検査の結果等を反映した機能制限制御を行うことが可能となる。さらに、電子機器ごとに、固有の外部認証コードを生成することができ、認証コードの漏洩が発生した場合でも、他の電子機器での使用を不可能にすることができる。加えて、外部認証による使用制限解除を可能としたことで、例えば、機器メーカー等が外部認証作業を受け付ける際に、機能制限解除等によるサービス提供の対価として、課金を行うこともできる。
なお、本発明は、以上で説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、種々の変形および応用が可能である。例えば、イベントコード、要求コード、認証コード、外部認証コードを、IDと付帯情報とをシリーズに結合したコードとして説明したが、各コードは、必要に応じて、暗号化されていてもよい。この場合、各コードを受信する各部が、適宜、暗号化されたコードを復号化する機能を有することになる。
また、上記では、特に、安価に構成できる事例として、電子機器の本来の使用目的のために構成された入出力装置(操作部やリモコン)を使用し、QA回答の入力等を行う構成を説明した。しかしながら、製造コスト、設置スペース等が許容可能であれば、使用者と対話的な入出力を行うために、文字を表示するモニター、文字を入力するキーボード等の専用の入出力手段を設けてもよい。
ここで、上述の機能制限制御システム100を備えたテレビについて説明する。この事例では、放送を受信する機能が基本機能であり、画面に番組表を表示する機能が拡張機能であるとする。当該テレビは、基本機能のみを備えた、販売促進のための廉価タイプと、基本機能と拡張機能とをともに備えた高機能タイプとで販売されているとする。また、廉価タイプは、拡張機能を実現する機能モジュールが機能制限制御システム100により動作不能状態にされたものであるとする。このため、廉価タイプを購入した者も、拡張機能を使用したい場合には、機能実行制限を解除することにより、拡張機能を使用できるようになる。この場合、廉価タイプを購入した使用者は、以下の手順により、拡張機能を使用できるようになる。
まず、使用者は、拡張機能を利用したい場合、その利用を確認するためのQA回答モードを、リモコン操作または操作部のボタン操作により起動する。このとき、動作監視回路101は、イベントID「I04」または「I03」を含むイベントコード301を生成する。QA回答モードの起動は、当該機能が割り当てられた専用ボタンの押下、あるいは当該機能が割り当てられた一連のボタン押下によって実現することができる。
QA回答モードが起動すると、使用者は、使用説明書に記載された拡張機能の追加(実行制限の解除)を行うための質問にしたがって、回答を入力する。この回答入力は、イベント管理部102において、要求ID「R06」を含む要求コードとなり、認証コード発行部104に入力される。当該入力は、認証コード発行部104のQA判定部906において、拡張機能を利用を確認するQA項目「Q03」にしたがって判定される(図11参照)。このとき、QA回答が判定条件と一致すれば、QA判定部906は、認証コード生成部905に、上記拡張機能を実現する機能モジュール122を特定する情報を認証コード付帯情報とする、認証IDが「J04」である認証コード1001を生成する。ここでは、上記拡張機能を実現する機能モジュール122を特定するコード「0x01」であるとする。
このとき、認証コード生成部905は、認証ID「J04」と、認証付帯情報「0x01」との組み合わせから、外部認証が必要であることを判断し、外部認証コード生成装置160に通知する識別用認証コード(例えば、「J040x01AA1234」)を操作部123に表示する。
使用者は、表示された識別用認証コードをメーカー等の認証者に通知する。認証者は、外部認証コード生成装置160に通知された識別用認証コードを入力し、外部認証コード1501(例えば、J040x55AAFF1234)を生成する。そして、この外部認証コード1501を使用者に通知する。
使用者は、通知された外部認証コード1501を操作部123から入力することで認証部107に対し、外部認証コードを与える。認証部107の認証許可判定部1305は、認証レベル記憶部108に格納された、認証ID「J04」および認証付帯情報である外部認証付帯情報の組み合わせから、外部認証コードが有効であると判断し、制御信号出力部110に拡張機能を実現する機能モジュール122に動作許可信号を出力する指示を与える。これにより、拡張機能を実現する機能モジュール122が動作可能状態となり、廉価タイプのテレビにおいて、拡張機能が実行可能となる。
なお、外部認証コード発行時、通知された識別用認証コードに特定の機能モジュール122のみを動作可能状態にすることを示す認証ID「J04」が含まれる場合でも、認証者が、特定の機能モジュール122のみでなく、全機能モジュール122を動作可能状態にする外部認証コード1501を発行することもできる。この場合、認証者は、例えば、識別用認証コードに含まれる認証ID「J04」を認証ID「J03」に変更し、外部認証コード生成装置160により外部認証コード1501を生成する。本構成は、例えば、メーカーの顧客に対するサービスキャンペーンなどで、特定の機能モジュール122のみを動作可能状態にするだけでなく、全ての機能モジュール122を使用してもよいことにする場合などに適用することができる。また、全機能ではなく、一部の機能モジュール122を追加して動作可能状態にする場合は、認証者は、例えば、識別用認証コードに含まれる認証ID「J04」を認証ID「J05」に変更する。
本実施例では、また、電子機器に固有の外部認証コードが生成されるため、認証コードの漏洩が発生した場合でも、他の電子機器での使用を不可能にすることができる。このため、例えば、特定の機能モジュールを動作可能状態にする動作制限制御を実施する場合の課金を確実に行うことができる。
次いで、上述の機能制限制御システム100を備えた電気温風ヒータについて説明する。この事例では、機能制限制御システム100は、電気温風ヒータの使用回数が規定回数に到達したときに、ヒータ機能を実現する機能モジュール122を動作不能状態とし、使用者に点検を要求する構成になっている。これにより、機器の使用が長期間継続した場合に、機器異常の早期発見、異常状態の解消を行うことができる。したがって、機器の動作異常による発熱延焼などの災害を防ぐことが可能となる。
本事例では、イベント管理部102のカウンタ503が機器の電源オンイベント(イベントID「I01」)の発生回数を計数するとともに、累積電源オン時間を計測している。イベント管理部102の要求コード生成部507は、電源オンイベントの計数値が規定回数に到達した場合、または累積電源オン時間が規定時間に到達した場合に、要求ID「R01」を有する要求コード701(要求付帯情報は「NULL」)を生成する。当該要求コード701は、認証コード発行部104に入力される。認証コード発行部104は、当該要求コード701を受けて、認証ID「J20」を有する認証コード1001を生成する(図11参照)。生成された認証コード1001は、認証部107に入力される。認証部107は、認証ID「J20」を受けて、認証レベル記憶部108に格納されている制御レベル対応表(図14参照)により、認証レベルID「L05(完全停止)」を選択し、制御信号出力部110に全機能モジュール122へ実行不許可信号を出力する指示を与える。これにより、電子機器120の全機能モジュール122が動作不能状態になる。
以上のようにして全機能モジュール122が動作不能状態になった場合、使用者は、以下の作業を行うことにより、動作不能状態を解除することができる。
まず、使用者は、動作不能状態を解除したい場合、解除をするためのQA回答モードを、リモコン操作または操作部のボタン操作により起動する。このとき、動作監視回路101は、イベントID「I04」または「I03」を含むイベントコード301を生成する。
QA回答モードが起動すると、使用者は、使用説明書に記載された日常点検項目の質問にしたがって、例えば、「YES」または「NO」が割り当てられたボタンや、記載された選択肢の1項目に対応するボタン等を押下することにより回答を入力する。この回答入力は、そのキーコードは、イベントID「I03」あるいは「I04」のイベント付帯情報として動作監視部101へ入力される。
仮に質問が「吸気フィルタは汚れているか?」であり、回答の選択肢として、新品交換済みが「1(0x01)」、フィルタ清掃済みが「2(0x02)」、埃付着ありが「9(0x09)」であるとする。使用者は、QA回答として、フィルタ清掃済みを選択する場合、その回答に対するキー(ここでは「2」)を押下する。これにより、イベント管理部102において、当該キーコード(「0x02」)を要求付帯情報とする要求ID「R06」の要求コード701となり、認証コード発行部104に入力される。当該入力は、認証コード発行部104のQA判定部906において、日常点検項目を確認するQA項目「Q01」にしたがって判定される(図12参照)。
認証コード発行部104のQA判定部906は、入力された要求コード701の要求付帯情報が、判定基準と一致するか否かを判断する。図11の例では、回答コード群が「0x01」、「0x02」、「0x03」であり、判定条件は、いずれか1つを意味する「0xFF」になっている。したがって、要求付帯情報が「0x02」であった場合、QA判定部906は、条件を満足すると判定する。QA判定部906は、認証コード生成部905に、判定結果およびQA付帯情報を入力する(ここでは、「G」と「A」)。認証コード生成部905は、機器の正常状態が保たれていることを示す当該入力に応じて、認証ID「J01」を有する認証コード1001(認証付帯情報は「NULL」)を生成し、認証部107に入力する。認証部107は、当該認証コード1001の認証ID「J01」にしたがって、認証レベルID「L01」を選択する(図14参照)。認証部107は、当該認証レベルIDに応じた、全機能モジュール122を動作可能状態にする指示を制御信号出力部110に入力する。これにより、全機能モジュール122が動作可能状態になる。
本実施例では、機器の使用者にその機器の日常点検を行わせ、その結果、機器に異常がなければ、さらに使用期間を延長して利用できるようにする。この方式では、機器をメーカー等に引き渡す必要がなく、容易かつ確実に機器異常の有無を確認することができる。
本発明は、家電製品等の電子機器の機能制限制御を簡易で安価に行うことができ、電子機器の機能制限制御システムおよび機能制限制御方法として有用である。
本発明の一実施形態における機能制限制御システムを備えた電子機器を示す概略構成図 本発明の一実施形態における動作監視部の構成を示す機能ブロック図 本発明の一実施形態におけるイベントコードを示す模式図 本発明の一実施形態におけるイベント項目対応表の一例を示す図 本発明の一実施形態におけるイベント管理部の構成を示す機能ブロック図 本発明の一実施形態における履歴記憶部に格納される情報の一例を示す図 本発明の一実施形態における要求コードを示す模式図 本発明の一実施形態における要求項目対応表の一例を示す図 本発明の一実施形態における認証コード発行部の構成を示す機能ブロック図 本発明の一実施形態における認証コードを示す模式図 本発明の一実施形態における認証ID対応表の一例を示す図 本発明の一実施形態におけるQA項目対応表の一例を示す図 本発明の一実施形態における認証部の構成を示す機能ブロック図 本発明の一実施形態における制御レベル対応表の一例を示す図 本発明の一実施形態における外部認証コードを示す模式図 本発明の一実施形態における外部認証コード生成装置を示す概略構成図 従来の電子機器制御装置を備えた電子機器を示す機能ブロック図
符号の説明
100 機能制限制御システム
101 動作監視部
102 イベント管理部
104 認証コード発行部
105 QA情報記憶部
107 認証部
108 認証レベル記憶部
110 制御信号出力部
111 認証コード記憶部
160 外部認証コード生成装置
120 電子機器
123 操作部(兼表示部)
205 イベントコード生成部
301 イベントコード
401 イベント項目対応表
507 要求コード生成部
601 イベント履歴表
701 要求コード
801 要求項目対応表
905 認証コード生成部
906 QA判定部
1001 認証コード(識別用認証コード)
1101 認証ID対応表
1201 QA項目対応表
1305 認証許可判定部
1401 制御レベル対応表
1501 外部認証コード
1607 外部認証コード生成部

Claims (9)

  1. 電子機器の所定の機能を実現する機能モジュールに対して機能制限制御を行う電子機器の機能制限制御システムであって、
    電子機器の各種イベントを検出する動作監視部と、
    検出されたイベントに応じて、機能モジュールの機能制限制御種別を選択するイベント管理部と、
    前記選択された機能制限制御種別に応じた認証コードを生成する認証コード発行部と、
    前記認証コードに基づいて認証を行い、機能モジュールを動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定する認証部と、
    前記決定に応じて、機能モジュールを動作可能状態または動作不能状態とする制御信号出力部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器の機能制限制御システム。
  2. 前記認証コード発行部が、電子機器の使用者に対して、質問事項に対する回答の入力を要求するQA判定部をさらに備え、
    特定の機能制限制御種別が選択された場合に、電子機器の使用者との対話的な入出力の結果に基づいて、前記認証コード発行部が認証コードを生成する請求項1記載の電子機器の機能制限制御システム。
  3. 特定の機能制限制御種別が選択された場合、前記認証コード発行部が、電子機器外部の外部認証コード生成装置により外部認証コードを生成するための、電子機器を識別する情報を含む識別用認証コードを生成し、
    前記認証部が、前記識別用認証コードに基づいて生成された外部認証コードが入力されたときに、当該外部認証コードに基づいて認証を行い、機能モジュールを動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定する請求項1または2記載の電子機器の機能制限制御システム。
  4. 前記機能制限制御種別が、期間または回数を限定して、機能モジュールを動作可能状態とする機能制限制御を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器の機能制限制御システム。
  5. 前記イベント管理部が、イベントの種別、あるいは、イベントの種別と発生履歴とに基づいて機能制限制御種別を選択する、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器の機能制限制御システム。
  6. 電子機器が複数の機能モジュールを備える場合、前記認証部が、機能モジュールごとに、動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定する請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器の機能制限制御システム。
  7. 電子機器の所定の機能を実現する機能モジュールに対して機能制限制御を行う電子機器の機能制限制御方法であって、
    電子機器の各種イベントを検出するステップと、
    検出されたイベントに応じて、機能モジュールの機能制限制御種別を選択するステップと、
    前記選択された機能制限制御種別に応じた認証コードを生成するステップと、
    前記認証コードに基づいて認証を行い、機能モジュールを動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定するステップと、
    前記決定に応じて、機能モジュールを動作可能状態または動作不能状態とするステップと、
    を有することを特徴とする電子機器の機能制限制御方法。
  8. 特定の機能制限制御種別が選択された場合、電子機器の使用者に対して、質問事項に対する回答の入力を要求するステップをさらに備え、
    電子機器の使用者との対話的な入出力の結果に基づいて、前記認証コードを生成する請求項7記載の電子機器の機能制限制御方法。
  9. 特定の機能制限制御種別が選択された場合、電子機器外部の外部認証コード生成装置により外部認証コードを生成するための、電子機器を識別する情報を含む識別用認証コードを前記認証コードとして生成し、
    前記識別用認証コードに基づいて生成された外部認証コードが入力されたときに、当該外部認証コードに基づいて認証を行い、機能モジュールを動作可能状態とするか、動作不能状態とするかを決定する請求項7または8記載の電子機器の機能制限制御方法。
JP2007200953A 2007-08-01 2007-08-01 電子機器の機能制限制御システムおよび機能制限制御方法 Pending JP2009038584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007200953A JP2009038584A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 電子機器の機能制限制御システムおよび機能制限制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007200953A JP2009038584A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 電子機器の機能制限制御システムおよび機能制限制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009038584A true JP2009038584A (ja) 2009-02-19

Family

ID=40440119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007200953A Pending JP2009038584A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 電子機器の機能制限制御システムおよび機能制限制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009038584A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010229A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Yokogawa Electric Corp 機器制御装置、機器制御装置の機能制限方法、および機能制限システム
WO2012043167A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 日本電気株式会社 情報処理システム、車両のチェック方法、及び、車両のチェックプログラム
WO2014118869A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 エヌエイチ リミテッド 課金の対象となる装置
CN117555494A (zh) * 2024-01-12 2024-02-13 南京荧火泰讯信息科技有限公司 一种用于信号处理板的编码管理系统

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010229A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Yokogawa Electric Corp 機器制御装置、機器制御装置の機能制限方法、および機能制限システム
WO2012043167A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 日本電気株式会社 情報処理システム、車両のチェック方法、及び、車両のチェックプログラム
CN103124654A (zh) * 2010-09-27 2013-05-29 日本电气株式会社 信息处理系统、用于检查车辆的方法和用于检查车辆的程序
US8874280B2 (en) 2010-09-27 2014-10-28 Nec Corporation Information processing system, method for checking vehicle, and program for checking vehicle
JP5765539B2 (ja) * 2010-09-27 2015-08-19 日本電気株式会社 情報処理システム、車両のチェック方法、及び、車両のチェックプログラム
WO2014118869A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 エヌエイチ リミテッド 課金の対象となる装置
JPWO2014118869A1 (ja) * 2013-01-29 2017-01-26 エヌエイチ リミテッドNH Limited 課金の対象となる装置
CN117555494A (zh) * 2024-01-12 2024-02-13 南京荧火泰讯信息科技有限公司 一种用于信号处理板的编码管理系统
CN117555494B (zh) * 2024-01-12 2024-03-22 南京荧火泰讯信息科技有限公司 一种用于信号处理板的编码管理系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101641671B (zh) 信息处理装置和信息处理方法
KR101356484B1 (ko) 세탁기 및 세탁기 서비스 제공 방법
JP2009038584A (ja) 電子機器の機能制限制御システムおよび機能制限制御方法
WO2004107071A1 (ja) 異常処理システム
US20090265217A1 (en) System for triggering terminals
JP2015122055A (ja) 在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システム
JPWO2005069184A1 (ja) 顧客管理システム
HUE030712T2 (en) Accessories for controlling and monitoring the operation of household appliances and entertainment devices
GB2403577A (en) A system for user and device registration
WO2007137178A2 (en) On-line portal system and method for management of devices and services
JP2002358380A (ja) 遠隔保守方法,産業用機器、および半導体装置
JPH1170378A (ja) 廃品回収情報処理システム
US20040252247A1 (en) System for management of decoding devices and method for management of decoding devices
US6737614B2 (en) Method of checking a device for influencing the temperature in the cooking space of a baking oven and corresponding baking oven
US20140088760A1 (en) Computer connected cash drawer status and control
WO2002009056A1 (en) System and method for remotely managing operations of a printing apparatus
JP6982815B2 (ja) 機器管理システム、機器管理方法及びプログラム
JP2005071008A (ja) 情報端末装置
JP5241324B2 (ja) 電子機器
US7209649B2 (en) Combination DVD apparatus and TV set
JP2004005371A (ja) 家電機器監視装置及び家電保守サービスシステム
JP2020190831A (ja) 情報処理方法、サーバ装置及び情報処理プログラム
US20020156741A1 (en) Feature-dependent charge assessment method and apparatus
JP5641856B2 (ja) 監視制御システム
JP3843900B2 (ja) 情報サービスシステム及びその設定方法