JP2009036449A - 高周波加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
加熱室内の被加熱物1を効率良く加熱することができる高周波加熱装置を提供する。
【解決手段】
加熱室2と、この加熱室2に設けられた被加熱物載置板4と、マグネトロン7と、このマグネトロン7を取り付ける導波管6と、この導波管6に導かれたマイクロ波を前記加熱室2に放射する前記加熱室2底面に設けられた結合穴13と、この結合穴13を貫通して前記導波管6と前記加熱室2内へ略垂直に臨んで設けられたアンテナポスト14と、前記被加熱物載置板4の下方で前記アンテナポスト14の一端に略水平に設けられた回転アンテナ10と、前記アンテナポスト14の他端に接続された駆動モータ11と、この駆動モータ11を制御する制御手段9とを備え、前記回転アンテナ10を予め設定された回転角度で周期的に所定時間停止させるように前記制御手段9により駆動モータ11を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転アンテナを用いてマイクロ波を加熱室に放射して被加熱物を加熱する高周波加熱装置に関するものである。
従来のこの種の高周波加熱装置は、マイクロ波を加熱室に導く導波管と、回転アンテナに直結された駆動モータを制御する制御手段とを備え、導波管内のマイクロ波の情報を検出するマイクロ波検知装置を導波管の長辺面に設置し、回転アンテナの回転角度毎にマイクロ波の入射信号や反射信号を取り込み、取り込んだ信号を基にマイクロ波の反射係数Γもしくは電圧定在波比ρの値を求め、この値の中から最小値を基準とした小さな値を複数選出し、この選出した値に対応した回転アンテナの回転角度位置に回転アンテナを停止させて、食品にマイクロ波を集中放射することにより加熱効率を高めるように制御したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、導電材から回転方向に非均質形状に構成された回転板を設け、この回転板に食品を載せ、回転板の回転によって加熱室内に異なる電界分布が得られるように構成し、調理のメニュー入力内容や、センサーによる食品の状態に応じて予め設定された停止位置で回転板を停止させて加熱を行い、加熱むらによる食品の加熱効率の低下を改善する提案がされている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−234174号公報 特開平11−193931号公報
しかしながら、上記の従来技術において、前者のものは、反射係数Γもしくは電圧定在波比ρが最小となる回転アンテナの停止位置が、必ずしもマグネトロンの出力最大発振領域とは限らないので、期待したほどの加熱効率の改善効果が得られないという問題点がある。
また、マイクロ波検知装置で導波管内のマイクロ波の入射信号や反射信号を検出するためには、導波管の長辺部(H面)に設置するとともに、設置する導波管はある程度の長さが必要となり、導波管が長くなるとマイクロ波の伝送損失が増加するという問題点がある。
また、マイクロ波検知装置を使用すると構成が複雑で高価なものとなり、安価に使用者に提供することができないという問題点がある。
また、回転アンテナを停止すると極端な加熱むらが生じるため、食品の仕上がり状態が良くないという問題点がある。
従来技術の後者のものは、加熱室内部のマイクロ波には電界の強弱が発生するため、食品を回転板に載置する位置により加熱効率が異なり、特に比較的小さい食品を加熱する場合は、食品を載せた位置により加熱効率の差が大きい。したがって、食品を載せた回転板を適当な場所で停止させたとしても、食品を載せた位置によりその効果は十分なものとはならないという問題点がある。
また、回転板を停止すると極端な加熱むらが生じるため、食品の仕上り状態が良くないという問題点がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、食品等の被加熱物の加熱効率を向上させるとともに加熱むらの発生を抑制した、省エネルギーに優れた高周波加熱装置を提供するものである。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、被加熱物を収納する加熱室と、この加熱室に設けられた前記被加熱物を載置する被加熱物載置板と、マイクロ波を発振するマグネトロンと、このマグネトロンを取り付ける導波管と、この導波管に導かれたマイクロ波を前記加熱室に放射する前記加熱室底面に設けられた結合穴と、この結合穴を貫通して前記導波管と前記加熱室内へ略垂直に臨んで設けられたアンテナポストと、前記被加熱物載置板の下方で前記アンテナポストの一端に略水平に設けられた回転アンテナと、前記アンテナポストの他端に接続された駆動モータと、この駆動モータを制御する制御手段とを備え、前記回転アンテナを予め設定された回転角度で周期的に所定時間停止させるように前記制御手段により駆動モータを制御するものである。
また、前記被加熱物載置板を支えるように構成した重量検出手段を設け、前記重量検出手段により検出された前記被加熱物載置板に載置された被加熱物の重量情報に応じた期間、前記回転アンテナを予め設定された回転角度で周期的に所定時間停止させるように前記制御手段により制御するものである。
また、前記被加熱物載置板を支えるように構成した重量検出手段を設け、前記重量検出手段により検出された前記被加熱物載置板に載置された被加熱物の重量と位置情報が予め設定された重量と位置情報と一致したとき、前記回転アンテナを予め設定された回転角度で周期的に所定時間停止させるように前記制御手段により制御するものである。
また、前記予め設定された被加熱物の位置情報は前記被加熱物載置板の幾何学的中心としたものである。
また、加熱開始初期の所定時間は前記回転アンテナの回転を停止させないように制御したものである。
本発明の高周波加熱装置は、上記のように構成したことにより、被加熱物の加熱効率の向上が図れ、さらに加熱むらの発生を抑制することができる。
また、加熱開始初期に回転アンテナを停止させないように制御したため、回転アンテナと加熱室壁面間でのスパーク等の異常加熱の発生を防止することができ、信頼性の高い製品とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
本発明に係わる高周波加熱装置の第1の実施例を図1〜図5を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す高周波加熱装置の要部縦断面図、図2は同じく高周波加熱装置の斜視図、図3は同じく回転アンテナの構成を説明する斜視図、図4は同じく導波管の下部に設けられた駆動モータの斜視図、図5は同じく回転アンテナの制御方法を示すタイミングチャートである。
図において、高周波加熱装置は、調理する食品等の被加熱物1を収容する金属製の材料薄板で構成された加熱室2が設けられている。加熱室2の前方には、被加熱物1を出し入れする開閉自在なドア3が設けられている。加熱室2の下部には、被加熱物1を載置する誘電体損失の小さい材料からなる被加熱物載置板4が加熱室2に対しシール部材(図示せず)により弾性支持されて設けられ、食品などの被加熱物1が載せられる。なお、この構成はいわゆるターンテーブルレス式と言われるものである。
加熱室2と高周波加熱装置本体底面との間には機械室16が設けられ、加熱室2の筐体を構成する薄板により加熱室2と熱的、あるいはマイクロ波を遮断するように分離されている。
機械室16には、被加熱物1の加熱に必要なマイクロ波を発生させるマグネトロン7と、マグネトロン7の発振によるマイクロ波出力を制御するインバータ電源8と、インバータ電源8を制御する制御手段9等を備えている。
被加熱物載置板4の前方左右の隅2箇所と後方中央の端部の1箇所には、被加熱物載置板4を支えるように構成した重量検出手段5a,5b,5cが設けられている。夫々の重量検出手段5a,5b,5cで検出される重量の情報は制御手段9に入力され、重量検出手段5a,5b,5cで検出される重量の情報を総和することにより被加熱物載置板4に載置された被加熱物1の重量を検出することができる。また、夫々の重量検出手段5a,5b,5cの重量情報により、加熱室2の左右方向(X方向)と、奥行き方向(Y方向)に対する被加熱物1の位置が制御手段9により検出される。
なお、重量検出手段5a,5b,5cは、被加熱物載置板4に載置された被加熱物1の重量により、一部の構造体の変位や変形による距離の変化分を検出する静電容量式重量検出手段や、あるいは、光学式の光学変位式重量検出手段などを用いるとよい。また、被加熱物1の重量による構造体の一部に生じる応力や歪などを検出する歪ゲージなどによる歪ゲージ式重量検出手段を用いてもよい。
マグネトロン7から発生するマイクロ波は、導波管6を介して加熱室2底面の略中央部に設けられた結合穴13から被加熱物載置板4との間に設けられた空間2aに放射され、被加熱物載置板4を通して加熱室2内に放射される。
マイクロ波が供給される結合穴13には、結合穴13を貫通して導波管6と、空間2a内へ略垂直に臨んで設けられたアンテナポスト14が備えられている。
アンテナポスト14の空間2a側の端部には、略水平に固着された金属製平板の回転アンテナ10が設けられている。
導波管6外側のアンテナポスト14の端部には、突起12a付き誘電体軸12を介して駆動モータ11が接続されている。そして、この駆動モータ11の動作により回転アンテナ10が回転し、マイクロ波が攪拌されて被加熱物載置板4に載せられた被加熱物1に放射される。
駆動モータ11により回転アンテナ10が回転駆動されると、誘電体軸12の突起12aによりマイクロスイッチで構成された位置検出器15のマイクロスイッチがオン,オフされ、発生した信号が制御手段9に入力されて、回転アンテナ10の回転角度を検出することができる。
回転アンテナ10により加熱室2内に放射されるマイクロ波の出力は、回転アンテナ10の回転角度により、マグネトロン7により放射されるマイクロ波の出力が最大となる発振領域が存在する。したがって、被加熱物1に対しマグネトロン7から放射されるマイクロ波の出力が最大となる回転アンテナ10の回転角度になったとき位置検出器15から信号が得られるように誘電体軸12の突起12aの位置を調整して設け、制御手段9により位置検出器15からの検出信号が検出されたタイミングで駆動モータ11を制御して回転アンテナ10を停止させて、マイクロ波を被加熱物1に放射することにより、被加熱物1はマグネトロン7からのマイクロ波の出力が最大となる発振領域で加熱されるため、被加熱物1の加熱効率を高めることができる。
このように構成した高周波加熱装置の作用について図5により説明する。使用者は高周波加熱装置のドア3を開けて被加熱物1を被加熱物載置板4上に載置した後、ドア3を閉め、被加熱物1の加熱時間を操作手段(図示せず)により入力した後、高周波加熱装置の加熱を開始する操作を行うと、最初に重量検出手段5a,5b,5cにより被加熱物1の重量を検出し、検出した被加熱物1の重量情報に応じて制御手段9により図5に示す回転アンテナ制御時間T4を演算して求める。
次に、制御手段9によりインバータ電源8を制御してマグネトロン7を動作させてマイクロ波を発生させる。発生したマイクロ波は導波管6を介して結合穴13より加熱室2に供給される。このとき、制御手段9は駆動モータ11を制御して回転アンテナ10を回転させてマイクロ波を加熱室2に拡散して均等に加熱する制御と、回転アンテナ10を停止して被加熱物1を効率良く加熱する制御を行う。
例えば、一例として被加熱物1が水で、重量がおよそ300mlの場合について図5により説明する。制御手段9は、位置検出器15からの回転アンテナ位置検出信号が2パルス発生する期間の12〜24秒(T1)間は回転アンテナ10を停止させずに駆動する。その後位置検出器15の信号検出タイミングで駆動モータ11を制御して回転アンテナ10を12秒(T2)間停止させる。その後再び駆動モータ11を制御して次の位置検出器15の信号を受け取るまでの間の12秒(T3)間回転アンテナ10を回転させ、再び位置検出器15の信号検出タイミングで12秒(T2)間回転アンテナ10を停止させる。この動作を繰り返し実行して加熱開始後140秒(T4)後に回転アンテナ10の停止制御動作を終了させ、以後は最初に入力設定した加熱時間T5が経過するまでの間回転アンテナ10の停止制御は行わず、常に回転アンテナ10を回転させ、最初に入力した加熱時間T5経過した後マグネトロン7の通電を停止する。
なお、ここで用いた駆動モータ11は、回転アンテナ10を一回転させるのに要する時間が12秒のものを使用していることによりT3の値が12秒となる。この12秒で回転アンテナ10を1回転させるスピードは、供給されるマイクロ波を拡散して被加熱物1の加熱むらをできるだけ少なくするために適した値であり、12秒以下の低速にすると加熱むらの改善効果が少なくなる。
そして、加熱開始初期の位置検出器15からの回転アンテナ位置検出信号が2パルス発生する期間の12〜24秒(T1)間は回転アンテナ10を停止しないようにしているが、これはマグネトロン7の通電開始初期はマグネトロン7の発振が不安定となるため、この期間に回転アンテナ10を停止させると、回転アンテナ10と加熱室2壁面間でのスパークによる異常加熱の発生する恐れがあり、これを防止するためマグネトロン7の発振が安定するまで回転アンテナ10を停止する制御を行わないようにしている。これにより、信頼性の高い製品とすることができる。
また、加熱開始してから140秒(T4)後に回転アンテナ10を停止する制御動作を終了させる制御は、被加熱物1の加熱温度が70〜80℃に上昇すると、被加熱物1でのマイクロ波エネルギーを吸収して発熱する目安となる損失係数が常温時の1/4〜1/5程度に減少し、本発明のような回転アンテナ10を停止制御しても加熱され難くなることから、被加熱物1の重量からマイクロ波加熱を行ったときに70〜80℃に上昇するまでの加熱時間を推定して、例えば、被加熱物1が水で重量がおよそ300mlの場合は、回転アンテナ制御時間T4を140秒と決めて制御している。これにより、高い加熱効率で被加熱物1を短時間で加熱して省エネルギーに優れたものとし、T4時間以後は回転アンテナ10を停止させないようにして、加熱むらの発生を抑制するようにすることにより被加熱物1を良好な加熱状態に仕上げることができる。
このように、マグネトロン7の出力が最大となる発振領域の位置で回転アンテナ10を停止させて、被加熱物1へのマイクロ波の加熱効率を高めた加熱を行い、所定時間後に回転アンテナ10を回転させて加熱むらの発生を抑制し、再び回転アンテナ10を所定時間停止させる制御を繰り返し行うようにしたことにより、マグネトロン7の出力最大発振領域での動作時間を増やし加熱効率を高めながら、回転アンテナ10の停止で生じる加熱むらの発生を抑制することができる。
また、重量検出手段5a,5b,5cにより検出された被加熱物載置板4に載置された被加熱物1の重量情報に応じた期間、回転アンテナ10を予め設定された回転角度で周期的に所定時間停止させるように制御手段9により制御し、その後回転アンテナ10を停止させないようにして、加熱むらの発生を抑制するようにしたことにより、加熱むらの発生をさらに抑制するようにして被加熱物1を良好な加熱状態に仕上げることができる。
また、加熱開始初期はマグネトロン7の発振が不安定となるが、この期間に回転アンテナ10を停止させないように制御したため回転アンテナ10と加熱室2壁面間でのスパーク等の異常加熱の発生を防止することができるので信頼性の高い製品とすることができる。
また、マイクロ波検知装置を使用しないため、導波管6の長さを短いものとすることができ、マイクロ波の伝送損失の増加を抑制できるため、加熱効率を高めることができる。
さらに、複雑なマイクロ波検知装置を使用せず、簡単で安価な構成で被加熱物1を効率よく加熱することができる
次に、本発明に係る高周波加熱装置の第2の実施例を図6を参照して説明する。なお、第1の実施例と同じ箇所の説明は省略する。
図6は、本発明の第2の実施例を示す回転アンテナの制御動作を示すフローチャートである。この第2の実施例が上記第1の実施例と異なる点は、重量検出手段5a,5b,5cの重量情報により被加熱物1の重量と被加熱物載置板4に置かれた被加熱物1の位置を制御手段9で求め、この重量と位置の情報から回転アンテナ10の停止制御を行う点であり、その他の構成は実施例1と同じである。
次に作用について図6により説明する。被加熱物1を加熱室2の被加熱物載置板4の上に載置し、ステップ601で加熱を開始すると、ステップ602で重量検出手段5a,5b,5cの検出した重量情報から被加熱物1の重量と被加熱物載置板4に置かれた被加熱物1の載置位置を検出し、この重量と載置位置が予め設定された重量と載置位置と一致するかどうかをステップ603で判定する。例えば、予め設定した被加熱物1の載置位置が被加熱物載置板4の幾何学的中心で、被加熱物1の重量が牛乳やお酒等の液体の小物負荷とした重量とする。
次に、ステップ603で重量と載置位置が一致していたら、ステップ604で回転アンテナ10を特定の回転角度で一定時間停止する制御を行う。またステップ603で一致していなかったらステップ606で回転アンテナ10を停止する制御を行わず常に回転させる制御を行い、ステップ605で加熱時間の終了まで加熱を行う。
このような制御を図5に示すように行い、小物の被加熱物1に対しては、マグネトロン7の出力が最大となる発振領域の位置で回転アンテナ10を停止させて、被加熱物1へのマイクロ波の加熱効率を高めた加熱を行い、さらに、所定時間後に回転アンテナ10を回転させて加熱むらの発生を抑制し、さらに、再び回転アンテナ10を所定時間停止させる制御を繰り返し行うようにする。このような制御を行うことにより、マグネトロン7の出力最大発振領域での動作時間を増やして加熱効率を高めながら、回転アンテナ10の停止で生じる加熱むらの発生をできるだけ抑制する加熱を行い、加熱時間を短くして省エネルギーとすることができる。
そして、被加熱物1が大物で重量が重いものに対しては、加熱むらにより加熱の仕上りが悪くならないようにするため、回転アンテナ10を停止させる制御を行わないようにして加熱むらの少ない仕上りが良好な調理を行うことができる。
また、複数の小物の被加熱物1を一度に加熱する場合は、夫々の被加熱物1が加熱むらにより仕上り温度にばらつきが生じないように、全体の被加熱物1の重心位置が加熱室2の幾何学的中心とならないように配置すれば、回転アンテナ10を停止する制御を行わず常に回転させる制御を行うので、加熱むらの発生を少なくして良好に調理することができる。
なお、予め設定する被加熱物1の載置位置を被加熱物載置板4の幾何学的中心とする理由は、マグネトロン7から発生するマイクロ波を導波管6を介して加熱室2底面の中央部に設けた結合穴13から加熱室2内に放射するように構成することにより、被加熱物載置板4の幾何学的中心部分が強く加熱される加熱パターンとする回転アンテナ10の形状が比較的容易に設定することが可能となるためである。
このように、小物被加熱物1が被加熱物載置板4の幾何学的中心に置かれた場合、小物被加熱物1であることを自動的に判定して、加熱むらを考慮せず加熱効率重視で中央の負荷を一番効率よく加熱する回転アンテナ10の回転角度で停止させて効率良く加熱して加熱時間を短くすることにより、省エネルギーと利便性を向上させることができる。
また、大物被加熱物1や被加熱物1の載置場所を被加熱物載置板4の幾何学的中心部に置かないようにした加熱むらが好ましくない被加熱物1については、制御手段9により自動的に判断して回転アンテナ10を停止させず、したがって加熱むらの少ない調理が自動的に行われ、使い勝手の良いものとすることができる。
本発明の第1の実施例を示す高周波加熱装置の要部縦断面図である。 同じく高周波加熱装置の斜視図である。 同じく回転アンテナの構成を説明する斜視図である。 同じく導波管の下部に設けられた駆動モータの斜視図である。 同じく回転アンテナの制御方法を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施例を示す回転アンテナの制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 被加熱物
2 加熱室
4 被加熱物載置板
5 重量検出手段
6 導波管
7 マグネトロン
9 制御手段
10 回転アンテナ
11 駆動モータ
13 結合穴
14 アンテナポスト

Claims (5)

  1. 被加熱物を収納する加熱室と、この加熱室に設けられた前記被加熱物を載置する被加熱物載置板と、マイクロ波を発振するマグネトロンと、このマグネトロンを取り付ける導波管と、この導波管に導かれたマイクロ波を前記加熱室に放射する前記加熱室底面に設けられた結合穴と、この結合穴を貫通して前記導波管と前記加熱室内へ略垂直に臨んで設けられたアンテナポストと、前記被加熱物載置板の下方で前記アンテナポストの一端に略水平に設けられた回転アンテナと、前記アンテナポストの他端に接続された駆動モータと、この駆動モータを制御する制御手段とを備え、前記回転アンテナを予め設定された回転角度で周期的に所定時間停止させるように前記制御手段により駆動モータを制御することを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 請求項1において、前記被加熱物載置板を支えるように構成した重量検出手段を設け、前記重量検出手段により検出された前記被加熱物載置板に載置された被加熱物の重量情報に応じた期間、前記回転アンテナを予め設定された回転角度で周期的に所定時間停止させるように前記制御手段により制御することを特徴とする高周波加熱装置。
  3. 請求項1において、前記被加熱物載置板を支えるように構成した重量検出手段を設け、前記重量検出手段により検出された前記被加熱物載置板に載置された被加熱物の重量と位置情報が予め設定された重量と位置情報と一致したとき、前記回転アンテナを予め設定された回転角度で周期的に所定時間停止させるように前記制御手段により制御することを特徴とする高周波加熱装置。
  4. 請求項3において、前記予め設定された被加熱物の位置情報は前記被加熱物載置板の幾何学的中心としたことを特徴とする高周波加熱装置。
  5. 請求項1乃至4において、加熱開始初期の所定時間は前記回転アンテナの回転を停止させないように制御したことを特徴とする高周波加熱装置。
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