JP2009036300A - 旋回制御装置 - Google Patents

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伸義 畑岡
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Abstract

【課題】慣性が小さい機械の旋回停止時にショックの発生を防止する回路構成において、オペレータの好みや機械に応じた旋回停止特性を得る。
【解決手段】コントロールバルブ10の中立復帰時に、リリーフ弁13,14によってモータ8の流出側管路にブレーキ圧を発生させる前に、油圧パイロット式の逃がし弁19を一定時間開いて流出側の油を流入側に逃がすことによってショックの発生を防止する。この構成を前提として、逃がし弁19の開き側パイロットライン21に電磁比例弁28を設け、コントローラ29でこの電磁比例弁28を制御する電子制御方式をとることにより、旋回停止特性を自由に設定できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は油圧ショベル等の旋回式作業機械において慣性が小さい状況下で旋回体をショックなくスムーズに停止させる旋回制御装置に関するものである。
油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。
図4において、1はクローラ式の下部走行体、2はこの下部走行体1上に旋回自在に搭載された上部旋回体で、この上部旋回体2に、ブーム3、アーム4及びバケット5を備えた作業アタッチメント6が装着される。
この油圧ショベルにおける旋回用油圧回路の構成を図5に示す。
同図において、7は油圧源としての油圧ポンプ、8はこの油圧ポンプ7からの圧油により回転して上部旋回体2を旋回駆動する油圧モータ(以下、これらを単にポンプ、モータという)で、このポンプ7及びタンクTとモータ8との間に、操作手段としてのリモコン弁9からのパイロット圧によって切換わり作動する油圧パイロット式の切換弁であるコントロールバルブ10が設けられ、このコントロールバルブ10によってモータ8に対する圧油の給排(モータ8の回転/停止、回転方向、回転速度)が制御される。
すなわち、リモコン弁9が操作されないときはコントロールバルブ10が図示の中立位置イにセットされ、リモコン弁9の操作時にコントロールバルブ10が中立位置イから図左側の位置(たとえば左旋回位置)ロまたは右側の位置(同、右旋回位置)ハに、リモコン弁9の操作量に応じたストロークで作動する。
コントロールバルブ10の中立位置イでは、コントロールバルブ10とモータ8とを結ぶモータ両側管路(図左側を左旋回管路、右側を右旋回管路という)11,12がポンプ7に対してブロックされるため、モータ8は回転しない。
この状態から、リモコン弁9が左旋回側に操作されてコントロールバルブ10が左旋回位置ロに切換えられると、ポンプ7から左旋回管路11に圧油が供給されてモータ8が左回転し、図5の上部旋回体2が左旋回する。
これに対し、リモコン弁9が右旋回側に操作されてコントロールバルブ10が右旋回位置ハに切換えられると、ポンプ油が右旋回回路12に供給されてモータ8が右回転し、上部旋回体2が右旋回する。
一方、両旋回管路11,12間には、ブレーキ弁としてのリリーフ弁13,14が相対向して設けられるとともに、これと並列にキャビテーション防止用(油吸い込み用)のチェック弁15,16が対向配置で設けられている。
両リリーフ弁13,14の出口側と、両チェック弁15,16の入口側とは連通路17によって接続されるとともに、この連通路17がタンクTに接続されている。
ここまでの構成において、たとえばリモコン弁9が左旋回側から中立復帰すると、コントロールバルブ10が左旋回位置ロから中立位置イに戻るため、モータ8及び両旋回管路11,12がポンプ7及びタンクTから切り離され、モータ8への圧油の供給及びモータ8からタンクTの油の戻りが停止する。
ここで、モータ8は上部旋回体2の慣性によって左旋回を続けようとするため、流出側である右旋回管路12の圧力が立ち、これが一定値に達すると図右側のリリーフ弁14が開いて右旋回管路12の油が、同リリーフ弁14−連通路17−図左側のチェック弁15を通って左旋回管路11に入り、モータ8に流入する。
このとき、左旋回管路11が負圧傾向になると、連通路17からチェック弁15経由で左旋回管路11にタンク油が吸い上げられてキャビテーションが防止される。
これにより、モータ8が慣性回転しながらブレーキ力を受けるため、緩やかに停止する。右旋回からの停止時もこれと同じである。
ところが、これだけだと、小旋回型ショベルのような慣性が小さいショベルでは、リリーフ弁13,14によるブレーキ力が強過ぎて停止ショックが発生し、スムーズな旋回停止が得られないという問題が生じていた。
この点の対策として、図5に示すように両旋回管路11,12間に、これらを短絡する逃がしライン18と、この逃がしライン18を開閉する逃がし弁19とが設けられている。
逃がし弁19は、閉じ側、開き側両パイロットポート19a,19bを有し、かつ、閉じ側パイロットポート19aにバネ19cが設けられた油圧パイロット式の開閉弁として構成され、両側パイロットポート19a,19bがそれぞれ閉じ側、開き側パイロットライン20,21及びシャトル弁22を介してリモコン弁9(コントロールバルブ10)の両側パイロットライン23,24に接続されている。
また、逃がし弁19の開き側パイロットライン21には、絞り25とチェック弁26が並列に接続されたスローリターン弁27が設けられている。
この構成によると、リモコン弁9の旋回操作時に、旋回パイロット圧が逃がし弁19の両側パイロットポート19a,19bに送られ、閉じ側がバネ19cの力だけ勝ることで逃がし弁19が閉じ位置イにセットされる。従って、逃がしライン18が閉じられるため、旋回動作が通常通り行われる。
一方、リモコン弁9(コントロールバルブ10)が中立復帰すると、逃がし弁19の閉じ側パイロットポート19aのパイロット油は直ちにリモコン弁9経由でタンクTに戻るのに対し、開き側パイロットポート19bのパイロット油はスローリターン弁27の遅延作用によって一定時間遅れてタンクTに戻る。
この油の戻りの時間差により、逃がし弁19が、開き位置ロに切換わり、リモコン弁パイロット圧がほぼ無くなるまでの一定時間(絞り25の開口設定によって決まる)だけこの開き位置ロに保持される。
従って、この間、逃がしライン18が開いて両側管路11,12が短絡されることにより、油が流出側から流入側に直接戻されるため、リリーフ弁13,14のブレーキ作用が働かない。つまり、流出側の急激な昇圧が回避される。
そして、一定時間後、逃がし弁19の両側パイロットポート19a,19bが同圧となるため、逃がし弁19がバネ力によって閉じ位置イに戻り、リリーフ弁13,14によるブレーキ作用が働いてモータ8が停止する。
こうして、慣性の小さいショベルの停止ショックの発生が防止され、スムーズな旋回停止作用を得ることができる。
以上の構成は特許文献1に示されている。
特開2003−106305号公報
ところが、上記のようにスローリターン弁27(固定絞り25)の遅延作用によって逃がし弁19を一定時間開く公知技術によると、逃がし弁19の開き時間(リモコン弁9を中立に戻した後、モータ8にブレーキ力が作用するまでの時間)、つまり旋回停止特性が絞り25によって一パターンに限られてしまう。
従って、オペレータによっては操作フィーリングが悪く感じられる場合があった。
また、上部旋回体2や作業装置6のサイズ、重量によって旋回時の慣性が変化するため、機械に応じて旋回停止特性を変えるのが望ましいにもかかわらず、この要請に応えることができないという問題があった。
なお、絞り25を交換し、あるいは絞り25を可変式として適宜手動で調整することは可能であるが、そのための操作がきわめて面倒で現実的でない。
そこで本発明は、オペレータの好みや機械に応じた旋回停止特性を簡単にかつ自由に設定することができる旋回制御装置を提供するものである。
請求項1の発明は、油圧ポンプからの圧油により回転して旋回体を旋回駆動する油圧モータと、操作手段により切換操作されて上記油圧モータに対する圧油の給排を制御するコントロールバルブと、このコントロールバルブの中立復帰時に上記油圧モータの流出側管路にブレーキ圧を発生させるリリーフ弁と、油圧モータの両側管路を短絡させる逃がしラインと、この逃がしラインを開閉する油圧パイロット式の逃がし弁と、この逃がし弁を開閉制御する制御手段とを備え、この制御手段は、逃がし弁の開き側パイロット圧を制御する電磁比例弁と、この電磁比例弁に開度指令信号を送るコントローラとを具備し、
(A) 上記コントロールバルブの旋回操作時に逃がし弁を閉じ、
(B) コントロールバルブの中立復帰時に、逃がし弁を設定された時間だけ開いて流出側管路の油を流入側管路に逃がす
ように構成されたものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、コントロールバルブとして油圧パイロット式の切換弁、操作手段としてこのコントロールバルブにパイロット圧を送るリモコン弁がそれぞれ用いられ、このリモコン弁からコントロールバルブに送られるパイロット圧を逃がし弁のパイロット圧として用いるように構成されたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、コントロールバルブとして油圧パイロット式の切換弁、操作手段としてこのコントロールバルブにパイロット圧を送るリモコン弁がそれぞれ用いられ、このリモコン弁からコントロールバルブに送られるパイロット圧を電磁比例弁の一次圧として用いるように構成されたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの構成において、旋回体にブームとアームを備えた作業装置が取付けられるとともに、この作業装置の作業半径を検出する検出手段が設けられ、制御手段は、この検出手段によって検出される作業装置の作業半径の変化に応じて、設定時間を、小作業半径で長くなる方向に変化させるように構成されたものである。
本発明によると、コントロールバルブの中立復帰時に、コントローラで電磁比例弁を制御して逃がし弁の作動時間を制御する電子制御方式を採用するため、逃がし弁の作動時間をコントローラによって自由にかつ簡単に設定することができる。このため、オペレータの好みや機械(作業装置や旋回体のサイズ、重量)に応じて最適の旋回停止特性を得ることができる。
この場合、請求項2,3の発明によると、リモコン弁でコントロールバルブを切換操作し、このリモコン弁からのパイロット圧で逃がし弁を作動させる構成において、上記効果を得ることができる。
請求項3の発明によると、リモコン弁のパイロット圧を電磁比例弁の一次圧として利用するため、電磁比例弁専用のパイロット圧源が不要となるとともに、電磁比例弁の作動をリモコン弁の旋回操作/中立復帰操作に確実に連動させることができる。
また、電磁比例弁がフェール(スティック)状態に陥って全開状態で固定されても、一次圧(リモコン圧)は一定時間後に消滅するため、逃がし弁が開きっ放しになってブレーキ動作が不能となるおそれがない。
ところで、ショベルにおいては、作業装置のブーム、アームの角度によって作業半径が変化し、この作業半径によって慣性が変化する。そして、作業半径(慣性)が小さいほど停止ショックが大きいため、逃がし弁の作動時間を長くとる必要がある。逆に、作業半径が大きいと停止ショックが小さく、旋回体を速やかに停止させる上で逃がし弁の作動時間を短縮するのが望ましい。
この点、請求項4の発明によると、作業装置の作業半径を検出し、この作業半径の変化に応じて、逃がし弁の作動時間を小作業半径で小さくなる方向に変化させる構成としたから、作業半径の変化にかかわらず、好ましい旋回停止機能が得られ、操作フィーリングが良いものとなる。
本発明の実施形態を図1〜図3によって説明する。
図1に実施形態に係る旋回制御装置の構成を示す。図1において、図5と同一部分には同一符号を付して示している。
この実施形態の基本的な構成と作用、すなわち、
(A) ポンプ7とモータ8との間に、操作手段としてのリモコン弁9からのパイロット圧により切換わり作動する油圧パイロット式のコントロールバルブ10が設けられ、このコントロールバルブ10によってモータ8に対する圧油の給排が制御される点の構成と、この構成による作用、
(B) モータ8の両旋回管路11,12間に、ブレーキ弁としてのリリーフ弁13,14とチェック弁15,16が対向配置で設けられ、このリリーフ弁回路とチェック弁回路とが連通路17で接続されるとともにタンクTに接続される点の構成と、この構成による作用、
(C) 両旋回管路11,12間に逃がしライン18と、この逃がしライン18を開閉する油圧パイロット式の開閉弁である逃がし弁19とが設けられ、この逃がし弁19の両側パイロットポート19a,19bに接続された閉じ側、開き側両パイロットライン20,21がシャトル弁22を介してリモコン弁9(コントロールバルブ10)の両側パイロットライン23,24に接続される点の構成と、この構成による作用
は図5に示す公知技術と同じである。
実施形態においては、リモコン弁9(コントロールバルブ10)の旋回操作/中立復帰操作に連動して逃がし弁19を開閉制御する制御手段として、電磁比例弁28と、この電磁比例弁28の開度を制御するコントローラ29とが設けられている。
電磁比例弁28は、図5に示す公知技術におけるスローリターン弁27と同様に、逃がし弁19の開き側パイロットライン21に設けられ、リモコン弁9のパイロット圧を一次圧として供給され、二次圧を逃がし弁19の開き側パイロットポート19bに送る。
リモコン弁9から出力されるパイロット圧はパイロット圧センサ30によって検出され、リモコン弁9が旋回操作された、あるいは中立復帰操作されたことを示す信号としてコントローラ29に送られる。
コントローラ29は、基本的には、この信号に基づいて電磁比例弁28に制御信号を送り、その開度(二次圧)を制御する。この制御内容を図2に示す。
図2中、Pi1はリモコン弁9から逃がし弁19の閉じ側パイロットポート19aに直接送られるパイロット圧、Pi2は電磁比例弁28から開き側パイロットポート19bに送られるパイロット圧である。
リモコン弁9が旋回操作されると、コントローラ29から電磁比例弁28にこれを全開させる信号が送られる。このため、旋回操作中はPi1=Pi2となり、逃がし弁19はバネ19cの力で閉じ位置イにセットされる。
この状態からリモコン弁9が中立復帰すると、逃がし弁19の両側パイロットポート19a,19bのパイロット油がタンクTに戻ることでパイロット圧Pi1、Pi2が0に向かって低下し始める。
ここで、コントローラ29は、リモコン弁9の中立復帰に基づき、電磁比例弁28に開度を減少させる信号を送る。これにより、電磁比例弁28が絞り作用を行い、逃がし弁19の開き側パイロットポート19bからタンクTに戻ろうとするパイロット油を絞るため、図2に示すように開き側パイロット圧Pi2が閉じ側パイロット圧Pi1から一定時間tだけ遅れて0となる。
従って、逃がし弁19がこの遅延時間tで開き状態に保持されるため、リリーフ弁13または14によるブレーキ作用の開始が遅れ、これによって急激なブレーキによるショックの発生が防止される。
このブレーキ作用の遅れ時間(上記遅延時間tであって逃がし弁19の開き作動時間)は、コントローラ29から電磁比例弁28に開度減少信号を送るタイミングと、指令する開度によって決まる。これらは、たとえばコントローラ29に設けたダイヤル式の調整手段を操作すること等によって自由に設定し変更することができるため、オペレータの好みや作業装置のサイズ等に応じて最適の旋回停止特性を簡単に設定し、またその設定を変更することができる。
図3はコントローラ29から電磁比例弁28に開度減少信号を送るタイミングを変えることによって遅延時間tの設定を三通りta、tb、tcに変える状況を示す。Pi2aは最も遅いタイミングで信号を送った場合、Pi2bは中間のタイミングで信号を送った場合、Pi2cは最も早いタイミングで信号を送った場合の各パイロット圧を示し、タイミングを遅くするほど同パイロット圧Pi2a、Pi2b、Pi2cが0になるまでの時間t(ta、tb、tc)が短くなる。
一方、電磁比例弁28に指令する開度を変えると、図示しないが開き側パイロット圧Pi2の立下りの角度が変わり、遅延時間tが変わることとなる。
なお、上記タイミングと開度の双方を組み合わせて変えることもできる。
このように、コントロールバルブ10の中立復帰時に、コントローラ29で電磁比例弁28を制御して逃がし弁19の作動時間を制御する電子制御方式を採用するため、逃がし弁19の作動時間をコントローラ29によって自由にかつ簡単に設定することができる。このため、オペレータの好みや機械(作業装置や旋回体のサイズ、重量)に応じて最適の旋回停止特性を得ることができる。
この場合、リモコン弁9のパイロット圧を電磁比例弁28の一次圧として利用するため、電磁比例弁28専用のパイロット圧源が不要となるとともに、電磁比例弁28の作動をリモコン弁9の旋回操作/中立復帰操作に確実に連動させることができる。
また、電磁比例弁28が、もしフェール(スティック)状態に陥って全開状態で固定されても、一次圧(リモコン圧)は一定時間後に消滅するため、逃がし弁19は閉じ位置ロに確実に復帰する。このため、リリーフ弁13,14によるブレーキ動作が不能となるおそれがない。
なお、油圧ショベルには、各種制御のためにコントローラ、及び旋回パイロット圧を検出するセンサが標準装備されているため、これら既存設備をコントローラ29及びパイロット圧センサ30として兼用することができる。従って、停止ショック防止のための設備としては、実質的に、図4に示す従来のスローリターン弁27に代えて電磁比例弁28を設けるだけでよいため、コストを安くすることができる。
ところで、ショベルの作業半径は、図4の作業装置6を構成するブーム3、アーム4、バケット5(とくにブーム3とアーム4)の角度によって変化し、作業半径が小さくなるほど旋回慣性も小さくなるため、停止ショックも大きくなる。
従って、作業半径に応じて遅延時間tを変える(小作業半径で遅延時間tを長くする)ことにより、作業半径の変化にかかわらず好ましい旋回停止機能が得られ、操作フィーリングが良いものとなる。
そこでこの実施形態においては、ブーム3及びアーム4の角度をそれぞれセンサ31,32で検出し、この両者の角度によって決まる作業半径(旋回慣性)に応じて、開き側パイロット圧Pi2の変化特性(遅延時間t)を変えるように構成されている。
この場合、変化特性を、予め設定した複数通り(たとえば図3のPi2a〜Pi2c)のうちから選択するようにしてもよい、作業半径ごとに無段階で変えるようにしてもよい。
なお、バケット角度も検出し、遅延時間tを変える要素として用いる構成をとってもよい。
他の実施形態
(1) 上記実施形態では、リモコン弁9からコントロールバルブ10に送られるパイロット圧を逃がし弁19の閉じ側パイロット圧、および電磁比例弁28の一次圧として利用する構成をとったが、これら用の別のパイロット油圧源を用い、リモコン弁9の操作に連動してこのパイロット油圧源から逃がし弁19及び電磁比例弁28に油圧を送るように構成してもよい。
(2) リモコン弁9によってコントロールバルブ10を切換操作する構成に代えて、コントロールバルブ10を直接手動で切換操作する構成、あるいはレバー操作されるポテンショメータで電磁切換式のコントロールバルブを切換操作する構成を用いてもよい。この場合、それぞれの操作レバーが操作手段となる。
本発明の実施形態にかかる旋回制御装置の構成を示す図である。 同装置の基本的な作用を説明するための旋回パイロット圧の特性図である。 同装置による遅延時間の設定を三通りの変える状況を示す図である。 本発明の適用対象となる油圧ショベルの概略側面図である。 従来の制御装置の構成を示す図である。
符号の説明
7 油圧ポンプ
8 旋回用の油圧モータ
9 操作手段としてのリモコン弁
10 コントロールバルブ
11,12 モータ両側管路
13,14 ブレーキ弁としてのリリーフ弁
18 逃がしライン
19 逃がし弁
19a 逃がし弁の閉じ側パイロットポート
19b 同開き側パイロットポート
19c 閉じ側のバネ
20 逃がし弁の閉じ側パイロットライン
21 同開き側パイロットライン
22 リモコン弁からのパイロット圧を逃がし弁のパイロット圧として取り出すシャトル弁
28 制御手段を構成する電磁比例弁
29 同コントローラ
30 コントロールバルブの旋回操作を検出するパイロット圧センサ
31 作業半径を決めるブーム角度を検出するブーム角度センサ
32 同アーム角度を検出するアーム角度センサ

Claims (4)

  1. 油圧ポンプからの圧油により回転して旋回体を旋回駆動する油圧モータと、操作手段により切換操作されて上記油圧モータに対する圧油の給排を制御するコントロールバルブと、このコントロールバルブの中立復帰時に上記油圧モータの流出側管路にブレーキ圧を発生させるリリーフ弁と、油圧モータの両側管路を短絡させる逃がしラインと、この逃がしラインを開閉する油圧パイロット式の逃がし弁と、この逃がし弁を開閉制御する制御手段とを備え、この制御手段は、逃がし弁の開き側パイロット圧を制御する電磁比例弁と、この電磁比例弁に開度指令信号を送るコントローラとを具備し、
    (A) 上記コントロールバルブの旋回操作時に逃がし弁を閉じ、
    (B) コントロールバルブの中立復帰時に、逃がし弁を設定された時間だけ開いて流出側管路の油を流入側管路に逃がす
    ように構成されたことを特徴とする旋回制御装置。
  2. コントロールバルブとして油圧パイロット式の切換弁、操作手段としてこのコントロールバルブにパイロット圧を送るリモコン弁がそれぞれ用いられ、このリモコン弁からコントロールバルブに送られるパイロット圧を逃がし弁のパイロット圧として用いるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の旋回制御装置。
  3. コントロールバルブとして油圧パイロット式の切換弁、操作手段としてこのコントロールバルブにパイロット圧を送るリモコン弁がそれぞれ用いられ、このリモコン弁からコントロールバルブに送られるパイロット圧を電磁比例弁の一次圧として用いるように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の旋回制御装置。
  4. 旋回体にブームとアームを備えた作業装置が取付けられるとともに、この作業装置の作業半径を検出する検出手段が設けられ、制御手段は、この検出手段によって検出される作業装置の作業半径の変化に応じて、設定時間を、小作業半径で長くなる方向に変化させるように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の旋回制御装置。
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