JP2009037697A - 磁気ディスクおよび磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスクおよび磁気ディスク装置 Download PDF

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峰生 守部
Koichi Iida
弘一 飯田
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Masakazu Taguchi
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Abstract

【課題】いわゆるパターンドメディアに関して、記録密度を高めつつ、データの記録ないし再生時の不都合を抑制する。
【解決手段】磁性体からなる複数の記録ビット12が非磁性体によって分離された状態でディスク周方向およびディスク径方向に沿って配列され、ディスク周方向に沿った記録ビット12列によってデータトラックTRが構成されたデータ記録領域10を備える磁気ディスク1であって、各記録ビット12は、ディスク周方向長さが同一とされており、データ記録領域10は、所定数のディスク径方向に隣接するデータトラックTRから構成される複数のゾーン11に分割され、各ゾーン11内において、各データトラックTRに含まれる記録ビット12は、一定数で等間隔に配置されているとともに、異なるゾーン11間において、それぞれの最内周のデータトラックTRに含まれる記録ビット12のディスク周方向の間隔T1が一定とされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気記録を行う領域がドット状に配列されたいわゆるパターンドメディアと呼称される磁気ディスク、およびこの磁気ディスクを備えた磁気ディスク装置に関する。
磁気ディスクの技術分野においては、高記録密度化を図るのに好ましい媒体として、いわゆるパターンドメディアが知られている(例えば、特許文献1を参照)。パターンドメディアは、例えば磁性体からなる複数の記録ビットが非磁性体によって分離された状態でディスク周方向およびディスク径方向に沿って規則的に配列された構成とされており、ディスク周方向に沿った記録ビット列によってデータトラックが構成されている。パターンドメディアでは、データが記録される記録ビットは、同一データトラック内(ディスク周方向)においても分離されており、その位置が絶対的に決まっている。このため、パターンドメディアにおけるデータ記録の際には、磁気ヘッドからの記録磁界の印加のタイミングを記録ビットの位置に正確に同期させる必要がある。
パターンドメディアにおいては、データ記録領域全体でディスク周方向に並ぶ記録ビットの間隔を小さく一定に揃えることにより、記録密度を飛躍的に高めることができる。この場合、磁気ディスクが組み込まれた磁気ディスク装置におけるデータの記録ないし再生時には、磁気ディスクが一定の回転数で回転させられるので、ディスク外周側ほど線速度が速くなる。このため、記録対象となるデータトラックのディスク径方向位置が異なると、記録ないし再生周波数を変える必要がある。その結果、記録再生のステップが複雑化し、転送速度の低下などの不都合が生じてしまう。一方、記録ないし再生の周波数を一定に保つように構成すれば、周波数変更に伴う不都合は発生しないが、ディスク外周側ほど記録ビットの間隔が大きくなってしまい、記録密度の低下を招くことになる。
特開2003−157507号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、いわゆるパターンドメディアに関して、記録密度を高めつつ、データの記録ないし再生時の不都合を抑制することができる磁気ディスク、およびこの磁気ディスクを備えて構成された磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される磁気ディスクは、磁性体からなる複数の記録ビットが非磁性体によって分離された状態でディスク周方向およびディスク径方向に沿って配列され、ディスク周方向に沿った上記記録ビット列によってデータトラックが構成されたデータ記録領域を備える磁気ディスクであって、上記各記録ビットは、ディスク周方向長さが同一とされており、上記データ記録領域は、所定数のディスク径方向に隣接する上記データトラックから構成される複数のゾーンに分割され、上記各ゾーン内において、上記各データトラックに含まれる上記記録ビットは、一定数で等間隔に配置されていることを特徴としている。
好ましくは、異なる上記ゾーン間において、それぞれの最内周の上記データトラックに含まれる上記記録ビットのディスク周方向の間隔が一定とされている。
好ましくは、隣接する上記データトラック間には、上記各データトラックに対応させられ、ディスク周方向において所定数の上記記録ビットごとに配置された磁性体からなるクロックマークが設けられており、上記ゾーン内においてディスク径方向に近接するクロックマークは、ディスク周方向位置が略同一とされている。
好ましくは、上記クロックマークは、保磁力の値が上記記録ビットよりも大とされている。
好ましくは、上記各クロックマークは、単一のビットからなる。
好ましくは、上記各クロックマークは、複数のビットからなる。
本発明の第2の側面によれば磁気ディスク装置が提供される。本磁気ディスク装置は、本発明の第1の側面により提供される磁気ディスクと、この磁気ディスクに対してデータを読み書きするための磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを回転させる回転駆動手段と、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクの略径方向に移動させるヘッド移動手段と、上記磁気ヘッド、上記回転駆動手段、および上記ヘッド移動手段の駆動を制御することにより、上記磁気ディスクに対するデータの記録ないし再生を行うデータ記録再生手段と、を備えることを特徴としている。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る磁気ディスク装置の一実施形態を示している。本実施形態には、本発明に係る磁気ディスク1が含まれる。磁気ディスク装置Aは、磁気ディスク1、磁気ヘッド2、スピンドルモータ3、スイングアーム4、アクチュエータ5、およびディスクコントローラ6を備えて構成されている。磁気ディスク1は、その複数枚が所定の間隔を空けて上下に重ねられており、各磁気ディスク1は、表裏両面が記録面とされている。磁気ヘッド2は、磁気ディスク1に対してデータを読み書きするものであり、磁気ディスク1の記録面と対向するように各スイングアーム4の先端に設けられている。スピンドルモータ3は、磁気ディスク1を高速回転させるものであり、本発明でいう回転駆動手段である。スイングアーム4は、磁気ヘッド2を磁気ディスク1の略径方向に往復移動させるものであり、アクチュエータ5によって敏速に動作させられる。アクチュエータ5は、ボイスコイルモータなどからなり、例えばこのアクチュエータ5とスイングアーム4によって本発明でいうヘッド移動手段が構成される。ディスクコントローラ6は、磁気ヘッド2、スピンドルモータ3、およびアクチュエータ5を駆動制御するものであり、本発明でいうデータ記録再生手段を担うものである。このディスクコントローラ6は、例えばCPUやメモリなどを備えたマイクロコンピュータで構成される。
磁気ディスク1は、図3において一部模式的に示すように、複数の記録ビット12がディスク周方向(矢印X方向)およびディスク径方向(矢印Y方向)に沿ってマトリックス状に配列された構成を有し、パターンドメディアとして構成されたものである。より具体的には、磁気ディスク1は、剛性のあるディスク基板上に形成された非磁性体からなる記録層を備え、記録ビット12は、当該非磁性体によってディスク径方向およびディスク周方向のいずれにおいても物理的に分離した状態で設けられている。これら記録ビット12が配列された領域全体がユーザデータを記録するためのデータ記録領域10となっており、ディスク周方向に沿って略同心円状に並ぶ記録ビット12列によってデータトラックTRが構成されている。
データ記録領域10は、図2および図3に表れているように、ディスク径方向に分割された複数のゾーン11によって区画されている。各ゾーン11は、ディスク径方向に隣接する所定数のデータトラックTRから構成されている。図2においては、ゾーン11の境界を把握し易くするために1つのゾーン11にハッチングを付している。1つのゾーン11における各データトラックTRには、一定数の記録ビット12が等間隔に配置されている。すなわち、各ゾーン11内の記録ビット12は、ディスク周方向において一定角度間隔で設けられている。また、各記録ビット12は、図4に示すように、ディスク周方向の長さL1およびディスク径方向の長さL2が同一とされ、平面サイズが実質的に同一となっている。
なお、磁気ディスク1の記録面には、図2に表れているように、ヘッダ13が設けられている。当該ヘッダ13は、トラック番号やセクタ番号などのアドレス情報やサーボ情報を含み、データ記録領域10の全体に亘って一定角度間隔で設けられている。
図3に表れているように、すべてのゾーン11において、最内周のデータトラックTRに含まれる記録ビット12の間隔T1は一定とされている。これにより、外周側のゾーン11ほど各データトラックTRに含まれる記録ビット12の数は多くなっている。
図4に表れているように、隣接するデータトラックTR間には、磁性体からなるクロックマーク14が設けられている。クロックマーク14は、データトラックTRを構成する記録ビット12列に対応させられ、ディスク周方向においては所定数(以下、Nとする)の記録ビット12ごとに規則的に配置されている。クロックマーク14は、所定の磁化方向が所定の強度をもって帯磁した部分であり、データ記録の際に必要となるクロック信号に対する同期信号(クロック同期信号)を得るためのものである。また、クロックマーク14は、記録ビット12に比べて、保磁力が大とされている。
図3に表れているように、1つのゾーン11における各データトラックTRに含まれる記録ビット12の数は、Nの整数倍とされている。これにより、クロックマーク14は、各ゾーン11のディスク径方向においては、ディスク周方向位置が略同一となる列状に配置され、クロックマーク列14Aをなしている。また、異なるゾーン11間においては、各データトラックTRに含まれる記録ビット12の数の差は、Nの整数倍となっている。
このような構成の磁気ディスク1は、例えばスタンパを用いたナノインプリントリソグラフィ法によって製造される。ナノインプリントリソグラフィ法においては、まず、スタンパを作製する。スタンパの作製においては、例えば基板上のレジスト膜に電子ビーム描画装置によって所定パターン(潜像)を露光形成した後、当該レジスト膜に現像処理を施してレジストパターンを形成する。ここで、磁気ディスク1の記録ビット12などの磁性体が形成されるべき部位に対して電子ビーム(以下、EBという)が照射される。具体的には、EB照射は、線速度が一定となるように回転させられた上記基板上のレジスト膜に対して行う。本実施形態では、EB照射は、例えば各ゾーン11に対応する領域について、一定パルス幅で照射周波数を変化させて行う。各ゾーン11に対応する領域では、内周から外周に向かうにつれて照射周波数は小さくされる。また、異なるゾーン11に対応する複数の領域については、最内周における照射周波数が一定とされる。
次に、このレジストパターンをマスクとして上記基板にRIEなどのドライエッチングを施して凹部を形成し、レジストパターンを除去する。これにより、所定パターンの凹部を有する基板(スタンパの原盤)が得られる。次に、当該基板に対して電鋳処理を行うことにより、ニッケルなどの金属からなるマスタスタンパが得られる。マスタスタンパの表面には、上記基板の凹凸形状が転写されており、上記基板の凹部に対応する箇所において凸部が形成される。次いで、このマスタスタンパ表面をクロム酸カリウム溶液処理などによって酸化し、上記と同様に電鋳処理を行うことでマスタスタンパと凹凸が反転したサンスタンパ(以下単にスタンパと記す)を作製する。本実施形態においては、上記の方法により、記録ビット12などの磁性体となるべき部位を凹部とする凹凸パターンを有するスタンパが作製される。
次いで、ディスク基板上に軟磁性層、および記録層となるべき磁性膜を、例えばスパッタリング法により順次形成し、当該磁性膜上にレジストを塗布する。当該磁性膜を構成する材料としては、例えばCoPtを挙げることができる。次いで、上記スタンパを加熱状態のレジストに押圧することにより、当該スタンパの凹凸パターンがレジストに転写される。ここで、上記スタンパの凸部に対応する部位のレジストが除去され、磁性膜表面が部分的に露出する。次いで、転写後のレジストパターンをマスクとして例えばドライエッチング施すことにより、磁性膜には非磁性体からなるべき部位に凹部が形成される。次いで、レジストパターンを除去する。次いで、例えばスパッタリング法により上記凹部に非磁性体を埋め戻す。当該非磁性体としては、例えばSiO2を挙げることができる。次いで磁性膜部が露出するまで非磁性膜を研磨して表面を平坦化する。このようにして、上記凸部を磁性体とする記録ビット12を含む記録層が形成される。なお、クロックマーク14の形成は、例えばクロックマーク14となるべき部位を凸部とする凹凸パタンーンを有するクロックマーク用のスタンパを用いて行う。クロックマーク用スタンパは、上記したスタンパの作製方法と同様の方法により得ることができる。記録層上に形成された加熱状態のレジストにクロックマーク用スタンパを押圧し、非磁性体の表面のうちクロックマーク14に対応する部位を露出させる。次いで、例えばドライエッチングを施すことにより非磁性体にはクロックマーク14からなるべき部位に凹部が形成される。次いで、レジストパターンを除去し、上記凹部に磁性体を埋め戻す。次いで、表面を平坦化し、記録層中には磁性体からなるクロックマーク14が含まれる。次いで、例えば記録層上に保護膜や潤滑剤膜を形成することにより、磁気ディスク1を得ることができる。
磁気ディスク装置Aにおけるデータの記録ないし再生時には、磁気ディスク1はスピンドルモータ3によって一定の回転数(一定の角速度)で回転させられる。磁気ヘッド2は、ヘッダ13からアドレス情報やサーボ情報を取得しながら、アクチュエータ5の駆動により目標とするデータトラックTRに向かうシーク動を行う。そして、磁気ヘッド2をデータトラックTRの中心に追従させながら、当該データトラックTRに対応するクロックマーク14を読み取って得られた磁気信号について所定の処理を実行することにより、磁気ヘッド2を記録ビット12の位置に正確に同期させるクロック同期信号が得られる。このクロック同期信号により、記録ビット12に対するデータ記録の際には、記録ビット12の位置にクロック信号を正確に合わせることができる。
磁気ディスク1の1つのゾーン11に着目すれば、記録ビット12はディスク周方向において一定角度間隔で設けられている。このため、磁気ディスク1に対するデータの記録ないし再生においては、1つのゾーン11については記録ないし再生周波数を一定にして行うことが可能であり、異なるゾーン11に移行する場合に限り当該周波数を変更すればよい。したがって、データトラックTRごとに記録ないし再生周波数を変更する場合に比べて、記録再生のステップが簡素化され、転送速度の低下が抑制される。
一方、磁気ディスク1においては、各ゾーン11の最小ビット間隔T1は一定とされ、外周側のゾーン11ほど各データトラックTRに含まれる記録ビット12数は多くなっている。かかる構成は、磁気ディスク1の高記録密度化を図るうえで好適である。また、磁気ディスク1においては、すべての記録ビット12のサイズが実質的に同一とされているので、記録再生特性の均一化が図られる。
また、磁気ディスク1におけるクロックマーク14は、記録ビット12に比べて保磁力が大きくされている。このような構成は、磁気ディスク1の製造において記録ビット用スタンパおよびクロックマーク用スタンパの2種類のスタンパを用いて、2段階の工程を経ることに由来するものであり、磁気特性の異なる記録ビット12とクロックマーク14とを適切に形成することができる。ここでは、クロックマーク14を構成する磁性材料におけるPtの組成比を、記録ビット12を構成する磁性材料におけるPtの組成比よりも大とすることにより、クロックマーク14の保磁力を記録ビットの保磁力よりも高めることができる。また、クロックマーク14の厚みは、記録ビットの厚みよりも大とされている。このような構成は高保磁力、高飽和磁束密度を確保するうえで好適である。このように、クロックマーク14が記録ビット12よりも保磁力の大きい構成によれば、記録ビット12へのデータ記録に際し、漏れ磁場の影響でクロックマーク14の磁化が失われるといった不都合が生じることもない。また、各ゾーン11においては、クロックマーク14はディスク周方向位置が略同一に揃うクロックマーク列14Aを形成している。このため、磁気ヘッド2をデータトラックTR中心に追従させてクロックマーク14を読み取る際に、ディスク径方向に隣接するクロックマーク14の磁気信号を拾ってしまう場合でも、その周波数が目的とするクロックマーク14の周波数と同一となるので、当該磁気信号がノイズとなることはない。なお、ゾーン11境界において隣接するゾーン11のクロックマーク14の信号が漏れ込む場合においても、周波数帯域分離によって読み取り対象となるデータトラックTRに対応するクロックマーク14の信号のみを分離することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る磁気ディスクおよび磁気ディスク装置の各部の具体的な構成は、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。
上記実施形態において、クロックマークは、単一のビットからなる構成であるが、これに限定されるものではなく、例えば複数のビットからなるプリアンブルとして構成することもできる。
本発明はさらに以下の付記を有する。
(付記1)
磁性体からなる複数の記録ビットが非磁性体によって分離された状態でディスク周方向およびディスク径方向に沿って配列され、ディスク周方向に沿った上記記録ビット列によってデータトラックが構成されたデータ記録領域を備える磁気ディスクであって、
上記各記録ビットは、ディスク周方向長さが同一とされており、
上記データ記録領域は、所定数のディスク径方向に隣接する上記データトラックから構成される複数のゾーンに分割され、
上記各ゾーン内において、上記各データトラックに含まれる上記記録ビットは、一定数で等間隔に配置されていることを特徴とする、磁気ディスク。
(付記2)
異なる上記ゾーン間において、それぞれの最内周の上記データトラックに含まれる上記記録ビットのディスク周方向の間隔が一定とされていることを特徴とする、付記1に記載の磁気ディスク。
(付記3)
隣接する上記データトラック間には、上記各データトラックに対応させられ、ディスク周方向において所定数の上記記録ビットごとに配置された磁性体からなるクロックマークが設けられており、
上記ゾーン内においてディスク径方向に近接するクロックマークは、ディスク周方向位置が略同一とされている、付記1に記載の磁気ディスク。
(付記4)
上記クロックマークは、保磁力の値が上記記録ビットよりも大とされている、付記3に記載の磁気ディスク。
(付記5)
上記各クロックマークは、単一のビットからなる、付記3または4に記載の磁気ディスク。
(付記6)
上記各クロックマークは、複数のビットからなる、付記3または4に記載の磁気ディスク。
(付記7)
付記1ないし6のいずれかに記載の磁気ディスクと、この磁気ディスクに対してデータを読み書きするための磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを回転させる回転駆動手段と、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクの略径方向に移動させるヘッド移動手段と、上記磁気ヘッド、上記回転駆動手段、および上記ヘッド移動手段の駆動を制御することにより、上記磁気ディスクに対するデータの記録ないし再生を行うデータ記録再生手段と、を備えることを特徴とする、磁気ディスク装置。
本発明に係る磁気ディスク装置の一実施形態を示す全体斜視図である。 本発明に係る磁気ディスクの平面図である。 図2に示す磁気ディスクの部分拡大平面図である。 記録ビットおよびクロックマークの配列を模式的に表す部分拡大平面図である。
符号の説明
A 磁気ディスク装置
TR データトラック
1 磁気ディスク
2 磁気ヘッド
3 スピンドルモータ
4 スイングアーム
5 アクチュエータ
6 ディスクコントローラ
10 データ記録領域
11 ゾーン
12 記録ビット
13 ヘッダ
14 クロックマーク
14A クロックマーク列

Claims (6)

  1. 磁性体からなる複数の記録ビットが非磁性体によって分離された状態でディスク周方向およびディスク径方向に沿って配列され、ディスク周方向に沿った上記記録ビット列によってデータトラックが構成されたデータ記録領域を備える磁気ディスクであって、
    上記各記録ビットは、ディスク周方向長さが同一とされており、
    上記データ記録領域は、所定数のディスク径方向に隣接する上記データトラックから構成される複数のゾーンに分割され、
    上記各ゾーン内において、上記各データトラックに含まれる上記記録ビットは、一定数で等間隔に配置されていることを特徴とする、磁気ディスク。
  2. 異なる上記ゾーン間において、それぞれの最内周の上記データトラックに含まれる上記記録ビットのディスク周方向の間隔が一定とされている、請求項1に記載の磁気ディスク。
  3. 隣接する上記データトラック間には、上記各データトラックに対応させられ、ディスク周方向において所定数の上記記録ビットごとに配置された磁性体からなるクロックマークが設けられており、
    上記ゾーン内においてディスク径方向に近接するクロックマークは、ディスク周方向位置が略同一とされている、請求項1に記載の磁気ディスク。
  4. 上記クロックマークは、保磁力の値が上記記録ビットよりも大とされている、請求項3に記載の磁気ディスク。
  5. 上記各クロックマークは、単一のビットからなる、請求項3または4に記載の磁気ディスク。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の磁気ディスクと、この磁気ディスクに対してデータを読み書きするための磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを回転させる回転駆動手段と、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクの略径方向に移動させるヘッド移動手段と、上記磁気ヘッド、上記回転駆動手段、および上記ヘッド移動手段の駆動を制御することにより、上記磁気ディスクに対するデータの記録ないし再生を行うデータ記録再生手段と、を備えることを特徴とする、磁気ディスク装置。
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