JP2020190831A - 情報処理方法、サーバ装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理方法、サーバ装置及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020190831A
JP2020190831A JP2019094608A JP2019094608A JP2020190831A JP 2020190831 A JP2020190831 A JP 2020190831A JP 2019094608 A JP2019094608 A JP 2019094608A JP 2019094608 A JP2019094608 A JP 2019094608A JP 2020190831 A JP2020190831 A JP 2020190831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
operation information
log
received
server device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019094608A
Other languages
English (en)
Inventor
勇士 大崎
Yuji Osaki
勇士 大崎
真佐男 野仲
Masao Nonaka
真佐男 野仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019094608A priority Critical patent/JP2020190831A/ja
Priority to CN202010205094.1A priority patent/CN111970226A/zh
Priority to US16/830,825 priority patent/US20200372165A1/en
Publication of JP2020190831A publication Critical patent/JP2020190831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/60Protecting data
    • G06F21/62Protecting access to data via a platform, e.g. using keys or access control rules
    • G06F21/6218Protecting access to data via a platform, e.g. using keys or access control rules to a system of files or objects, e.g. local or distributed file system or database
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/10Network architectures or network communication protocols for network security for controlling access to devices or network resources
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/10Network architectures or network communication protocols for network security for controlling access to devices or network resources
    • H04L63/108Network architectures or network communication protocols for network security for controlling access to devices or network resources when the policy decisions are valid for a limited amount of time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/12Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/20Administration of product repair or maintenance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/535Tracking the activity of the user

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Bioethics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】参照の可否を制御するために用いるデータの管理負担を軽減するとともに、ログ情報の漏洩を防ぐ。【解決手段】サーバ装置は、端末装置から送信された、機器を識別する識別情報と、所定時刻における機器の動作情報とを受信し、受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定し、受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合、端末装置に対して、サーバ装置に蓄積された、所定時刻より過去の識別情報に対応する機器のログ情報への参照を許可し、受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合、端末装置に対して、サーバ装置に蓄積された、機器のログ情報への参照を許可せず、所定の条件は、所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、受信した動作情報が、サーバ装置に蓄積された、基準期間内の機器のログ情報に含まれる動作情報と一致することである。【選択図】図15

Description

本開示は、蓄積された機器のログ情報の参照を制御する技術に関する。
昨今、家電製品等の機器のIoT(Internet of Things)化により機器の状態又は機器が取得したデータをインターネット経由でサーバに定期的に保存し、遠隔地において情報端末等を用いてサーバに保存されたデータを参照する技術が進んでいる。データ参照時において、情報端末は、複数の機器のデータの中から参照対象となる機器のデータを指定する必要がある。しかしながら、間違った機器の識別子が指定された場合には、本来参照すべきではない間違った機器のデータが参照されるおそれがある。また、悪意のある第三者が不正に識別子を入手した場合にも、当該第三者により機器のデータが参照されるおそれがあり、データが漏洩するおそれがある。
このような情報漏洩を防止するための技術として、例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3の技術がある。
例えば、特許文献1には、アクセス要求されたコンテンツのコンテンツ保有者情報と、特定されたユーザの家族・知人情報とに基づいて、ユーザのコンテンツへのアクセスの許否を判定する技術が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、ファイルへのアクセスが指示され、且つ、検出された現在の位置情報が、携帯端末装置によるファイルへのアクセスを許可する位置の範囲を示したアクセス許可範囲内に含まれる場合に、ファイルへのアクセスを許可する技術が開示されている。
また、例えば、特許文献3には、クライアント装置から受信した動画データと、認証用動画データの全部又は一部とを照合して、一致と判断した場合には所定の許可処理を行い、不一致と判断した場合には所定の不許可処理を行う技術が開示されている。
特許第5831713号明細書 特許第6015351号明細書 特開2007−323520号公報
しかしながら、上記従来の技術では、参照の可否を制御するために用いるデータの管理が煩雑であるとともに、情報の漏洩を確実に防ぐことが困難であり、更なる改善が必要とされていた。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたもので、参照の可否を制御するために用いるデータの管理負担を軽減することができるとともに、ログ情報の漏洩を防ぐことができる技術を提供することを目的とするものである。
本開示の一態様に係る情報処理方法は、蓄積された機器のログ情報の参照を制御するサーバ装置における情報処理方法であって、ネットワークを介して前記サーバ装置と接続された端末装置から送信された、前記機器を識別する識別情報と、所定時刻における前記機器の動作情報とを受信し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記所定時刻より過去の前記識別情報に対応する前記機器の前記ログ情報への参照を許可し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記機器の前記ログ情報への参照を許可せず、前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報が、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報と一致することである。
本開示によれば、参照の可否を制御するために用いるデータの管理負担を軽減することができるとともに、ログ情報の漏洩を防ぐことができる。
本開示の実施の形態におけるデータ参照システムの構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における機器の構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態における端末装置の構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサーバ装置の構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態におけるログ情報蓄積処理について説明するためのフローチャートである。 本実施の形態において、機器の動作情報記憶部に記憶されるテーブルデータの一例を示す図である。 本実施の形態において、サーバ装置のログ情報記憶部に記憶されるテーブルデータの一例を示す図である。 本開示の実施の形態におけるデータ参照システムによる参照制御処理について説明するための第1のフローチャートである。 本開示の実施の形態におけるデータ参照システムによる参照制御処理について説明するための第2のフローチャートである。 本実施の形態において、端末装置の表示部に表示されるデータ表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態において、データ補間部によって行われる補間処理について説明するための模式図である。 本実施の形態において、端末装置の表示部に表示されるログ情報表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態において、端末装置の表示部に表示される参照拒否情報表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態において、端末装置の表示部に表示される操作指示情報表示画面の一例を示す図である。 本開示の実施の形態におけるサーバ装置の参照制御処理を説明するためのフローチャートである。
(本開示の基礎となった知見)
特許文献1及び特許文献2に開示の技術では、予めデータと、参照を許可するために必要な情報とを関連付けた参照テーブルを管理する必要がある。そのため、特許文献1及び特許文献2に開示の技術では、参照条件が変更される毎に、参照テーブルを更新する必要があった。
また、特許文献3に記載の技術では、参照テーブルを管理する必要はないが、認証用のデータが漏洩した場合に、参照を許可しない人物からのデータの参照を防ぐことが難しかった。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報処理方法は、蓄積された機器のログ情報の参照を制御するサーバ装置における情報処理方法であって、ネットワークを介して前記サーバ装置と接続された端末装置から送信された、前記機器を識別する識別情報と、所定時刻における前記機器の動作情報とを受信し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記所定時刻より過去の前記識別情報に対応する前記機器の前記ログ情報への参照を許可し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記機器の前記ログ情報への参照を許可せず、前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報が、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報と一致することである。
この構成によれば、端末装置から受信した動作情報が、サーバ装置に蓄積された、基準期間内の機器のログ情報に含まれる動作情報と一致する場合に、ログ情報の参照が許可されるので、参照の可否を制御するために用いるデータの管理負担を軽減することができる。また、端末装置から受信した動作情報に対応する所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれている場合に、ログ情報の参照が許可されるので、所定の基準期間が経過した後はログ情報の参照が許可されなくなり、ログ情報の漏洩を防ぐことができる。
また、上記の情報処理方法において、前記端末装置は、前記所定時刻における前記機器の前記動作情報のユーザによる入力を受け付け、前記受信では、前記識別情報と、前記ユーザによって入力された前記動作情報とを受信し、前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報と、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報との差分が所定の範囲内にあることであってもよい。
この構成によれば、識別情報と、ユーザによって入力された動作情報とが受信されるので、端末装置と機器とが通信を行う必要がなく、端末装置及び機器の構成を簡略化することができる。また、端末装置から受信した動作情報と、ログ情報に含まれる動作情報とに誤差があったとしても、ログ情報の参照が許可されるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上記の情報処理方法において、前記サーバ装置に蓄積される前記ログ情報に含まれる前記動作情報は、前記サーバ装置が前記機器から取得したセンサ情報を含み、前記端末装置から受信する前記動作情報は、前記端末装置が前記機器から取得したセンサ情報を含んでもよい。
この構成によれば、サーバ装置に蓄積されるログ情報に含まれる動作情報は、サーバ装置が機器から取得したセンサ情報を含み、端末装置から受信する動作情報は、端末装置が機器から取得したセンサ情報を含むので、機器から取得するセンサ情報を改ざんするのは困難であり、端末装置から受信する動作情報が改ざんされることを防止することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記所定の条件を満たすか否かの判定では、前記ログ情報の中に前記所定時刻と同じ時刻の動作情報が存在しない場合、前記ログ情報の中から複数の動作情報を抽出し、抽出した前記複数の動作情報を用いて前記所定時刻における動作情報を補間し、前記受信した動作情報が、前記補間した動作情報と一致するか否かを判定してもよい。
この構成によれば、ログ情報の中に所定時刻と同じ時刻の動作情報が存在しない場合であっても、ログ情報に含まれる複数の動作情報を用いて所定時刻における動作情報が補間されるので、例えば、機器が記憶する動作情報を削減することができ、機器のメモリの記憶容量を削減することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記受信では、前記識別情報と、前記動作情報と、前記機器において前記所定時刻に発生したイベントを特定するためのイベント情報とを受信し、前記所定の条件を満たすか否かの判定では、前記ログ情報の中に前記所定時刻と同じ時刻の動作情報が存在しない場合、前記イベント情報に応じた前記機器の動作特性を取得し、前記ログ情報の中から複数の動作情報を抽出し、前記取得した動作特性と前記抽出した複数の動作情報とを用いて前記所定時刻における動作情報を補間してもよい。
この構成によれば、機器において所定時刻に発生したイベントに応じた機器の動作特性と、ログ情報の中から抽出された複数の動作情報とを用いて所定時刻における動作情報が補間されるので、所定時刻における動作情報をより正確に補間することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記ログ情報への参照を許可した場合、前記ログ情報を前記端末装置へ送信してもよい。
この構成によれば、ログ情報への参照が許可された場合、ログ情報が端末装置へ送信されるので、端末装置によって機器のログ情報をユーザに提示することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記ログ情報への参照を許可しなかった場合、前記機器に対する操作をユーザに促すための情報を前記端末装置へ送信してもよい。
この構成によれば、ログ情報への参照が許可されなかった場合、機器に対する操作をユーザに促すための情報が端末装置へ送信されるので、ユーザによって機器が操作されることにより、サーバ装置は、最新の動作情報を取得する。これにより、所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれるという条件を最新の動作情報が満たすことになり、ログ情報を参照することができるようになる。
本開示の他の態様に係るサーバ装置は、蓄積された機器のログ情報の参照を制御するサーバ装置であって、ネットワークを介して前記サーバ装置と接続された端末装置から送信された、前記機器を識別する識別情報と、所定時刻における前記機器の動作情報とを受信する受信部と、前記受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記所定時刻より過去の前記識別情報に対応する前記機器の前記ログ情報への参照を許可し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記機器の前記ログ情報への参照を許可しない参照制御部と、を備え、前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報が、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報と一致することである。
この構成によれば、端末装置から受信した動作情報が、サーバ装置に蓄積された、基準期間内の機器のログ情報に含まれる動作情報と一致する場合に、ログ情報の参照が許可されるので、参照の可否を制御するために用いるデータの管理負担を軽減することができる。また、端末装置から受信した動作情報に対応する所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれている場合に、ログ情報の参照が許可されるので、所定の基準期間が経過した後はログ情報の参照が許可されなくなり、ログ情報の漏洩を防ぐことができる。
本開示の他の態様に係る情報処理プログラムは、蓄積された機器のログ情報の参照を制御する情報処理プログラムであって、ネットワークを介して前記サーバ装置と接続された端末装置から送信された、前記機器を識別する識別情報と、所定時刻における前記機器の動作情報とを受信し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記所定時刻より過去の前記識別情報に対応する前記機器の前記ログ情報への参照を許可し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記機器の前記ログ情報への参照を許可しないようにコンピュータを機能させ、前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報が、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報と一致することである。
この構成によれば、端末装置から受信した動作情報が、サーバ装置に蓄積された、基準期間内の機器のログ情報に含まれる動作情報と一致する場合に、ログ情報の参照が許可されるので、参照の可否を制御するために用いるデータの管理負担を軽減することができる。また、端末装置から受信した動作情報に対応する所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれている場合に、ログ情報の参照が許可されるので、所定の基準期間が経過した後はログ情報の参照が許可されなくなり、ログ情報の漏洩を防ぐことができる。
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
以下に、本開示の実施の形態の一例として、データ参照方法について、図を用いて説明する。
図1は、本開示の実施の形態におけるデータ参照システムの構成の一例を示す図である。図1に示すデータ参照システムは、機器1、端末装置2及びサーバ装置3を備える。
機器1は、例えば空気調和機等の家電機器である。機器1と端末装置2とは、無線又は有線により通信可能に接続され、例えば、無線LAN(Local Area Network)によって接続される。また、機器1は、無線又は有線によりネットワーク4を介してサーバ装置3と通信可能に接続される。ネットワーク4は、例えば一般公衆回線であるインターネットなどである。
端末装置2は、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はパーソナルコンピュータである。端末装置2は、機器1のセンサ情報及び運転状況を示す情報を含む動作情報を確認する。また、端末装置2は、ネットワーク4を介してサーバ装置3と通信可能に接続される。端末装置2は、サーバ装置3に保存された機器1のログ情報をサーバ装置3から取得し、取得したログ情報を画面上に表示する。
サーバ装置3は、例えばWebサーバである。サーバ装置3は、ネットワーク4を介して機器1と互いに通信可能に接続され、機器1の動作情報を監視するとともに、機器1の過去の動作情報をログ情報として収集する。また、サーバ装置3は、ネットワーク4を介して端末装置2と通信可能に接続される。なお、ネットワーク4は、例えば一般公衆回線である。そのため、サーバ装置3には、図1には示していない他の家電機器又は他の接続機器も接続されている。そのため、サーバ装置3は、複数の機器と通信することが可能であるとともに、複数の端末装置と通信することが可能である。
ここで、本実施の形態の利用イメージを説明する。機器1は、一般のユーザ宅に設置されている家電機器である。例えば、機器1のユーザは、機器1の動作に異変を感じた場合、機器1のメーカのコールセンターに問い合わせを行う。問い合わせを受けたメーカは、技術員をユーザ宅へ派遣する。ユーザ宅を訪問した技術員は、端末装置2を持参している。端末装置2は、サーバ装置3から機器1のログ情報を取得し、取得したログ情報を技術員に提示する。技術員は、端末装置2によって提示される機器1のログ情報を確認することにより、機器1の故障箇所を特定し、機器1に適切な修理を行う。
図2は、本開示の実施の形態における機器の構成の一例を示す図である。
図2に示す機器1は、センサ11、プロセッサ12、メモリ13、入力部14及び動作情報送信部15を備える。プロセッサ12は、例えば、CPU(中央演算処理装置)であり、制御部121、動作情報取得部122、イベント検知部123、送信制御部124及び送信切替部125を備える。メモリ13は、例えば、半導体メモリであり、動作情報記憶部131及び機器ID(Identification)記憶部132を備える。
センサ11は、機器1の周辺及び/又は内部の環境状態を測定する。センサ11は、例えば、機器1の周辺の温度又は内部の温度などを測定する。
制御部121は、機器1の運転を制御する。例えば、機器1が空気調和機であれば、制御部121は、運転モード及び設定温度などに応じて空気調和機の運転を制御する。
動作情報取得部122は、動作情報を取得する。動作情報は、センサ11によって取得された機器1のセンサ情報と、制御部121から出力された運転状況情報とを含む。動作情報取得部122は、機器1のセンサ情報をセンサ11から定期的に取得するとともに、運転状況情報を制御部121から定期的に取得する。例えば、機器1が空気調和機であれば、運転状況情報は、圧縮機の周波数などである。運転状況情報は、制御部121から機器1の各部へ出力される制御値などである。
イベント検知部123は、動作情報取得部122によって取得されたセンサ情報及び運転状況情報に基づいてイベントを検知する。イベントとは、例えば、機器1のエラー発生、機器1の運転開始、及び機器1の運転停止のような機器1の状態変化に関する事象である。
動作情報記憶部131は、イベント検知時の動作情報を、イベントが検知された時刻を示す時刻情報と関連付けて記憶する。イベント検知部123は、イベントを検知した際に、イベント検知時の動作情報を、イベントが検知された時刻を示す時刻情報と、発生したイベントを特定するためのイベント情報とに関連付けて記憶する。
入力部14は、例えばボタンスイッチ又はタッチパネルであり、機器1に関する動作情報の送信先をサーバ装置3から端末装置2へ切り替えるためのユーザインターフェースである。
送信切替部125は、入力部14による入力操作に基づいて機器1に関する動作情報の送信先をサーバ装置3から端末装置2に切り替える。
機器ID記憶部132は、機器1を識別するための機器1に固有の識別子(機器ID)を記憶する。
送信制御部124は、動作情報送信部15を制御する。送信制御部124は、動作情報取得部122によって取得された動作情報をサーバ装置3へ送信する際に、機器ID記憶部132に記憶されている識別子を読み出す。そして、送信制御部124は、動作情報取得部122によって取得された動作情報と、機器ID記憶部132から読み出した識別子とを動作情報送信部15へ出力する。
なお、送信制御部124が動作情報をサーバ装置3へ送信する時間間隔と、動作情報取得部122が動作情報を取得する時間間隔とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。イベント検知部123は、動作情報取得部122によって取得された動作情報に基づいてイベントの発生を検知する。そのため、動作情報取得部122が動作情報を取得する時間間隔は、送信制御部124が動作情報をサーバ装置3へ送信する時間間隔よりも短いことが好ましい。動作情報取得部122が動作情報を取得する時間間隔は、例えば、1分間隔であり、送信制御部124が動作情報をサーバ装置3へ送信する時間間隔は、例えば、5分間隔である。
また、送信制御部124は、送信切替部125によって送信先がサーバ装置3から端末装置2へ切り替えられると、動作情報記憶部131に記憶されている動作情報、時刻情報及びイベント情報を読み出すとともに、機器ID記憶部132に記憶されている識別子を読み出す。そして、送信制御部124は、動作情報記憶部131から読み出した動作情報、時刻情報及びイベント情報と、機器ID記憶部132から読み出した識別子とを動作情報送信部15へ出力する。
動作情報送信部15は、動作情報取得部122によって取得された動作情報と、機器ID記憶部132から読み出された識別子とを定期的にサーバ装置3へ送信する。また、動作情報送信部15は、動作情報記憶部131から読み出された動作情報、時刻情報及びイベント情報と、機器ID記憶部132から読み出された識別子とを端末装置2へ送信する。
なお、送信切替部125は、動作情報送信部15によって動作情報、時刻情報、イベント情報及び識別子が端末装置2へ送信された後、機器1に関する動作情報の送信先を端末装置2からサーバ装置3に切り替える。
機器1のメモリ13の容量はサーバ装置3に比べて少ない。そのため、動作情報記憶部131は、定期的に取得される全ての動作情報を記憶することは困難であり、イベント発生時の動作情報のみを記憶している。また、動作情報記憶部131は、イベント発生時の全ての動作情報を記憶することは困難であり、例えば、直近の3つの動作情報を記憶している。そして、動作情報送信部15は、定期的に取得される動作情報をサーバ装置3へ送信する。サーバ装置3は、機器1から定期的に送信される動作情報をログ情報として記憶する。端末装置2は、サーバ装置3に蓄積された機器1のログ情報の参照が許可された場合、当該ログ情報をサーバ装置3から取得するとともに、ユーザに提示する。これにより、ユーザは、機器1の過去の動作情報であるログ情報を確認し、ログ情報を機器1の故障診断などに利用する。本実施の形態におけるユーザは、端末装置2のユーザであり、例えば、機器1の修理を行う技術員である。なお、本実施の形態におけるユーザは、機器1のユーザであってもよい。この場合、機器1のユーザと端末装置2のユーザとは同じ人物であってもよい。
図3は、本開示の実施の形態における端末装置の構成の一例を示す図である。
図3に示す端末装置2は、制御部21、動作情報受信部22、参照要求送信部23、ログ情報受信部24及び表示部25を備える。
制御部21は、端末装置2の各部を制御する。
動作情報受信部22は、機器1と通信し、機器1によって送信された機器1の動作情報、時刻情報、イベント情報及び識別子を受信する。
参照要求送信部23は、ネットワーク4を介してサーバ装置3と通信し、サーバ装置3が記憶する機器1のログ情報の参照を要求するための参照要求情報をサーバ装置3へ送信する。なお、参照要求情報は、動作情報受信部22によって受信された機器1の動作情報、時刻情報、イベント情報及び識別子を含む。
ログ情報受信部24は、ネットワーク4を介してサーバ装置3と通信し、サーバ装置3によって送信された機器1のログ情報を受信する。
表示部25は、動作情報受信部22によって受信された機器1の動作情報、時刻情報及びイベント情報を表示する。また、表示部25は、ログ情報受信部24によって受信された機器1のログ情報を表示する。
図4は、本開示の実施の形態におけるサーバ装置の構成の一例を示す図である。
図4に示すサーバ装置3は、動作情報受信部31、メモリ32、参照要求受信部33、プロセッサ34及びログ情報送信部35を備える。
メモリ32は、例えば、半導体メモリ又はハードディスクドライブであり、ログ情報記憶部321を備える。
プロセッサ34は、例えば、CPUであり、判定部341及び参照制御部342を備える。
動作情報受信部31は、ネットワーク4を介して機器1と通信し、機器1によって送信された機器1の動作情報と機器1の識別子とを受信する。動作情報は、センサ情報と運転状況情報とを含む。動作情報受信部31は、受信した動作情報と、受信した識別子と、動作情報の受信時刻とをログ情報記憶部321に記憶する。
ログ情報記憶部321は、動作情報受信部31によって受信された機器1の動作情報と、機器1の識別子と、動作情報受信部31の受信時刻とを対応付けて蓄積する。サーバ装置3に蓄積されるログ情報に含まれる動作情報は、サーバ装置3が機器1から取得したセンサ情報を含む。
参照要求受信部33は、ネットワーク4を介して端末装置2と通信し、端末装置2によって送信された、機器1のログ情報の参照を要求するための参照要求情報を受信する。参照要求情報は、端末装置2が機器1から受信したイベント発生時の動作情報と、イベントが発生した時刻情報と、発生したイベントの内容を示すイベント情報と、機器1の識別子とを含む。すなわち、参照要求受信部33は、ネットワーク4を介してサーバ装置3と接続された端末装置2から送信された、機器1を識別する識別子(識別情報)と、所定時刻における機器1の動作情報とを受信する。端末装置2から受信する動作情報は、端末装置2が機器1から取得したセンサ情報を含む。
判定部341は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件は、所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、受信した動作情報が、サーバ装置3に蓄積された、基準期間内の機器1のログ情報に含まれる動作情報と一致することである。
また、判定部341は、ログ情報の中に所定時刻と同じ時刻の動作情報が存在しない場合、ログ情報の中から複数の動作情報を抽出し、抽出した複数の動作情報を用いて所定時刻における動作情報を補間し、受信した動作情報が、補間した動作情報と一致するか否かを判定する。
判定部341は、比較用データ抽出部343、データ補間部344、データ判定部345及び時刻判定部346を備える。
比較用データ抽出部343は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる機器1の識別子及び時刻情報に基づいて、ログ情報記憶部321に蓄積されている基準期間内の機器1のログ情報に含まれる比較用動作情報を抽出する。比較用データ抽出部343は、機器1のログ情報の中から、参照要求情報に含まれる時刻情報と同じ所定時刻の比較用動作情報を抽出する。また、比較用データ抽出部343は、ログ情報の中に参照要求情報に含まれる時刻情報と同じ所定時刻の動作情報が存在しない場合、ログ情報の中から複数の動作情報を抽出する。
データ補間部344は、ログ情報の中に参照要求情報に含まれる時刻情報と同じ所定時刻の動作情報が存在しない場合、比較用データ抽出部343によって抽出された複数の動作情報を用いて所定時刻における比較用動作情報を補間する。
データ補間部344は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる機器1の時刻情報と、ログ情報記憶部321に蓄積されている機器1のログ情報に含まれる時刻情報とが一致しない場合には、比較用データ抽出部343によって抽出された機器1の複数の動作情報を用いて、参照要求情報に含まれる機器1の時刻情報と同じ所定時刻における比較用動作情報を補間する。これにより、データ補間部344は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる機器1の時刻情報と同じ時刻における比較用動作情報を、ログ情報記憶部321に蓄積されている機器1のログ情報から生成する。
データ判定部345は、参照要求受信部33によって受信された動作情報が、サーバ装置3に蓄積された、基準期間内の機器1のログ情報に含まれる動作情報と一致するか否かを判定する。
すなわち、データ判定部345は、ログ情報の中に参照要求情報に含まれる時刻情報と同じ所定時刻の動作情報が存在する場合、参照要求情報に含まれる所定時刻に対応する動作情報が、比較用データ抽出部343によって抽出された所定時刻に対応する比較用動作情報と一致するか否かを判定する。また、データ判定部345は、ログ情報の中に参照要求情報に含まれる時刻情報と同じ所定時刻の動作情報が存在しない場合、参照要求情報に含まれる所定時刻に対応する動作情報が、データ補間部344によって補間された所定時刻に対応する比較用動作情報と一致するか否かを判定する。
データ判定部345は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる機器1の動作情報と、当該動作情報に対応する時刻情報と同じ時刻に対応付けられている比較用データ抽出部343によってログ情報から抽出された比較用動作情報とが一致するか否かを判定する。または、データ判定部345は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる機器1の動作情報と、当該動作情報に対応する時刻情報と同じ時刻におけるデータ補間部344によって生成された比較用動作情報とが一致するか否かを判定する。
時刻判定部346は、所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれるか否かを判定する。すなわち、時刻判定部346は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる機器1の時刻情報のうち最新の時刻情報と現在の時刻との差分が所定時間以内であるか否かを判定する。
参照制御部342は、参照要求受信部33によって受信された動作情報が所定の条件を満たすと判定部341によって判定された場合、端末装置2に対して、サーバ装置3に蓄積された、所定時刻より過去の識別子(識別情報)に対応する機器1のログ情報への参照を許可する。また、参照制御部342は、参照要求受信部33によって受信された動作情報が所定の条件を満たさないと判定部341によって判定された場合、端末装置2に対して、サーバ装置3に蓄積された、機器1のログ情報への参照を許可しない。
参照制御部342は、データ判定部345による判定の結果、参照要求受信部33によって受信された動作情報が、サーバ装置3に蓄積された、基準期間内の機器1のログ情報に含まれる比較用動作情報と一致すると判定され、かつ時刻判定部346による判定の結果、参照要求受信部33によって受信された時刻情報の所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれると判定された場合には、ログ情報記憶部321に蓄積された機器1に関するログ情報を抽出する。
ログ情報送信部35は、ネットワーク4を介して端末装置2と通信し、参照制御部342によって抽出された機器1に関するログ情報を端末装置2に送信する。ログ情報送信部35は、ログ情報への参照が許可された場合、ログ情報を端末装置2へ送信する。
また、ログ情報送信部35は、ログ情報への参照が許可されなかった場合、機器1に対する操作をユーザに促すための情報を端末装置2へ送信する。端末装置2に対してログ情報への参照が許可されなかった場合、端末装置2が記憶している動作情報に対応する時刻情報が現在時刻から所定の基準期間以内に含まれていない可能性がある。そこで、ユーザは、機器1の運転を開始する操作を行うことにより、機器1において運転開始のイベントが発生する。そして、最新のイベント発生時の動作情報と時刻情報とが機器1に記憶されるとともに、機器1に記憶された動作情報と時刻情報とが端末装置2へ送信される。これにより、端末装置2が記憶している動作情報に対応する時刻情報が、現在時刻から所定の基準期間以内に含まれることになり、端末装置2に対してログ情報への参照が許可される。
次に、機器1とサーバ装置3との間で行われるログ情報蓄積処理について図5を用いて説明する。
図5は、本開示の実施の形態におけるログ情報蓄積処理について説明するためのフローチャートである。ログ情報蓄積処理では、機器1の動作情報が機器1に記憶され、機器1に記憶された動作情報がサーバ装置3によって収集され、収集された動作情報がログ情報としてサーバ装置3に蓄積される。
まず、ステップS1において、機器1の動作情報取得部122は、センサ11から機器1のセンサ情報を取得するとともに、制御部121から機器1の運転状況情報を取得する。なお、動作情報取得部122は、センサ11から機器1のセンサ情報のみを取得してもよいし、制御部121から機器1の運転状況情報のみを取得してもよい。動作情報取得部122は、センサ情報及び運転状況情報を定期的に取得する。
次に、ステップS2において、イベント検知部123は、動作情報取得部122によって取得されたセンサ情報及び運転状況情報に基づいて、イベントの発生を検知したか否かを判定する。イベント検知部123は、センサ情報及び運転状況情報の少なくとも一方と、所定の閾値とを比較することにより、イベントの発生を検知してもよい。また、イベント検知部123は、センサ情報及び運転状況情報の少なくとも一方を、所定の関数又は演算式に用いることにより、イベントの発生を検知してもよい。
例えば、センサ情報が空気調和機の室内配管温度である場合、イベント検知部123は、室内配管温度が上限値より高い場合又は室内配管温度が下限値より低い場合、エラーの発生を検知する。
ここで、イベントの発生を検知していないと判定された場合(ステップS2でNO)、ステップS4に処理が移行する。
一方、イベントの発生を検知したと判定された場合(ステップS2でYES)、ステップS3において、イベント検知部123は、イベントの発生が検知された時点のセンサ情報及び運転状況情報を含む動作情報と、イベントの発生が検知された時刻を示す時刻情報と、検知されたイベントの内容を示すイベント情報とを対応付けて動作情報記憶部131に記憶する。
図6は、本実施の形態において、機器の動作情報記憶部に記憶されるテーブルデータの一例を示す図である。動作情報記憶部131は、動作情報と、時刻情報と、イベント情報とを対応付けたテーブルデータを記憶している。
図6に示すテーブルデータは、イベントの発生を検知した時刻を示す時刻情報と、検知されたイベントの内容を示すイベント情報と、イベントの発生が検知された時点のセンサ情報及び運転状況情報を含む動作情報とを含む。センサ情報は、例えば、室内配管温度及び室内吸込温度である。運転状況情報は、例えば、圧縮機の周波数である。動作情報記憶部131は、例えば、「2019/01/24 14:18:39」の時刻情報と、「運転開始」のイベント情報と、「36.2℃」の室内配管温度と、「23.5℃」の室内吸込温度と、「51.5Hz」の圧縮機の周波数とを対応付けて記憶している。
なお、動作情報は、図6に示す室内配管温度、室内吸込温度及び圧縮機の周波数に限定されない。また、イベント情報は、図6に示すエラー発生、運転開始及び運転停止に限定されない。
図5に戻って、次に、ステップS4において、送信制御部124は、現在時刻が、サーバ装置3に動作情報を送信する送信タイミングであるか否かを判定する。例えば、5分毎に動作情報を送信する場合、送信制御部124は、現在時刻が、前回動作情報を送信した時刻から5分経過した時刻であるか否かを判定してもよい。また、例えば、18時、18時5分及び18時10分のように予め動作情報を送信する時刻が決められている場合、送信制御部124は、現在時刻が、予め決められている送信時刻であるか否かを判定してもよい。
ここで、現在時刻が送信タイミングではないと判定された場合(ステップS4でNO)、ステップS1に処理が戻る。
一方、現在時刻が送信タイミングであると判定された場合(ステップS4でYES)、ステップS5において、動作情報送信部15は、機器ID記憶部132に記憶されている機器1の識別子と、動作情報取得部122によって取得された機器1のセンサ情報及び運転状況を含む動作情報とをサーバ装置3に送信する。
次に、ステップS6において、サーバ装置3の動作情報受信部31は、機器1の動作情報送信部15によって送信された機器1の識別子及び動作情報を受信する。
次に、ステップS7において、動作情報受信部31は、受信した機器1の識別子と、受信した動作情報と、動作情報を受信した時刻を示す時刻情報とをログ情報としてログ情報記憶部321に記憶する。
図7は、本実施の形態において、サーバ装置のログ情報記憶部に記憶されるテーブルデータの一例を示す図である。ログ情報記憶部321は、動作情報を受信した時刻を示す時刻情報と、機器1の識別子と、動作情報とを対応付けたテーブルデータを記憶している。
図7に示すテーブルデータは、動作情報を受信した時刻を示す時刻情報と、機器1の識別子(機器ID)と、センサ情報及び運転状況情報を含む動作情報とを含む。センサ情報は、例えば、室内配管温度及び室内吸込温度である。運転状況情報は、例えば、圧縮機の周波数である。ログ情報記憶部321は、例えば、「2019/01/24 14:20:00」の時刻情報と、「100001」の識別子(機器ID)と、「36.4℃」の室内配管温度と、「23.5℃」の室内吸込温度と、「51.5Hz」の圧縮機の周波数とを対応付けて記憶している。
なお、図7に示すように、ログ情報記憶部321は、動作情報を受信した順に時刻情報、識別子及び動作情報を蓄積する1つのテーブルデータを記憶しているが、本開示は特にこれに限定されない。ログ情報記憶部321は、識別子毎に時刻情報及び動作情報を蓄積する複数のテーブルデータを記憶してもよい。
続いて、機器1、端末装置2及びサーバ装置3の間で行われる参照制御処理について図8及び図9を用いて説明する。
図8は、本開示の実施の形態におけるデータ参照システムによる参照制御処理について説明するための第1のフローチャートであり、図9は、本開示の実施の形態におけるデータ参照システムによる参照制御処理について説明するための第2のフローチャートである。
まず、ステップS11において、機器1の入力部14は、機器1の動作情報の送信先をサーバ装置3から端末装置2に切り替えるための切替指示のユーザによる入力を受け付ける。ユーザは、サーバ装置3に蓄積された機器1のログ情報の参照を所望するユーザである。例えば、入力部14は、ボタンスイッチである。当該ボタンスイッチがユーザにより押下されることで、送信切替部125は、動作情報の送信先をサーバ装置3から端末装置2に切り替える。
なお、本実施の形態では、送信切替部125は、ボタンスイッチがユーザにより押下されることで、動作情報の送信先をサーバ装置3から端末装置2に切り替えているが、本開示は特にこれに限定されず、端末装置2が、機器1の動作情報の送信先をサーバ装置3から端末装置2に切り替えるための切替指示のユーザによる入力を受け付けてもよい。この場合、端末装置2は、切替指示を機器1へ送信する。機器1は、端末装置2によって送信された切替指示を受信する。そして、送信切替部125は、切替指示が受信されると、動作情報の送信先をサーバ装置3から端末装置2に切り替える。
次に、ステップS12において、送信制御部124は、動作情報記憶部131に記憶されている機器1の動作情報、イベント情報及び時刻情報を読み出す。本実施の形態において、送信制御部124は、動作情報記憶部131が複数のレコードのデータを記憶している場合、全てのレコードのデータを読み出す。例えば、図6に示すように、動作情報記憶部131が3つのレコードのデータを記憶している場合、送信制御部124は、3つのレコードのデータを読み出す。
なお、送信制御部124は、複数のレコードのうちの一部のレコードのデータを読み出してもよい。例えば、送信制御部124は、複数のレコードのうちの最新のレコードのデータのみを読み出してもよいし、複数のレコードのうちの最新のレコードから順に3つのレコードのデータを読み出してもよい。
次に、ステップS13において、送信制御部124は、機器ID記憶部132に記憶されている機器1の識別子を読み出す。送信制御部124は、識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を動作情報送信部15へ出力する。
次に、ステップS14において、動作情報送信部15は、機器1の識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を端末装置2に送信する。
次に、ステップS15において、端末装置2の動作情報受信部22は、機器1の動作情報送信部15によって送信された機器1の識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を受信する。
次に、ステップS16において、表示部25は、動作情報受信部22によって受信された機器1の識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を表示する。
図10は、本実施の形態において、端末装置の表示部に表示されるデータ表示画面の一例を示す図である。表示部25は、機器1から受信された識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報をユーザに提示するためのデータ表示画面101を表示する。
図10に示すデータ表示画面101は、動作情報受信部22によって受信された機器1に関するデータを表示する画面である。データ表示画面101の上部には、動作情報受信部22によって受信された機器1の識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を示す画像102が表示される。また、データ表示画面101の下部には、サーバ装置3に機器1のログ情報を参照することを示すメッセージ103が表示される。
図8に戻って、次に、ステップS17において、参照要求送信部23は、機器1のログ情報の参照を要求するための参照要求情報をサーバ装置3に送信する。このとき、参照要求情報は、動作情報受信部22によって受信された機器1の識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を含む。
次に、ステップS18において、サーバ装置3の参照要求受信部33は、端末装置2の参照要求送信部23によって送信された参照要求情報を受信する。
次に、ステップS19において、比較用データ抽出部343は、参照要求情報に含まれる機器1の識別子に対応するログ情報の中に、受信した参照要求情報に含まれる時刻情報と同じ所定時刻の動作情報が存在するか否かを判定する。
ここで、ログ情報の中に、受信した時刻情報と同じ所定時刻の動作情報が存在すると判定された場合(ステップS19でYES)、ステップS20において、比較用データ抽出部343は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる機器1の識別子に対応するログ情報の中から、参照要求情報に含まれる時刻情報と同じ所定時刻の比較用動作情報を抽出する。
一方、ログ情報の中に、受信した時刻情報と同じ所定時刻の動作情報が存在しないと判定された場合(ステップS19でNO)、ステップS21において、比較用データ抽出部343は、参照要求情報に含まれる機器1の識別子に対応するログ情報の中から、複数の動作情報を抽出する。このとき、比較用データ抽出部343は、参照要求情報に含まれる時刻情報に示される所定時刻の前後の所定期間に含まれる複数の動作情報を抽出する。なお、比較用データ抽出部343は、参照要求情報に含まれる時刻情報に示される所定時刻から近い順に複数の動作情報を抽出してもよい。
次に、ステップS22において、データ補間部344は、比較用データ抽出部343によって抽出された機器1の複数の動作情報を用いて、参照要求情報に含まれる機器1の時刻情報と同じ所定時刻における比較用動作情報を補間する。
ここで、データ補間部344による補間処理について説明する。
図11は、本実施の形態において、データ補間部によって行われる補間処理について説明するための模式図である。図11において、参照要求情報に含まれる時刻情報に示される所定時刻は、「2019/01/24 14:18:39」である。また、機器1は空気調和機であり、動作情報は室内配管温度である。この場合、比較用データ抽出部343は、例えば、時刻「2019/01/24 14:10:00」に対応する室内配管温度「35.4℃」と、時刻「2019/01/24 14:15:00」に対応する室内配管温度「35.7℃」と、時刻「2019/01/24 14:20:00」に対応する室内配管温度「36.4℃」と、時刻「2019/01/24 14:25:00」に対応する室内配管温度「36.9℃」との4つ動作情報を抽出する。データ補間部344は、比較用データ抽出部343によって抽出された4つの動作情報を用いて、時刻「2019/01/24 14:18:39」における室内配管温度「36.2℃」を補間する。
なお、データ補間部344は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれるイベント情報を用いて、比較用動作情報を補間してもよい。参照要求情報は、機器1において所定時刻に発生したイベントを特定するためのイベント情報を含む。データ補間部344は、ログ情報の中に所定時刻と同じ時刻の動作情報が存在しない場合、イベント情報に応じた機器1の動作特性を取得してもよい。なお、イベント情報に応じた機器1の動作特性は、メモリ32に予め記憶されている。そして、データ補間部344は、ログ情報の中から複数の動作情報を抽出し、取得した動作特性と抽出した複数の動作情報とを用いて所定時刻における比較用動作情報を補間してもよい。
例えば、参照要求情報が、「運転開始」というイベント情報を含む場合、データ補間部344は、機器1の運転開始時の動作特性を取得してもよい。データ補間部344は、ログ情報の中の時刻「2019/01/24 14:15:00」の動作情報と、時刻「2019/01/24 14:20:00」の動作情報と、機器1の運転開始時の動作特性とを用いて、所定時刻「2019/01/24 14:18:39」における比較用動作情報を補間してもよい。このように、発生したイベントに対応する機器1の動作特性をあらかじめ把握しておくことで、イベントが発生する前後の動作情報の変化を容易に推定することができ、比較用動作情報の補間精度を向上させることができる。
次に、ステップS23において、データ判定部345は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる所定時刻に対応する機器1の動作情報が、所定時刻に対応する比較用動作情報と一致するか否かを判定する。このとき、比較用動作情報は、比較用データ抽出部343によって抽出された所定時刻の比較用動作情報、又はデータ補間部344によって補間された所定時刻の比較用動作情報である。
例えば、データ判定部345は、図6に示す参照要求情報に含まれる時刻「2019/01/24 14:18:39」における動作情報である室内配管温度「36.4℃」、室内吸込温度「23.5℃」及び圧縮機の周波数「51.5Hz」と、データ補間部344によって補間された時刻「2019/01/24 14:18:39」における比較用動作情報である室内配管温度「36.4℃」、室内吸込温度「23.5℃」及び圧縮機の周波数「51.5Hz」とが一致するか否かを判定する。
なお、一致するか否かの判定において、参照要求情報に含まれる動作情報と、比較用動作情報とが完全に一致している必要はない。データ判定部345は、例えば、参照要求情報に含まれる動作情報と、比較用動作情報との差分が閾値以下であれば、参照要求情報に含まれる動作情報と、比較用動作情報とが一致していると判定してもよい。また、1つの時刻情報に対して複数の動作情報が対応付けられている場合、データ判定部345は、全ての動作情報と、全ての比較用動作情報とが一致しているか否かを判定してもよいし、複数の動作情報のうちの一部の動作情報と、一部の比較用動作情報とが一致しているか否かを判定してもよい。また、1つの時刻情報に対して複数の動作情報が対応付けられている場合、データ判定部345は、全ての動作情報と、全ての比較用動作情報との差分の総和が閾値以下であれば、参照要求情報に含まれる動作情報と、比較用動作情報とが一致していると判定してもよい。
また、図6に示すように、参照要求情報が、複数の時刻情報と、複数の時刻情報のそれぞれに対応付けられる複数の動作情報とを含む場合、データ判定部345は、参照要求情報に含まれる全ての動作情報と、比較用動作情報とが一致しているか否かを判定してもよい。
ここで、参照要求情報に含まれる動作情報が、比較用動作情報と一致していると判定された場合(ステップS23でYES)、ステップS24において、時刻判定部346は、参照要求受信部33によって受信された参照要求情報に含まれる最新の時刻情報と現在時刻との差分が所定時間以内であるか否かを判定する。
参照要求情報に含まれる最新の時刻情報と現在時刻との差分が所定時間以内であると判定された場合(ステップS24でYES)、ステップS25において、参照制御部342は、ログ情報記憶部321に蓄積されている機器1のログ情報を抽出する。
例えば、現在時刻が「2019/01/24 14:22:42」であり、参照要求情報に含まれる最新の時刻情報が「2019/01/24 14:18:39」である場合、時刻判定部346は、参照要求情報に含まれる最新の時刻情報と現在時刻との差分である「00:04:03」が参照を許可する所定時間以内であるか否かを判定する。この場合、所定時間が例えば5分であれば、時刻判定部346は、参照要求情報に含まれる最新の時刻情報と現在時刻との差分が所定時間以内であると判定する。
次に、ステップS26において、ログ情報送信部35は、参照制御部342によって抽出された機器1のログ情報を端末装置2に送信する。
次に、ステップS27において、端末装置2のログ情報受信部24は、サーバ装置3のログ情報送信部35によって送信された機器1のログ情報を受信する。
次に、ステップS28において、表示部25は、ログ情報受信部24によって受信された機器1のログ情報を表示する。
図12は、本実施の形態において、端末装置の表示部に表示されるログ情報表示画面の一例を示す図である。表示部25は、サーバ装置3から受信されたログ情報をユーザに提示するためのログ情報表示画面111を表示する。
図12に示すログ情報表示画面111は、ログ情報受信部24によって受信された機器1のログ情報を表示する画面である。ログ情報表示画面111の上部には、動作情報受信部22によって受信された機器1の識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を示す画像102が表示される。また、ログ情報表示画面111の下部には、ログ情報受信部24によって受信された機器1のログ情報を示す画像104が表示される。
図9に戻って、参照要求情報に含まれる動作情報が、比較用動作情報と一致していないと判定された場合(ステップS23でNO)、又は参照要求情報に含まれる最新の時刻情報と現在時刻との差分が所定時間以内ではないと判定された場合(ステップS24でNO)、ステップS29において、ログ情報送信部35は、機器1のログ情報の参照が許可されなかったことを通知するための参照拒否通知を端末装置2に送信する。
次に、ステップS30において、端末装置2のログ情報受信部24は、サーバ装置3のログ情報送信部35によって送信された参照拒否通知を受信する。
次に、ステップS31において、表示部25は、ログ情報受信部24によって受信された参照拒否通知に基づいて、機器1のログ情報が参照できないことを示す参照拒否情報を表示する。
図13は、本実施の形態において、端末装置の表示部に表示される参照拒否情報表示画面の一例を示す図である。表示部25は、ログ情報を参照することができないことをユーザに通知するための参照拒否情報表示画面112を表示する。
図13に示す参照拒否情報表示画面112は、ログ情報受信部24によって受信された参照拒否通知に基づいてログ情報が参照できないことを示す参照拒否情報を表示する画面である。参照拒否情報表示画面112の上部には、動作情報受信部22によって受信された機器1の識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を示す画像102が表示される。また、参照拒否情報表示画面112の下部には、ログ情報受信部24によって受信された参照拒否通知に基づいてログ情報が参照できないことを通知するための参照拒否情報105が表示される。
なお、ステップS31において、表示部25は、ログ情報が参照できないことを通知するとともに、ログ情報の参照が許可されるようにするために機器1に対する操作をユーザに促す操作指示情報を表示してもよい。ユーザに機器1を操作させ、機器1にイベントを発生させることにより、動作情報記憶部131に最新の時刻情報に対応する動作情報が記憶されることになる。そこで、端末装置2は、機器1がイベントを発生するように、ユーザに機器1を操作させる。
図14は、本実施の形態において、端末装置の表示部に表示される操作指示情報表示画面の一例を示す図である。表示部25は、ログ情報を参照することができないことをユーザに通知するとともに、機器1に対する操作をユーザに促して機器1にイベントを発生させるための操作指示情報表示画面113を表示する。
図14に示す操作指示情報表示画面113は、ログ情報受信部24によって受信された参照拒否通知に基づいてログ情報が参照できないことをユーザに通知するとともに、機器1に対する操作をユーザに促すための操作指示情報を表示する画面である。操作指示情報表示画面113の上部には、動作情報受信部22によって受信された機器1の識別子、動作情報、イベント情報及び時刻情報を示す画像102が表示される。また、操作指示情報表示画面113の下部には、ログ情報受信部24によって受信された参照拒否通知に基づいてログ情報が参照できないことを通知するとともに、機器1に対する操作をユーザに促すための操作指示情報106が表示される。
図14に示す操作指示情報106は、機器1の運転を停止させるようにユーザに促すメッセージを含む。機器1の運転が停止されることで、「運転停止」というイベントが発生し、動作情報記憶部131に最新の時刻情報に対応する動作情報が記憶されることになる。端末装置2は、動作情報記憶部131に新たに記憶された動作情報を機器1から取得し、取得した動作情報を含む参照要求情報をサーバ装置3へ送信する。
ステップS28又はステップS31の表示処理が実行された後、データ参照システムによる参照制御処理が終了する。
なお、本実施の形態では、端末装置2は、サーバ装置3に送信する機器1の動作情報を機器1から取得しているが、本開示は特にこれに限定されず、端末装置2に予め記憶された動作情報を利用してもよい。
また、例えば、機器1が空気調和機であり、機器1の動作情報が機器1の周辺温度である場合、端末装置2は、機器1の周辺温度を機器1から取得するのではなく、端末装置2が備える温度センサから機器1の周辺温度を取得してもよい。また、端末装置2は、端末装置2と無線又は有線により通信可能に接続されるとともに機器1の近傍に配置された温度センサから機器1の周辺温度を取得してもよい。端末装置2は、機器1から動作情報を取得する代わりに、機器1の外部に配置されたセンサから機器1の動作情報を取得してもよい。
また、端末装置2は、機器1の識別子と、所定時刻における機器1の動作情報とのユーザによる入力を受け付けてもよい。この場合、サーバ装置3の参照要求受信部33は、ユーザによって入力された機器1の識別子及び動作情報を含む参照要求情報を受信してもよい。また、判定部341は、所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、受信した動作情報と、サーバ装置3に蓄積された、基準期間内の機器1のログ情報に含まれる動作情報との差分が所定の範囲内にあるか否かを判定してもよい。参照制御部342は、所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、受信した動作情報と、サーバ装置3に蓄積された、基準期間内の機器1のログ情報に含まれる動作情報との差分が所定の範囲内にあると判定された場合、ログ情報への参照を許可してもよい。
以上、本開示の実施の形態において説明したように、本実施の形態に係るサーバ装置3は、機器1の過去の動作情報を含むログ情報の端末装置2による参照を制御する。サーバ装置3は、少なくとも図15に示す処理を行う。
図15は、本開示の実施の形態におけるサーバ装置の参照制御処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS41において、サーバ装置3は、ネットワーク4を介してサーバ装置3と接続された端末装置2から送信された、機器1を識別する識別子と、所定時刻における機器1の動作情報とを受信する。
次に、ステップS42において、サーバ装置3は、受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。ここで、所定の条件は、所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、受信した動作情報が、サーバ装置3に蓄積された、基準期間内の機器1のログ情報に含まれる動作情報と一致することである。
受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合(ステップS42でYES)、ステップS43において、サーバ装置3は、端末装置2に対して、サーバ装置3に蓄積された、所定時刻より過去の識別子に対応する機器1のログ情報への参照を許可する。
一方、受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合(ステップS42でNO)、サーバ装置3は、端末装置2に対して、サーバ装置3に蓄積された、機器1のログ情報への参照を許可せず、参照制御処理を終了する。
以上により、端末装置2は、サーバ装置3に保存された複数の機器のログ情報の中から1の機器のログ情報を参照する際に、サーバ装置3に保存された1の機器のログ情報に含まれる動作情報と同じ動作情報を端末装置2から送信しない限り1の機器のログ情報を参照することはできない。そのため、参照対象となる1の機器を指定する識別子が間違っていた場合であっても、当該間違った識別子に対応する機器のログ情報が参照されるのを防ぐことができる。
また、端末装置2から受信した動作情報に対応付けられる所定時刻から現在時刻までの期間と比較される基準期間の設定値が調整されることにより、ログ情報の参照を許可する期間を調整することができる。そのため、悪意のある第三者がサーバ装置3に保存されたログ情報の一部を入手した場合であっても、基準期間が経過した後は、入手したログ情報の一部をサーバ装置3に送信しても、ログ情報の参照が許可されない。これにより、ログ情報の漏洩を防ぐことができる。
さらに、サーバ装置3に保存されたログ情報の一部とログ情報に含まれる時刻情報とが参照許可に利用される。そのため、参照許可の管理負担を軽減しながら、ログ情報の漏洩を防ぐことができる。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全ては典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
また、上記フローチャートに示す各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、同様の効果が得られる範囲で上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
本開示に係る技術は、参照の可否を制御するために用いるデータの管理負担を軽減することができるとともに、ログ情報の漏洩を防ぐことができるので、蓄積された機器のログ情報の参照を制御する技術に有用である。
1 機器
2 端末装置
3 サーバ装置
4 ネットワーク
11 センサ
12 プロセッサ
13 メモリ
14 入力部
15 動作情報送信部
21 制御部
22 動作情報受信部
23 参照要求送信部
24 ログ情報受信部
25 表示部
31 動作情報受信部
32 メモリ
33 参照要求受信部
34 プロセッサ
35 ログ情報送信部
121 制御部
122 動作情報取得部
123 イベント検知部
124 送信制御部
125 送信切替部
131 動作情報記憶部
132 機器ID記憶部
321 ログ情報記憶部
341 判定部
342 参照制御部
343 比較用データ抽出部
344 データ補間部
345 データ判定部
346 時刻判定部

Claims (9)

  1. 蓄積された機器のログ情報の参照を制御するサーバ装置における情報処理方法であって、
    ネットワークを介して前記サーバ装置と接続された端末装置から送信された、前記機器を識別する識別情報と、所定時刻における前記機器の動作情報とを受信し、
    前記受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定し、
    前記受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記所定時刻より過去の前記識別情報に対応する前記機器の前記ログ情報への参照を許可し、
    前記受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記機器の前記ログ情報への参照を許可せず、
    前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報が、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報と一致することである、
    情報処理方法。
  2. 前記端末装置は、前記所定時刻における前記機器の前記動作情報のユーザによる入力を受け付け、
    前記受信では、前記識別情報と、前記ユーザによって入力された前記動作情報とを受信し、
    前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報と、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報との差分が所定の範囲内にあることである、
    請求項1記載の情報処理方法。
  3. 前記サーバ装置に蓄積される前記ログ情報に含まれる前記動作情報は、前記サーバ装置が前記機器から取得したセンサ情報を含み、
    前記端末装置から受信する前記動作情報は、前記端末装置が前記機器から取得したセンサ情報を含む、
    請求項1又は2記載の情報処理方法。
  4. 前記所定の条件を満たすか否かの判定では、前記ログ情報の中に前記所定時刻と同じ時刻の動作情報が存在しない場合、前記ログ情報の中から複数の動作情報を抽出し、抽出した前記複数の動作情報を用いて前記所定時刻における動作情報を補間し、前記受信した動作情報が、前記補間した動作情報と一致するか否かを判定する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  5. 前記受信では、前記識別情報と、前記動作情報と、前記機器において前記所定時刻に発生したイベントを特定するためのイベント情報とを受信し、
    前記所定の条件を満たすか否かの判定では、前記ログ情報の中に前記所定時刻と同じ時刻の動作情報が存在しない場合、前記イベント情報に応じた前記機器の動作特性を取得し、前記ログ情報の中から複数の動作情報を抽出し、前記取得した動作特性と前記抽出した複数の動作情報とを用いて前記所定時刻における動作情報を補間する、
    請求項4に記載の情報処理方法。
  6. さらに、前記ログ情報への参照を許可した場合、前記ログ情報を前記端末装置へ送信する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  7. さらに、前記ログ情報への参照を許可しなかった場合、前記機器に対する操作をユーザに促すための情報を前記端末装置へ送信する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  8. 蓄積された機器のログ情報の参照を制御するサーバ装置であって、
    ネットワークを介して前記サーバ装置と接続された端末装置から送信された、前記機器を識別する識別情報と、所定時刻における前記機器の動作情報とを受信する受信部と、
    前記受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記所定時刻より過去の前記識別情報に対応する前記機器の前記ログ情報への参照を許可し、前記受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記機器の前記ログ情報への参照を許可しない参照制御部と、
    を備え、
    前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報が、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報と一致することである、
    サーバ装置。
  9. 蓄積された機器のログ情報の参照を制御する情報処理プログラムであって、
    ネットワークを介して前記サーバ装置と接続された端末装置から送信された、前記機器を識別する識別情報と、所定時刻における前記機器の動作情報とを受信し、
    前記受信した動作情報が所定の条件を満たすか否かを判定し、
    前記受信した動作情報が所定の条件を満たすと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記所定時刻より過去の前記識別情報に対応する前記機器の前記ログ情報への参照を許可し、
    前記受信した動作情報が所定の条件を満たさないと判定した場合、前記端末装置に対して、前記サーバ装置に蓄積された、前記機器の前記ログ情報への参照を許可しないようにコンピュータを機能させ、
    前記所定の条件は、前記所定時刻が現在時刻から所定の基準期間内に含まれ、かつ、前記受信した動作情報が、前記サーバ装置に蓄積された、前記基準期間内の前記機器の前記ログ情報に含まれる動作情報と一致することである、
    情報処理プログラム。
JP2019094608A 2019-05-20 2019-05-20 情報処理方法、サーバ装置及び情報処理プログラム Pending JP2020190831A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019094608A JP2020190831A (ja) 2019-05-20 2019-05-20 情報処理方法、サーバ装置及び情報処理プログラム
CN202010205094.1A CN111970226A (zh) 2019-05-20 2020-03-20 信息处理方法、服务器装置以及记录了信息处理程序的记录介质
US16/830,825 US20200372165A1 (en) 2019-05-20 2020-03-26 Information processing method, server, and non-transitory computer-readable recording medium recording information processing program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019094608A JP2020190831A (ja) 2019-05-20 2019-05-20 情報処理方法、サーバ装置及び情報処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020190831A true JP2020190831A (ja) 2020-11-26

Family

ID=73358313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019094608A Pending JP2020190831A (ja) 2019-05-20 2019-05-20 情報処理方法、サーバ装置及び情報処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20200372165A1 (ja)
JP (1) JP2020190831A (ja)
CN (1) CN111970226A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021059398A1 (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 シャープNecディスプレイソリューションズ株式会社 電子機器、電子機器の管理方法、及びプログラム
KR20220049901A (ko) * 2020-10-15 2022-04-22 삼성전자주식회사 패턴을 제공하는 방법 및 이를 지원하는 전자 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN111970226A (zh) 2020-11-20
US20200372165A1 (en) 2020-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108463832B (zh) 电子设备和基于硬件诊断结果的过程执行方法
US9600571B2 (en) Interoperability mechanisms for internet of things integration platform
US20120102559A1 (en) Information processing system, terminal device, and server
US20130238348A1 (en) Health management system using home network and operation method thereof
US20150207794A1 (en) Electronic device for controlling an external device using a number and method thereof
JP6205415B2 (ja) 情報提供方法
JP5711439B1 (ja) 情報管理方法
US20170229006A1 (en) Systems and Methods for Managing Patient Devices
JP2008043702A (ja) 生体データ計測システム及び生体データ計測方法、並びに生体データ計測センサ
JP2020190831A (ja) 情報処理方法、サーバ装置及び情報処理プログラム
JP5388036B2 (ja) 端末装置、情報システム、情報処理方法、およびプログラム
KR20130083067A (ko) 응급 진료 가능 의료기관 조회 시스템 및 방법
JP6984387B2 (ja) 情報処理装置、アクセス制御方法、プログラムおよびシステム
JP2017059221A (ja) 情報端末の制御方法、プログラムおよびアプリケーションシステム
WO2019155775A1 (ja) 見守りシステム、およびイベントリストの表示方法
JP2006271789A (ja) 医療診断システム、サーバ装置、映像表示装置、リモートコントローラ及び認証処理システム
JP2013109541A (ja) 情報処理装置、及び、情報処理方法
JP6145230B1 (ja) 画面共有遠隔診察システム、画面共有遠隔診察方法、および画面共有遠隔診察プログラム
US20190371455A1 (en) Assistance Method and Assistance System
JP6691311B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP2007060590A (ja) 電子機器及び通信設定の自動選択方法
US20160381187A1 (en) Application providing server, application setting terminal, application providing system, method of providing application, and program for application providing server
KR20170111844A (ko) 체온 알람을 위한 장치 및 그 제어방법
JP2006011718A (ja) エラー監視装置、エラー監視システム及びエラー処理方法
JP2011186738A (ja) 情報提供システム