JP2009034780A - ワークの保持装置および保持方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークが非磁性体である場合にも、確実にワークを保持することができるワークの保持装置および保持方法を提供する。
【解決手段】ワーク23に溝25,27を設ける一方、外周側保持部材7及び内周側保持部材9に、前記溝25,27に係合可能な係合部29,31を設け、前記溝25,27と係合部29,31とを係合させる。この状態で、外周側保持部材7及び内周側保持部材9をベース部材3の上面3aに磁力によって吸着させることにより、ワーク23を外周側保持部材7及び内周側保持部材9を介してベース部材3に保持する。
【選択図】図6

Description

本発明は、切削加工等の機械加工を施す対象物であるワークを、保持部材を介してベース部材に保持するようにしたワークの保持装置および保持方法に関する。
鉄やニッケルなどは、磁化されて強い磁性を示す強磁性体である。従って、従来は、強磁性体のワークを電磁石等からなるマグネットベースに吸着及び保持させた状態で、前記ワークに機械加工を施すようにしている。
また、磁性の弱い弱磁性体からなるワークを吸着及び保持させる場合には、磁性を有する金属製のブロック体に凹部を複数設け、該凹部内にマグネットを挿入したマグネットベース上にワークを載置した保持する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭64−20948号公報(第2頁、第2図)
しかしながら、前述した特許文献1に開示されたマグネットベースでは、磁性が全くない非磁性体からなるワークを吸着及び保持することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、非磁性体のワークを確実に吸着及び保持することができるワークの保持装置および保持方法を提供するものである。
本発明に係るワークの保持装置は、非磁性体からなるワークを係合及び保持すると共に、磁性体からなる保持部材と、該保持部材を磁力によって吸着及び保持するベース部材とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るワークの保持方法は、非磁性体からなるワークを保持部材に係合及び保持させたのち、前記保持部材の底面とベース部材の上面との間に、保持部材の厚さ方向に沿って所定の隙間を設けた状態で、前記保持部材を磁力によってベース部材に吸着及び保持させることにより、前記ワークを保持部材を介してベース部材に保持させることを特徴とする。
本発明に係るワークの保持装置によれば、非磁性体からなるワークを確実に保持することができる。従来の保持装置では、前述したように、強磁性体及び弱磁性体からなるワークを保持することができたが、磁性の全くない非磁性体を保持することができなかった。しかし、本発明に係る保持装置によれば、ワークが非磁性体からなる場合においても、確実にワークを保持することができる。
また、本発明に係るワークの保持方法によれば、ワークの底面とベース部材の上面との間に所定の隙間を設けたため、ワークの保持高さが一定に保たれる。従って、非磁性体からなるワークの加工精度を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1は本発明の実施形態によるワークの保持装置を示す側面図、図2は図1を上方から見た平面図である。
このワークの保持装置1は、下部に配設されたベース部材3と、該ベース部材3の上面3aに載置された保持部材5と、を備えている。
前記ベース部材3は、直方体状に形成されたマグネットであり、上面3aは平坦に形成されている。また、保持部材5は、図2に示すように、外周側保持部材7と内周側保持部材9とからなる。
外周側保持部材7は、平面視で円環状に形成されており、周方向に沿って等間隔に3分割されている。即ち、外周側保持部材7は、第1の外周側保持片11、第2の外周側保持片13、及び第3の外周側保持片15とから構成されている。
前記内周側保持部材9は、平面視で略円盤状に形成されており、周方向に沿って等間隔に3分割されている。即ち、内周側保持部材9は、第1の内周側保持片17、第2の内周側保持片19、及び第3の内周側保持片21とから構成されている。なお、これらの内周側保持片17,19,21は、全て略扇形状に形成されている。
また、前記外周側保持部材7と内周側保持部材9とによって、円環状に形成されたワーク23が保持されている。さらに、外周側保持部材7を構成する外周側保持片同士11,13,15、及び、内周側保持部材9を構成する内周側保持片同士17,19,21の間には、ワーク23を保持した状態において、周方向に沿って所定の隙間G1,G2ができるように設定されている。
図3は本発明の実施形態によるワークを示す平面図、図4は図3のA−A線に沿った断面図、及び図5は、図4におけるB部の拡大断面図である。
図3に示すように、前記ワーク23は、平面視で円環状に形成された薄板である。本実施形態ではワーク23が弱磁性体の砲金を素材として形成された場合を例に取って以下説明するものとする。本実施形態では磁性が著しく小さい材料を弱磁性体と言い、磁性が全く無い材料を非磁性体と言うものとする。ただし、本発明においては、ワーク23は弱磁性体及び非磁性体のみならず、強磁性体であっても良い。また、砲金は青銅の1つで、銅が90パーセント程度と錫が10パーセント程度の成分からなり、鋳造が容易で靱性に富み、摩耗や腐食に強い性質を有する。ワーク23の大きさは特に限定されないが、例えば、内径Diが40mm、外形Doが80mm、及び厚さtが2mmのものを採用することができる。
また、図4及び図5に示すように、ワーク23の厚さ方向の中央部には、断面矩形状の溝(被係合部)25,27が形成されている。ワーク23の外周面の溝25は、内径方向にへこんだ凹部に形成され、内周面の溝27は、外径方向にへこんだ凹部に形成されている。そして、それぞれの溝25,27は、ともに全周に亘って連続して形成されている。前記溝25,27の深さは特に限定されないが、例えば、0.5mmで、その公差は±0.1mmの精度が好ましい。
図6は、図2のC−C線に沿った拡大断面図である。
前記外周側保持部材7の内周面には、内径方向に突出する凸状の係合部29が形成されている。この係合部29は、図6に示すように、ワーク23の外周面の溝25に嵌合するように、断面矩形状に形成されている。
また、前記内周側保持部材9の外周面にも、外径方向に突出する凸状の係合部31が形成されている。この係合部31は、ワーク23の内周面の溝27に嵌合するように、断面矩形状に形成されている。
さらに、ワーク23を外周側保持部材7及び内周側保持部材9に係合させた状態においては、ワーク23の底面23aはベース部材3の上面3aに隙間なく当接されている。しかし、外周側保持部材7及び内周側保持部材9の底面7a,9aと、ベース部材3の上面3aとの間には、外周側保持部材7及び内周側保持部材9の厚さ方向に所定の隙間δが形成されている。即ち、ワーク23はベース部材3の上面3aに密着しているが、外周側保持部材7及び内周側保持部材9(保持部材5)はベース部材3から所定の隙間δだけ浮いた状態になっている。また、ワークの上面23bは、外周側保持部材7及び内周側保持部材9の上面7b,9bよりも高く配置されている。
次に、本発明の実施形態によるワーク23の保持方法を簡単に説明する。
まず、図3に示すワーク23を準備する。このワーク23の内周面及び外周面には、前述したように、それぞれ溝25,27が形成されている。
次いで、前記ワーク23の内周側に、第1の内周側保持片17、第2の内周側保持片19、及び第3の内周側保持片21を配置する。ワーク23の内周面の溝27に、それぞれの内周側保持片17,19,21の係合部31を嵌合させる。また、同時に、ワーク23の外周側に、第1の外周側保持片11、第2の外周側保持片13、及び第3の外周側保持片15を配置し、ワーク23の外周面の溝25に、それぞれの外周側保持片11,13,15の係合部29を嵌合させる。
この状態で、図1及び図2に示すように、外周側保持部材7、ワーク23、及び内周側保持部材9をベース部材3上に載置する。ここで、ベース部材3はマグネットであり、外周側保持部材7及び内周側保持部材9は磁性体であるため、外周側保持部材7と内周側保持部材9とは、ベース部材3に磁力によって吸着される。また、ワーク23は、外周側保持部材7と内周側保持部材9とに係合されているため、外周側保持部材7と内周側保持部材9とを介して、ワーク23をベース部材3に確実に保持することができる。
なお、この状態においては、前述した図6に示すように、外周側保持部材7及び内周側保持部材9との底面7a,9aとベース部材3の上面3aとの間に、保持部材5の厚さ方向に沿って所定の隙間δが形成される。
以下に、本発明の実施形態による作用効果を説明する。
(1)前記保持部材5は係合部29,31を有し、前記ワーク23には、この係合部29,31に係合可能な溝(被係合部)25,27が設けられているため、保持部材5の係合部をワーク23の被係合部に係合させることによって、ワーク23を保持部材5に確実に保持することができる。従って、ワーク23に機械加工を施す際の精度を向上させることができる。
(2)前記保持部材5は、複数に分割されている。具体的には、外周側保持部材7及び内周側保持部材9は、ともに3分割されている。従って、保持部材5をワーク23に着脱させる作業が容易になるとともに、保持部材5の構造が簡素になる。
(3)前記ワーク23を保持部材5に係合させ、かつ、該保持部材5をベース部材3に吸着及び保持した状態において、前記保持部材5の底面とベース部材3の上面3aとには、保持部材5の厚さ方向に沿って所定の隙間δが形成されるように構成している。このため、保持部材5がベース部材3に接触することなく、ワーク23を保持することができるので、ワーク23を保持する位置精度を向上させることができる。
ところで、本発明は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、ワーク23が砲金等の弱磁性体である場合に限らず、銅などの非磁性体である場合にも本発明を適用できる。また、ワーク23の形状は円環状に限定されるものではないことは勿論であり、保持部材5はワーク23を保持できる形状や構造であればよい。さらに、前記外周側保持部材7及び内周側保持部材9の係合部7a,9aを溝形状とし、ワーク23の被係合部を凸状に形成しても良い。
本発明の実施形態によるワークの保持装置を示す側面図である。 図1を上方から見た平面図である。 本発明の実施形態によるワークを示す平面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 図4におけるB部の拡大断面図である。 図2のC−C線に沿った拡大断面図である。
符号の説明
1…ワークの保持装置
3…ベース部材
3a…上面
5…保持部材
7…外周側保持部材(保持部材)
9…内周側保持部材(保持部材)
7a,9a…底面
23…ワーク
23a…底面
25,27…溝(被係合部)
29,31…係合部
δ…隙間

Claims (5)

  1. 非磁性体からなるワークを係合及び保持すると共に、磁性体からなる保持部材と、該保持部材を磁力によって吸着及び保持するベース部材とを備えたことを特徴とするワークの保持装置。
  2. 前記保持部材は係合部を有し、前記ワークには、この係合部に係合可能な被係合部が設けられており、前記ワークの被係合部と保持部材の係合部とを互いに係合させることにより、ワークを保持部材に係合及び保持させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のワークの保持装置。
  3. 前記保持部材は、複数に分割されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワークの保持装置。
  4. 前記ワークを保持部材に係合させ、かつ、該保持部材をベース部材の上面に吸着及び保持した状態において、前記保持部材の底面とベース部材の上面とには、保持部材の厚さ方向に沿って所定の隙間が形成されるように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のワークの保持装置。
  5. 非磁性体からなるワークを保持部材に係合及び保持させたのち、前記保持部材の底面とベース部材の上面との間に、保持部材の厚さ方向に沿って所定の隙間を設けた状態で、前記保持部材を磁力によってベース部材に吸着及び保持させることにより、前記ワークを保持部材を介してベース部材に保持させることを特徴とするワークの保持方法。
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