JP2009036698A - タイヤ情報監視装置及びタイヤ情報送信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】トランスポンダのアンテナから整流回路までの伝送経路での信号損失を抑えてトランスポンダとECUとの間の距離を伸ばすこと。
【解決手段】トランスポンダ30に、第1のアンテナ31及びセンサー回路34,35と、搬送波信号の高周波受信信号を整流する整流回路44及び補正データ42aを記憶したメモリ回路41を有する補正データ送信回路36とを備える。補正データ送信回路36に第2のアンテナ46を設け、第2のアンテナ46で受信した搬送波信号及び補助波信号の高周波受信信号を途中で分岐することなく整流回路44に入力するようにした。また、メモリ回路41には、個々の温度センサー回路34及び圧力センサー回路35の温度−共振周波数実測データ及び圧力−共振周波数実測データから特性に応じた補正データ42aを求めて記憶した。
【選択図】図1
【解決手段】トランスポンダ30に、第1のアンテナ31及びセンサー回路34,35と、搬送波信号の高周波受信信号を整流する整流回路44及び補正データ42aを記憶したメモリ回路41を有する補正データ送信回路36とを備える。補正データ送信回路36に第2のアンテナ46を設け、第2のアンテナ46で受信した搬送波信号及び補助波信号の高周波受信信号を途中で分岐することなく整流回路44に入力するようにした。また、メモリ回路41には、個々の温度センサー回路34及び圧力センサー回路35の温度−共振周波数実測データ及び圧力−共振周波数実測データから特性に応じた補正データ42aを求めて記憶した。
【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤ内部の情報をタイヤ側に設置したタイヤ情報送信機から車両側に設置した車両側装置へ送信するタイヤ情報監視装置に関する。
タイヤの空気圧不足等を監視する装置としてTPMS(タイヤ空気圧監視装置)がある。TPMSでは、タイヤのバルブと一体となったタイヤ側送信機(以下、「トランスポンダ」という)をタイヤに内蔵し、トランスポンダに設けたセンサー回路で空気圧と温度を計測する一方、車両側装置(以下、「ECU」という)からトランスポンダにRF信号を送信し、RF信号を受けたトランスポンダがタイヤ空気圧、温度等のタイヤ情報を含んだRF信号をECUへ返信し、ECUが受信したRF信号からタイヤ空気圧、温度等のタイヤ情報を取り出してタイヤ状態を監視している(例えば、特許文献1参照)。
図8はTPMSのシステム構成図である。TPMSは、タイヤ側に内蔵されるトランスポンダ10と、タイヤから離れた場所に設置されたECU20とで構成されている。トランスポンダ10は、アンテナ11、アンテナ整合回路12及びミキサー回路13で送受信部を構成し、温度センサー回路14及び圧力センサー回路15でセンサー回路を構成している。温度センサー回路14の共振周波数f1と圧力センサー回路15の共振周波数f2を異ならせておき、ECU20から励振信号(周波数f1又はf2)を含んだ搬送波信号f0を無線送信する。アンテナ11で受信した搬送波信号はミキサー回路13でフィルタリングされて搬送波周波数f0からフィルタリングされた励振信号f1又はf2が温度センサー回路14の水晶振動子16又は圧力センサー回路15の水晶振動子17を励振する。
温度センサー回路14ではタイヤ温度に応じた周波数(f1近傍)で共振する。タイヤ温度情報を含んだ共振信号はミキサー回路13で搬送波信号と混合されてアンテナ11から無線送信される。また、圧力センサー回路15ではタイヤ圧力に応じて容量が可変するコンデンサからなる圧力センサー18と水晶振動子17との共振回路が構成されていて、タイヤ圧力に応じた周波数(f2近傍)で共振する。タイヤ圧力情報を含んだ共振信号はミキサー回路13で搬送波信号と混合されてアンテナ11から無線送信される。
ECU20は、アンテナ21、無線回路部22、コントロール部23及び電源24で構成され、タイヤ情報をドライバーに伝達する表示装置などの外部装置25に接続されている。無線回路部22は、コントロール部23からの指示を受けて周波数f1、f2で搬送波信号を変調して無線送信する一方、アンテナ21で受信したRF信号からタイヤ空気圧、温度等のタイヤ情報を取り出してコントロール部23へ渡す。コントロール部23は、タイヤ空気圧、温度等のタイヤ情報からタイヤの状態を監視している。
温度センサー回路14及び圧力センサー回路15にはトリミング用コンデンサ19a,19bが設けられている。水晶振動子16,17は単体で仕様通りの特性を有していたとしても、実装した場合には多少特性が変化する。そこで、水晶振動子16,17を実装した状態で所望の特性(共振周波数)となるようにトリミング用コンデンサ19a,19bで個々に調整している。
特表2000−517073号公報
ところで、トランスポンダに搬送波信号を受信したアンテナから出力される高周波受信信号を整流して蓄電する整流回路を設け、直流電圧出力として取り出される整流回路出力を、電源を必要とする特定回路の動作電源として使用することも考えられる。この場合、高周波受信信号は微弱な信号であるので、トランスポンダの整流回路に入力する高周波受信信号の大きさがトランスポンダとECUとの間の距離を決めることになる。したがって、トランスポンダのアンテナから整流回路までの伝送経路での信号損失をいかに抑制するかが問題となる。特に、1つのアンテナをセンサー回路側と整流回路側とで共用する回路構成の場合、高周波受信信号の一部がセンサー回路側へ流れる。このため、トランスポンダとECUとの間の距離が長くなると、搬送波信号の電界強度が低下して整流回路で十分な直流電圧出力を得られなくなる可能性がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、トランスポンダのアンテナから整流回路までの伝送経路での信号損失を抑えてトランスポンダとECUとの間の距離を伸ばすことができるタイヤ情報監視装置及びタイヤ情報送信機を提供することを目的とする。
本発明のタイヤ情報送信機は、タイヤに搭載されて車両側装置へタイヤ情報を無線送信するタイヤ情報送信機であって、第1のアンテナと、水晶振動子を有する共振回路で構成されたセンサー回路と、前記第1のアンテナと前記センサー回路との間に接続され前記第1のアンテナで受信した搬送波信号から前記水晶振動子を励振させる励振信号を取り出して前記センサー回路へ入力すると共に前記センサー回路で発生した共振信号を前記搬送波信号に乗せて前記第1のアンテナから無線送信する送受信回路と、第2のアンテナと、前記第2のアンテナから出力される高周波受信信号を整流する整流回路と、予めタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報を記憶したメモリ回路と、前記整流回路から電力供給を受けると共に前記メモリ回路からタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報を読み出すコントロール回路と、前記第1のアンテナに接続され当該第1のアンテナで受信している搬送波信号を前記コントロール回路が読み出したタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報で変調する変調回路とを具備したことを特徴とする。
この構成によれば、タイヤ及び又はセンサー回路に関する情報がタイヤ情報送信機に記憶されていて第1のアンテナで受信している搬送波信号を該情報で変調して無線送信するので、車両側装置では該情報を取得でき、またセンサー回路で発生した共振信号が搬送波信号に乗せて送られる。そして、高周波受信信号を整流する整流回路に第2のアンテナを設けて、充電に供する高周波受信信号がセンサー回路側に分岐されることなく整流回路へ入力するようにしたので、トランスポンダとECUとの間の距離を伸ばすことができる。
また本発明は、上記タイヤ情報送信機において、前記メモリ回路は、タイヤ及び又はセンサー回路に関する情報として、前記センサー回路で測定されるタイヤ情報を当該センサー回路固有の特性に応じて補正する補正データを記憶していることを特徴とする。
この構成によれば、センサー回路で測定されるタイヤ情報を当該センサー回路固有の特性に応じて補正する補正データがタイヤ情報送信機に記憶されていて、第1のアンテナで受信している搬送波信号を補正データで変調して無線送信するので、車両側装置ではセンサー回路の補正データを取得でき、センサー回路で発生した共振信号が搬送波信号に乗せて送られてくるので当該共振信号と補正データとから当該センサー回路固有の特性に応じて補正した測定値を得ることができる。したがって、センサー回路に搭載する部品として同一特性を有する部品を選別しなくても高精度の測定値を得ることができ、部品選別が不要になることからコストダウンを図ることができる。しかも、個々のセンサー回路の共振周波数を目標値に高精度に合わせる必要がないので、従来要求されたトリミング作業をなくしたりトリミング作業をラフにすることが可能となり作業効率が改善される。
また本発明は、上記タイヤ情報送信機において、前記第1のアンテナに対して前記送受信回路又は前記変調回路を選択的に接続するアンテナ切替回路を備えたことを特徴とする。
この構成により、第1のアンテナに対して送受信回路又は変調回路を選択的に接続することができるので、励振信号と共振信号の電力損失を抑制することができ、タイヤ情報送信機と車両側装置との間の距離を伸ばすことができる。
また本発明のタイヤ情報監視装置は、タイヤに搭載されたタイヤ情報送信機と車両本体に設けられた車両側装置とで構成されるタイヤ情報監視装置であって、前記タイヤ情報送信機は、第1のアンテナと、水晶振動子を有する共振回路で構成されたセンサー回路と、前記第1のアンテナと前記センサー回路との間に接続され前記第1のアンテナで受信した搬送波信号から前記水晶振動子を励振させる励振信号を取り出して前記センサー回路へ入力すると共に前記センサー回路で発生した共振信号を前記搬送波信号に乗せて前記第1のアンテナから無線送信する送受信回路と、第2のアンテナと、前記第2のアンテナから出力される高周波受信信号を整流する整流回路と、予めタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報を記憶したメモリ回路と、前記整流回路から電力供給を受けると共に前記メモリ回路からタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報を読み出すコントロール回路と、前記第1のアンテナに接続され当該第1のアンテナで受信している搬送波信号を前記コントロール回路が読み出したタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報で変調する変調回路とを具備し、前記車両側装置は、前記共振回路が共振する周波数信号を含まない搬送波信号を無線送信すると共に、前記変調回路において前記タイヤ及び又はセンサー回路に関する情報にて変調された搬送波信号を受信して当該情報を取得し、また前記水晶振動子を励振させる励振信号を含んだ搬送波信号を無線送信すると共に、前記タイヤ情報送信機から前記共振回路の共振信号を乗せた搬送波信号を受信することを特徴とする。
本発明によれば、トランスポンダのアンテナから整流回路までの伝送経路での信号損失を抑えてトランスポンダとECUとの間の距離を伸ばすことができる。
以下、本発明の実施の形態としてトランスポンダとECUとから構成されるTPMSについて添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1に係るTPMSにおけるトランスポンダの機能ブロック図である。図1に示すように、トランスポンダ30は、第1のアンテナ31、アンテナ整合回路32及びミキサー回路33からなる送受信部、温度センサー回路34及び圧力センサー回路35からなるセンサー回路、センサー回路の補正データを記憶した補正データ送信回路36を備えている。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1に係るTPMSにおけるトランスポンダの機能ブロック図である。図1に示すように、トランスポンダ30は、第1のアンテナ31、アンテナ整合回路32及びミキサー回路33からなる送受信部、温度センサー回路34及び圧力センサー回路35からなるセンサー回路、センサー回路の補正データを記憶した補正データ送信回路36を備えている。
アンテナ整合回路32は第1のアンテナ31と後段回路とのインピーダンスを整合させて高周波信号の信号損失を抑制するように作用する。ミキサー回路33は、受信した搬送波信号から所定周波数の励振信号を取り出して温度センサー回路34及び圧力センサー回路35へ供給する一方、温度センサー回路34及び圧力センサー回路35から出力される共振信号を搬送波信号と混合して第1のアンテナ31へ送出する部分である。
補正データ送信回路36は、メモリ回路41にタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報としての固有情報42を格納している。固有情報42には、当該トランスポンダ30のセンサー回路を構成する温度センサー回路34及び圧力センサー回路35についての補正データ42aと、当該トランスポンダ30を内蔵したタイヤの識別データ42bとが含まれている。メモリ回路41に対する固有情報の書き込み及び読み出しはコントロール回路43が行う。メモリ回路41及びコントロール回路43の電源は整流回路44が供給する。整流回路44はセンサー回路側の第1のアンテナ31とは別に設けた第2のアンテナ46で受信した搬送波信号の高周波受信信号を整流して蓄電する。第2のアンテナ46と整流回路44との間には第2のアンテナ46と後段回路とのインピーダンスを整合させアンテナ整合回路47が設けられている。変復調回路45は、第1のアンテナ31で受信したメモリ回路41へ書き込む固有情報42を復調する一方、メモリ回路41から読み出して第1のアンテナ31から送信するタイヤ情報42を変調する。メモリ回路41に記憶する補正データ42aの具体例については後述する。補正データ送信回路36には、非接触ICカードまで含む広義のRFIP(Radio Frequency IDentification)タグを用いることができるが、固有情報42を記憶できて必要に応じて無線送信できる機能を搭載していればRFIP以外のものであっても良い。
図2はトランスポンダ30の回路構成図である。なお、補正データ送信回路36についてはアンテナ整合回路47及び整流回路44部分を図示している。センサー回路側は、アンテナ整合回路32が、第1のアンテナ31に対して直列に接続された直列コンデンサ32a,32bと並列に接続された並列インダクタ32cとで構成されている。直列コンデンサ32a,32bによって等レジスタンス円上でインピーダンスを調整し、スミスチャートの中心を通る等コンダクタンス円上で、並列インダクタ32cによりインピーダンスをスミスチャートの中心に調整する。ミキサー回路33は、ダイオード33aが並列接続され、インダクタ33bを介してキャパシタ33c及びインダクタ33dが並列接続されている。ダイオード33aで高周波の搬送波信号がグランドに落とされると共に搬送波信号の変調に用いられた励振信号(f1、f2)が直列インダクタ33b、並列コンデンサ33c及び並列インダクタ33dで構成されるフィルタにて取り出される。温度センサー回路34は、水晶振動子34a及びコンデンサ34bの並列回路で構成される。水晶振動子34a及びコンデンサ34bの並列回路で共振回路が構成され、共振回路の共振周波数(f1近傍)で水晶振動子34aが発振する。ミキサー回路33で取り出された周波数f1の励振信号が水晶振動子34aを励振させる。圧力センサー回路35は、水晶振動子35aと圧力によって容量が変化するコンデンサ35bとの並列回路で構成されている。ミキサー回路33で取り出された周波数f2の励振信号が水晶振動子35aを励振させる。温度センサー回路34及び圧力センサー回路35で発生した励振信号は温度、圧力に応じて周波数f1、f2から僅かにずれた共振周波数f1’、f2’となっており、ミキサー回路33で搬送波信号と混合され、アンテナ31から送信される。
補正データ送信回路36は、アンテナ整合回路47がセンサー回路側のアンテナ整合回路32と同様に構成されている。すなわち、第2のアンテナ46に対して直列に接続された直列コンデンサ47a,47bと並列に接続された並列インダクタ47cとで構成されている。整流回路44は、アンテナ整合回路47の出力端子に対して、各々対応するコンデンサ51〜53を介してダイオード54〜56が並列に接続され、各ダイオード54〜56に対して充電用コンデンサ57〜59が並列に接続されている。各ダイオード54〜56のアノードとグランドとの間にダイオード60〜62が阻止方向に向けて接続されている。並列接続されたコンデンサ51〜53に充電された電圧はインダクタ63とコンデンサ64からなる平滑回路を経由して補正データ送信回路36の各部に供給されるように構成されている。本例では整流回路44として多段式整流回路の一例であるコッククロフト−ウォルトン回路を用いているが、その他の整流回路を適用しても良い。
図3は本実施の形態に係るTPMSにおけるECUの機能ブロック図である。ECU70は、トランスポンダ30との間の無線通信を行う無線回路部71と、補正データ送信回路36の蓄電動作及びタイヤ情報取得動作を制御するコントロール部72とから構成されている。無線回路部71は、送信系回路73と受信系回路74とからなる。
送信系回路73は、コントロール部72からの指示で搬送波信号(例えば、f0=2.45GHz)を発生させる発振器75、搬送波信号を変調する変調信号の周波数を可変できるDAコンバータ76、搬送波信号と変調信号を混合するミキサー回路77、ミキサー回路77から出力される搬送波信号を電力増幅する増幅回路78、及び受信系回路74と兼用するミキサー回路79、アンテナ80で構成される。本例ではDAコンバータ76を用いて温度センサー回路34に対する励振信号となる周波数f1の変調信号、圧力センサー回路35に対する励振信号となる周波数f2の変調信号を別々に生成している。
受信系回路74は、タイヤ情報取得動作時に受信される共振信号を電力増幅する増幅回路81、補正データ受信動作時に受信される補正データ信号を電力増幅する増幅回路82、コントロール回路72から切替え信号に基づいて増幅回路81又は増幅回路82を切り替える切替スイッチ83、切替スイッチ83を介して取り込まれた共振信号又は補正データ信号をAD変換するADコンバータ84を備える。
コントロール部72は、FPGA91,MPU92,EEPROM93,I/F94等で構成されている。本例ではトランスポンダ30から受信した測定データの補正処理をFPGA91にて行っている。MPU92は送信トリガを発生すると共に後述するタイミングで搬送波信号の変調周波数を切り替え、さらに切替スイッチ83に対して切替え信号を与える。I/F94には外部装置が接続される。
トランスポンダ30のメモリ回路41に格納される補正データについて説明する。
温度センサー回路34及び圧力センサー回路35を構成する各部品(水晶振動子34a,35a、圧力センサー35b)はタイヤ情報取得動作範囲内で特性にバラツキがある。特性が異なる部品を用いたのでは、高精度な温度・圧力測定結果を得ることができない。従来は部品単位での特性のバラツキを最小限に抑えるために、同一特性を有する部品を高精度に選別して使用していた。このため、部品が高価格になりコストアップの要因となっていた。また、1つのトランスポンダにつき2箇所(トリミング用コンデンサ19a,19b)のトリミング作業が必要であったので、調整作業に長時間を要するといった作業性の問題があった。
温度センサー回路34及び圧力センサー回路35を構成する各部品(水晶振動子34a,35a、圧力センサー35b)はタイヤ情報取得動作範囲内で特性にバラツキがある。特性が異なる部品を用いたのでは、高精度な温度・圧力測定結果を得ることができない。従来は部品単位での特性のバラツキを最小限に抑えるために、同一特性を有する部品を高精度に選別して使用していた。このため、部品が高価格になりコストアップの要因となっていた。また、1つのトランスポンダにつき2箇所(トリミング用コンデンサ19a,19b)のトリミング作業が必要であったので、調整作業に長時間を要するといった作業性の問題があった。
本実施の形態では、メモリ回路41の補正データをECU70へ送信して測定値補正に使用することで、特性の異なる部品をセンサー回路に用いても高い測定精度が得られるようにしている。
図4はトランスポンダ30の温度センサー回路34の温度−周波数特性の実測データを示している。横軸の周波数は水晶振動子34aが発振する共振周波数を示している。温度センサー回路34の温度−周波数特性が判れば、次式より温度センサー回路34の共振周波数(f1’)情報からその時のタイヤ温度データを知ることができる。
温度=A・共振周波数(f1’)+B (数式1)
温度=A・共振周波数(f1’)+B (数式1)
本実施の形態では温度センサー回路34の温度−周波数特性の実測データを規定するパラメータとして実測データの傾きA、オフセットBに着目し、補正データ=(傾きA、オフセットB)としてメモリ回路41に記憶しておく。
たとえば、温度センサー回路34ごとに温度動作範囲内(−40℃〜+120℃)にて水晶振動子34aが発振する共振周波数(f1’)を数ポイント測定し、複数ポイントの実測データから図4に示す特性図を得て、実測データの傾きA、オフセットBを求める。
図5はトランスポンダ30の圧力センサー回路35のある温度での圧力−周波数特性の実測データを示している。横軸の周波数は水晶振動子35aが発振する共振周波数を示している。圧力センサー回路35の各温度での圧力−周波数特性が判れば、次式より圧力センサー回路35の共振周波数(f2’)情報からその時のタイヤ圧力データを知ることができる。
圧力=C・共振周波数(f2’)+D (数式2)
圧力=C・共振周波数(f2’)+D (数式2)
本実施の形態では圧力センサー回路35の圧力−周波数特性の実測データを規定するパラメータとして実測データの傾きC、オフセットDに着目し、補正データ=(傾きC、オフセットD、温度)としてメモリ回路41に記憶しておく。
たとえば、圧力センサー回路35ごとに温度動作範囲内(−40℃〜+120℃)及び圧力動作範囲内(100kPa〜500kPa)にて水晶振動子35aが発振する共振周波数(f2’)を複数ポイント測定し、複数ポイントの実測データから図5に示す特性図を得て、実測データの傾きC、オフセットDを求める。図5に示す特性図は温度ごとに設定されている。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作について図6を参照して説明する。 図6は本実施の形態に係るTPMSの動作タイミングを示すタイムチャートである。なお、トランスポンダ30のメモリ回路41には予め固有情報42が記憶されているものとする。
最初に、タイヤ情報取得動作前に、トランスポンダ30のメモリ回路41に記憶されている固有情報42をECU70のコントロール部72に取り込む。図6(a)〜(d)を参照して整流回路44の蓄電動作から固有情報42をコントロール部72に取り込むまでの一連の動作について説明する。
図6(a)は整流回路44の直流出力電圧を示す図である。補正データ送信回路36は整流回路44の直流出力電圧がIC動作電圧(例えば、1.2V)を超えたところで、動作開始する。また、整流回路44の直流出力電圧が2Vを超えないようにリミッタがかかるようになっている。
ECU70のコントロール部72は、最初の電源投入時と同時に発振器75を動作させて搬送波信号(f0=2.45GHz)の送出を開始する(図6(b))。本実施の形態では、整流回路44の直流出力電圧が動作可能電圧まで昇圧する時間を短縮するために、搬送波信号(f0)とは別に補助波信号(fIP)の送信も行っている(図6(c))。そのため、DAコンバータ76に送信電力を補強するための補助波信号(fIP)を送出するデジタルデータを供給する。DAコンバータ76から補助波信号fIPのアナログ信号が出力される。補助波信号(fIP)の周波数は、センサー回路34,35を共振させない周波数を選択する。搬送波信号f0はミキサー回路77により補助波信号fIPで変調されアンテナ80から送信される。
トランスポンダ30では第1のアンテナ31及び第2のアンテナ46で別々に搬送波信号及び補助波信号の2波が受信される。補正データ送信回路36側に独立して設けた第2のアンテナ46から出力される搬送波信号f0及び補助波信号の高周波受信信号はアンテナ整合回路47を経由して補正データ送信回路36の整流回路44に入力される。なお、センサー回路側の第1のアンテナ31から出力される搬送波信号f0及び補助波信号の高周波受信信号はアンテナ整合回路32を経由してミキサー回路33へ入力され、センサー回路側への伝搬が阻止される。しかも、補助波信号(fIP)の周波数はセンサー回路34,35を共振させない周波数を選択しているので、センサー回路側へ漏れ込んだ信号によってもセンサー回路34,35で共振は発生しない。
ここで、センサー回路側の第1のアンテナ31で受信された搬送波信号及び補助波信号の高周波受信信号を、アンテナ整合回路32の後段で分岐して整流回路44に導くことも考えられる。しかし、搬送波信号及び補助波信号の高周波受信信号は微弱であるので分岐による信号損失が無視できないほど大きい。整流回路44で必要な動作電圧を得ると共に昇圧時間を短縮するためには、トランスポンダ30に対してECU70を近接させる必要が生じる。本実施の形態のように第2のアンテナ46で受信した搬送波信号及び補助波信号の高周波受信信号を途中で分岐することなく整流回路44に入力することにより、必要な動作電圧まで昇圧できると共に昇圧時間を短縮することが可能になる。
整流回路44では前述したコッククロフト−ウォルトン回路によって多段に整流されて昇圧され、整流回路44の直流出力電圧が所定時間(Td)後に動作可能電圧(1.2V)に到達する。この結果、動作開始から所定時間(Td)経過後に補正データ送信回路36の各部に電源が供給される。
ECU70のコントロール部72は、動作開始から所定時間経過後にDAコンバータ76からの補助波信号fIPの送出を停止して、トランスポンダ30から送信される固有情報42(補正データ及びタイヤ識別情報)の受信動作に切り替える。
補正データ送信回路36では、整流回路44の直流出力電圧が動作可能開始電圧まで昇圧されると、コントロール回路43がメモリ回路41から固有情報42を読み出して変復調回路45へ入力する。変復調回路45は、固有情報42に基づいて搬送波信号f0を変調する。このときの、搬送波信号f0はセンサー回路側の第1のアンテナ31で受信している搬送波信号f0である。たとえば、センサー回路の共振周波数とは1桁程度異なる周波数(例えば搬送波信号f0から32kHzずれた周波数)で変調して第1のアンテナ31側へ変調された搬送波信号を送出する。その結果、動作開始から所定時間(Td)経過後に固有情報42を含んだ搬送波信号がトランスポンダ30の第1のアンテナ31から送信される。
ECU70のコントロール部72は、トランスポンダ30から送信される固有情報42を含んだ搬送波信号を取り込むために、動作開始後に切替スイッチ83を増幅回路82側に切り替える(図6(d))。ECU70のアンテナ80で受信した搬送波信号はミキサー回路79に入力されて固有情報42を含んだ変調波成分(搬送波f0から32kHzずれた周波数)が取り出されて増幅回路82で電力増幅される。タイヤ情報42を含んだ変調波成分は切替スイッチ83を介してADコンバータ84に入力され、デジタルデータに変換されてからコントロール部72へ入力される。
コントロール部72は、固有情報42に含まれた補正データ42aを所定の記憶領域に保存する。各タイヤに内蔵したトランスポンダ30から固有情報42が送信されてくるので、タイヤ毎に補正データ42aを保存する。このように、タイヤ温度データ及びタイヤ圧力データの取得に先立ち、各タイヤのトランスポンダ30から各センサー回路(温度センサー回路34及び圧力センサー回路35)の個々の特性に応じた補正データ42aが送られてきてECU70に格納される。
次に、コントロール部72はトランスポンダ30からタイヤの温度データ及び圧力データを取得して監視する動作へ移行する。先に、ECU70は温度センサー回路34に対する励振信号(周波数f1近傍)を送出する。このために、コントロール部72は励振信号(f1)に相当する変調用デジタルデータをDAコンバータ76に出力する。DAコンバータ76で変調用デジタルデータをDA変換して得られた励振信号(f1)がミキサー回路77で搬送波信号(f0)と混合され、増幅回路78で電力増幅されてからアンテナ80から送信される(図6(e))。
このとき、コントロール部72は励振信号(f1)の送信開始と共に、切替スイッチ83を増幅回路81側に切り替える切替え信号を出力する(図6(g))。これにより、タイヤ情報取得動作開始後はアンテナ80で受信される温度データ又は圧力データを含んだ変調信号成分が増幅回路81を介して取り込まれる。
トランスポンダ30では励振信号(f1)で変調された搬送波信号f0が第1のアンテナ31で受信されると、ミキサー回路33で励振信号(f1)を中心とする信号成分が取り出され、センサー回路へ供給される。温度センサー回路34は初期設定では共振周波数が励振信号(f1)と同じ周波数に設定されている。タイヤ内温度に応じて共振周波数が変化しているため、励振信号(f1)が導入された温度センサー回路34は、その時のタイヤ内温度に応じた共振周波数(f1’)で共振する(水晶振動子34aの発振動作)。ECU70による励振信号の送出が停止された後で、この共振信号(f1’)はミキサー回路33を通り、ミキサー回路33の入力段に印加されている搬送波信号f0を変調する。したがって、共振信号(f1’)で変調した搬送波信号f0が第1のアンテナ31から送信される。なお、このとき、圧力センサー回路35は励振信号(f1)の中心周波数から1MHz以上離れた共振周波数に設定されているため、温度センサー回路用の励振信号(f1)では励振されない。
ECU70では共振信号(f1’)で変調した搬送波信号f0を受信し、ミキサー回路79で搬送波信号f0の変調信号成分である共振信号成分(f1’)を取り出す。共振信号成分(f1’)を増幅回路81で増幅した後、切替スイッチ83経由でコントロール部72にデジタルデータ形式で取り込む。コントロール部72では、現在送信中の励振信号(f1)から、今取り込まれた共振信号成分(f1’)が温度センサー回路34の共振周波数であると認識することができる。FPGA91では、事前に取り込まれた当該タイヤの温度センサー回路34に関する補正データ=(傾きA、オフセットB)を用い、数式1に共振周波数(f1’)を入力して、タイヤ温度を計算する。計算されたタイヤ温度はタイヤ圧力の測定に使用する。
ECU70は、あるタイヤのタイヤ温度を測定した後、同一タイヤのタイヤ圧力を測定する。コントロール部72は、圧力センサー回路35に対する励振信号(周波数f2近傍)の送出を開始する。このために、コントロール部72は励振信号(f2)に相当する変調用デジタルデータをDAコンバータ76に出力する。DAコンバータ76で変調用デジタルデータをDA変換して得られた励振信号(f2)がミキサー回路77で搬送波信号f0と混合され、増幅回路78で電力増幅されてからアンテナ80から送信される(図6(f))。
トランスポンダ30では励振信号(f2)で変調された搬送波信号f0が第1のアンテナ31で受信されると、ミキサー回路33で励振信号(f2)を中心とする励振信号成分が取り出されて、センサー回路へ供給される。圧力センサー回路35は初期設定では共振周波数が励振信号(f2)と同じ周波数に設定されている。タイヤ内圧力及び温度に応じて共振周波数が変化しているため、励振信号(f2)が導入された圧力センサー回路35は、その時のタイヤ内圧力及び温度に応じた共振周波数(f2’)で共振する(水晶振動子35aの発振動作)。ECU70による励振信号の送出が停止された後で、この共振信号(f2’)はミキサー回路33を通り、ミキサー回路33の入力段に印加されている搬送波信号f0を変調する。したがって、共振信号(f2’)で変調した搬送波信号f0が第1のアンテナ31から送信される。なお、このとき、温度センサー回路34は励振信号(f2)の中心周波数から1MHz以上離れた共振周波数に設定されているため、圧力センサー回路用の励振信号(f2)では励振されない。
ECU70では共振信号(f2’)で変調した搬送波信号f0を受信し、ミキサー回路79で搬送波f0を変調している共振信号成分(f2’)を取り出す。共振信号成分(f2’)を増幅回路81で増幅した後、切替スイッチ83経由でコントロール部72にデジタルデータ形式で取り込む。コントロール部72では、現在送信中の励振信号(f2)から、今取り込まれた共振信号成分(f2’)が圧力センサー回路35の共振周波数であると認識することができる。FPGA91では、事前に取り込まれた当該タイヤの圧力センサー回路35に関する補正データの中から今のタイヤ温度近傍の補正データを選択する。今のタイヤ温度は直前に測定されたタイヤ温度を利用することができる。今のタイヤ温度に対応した補正データ=(傾きC、オフセットD、温度)を用い、数式2に共振周波数(f2’)を入力してタイヤ圧力を計算する。
なお、上記実施の形態においては、温度及びタイヤ圧力の測定について、励振信号の周波数をそれぞれ固定するとして説明したが、実際には励振信号の周波数を例えば10kHz程度ずつ変化させて繰り返し送信する方法が採用されており、このことによりトランスポンダの構成部品の特性の差によって温度センサ回路、圧力センサ回路の共振周波数の変化が一様でない場合でも的確に共振させることが可能となっている。
このように本実施の形態によれば、搬送波信号の高周波受信信号を整流する整流回路44を備えた補正データ送信回路36に第2のアンテナ46を設け、第2のアンテナ46で受信した搬送波信号及び補助波信号の高周波受信信号を途中で分岐することなく整流回路44に入力するようにしたので、補正データ送信回路36を動作させるのに必要な動作電圧まで昇圧できると共に昇圧時間を短縮することが可能である。また、整流回路44に供給される高周波受信信号の信号損失が少ないことから、ECU70側の送信電力が同じであるとすれば、トランスポンダ30とECU70との間の距離を伸ばすことができる。
また、本実施の形態は、個々の温度センサー回路34及び圧力センサー回路35の温度−共振周波数実測データ及び圧力−共振周波数実測データから特性に応じた補正データ42aを求めてトランスポンダ30のメモリ回路41に記憶し、タイヤ情報取得動作開始前にトランスポンダ30からECU70へ送り、タイヤ情報取得動作中は補正データ42aを用いてタイヤ温度及びタイヤ圧力を求めるようにした。これにより、温度センサー回路34及び圧力センサー回路35に用いる部品として同一特性の部品を選別しないで、特性の異なる部品をセンサー回路34,35に用いたとしても、数式1、2に基づいてタイヤ温度及びタイヤ圧力を高精度に計測することができ、部品の低価格化によるコストダウンを図ることができる。
また、従来回路では温度センサー回路34及び圧力センサー回路35に設けたトリミング用コンデンサ19a,19bを調整して共振周波数を設定していたが、本実施の形態では個々の温度センサー回路34及び圧力センサー回路35の温度−共振周波数実測データ及び圧力−共振周波数実測データから特性に応じた補正データ42aを求めているため、トリミング用コンデンサ19a,19bによるトリミング作業を削減するあるいは軽減することもできて作業効率を大幅に改善できる。
また、本実施の形態によれば、トランスポンダ30に第1のアンテナ31で受信した搬送波信号の高周波受信信号を整流して蓄電する整流回路44を設けているので、センサー回路34,35のみならず補正データ送信回路36もバッテリーを内蔵することなく動作させることができる。
なお、上記の本実施の形態の説明においては、補正データ送信回路36の蓄電動作および補正データの取得動作をタイヤ情報取得動作に先立って行うことを説明した。この方法は、補正データは一度取得すればコントロール部72のEEPROM93に記憶しておくことによりTPMSが稼動状態にある間は再度取得する必要がないので、手順が簡便になるという効果があるが、それに限定されることはなくタイヤ情報取得動作の後に行うことも可能であり、また、タイヤ情報取得動作ごとに行うことも複数回のタイヤ情報取得動作ごとに1回行うようにしても良い。
(実施の形態2)
図7は本実施の形態2に係るTPMSにおけるトランスポンダの機能ブロック図である。図1に示すトランスポンダ30と同一部分には同一符号を付して説明の重複を避ける。なお、ECU側の構成及び動作は上記実施の形態1と同様である。
図7は本実施の形態2に係るTPMSにおけるトランスポンダの機能ブロック図である。図1に示すトランスポンダ30と同一部分には同一符号を付して説明の重複を避ける。なお、ECU側の構成及び動作は上記実施の形態1と同様である。
本実施の形態のトランスポンダ40は、センサー回路側のアンテナ整合回路32からみて、ミキサー回路33を含むセンサー回路と補正データ送信回路36とを選択的に接続するように構成したものである。アンテナ整合回路32において第1のアンテナ31とは反対側の出力端子にアンテナ切替スイッチ37を接続し、アンテナ切替スイッチ37の一方の切替え端子37aにセンサー回路側となるミキサー回路33の入力端子を接続する。またアンテナ切替スイッチ37の他方の切替え端子37bに補正データ送信回路36の変復調回路45を接続している。アンテナ切替スイッチ37は、コントロール回路43からのアンテナ切替信号によって第1のアンテナ31接続先を切替え制御する。
本実施の形態は、図6(d)に示す補正データ取得タイミングの間は補正データ送信回路36側となる切替え端子37b側に接続し、図6(g)に示すタイヤ情報取得動作中はセンサー回路側となる切替え端子37a側に接続する。その他の構成は実施の形態1のトランスポンダ30と同一である。
以上のように構成された本実施の形態の動作について説明する。
アンテナ切替スイッチ37は初期状態では切替え端子37bに接続されている。したがって、トランスポンダ40では、ECU70の動作開始に伴い搬送波信号f0と補助波信号fIPの2波が補正データ送信回路36側の第2のアンテナ46で受信されてアンテナ整合回路47から整流回路44へ入力される。
アンテナ切替スイッチ37は初期状態では切替え端子37bに接続されている。したがって、トランスポンダ40では、ECU70の動作開始に伴い搬送波信号f0と補助波信号fIPの2波が補正データ送信回路36側の第2のアンテナ46で受信されてアンテナ整合回路47から整流回路44へ入力される。
一方、補正データ送信回路36の変復調回路45から出力される固有情報42で変調した搬送波信号f0が、アンテナ切替スイッチ37の切替え端子37bを経由して第1のアンテナ31から送信される。このとき、センサー回路側はアンテナ切替スイッチ37から切り離されているので、電力の一部がセンサー回路側へ分岐されない。したがって、補正データ送信時にもセンサー回路側へ分岐されることによる電力損失を防止することができる。
コントロール回路43は、固有情報42の送信が完了したならば、アンテナ切替スイッチ37を切替え端子37aに切り替えて第1のアンテナ31をセンサー回路側に接続すると共に補正データ送信回路36を切り離す。以後、タイヤ情報取得動作中は切替え端子37aに切り替えておいて補正データ送信回路36を切り離した状態を維持する。なお、TPMS動作中においても第2のアンテナ46から高周波受信信号が整流回路44に入力するので、整流回路44の直流電圧出力によって補正データ送信回路36は動作可能である。コントロール回路43は、タイヤ情報取得動作中においてもECU70へ送信するデータがメモリ回路41其の他に存在すれば、アンテナ切替スイッチ37を切替え端子37bに切り替えて第1のアンテナ31と変復調回路45とを適宜接続することができる。
ECU70から励振信号(f1)又は(f2)で変調された搬送波信号f0がトランスポンダ40の第1のアンテナ31で受信されるが、このときの高周波受信信号はアンテナ切替スイッチ37の切替え端子37aを経由してミキサー回路33へ入力される。補正データ送信回路36は第1のアンテナ31から切り離なされた状態であるので、励振信号(f1)又は(f2)で変調された高周波受信信号は補正データ送信回路36に分配されない。
また、励振信号(f1)又は(f2)で励振された温度センサー回路34又は圧力センサー回路35から発生した共振信号(f1’)又は(f2’)で搬送波信号f0を変調した信号がアンテナ切替スイッチ37の切替え端子37aを経由して第1のアンテナ31へ伝搬する。このときも、補正データ送信回路36は第1のアンテナ31から切り離なされた状態であるので、補正データ送信回路36へ電力が分配されることによる損失は発生しない。
このように本実施の形態によれば、第1のアンテナ31(アンテナ整合回路32を含む)に対して補正データ送信回路36の変復調回路45又はミキサー回路33をアンテナ切替回路37で選択的に接続可能にしたので、トランスポンダ40における返信電力及び受信電力の損失を軽減することができ、トランスポンダ40とECU70との間の通信距離を伸ばすことができる。
なお、以上の説明では補正データ送信回路36に変復調回路45を設けて、タイヤ情報42を第1のアンテナ31で受信してメモリ回路41に書き込むようにしているが、無線通信を介さずにタイヤ情報42をメモリ回路41に書き込む場合は変復調回路45に代えて変調回路にすることもできる。
また、以上の説明では補正データ42aを、温度センサー回路34の補正データは(傾きA、オフセットB)、圧力センサー回路35の補正データは(傾きC、オフセットD、温度)の形式で記憶しているが、このような形式に限定されるものではない。たとえば、ルックアップテーブル形式で構成し、センサー回路の共振周波数を入力すると、数式1または数式2で計算することなく、当該センサー回路固有の等制に応じて補正された測定値が出力されるようにしても良い。さらに、メモリ回路41に格納されるデータは補正データ42a及びタイヤ識別情報42bに限定されるものではなく、トランスポンダ30、40側からECU70へ送信するタイヤ及び又はセンサー回路34,35に関する他の種類のデータであっても良い。
また、本発明はTPMS以外の用途にも適用可能であり、タイヤ温度及び又はタイヤ圧力以外のタイヤの状態情報(例えば、加速度)も同様に補正することができる。
本発明は、タイヤの温度及び又は圧力を監視するTPMSに適用可能である。
30…トランスポンダ、31…第1のアンテナ、32…アンテナ整合回路、33…ミキサー回路、34…温度センサー回路、35…圧力センサー回路、36…補正データ送信回路、37…アンテナスイッチ 41…メモリ回路、42…タイヤ情報、42a…補正データ、42b…タイヤ識別データ、 43…コントロール回路、44…整流回路、46…第2のアンテナ、47…アンテナ整合回路、70…ECU、71…無線回路部、72…コントロール部(ECU)、73…送信系回路、74…受信系回路、75…発振器、76…DAコンバータ(送信系回路)、77、79…ミキサー回路、78…増幅回路、80…アンテナ
Claims (4)
- タイヤに搭載されて車両側装置へタイヤ情報を無線送信するタイヤ情報送信機であって、
第1のアンテナと、水晶振動子を有する共振回路で構成されたセンサー回路と、前記第1のアンテナと前記センサー回路との間に接続され前記第1のアンテナで受信した搬送波信号から前記水晶振動子を励振させる励振信号を取り出して前記センサー回路へ入力すると共に前記センサー回路で発生した共振信号を前記搬送波信号に乗せて前記第1のアンテナから無線送信する送受信回路と、第2のアンテナと、前記第2のアンテナから出力される高周波受信信号を整流する整流回路と、予めタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報を記憶したメモリ回路と、前記整流回路から電力供給を受けると共に前記メモリ回路からタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報を読み出すコントロール回路と、前記第1のアンテナに接続され当該第1のアンテナで受信している搬送波信号を前記コントロール回路が読み出したタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報で変調する変調回路とを具備したことを特徴とするタイヤ情報送信機。 - 前記メモリ回路は、タイヤ及び又はセンサー回路に関する情報として、前記センサー回路で測定されるタイヤ情報を当該センサー回路固有の特性に応じて補正する補正データを記憶していることを特徴とする請求項1記載のタイヤ情報送信機。
- 前記第1のアンテナに対して前記送受信回路又は前記変調回路を選択的に接続するアンテナ切替回路を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のタイヤ情報送信機。
- タイヤに搭載されたタイヤ情報送信機と車両本体に設けられた車両側装置とで構成されるタイヤ情報監視装置であって、
前記タイヤ情報送信機は、第1のアンテナと、水晶振動子を有する共振回路で構成されたセンサー回路と、前記第1のアンテナと前記センサー回路との間に接続され前記第1のアンテナで受信した搬送波信号から前記水晶振動子を励振させる励振信号を取り出して前記センサー回路へ入力すると共に前記センサー回路で発生した共振信号を前記搬送波信号に乗せて前記第1のアンテナから無線送信する送受信回路と、第2のアンテナと、前記第2のアンテナから出力される高周波受信信号を整流する整流回路と、予めタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報を記憶したメモリ回路と、前記整流回路から電力供給を受けると共に前記メモリ回路からタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報を読み出すコントロール回路と、前記第1のアンテナに接続され当該第1のアンテナで受信している搬送波信号を前記コントロール回路が読み出したタイヤ及び又はセンサー回路に関する情報で変調する変調回路とを具備し、
前記車両側装置は、前記共振回路が共振する周波数信号を含まない搬送波信号を無線送信すると共に、前記変調回路において前記タイヤ及び又はセンサー回路に関する情報にて変調された搬送波信号を受信して当該情報を取得し、また前記水晶振動子を励振させる励振信号を含んだ搬送波信号を無線送信すると共に、前記タイヤ情報送信機から前記共振回路の共振信号を乗せた搬送波信号を受信することを特徴とするタイヤ情報監視装置。
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