JP2009038480A - 無線通信システム、無線端末、及び、プログラム - Google Patents

無線通信システム、無線端末、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】中継装置を介した無線端末間の通信を簡便に確立できる無線通信システム、無線端末、及び、プログラムを提供する。
【解決手段】無線通信システムは、それぞれ固有の送信周波数で信号を送信し、且つ、それぞれ固有の受信周波数で信号を受信する複数の中継装置100と、該中継装置を介して通信を行う無線端末200とから構成される。無線端末200は、各中継装置100にそれぞれの中継装置固有の受信周波数で呼出信号を送信する。中継装置100は、無線端末200が送信した呼出信号に応答して自己の送信周波数で応答信号を返信する。無線端末200は、各中継装置100から受信した応答信号に基づいて、通信のために使用する中継装置を選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、中継装置と複数の無線端末とから構成され、中継装置を介する無線端末間の通話を可能にする無線通信システム、無線端末、及び、そのプログラムに関する。
中継装置と複数の無線端末とから構成され、中継装置を介する無線端末間の通話が可能な無線通信システムが市販されている。
例えば、特許文献1に開示された技術では、無線端末は、マニュアルで通信チャンネルを中継装置の通信チャンネルに設定し、設定した通信チャンネルの中継装置を介して通話を行う。
また、特許文献2の技術では、中継装置がキャリア検出により未使用の通信チャンネルを検出し、その中から使用する通信チャンネルを選択し、無線端末に割り当て、無線端末はその通信チャンネルで通話を行う。
特開2004−128800号公報 特開平6−296163号公報
特許文献1の技術では、通信チャンネルをマニュアルで設定する操作が煩雑であり、不便であった。
また、特許文献2の技術では、複数の中継装置を使用した通信網を構築する場合に、中継装置間で通信チャンネルに関する情報を共有する必要があり、複雑なシステムにならざるを得ない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、中継装置を介して無線端末間で簡便に通信でき、且つ、簡単な仕組みの無線通信システム、無線端末、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る無線通信システムは、
それぞれ予め設置された受信周波数で信号を受信し、受信した信号を予め設定された送信周波数で送信する複数の中継装置と、該中継装置を介して通信を行う無線端末とから構成される無線通信システムであって、
前記無線端末は、各中継装置に該各中継装置の前記受信周波数で呼出信号を送信する呼出信号送信手段を備え、
前記中継装置は、前記呼出信号送信手段が送信した呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、前記呼出信号受信手段が呼出信号を受信した場合に、該中継装置の前記送信周波数で応答信号を前記無線端末に送信する応答信号送信手段と、を備え、
前記無線端末は、前記複数の中継装置が備える前記応答信号送信手段がそれぞれ送信した応答信号を受信する応答信号受信手段と、前記応答信号受信手段が受信した応答信号に基づいて、前記複数の中継装置のうちから以後の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る無線端末は、
複数の中継装置のうちの一を介して通信を行う無線端末であって、
各中継装置に該中継装置の受信周波数で呼出信号を送信する呼出信号送信手段と、
前記呼出信号送信手段が呼出信号を送信したのに応答して前記複数の中継装置がそれぞれ送信した応答信号を受信する応答信号受信手段と、
前記応答信号受信手段が受信した複数の応答信号に基づいて、前記複数の中継装置のうちから以後の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択手段と、
を備えることを特徴とする。
例えば、前記中継装置選択手段が選択した中継装置の受信周波数で送信信号を送信し、前記中継装置選択手段が選択した中継装置の送信周波数の信号を受信して再生することにより、他の無線端末と通信する通信手段を備えてもよい。
例えば、前記呼出信号送信手段は、前記複数の中継装置に、それぞれの中継装置の受信周波数で呼出信号を順に送信し、
前記応答信号受信手段は、送信した前記呼出信号に応答して一又は複数の前記中継装置が送信した応答信号を受信し、
前記中継装置選択手段は、前記応答信号受信手段が受信した応答信号に基づいて、以後の通信に使用する中継装置を選択してもよい。
例えば、前記呼出信号送信手段は、
所定の周波数切換要求に応答して、前記中継装置選択手段が予め選択している中継装置を除いた複数の中継装置に、それぞれの中継装置に対応した周波数で呼出信号を順に送信し、
前記応答信号受信手段は、送信した前記呼出信号に応答して一又は複数の前記中継装置が送信した応答信号を受信し、前記中継装置選択手段は、前記応答信号受信手段が受信した応答信号に基づいて、以後の通信に使用する中継装置を選択してもよい。
例えば、前記呼出信号送信手段は、
一の中継装置に該一の中継装置の受信周波数で呼出信号を送信し、前記応答信号受信手段が該一の中継装置の応答信号を受信した場合に、他の中継装置に該他の中継装置の受信周波数で呼出信号を送信してもよい。
例えば、前記呼出信号送信手段は、
一の中継装置に該一の中継装置の受信周波数で呼出信号を送信し、前記応答信号受信手段が該一の中継装置の応答信号を受信していない場合でも、呼出信号の送信から所定時間が経過した場合には、他の中継装置に該他の中継装置の受信周波数で呼出信号を送信してもよい。
例えば、前記中継装置選択手段は、
前記応答信号受信手段が受信した応答信号の信号強度が所定の閾値以上であるか否かを判別し、
所定の閾値以上であると判別された応答信号を送信した中継装置を、以後の通信に使用する中継装置として選択してもよい。
例えば、前記中継装置選択手段は、前記応答信号受信手段が一又は複数の応答信号を受信し始めてから最初に所定の閾値以上であると判別された応答信号を送信した中継装置を、以後の通信のために使用する中継装置として選択してもよい。
例えば、前記中継装置選択手段は、
前記応答信号受信手段が受信した応答信号のうちからその信号強度が所定の閾値以上であるものを抽出し、抽出した応答信号のうちの一を選択し、選択した応答信号を送信した中継装置を、以後の通信のために使用する中継装置として選択してもよい。
例えば、前記中継装置選択手段は、
前記応答信号受信手段が受信した全ての応答信号の信号強度が所定の閾値以下である場合に、最も信号強度の高い応答信号を送信した中継装置を、以後の通信に使用する中継装置として選択してもよい。
例えば、前記中継装置選択手段は、
前記応答信号受信手段が受信した全ての応答信号の信号強度を比較し、最も信号強度の高い応答信号を送信した中継装置を、以後の通信に使用する中継装置として選択してもよい。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
それぞれ固有の送信周波数で信号を送信し、それぞれ固有の受信周波数で信号を受信する複数の他装置のうちの一を介して通信を行うコンピュータを、
各他装置に該各他装置の前記受信周波数で呼出信号を送信する呼出信号送信手段、
前記呼出信号送信手段が呼出信号を送信したのに応答して前記複数の他装置がそれぞれ送信した応答信号を受信する応答信号受信手段、
前記応答信号受信手段が受信した複数の応答信号に基づいて、前記複数の他装置のうちから通信のために使用する他装置を選択する中継装置選択手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、無線端末の通信周波数を簡単な仕組みで設定でき、簡便に通信を行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム1000を説明する。無線通信システム1000は、中継装置を介した無線端末間の通話を可能にするものであり、図1に示すように、複数の中継装置100(100−1〜100−M)と、複数の無線端末200(200−1〜200−N)と、から構成される。
中継装置100は、それぞれ複数チャンネルのうちの一が自動又は手動設定され、適所に配置される。中継装置100は、設定されたチャンネルの送信周波数と受信周波数とで複数の無線端末200の間の信号の中継を行う。また、中継装置100は、無線端末200から、設定されたチャンネルの受信周波数で呼出信号を受信すると、それに応答して、設定されたチャンネルの送信周波数で応答信号を送信する。
中継装置100は、図2に示すように、アンテナ101と、受信部102と、送信部103と、アンテナ104と、受信周波数設定部105と、制御部106と、送信周波数設定部107と、メモリ108と、操作部109と、から構成される。
受信部102は、アンテナ101を介して受信周波数設定部105によって設定された受信周波数の被変調信号を受信して復調し、復調信号を送信部103に送信する。また、受信部102は、受信した無線信号の電界強度を判別する電界強度計を備える。
送信部103は、受信部102から復調信号を受信し、送信周波数設定部107で設定された送信周波数に変調し、被変調信号を、アンテナ104を介して送信する。
受信周波数設定部105は、制御部106が設定したチャンネルの受信周波数の信号を受信するように受信部102を制御する。
制御部106は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、中継装置100全体を制御する。例えば、制御部106は、ユーザ等によって予め設定されているチャンネルの受信周波数の信号を受信するように受信周波数設定部105を制御する。また、制御部106は、設定されているチャンネルの送信周波数の信号を送信するように送信周波数設定部107を制御する。また、制御部106は、無線端末200から、設定されているチャンネルの受信周波数の呼出信号を受信すると、そのチャンネルの送信周波数で応答信号を送信する。
送信周波数設定部107は、制御部106が設定したチャンネルの送信周波数の信号を受信するように送信部103を制御する。
メモリ108は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から構成され、制御部106の動作プログラムや図4(a)に示す中継装置チャンネル情報109−1等を格納する。また、メモリ108は、制御部106のワークエリアとして機能する。
中継装置チャンネル情報109−1には、図4(a)に示すように中継装置100の各チャンネルの受信周波数と送信周波数とが記載されている。制御部106は、中継装置チャンネル情報109−1に従って送信周波数と受信周波数とを設定する。例えば、ユーザが操作部109を介してチャンネル1を選択したら、制御部106は、中継装置チャンネル情報109−1を参照し、チャンネル1の受信周波数「440.0250Hz」を、受信周波数設定部105を介して受信部102の受信周波数に設定し、チャンネル1の送信周波数「421.5750Hz」を、送信周波数設定部107を介して送信部103の送信周波数に設定する。
操作部109は、ユーザの入力を受け付け、それに応じた信号を制御部106に送信する。例えば、操作部109は、ユーザの操作に応答して、通信(中継)に使用するチャンネルを指定する情報を制御部106に送信する。
図1の無線端末200は、最適な中継装置100を探索し、探索した中継装置100を介して、他の無線端末200と通信を行う。
各無線端末100は、図3に示すように、アンテナ201と、受信部202と、受信周波数設定部203と、制御部204と、操作部205と、メモリ206と、表示部207と、送信周波数設定部208と、増幅回路209と、マイク210と、送信部211と、スピーカ212と、から構成される。
受信部202は、アンテナ201を介して中継装置100から、受信周波数設定部203によって設定された受信周波数の被変調信号を受信して復調し、復調信号を制御部204とスピーカ212とに送信する。
制御部204は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、メモリ206に格納されている動作プログラムに従って無線端末200全体を制御する。例えば、制御部204は、設定されたチャンネルに対応する受信周波数の信号を受信するように受信周波数設定部203を制御し、設定されたチャンネルの送信周波数の信号を送信するように送信周波数設定部208を制御する。また、制御部204は、受信周波数制御部203を制御して受信周波数をオートスキャンすることによって、自無線端末200が呼び出されているチャンネルを探索し、以後、探索したチャンネルの送受信周波数で交信を行うように、受信周波数設定部203及び送信周波数設定部207を制御する。また、制御部204は、ユーザの入力に応答して各チャンネルの呼出信号を順に送信する。また、制御部204は、送信した呼出信号に応答して送信された応答信号に基づいてチャンネルを設定する。
操作部205は、PTT(Push to Talk)ボタンや中継装置呼出ボタン等を備え、ユーザの入力を受け付け、それに応じた信号を制御部204に送信する。例えば、操作部205は、ユーザがPTTボタンを押下すると、それに応じた信号を制御部204に送信する。また、操作部205は、ユーザが中継装置呼出ボタンを押下すると、それに応じた信号を制御部204に送信し、制御部204は、各チャンネルの呼出信号を順に送信する。
メモリ206は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から構成され、制御部204の動作プログラムや、固定情報を格納する。例えば、メモリ206は、固定情報として、図4(b)に示すような無線端末チャンネル情報206−1や、図4(c)に示すような、設定されているチャンネルの情報(以下、設定チャンネル情報)206−2やチャンネルを選択する際の応答信号の信号強度の閾値を示す情報(以下、閾値情報)206−3、を格納する。また、メモリ206は、制御部204のワークエリアとして機能し、種々のデータを格納する。例えば、メモリ206は、通信チャンネルを選択及び設定する際に、全てのチャンネルの応答信号の信号強度(電界強度)を、図4(d)に示す信号強度情報206−4として格納する。
無線端末チャンネル情報206−1には、図4(b)に示すように各チャンネルの無線端末200の送信周波数と受信周波数とが記載されている。制御部204は、受信部202の受信周波数と送信部211の送信周波数を無線端末チャンネル情報206−1に従って設定する。
例えば、ユーザが操作部205を介してチャンネル1を選択したら、制御部204は、図4(c)に示すように、現在の通信に使用するチャンネルを示す設定チャンネル情報206−2として、チャンネル1を測定する情報をメモリ206に設定し、無線端末チャンネル情報206−1を参照し、チャンネル1の送信周波数「440.0250Hz」を送信部211の送信周波数に設定し、チャンネル1の受信周波数「421.5750Hz」を受信部202の受信周波数に設定する。また、ユーザが操作部205の中継装置呼出ボタンを押下すると、制御部204は、各チャンネルの送信周波数の呼出信号を順に送信する。
閾値情報206−3には、図4(c)に示すように、最適なチャンネルを選択するために使用される信号強度の閾値が記載される。
また、信号強度情報206−4には、図5を参照して後述する通信チャンネル設定処理で、各チャンネルの呼出信号を送信したときに、各呼出信号に対する中継装置100からの応答信号の受信の有無と受信した場合の受信信号の強度とが図4(d)に示すように対応付けて記載される。
受信周波数設定部203は、制御部204が設定したチャンネルの受信周波数の信号を受信するように受信部202を制御する。なお、一のチャンネルの無線端末200の受信周波数は、一のチャンネルの中継装置100の送信周波数に相当する。
表示部207は、LCD(液晶表示装置)などから構成され、制御部204の制御の元、種々の情報を表示する。
送信周波数設定部208は、制御部204が設定したチャンネルの送信周波数の信号を送信するように送信部211を制御する。
増幅回路209は、マイク210が取得した音声信号を増幅し、送信部211に送信する。
送信部211は、増幅回路209より音声信号を受信し、送信周波数設定部208で設定された送信周波数で変調し、アンテナ201を介して被変調信号を中継装置100に送信する。また、送信部211は、制御部204の制御の元、各チャンネルの送信周波数でアンテナ201を介して呼出信号を順に送信する。
スピーカ212は、受信部202で復調された復調信号を音声信号として出力する
以下、上記構成を有する無線通信システム1000の動作を説明する。
なお、無線通信システム1000において、中継装置100を介して無線端末200間で通信を行う手法自体は従来と同様であり、以下、本実施形態において特徴的な、端末装置200が通信に使用する中継装置100(通信チャンネル)を選択及び設定する処理を中心に説明する。
先ず、無線通信システム1000全体の動作を簡単に説明する。無線通信システム1000を構成する中継装置100は、各箇所に配置され、それぞれ通信エリアを持ち、それぞれの通信エリア内の無線端末200の間の通信を中継する。また、各中継装置100は、複数のチャンネルのうちの一が設定され、設定されたチャンネルの受信周波数と送信周波数とを使用して通信エリア内の無線端末200の間の通信を中継する。なお、それぞれの中継装置100の通信エリアは、重なっている場合がある。その場合には、その重なっているエリアに存在する無線端末200は、複数の中継装置100にアクセスすることができる。
ユーザが操作部205の中継装置呼出ボタンを押下すると、無線端末200は、無線端末チャンネル情報206−1に記載されたチャンネルのうちのボタン押下時に、メモリ206に格納されている現在チャンネル情報メモリ206−2で特定されているチャンネルを除いたチャンネルの呼出信号を送信する。無線端末200の通信エリア内に無線端末200が送信した呼出信号のチャンネルが設定された中継装置100が存在すれば、その中継装置100は、応答信号を無線端末200に送信する。無線端末200は、各中継装置100から応答信号を受信し、信号強度が所定の閾値以上である応答信号を受信すると、その応答信号のチャンネルで通信を開始する。また、受信した全ての応答信号が所定の閾値以下である場合は、無線端末200は、信号強度(電界強度)が最大である応答信号のチャンネルに設定し、そのチャンネルで通信を開始する。受信した応答信号がなかった場合には、無線端末200は、無線端末200が中継装置100の通信エリア圏外にいる旨を表示部207に表示させる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る無線端末200が行う通信チャンネル設定処理を図5に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
先ず、操作部205が、ユーザによる操作部205の中継装置呼出ボタンの押下に応答して、通信チャンネル設定処理を開始する旨の指示を制御部204に送信すると、制御部204は、ボタン押下時に設定されているチャンネルをメモリ206に記憶されている無線端末チャンネル情報206−1から判別し、無線端末チャンネル情報206−1に記載されたチャンネルのうちで、設定チャンネル情報206−2で特定されるチャンネルを除いたチャンネルのうちの先頭のものを呼出チャンネルとして設定する。制御部204は、さらに、受信部202の受信周波数と送信部211の送信周波数とを、設定された呼出チャンネルの受信周波数と送信周波数に設定する(ステップS101)。
制御部204は、設定した呼出チャンネルの送信周波数で呼出信号を送信する(ステップS102)。なお、制御部204は、呼出信号を送信すると同時に制御部204の内部タイマ(ソフトウエアタイマ等)を起動する。
制御部204は、応答信号を受信したか否かを判別する(ステップS103)。
応答信号を受信したと判別すると(S103;YES)、制御部204は、受信した応答信号の信号強度(電界強度)を、受信部202の信号強度測定部に測定させ、測定させた信号強度が、閾値情報206−3で特定される閾値以上であるか否かを判別する(ステップS104)。
応答信号の信号強度(電界強度)が所定の閾値未満であると判別すると(S104;NO)、制御部204は、チャンネル番号と受信信号の信号強度とをメモリ206に対応付けて格納し、処理をステップS107に移行させる。
応答信号の信号強度(電界強度)が所定の閾値以上であると判別すると(S104;YES)、制御部204は、設定している呼出チャンネルを通信チャンネルとして(ステップS105)、処理を終了する。
呼出信号に対応する応答信号を受信していないと判別すると(S103;NO)、制御部204は、呼出信号を送信してから所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS106)。
呼出信号を送信してから所定の時間が経過していないと判別すると(S106;NO)、制御部204は、処理をステップS103に移行し、応答信号の受信を待機する。
応答信号の受信のないまま、呼出信号を送信してから所定の時間が経過したと判別すると(S106;YES)、制御部204は、処理開始時点で通信チャンネルとして設定されていたチャンネルを除く、全てのチャンネルの呼出信号を送信したか否かを判別する(ステップS107)。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信していない(処理が終了していない)と判別すると(S107;NO)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルと処理済みのチャンネルとを除く、他のチャンネルを呼出チャンネルとして設定し、送信周波数と受信周波数とを設定変更し(ステップS108)、処理をステップS102に戻す。なお、チャンネルの選択の順番はランダムでも順番(昇順・降順)でもよい。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信したと判別すると(S107;YES)、制御部204は、受信した応答信号があるか否かを判別する(ステップS109)。
受信した応答信号があると判別すると(S109;YES)、制御部204は、
メモリ206に図4(d)に示すように蓄積されているチャンネルと受信強度との対応情報を参照し、受信した応答信号のうちで信号強度(電界強度)が最大のもののチャンネルを通信チャンネルに設定し、メモリ206の設定チャンネル情報206−2を更新し(ステップS110)、処理を終了する。
受信した応答信号が無いと判別すると(S109;NO)、制御部204は、無線端末200が全中継装置100の通信エリア外に存在する旨の通知を表示部207にさせ(ステップS111)、処理を終了する。
このようにして、通信チャンネル設定処理によれば、無線端末200は最適な中継装置100を使った通信チャンネルを選択することができる。
以後、無線端末200は、設定された通信チャンネルを用いた通信を行う。図6(a)に示すフローチャートを参照しながら、チャンネル設定後の無線端末200(送信側)が行う送信側通話処理を説明する。
操作部205のPTTボタンが押下されると、制御部204は、設定チャンネル情報206−2に設定されている通信チャンネルで、マイク210から入力された音声信号を増幅回路209で増幅して送信部211からアンテナ201を介して送信する(ステップS151)。
次に、制御部204は、操作部205のPTTボタンの押下が継続されているか否かを判別する(ステップS152)。
PTTボタンの押下が継続されていると判別すると(S152;YES)、制御部204は、処理をステップS151に戻す。
PTTボタンの押下が継続されていないと判別すると(S152;NO)、制御部204は、処理を終了させる。
次に、無線端末200が行う受信側通話処理を説明する。簡単に説明すると、無線端末200は、常に、他の無線端末200が送信している音声信号の通信チャンネルをスキャンし、音声信号を受信した場合には、その音声信号の通信チャンネルに設定し、音声信号をスピーカに出力する。
以下、図6(b)に示すフローチャートを参照しながら、無線端末200が行う受信側通話処理を説明する。
無線端末200の電源が投入されると、制御部204は、受信周波数設定部203を制御して、受信部202の受信周波数を切り替える(ステップS155)。
制御部204は、ステップS155で切り替えた受信周波数で音声信号を受信したか否かを判別する(ステップS156)。
ステップS155で切り替えた受信周波数で音声信号を受信していないと判別すると(S156;NO)、制御部204は、処理をステップS156に戻す。
ステップS155で切り替えた受信周波数で音声信号を受信していないと判別すると(S156;NO)、制御部204は、処理をステップS157に進める。
このように、ステップS155,156において、無線端末200は、順次受信周波数を切り替えながら、音声信号を受信するか否かの判別を行う(オートスキャン)。
ステップS157において、制御部204は、受信した音声信号のチャンネルを通信チャンネルとして設定する(ステップS157)。
制御部204は、受信した音声信号を復調し、スピーカ212に出力させる(ステップS158)。
次に、制御部204は、音声信号の受信が継続しているか否かを判別する(ステップS159)。
音声信号の受信が継続していると判別すると(S159;YES)、制御部204は、処理をステップS158に戻す。
音声信号の受信が継続していないと判別すると(S159;NO)、制御部204は、処理をステップS155に戻す。
このようにして、送信側の無線端末200は、送信側通話処理を行い、音声信号を送信し、受信側の無線端末200は、受信側通話処理を行い、オートスキャンによって音声信号のチャンネルを探索し、音声信号を出力する。
以上、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム1000によれば、無線端末200は、各中継装置100に呼出信号を送信し、それに応答して各中継装置100は、応答信号を送信する。無線端末200は、それぞれ送信された応答信号を受信し、受信した応答信号の強度に基づいて、通信を行うに適した通信チャンネルを設定する。よって、無線端末200が移動することによって、設定されたチャンネルにおける信号の強度が低くなり、通信しづらくなった場合に、無線端末200は、最適な他のチャンネルを探索することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、無線端末200が、信号強度(電界強度)が所定の閾値以上の応答信号を受信していない場合に、各チャンネルの呼出信号を順に一回ずつ送信していた。第2の実施形態では、各チャンネルの呼出信号を順に送信することを複数回繰り返しても良い。この結果、無線端末200は、使用できる通信チャンネルを確実に把握し、その中から最適な通信チャンネルを使用することができる。
なお、第2の実施形態に係る無線通信システム1000の構成は第1の実施形態と同様である。また、通話処理も同様である。
以下、第2の実施形態に係る無線端末200が行う通信チャンネル設定処理を図7に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
先ず、操作部205が、ユーザの中継装置呼出ボタンの押下に応答して、通信チャンネル設定処理を開始する旨の指示を制御部204に送信すると、制御部204は、無線端末チャンネル情報206−1に記載されたチャンネルのうちで、ボタン押下時に設定されているチャンネルを除いたチャンネルに送信周波数と受信周波数とを設定する(ステップS201)。
制御部204は、設定したチャンネルの送信周波数で呼出信号を送信する(ステップS202)。
制御部204は、ステップS202で送信した呼出信号に対応する応答信号を受信したか否かを判別する(ステップS203)。
呼出信号に対応する応答信号を受信したと判別すると(S203;YES)、制御部204は、受信した応答信号の信号強度(電界強度)が所定の閾値以上であるか否かを判別する(ステップS204)。
応答信号の信号強度(電界強度)が閾値情報206−3に記載されている閾値未満であると判別すると(S204;NO)、制御部204は、処理をステップS207に移行させる。
応答信号の信号強度(電界強度)が閾値情報206−3に記載されている閾値以上であると判別すると(S204;YES)、制御部204は、設定しているチャンネルを通信チャンネルとして(ステップS205)、処理を終了する。
呼出信号に対応する応答信号を受信していないと判別すると(S203;NO)、制御部204は、呼出信号を送信してから所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS206)。
呼出信号を送信してから所定の時間が経過していないと判別すると(S206;NO)、制御部204は、処理をステップS203に移行させる。
呼出信号を送信してから所定の時間が経過したと判別すると(S206;YES)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信したか否かを判別する(ステップS207)。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信していないと判別すると(S207;NO)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された他のチャンネルに送信周波数と受信周波数とを設定変更し(ステップS211)、処理をステップS202に戻す。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信したと判別すると(S207;YES)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号の送信をN回繰り返したか否かを判別する(ステップS208)。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号の送信をN回繰り返していないと判別すると(S208;NO)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された他のチャンネルに送信周波数と受信周波数とを設定変更し(ステップS211)、処理をステップS202に戻す。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号の送信をN回繰り返したと判別すると(S208;YES)、制御部204は、受信した応答信号があるか否かを判別する(ステップS209)。
受信した応答信号があると判別すると(S209;YES)、制御部204は、受信した応答信号のうちで信号強度(電界強度)が最大のもののチャンネルに通信チャンネルを設定し(ステップS210)、処理を終了する。
受信した応答信号が無いと判別すると(S209;NO)、制御部204は、無線端末200が全中継装置100の通信エリア外に存在する旨の通知を表示部207にさせ(ステップS212)、処理を終了する。
このようにして、通信チャンネル設定処理によれば、無線端末200は確実に使用可能チャンネルを把握し、その中から使用するチャンネルを選択し、通信を行うことができる。
(第3の実施形態)
上記実施形態では、無線端末200は、信号強度(電界強度)が閾値情報206−3に記載されている閾値以上である応答信号を受信した場合に、その応答信号のチャンネルで通信を開始する。このため、信号強度が強い適切なチャンネルではあっても、最適なチャンネルとは限らなかった。そこで、第3の実施形態では、無線端末200は、各チャンネルの呼出信号を送信し、それに応答して送信された応答信号のうちで信号強度(電界強度)が最大のチャンネルを通信チャンネルとして特定し、以後の通信を行う。
なお、第3の実施形態に係る無線通信システム1000の構成は、第1の実施形態と同様である。また、通話処理も同様である。
以下、第3の実施形態に係る無線端末200が行う通信チャンネル設定処理を図8に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
先ず、操作部205が、ユーザの中継装置呼出ボタンの押下に応答して、通信チャンネル設定処理を開始する旨の指示を制御部204に送信すると、制御部204は、無線端末チャンネル情報206−1に記載されたチャンネルのうちで、その時点で設定されているチャンネルを除いたチャンネルに送信周波数と受信周波数とを設定する(ステップS301)。
制御部204は、設定したチャンネルの送信周波数で呼出信号を送信する(ステップS302)。
制御部204は、ステップS302で送信した呼出信号に対応する応答信号を受信したか否かを判別する(ステップS303)。
呼出信号に対応する応答信号を受信したと判別すると(S303;YES)、制御部204は、処理をステップS305に移行させる。
呼出信号に対応する応答信号を受信していないと判別すると(S303;NO)、制御部204は、呼出信号を送信してから所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS304)。
呼出信号を送信してから所定の時間が経過していないと判別すると(S304;NO)、制御部204は、処理をステップS303に移行させる。
呼出信号を送信してから所定の時間が経過したと判別すると(S304;YES)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信したか否かを判別する(ステップS305)。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信していないと判別すると(S305;NO)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された他のチャンネルに送信周波数と受信周波数とを設定変更し(ステップS308)、処理をステップS302に戻す。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信したと判別すると(S305;YES)、制御部204は、受信した応答信号があるか否かを判別する(ステップS306)。
受信した応答信号があると判別すると(S306;YES)、制御部204は、受信した応答信号のうちで信号強度(電界強度)が最大のもののチャンネルに通信チャンネルを設定し(ステップS307)、処理を終了する。
受信した応答信号が無いと判別すると(S306;NO)、制御部204は、無線端末200が全中継装置100の通信エリア外に存在する旨の通知を表示部207にさせ(ステップS309)、処理を終了する。
このようにしても、無線端末200は確実に使用可能チャンネルを把握し、その中から使用するチャンネルを選択し、通信を行うことができる。
(第4の実施形態)
第3の実施形態では、無線端末200は、各チャンネルの呼出信号を一回ずつ送信し、それに応答して送信された応答信号のうちで信号強度(電界強度)が最大のもののチャンネルで通信した。しかし、第4の実施形態では、無線端末200は、各チャンネルの呼出信号の送信を複数回繰り返し、それに応答して送信された応答信号のうちで信号強度(電界強度)が最大のもののチャンネルで通信を行う。
なお、第4の実施形態に係る無線通信システム1000の構成は、第1の実施形態と同様である。また、通話処理も同様である。
以下、第4の実施形態に係る無線端末200が行う通信チャンネル設定処理を図9に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
先ず、操作部205が、ユーザの中継装置呼出ボタンの押下に応答して、通信チャンネル設定処理を開始する旨の指示を制御部204に送信すると、制御部204は、無線端末チャンネル情報206−1に記載されたチャンネルのうちで、その時点で設定されているチャンネルを除いたチャンネルに送信周波数と受信周波数とを設定する(ステップS401)。
制御部204は、設定したチャンネルの送信周波数で呼出信号を送信する(ステップS402)。
制御部204は、ステップS402で送信した呼出信号に対応する応答信号を受信したか否かを判別する(ステップS403)。
呼出信号に対応する応答信号を受信したと判別すると(S403;YES)、制御部204は、処理をステップS405に移行させる。
呼出信号に対応する応答信号を受信していないと判別すると(S403;NO)、制御部204は、呼出信号を送信してから所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS404)。
呼出信号を送信してから所定の時間が経過していないと判別すると(S404;NO)、制御部204は、処理をステップS403に移行させる。
呼出信号を送信してから所定の時間が経過したと判別すると(S404;YES)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信したか否かを判別する(ステップS405)。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信していないと判別すると(S405;NO)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された他のチャンネルに送信周波数と受信周波数とを設定変更し(ステップS409)、処理をステップS402に戻す。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号を送信したと判別すると(S405;YES)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号の送信をN回繰り返したか否かを判別する(ステップS406)。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号の送信をN回繰り返していないと判別すると(S406;NO)、制御部204は、処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された他のチャンネルに送信周波数と受信周波数とを設定変更し(ステップS409)、処理をステップS402に戻す。
処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号の送信をN回繰り返したと判別すると(S406;YES)、制御部204は、受信した応答信号があるか否かを判別する(ステップS407)。
受信した応答信号があると判別すると(S407;YES)、制御部204は、受信した応答信号のうちで信号強度(電界強度)が最大のもののチャンネルに通信チャンネルを設定し(ステップS408)、処理を終了する。
受信した応答信号が無いと判別すると(S407;NO)、制御部204は、無線端末200が全中継装置100の通信エリア外に存在する旨の通知を表示部207にさせ(ステップS410)、処理を終了する。
このようにしても、無線端末200は確実に使用可能チャンネルを把握し、その中から使用するチャンネルを選択し、通信を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形及び応用が可能である。
第1と第2の実施形態では、無線端末200は、信号強度(電界強度)が閾値情報206−3に記載されている閾値以上である応答信号を受信した場合にその応答信号のチャンネルで通信を開始し、処理を終了した。しかし、各チャンネルの呼出信号の送信を行い、それに応答して送信された応答信号を受信し、受信した応答信号のうちでその信号強度(電界強度)が所定の閾値以上のもののチャンネルから一を無作為に選択し、そのチャンネルで通信するようにしても良い。また、各チャンネルの呼出信号の送信を行い、それに応答して送信された応答信号を受信し、受信した応答信号のうちでその信号強度(電界強度)が所定の閾値以上の応答信号のチャンネルから一をユーザが選択し、そのチャンネルで通信するようにしても良い。
上記実施形態では、無線端末200は、通信チャンネル設定処理開始時点で設定されていたチャンネルを除く、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号の送信を行ったが、無線端末チャンネル情報206−1に記載された全てのチャンネルの呼出信号の送信を行ってもよい。
上記実施の形態では、各中継装置100が使用するチャンネルを設定できる例を示したが固定でもよい。また、各端末が通信に使用する中継局(チャンネル)を切り替える動作は、ユーザの手動での中継装置呼出ボタンの操作による指示に限らず、例えば、タイマ出力に基づく定時更新、何らかの内部イベント(例えば、通信不良)が発生した際の自動的な更新でもよい。
本発明の実施形態に係る無線端末システムの構成図である。 図1の中継装置の構成図である。 図1の無線端末の構成図である。 (a)図1の中継装置が記憶する中継装置チャンネル情報を説明するための表である。(b)図1の無線端末が記憶する無線端末チャンネル情報を説明するための表である。(c)図1の無線端末が記憶する設定チャンネル情報と閾値情報とを説明するための図である。(d)図1の無線端末が記憶する信号強度情報を説明するための表である。 第1の実施形態に係る無線端末が行う通信チャンネル設定処理を説明するためのフローチャートである。 (a)無線端末が行う送信側通話処理を説明するためのフローチャートである。(b)無線端末が行う受信側通話処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る無線端末が行う通信チャンネル設定処理を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態に係る無線端末が行う通信チャンネル設定処理を説明するためのフローチャートである。 第4の実施形態に係る無線端末が行う通信チャンネル設定処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 中継装置
101 アンテナ
102 受信部
103 送信部
104 アンテナ
105 受信周波数設定部
106 制御部
107 送信周波数設定部
108 メモリ
109 操作部
200 無線端末
201 アンテナ
202 受信部
203 受信周波数設定部
204 制御部
205 操作部
206 メモリ
207 表示部
208 送信周波数設定部
209 増幅回路
210 マイク
211 送信部
212 スピーカ
109−1 中継装置チャンネル情報
206−1 無線端末チャンネル情報
206−2 設定チャンネル情報
206−3 閾値情報
206−4 信号強度情報

Claims (13)

  1. それぞれ予め設置された受信周波数で信号を受信し、受信した信号を予め設定された送信周波数で送信する複数の中継装置と、該中継装置を介して通信を行う無線端末とから構成される無線通信システムであって、
    前記無線端末は、各中継装置に該各中継装置の前記受信周波数で呼出信号を送信する呼出信号送信手段を備え、
    前記中継装置は、前記呼出信号送信手段が送信した呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、前記呼出信号受信手段が呼出信号を受信した場合に、該中継装置の前記送信周波数で応答信号を前記無線端末に送信する応答信号送信手段と、を備え、
    前記無線端末は、前記複数の中継装置が備える前記応答信号送信手段がそれぞれ送信した応答信号を受信する応答信号受信手段と、前記応答信号受信手段が受信した応答信号に基づいて、前記複数の中継装置のうちから以後の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択手段と、を備える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 複数の中継装置のうちの一を介して通信を行う無線端末であって、
    各中継装置に該中継装置の受信周波数で呼出信号を送信する呼出信号送信手段と、
    前記呼出信号送信手段が呼出信号を送信したのに応答して前記複数の中継装置がそれぞれ送信した応答信号を受信する応答信号受信手段と、
    前記応答信号受信手段が受信した複数の応答信号に基づいて、前記複数の中継装置のうちから以後の通信に使用する中継装置を選択する中継装置選択手段と、を備える、
    ことを特徴とする無線端末。
  3. 前記中継装置選択手段が選択した中継装置の受信周波数で送信信号を送信し、前記中継装置選択手段が選択した中継装置の送信周波数の信号を受信して再生することにより、他の無線端末と通信する通信手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  4. 前記呼出信号送信手段は、前記複数の中継装置に、それぞれの中継装置の受信周波数で呼出信号を順に送信し、
    前記応答信号受信手段は、送信した前記呼出信号に応答して一又は複数の前記中継装置が送信した応答信号を受信し、
    前記中継装置選択手段は、前記応答信号受信手段が受信した応答信号に基づいて、以後の通信に使用する中継装置を選択する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の無線端末。
  5. 前記呼出信号送信手段は、
    所定の周波数切換要求に応答して、前記中継装置選択手段が予め選択している中継装置を除いた複数の中継装置に、それぞれの中継装置に対応した周波数で呼出信号を順に送信し、
    前記応答信号受信手段は、送信した前記呼出信号に応答して一又は複数の前記中継装置が送信した応答信号を受信し、前記中継装置選択手段は、前記応答信号受信手段が受信した応答信号に基づいて、以後の通信に使用する中継装置を選択する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の無線端末。
  6. 前記呼出信号送信手段は、
    一の中継装置に該一の中継装置の受信周波数で呼出信号を送信し、前記応答信号受信手段が該一の中継装置の応答信号を受信した場合に、他の中継装置に該他の中継装置の受信周波数で呼出信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の無線端末。
  7. 前記呼出信号送信手段は、
    一の中継装置に該一の中継装置の受信周波数で呼出信号を送信し、前記応答信号受信手段が該一の中継装置の応答信号を受信していない場合でも、呼出信号の送信から所定時間が経過した場合には、他の中継装置に該他の中継装置の受信周波数で呼出信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線端末。
  8. 前記中継装置選択手段は、
    前記応答信号受信手段が受信した応答信号の信号強度が所定の閾値以上であるか否かを判別し、
    所定の閾値以上であると判別された応答信号を送信した中継装置を、以後の通信に使用する中継装置として選択する、
    ことを特徴とする請求項2又は7に記載の無線端末。
  9. 前記中継装置選択手段は、前記応答信号受信手段が一又は複数の応答信号を受信し始めてから最初に所定の閾値以上であると判別された応答信号を送信した中継装置を、以後の通信のために使用する中継装置として選択する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の無線端末。
  10. 前記中継装置選択手段は、
    前記応答信号受信手段が受信した応答信号のうちからその信号強度が所定の閾値以上であるものを抽出し、抽出した応答信号のうちの一を選択し、選択した応答信号を送信した中継装置を、以後の通信のために使用する中継装置として選択する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の無線端末。
  11. 前記中継装置選択手段は、
    前記応答信号受信手段が受信した全ての応答信号の信号強度が所定の閾値以下である場合に、最も信号強度の高い応答信号を送信した中継装置を、以後の通信に使用する中継装置として選択する、
    ことを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の無線端末。
  12. 前記中継装置選択手段は、
    前記応答信号受信手段が受信した全ての応答信号の信号強度を比較し、最も信号強度の高い応答信号を送信した中継装置を、以後の通信に使用する中継装置として選択する、
    ことを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の無線端末。
  13. それぞれ固有の送信周波数で信号を送信し、それぞれ固有の受信周波数で信号を受信する複数の他装置のうちの一を介して通信を行うコンピュータを、
    各他装置に該各他装置の前記受信周波数で呼出信号を送信する呼出信号送信手段、
    前記呼出信号送信手段が呼出信号を送信したのに応答して前記複数の他装置がそれぞれ送信した応答信号を受信する応答信号受信手段、
    前記応答信号受信手段が受信した複数の応答信号に基づいて、前記複数の他装置のうちから通信のために使用する他装置を選択する中継装置選択手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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