JP2015122055A - 在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システム - Google Patents

在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システム Download PDF

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Abstract

【課題】住宅の在宅確率の精度が向上する確率算出方法を提供する。【解決手段】在宅確率算出システムを利用する装置から時刻の指定を受け付け、指定が受け付けられた時刻から所定時間前までの間に、特定された操作時刻が存在するときに、操作時刻と、特定された相関関係とに基づいて、指定された時刻における、住宅に人物が在宅している確率を算出し、算出した確率に基づいて、住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を、装置に提供する。【選択図】図20

Description

本開示は、住宅に人物が在宅している確率を算出する在宅確率算出方法、サーバ装置、在宅確率算出システムに関する。
配送業者等は、届け先住宅の住人に手渡しする必要のある荷物を配送する場合において、その住人が留守であるときには、その荷物を一旦事務所等に持ち帰らなければならなくなることがある。
このようなケースが発生してしまうと、荷物の配送工程と持ち帰り工程とが無駄な工程となってしまい、配送業務のコストが増加してしまうこととなる。
荷物の配送予定時刻において届け先住宅に人物が在宅しているか否かを精度よく推定することができれば、このようなケースの発生頻度を抑制することができる。
そこで、特定の時刻において特定の住宅に人物が在宅している在宅確率を精度よく算出する技術が求められている。
例えば、特許文献1には、電力会社が、住宅における総電力使用量の推移を記録していくことでその住宅における総電力使用量の過去365日分の経時プロファイルを生成し、生成した経時プロファイルに基づいて、その住宅についての、一定の時間間隔の在宅確率を示す在宅確率テーブルを生成する技術が記載されている。
特開2012−181789号公報
一般に、住宅に居住する人物の生活様式は多様であり、必ずしも、毎日同様の時刻に外出し、毎日同様の時刻に帰宅する生活を送っているとは限らない。このため、各住宅についての過去一定期間の総電力使用量の経時プロファイルに基づく、特定の時刻におけるその住宅についての在宅確率の算定の精度には自ずと一定の限界がある。
そこで、本発明は、従来の確率算出方法に比べて、算出する在宅確率の精度が向上する可能性を有する確率算出方法を提供することを目的とする。
本開示に係る在宅確率算出方法は、住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を提供する在宅確率算出システムにおける在宅確率算出方法であって、前記住宅に配置された機器に所定の操作がなされる毎に、ネットワークを介して前記機器の操作情報を受信し、前記受信した操作情報に基づいて、当該所定の操作がなされた操作時刻を特定する操作時刻特定ステップと、前記住宅に人物が不在であると推定される状態になる毎に、前記状態になった時刻の時刻情報を受信する受信ステップと、前記受信した時刻情報に基づいて、前記不在であると推定される状態になった不在時刻を特定する不在時刻特定ステップと、前記操作時刻特定ステップによって特定された操作時刻の集合と、前記不在時刻特定ステップによって特定された不在時刻の集合との相関関係を特定する相関関係特定ステップと、前記在宅確率算出システムを利用する装置から時刻の指定を受け付ける時刻受付ステップと、当該指定が受け付けられた時刻から所定時間前までの間に、前記操作時刻特定ステップによって特定された操作時刻が存在するときに、前記特定された当該操作時刻と、前記相関関係特定ステップによって特定された相関関係とに基づいて、前記指定された時刻における、前記住宅に人物が在宅している確率を算出し、前記算出した確率に基づいて、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を、前記装置へ出力する確率算出ステップとを有することを特徴とする。
なお、これらの包括的または具体的な側面は、システム、装置、および、コンピュータプログラムで実現されてもよく、システム、装置、方法、およびコンピュータプログラムの任意な組み合わせで実現されてもよい。
上記本開示によれば、時刻の指定がなされた時刻から所定時間前内において機器に所定の操作がなされていた場合に、過去における、その住宅に在宅する人物がその機器にその所定の操作を行ってから、その住宅を不在にするまでの行動パターンを反映して、その指定時刻における在宅確率を算出することができるようになる。このことによって、指定時刻にその住宅に人物が在宅しているかどうかについて、より正確な情報を提供できる可能性を有する。
図1は、本開示の一実施の形態に係る在宅確率算出システム100の構成の一例を示すシステム構成図である。 図2は、本開示の一実施の形態に係る機器の回路構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本開示の一実施の形態に係る機器の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本開示の一実施の形態に係る電子錠の回路構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本開示の一実施の形態に係る電子錠の機能構成の一例を示すブロック図である。 図6は、本開示の一実施の形態に係るホームゲートウェイの回路構成の一例を示すブロック図である。 図7は、本開示の一実施の形態に係るホームゲートウェイの機能構成の一例を示すブロック図である。 図8は、本開示の一実施の形態に係る機器管理サーバの回路構成の一例を示すブロック図である。 図9は、本開示の一実施の形態に係る機器管理サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 図10は、本開示の一実施の形態に係る機器人物対応表一例を示すデータ構成図である。 図11は、本開示の一実施の形態に係る機器操作ログの一例を示すデータ構成図である。 図12は、本開示の一実施の形態に係る外出帰宅ログの一例を示すデータ構成図である。 図13Aは、本開示の一実施の形態に係るヒストグラムの一例をグラフ化した図である。 図13Bは、本開示の一実施の形態に係るヒストグラムの一例を示す図である。 図13Cは、本開示の一実施の形態に係るヒストグラムの一例を示す図である。 図14は、本開示の一実施の形態に係る累積ヒストグラムの一例を示す図である。 図15は、本開示の一実施の形態に係る宅配処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、本開示の一実施の形態に係る外出帰宅検知処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、本開示の一実施の形態に係る常時オン機器除外処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、本開示の一実施の形態に係るヒストグラム生成処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、本開示の一実施の形態に係る累積ヒストグラム生成処理の一例を示すフローチャートである。 図20は、本開示の一実施の形態に係る在宅確率算出処理の一例を示すフローチャートである。 図21は、本開示の一実施の形態に係る累積ヒストグラムの一例をグラフ化した図である。 図22は、本開示の一実施の形態に係る変形累積ヒストグラム生成処理の一例を示すフローチャートである。 図23は、本開示の一実施の形態に係る第1変形在宅確率算出処理の一例を示すフローチャートである。 図24は、本開示の一実施の形態に係る変形ヒストグラム生成処理の一例を示すフローチャートである。 図25は、本開示の一実施の形態に係る第3変形在宅確率算出システムの構成の一例を示すシステム構成図である。 図26は、本開示の一実施の形態に係る勤怠管理装置の回路構成の一例を示すブロック図である。 図27は、本開示の一実施の形態に係る勤怠管理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図28は、本開示の一実施の形態に係る変形外出帰宅検知処理の一例を示すフローチャートである。
まず、本発明者らが本開示に係る各態様の発明をするにあたって、検討した事項を説明する。
(本発明の基礎となった知見)
一般に、住宅に居住する人物の生活様式は多様であり、必ずしも、毎日同様の時刻に外出し、毎日同様の時刻に帰宅する生活を送っているとは限らない。このため、特許文献1に記載するような、各住宅についての過去一定期間の総電力使用量の経時プロファイルに基づく、特定の時刻におけるその住宅についての在宅確率の算定の精度には自ずと一定の限界がある。
しかしながら、毎日同様の時刻に外出してはいないかもしれないが、人物が外出をする前に行なう行動パターンについては、同じような行動パターンをとることが多いと考えられる。
例えば、人物が住宅を不在にする前(または外出する前)に宅内の機器を利用することが多いのであれば、この機器の操作がなされたことが分かれば、人物が外出するという行動をとるということが考えられる。
本開示は、外出を行う前の人物の行動パターンに着目し、宅内に設置された機器の操作と外出をしたと推定される時刻との相関関係を利用して、指定した時刻に人物が在宅しているかどうかの在宅確率を算出し、算出した在宅確率に基づいて指定した時刻に人物が住宅に在宅しているかどうかについてのより正確な情報を提供する可能性を有する在宅確率算出方法を得ることである。
<実施の形態>
<概要>
以下、本開示に係る在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システムの一実施形態として、機器が配置された住宅において人物が在宅している在宅確率を算出し、算出した確率に基づいて、住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を、装置に提供する在宅確率算出システムについて説明する。
この在宅確率算出システムは、住宅に配置された1つ以上の機器それぞれについて、その機器に所定の操作(ここでは、主電源をオフとする操作)がなされた操作時刻の履歴と、その住宅が不在であると推定される状態になった外出時刻の履歴とに基づいて、操作時刻と外出時刻との時間差についての頻度を示すヒストグラムを生成する。
そして、在宅確率算出システムを利用する装置から時刻の指定がなされた場合において、過去の一定期間内にいずれかの機器に対してその所定の操作がなされていたときには、その機器についてのヒストグラムと、その所定の操作がなされた時刻とを利用して、その指定時刻における、その住宅に人物が在宅している在宅確率を算出する。そして、在宅確率算出システムを利用する装置へ、算出した在宅確率に基づいて、その住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を出力する。このとき、在宅確率算出システムを利用する装置と接続するディスプレイなどの表示装置に、算出した在宅確率に基づいて、その住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を表示させるようにしてもよい。
在宅確率算出システムを利用する装置とは、例えば後述する配送業者サーバ180を例に説明をする。
配送先の住宅に人物が在宅しているかどうかの情報とは、本実施の形態では、算出された在宅確率を提供する例を説明するが、これに限定をされるものではない。例えば、在宅確率に対する閾値を予め設定しておき、この閾値と在宅確率を比較し、比較結果に基づいて、配送先の住宅に人物が在宅している/在宅していないことを示す情報を出力するのでもよい。
以下、この在宅確率算出システムの詳細について図面を参照しながら説明する。
<構成>
図1は、在宅確率算出システム100の構成の一例を示すシステム構成図である。
同図に示されるように、在宅確率算出システム100は、例えば、複数の機器110(機器110A〜機器110F等)と、複数の電子錠120(電子錠120A、電子錠120B等)と、複数のホームゲートウェイ130(ホームゲートウェイ130A、ホームゲートウェイ130B等)と、ネットワーク170と、機器管理サーバ160とを備える。
そして、在宅確率算出システム100を構成する機器管理サーバ160は、外部の配送業者サーバ180に接続し、配送業者サーバ180は、さらに、外部の販売業者サーバ190に接続する。機器管理サーバ160と配送業者サーバ180とは、例えば、インターネット等の通信回線(またはネットワーク)を介して接続されている。または、機器管理サーバ160と配送業者サーバ180とは、例えば、ケーブル線などにより、直接接続されていてもよい。
配送業者サーバ180と販売業者サーバ190とは、例えば、インターネット等の通信回線(またはネットワーク)を介して接続されている。または、配送業者サーバ180と販売業者サーバ190とは、例えば、ケーブル線などにより、直接接続されていてもよい。
上述の通信回線は、例えば、無線の通信回線および有線の通信回線のいずれか一方、または両方を含む。
以下、在宅確率算出システム100を構成するこれら構成要素について順に説明する。
機器110A〜機器110Cは、住宅150A内に配置される、例えば、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、録画機、ドライヤ等といった電子機器であって、それぞれ、ホームゲートウェイ130Aとネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160と通信する機能を有する。
機器110D〜機器110Fは、住宅150B内に配置される、例えば、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、録画機、ドライヤ等といった電子機器であって、それぞれ、ホームゲートウェイ130Bとネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160と通信する機能を有する。
以下、機器110A〜機器110Fについて、これら機器を個別に説明するのではなく、これら機器を代表して、110という符号を付した機器110を用いて説明する。
図2は、機器110の回路構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、機器110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)200と、メモリ210と、入力装置220と、タイマ230と、通信用LSI(Large Scale Integration)240と、アンテナ250と、機器本体ハードウエア260とによって構成される。
機器本体ハードウエア260は、CPU200に接続される。機器本体ハードウエア260は、CPU200によって制御されることで、電子機器である機器110が、その電子機器としての機能を実現するためのハードウエア群である。例えば、機器110が冷蔵庫であるとすれば、機器本体ハードウエア260は、冷蔵庫としての機能を実現するための、コンプレッサ、送風ファン等からなるハードウエア群が該当することとなる。
アンテナ250は、通信用LSI240に接続され、通信用LSI240が行う通信に利用される。アンテナ250は、例えば、金属製のモノポールアンテナである。
通信用LSI240は、アンテナ250とCPU200とに接続され、CPU200によって制御される。通信用LSI240は、CPU200から送られて来た送信用信号を変調する変調機能と、変調した信号を、アンテナ250を利用してホームゲートウェイ130に送信する送信機能とを有する。
ここで、通信用LSI240とホームゲートウェイ130との間でなされる通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)規格に準拠して行われる。
入力装置220は、CPU200に接続され、機器110を利用するユーザによってなされる操作を電気信号に変換して、CPU200に送る機能を有する。入力装置220は、例えば、タッチパネルを有する操作パネル、操作ボタン群を有するリモコン等により実現される。入力装置220が、例えばリモコンを含んで実現される場合には、リモコンと機器本体とは、例えば赤外線通信等の無線通信を利用して通信することとなる。
タイマ230は、CPU200に接続され、CPU200によって制御され、時間を計測する機能を有する。
メモリ210は、CPU200に接続される。メモリ210は、RAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)とフラッシュメモリのうちのいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせを含む。メモリ210は、例えば、CPU200の動作を規定するプログラムと、CPU200が利用するデータとを記憶する。
また、メモリ210は、機器110を一意に識別する機器IDを記憶している。
CPU200は、メモリ210と、入力装置220と、タイマ230と、通信用LSI240と、機器本体ハードウエア260とに接続される。CPU200は、メモリ210に記憶されているプログラムを実行することで、メモリ210と、入力装置220と、タイマ230と、通信用LSI240と、機器本体ハードウエア260とを制御して、機器110に、以下の2つの機能を実現させる機能を有する。
機器制御機能:機器110を制御して、機器110に、機器としての一般的な機能を実現させる機能。ここで、機器としての一般的な機能とは、例えば、機器がテレビであれば、番組再生機能、チャンネル切替機能等であり、例えば、機器が洗濯機であれば、すすぎ機能、脱水機能等である。
操作履歴情報送信機能:機器110を制御して、機器110を利用するユーザによって機器110が操作された毎に、機器110に、その操作の内容を示す操作内容情報と、その操作がなされた時刻を示す操作時刻情報と、メモリ210によって記憶される機器IDとを含む操作情報を生成させて、その操作情報を、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160に送信させる機能。
上記回路構成を備える機器110について、以下、機能面から見た構成について説明する。
図3は、機器110の機能構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、機器110は、例えば、制御部300と、入力部310と、機器ID記憶部320と、通信部330と、実行部340とを備える。
機器ID記憶部320は、メモリ210に含まれる記憶領域の一部によって実現され、機器IDを記憶する機能を有する。
入力部310は、プログラムを実行するCPU200と、入力装置220と、タイマ230とによって実現され、制御部300によって制御され、以下の3つの機能を有する。
操作受付機能:機器110を利用するユーザによる、入力装置220を用いてなされるユーザ操作を受け付ける機能。
コマンド生成機能:ユーザ操作を受け付けた場合に、そのユーザ操作に対応する動作を機器本体ハードウエア260に実行させるための実行コマンドを生成して、実行部340に送る機能。
操作情報生成機能:ユーザ操作を受け付けた毎に、その操作の内容を示す操作内容情報と、その操作がなされた時刻を示す操作時刻情報と、メモリ210によって記憶される機器IDとからなる操作情報を生成して、通信部330に送る機能。
通信部330は、プログラムを実行するCPU200と、通信用LSI240と、アンテナ250とによって実現され、制御部300によって制御される。通信部330は、Bluetooth(登録商標)規格に準拠してホームゲートウェイ130と通信する機能と、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160と通信する機能とを有する。
ここで、通信部330は、入力部310から操作情報が送られて来ると、その操作情報を、機器管理サーバ160に送信する。
実行部340は、プログラムを実行するCPU200と、機器本体ハードウエア260とによって実現される。実行部340は、制御部300によって制御され、入力部310から実行コマンドが送られて来た場合に、機器本体ハードウエア260を用いてその実行コマンドを実行する機能を有する。
制御部300は、プログラムを実行するCPU200によって実現される。制御部300は、入力部310と機器ID記憶部320と通信部330と実行部340とを制御して、機器110に、前述の、機器制御機能と操作履歴情報送信機能とを実現させる機能を有する。
再び図1に戻って、在宅確率算出システム100についての説明を続ける。
電子錠120Aは、住宅150Aの出入り口140Aを施錠/解錠(以下、施解錠と呼ぶ)する電子錠であって、ホームゲートウェイ130Aとネットワーク170とを介して機器管理サーバ160と通信する機能を有する。
電子錠120Bは、住宅150Bの出入り口140Bを施解錠する電子錠であって、ホームゲートウェイ130Bとネットワーク170とを介して機器管理サーバ160と通信する機能を有する。
以下、電子錠120A、電子錠120Bについて、これらの電子錠を個別に説明するのではなく、これらの電子錠を代表して、120という符号を付した電子錠120を用いて説明する。
図4は、電子錠120の回路構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、電子錠120は、例えば、CPU400と、メモリ410と、サムターン420と、暗証番号入力装置425と、タイマ430と、通信用LSI440と、アンテナ450と、施解錠ハードウエア460とを備える。
施解錠ハードウエア460は、CPU400に接続される。施解錠ハードウエア460は、CPU400によって制御されることで、出入り口140を物理的に施解錠するためのハードウエア群であって、例えば、閂(かんぬき)、サーボモータ等によって実現される。
アンテナ450は、通信用LSI440に接続され、通信用LSI440が行う通信に利用される。アンテナ450は、例えば、金属製のモノポールアンテナである。
通信用LSI440は、アンテナ450とCPU400とに接続され、CPU400によって制御される。通信用LSI440は、CPU400から送られて来た送信用信号を変調する変調機能と、変調した信号を、アンテナ450を利用してホームゲートウェイ130に送信する送信機能とを有する。
ここで、通信用LSI440とホームゲートウェイ130との間でなされる通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)規格に準拠して行われる。
サムターン420は、CPU400に接続される。サムターン420は、出入り口140の宅内側に設置された、回転式の施解錠操作を受け付けるデバイスである。サムターン420は、電子錠120を利用するユーザによってなされる回転式の施解錠操作を電気信号に変換して、CPU400に送る機能を有する。
暗証番号入力装置425は、CPU400に接続され、出入り口140の宅外側に設置された、施解錠するための暗証番号入力操作を受け付けるデバイスである。暗証番号入力装置425は、電子錠120を利用するユーザによってなされる暗証番号の入力操作を電気信号に変換して、CPU400に送る機能を有する。
タイマ430は、CPU400に接続され、CPU400によって制御され、時間を計測する機能を有する。
メモリ410は、CPU400に接続される。メモリ410は、RAMとROMとフラッシュメモリのうちのいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせを含む。メモリ410は、例えば、CPU400の動作を規定するプログラムと、CPU400が利用するデータとを記憶する。
また、メモリ410は、電子錠120を一意に識別する電子錠IDを記憶している。
CPU400は、メモリ410と、サムターン420と、暗証番号入力装置425と、タイマ430と、通信用LSI440と、施解錠ハードウエア460とに接続される。CPU400は、例えば、メモリ410に記憶されているプログラムを実行することで、メモリ410と、サムターン420と、暗証番号入力装置425と、タイマ430と、通信用LSI440と、施解錠ハードウエア460とを制御して、電子錠120に、以下の3つの機能を実現させる機能を有する。
サムターン施解錠機能:電子錠120を制御して、電子錠120を利用するユーザによって、サムターン420に施錠操作がなされた場合に、電子錠120に、出入り口140を施錠させ、サムターン420に解錠操作がなされた場合に、電子錠120に、出入り口140を解錠させる機能。
暗証番号施解錠機能:電子錠120を制御して、電子錠120を利用するユーザによって、暗証番号入力装置425に暗証番号入力操作がなされた場合に、電子錠120に、その暗証番号が施錠操作を示すものであるか否かの判定、及びその暗証番号が解錠操作を示す所定の暗証番号であるか否かの判定を行わせる。そして、その暗証番号が施錠操作を示す所定の暗証番号であるときには、電子錠120に、出入り口140を施錠させ、その暗証番号が解錠操作を示す所定の暗証番号であるときには、電子錠120に、出入り口140を解錠させる機能。
外出帰宅検知機能:電子錠120を制御して、電子錠120に外出帰宅検知処理を実行させることで、(1)電子錠120を利用するユーザによって、電子錠120に、宅内から宅外へと外出したと推定される所定の操作がなされた場合に、電子錠120に、その操作がなされた時刻を示す情報と、メモリ210によって記憶される電子錠IDとからなる外出検知信号を生成させて、その外出検知信号を、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160に送信させる。そして、(2)電子錠120を利用するユーザによって、電子錠120に、宅外から宅内へと帰宅したと推定される所定の操作がなされた場合に、電子錠120に、その操作がなされた時刻を示す情報と、メモリ210によって記憶される電子錠IDとからなる帰宅検知信号を生成させて、その帰宅検知信号を、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160に送信させる機能。
なお、電子錠120の行う外出帰宅検知処理については、後程<外出帰宅検知処理>の項目において、フローチャートを用いて詳細に説明する。
上記回路構成を備える電子錠120について、以下、機能面から見た構成について説明する。
図5は、電子錠120の機能構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、電子錠120は、例えば、制御部500と、入力部510と、電子錠ID記憶部520と、通信部530と、施解錠部540と外出帰宅推定部550とを備える。
電子錠ID記憶部520は、メモリ210に含まれる記憶領域の一部によって実現され、電子錠IDを記憶する機能を有する。
入力部510は、プログラムを実行するCPU400と、サムターン420と、暗証番号入力装置425と、タイマ430とによって実現され、以下の4つの機能を有する。
サムターン施錠操作受付機能:電子錠120を利用するユーザによる、サムターン420を用いてなされる施錠操作を受け付けて、施解錠ハードウエア460に出入り口140の施錠をさせるための実行コマンドを生成して、施解錠部540に送り、施錠操作を受け付けた時刻を示すサムターン施錠操作時刻情報を外出帰宅推定部550に送る機能。
サムターン解錠操作受付機能:電子錠120を利用するユーザによる、サムターン420を用いてなされる解錠操作を受け付けて、施解錠ハードウエア460に出入り口140の解錠をさせるための実行コマンドを生成して、施解錠部540に送り、解錠操作を受け付けた時刻を示すサムターン解錠操作時刻情報を外出帰宅推定部550に送る機能。
暗証番号施錠操作受付機能:電子錠120を利用するユーザによる、暗証番号入力装置425を用いてなされる暗証番号入力操作を受け付けて、その暗証番号が、施錠操作を示す所定の暗証番号であるか否かの判定を行う。そして、施錠操作を示す所定の暗証番号である場合に、施解錠ハードウエア460に出入り口140の施錠をさせるための実行コマンドを生成して、施解錠部540に送り、暗証番号入力操作を受け付けた時刻を示す暗証番号施錠操作時刻情報を外出帰宅推定部550に送る機能。
暗証番号解錠操作受付機能:電子錠120を利用するユーザによる、暗証番号入力装置425を用いてなされる暗証番号入力操作を受け付ける。そして、その暗証番号が、解錠操作を示す所定の暗証番号であるか否かの判定を行い、解錠操作を示す所定の暗証番号である場合に、施解錠ハードウエア460に出入り口140の解錠をさせるための実行コマンドを生成して、施解錠部540に送り、暗証番号入力操作を受け付けた時刻を示す暗証番号解錠操作時刻情報を外出帰宅推定部550に送る機能。
外出帰宅推定部550は、プログラムを実行するCPU400によって実現され、以下の2つの機能を有する。
外出検知機能:入力部510から、サムターン解錠操作時刻情報が送られてきた後において、所定時間T1(例えば30秒)以内に暗証番号施錠操作時刻情報が送られて来た場合に、電子錠120を操作するユーザによって、宅内から宅外へと外出したと推定される所定の操作がなされたと判定し、暗証番号施錠操作時刻情報によって示される時刻を示す外出時刻情報と、メモリ210によって記憶される電子錠IDとからなる外出検知信号を生成し、その外出検知信号を通信部530に送る機能。
帰宅検知機能:入力部510から、暗証番号解錠操作時刻情報が送られてきた後において、所定時間T1以内にサムターン施錠操作時刻情報が送られて来た場合に、電子錠120を操作するユーザによって、宅外から宅内へと帰宅したと推定される所定の操作がなされたと判定し、サムターン施錠操作時刻情報によって示される時刻を示す帰宅時刻情報と、メモリ210によって記憶される電子錠IDとからなる帰宅検知信号を生成し、その外出検知信号を通信部530に送る機能。
通信部530は、プログラムを実行するCPU400と、通信用LSI440と、アンテナ450とによって実現される。通信部530は、制御部500によって制御され、Bluetooth(登録商標)規格に準拠してホームゲートウェイ130と通信する機能と、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160と通信する機能とを有する。
ここで、通信部530は、外出帰宅推定部550から、外出検知信号又は帰宅検知信号が送られて来ると、送られて来た信号を、機器管理サーバ160に送信する。
施解錠部540は、プログラムを実行するCPU400と、施解錠ハードウエア460とによって実現される。施解錠部540は、制御部500によって制御され、入力部510から実行コマンドが送られて来た場合に、施解錠ハードウエア460を用いてその実行コマンドを実行する機能を有する。
制御部500は、プログラムを実行するCPU400によって実現される。制御部500は、入力部510と、電子錠ID記憶部520と、通信部530と、施解錠部540と、外出帰宅推定部550とを制御して、電子錠120に、前述の、サムターン施解錠機能と暗証番号施解錠機能と外出帰宅検知機能とを実現させる機能を有する。
再び図1に戻って、在宅確率算出システム100についての説明を続ける。
ホームゲートウェイ130Aは、住宅150Aに配置された通信装置であって、ネットワーク170に接続される。ホームゲートウェイ130Aは、機器110A〜機器110C等、及び電子錠120Aと機器管理サーバ160との通信を中継する機能とを有する。
ホームゲートウェイ130Bは、住宅150Bに配置された通信装置であって、ネットワーク170に接続される。ホームゲートウェイ130Bは、機器110D〜機器110F等、及び電子錠120Bと機器管理サーバ160とが行う通信を中継する機能とを有する。
以下、ホームゲートウェイ130A、ホームゲートウェイ130Bについて、これらのホームゲートウェイを個別に説明するのではなく、これらのホームゲートウェイを代表して、130という符号を付したホームゲートウェイ130を用いて説明する。
図6は、ホームゲートウェイ130の回路構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、ホームゲートウェイ130は、例えば、CPU600と、メモリ610と、ネットワーク接続回路620と、通信用LSI630と、アンテナ640とを備える。
アンテナ640は、通信用LSI630に接続され、通信用LSI630が行う通信に利用される、例えば、金属製のモノポールアンテナである。
メモリ610は、例えば、CPU600に接続される。メモリ610は、RAMとROMとフラッシュメモリのうちのいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせを含む。メモリ610は、例えば、CPU600の動作を規定するプログラムと、CPU600が利用するデータとを記憶する。
通信用LSI630は、アンテナ640とCPU600とに接続される。通信用LSI630は、CPU600によって制御される。通信用LSI630は、機器110、又は電子錠120から送信された信号を、アンテナ640を利用して受信する受信機能と、受信した信号を復調してCPU600へ送る復調機能とを有する。
なお、通信用LSI1410と、機器110、及び電子錠120との間でなされる通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)規格に準拠して行われる。
ネットワーク接続回路620は、CPU600とネットワーク170とに接続される。ネットワーク接続回路620は、CPU600によって制御され、CPU600から送られて来た信号を、ネットワーク170を介して外部装置へ送信する機能を有する。
CPU600は、メモリ610とネットワーク接続回路620と通信用LSI630とに接続される。CPU600は、メモリ610に記憶されているプログラムを実行することで、メモリ610と、ネットワーク接続回路620と、通信用LSI630とを制御して、ホームゲートウェイ130に、機器管理サーバ160と、機器110、及び電子錠120とが行う通信を中継する通信中継機能を実現させる機能を有する。
上記回路構成を備えるホームゲートウェイ130について、以下、機能面から見た構成について説明する。
図7は、ホームゲートウェイ130の機能構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、ホームゲートウェイ130は、例えば、制御部700と、機器通信部710と、サーバ通信部720とを備える。
機器通信部710は、プログラムを実行するCPU600と、通信用LSI630と、アンテナ640とによって実現される。機器通信部710は、制御部700によって制御され、Bluetooth(登録商標)規格に準拠して機器110、及び電子錠120と通信する機能を有する。
サーバ通信部720は、プログラムを実行するCPU600と、ネットワーク接続回路620とによって実現される。サーバ通信部720は、制御部700によって制御され、ネットワーク170を介して機器管理サーバ160と通信する機能を有する。
制御部700は、プログラムを実行するCPU600によって実現される。制御部700は、機器通信部710とサーバ通信部720とを制御して、ホームゲートウェイ130に、前述の通信中継機能を実現させる機能を有する。
再び図1に戻って、在宅確率算出システム100についての説明を続ける。
ネットワーク170は、ホームゲートウェイ130A、ホームゲートウェイ130B等と、機器管理サーバ160とに接続されるネットワーク網であり、接続される装置間の信号を伝達する機能を有する。
機器管理サーバ160は、例えば、プロセッサと記憶装置と通信回路とを備えた、コンピュータであり、記憶装置に記憶したプログラムを読み出して、プロセッサに実行させることにより、機器管理サーバ160として機能する。記憶装置とは、例えば、メモリ、ハードディスクのいずれか、あるいはこれらの組み合わせを含む。メモリとは、RAM、ROM、フラッシュメモリのいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせを含む。
機器管理サーバ160は、例えば、ネットワーク170と配送業者サーバ180とに接続され、ネットワーク170とホームゲートウェイ130とを介して、機器110、及び電子錠120と通信する機能と、配送業者サーバ180と通信する機能とを有する。
図8は、機器管理サーバ160の回路構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、機器管理サーバ160は、例えば、プロセッサに対応するCPU800と、記憶装置に対応するメモリ810と、入力装置820と、出力装置830と、タイマ840と、ネットワーク接続回路850と、配送業者サーバ通信回路860と、記憶装置に対応するハードディスク870とを備える。
メモリ810は、例えば、CPU800に接続され、RAMとROMとフラッシュメモリとのいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせを含む。メモリ810は、例えば、CPU800の動作を規定するプログラムと、CPU800が利用するデータとを記憶する。
入力装置820は、CPU800に接続され、CPU800によって制御される。入力装置820は、機器管理サーバ160を利用するユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作を電気信号に変換してCPU800へ送る機能を有する。入力装置820は、一例として、キーボードとマウスとを備える。
出力装置830は、CPU800に接続され、CPU800によって制御され、機器管理サーバ160を利用するユーザに対して情報(例えば文字、映像、音声のいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせ)を提示する(または出力する)機能を有する。出力装置830は、一例として、ディスプレイとスピーカとを備える。
タイマ840は、CPU800に接続され、CPU800によって制御され、時間を計測する機能を有する。
ネットワーク接続回路850は、CPU800とネットワーク170とに接続され、CPU800によって制御される。ネットワーク接続回路850は、CPU800から送られて来た信号を、ネットワーク170を介して外部装置へ送信する機能と、ネットワーク170を介して外部装置から送信されて来た信号を受信し、CPU800へ送る機能とを有する。
配送業者サーバ通信回路860は、CPU800と配送業者サーバ180とに接続され、CPU800によって制御される。配送業者サーバ通信回路860は、CPU800から送られて来た信号を配送業者サーバ180へ送信する機能と、配送業者サーバ180から送信されて来た信号を受信し、CPU800へ送る機能とを有する。
ハードディスク870は、CPU800に接続され、CPU800によって制御され、CPU800が利用するデータを記憶する機能を有する。
CPU800は、例えば、メモリ810と、入力装置820と、出力装置830と、タイマ840と、ネットワーク接続回路850と、配送業者サーバ通信回路860と、ハードディスク870とに接続される。CPU800は、例えば、メモリ810に記憶されているプログラムを実行することで、メモリ810と、入力装置820と、出力装置830と、タイマ840と、ネットワーク接続回路850と、配送業者サーバ通信回路860と、ハードディスク870とを制御して、機器管理サーバ160に、以下の6つの機能を実現させる機能を有する。
機器操作ログ生成機能:機器管理サーバ160を制御して、機器管理サーバ160に、1つ以上の機器110が配置されている各住宅について、その住宅に配置されている機器110それぞれから送信された操作情報を収集させて蓄積させ、その住宅において機器110が操作された時刻の履歴を示す機器操作ログを生成させる機能。なお、この機器操作ログについては、後程図面を用いて説明する。
外出帰宅ログ生成機能:機器管理サーバ160を制御して、機器管理サーバ160に、電子錠120が設置されている各住宅について、その住宅に設置されている電子錠120から送信された外出検知信号と帰宅検知信号とを収集させて蓄積させ、その住宅において人物が外出又は帰宅した時刻の履歴を示す外出帰宅ログを生成させる機能。なお、この外出帰宅ログについては、後程図面を用いて説明する。
常時オン機器除外機能:機器管理サーバ160を制御して、機器管理サーバ160にその特徴的な動作である常時オン機器除外処理を実行させることで、機器管理サーバ160に、主電源を常時オン状態で運用される機器を特定させて、特定した機器をヒストグラム生成処理(後述)の対象となる機器から除外させる機能。例えば、冷蔵庫等が、主電源を常時オン状態で運用される機器に該当する。ここで、主電源を常時オン状態で運用される機器を、ヒストグラム生成処理の対象となる機器から除外することで、ヒストグラム生成処理の処理量が軽減されることとなる。
なお、機器管理サーバ160の行う常時オン機器除外処理については、後程<常時オン機器除外処理>の項目において、フローチャートを用いて詳細に説明する。
ヒストグラム生成機能:機器管理サーバ160を制御して、機器管理サーバ160にその特徴的な動作であるヒストグラム生成処理を実行させることで、機器管理サーバ160に、生成した機器操作ログと外出帰宅ログとを利用して、対象となる各機器110について、その機器110の主電源がオフにされた時刻から、その機器110の配置されている住宅の人物が外出したと推定される時刻までの時間差についてのヒストグラムを生成させる機能。
なお、機器管理サーバ160の行うヒストグラム生成処理については、後程<ヒストグラム生成処理>の項目において、フローチャートを用いて詳細に説明する。
累積ヒストグラム生成機能:機器管理サーバ160を制御して、機器管理サーバ160にその特徴的な動作である累積ヒストグラム生成処理を実行させることで、機器管理サーバ160に、所定の条件を満たすヒストグラムについて、累積ヒストグラムを生成させる機能。
なお、機器管理サーバ160の行う累積ヒストグラム生成処理については、後程<累積ヒストグラム生成処理>の項目において、フローチャートを用いて詳細に説明する。
在宅確率算出機能:機器管理サーバ160を制御して、機器管理サーバ160にその特徴的な動作である在宅確率算出処理を実行させることで、機器管理サーバ160に、指定された人物の居住する住宅について、指定された時刻における在宅確率を算出させる機能。
なお、機器管理サーバ160の行う在宅確率算出処理については、後程<在宅確率算出処理>の項目において、フローチャートを用いて詳細に説明する。
上記回路構成を備える機器管理サーバ160について、以下、機能面から見た構成について説明する。
図9は、機器管理サーバ160の機能構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、機器管理サーバ160は、例えば、制御部900と、ホームゲートウェイ通信部910と、配送業者サーバ通信部915と、入力部920と、機器操作ログ記憶部930と、外出帰宅ログ記憶部935と、常時オン機器特定部940と、機器人物対応表記憶部925と、ヒストグラム記憶部945と、相関関係算出部950と、累積ヒストグラム記憶部955と、確率算出部960とを備える。
ホームゲートウェイ通信部910は、プログラムを実行するCPU800と、ネットワーク接続回路850とによって実現される。ホームゲートウェイ通信部910は、制御部900によって制御され、ネットワーク170を介してホームゲートウェイ130と通信する機能と、ネットワーク170とホームゲートウェイ130とを介して、機器110、及び電子錠120と通信する機能とを有する。
配送業者サーバ通信部915は、プログラムを実行するCPU800と、配送業者サーバ通信回路860と、タイマ840とによって実現される。配送業者サーバ通信部915は、制御部900によって制御され、配送業者サーバ180と通信する機能と、通信した時刻を特定する機能とを有する。
入力部920は、プログラムを実行するCPU800と、入力装置820とによって実現される。入力部920は、制御部900によって制御される。入力部920は、機器管理サーバ160を利用するユーザによる入力操作を受け付ける機能を有する。
なお、図9には図示されていないが、機器管理サーバ160は、出力部を備えてもよい。出力部は、例えば、プログラムを実行するCPU800と、出力装置830とによって実現される。出力部は、制御部900によって制御される。出力部は、機器管理サーバ160を利用するユーザに対して情報(例えば文字、映像、音声のいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせ)を提示する(または出力する)機能を有する。
機器人物対応表記憶部925は、ハードディスク870の記憶領域の一部よって実現され、制御部900によって生成された機器人物対応表1000を記憶する機能を有する。
図10は、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000の一例を示すデータ構成図である。
同図に示されるように、機器人物対応表1000は、人物名1010と、人物ID1020と、電子錠ID1030と、機器ID1040と、常時オンフラグ1050とが対応付けられて構成されている。
人物名1010は、在宅確率算出システム100を利用する人物の氏名である。
人物ID1020は、対応付けられた人物名1010の人物を識別する識別子である。
電子錠ID1030は、対応付けられた人物ID1020によって識別される人物が居住する住宅に設置された電子錠120を識別する識別子である。
機器ID1040は、対応付けられた人物ID1020によって識別される人物が居住する住宅に配置された機器110を識別する識別子である。
常時オンフラグ1050は、対応付けられた機器ID1040によって識別される機器110が、主電源を常時オン状態で運用される機器であると特定された場合に論理値“1”となり、それ以外の場合に論理値“0”となる1ビットのフラグである。
ここで、この常時オンフラグ1050の初期値は、論理値“0”である。
再び図9に戻って、機器管理サーバ160の機能構成についての説明を続ける。
機器操作ログ記憶部930は、ハードディスク870の記憶領域の一部によって実現される。機器操作ログ記憶部930は、制御部900によって生成される機器操作ログ1100を記憶する機能を有する。
ここで、後述するように、制御部900は、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる人物ID1020毎に、その人物ID1020に対応付けられた機器操作ログ1100を生成する。このため、制御部900は、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる人物ID1020の数の機器操作ログ1100を生成する。そして、機器操作ログ記憶部930は、制御部900によって生成された機器操作ログ1100の全てを記憶する。
図11は、機器操作ログ記憶部930に記憶される機器操作ログ1100の一例を示すデータ構成図である。
同図に示されるように、機器操作ログ1100は、機器ID1110と、時刻1120と、操作内容1130とが対応付けられて構成される。
この機器操作ログ1100は、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる人物ID1020のいずれかに対応付けられている。
そして、機器操作ログ1100は、その機器操作ログ1100に対応付けられている人物ID1020に対応付けられている機器110(補足:この人物ID1020と機器110との対応付けは機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000によってなされている。)についての、過去に操作された履歴を示すログである。
また、後述するように、この機器操作ログ1100は、対応付けられている人物ID1020に対応付けられている機器110から、操作情報が送信される毎に、制御部900によって、その操作情報に含まれる、機器IDと、操作がなされた時刻を示す操作時刻情報と、操作の内容を示す操作内容情報とを用いて逐次更新される。
機器ID1110は、機器110を識別する識別子であって、送信された操作情報に含まれる機器IDである。
時刻1120は、対応付けられた機器IDによって識別される機器が、対応付けられた操作内容(後述)によって示される操作がなされた時刻を示す情報であって、送信された操作情報に含まれる時刻を示す情報である。
操作内容1130は、対応付けられた機器IDによって識別される機器が、対応付けられた時刻1120によって示される時刻になされた操作の内容を示す情報であって、送信された操作情報に含まれる操作内容情報によって示される操作の内容を示す情報である。
再び図9に戻って、機器管理サーバ160の機能構成についての説明を続ける。
外出帰宅ログ記憶部935は、ハードディスク870の記憶領域の一部によって実現され、制御部900によって生成される外出帰宅ログ1200を記憶する機能を有する。
ここで、後述するように、制御部900は、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる人物ID1020毎に、その人物ID1020に対応付けられた外出帰宅ログ1200を生成する。このため、制御部900は、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる人物ID1020の数の外出帰宅ログ1200を生成する。そして、外出帰宅ログ記憶部935は、制御部900によって生成された外出帰宅ログ1200の全てを記憶する。
図12は、外出帰宅ログ記憶部935に記憶される外出帰宅ログ1200の一例についてのデータ構成図である。
同図に示されるように、外出帰宅ログ1200は、時刻1210と、種別1220とが対応付けられて構成される。
この外出帰宅ログ1200は、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる人物ID1020のいずれかに対応付けられている。
そして、外出帰宅ログ1200は、その外出帰宅ログ1200に対応付けられている人物ID1020によって識別される人物が、外出又は帰宅したと推定される行動を行った時刻の履歴を示すログである。
また、後述するように、この外出帰宅ログ1200は、対応付けられている人物ID1020に対応付けられている電子錠120(補足:この人物ID1020と電子錠120との対応付けは機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000によってなされている。)から、外出検知信号又は帰宅検知信号が送信される毎に、制御部900によって、その信号に含まれる、外出時刻情報又は帰宅時刻情報を用いて逐次更新される。
種別1220は、宅内から宅外へと外出したと推定される所定の操作がなされたことを示す「外出」、又は、宅外から宅内へと帰宅したと推定される所定の操作がなされたことを示す「帰宅」のいずれかを示す情報である。この種別1220は、電子錠120から外出検知信号が送信された場合に「外出」を示し、電子錠120から帰宅検知信号が送信された場合に「帰宅」を示すこととなる。
時刻1210は、対応付けられた種別1220によって示される「外出」によって示される操作又は「帰宅」によって示される操作がなされた時刻を示す情報である。すなわち、電子錠120から送信された外出検知信号に含まれる外出時刻情報によって示される時刻、又は電子錠120から送信された帰宅検知信号に含まれる帰宅時刻情報によって示される時刻を示す情報である。
再び図9に戻って、機器管理サーバ160の機能構成についての説明を続ける。
常時オン機器特定部940は、プログラムを実行するCPU800によって実現される。常時オン機器特定部940は、制御部900によって制御され、機器操作ログ記憶部930に記憶される機器操作ログ1100を利用して、主電源を常時オン状態で運用される機器110を特定する機能を有する。また、常時オン機器特定部940は、主電源を常時オン状態で運用される機器110を特定した場合に、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000を更新する機能を有する。更新とは、例えば、特定した機器110を識別する機器人物対応表1000の中の機器ID1040に対応付けられた常時オンフラグ1050を論理値“1”に上書きすることである。
ヒストグラム記憶部945は、ハードディスク870の記憶領域の一部によって実現され、制御部900によって生成されるヒストグラムを記憶する機能を有する。
ここで、後述するように、制御部900は、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる機器ID1040のうち、対応付けられている常時オンフラグ1050の論理値が“0”となる機器ID1040毎に、その機器ID1040に対応付けられたヒストグラムを生成する。このため、制御部900は、対応付けられている常時オンフラグ1050の論理値が“0”となる機器ID1040の数のヒストグラムを生成する。そして、ヒストグラム記憶部945は、制御部900によって生成されたヒストグラムを記憶する。
以下、ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムについて説明する。
ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムは、対象とする機器110について、主電源をオフにする操作がなされた操作時刻と、その操作時刻以降において最初に、その機器110の配置された住宅から人物が外出したと推定される状態となった外出時刻との時間差についての、15分間隔の頻度を示すヒストグラムである。
図13A、図13B、図13Cは、それぞれ、ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムの一例について、視覚的にわかりやすくするためにグラフ化したものである。
図13Aは、機器IDがD78−bbb678であるドライヤのヒストグラムの一例をグラフ化したもの(以下、このヒストグラムを「D78−bbb678(ドライヤ)ヒストグラム1300a」と呼ぶ。)である。図13Bは、機器IDがT98−zyx987であるテレビのヒストグラムの一例をグラフ化したもの(以下、このヒストグラムを「T98−zyx987(テレビ)ヒストグラム1300b」と呼ぶ。)である。図13Cは、機器IDがW34−lmn321である電子レンジのヒストグラムの一例をグラフ化したもの(以下、このヒストグラムを「W34−lmn321(電子レンジ)ヒストグラム1300c」と呼ぶ。)である。
図13A、図13B、図13Cにおいて、グラフの横軸は、対象とする機器110(例えば、図13Aであれば、機器IDがD78−bbb678であるドライヤ)に対して主電源をオフにする操作がなされた操作時刻と、その操作時刻以降において最初に、その機器110の配置された住宅から人物が外出したと推定される状態となった外出時刻との時間差であり、縦軸が、対応する15分間隔の時間差において、対象とする機器110に対して主電源をオフにする操作がなされた後、その機器110の配置された住宅から人物が外出したと推定される状態となった事象の発生した頻度となっている。
ここで、ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムは、対象とする機器110に対して主電源をオフにする操作がなされてから、最初に、その機器110の配置された住宅から人物が外出したと推定される状態となるまでの時間差が所定時間T2(例えば、6時間)以上である場合には、その時間差を、一律所定時間T2としている。
ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムには、対応する機器110の配置された住宅に住む人物について、その機器110の電源をオフにする操作をしてから、その住宅から外出するまでの行動パターンが反映されることとなる。
例えば、図13Aに示されるD78−bbb678(ドライヤ)ヒストグラム1300aには、そのドライヤの配置された住宅に住む人物は、そのドライヤを使用した場合に、使用後1.5時間前後の時間帯に、高い頻度で外出していたという行動パターンが反映されている。
また、例えば、図13Bに示されるT98−zyx987(テレビ)ヒストグラム1300bには、そのテレビの配置された住宅に住む人物は、そのテレビの視聴を終了した場合において、その後外出するときには、そのテレビの視聴終了時間とは特に因果関係の認められない時間帯に外出していたという行動パターンが反映されている。
さらに、例えば、図13Cに示されるW34−lmn321(電子レンジ)ヒストグラム1300cには、その電子レンジの配置された住宅に住む人物は、その電子レンジを使用した場合に、使用後6時間以内の時間帯に、ほとんど外出することがなかった、すなわち、使用後6時間経過するまでの期間ほとんど在宅していたという行動パターンが反映されている。
再び図9に戻って、機器管理サーバ160の機能構成についての説明を続ける。
相関関係算出部950は、プログラムを実行するCPU800によって実現される。相関関係算出部950は、制御部900によって制御され、以下の2つの機能を有する。
相関ありヒストグラム特定機能:ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムそれぞれに対して、時間差についての分散値を算出し、算出した分散値が所定値以下となるヒストグラムを、相関ありヒストグラムとして特定する機能。
累積ヒストグラム生成機能:相関ありヒストグラムを特定した場合に、その相関ありヒストグラムについての累積ヒストグラムを生成する機能。
以下、相関関係算出部950によって生成される累積ヒストグラムについて説明する。
なお、ここでは、相関関係算出部950が、D78−bbb678(ドライヤ)ヒストグラム1300a(図13A参照)に対して、時間差についての分散値を算出した場合に、算出した分散値が所定値以下になるものであるとして説明する。
相関関係算出部950によって生成される累積ヒストグラムは、対象とする機器110について、主電源をオフにする操作がなされた操作時刻と、その操作時刻以降において最初に、その機器110の配置された住宅から人物が外出したと推定される状態となった外出時刻との時間差についての、15分間隔の累積頻度を示すヒストグラムである。
図14は、相関関係算出部950によって生成された、累積ヒストグラムの一例について、視覚的にわかりやすくするためにグラフ化したものである。
図14は、D78−bbb678(ドライヤ)ヒストグラム1300a(図13A参照)についての累積ヒストグラムをグラフ化したもの(以下、この累積ヒストグラムを「D78−bbb678(ドライヤ)累積ヒストグラム」と呼ぶ。)である。
図14において、グラフの横軸は、対象とする機器110(ここでは、機器IDがD78−bbb678であるドライヤ)に対して主電源をオフにする操作がなされた操作時刻と、その操作時刻以降において最初に、その機器110の配置された住宅から人物が外出したと推定される状態となった外出時刻との時間差となっている。そして、縦軸は、時間差0から、対応する15分間隔の時間差までの期間において、対象とする機器110に対して主電源をオフにする操作がなされた後、その機器110の配置された住宅から人物が外出したと推定される状態となった事象の発生した頻度(以下、この頻度を「累積頻度」と呼ぶ。)となっている。
ここでは、この累積頻度は、時間差6時間の時点における累積頻度が100%となるように正規化された百分率で表現されている。このため、相関関係算出部950によって算出される累積ヒストグラムにおいて、ある特定の時間差に着目すると、その時間差における累積頻度は、対象とする機器110が配置されている住宅において、対象とする機器110に所定の操作が行われてからその特定の時間差が経過した時点において、その住宅から人物が既に外出していた確率を示していることがわかる。
そして、D78−bbb678(ドライヤ)累積ヒストグラム1300aからは、過去において、機器IDがD78−bbb678であるドライヤに対して主電源をオフとする操作がなされた場合には、その操作がなされてから2時間が経過した時刻以降には、比較的高い確率で、そのドライヤが配置された住宅から、人物が外出していたことがわかる。
再び図9に戻って、機器管理サーバ160の機能構成についての説明を続ける。
累積ヒストグラム記憶部955は、ハードディスク870の記憶領域の一部によって実現される。累積ヒストグラム記憶部955は、相関関係算出部950によって生成される累積ヒストグラムを記憶する機能を有する。
確率算出部960は、プログラムを実行するCPU800によって実現される。確率算出部960は、制御部900によって制御される。確率算出部960は、人物ID1020と指定時刻とが指定された場合に、累積ヒストグラム記憶部955に記憶されている累積ヒストグラムを利用して、その人物ID1020によって識別される人物の居住する住宅について、その指定時刻における在宅確率を算出する機能を有する。
在宅確率の算出方法の詳細については、後程<在宅確率算出処理>の項目において、フローチャートを用いて詳細に説明する。
制御部900は、プログラムを実行するCPU800によって実現される。制御部900は、ホームゲートウェイ通信部910と、配送業者サーバ通信部915と、入力部920と、機器操作ログ記憶部930と、外出帰宅ログ記憶部935と、常時オン機器特定部940と、機器人物対応表記憶部925と、ヒストグラム記憶部945と、相関関係算出部950と、累積ヒストグラム記憶部955と、確率算出部960とを制御して、機器管理サーバ160に、前述の、機器操作ログ生成機能と外出帰宅ログ生成機能と常時オン機器除外機能とヒストグラム生成機能と累積ヒストグラム生成機能と在宅確率算出機能とを実現させる機能を有する。
そして、制御部900は、さらに、以下の5つの機能をも有する。
機器人物対応表生成機能:機器管理サーバ160の管理者によって、入力部920に対してなされる入力操作に基づいて、機器人物対応表1000を生成する機能。
機器操作ログ生成機能:機器管理サーバ160の管理者によって、入力部920に対してなされる入力操作に基づいて、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる人物ID1020毎の、その人物ID1020に対応付けられた機器操作ログ1100を生成する機能。
ここで、制御部900によって生成された機器操作ログ1100は、後述の機器操作ログ更新機能に従って、制御部900によって逐次更新されていくことになる。
機器操作ログ更新機能:機器110から操作情報が送信される毎(または、操作情報を受信する毎)に、その操作情報に含まれる、機器IDと、操作がなされた時刻を示す操作時刻情報と、操作の内容を示す操作内容情報とを用いて、逐次、その操作情報に含まれる機器IDに対応付けられた人物ID1020についての機器操作ログ1100を更新する機能。
外出帰宅ログ生成機能:機器管理サーバ160の管理者によって、入力部920に対してなされる入力操作に基づいて、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000に含まれる人物ID1020毎の、その人物ID1020に対応付けられた外出帰宅ログ1200を生成する機能。
ここで、制御部900によって生成された外出帰宅ログ1200は、後述の外出帰宅ログ更新機能に従って、制御部900によって逐次更新されていくことになる。
外出帰宅ログ更新機能:電子錠120から、外出検知信号又は帰宅検知信号が送信される毎(または外出検知信号又は帰宅検知信号を受信する毎)に、制御部900によって、その信号に含まれる、外出時刻情報又は帰宅時刻情報を用いて逐次、その信号に含まれる電子錠IDに対応付けられた人物ID1020についての外出帰宅ログ1200を更新する機能。
以上のように構成される在宅確率算出システム100の行う動作について、以下図面を参照しながら説明する。
<動作>
在宅確率算出システム100は、その特徴的な動作として、外出帰宅検知処理と、常時オン機器除外処理と、ヒストグラム生成処理と、累積ヒストグラム生成処理と、在宅確率算出処理とを行う。
また、在宅確率算出システム100は、配送業者サーバ180と、販売業者サーバ190と協働で、宅配処理を行う。
以下、これらの処理について順に説明する。
<宅配処理>
宅配処理の詳細説明に先立って、まず、配送業者サーバ180と販売業者サーバ190とが有する機能について説明する。
販売業者サーバ190は、例えば、商品を販売する販売業者が管理するサーバ装置である。販売業者サーバ190は、例えば、商品を購入するユーザから情報を受け取る。販売業者サーバ190は、例えば、商品をユーザの自宅へ配送することを依頼するための依頼情報を配送業者サーバ180に送信する。販売業者サーバ190は、例えば、プロセッサと記憶装置と通信回路とを備えた、コンピュータであり、記憶装置に記憶したプログラムを読み出して、プロセッサに実行させることにより、販売業者サーバ190として機能する。記憶装置とは、例えば、メモリ、ハードディスクのいずれか、あるいはこれらの組み合わせを含む。メモリとは、RAM、ROM、フラッシュメモリのいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせを含む。販売業者サーバ190は、以下の3つの機能を有する。
受注機能:ユーザから、インターネット等を介して、購入を希望する商品を特定する商品情報と、商品の購入に必要となるユーザ情報と、そのユーザの人物ID1020とを取得する機能。
決算機能:商品情報とユーザ情報とを取得した場合に、その商品情報とそのユーザ情報とを利用して、その商品についての決算処理を行う機能。
配送依頼機能:決算処理が行われた商品について、その商品の配送を配送業者に依頼するために、その商品についての、商品情報とユーザ情報と人物ID1020とを配送業者サーバ180に送信する機能。
配送業者サーバ180は、例えば、在宅確率算出システム100、特に機器管理サーバ160を利用する装置である。配送業者サーバ180は、例えば、商品を配送する配送業者が利用するサーバ装置である。
配送業者サーバ180は、例えば、プロセッサと記憶装置と通信回路とを備えた、コンピュータであり、記憶装置に記憶したプログラムを読み出して、プロセッサに実行させることにより、配送業者サーバ180として機能する。記憶装置とは、例えば、メモリ、ハードディスクのいずれか、あるいはこれらの組み合わせを含む。メモリとは、RAM、ROM、フラッシュメモリのいずれか、あるいはこれらの2以上の組み合わせを含む。配送業者サーバ180は、以下の4つの機能を有する。
配送予定時刻算出機能:販売業者サーバ190から、商品情報とユーザ情報と人物ID1020をと受信して、配送スケジュールを調整し、その商品情報によって特定される商品を、そのユーザ情報によって示される配送先住宅に配達する配達予定時刻である指定時刻を算出する機能。
在宅確率算出依頼機能:指定時刻を算出した場合に、その指定時刻における、配送先の住宅に人物が在宅する在宅確率の算出を、在宅確率算出システム100に依頼するために、その指定時刻と、販売業者サーバ190から受信した人物ID1020とを機器管理サーバ160に送信して、その送信に対する応答信号として機器管理サーバ160から返信される、在宅確率を受信する機能。
配送機能:機器管理サーバ160から返信された在宅確率を受信した場合において、その在宅確率が所定値(例えば、50%)以上の場合に、配送対象となる商品を、配送先住宅に配送するための配送処理を行う機能。
再配送予定時刻算出機能:機器管理サーバ160から返信された在宅確率を受信した場合において、その在宅確率が所定値未満の場合に、配送スケジュールを調整して、配送対象となる商品の配送を延期して、配送先住宅に配達する新たな配達予定時刻である指定時刻を新たに算出する機能。
以下、宅配処理の内容について説明する。
宅配処理は、ユーザが商品を購入する場合になされる処理であって、ユーザによる商品の購入から、その商品がそのユーザの元に配送されるまでの間になされる処理である。
この宅配処理は、ユーザによって商品が購入されると、その商品をそのユーザの自宅に配達する配達予定時刻おいてユーザが在宅している在宅確率を算出して、算出した在宅確率と予め定めた閾値とを比較する。そして、比較結果に基づいて配達予定時刻にその商品を配送するか、または配送日時を延期する。例えば、算出した在宅確率が比較的高い(つまり、閾値よりも高い、または閾値以上)場合には、その配達予定時刻にその商品を配送するとし、算出した在宅確率が比較的低い(つまり閾値以下、または閾値よりも低い)場合には、その配達予定時刻にはその商品を配送しないとして、配送日時を延期する。
図15は、宅配処理の一例を示すフローチャートである。
宅配処理は、例えば、インターネット等を介して、購入を希望する商品を特定する商品情報と、商品の購入に必要となるユーザ情報と、そのユーザの人物ID1020とを、販売業者サーバ190が受信することで開始される。
宅配処理が開始されると、販売業者サーバ190は、送信された、商品情報とユーザ情報と人物ID1020とを取得する(ステップS1500)。
商品情報とユーザ情報と人物ID1020とが取得されると、販売業者サーバ190は、取得した商品情報とユーザ情報とを利用して、購入対象となる商品の決算処理を行う(ステップS1505)。
決算処理が行われると、販売業者サーバ190は、その決算処理が行われた商品について、その商品の配送を配送業者に依頼するために、その商品についての、商品情報とユーザ情報と人物ID1020とを配送業者サーバ180に送信する(ステップS1510)。
すると、配送業者サーバ180は、送信された、商品情報とユーザ情報と人物ID1020とを受信する。そして、配送スケジュールを調整して、その商品情報によって特定される商品を、そのユーザ情報によって示される配送先に配達する配達予定時刻である指定時刻を算出する(ステップS1515)。配送先とは、例えば、ユーザが住む家である。
指定時刻を算出すると、配送業者サーバ180は、その指定時刻における、配送先の住宅に人物が在宅する在宅確率の算出を、在宅確率算出システム100に依頼するために、その指定時刻と、対応する人物ID1020とを機器管理サーバ160に送信する(ステップS1520)。
すると、機器管理サーバ160は、送信された、指定時刻と人物ID1020とを受信する。そして、在宅確率算出システム100は、後述の在宅確率算出処理を実行して、その指定時刻における、その人物ID1020によって識別される人物の住宅に人物が在宅する確率である在宅確率を算出し、算出した在宅確率を、配送業者サーバ180に返信する(ステップS1525)。
その後、配送業者サーバ180は、返信された在宅確率を受信し(ステップS1530)、その在宅確率が所定値以上であるか否かを調べる(ステップS1535)。
ステップS1535の処理において、在宅確率が所定値以上である場合に(ステップS1535:Yes)、配送業者サーバ180は、配送先に配送するための配送処理を行う。すると、その配送業者は、予定配達時刻に配達されるように、配送対象となる商品を配送する(ステップS1540)。
ステップS1535の処理において、在宅確率が所定値よりも小さい場合に(ステップS1535:No)、配送業者サーバ180は、配送スケジュールを調整して、配送対象となる商品の配送を延期して、配送先住宅に配達する新たな配達予定時刻である指定時刻を新たに算出する(ステップS1545)。
指定時刻が算出されると、配送業者サーバ180は、算出した指定時刻が近付くまで待機した後(ステップS1550)、再びステップS1520以降の処理を繰り返す。
ステップS1540の処理が終了した場合に、宅配処理は終了する。
<外出帰宅検知処理>
外出帰宅検知処理は、在宅確率算出システム100によって、主に電子錠120が中心となって行われる処理であって、電子錠120を利用するユーザによって、電子錠120に対して、(1)宅内から宅外へと外出したと推定される所定の操作がなされた場合に、その電子錠120が、外出検知信号を生成して機器管理サーバ160に送信し、(2)宅外から宅内へと帰宅したと推定される所定の操作がなされた場合に、その電子錠120が、帰宅検知信号を生成して機器管理サーバ160に送信する処理である。
図16は、外出帰宅検知処理の一例を示すフローチャートである。
外出帰宅検知処理は、電子錠120に対して解錠操作がなされることによって開始される。
外出帰宅検知処理が開始されると、外出帰宅推定部550は、電子錠120に対してなされた解錠操作が、サムターン420を用いた解錠操作であるか否かを調べる(ステップS1600)。ここで、外出帰宅推定部550は、電子錠120に対して解錠操作がなされた場合において、(1)入力部510からサムターン解錠操作時刻情報が送られて来たときに、その解錠操作がサムターン420を用いた解錠操作であると判定し、(2)入力部510から暗証番号解錠操作時刻情報が送られて来たときに、その解錠操作が暗証番号入力装置425を用いた解錠操作であると判定する。
ステップS1600の処理において、サムターン420を用いた解錠操作である場合に(ステップS1600:Yes)、外出帰宅推定部550は、サムターン420を用いた解錠操作がなされてから所定時間T1以内に、暗証番号入力装置425を用いて施錠操作がなされたか否かを調べる(ステップS1610)。
ステップS1610の処理において、サムターン420を用いた解錠操作がなされてから所定時間T1以内に、暗証番号入力装置425を用いて施錠操作がなされた場合に(ステップS1610:Yes)、外出帰宅推定部550は、電子錠120を操作するユーザによって、宅内から宅外へと外出したと推定される所定の操作がなされたと判定して、暗証番号施錠時刻情報によって示される時刻を示す外出時刻情報と、メモリ210によって記憶される電子錠IDとからなる外出検知信号を生成する。そして、通信部530は、生成された外出検知信号を機器管理サーバ160に送信する(ステップS1620)。
ステップS1600の処理において、サムターン420を用いた解錠操作でない場合に(ステップS1600:No)、外出帰宅推定部550は、さらに、その解錠操作が、暗証番号入力装置425を用いた解錠操作であるか否かを調べる(ステップS1630)。
ステップS1630の処理において、暗証番号入力装置425を用いた解錠操作である場合に(ステップS1630:Yes)、外出帰宅推定部550は、暗証番号入力装置425を用いた解錠操作がなされてから所定時間T1以内に、サムターン420を用いて施錠操作がなされたか否かを調べる(ステップS1640)。
ステップS1640の処理において、暗証番号入力装置425を用いた解錠操作がなされてから所定時間T1以内に、サムターン420と用いて施錠操作がなされた場合に(ステップS1640:Yes)、外出帰宅推定部550は、電子錠を操作するユーザによって、宅外から宅内へと帰宅したと推定される所定の操作がなされたと判定して、サムターン施錠操作時刻情報によって示される時刻を示す帰宅時刻情報と、メモリ210によって記憶される電子錠IDとからなる帰宅検知信号を生成する。そして、通信部530は、生成された帰宅検知信号を機器管理サーバ160に送信する(ステップS1650)。
ステップS1620の処理が終了すると、在宅確率算出システム100は、その外出帰宅検知処理を終了する。また、ステップS1650の処理が終了すると、在宅確率算出システム100は、その外出帰宅検知処理を終了する。また、ステップS1610の処理において、サムターン420を用いた解錠操作がなされてから所定時間T1以内に、暗証番号入力装置425を用いて施錠操作がなされなかった場合(ステップS1610:No)、在宅確率算出システム100は、その外出帰宅検知処理を終了する。また、ステップS1630の処理において、暗証番号入力装置425を用いた解錠操作でない場合(ステップS1630:No)、在宅確率算出システム100は、その外出帰宅検知処理を終了する。また、ステップS1640の処理において、暗証番号入力装置425を用いた解錠操作がなされてから所定時間T1以内に、サムターン420を用いて施錠操作がなされなかった場合(ステップS1640:No)、在宅確率算出システム100は、その外出帰宅検知処理を終了する。
<常時オン機器除外処理>
常時オン機器除外処理は、在宅確率算出システム100によって、主に機器管理サーバ160が中心となって行われる処理である。常時オン機器除外処理は、在宅確率算出システム100に属する機器110のうち、主電源を常時オン状態で運用される機器110を特定し、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000を更新して、その特定した機器110を識別する機器ID1040に対応付けられた常時オンフラグ1050を論理値“1”に上書きする処理である。
図17は、常時オン機器除外処理の一例を示すフローチャートである。
常時オン機器除外処理は、所定の時刻(例えば、午前0時)になる毎または所定の時間間隔(例えば、30毎、6時間毎、1日毎)に開始される。
常時オン機器除外処理が開始されると、常時オン機器特定部940は、機器人物対応表記憶部925によって記憶される機器人物対応表1000において、論理値“0”となる常時オンフラグ1050に対応付けられている機器ID1040の中から1つを選択する(ステップS1700)。
1つの機器ID1040を選択すると、常時オン機器特定部940は、機器操作ログ記憶部930に記憶される機器操作ログ1100を参照して、選択した機器ID1040よって識別される機器110に対して、現時点から過去の所定日数D1(例えば、30日)内に主電源をオフとする操作がなされたか否かを調べる(ステップS1710)。
ステップS1710の処理において、所定日数D1内に主電源をオフとする操作がなされていなかった場合に(ステップS1710:No)、常時オン機器特定部940は、対象とする機器110を常時オン機器として特定し、機器人物対応表記憶部925に記憶される機器人物対応表1000を更新する。更新とは、例えば、機器人物対応表1000の中の特定した機器110を識別する機器ID1040に対応付けられた常時オンフラグ1050を論理値“1”に上書きすることである(ステップS1720)。
ステップS1720の処理が終了した場合または、ステップS1710の処理において、所定日数D1内に主電源をオフとする操作がなされていた場合(ステップS1710:Yes)に、常時オン機器特定部940は、機器人物対応表記憶部925によって記憶される機器人物対応表1000において、論理値“0”となる常時オンフラグ1050に対応付けられている機器ID1040の中に、未選択の機器ID1040が存在するか否かを調べる(ステップS1730)。
ステップS1730の処理において、未選択の機器ID1040が存在している場合に、常時オン機器特定部940は、未選択の機器ID1040の中から1つを選択して(ステップS1740)、ステップS1710以降の処理を繰り返す。
ステップS1730の処理において、未選択の機器ID1040が存在していない場合に、在宅確率算出システム100は、その常時オン機器除外処理を終了する。
常時オン機器特定部940は、図17に示すフローチャートを実行することで、常時オンフラグ1050の論理値が“1”となっている機器IDに対応する機器を常時オン機器として特定できる。つまり、常時オン機器特定部940は、機器人物対応表記憶部925によって記憶される機器人物対応表1000に含まれる常時オンフラグ1050の論理値が“1”となっている機器ID1040に対応する機器を特定できる。
よって、機器人物対応表1000から常時オンフラグ1050の論理値が“1”となっている機器ID1040に対応する機器を除外し、常時オンフラグ1050の論理値が“0”となっている機器ID1040に対応する機器を用いて、後述するヒストグラムの生成を行うことができる。
<ヒストグラム生成処理>
ヒストグラム生成処理は、在宅確率算出システム100によって、主に機器管理サーバ160が中心となって行われる処理であって、論理値“0”となる常時オンフラグ1050に対応付けられている機器ID1040によって識別される機器110のそれぞれについて、その機器110の主電源がオフにされた時刻から、その機器110の配置されている住宅の人物が外出したと推定される時刻までの時間差についてのヒストグラムを生成する処理である。
図18は、ヒストグラム生成処理の一例を示すフローチャートである。
ヒストグラム生成処理は、所定の時刻(例えば、午前1時といったように常時オン機器除外処理の終了した後)になる毎または常時オン機器除外処理が終了する毎に開始される。
ヒストグラム生成処理が開始されると、制御部900は、機器人物対応表記憶部925によって記憶される機器人物対応表1000において、論理値“0”となる常時オンフラグ1050に対応付けられている機器ID1040の中から1つを選択する(ステップS1800)。
1つの機器ID1040を選択すると、制御部900は、機器操作ログ記憶部930に記憶される機器操作ログ1100を参照して、選択した機器ID1040よって識別される機器110に対して過去になされた、主電源をオフとする処理の全てについて、主電源をオフとする処理がなされた時刻(以下、「主電源オフ時刻」と呼ぶ。)を特定する(ステップS1805)。
主電源オフ時刻を特定すると、制御部900は、特定した主電源オフ時刻の中から1つを選択し(ステップS1810)、対象としている機器110に対応付けられている人物ID1020に対応付けられている外出帰宅ログ1200を参照して、選択した主電源オフ時刻について、その主電源オフ時刻から所定時間T2経過までの間に、「外出」を示す種別1220に対応付けられている時刻1210(以下、「外出時刻1210」と呼ぶ。)が存在するか否かを調べる(ステップS1815)。
ステップS1815の処理において、該当する外出時刻1210が存在する場合に(ステップS1815:Yes)、制御部900は、「その外出時刻」−「選択中の主電源オフ時刻」を、その主電源オフ時刻に対応付けられた時間差として算出する(ステップS1820)。
ステップS1815の処理において、該当する外出時刻1210が存在しない場合に(ステップS1815:No)、制御部900は、所定時間T2を、その主電源オフ時刻に対応付けられた時間差として設定する(ステップS1825)。
ステップS1820の処理が終了した場合と、ステップS1825の処理が終了した場合とに、制御部900は、未選択の主電源オフ時刻が存在するか否かを調べる(ステップS1830)。
ステップS1830の処理において、未選択の主電源オフ時刻が存在する場合に(ステップS1830:Yes)、制御部900は、未選択の主電源オフ時刻の中から1つを選択し(ステップS1835)、ステップS1815以降の処理を繰り返す。
ステップS1830の処理において、未選択の主電源オフ時刻が存在しない場合に(ステップS1830:No)、制御部900は、算出した時間差についての、15分間隔の頻度を示すヒストグラムを生成し、選択中の機器ID1040に対応付けて、ヒストグラム記憶部945に上書きして記憶させる(ステップS1840)。
生成したヒストグラムをヒストグラム記憶部945に記憶させると、制御部900は、論理値“0”となる常時オンフラグ1050に対応付けられている機器ID1040の中に、未選択の機器ID1040が存在するか否かを調べる(ステップS1845)。
ステップS1845の処理において、未選択の機器ID1040が存在する場合に(ステップS1845:Yes)、制御部900は、未選択の機器ID1040の中から1つを選択し(ステップS1850)、ステップS1805以降の処理を繰り返す。
ステップS1845の処理において、未選択の機器ID1040が存在しない場合に(ステップS1845:No)、在宅確率算出システム100は、そのヒストグラム生成処理を終了する。
<累積ヒストグラム生成処理>
累積ヒストグラム生成処理は、在宅確率算出システム100によって、主に機器管理サーバ160が中心となって行われる処理であって、ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムそれぞれに対して、時間差についての分散値を算出し、算出した分散値が所定値以下となるヒストグラムを、相関ありヒストグラムとして特定し、特定したヒストグラムについての累積ヒストグラムを生成する処理である。
図19は、累積ヒストグラム生成処理の一例を示すフローチャートである。
累積ヒストグラム生成処理は、所定の時刻(例えば、午前2時といったようにヒストグラム生成処理の終了した後)になる毎、またはヒストグラム生成処理が終了する毎に開始される。
累積ヒストグラム生成処理が開始されると、制御部900は、ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムの中から1つを選択する(ステップS1900)。そして、選択中のヒストグラムに対して、時間差についての分散値を算出する(ステップS1910)。
分散値を算出すると、制御部900は、算出した分散値が所定値以下であるか否かを調べる(ステップS1920)。
ステップS1920の処理において、分散値が所定値以下である場合に(ステップS1920:Yes)、制御部900は、選択中のヒストグラムを相関ありヒストグラムとして特定する(ステップS1930)。そして、特定した相関ありヒストグラムについての、15分間間隔の累積頻度を示す累積ヒストグラムを生成し(ステップS1940)、対応する機器ID1040に対応付けて、累積ヒストグラム記憶部955に上書きして記憶させる。
ステップS1940の処理が終了した場合と、ステップS1920の処理において、分散値が所定値以下でない場合(ステップS1920:No)とに、制御部900は、ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムの中に、未選択のヒストグラムが存在するか否かを調べる(ステップS1950)。
ステップS1950の処理において、未選択のヒストグラムが存在する場合に(ステップS1950:Yes)、制御部900は、未選択のヒストグラムの中から1つを選択し(ステップS1960)、ステップS1910以下の処理を繰り返す。
ステップS1950の処理において、未選択のヒストグラムが存在しない場合に(ステップS1950:No)、在宅確率算出システム100は、その累積ヒストグラム生成処理を終了する。
<在宅確率算出処理>
在宅確率算出処理は、在宅確率算出システム100によって、主に機器管理サーバ160が中心となって行われる処理である。在宅確率算出処理は、指定時刻と人物ID1020とを取得して、その指定時刻における、その人物ID1020によって識別される人物の住宅に人物が在宅する確率である在宅確率を算出する処理である。
図20は、在宅確率算出処理の一例を示すフローチャートである。
在宅確率算出処理は、配送業者サーバ180から、指定時刻と人物ID1020とが送信されることによって開始される。
在宅確率算出処理が開始されると、配送業者サーバ通信部915は、送信された指定時刻と人物ID1020とを受信し、受信した受信時刻を特定する(ステップS2000)。
そして、確率算出部960は、累積ヒストグラム記憶部955に記憶されている累積ヒストグラムの中に、受信した人物ID1020に対応付けられている累積ヒストグラム(すなわち、受信した人物ID1020に対応付けられている機器ID1040に、さらに対応付けられている累積ヒストグラム)が存在するか否かを調べる(ステップS2010)。
ステップS2010の処理において、受信した人物ID1020に対応付けられている累積ヒストグラムが存在する場合に(ステップS2010:Yes)、確率算出部960は、該当する累積ヒストグラムの中に、特定した受信時刻から所定時間T3前までの間に、所定の操作さなされた機器の累積ヒストグラムが存在するか否かを調べる(ステップS2020)。ここでは、この所定時間T3は、現時刻と、指定時刻−所定時間T2によって算出される時刻との時間差とする。
ステップS2020の処理において、特定した受信時刻から所定時間T3前までの間に、所定の操作さなされた累積ヒストグラムが存在する場合に(ステップS2020:Yes)、確率算出部960は、該当する累積ヒストグラムの中から、分散値が最も小さい累積ヒストグラムを選択する(ステップS2030)。
分散値が最も小さい累積ヒストグラムを選択すると、確率算出部960は、選択した累積ヒストグラムを利用して、指定時刻における、その人物ID1020によって識別される人物の住宅に人物が在宅する確率である在宅確率を算出する(ステップS2040)。
この在宅確率の算出は、累積ヒストグラムにおいて、ある特定の時間差に着目すると、その時間差における累積頻度は、対象とする機器110が配置されている住宅において、対象とする機器110に所定の操作が行われてからその特定の時間差が経過した時点において、その所定の操作が行われた住宅から人物が既に外出していた確率を示していることを利用して行われる。
すなわち、確率算出部960は、累積ヒストグラムを利用して、指定時刻に該当する時間差における累積頻度を特定することで、その指定時刻における、その住宅から人物が既に外出してしまった不在確率を算出し、その不在確率を100%から減算した値を、その指定時刻における在宅確率として算出する。
確率算出部960が在宅確率を算出すると、配送業者サーバ通信部915は、算出された在宅確率を、配送業者サーバ180に返信する(ステップS2050)。
ステップS2020の処理において、特定した受信時刻から所定時間T3前までの間に、所定の操作さなされた累積ヒストグラムが存在しない場合に(ステップS2020:No)、確率算出部960は、予め定められた所定の確率(例えば、50%)を在宅確率として算出し、配送業者サーバ通信部915は、その算出された在宅確率を、配送業者サーバ180に返信する(ステップS2060)。
ステップS2050の処理が終了すると、在宅確率算出システム100は、その在宅確率算出処理を終了する。また、ステップS2060の処理が終了すると、在宅確率算出システム100は、その在宅確率算出処理を終了する。
<考察>
上述したように、上記在宅確率算出システム100は、指定時刻における、特定の住宅に人物が在宅する確率である在宅確率を算出し、算出した在宅確率を配送業者サーバ180に提供する。
このため、例えば、在宅確率算出システム100を利用する配送業者等は、この在宅確率算出システム100を利用して、配達予定時刻における、配送先住宅に人物が在宅する在宅確率を取得することができる。そして、取得した在宅確率に基づいて、配送の再スケジューリング等を行うことができる。
<変形例1>
<概要>
以下、本開示に係る在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システムの一実施形態として、実施の形態における在宅確率算出システム100の一部を変形した第1変形在宅確率算出システムについて説明する。
実施の形態における在宅確率算出システム100は、相関ありヒストグラムを特定する際に、特定対象となるヒストグラムにおいて、時間差についての分散値が所定値以下となるヒストグラムを、相関ありヒストグラムとして特定する構成の例であった。
これに対して、変形例1に係る第1変形在宅確率算出システムは、相関ありヒストグラムを特定する際に、特定対象となるヒストグラムにおいて、時間差が所定時間T2未満となる頻度の割合が所定値以下であるヒストグラムを、相関ありヒストグラムとして特定する構成の例となっている。
以下、この第1変形在宅確率算出システムの詳細について、実施の形態における在宅確率算出システム100との相違点を中心に、図面を参照しながら説明する。
<構成>
第1変形在宅確率算出システムは、そのハードウエア構成が、実施の形態における在宅確率算出システム100と同様のものとなっている。しかしながら、実施の形態における機器管理サーバ160が備えるメモリ810に記憶されたプログラムの一部が変更されるように変形されており、このことによって、実施の形態における機器管理サーバ160が、第1変形機器管理サーバに変形されている。
そして、この第1変形在宅確率算出システムは、実施の形態における在宅確率算出システム100の行う累積ヒストグラム生成処理に替えて、変形累積ヒストグラム生成処理(後述)を実行し、実施の形態における在宅確率算出システム100の行う在宅確率算出処理に替えて、第1変形在宅確率算出処理を実行する。
第1変形機器管理サーバは、実施の形態における機器管理サーバ160から、その機能的な構成要素である相関関係算出部950が、変形相関関係算出部に変更されるように変形されている。
変形相関関係算出部は、実施の形態における相関関係算出部950と同様に、プログラムを実行するCPU800によって実現され、制御部900によって制御される。そして、相関関係算出部950の有する相関ありヒストグラム生成機能に加えて、以下の、変形相関ありヒストグラム特定機能を有する。
変形相関ありヒストグラム特定処理:ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムそれぞれに対して、時間差が所定時間T2未満となる頻度の割合が所定値以下であるか否かを判定し、時間差が所定時間T2未満となる頻度の割合が所定値以下であるヒストグラムを、相関ありヒストグラムとして特定する機能。
以下、変形相関関係算出部によって生成される累積ヒストグラムについて説明する。
なお、ここでは、変形相関関係算出部が、W34−lmn321(電子レンジ)ヒストグラム1300c(図13C参照)に対して、時間差が所定時間T2未満となる頻度の割合が所定値以下であると判定するものとして説明する。
変形相関関係算出部によって生成される累積ヒストグラムは、対象とする機器110について、主電源をオフにする操作がなされた操作時刻と、その操作時刻以降において最初に、その機器110の配置された住宅から人物が外出したと推定される状態となった外出時刻との時間差についての、15分間隔の累積頻度を示すヒストグラムである。
図21は、変形相関関係算出部によって生成された、累積ヒストグラムの一例について、視覚的にわかりやすくするためにグラフ化したものである。
図21は、W34−lmn321(電子レンジ)ヒストグラム1300c(図13C参照)についての累積ヒストグラムをグラフ化したもの(以下、この累積ヒストグラムを「W34―lmn321(電子レンジ)累積ヒストグラム」と呼ぶ。)である。
図21において、グラフの横軸及び縦軸は、図14におけるグラフの横軸及び縦軸と同様のものとなっている。そして、図21における累積頻度は、図14における累積頻度と同様のものとなっている。
そして、W34−lmn321(電子レンジ)累積ヒストグラムからは、過去において、機器IDがW34−lmn321である電子レンジに対して主電源をオフとする操作がなされた場合には、その操作がなされてから6時間が経過する時刻までは、比較的高い確率で、その電子レンジが配置された住宅から、人物が外出していなかったことがわかる。
以上のように構成される第1変形在宅確率算出システムの行う動作について、以下図面を参照しながら説明する。
<動作>
第1変形在宅確率算出システムは、実施の形態における在宅確率算出システム100の行う累積ヒストグラム生成処理に替えて、変形累積ヒストグラム生成処理(後述)を実行し、実施の形態における在宅確率算出システム100の行う在宅確率算出処理に替えて、第1変形在宅確率算出処理を実行する。
以下、これらの処理について順に説明する。
<変形累積ヒストグラム生成処理>
変形累積ヒストグラム生成処理は、実施の形態における累積ヒストグラム生成処理から、その一部の処理が変更されるように変形された処理である。
図22は、変形累積ヒストグラム生成処理の一例を示すフローチャートである。
変形累積ヒストグラム生成処理における、ステップS2200の処理と、ステップS2230の処理〜ステップS2260の処理とは、それぞれ、実施の形態における累積ヒストグラム生成処理(図19参照)における、ステップS1900の処理と、ステップS1930の処理〜ステップS1960の処理と同様の処理である。よって、これらの処理については既に説明済みであるため、ここでは詳細な説明は省略する。
以下、ステップS2220の処理を中心に説明する。
ステップS2200の処理が終了した場合と、ステップS2260の処理が終了した場合とに、制御部900は、選択中のヒストグラムに対して、時間差が所定時間T2未満となる頻度の割合が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS2220)。
ステップS2220の処理において、時間差が所定時間T2未満となる頻度の割合が所定値以下であると判定される場合に(ステップS2220:Yes)、第1変形在宅確率算出システムは、ステップS2230の処理に進み、制御部900が、選択中のヒストグラムを相関ありヒストグラムとして特定する。
ステップS2220の処理において、時間差が所定時間T2未満となる頻度の割合が所定値以下でないと判定される場合に(ステップS2220:No)、第1変形在宅確率算出システムは、ステップS2250の処理に進み、制御部900が、ヒストグラム記憶部945に記憶されるヒストグラムの中に、未選択のヒストグラムが存在するか否かを調べる。
<第1変形在宅確率算出処理>
第1変形在宅確率算出処理は、実施の形態における在宅確率算出処理から、その一部の処理が変更されるように変形された処理である。
図23は、第1変形在宅確率算出処理の一例を示すフローチャートである。
第1変形在宅確率算出処理における、ステップS2300の処理〜ステップS2320の処理と、ステップS2340〜ステップS2360の処理とは、それぞれ、実施の形態における在宅確率算出処理(図20参照)における、ステップS2000の処理〜ステップS2020の処理と、ステップS2040の処理〜ステップS2060の処理と同様の処理である。よって、これらの処理については既に説明済みであるため、ここでは詳細な説明は省略する。
以下、ステップS2330の処理を中心に説明する。
ステップS2320の処理において、特定した受信時刻から所定時間T3前までの間に、所定の操作さなされた累積ヒストグラムが存在する場合に(ステップS2320:Yes)、確率算出部960は、該当する累積ヒストグラムの中から、時間差が所定時間T2未満の頻度の割合が最も低い累積ヒストグラムを選択する(ステップS2330)。
時間差が所定時間T2未満の頻度の割合が最も低い累積ヒストグラムを選択すると、第1変形在宅確率算出システムは、ステップS2340の処理に進み、確率算出部960が、選択した累積ヒストグラムを利用して、指定時刻における、その人物ID1020によって識別される人物の住宅に人物が在宅する確率である在宅確率を算出する。
<変形例2>
<概要>
以下、本開示に係る在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システムの一実施形態として、実施の形態における在宅確率算出システム100の一部を変形した第2変形在宅確率算出システムについて説明する。
実施の形態における在宅確率算出システム100は、所定の操作が、機器110に対して、主電源をオフとする操作である構成、すなわち、所定の操作が1つである構成の例であった。
これに対して、変形例2に係る第2変形在宅確率算出システムは、所定の操作が複数ある構成の例となっている。
ここで、所定の操作としては、例えば、機器110がエアコンであれば、冷房設定を送風設定に切り替える操作、冷房設定温度を28度に変更する操作等が考えられ、機器110が録画機であれば、録画予約を設定する操作、録画予約内容を確認する操作等が考えられる。
以下、この第2変形在宅確率算出システムの詳細について、実施の形態における在宅確率算出システム100との相違点を中心に、図面を参照しながら説明する。
<構成>
第2変形在宅確率算出システムは、そのハードウエア構成が、実施の形態における在宅確率算出システム100と同様のものとなっている。しかしながら、実施の形態における機器管理サーバ160が備えるメモリ810に記憶されたプログラムの一部が変更されるように変形されており、このことによって、実施の形態における機器管理サーバ160が、第2変形機器管理サーバに変形されている。
そして、この第2変形在宅確率算出システムは、実施の形態における在宅確率算出システム100の行うヒストグラム生成処理に替えて、変形ヒストグラム生成処理(後述)を実行する。
第2変形機器管理サーバは、実施の形態における機器管理サーバ160から、その機能的な構成要素である制御部900が、変形制御部に変更されるように変形されている。
変形制御部は、実施の形態における相関関係算出部950と同様に、プログラムを実行するCPU800によって実現される。そして、実施の形態における制御部900の有する機能の中で、機器管理サーバ160にヒストグラム生成機能を実現させる機能が、第2変形機器管理サーバに以下の変形ヒストグラム生成機能を実現させる機能に変更されるように変形されている。
変形ヒストグラム生成機能:CPU800が、プログラムを実行することで、第2変形機器管理サーバを制御して、第2変形機器管理サーバにその特徴的な動作である変形ヒストグラム生成処理を実行させることで、第2変形機器管理サーバに、生成した機器操作ログと外出帰宅ログとを利用して、対象となる各機器110について、その機器110の所定の操作がなされた時刻のそれぞれについて、その時刻から、その機器110の配置されている住宅の人物が外出したと推定される時刻までの時間差についてのヒストグラムを生成させる機能。
なお、第2変形機器管理サーバの行う変形ヒストグラム生成処理については、後程<変形ヒストグラム生成処理>の項目において、フローチャートを用いて詳細に説明する。
以上のように構成される第2変形在宅確率算出システムの行う動作について、以下図面を参照しながら説明する。
<動作>
<変形ヒストグラム生成処理>
変形ヒストグラム生成処理は、実施の形態におけるヒストグラム生成処理から、その一部の処理が変更されるように変形された処理である。
図24は、変形ヒストグラム生成処理の一例を示すフローチャートである。
変形ヒストグラム生成処理における、ステップS2400の処理と、ステップS2440、S2445、S2450の処理とは、それぞれ、実施の形態におけるヒストグラム生成処理(図18参照)における、ステップS1800の処理と、ステップS1840の処理〜ステップS1850の処理と同様の処理である。よって、これらの処理については既に説明済みである。
以下、ステップS2402の処理〜ステップS2435の処理、及びステップS2442の処理〜ステップS2444の処理を中心に説明する。
ステップS2400の処理において、論理値“0”となる常時オンフラグ1050に対応付けられている機器ID1040の中から1つを選択すると、変形制御部は、選択した機器ID1040について、その機器ID1040によって識別される機器における所定の操作の中から1つを選択する(ステップS2402)。ここで、例えば、第2変形機器管理サーバが、機器ID1040によって識別される機器それぞれについて、その機器と、その機器における所定の操作とを対応付けたテーブルを、予めメモリ810の所定の記憶領域に記憶しておくようにしておけば、ステップS2402の処理は比較的容易に実現されることとなる。
所定の操作を選択すると、変形制御部は、機器操作ログ記憶部930に記憶される機器操作ログ1100を参照して、選択した機器ID1040よって識別される機器110に対して過去になされた、選択した所定の操作の全てについて、所定の操作がなされた時刻(以下、「所定操作時刻」と呼ぶ。)を特定する(ステップS2405)。
所定操作時刻を特定すると、変形制御部は、特定した所定操作時刻の中から1つを選択し(ステップS2410)、対象としている機器110に対応付けられている人物ID1020に対応付けられている外出帰宅ログ1200を参照して、選択した所定操作時刻について、その所定操作時刻から所定時間T2経過までの間の時刻を示す、外出時刻1210が存在するか否かを調べる(ステップS2415)。
ステップS2415の処理において、該当する外出時刻1210が存在する場合に(ステップS2415:Yes)、変形制御部は、「その外出時刻」−「選択中の所定操作時刻」を、その所定操作時刻に対応付けられた時間差として算出する(ステップS2420)。
ステップS2415の処理において、該当する外出時刻1210が存在しない場合に(ステップS2415:No)、変形制御部は、所定時間T2を、その所定操作時刻に対応付けられた時間差として設定する(ステップS2425)。
ステップS2425の処理が終了した場合、またはステップS2430の処理が終了した場合に、変形制御部は、未選択の所定操作時刻が存在するか否かを調べる(ステップS2430)。
ステップS2430の処理において、未選択の所定操作時刻が存在する場合に(ステップS2430:Yes)、変形制御部は、未選択の所定操作時刻の中から1つを選択し(ステップS2435)、ステップS2415以降の処理を繰り返す。
ステップS2430の処理において、未選択の所定操作時刻が存在しない場合に(ステップS2430:No)、変形制御部は、算出した時間差についての、15分間隔の頻度を示すヒストグラムを生成し、選択中の機器ID1040についての、選択中の所定の操作に対応付けて、ヒストグラム記憶部945に上書きして記憶させる(ステップS2440)。
生成したヒストグラムをヒストグラム記憶部945に記憶させると、変形制御部は、未選択の所定の操作が存在するか否かを調べる(ステップS2442)。
ステップS2442の処理において、未選択の所定の操作が存在する場合に(ステップS2442:Yes)、変形制御部は、未選択の所定の操作の中から1つを選択し(ステップS2444)、ステップS2405以降の処理を繰り返す。
ステップS2442の処理において、未選択の所定の操作が存在しない場合に(ステップS2442:No)、ステップS2445の処理に進んで、変形制御部は、論理値“0”となる常時オンフラグ1050に対応付けられている機器ID1040の中に、未選択の機器ID1040が存在するか否かを調べる。
<変形例3>
<概要>
以下、本開示に係る在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システムの一実施形態として、実施の形態における在宅確率算出システム100の一部を変形した第3変形在宅確率算出システムについて説明する。
実施の形態における在宅確率算出システム100は、電子錠120が設置された住宅150に、機器110が配置されている構成の例であった。
これに対して、変形例3に係る第3変形在宅確率算出システムは、勤怠管理装置が設置されたオフィスに、機器110が配置されている構成の例となっている。
そして、この勤怠管理装置は、設置されたオフィスで働く社員の全員が退社したと判定した場合に、外出検知信号を生成して機器管理サーバ160に送信する。
以下、この第3変形在宅確率算出システムの詳細について、実施の形態における在宅確率算出システム100との相違点を中心に、図面を参照しながら説明する。
<構成>
図25は、第3変形在宅確率算出システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
同図に示されるように、第3変形在宅確率算出システムは、実施の形態における在宅確率算出システム100における電子錠120が勤怠管理装置2520に変更されるように変形されている。
ここでは、オフィス2510で働く従業員全員に対して、自己を識別する社員IDを記憶したICカードの携帯が義務付けられ、オフィスへの出社時とオフィスからの退社時とに、携帯するICカードを、勤怠管理装置2520が備えるカードリーダにかざすことが義務付けられている。
そして、勤怠管理装置2520は、カードリーダにICカードがかざされると、ICカードをかざした社員の入社時刻又は退社時刻を記録する。記録された社員の出社時刻と退社時刻とは、オフィス2510で働く従業員の勤怠管理に利用される。
以下、勤怠管理装置2520について詳細に説明する。
図26は、勤怠管理装置2520の回路構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、勤怠管理装置2520は、例えば、CPU2600と、メモリ2610と、ハードディスク2620と、タイマ2630と、通信用LSI2640と、アンテナ2650と、カードリーダ2660とを備える。
カードリーダ2660は、CPU2600に接続される。カードリーダ2660は、CPU2600によって制御される。カードリーダ2660は、短距離無線通信技術を利用して、オフィス2510で働く従業員の携帯するICカードがかざされた場合に、そのICカードに記憶された社員IDを読み取る機能を有する。
メモリ2610は、例えば、CPU2600に接続されるメモリ2610は、RAMとROMとフラッシュメモリの少なくともいずれか、またはこれらの2以上の組み合わせを含む。メモリ2610は、例えば、CPU2600の動作を規定するプログラムと、CPU2600が利用するデータとを記憶する。
また、メモリ2610は、勤怠管理装置2520を一意に識別する勤怠管理装置IDを記憶している。なお、この勤怠管理装置IDは、実施の形態における機器管理サーバ160において、実施の形態における電子錠IDと同様の取り扱いを受ける。このため、勤怠管理装置IDが、実施の形態における機器管理サーバ160に利用される場合には、勤怠管理装置IDを電子錠IDに読み替えることで、その機器管理サーバ160の行う処理を理解することができる。
ハードディスク2620は、CPU2600に接続される。ハードディスク2620は、CPU2600によって制御され、CPU2600が利用するデータを記憶する機能を有する。
タイマ2630は、CPU2600に接続される。タイマ2630は、CPU2600によって制御され、時間を計測する機能を有する。
アンテナ2650は、通信用LSI2640に接続され、通信用LSI2640が行う通信に利用される。アンテナ2650は、例えば、金属製のモノポールアンテナである。
通信用LSI2640は、アンテナ2650とCPU2600とに接続される。通信用LSI2640は、CPU2600によって制御され、CPU2600から送られて来た送信用信号を変調する変調機能と、変調した信号を、アンテナ2650を利用してホームゲートウェイ130に送信する送信機能とを有する。
ここで、通信用LSI2640とホームゲートウェイ130との間でなされる通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)規格に準拠して行われる。
CPU2600は、メモリ2610と、ハードディスク2620と、タイマ2630と、通信用LSI2640と、カードリーダ2660とに接続される。CPU2600は、メモリ2610に記憶されているプログラムを実行することで、メモリ2610と、ハードディスク2620と、タイマ2630と、通信用LSI2640と、カードリーダ2660とを制御して、勤怠管理装置2520に、以下の2つの機能を実現させる機能を有する。
出社退社時刻記録機能:勤怠管理装置2520を制御して、カードリーダ2660にICカードがかざされると、そのICカードから社員IDを読み取って、(1)その社員IDの読み取りが、その社員IDについてその日における1回目の読み取りである場合に、その読み取り時にタイマ2630によって示される時刻を、その社員IDによって識別される社員の出社時刻として、その社員IDに対応付けてハードディスク2620の所定の記憶領域に記録し、(2)その社員IDの読み取りが、その社員IDについてその日における2回目の読み取りである場合に、その読み取り時にタイマ2630によって示される時刻を、その社員IDによって識別される社員の退社時刻として、その社員IDに対応付けてハードディスク2620の所定の記憶領域に記録する機能。
変形外出帰宅検知機能:勤怠管理装置2520を制御して、勤怠管理装置2520に変形外出帰宅検知処理を実行させることで、(1)1日において最初の社員が出社してきたと判定された場合に、勤怠管理装置2520に、その出社時刻を示す情報と、メモリ2610に記憶される勤怠管理装置IDとからなる帰宅検知信号を生成させて、その外出検知信号を、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160に送信させ、(2)1日において最後の社員が退社したと判定された場合に、勤怠管理装置2520に、その退社時刻を示す情報と、メモリ2610に記憶される勤怠管理装置IDとからなる外出検知信号を生成させて、その外出検知信号を、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160に送信させる機能。
なお、勤怠管理装置2520の行う変形外出帰宅検知処理については、後程<変形外出帰宅検知処理>の項目において、フローチャートを用いて詳細に説明する。
上記回路構成を備える勤怠管理装置2520について、以下、機能面から見た構成について説明する。
図27は、勤怠管理装置2520の機能構成の一例を示すブロック図である。
同図に示されるように、勤怠管理装置2520は、例えば、制御部2700と、勤怠管理装置ID記憶部2710と、出社退社ログ記憶部2720と、通信部2730と、勤怠管理部2740と、外出帰宅推定部2750を備える。
勤怠管理装置ID記憶部2710は、メモリ2610に含まれる記憶領域の一部によって実現され、勤怠管理装置IDを記憶する機能を有する。
出社退社ログ記憶部2720は、ハードディスク2620の記憶領域の一部によって実現され、制御部2700によって制御され、勤怠管理部2740によって更新される出社退社ログを記憶する機能を有する。
ここで、この出社退社ログは、所定の過去から現在に至るまでの期間における、オフィス2510で働く社員全員分の、出社した出社時刻と退社した退社時刻とについてのログである。
勤怠管理部2740は、プログラムを実行するCPU2600と、カードリーダ2660と、タイマ2630とによって実現される。勤怠管理部2740は、制御部2700によって制御され、以下の2つの機能を有する。
出社時刻記録機能:カードリーダ2660にICカードがかざされると、そのICカードから社員IDを読み取って、その社員IDの読み取りが、その社員IDについてその日における1回目である場合に、その読み取り時にタイマ2630によって示される時刻を、その社員IDによって識別される社員の出社時刻として、その社員IDとその出社時刻IDとを対応付けて、出社退社ログ記憶部2720に記憶される出社退社ログに追記して更新する機能。
退社時刻記録機能:カードリーダ2660にICカードがかざされると、そのICカードから社員IDを読み取って、その社員IDの読み取りが、その社員IDについてその日における2回目である場合に、その読み取り時にタイマ2630によって示される時刻を、その社員IDによって識別される社員の退社時刻として、その社員IDとその退社時刻IDとを対応付けて、出社退社ログ記憶部2720に記憶される出社退社ログに追記して更新する機能。
外出帰宅推定部2750は、プログラムを実行するCPU2600によって実現され、以下の2つの機能を有する。
初出社判定機能:勤怠管理部2740によって、出社退社ログ記憶部2720に記憶される出社退社ログが更新された場合に、その出社退社ログを参照して、その更新が、1日において、最初になされたものであるか否かを調べて、1日において、最初になされたものであるときに、その日において最初の社員が出社してきたと判定して、その更新に含まれるその出社時刻を示す情報と、メモリ2610に記憶される勤怠管理装置IDとからなる帰宅検知信号を生成して、制御部2700を介して通信部2730に送る機能。
最終退社判定機能:勤怠管理部2740によって、出社退社ログ記憶部2720に記憶される出社退社ログが更新された場合に、その出社退社ログを参照して、その更新が、1日において、出社時刻が記録されていたが未だ退社時刻が記録されていなかった最後の1人についての退社時刻を示すものであるか否かを調べて、1日において、出社時刻が記録されていたが未だ退社時刻が記録されていなかった最後の1人についての退社時刻を示すものであるときに、その日において最後の社員が退社したと判定して、その更新に含まれるその退社時刻を示す情報と、メモリ2610に記憶される勤怠管理装置IDとからなる外出検知信号を生成して、制御部2700を介して通信部2730に送る機能。
通信部2730は、プログラムを実行するCPU2600と、通信用LSI2640と、アンテナ2650とによって実現される。通信部2730は、制御部2700によって制御される。通信部2730は、Bluetooth(登録商標)規格に準拠してホームゲートウェイ130と通信する機能と、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160と通信する機能とを有する。
ここで、通信部2730は、外出帰宅推定部2750から、外出検知信号又は帰宅検知信号が送られて来ると、送られて来た信号を、機器管理サーバ160に送信する。
制御部2700は、プログラムを実行するCPU2600によって実現される。制御部2700は、勤怠管理装置ID記憶部2710と、通信部2730と、勤怠管理部2740とを制御して、勤怠管理装置2520に、前述の、出社退社時刻記録機能と変形外出帰宅検知機能とを実現させる機能を有する。
以上のように構成される第3変形在宅確率算出システムの行う動作について、以下図面を参照しながら説明する。
<動作>
第3変形在宅確率算出システムは、実施の形態における在宅確率算出システム100の行う外出帰宅検知処理に替えて、変形外出帰宅検知処理を実行する。
以下、この変形外出帰宅検知処理について順に説明する。
<変形外出帰宅検知処理>
変形外出帰宅検知処理は、第3変形在宅確率算出システムによって、主に勤怠管理装置2520が中心となって行われる処理である。変形外出帰宅検知処理は、(1)1日において最初の社員が出社してきたと判定した場合に、勤怠管理装置2520が、帰宅検知信号を生成して機器管理サーバ160に送信し、(2)1日において最後の社員が退社したと判定した場合に、勤怠管理装置2520が、外出検知信号を生成して機器管理サーバ160に送信する処理である。
図28は、変形外出帰宅検知処理の一例を示すフローチャートである。
変形外出帰宅検知処理は、勤怠管理部2740によって、出社退社ログ記憶部2720に記憶される出社退社ログが更新されることによって開始される。
変形外出帰宅検知処理が開始されると、外出帰宅推定部2750は、更新された出社退社ログを参照して、その更新が、1日において、最初になされたものであるか否かを調べる(ステップS2800)。
ステップS2800の処理において、その更新が、1日において、最初になされたものである場合に(ステップS2800:Yes)、外出帰宅推定部2750は、1日において最初の社員が出社してきたと判定して、その更新に含まれるその出社時刻を示す情報と、メモリ2610に記憶される勤怠管理装置IDとからなる帰宅検知信号を生成する。そして、通信部2730は、生成された帰宅検知信号を機器管理サーバ160に送信する(ステップS2810)。
ステップS2800の処理において、その更新が、1日において、最初になされたものでない場合に(ステップS2800:No)、外出帰宅推定部2750は、更新された出社退社ログを参照して、その更新が、1日において、出社時刻が記録されていたが未だ退社時刻が記録されていなかった最後の1人についての退社時刻を示すものであるか否かを調べる(ステップS2820)。
ステップS2820の処理において、その更新が、1日において、出社時刻が記録されていたが未だ退社時刻が記録されていなかった最後の1人についての退社時刻を示すものである場合に(ステップS2820:Yes)、外出帰宅推定部2750は、1日において最後の社員が退社したと判定して、その更新に含まれるその出社時刻を示す情報と、メモリ2610に記憶される勤怠管理装置IDとからなる外出検知信号を生成する。そして、通信部2730は、生成された外出検知信号を機器管理サーバ160に送信する(ステップS2830)。
ステップS2820の処理において、その更新が、1日において、出社時刻が記録されていたが未だ退社時刻が記録されていなかった最後の1人についての退社時刻を示すものでない場合(ステップS2820:No)、ステップS2810の処理が終了した場合、またはステップS2830の処理が終了した場合に、第3変形在宅確率算出システムは、その変形外出帰宅検知処理を終了する。
<補足>
以上、本開示に係る在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システムの実施形態として、実施の形態、変形例1、変形例2、変形例3において、4つの在宅確率算出システムを例示して説明したが、以下のように変形することも可能であり、本開示は、実施の形態、変形例1、変形例2、変形例3において例示した在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システムに限られないことはもちろんである。
(1)実施の形態において、在宅確率算出システム100は、電子錠120が、宅内から宅外へと外出したと推定される所定の操作がなされたことを検出する構成の例であった。また、変形例3において、第3変形在宅確率算出システムは、勤怠管理装置2520が、1日において最後に社員が退社したことを検出する構成の例であった。しかしながら、住宅に人物が不在であると推定される状態になることを判定できれば、必ずしも、住宅に人物が不在であると推定される状態になることを電子錠、勤怠管理装置が検出する構成に限られない。例えば、住宅内に設置された、静電容量の変化を利用する人体検知センサを利用して、住宅に人物が不在であると推定される状態になることを検出する構成、住宅に備えられたホームセキュリティシステムに対してなされる所定の操作(例えば、侵入者検知装置の起動操作)を利用して、住宅に人物が不在であると推定される状態になることを検出する構成、住宅に配置された機器の操作ログを利用して、住宅に人物が不在であると推定される状態になることを検出する構成等の例が考えられる。
(2)実施の形態において、在宅確率算出システム100は、機器110、電子錠120が、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して、機器管理サーバ160と通信する構成の例であった。しかしながら、機器110、電子錠120が機器管理サーバ160と通信することができれば、必ずしも、ホームゲートウェイ130とネットワーク170とを介して通信する構成に限られない。例えば、機器110、電子錠120、機器管理サーバ160が、それぞれ、商用携帯電話通信網を利用して通信する無線通信装置を備え、機器110、電子錠120が、その商用携帯電話通信網を利用して、機器管理サーバ160と通信する構成の例等が考えられる。
(3)実施の形態において、在宅確率算出システム100は、機器110が、自機に対してなされた操作の内容を機器管理サーバ160に送信する構成の例であった。しかしながら、機器110に対してなされた操作の内容を機器管理サーバ160に送信することができれば、必ずしも、操作がなされた機器110自身が、操作の内容を機器管理サーバ160に送信する構成に限られない。例えば、住宅150内に、集音マイクを有する音声検知センサが配置され、この音声検知センサが、機器110に対してなされた操作の際に発生する音声の変化(例えば、機器110がドライヤである場合に、ドライヤの主電源をオンする操作に伴って新たに発生する送風音、ドライヤの主電源をオフする操作に伴って消滅する送風音等)を検知して、検知した音声の変化に基づいて、機器110に対してなされた操作の内容を特定して、特定した操作の内容を機器管理サーバ160に送信する構成の例等が考えられる。
(4)実施の形態において、在宅確率算出システム100は、その在宅確率算出処理におけるステップS2030、ステップS2040の処理において、分散値が最も小さい累積ヒストグラムを利用して、指定日時の在宅確率を算出する構成の例であった。しかしながら、少なくとも1つの累積ヒストグラムを利用して、指定時刻の在宅確率を算出することができれば、必ずしも、利用する累積ヒストグラムの数は1つに限られず、複数であっても構わない。例えば、分散値が所定値よりも小さい複数の累積ヒストグラムを利用して暫定的に在宅確率を算出し、さらに、算出された暫定在宅確率に対して重み付けした平均値を算出し、算出された平均値を、最終的な在宅確率として算出する構成の例等が考えられる。
(5)実施の形態において、在宅確率算出システム100は、電子錠120が、ユーザによって、宅内から宅外へと外出したと推定される所定の操作がなされたと判定する構成の例であった。しかしながら、宅内から宅外へと外出したと推定される所定の操作が電子錠120に対してなされたことを判定することができれば、必ずしも、電子錠120がその判定を行う構成に限られない。例えば、機器管理サーバ160が、その判定を行う構成の例等が考えられる。この構成の例は、例えば、電子錠120が、ユーザによってなんらかの操作がなされる毎に、その操作内容とその操作がなされた時刻とを機器管理サーバ160に送信し、機器管理サーバ160が、電子錠120から送信された、操作内容と操作がなされた時刻とを利用して、外出帰宅検知処理と同様の処理を行うことで実現される。
(6)実施の形態において、在宅確率算出システム100は、所定の操作が、主電源をオフとする操作であるとする構成の例であった。これに対して、別の一例として、所定の操作が、主電源をオフとする操作のうち、予め操作の実行が予約されていたことによってなされた、主電源をオフとする操作が除外されたものであるとする構成等が考えられる。
予め操作の実行が予約されていたことによってなされた、主電源をオフとする操作は、住宅内に人物が在宅していなくてもなされる可能性がある。このため、この操作を所定の操作から除外することで、算出する在宅確率の精度が高められる。
(7)実施の形態において、在宅確率算出システム100は、その累積ヒストグラム生成処理におけるステップS1920、ステップS1930の処理において、分散値が所定値以下のヒストグラムを、相関ありヒストグラムとして特定する構成の例であった。これに対して、別の一例として、機器管理サーバ160が、相関ありヒストグラムのモデルケースとして利用される雛形ヒストグラムを記憶しておき、この雛形ヒストグラムと類似するヒストグラムを、相関ありヒストグラムとして特定する構成等が考えられる。
(8)実施の形態において、在宅確率算出システム100は、配送業者が配送業務を行う際に利用されるものであるとして説明した。しかしながら、在宅確率算出システム100を利用する利用元は、特定の時刻において特定の住宅に人物が在宅している在宅確率を利用する人物、業者、システム等であれば、必ずしも、配送業者に限定される必要はない。例えば、利用元が、対面式の訪問販売を行う訪問販売業者(例えば、置き薬業者)である例等が考えられる。
(9)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
(10)以下、さらに、本開示の一実施形態に係る在宅確率算出方法、サーバ装置、及び在宅確率算出システムについて、それらの構成及びそれらの変形例と各効果について説明する。
(a)本開示の一実施形態に係る在宅確率算出方法は、住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を提供する在宅確率算出システムにおける在宅確率算出方法であって、前記住宅に配置された機器に所定の操作がなされる毎に、ネットワークを介して前記機器の操作情報を受信し、前記受信した操作情報に基づいて、当該所定の操作がなされた操作時刻を特定する操作時刻特定ステップと、前記住宅に人物が不在であると推定される状態になる毎に、前記状態になった時刻の時刻情報を受信する受信ステップと、前記受信した時刻情報に基づいて、前記不在であると推定される状態になった不在時刻を特定する不在時刻特定ステップと、前記操作時刻特定ステップによって特定された操作時刻の集合と、前記不在時刻特定ステップによって特定された不在時刻の集合との相関関係を特定する相関関係特定ステップと、前記在宅確率算出システムを利用する装置から時刻の指定を受け付ける時刻受付ステップと、当該指定が受け付けられた時刻から所定時間前までの間に、前記操作時刻特定ステップによって特定された操作時刻が存在するときに、前記特定された当該操作時刻と、前記相関関係特定ステップによって特定された相関関係とに基づいて、前記指定された時刻受付ステップによって受け付けられた時刻における、前記住宅に人物が在宅している確率を算出し、前記算出した確率に基づいて、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を、前記装置へ出力する確率算出ステップとを有することを特徴とする。
住宅の一例として、例えば、一戸建ての住宅、アパートの一室、オフィス、商店等が該当する。
上述の、本開示の一実施形態に係る在宅確率算出方法によると、時刻の指定がなされた時刻から所定時間前までの間において機器に所定の操作がなされていた場合に、過去における、その住宅に在宅する人物がその機器にその所定の操作を行ってから、その住宅を不在にするまでの行動パターンを反映して、その指定時刻における在宅確率を算出することができるようになる。このことによって、指定時刻にその住宅に人物が在宅しているかどうかについて、より正確な情報を提供できる可能性を有する。
(b)また、本開示の一実施形態に係る在宅確率算出方法は、前記相関関係特定ステップは、前記操作時刻特定ステップによって特定された操作時刻のそれぞれについて、当該操作時刻から、当該操作時刻後における所定の条件を満たす期間内において最初の、前記不在時刻特定ステップによって特定された不在時刻までの時間差を算出して、算出した時間差の度数分布を利用して、前記相関関係の特定を行うとしてもよい。
このようにすることで、行われた所定の操作と、その操作の後の一定期間になされた外出との因果関係が、特定する相関関係に比較的強く反映されやすくなる。このことによって、算出する確率の精度の向上を図ることができる。
(c)また、本開示の一実施形態に係る在宅確率算出方法において、前記相関関係特定ステップによって特定される相関関係は、前記時間差の累積度数分布であるとしてもよい。
一の時間差における累積頻度は、その時間差において既に外出していたという事象が発生した頻度、すなわち、その時間差において既に外出していた確率を示す。よって、このようにすることで、比較的煩雑な演算を行うことなく、住宅に人物が在宅している確率を算出することができるようなる。
(d)また、本開示の一実施形態に係る在宅確率算出方法において、前記所定の操作は、前記機器の主電源をオフにする操作であるとしてもよい。
一般に、電力を利用して動作する機器は、比較的多くの場合、その基本的な機能として、主電源をオフにする機能を有している。よって、このようにすることで、比較的多様な機器を利用して、この確率算出方法を実現することができるようになる。
(e)また、本開示の一実施形態に係る在宅確率算出方法において、前記住宅に配置された機器は複数であり、前記複数の機器の中から、主電源をオフにされる対象となる機器を特定する機器種特定ステップを有し、前記相関関係特定ステップは、前記機器種特定ステップによって特定された機器のそれぞれに限って、前記相関関係の特定を行い、前記特定された相関関係のうち、所定の条件を満たす強度を有する相関関係を特定し、前記確率算出ステップは、前記相関関係特定ステップによって特定された所定の条件を満たす相関関係を利用して、前記確率の算出を行うとしてもよい。
このようにすることで、複数の機器のうち、行われた所定の操作と、その操作の後になされた外出との因果関係が比較的強い機器についての相関関係を利用できるように所定の条件を設定することで、算出する確率の精度の向上を図ることができる。
(f)また、本開示の一実施形態に係る在宅確率算出方法において、前記所定の操作は複数であり、前記相関関係特定ステップは、前記所定の操作のそれぞれについて、前記相関関係の特定を行い、前記特定された相関関係のうち、所定の条件を満たす強度を有する相関関係を特定し、前記確率算出ステップは、前記相関関係特定ステップによって特定された所定の条件を満たす相関関係を利用して、前記確率の算出を行うとしてもよい。
このようすることで、複数の所定の操作のうち、行われた所定の操作と、その操作の後になされた外出との因果関係が比較的強い所定の操作についての相関関係を利用できるように所定の条件を設定することで、算出する確率の精度の向上を図ることができる。
(g)本開示の一実施形態に係るサーバ装置は、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を提供するサーバ装置であって、前記住宅に配置された機器に所定の操作がなされる毎に、ネットワークを介して前記機器の操作情報を受信し、かつ前記住宅に人物が不在であると推定される状態になる毎に、前記状態になった時刻の時刻情報を受信する第1の受信部と、前記受信した操作情報に基づいて当該所定の操作がなされた操作時刻を特定する操作時刻特定部と、前記受信した時刻情報に基づいて、前記不在であると推定される状態になった不在時刻を特定する不在時刻特定部と、前記操作時刻特定部によって特定された操作時刻と、前記不在時刻特定部によって特定された不在時刻との相関関係を特定する相関関係特定部と、前記サーバ装置を利用する装置から時刻の指定を受け付ける第2の受信部と、当該指定が受け付けられた時刻から所定時間前までの間に、前記操作時刻特定部によって特定された操作時刻が存在するときに、前記特定された当該操作時刻と、前記相関関係特定部によって特定された相関関係とに基づいて、前記指定された時刻における、前記住宅に人物が在宅している確率を算出する確率算出部とを備え、前記算出した確率に基づいて、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を前記装置へ出力することを特徴とする。
上記特徴を備える本開示の一実施形態に係るサーバ装置は、時刻の指定がなされた時刻から所定時間前までの間において機器に所定の操作がなされていた場合に、過去における、その住宅に在宅する人物がその機器にその所定の操作を行ってから、その住宅を不在にするまでの行動パターンを反映して、その指定時刻における在宅確率を算出することができるようになる。このことによって、このサーバ装置は、指定時刻にその住宅に人物が在宅しているかどうかについて、より正確な情報を提供できる可能性を有する。
(h)本開示の一実施形態に係る在宅確率算出システムは、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を提供する在宅確率算出システムであって、前記在宅確率算出システムは、サーバ装置を備え、前記サーバ装置は、前記住宅に配置された機器に所定の操作がなされる毎に、ネットワークを介して前記機器の操作情報を受信し、かつ前記住宅に人物が不在であると推定される状態になる毎に、前記状態になった時刻情報を受信する第1の受信部と、前記受信した操作情報に基づいて当該所定の操作がなされた操作時刻を特定する操作時刻特定部と、前記受信した時刻情報に基づいて、前記不在であると推定される状態になった時刻の不在時刻を特定する不在時刻特定部と、前記操作時刻特定部によって特定された操作時刻と、前記不在時刻特定部によって特定された不在時刻との相関関係を特定する相関関係特定部と、前記サーバ装置を利用する装置から時刻の指定を受け付ける第2の受信部と、当該指定が受け付けられた時刻から所定時間前までの間に、前記操作時刻特定部によって特定された操作時刻が存在するときに、前記特定された当該操作時刻と、前記相関関係特定部によって特定された相関関係とに基づいて、前記指定された時刻における、前記住宅に人物が在宅している確率を算出する確率算出部とを備え、前記算出した確率に基づいて、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を前記装置へ出力する。
上記特徴を備える本開示の一実施形態に係る在宅確率算出システムは、時刻の指定がなされた時刻から所定時間前までの間において機器に所定の操作がなされていた場合に、過去における、その住宅に在宅する人物がその機器にその所定の操作を行ってから、その住宅を不在にするまでの行動パターンを反映して、その指定時刻における在宅確率を算出することができるようになる。このことによって、この確率算出システムは、指定時刻にその住宅に人物が在宅しているかどうかについて、より正確な情報を提供できる従来の確率算出システムに比べて、算出する在宅確率の精度が向上する可能性を有する。
本開示は、住宅に人物が在宅している確率を算出する在宅確率算出方法、サーバ装置、在宅確率算出システムにおいて有用である。
110A〜110F 機器
120A、120B 電子錠
130A、130B ホームゲートウェイ
160 機器管理サーバ
170 ネットワーク
550 外出帰宅推定部
900 制御部
925 機器人物対応表記憶部
930 機器操作ログ記憶部
935 外出帰宅ログ記憶部
940 常時オン機器特定部
945 ヒストグラム記憶部
950 相関関係算出部
955 累積ヒストグラム記憶部
960 確率算出部

Claims (8)

  1. 住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を提供する在宅確率算出システムに用いる在宅確率算出方法であって、
    前記住宅に配置された機器に所定の操作がなされる毎に、ネットワークを介して前記機器の操作情報を受信し、前記受信した操作情報に基づいて、当該所定の操作がなされた操作時刻を特定する操作時刻特定ステップと、
    前記住宅に人物が不在であると推定される状態になる毎に、前記状態になった時刻の時刻情報を受信する受信ステップと、 前記受信した時刻情報に基づいて、前記不在であると推定される状態になった不在時刻を特定する不在時刻特定ステップと、
    前記操作時刻特定ステップによって特定された操作時刻の集合と、前記不在時刻特定ステップによって特定された不在時刻の集合との相関関係を特定する相関関係特定ステップと、
    前記在宅確率算出システムを利用する装置から時刻の指定を受け付ける時刻受付ステップと、
    当該指定が受け付けられた時刻から所定時間前までの間に、前記操作時刻特定ステップによって特定された操作時刻が存在するときに、前記特定された当該操作時刻と、前記相関関係特定ステップによって特定された相関関係とに基づいて、前記指定された時刻における、前記住宅に人物が在宅している確率を算出し、前記算出した確率に基づいて、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を、前記装置へ出力する
    在宅確率算出方法。
  2. 前記相関関係特定ステップは、前記操作時刻特定ステップによって特定された操作時刻のそれぞれについて、当該操作時刻から、当該操作時刻後における所定の条件を満たす期間内において最初の、前記不在時刻特定ステップによって特定された不在時刻までの時間差を算出して、算出した時間差の度数分布を利用して、前記相関関係の特定を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の在宅確率算出方法。
  3. 前記相関関係特定ステップによって特定される相関関係は、前記時間差の累積度数分布である
    ことを特徴とする請求項2記載の在宅確率算出方法。
  4. 前記所定の操作は、前記機器の主電源をオフにする操作である
    ことを特徴とする請求項3記載の在宅確率算出方法。
  5. 前記住宅に配置された機器は複数であり、前記複数の機器の中から、主電源をオフにされる対象となる機器を特定する機器種特定ステップを有し、
    前記相関関係特定ステップは、前記機器種特定ステップによって特定された機器のそれぞれに限って、前記相関関係の特定を行い、前記特定された相関関係のうち、所定の条件を満たす強度を有する相関関係を特定し、
    前記確率算出ステップは、前記特定された所定の条件を満たす相関関係を利用して、前記確率の算出を行う
    ことを特徴とする請求項4記載の在宅確率算出方法。
  6. 前記所定の操作は複数であり、
    前記相関関係特定ステップは、前記所定の操作のそれぞれについて、前記相関関係の特定を行い、前記特定された相関関係のうち、所定の条件を満たす強度を有する相関関係を特定し、
    前記確率算出ステップは、前記相関関係特定ステップによって特定された所定の条件を満たす相関関係を利用して、前記確率の算出を行う
    ことを特徴とする請求項3記載の在宅確率算出方法。
  7. 前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を提供するサーバ装置であって、
    前記住宅に配置された機器に所定の操作がなされる毎に、ネットワークを介して前記機器の操作情報を受信し、かつ前記住宅に人物が不在であると推定される状態になる毎に、前記状態になった時刻の時刻情報を受信する第1の受信部と、
    前記受信した操作情報に基づいて当該所定の操作がなされた操作時刻を特定する操作時刻特定部と、
    前記受信した時刻情報に基づいて、前記不在であると推定される状態になった不在時刻を特定する不在時刻特定部と、
    前記操作時刻特定部によって特定された操作時刻の集合と、前記不在時刻特定部によって特定された不在時刻の集合との相関関係を特定する相関関係特定部と、
    前記サーバ装置を利用する装置から時刻の指定を受け付ける第2の受信部と、
    当該指定が受け付けられた時刻から所定時間前までの間に、前記操作時刻特定部によって特定された操作時刻が存在するときに、前記特定された当該操作時刻と、前記相関関係特定部によって特定された相関関係とに基づいて、前記指定された時刻における、前記住宅に人物が在宅している確率を算出する確率算出部とを備え、
    前記算出した確率に基づいて、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を前記装置へ出力する
    サーバ装置。
  8. 前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を提供する在宅確率算出システムであって、
    前記在宅確率算出システムは、サーバ装置を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記住宅に配置された機器に所定の操作がなされる毎に、ネットワークを介して前記機器の操作情報を受信し、かつ前記住宅に人物が不在であると推定される状態になる毎に、前記状態になった時刻の時刻情報を受信する第1の受信部と、
    前記受信した操作情報に基づいて当該所定の操作がなされた操作時刻を特定する操作時刻特定部と、
    前記受信した時刻情報に基づいて、前記不在であると推定される状態になった不在時刻を特定する不在時刻特定部と、
    前記操作時刻特定部によって特定された操作時刻と、前記不在時刻特定部によって特定された不在時刻との相関関係を特定する相関関係特定部と、
    前記サーバ装置を利用する装置から時刻の指定を受け付ける第2の受信部と、
    当該指定が受け付けられた時刻から所定時間前までの間に、前記操作時刻特定部によって特定された操作時刻が存在するときに、前記特定された当該操作時刻と、前記相関関係特定部によって特定された相関関係とに基づいて、前記指定された時刻における、前記住宅に人物が在宅している確率を算出する確率算出部とを備え、
    前記算出した確率に基づいて、前記住宅に人物が在宅しているかどうかの情報を前記装置へ出力する
    在宅確率算出システム。
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