JP2009033349A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適用される画像形成装置が限定されることなく汎用性のある方法で画像形成動作の中止に要する時間を短縮化しつつ、画像形成動作の中止を確実に行うことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ストップキーが操作されると、記憶領域割り当て処理部は、画像処理バッファ201bの記憶領域の一部をデータ受信バッファ201aの記憶領域に割り当てることで、データ受信バッファ201aの記憶領域を拡大することにより、この拡大処理前の状態ではホストコンピュータから送信される画像データを例えば5回に分けて受信していたところ、前記拡大処理により前記画像データを例えば1回又は少数回で受信し切るようにし、前記拡大処理前の状態に比してホストコンピュータから送信される画像データをより短時間で受信することができるようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、ホストコンピュータから送信される画像データを受信し、この画像データに基づいて画像形成動作を実行する機能を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、ホストコンピュータと画像形成装置とが通信可能に構成され、ホストコンピュータから送信される画像データを画像形成装置が受信し、該画像形成装置が前記画像データに基づき画像形成動作を行うシステムが広く知られている(例えば下記特許文献1参照)。また、例えば下記特許文献2,3には、この種のシステムにおいて、前記画像形成装置による画像形成動作をその途中で中止(キャンセル)する場合の技術が提案されている。
下記引用文献2には、プリンタに備えられているパネルスイッチでのスイッチの押下に応答して、プリンタがステータス情報にデータキャンセル要求を付加してホストに送信(通知)し、ホストは、プリンタからのキャンセル要求に応じてデータを削除する技術が開示されている。
また、従来では、前記通知後に、ホストコンピュータが画像形成動作(ジョブ)の中止命令を示す中止データを生成したのち該中止データを付加した画像データを送信し、画像形成装置は前記中止データが付加された画像データを破棄する技術も知られている。
さらに、下記引用文献3には、複数のプリントデータを連続或いは同時並行に受信したプリントデータをHDD等の記憶媒体上に格納して順次プリント出力していくスプール機能を有し、スプールされたプリントデータを受信開始順或いは受信終了順にスプールジョブとして管理する画像形成装置において、プリントデータがスプールされたままの状態で電源をオフすると、次回電源オン後に前回電源オフ時のスプールジョブを継続して実行するスプールジョブ保存機能を備えたものが開示されている。また、同公報には、「プリントデータの多くはページ記述言語(PDL)や電子文書フォーマットによるものであることが多く、ページ記述言語データや電子文書を解釈しビットマップデータに変換するRIP処理を行う必要がある。このとき、プリントデータによっては不正な命令あるいはフォーマットが含まれているためにRIP処理を行うプログラムが応答しない状態に陥り、永遠に出力がされないといった状況が生まれることがある。RIP処理のキャンセル手段を備えた画像形成装置では、当該ジョブをキャンセルできる場合もあるが、RIP処理を行うプログラムの実行状態によってはキャンセルさえもできないことがある。こうなってしまった場合の復帰手段として、電源OFF/ON動作を行うことが一般的な慣習として認知されている。しかし、前述のスプールジョブ保存機能を備えた画像形成装置では、電源OFF/ON後に再度同じプリントデータのRIP処理が再開される為に、また同じ状態に陥ってしまう。」と記載されている。
特開2001−347731号公報 特開2004−130784号公報 特開2006−150891号公報
ところで、画像形成装置側で画像形成動作の中止指示が入力された旨の通知をホストコンピュータが受け取っても、その通知を画像形成装置から受けるまでに送信準備を行った画像データについては、ホストコンピュータが画像形成装置に送信する。
その場合、ホストコンピュータ側で送信の準備がなされた前記画像データのデータ量が、画像形成装置内に備えられるデータ受信バッファ(受信データを一時的に格納するバッファ)の記憶容量に対して大きいと、ホストコンピュータから送信される画像データを複数回に分けて分割受信する必要がある。ここで、ホストコンピュータが前記中止データを送信準備した画像データの最後に付加して画像形成装置に送信する構成の場合、ホストコンピュータから複数回に分けて送信される画像データのうち、最後に送信される画像データに前記中止データが付加され、この最後に送信された画像データを画像形成装置が受信してはじめて画像形成動作の中止処理がなされる。
このため、特に画像データを複数回に分けて分割受信する場合の該画像データの分割数が多くなると前記中止処理が開始されるまでに比較的長い時間を要するとともに、中止対象の画像データの次に、画像形成動作すべき画像データが存在する場合に、その画像データに係る処理に移行するのに比較的長い時間を要することとなる。また、ユーザが画像形成の中止指示を入力したタイミングと画像形成動作の中止処理完了タイミングとの間に比較的大きな時間差が生じるため、中止指示を入力したユーザを比較的長い時間待機させたり、中止指示が画像形成装置に受付けられたのかについてユーザに不安を与えたりすることも考えられる。
そこで、前記引用文献3に記載されているように、画像形成動作を中止させる手段として画像形成装置の電源をオフする手段が考えられるが、前述のスプールジョブ保存機能を備えた画像形成装置では、次回の電源オン後に、前回の電源オフで中断された画像形成動作が継続して実行されることとなり、前記画像形成動作を中止させることができない。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、適用される画像形成装置が限定されることなく汎用性のある方法で画像形成動作の中止に要する時間を短縮化しつつ、画像形成動作の中止を確実に行うことのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、送信装置から送信される画像データを受信する通信部と、前記通信部により受信した画像データに基づいて画像形成動作を実行する画像形成部とを備える画像形成装置であって、前記通信部により受信した画像データを一時的に格納する第1のバッファと、前記第1のバッファと異なる処理に用いられる第2のバッファと、前記画像形成部による画像形成動作を中止する指示を入力するための入力操作部と、前記入力操作部が操作されると、前記第2のバッファの記憶領域の一部を利用して前記第1のバッファの記憶領域を拡大させる記憶領域変換処理部と、前記記憶領域変換処理部による拡大処理後の前記第1のバッファに格納された画像データを削除対象に設定するデータ削除部とを備えるものである。
この発明によれば、前記入力操作部が操作されると、第2のバッファの記憶領域の一部を利用して第1のバッファの記憶領域を拡大させるようにしたので、画像データの受信に要する時間を短縮化することができる。すなわち、前記画像形成動作を中止する指示が入力された旨の通知を送信装置が受信しても、その通知を当該画像形成装置から受けるまでに送信準備した画像データについては画像形成装置に送信する場合に、第1のバッファの記憶領域を拡大させることで、該画像データを短時間で受信し切ることができる。これにより、前記画像データの受信に要する時間を短縮化することができ、その結果、画像形成動作の中止に要する時間を短縮化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記入力操作部が操作されると、当該画像形成装置への画像データの送信中止を要求する旨を示す情報を前記送信装置に送信する送信中止要求部を更に備えるものである。
この発明によれば、前記入力操作部が操作されると、当該画像形成装置への画像データの送信中止を要求する旨を示す情報を前記送信装置に送信するようにしたので、送信装置に、前記中止対象の画像データに対する送信準備処理や送信処理の中止を送信装置に行わせて、前記中止対象の画像データをできるだけ画像形成装置に送信されないようにすることができる。これにより、送信装置から当該画像形成装置に送信される画像データのデータ量を削減することができ、画像形成装置はその画像データの受信を速やかに完了することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記データ削除部は、前記記憶領域変換処理部による拡大処理後の前記第1のバッファに、前記中止対象の画像データと中止対象外の画像データとが格納されているとき、前記第1のバッファに格納されている画像データの中から前記中止対象の画像データを探索し、探索した中止対象の画像データを削除するものである。
この発明によれば、前記中止対象の画像データを早期に受信し終え、中止対象外の画像データを早い段階で受信することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記憶領域変換処理部は、前記データ削除部により画像データが削除された後、前記第1及び第2のバッファの記憶領域を前記拡大処理前の状態に復元するものである。
この発明によれば、第1のバッファの記憶領域の拡大による第2のバッファの記憶領域の縮小に起因して該第2のバッファを用いて行われる本来の処理に影響を及ぼすのをできるだけ抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2のバッファは、前記第1のバッファに格納された画像データを前記第1のバッファから取得し、この取得した画像データを前記画像形成部による画像形成動作の利用に供するためのバッファである。
この発明によれば、通常画像形成装置に備えられているバッファ(第2のバッファ)を用いて、第1のバッファの記憶領域を拡大するようにしたので、前記第2のバッファを新たに設ける場合のようにコストアップを招来するのを回避することができる。
本発明によれば、汎用性のある方法で画像形成動作の中止に要する時間を短縮化しつつ、画像形成動作の中止を確実に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、画像形成システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、画像形成システム1は、複合機2と例えばパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータ3とが、例えば通信ケーブル4を介して通信可能に構成されてなり、ホストコンピュータ3から送信した画像データを複合機2が受信し、該複合機2が前記画像データに基づいて画像形成動作を実行する。なお、本件は、本実施形態では、複合機2とホストコンピュータ3とが有線により通信可能に構成されているが、無線により通信可能に構成されている形態も想定範囲である。
図2は、複合機2の内部構成を概略的に示す側面図である。図2に示すように、複合機2は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものであり、本体部2aと、本体部2aの左方に配設されたスタックトレイ2bと、本体部2aの上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
また、複合機2のフロント部には、操作部7が設けられている。この操作部7には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー71と、印刷部数等を入力するためのテンキー72と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部73と、表示部73で設定された設定内容等をリセットするリセットキー74と、実行中の印刷(画像形成)動作を中止させるためのストップキー75(前記入力操作部の一例)と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー76が備えられている。
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部210へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを上記制御部210へ出力する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2aに対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2aは、複数の給紙カセット81と、給紙カセット81から用紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部9へ搬送する給紙ローラ82と、給紙カセット81から搬送されてきた用紙に画像を形成する画像形成部9とを備える。
画像形成部9は、スキャナ部51等で取得された画像データに基づきレーザ等を出力して感光体ドラム91を露光し、該感光体ドラム91の表面に静電潜像を形成する光学ユニット92と、静電潜像が形成された感光体ドラム91の表面にトナーを付着させることによりトナー像を形成する現像部93と、感光体ドラム91上のトナー像を用紙に転写する転写部94と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着部95と、画像形成部9内の用紙搬送路中に設けられ、用紙をスタックトレイ2b又は排出トレイ2cまで搬送する搬送ローラ96,97等とを備える。
用紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部9で用紙の一方の面に画像を形成した後、この用紙を排出トレイ2c側の搬送ローラ96にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ96を反転させて用紙をスイッチバックさせ、用紙を用紙搬送路Lに送って画像形成部9の上流域に再度搬送し、画像形成部9により他方の面に画像を形成した後、用紙をスタックトレイ2b又は排出トレイ2cに排出する。
図3は、複合機2の電気的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、複合機2は、原稿読取部5、画像形成部9、バッファ201、データメモリ202、制御部210、操作部7、ファクシミリ通信部203、ネットワークI/F部204、パラレルI/F部205、シリアルI/F部206及びHDD(ハードディスクドライブ)207を備えて構成されている。
原稿読取部5は、図1に示す原稿読取部5に相当するものであり、原稿の画像を光電変換処理により取得して画像データを生成するものである。
画像形成部9は、前述の画像形成部9に相当するものであり、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データ、ネットワークI/F部204を介して外部のパーソナルコンピュータ等から受信した画像データ及びファクシミリ通信部203によって外部のファクシミリ装置から受信したファックスデータ等の画像データに対する画像を所定の用紙に印刷するものである。
バッファ201は、図3、図4に示すように、前記ファクシミリ通信部203、ネットワークI/F部204、パラレルI/F部205、シリアルI/F部206を介して受信した画像データを一時的に格納するデータ受信バッファ201a(前記第1のバッファに相当)と、前記データ受信バッファ201aに格納された画像データを前記データ受信バッファ201aから取得し、この取得した画像データを前記画像形成部9による画像形成動作の利用に供するための画像処理バッファ201b(前記第2のバッファの一例)とを含む。なお、図4は、ホストコンピュータ3のメモリ304(図7参照)から送信される画像データを複合機2が受信し、受信した画像データをデータ受信バッファ201aに格納している状態を示している。
データメモリ202は、ファクシミリ通信を行う時の短縮釦登録の相手先名称やファクシミリ番号を予め記憶している記憶手段であり、また、ネットワークスキャナとして使用される際の送信相手先のIPアドレスなども予め記憶している。
操作部7は、図1に示す操作部7に相当するものであり、ユーザがコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作命令(コマンド)等を制御部210に与えるものである。操作部7は、タッチパネル等を有する表示部73と、前述のスタートキー71やテンキー72等を含む操作キー部とを含む。操作キー部は、ユーザによるコピー実行開始指令、あるいはファクシミリ送信開始指令といった種々の指示入力を行うために用いられる。
制御部210は、図略のCPU(Central Processing Unit:中央演算処理部)に、そのCPUの動作を規定するプログラムを格納するRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、並びに一時的にデータを保管するRAM等の内部メモリ(図示せず)を有している。これによって、制御部210は、操作部7等で受け付けられた指示情報や、複合機2の各所に設けられているセンサからの検出信号に応じて、該複合機2全体の制御を行う。より具体的には、制御部210は、スキャナ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御するスキャナコントローラ、ファクシミリ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御するファクシミリコントローラ、プリンタ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御するプリンタコントローラ、及びコピー機能を実現するために用いられる各部の動作を制御するコピーコントローラとして機能する。
制御部210としてのコンピュータが読み取ることによって上述の各機能を実現するためのプログラムは、HDD207等の不揮発性且つ大容量の外部記憶装置に格納しておき、前記RAM等の主記憶装置に適宜転送することで、CPUによる実行に供することも可能である。前記プログラムは、ROM或いはCD−ROM等の記録媒体を通じて供給することも、ネットワークI/F部204に接続されるネットワーク等の伝送媒体を通じて供給することも可能である。伝送媒体は、有線の伝送媒体に限らず無線の伝送媒体であってもよい。また、伝送媒体には、通信線路のみでなく、通信線路を中継する中継装置、例えばルータ等の通信リンクをも含む。
プログラムがROMを通じて供給される場合には、当該プログラムが記録されたROMを制御部210に搭載することによって、CPUによる実行に供することができる。プログラムがCD−ROMを通じて供給される場合には、CD−ROM読み取り装置を、例えばパラレルI/F部205へ接続し、当該プログラムをRAM或いはHDD207へ転送することによって、CPUによる実行に供することができる。また、プログラムが伝送媒体を通じて供給される場合には、ネットワークI/F部204を通じて受信したプログラムをRAM或いはHDD207へ転送することによって、CPUによる実行に供することができる。
ファクシミリ通信部203は、符号化/復号化部(図示せず)、変復調部(図示せず)及びNCU(Network Control Unit:図示せず)を含み、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データを電話回線やインターネット回線を介して他のファクシミリ装置へ送信したり、他のファクシミリ装置から送信されてきた画像データを受信したりするものである。前記符号化/復号化部は、送信する画像データを圧縮・復号化し、受信した画像データを伸張・復号化するものであり、変復調部は、圧縮・復号化された画像データを音声信号に変調したり、受信した信号(音声信号)を画像データに復調したりするものである。また、NCUは、送信先となるファクシミリ装置との電話回線による接続を制御するものである。
ネットワークI/F部204は、ネットワークインターフェース(例えば10/100base-TX)等を用い、ネットワークを介して接続されたユーザ側端末との間での種々のデータの送受信を制御するものである。また、ネットワークに前記ホストコンピュータ3等が接続されている場合に、ネットワークI/F部204は前記ホストコンピュータ3との間での種々のデータの送受信を制御する。例えば、ネットワークI/F部204は、画像形成部9で印刷するためにホストコンピュータ3から送られた画像データを受信したり、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データを端末装置へ送信したりする。
パラレルI/F部205は、高速双方向パラレルインターフェイス(例えばIEEE1284準拠)等を用いて、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送によって、外部機器等から印刷データ等を受信するものである。シリアルI/F部206は、シリアルインターフェイス(例えばRS−232C)等を用い、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送によって、外部機器等から種々のデータ等を受信等するものである。
HDD207は、原稿読取部5によって読み取られた画像データやネットワークを介して送信されてきた画像データ、あるいは当該画像データに設定されている出力形式等を記憶するものである。HDD207に記憶されている画像データは、該複合機2で使用されるだけでなく、ネットワークI/F部204を介して端末装置によって確認されたり、端末装置の所定のフォルダへ転送されることによって、該端末装置での使用に供されたりする。
複合機2では、上述の各機能を組み合わせて種々の機能が実現される。例えば、スキャナ機能として、PC送信機能、E−mail送信機能、FAX送信機能等が実現されてもよい。ここで、PC送信機能とは、原稿から読み取った画像データを、ネットワークを介して任意の端末装置等へ直接送信する機能であり、複合機2が該機能を発揮するときのモードが前記ネットワークスキャナモードである。E−mail送信機能とは、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして、ネットワークを介し例えば図略のSMTPサーバへ直接送信し、さらにこのSMTPサーバからネットワークを介して任意の外部端末装置等へ当該電子メールを送信することによって、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する機能である。FAX送信機能とは、原稿から読み取った画像データを、電話回線等を介して任意のファクシミリ装置等へ直接送信する機能である。
以上の構成に加えて、制御部210は、画像処理部211と、記憶領域割り当て処理部212と、送信中止要求部213と、データ削除部214とを機能的に備える。
画像処理部211は、画像データに対する各種画像処理、例えば、原稿読取部5による読取動作によって得られた画像データに対して、レベル補正、γ補正等の所定の補正処理、画像データの圧縮または伸張処理、拡大または縮小処理等の種々の画像処理(加工処理)を行う。画像処理部211は、処理された画像データ等を前記バッファ201に記憶したり、画像形成部9、ファクシミリ通信部203又はネットワークI/F部204等へ出力したりする。
記憶領域割り当て処理部212は、前記ストップキー75により実行中の画像形成動作を中止する指示が入力されると、前記画像処理バッファ201bの記憶領域の一部を前記データ受信バッファ201aの記憶領域に割り当てる拡大処理を行うものである。図4に示すように、通常(画像形成部9により画像形成動作を行っているときも含む)、複合機2におけるバッファ201のデータ受信バッファ201aの記憶領域及び画像処理バッファ201bの記憶領域の大きさは予め設定されている。この状態でストップキー75が操作されると、図5に示すように、記憶領域割り当て処理部212は、前記画像処理バッファ201bの記憶領域の一部を前記データ受信バッファ201aの記憶領域に割り当てることで、データ受信バッファ201aの記憶領域を拡大する。図5の矢印Xで示す枠は、データ受信バッファ201aの記憶容量と画像処理バッファ201bの記憶容量との和を表しているとともに、実線で表されたデータ受信バッファ201aと画像処理バッファ201bとの境界線は、その時点でのデータ受信バッファ201aの記憶容量と画像処理バッファ201bの記憶容量との比率を定義するものである。なお、図5に示す点線は、前記拡大処理前におけるデータ受信バッファ201aと画像処理バッファ201bとの境界線(図4における実線で表されたデータ受信バッファ201aと画像処理バッファ201bとの境界線と同一)である。
これにより、前記拡大処理前の状態に比して、該画像データをより短時間で受信することができる。すなわち、ホストコンピュータ3が後述する送信中止要求情報を複合機2から受信しても送信準備を既に完了している画像データについては複合機2に送信する場合、前記拡大処理を行う前の状態では、その画像データを例えば5回に分けて受信していたところ、前記拡大処理後の状態では、前記画像データを例えば1回とか2回とかで受信し切ることができ、前記拡大処理を行う前の状態に比して、該画像データをより短時間で受信することができる。その結果、複合機2による画像形成動作の中止に要する時間を短縮化することができる。
送信中止要求部213は、ストップキー75が操作されると、当該複合機2への画像データの送信を中止する要求を行う旨を示す送信中止要求情報を生成し、該送信中止要求情報をホストコンピュータ3に送信するものである。
データ削除部214は、前記データ受信バッファ201aに格納された画像データについて削除処理を行うものである。ここで、ストップキー75の操作後、受信データバッファ201aが、ホストコンピュータ3から送信される画像データを2回で受信したものとする。この場合、第1回目に受信してデータ受信バッファ201aに格納された画像データは、画像形成動作の中止対象の画像データであるから、データ削除部214は、データ受信バッファ201aに格納された全ての画像データを一括で削除する。一方、第2回目に受信しデータ受信バッファ201aに格納された画像データには、画像形成動作の中止対象である画像データだけでなく、その画像データの次に画像形成動作する予定の別のジョブの画像データが含まれている可能性がある。
ここで、前記送信中止要求情報を受信したホストコンピュータ3は、当該複合機1に対して画像形成動作の中止を指示する中止指示情報を、画像形成動作の中止対象の画像データの最後に付加して複合機1に送信することから、前記データ削除部214は、前記記憶領域割り当て処理部212による拡大処理後の前記データ受信バッファ201aに、前記中止対象の画像データと前記中止対象外の画像データとが格納されているとき、前記中止指示情報の存在に基づいて、前記データ受信バッファ201aに格納されている画像データの中から前記中止対象の画像データを探索し、探索した中止対象の画像データのみを削除する。
前記データ削除部214により画像データが削除されると、前記記憶領域割り当て処理部212は、図6に示すように、前記データ受信バッファ201a及び画像処理バッファ201bの記憶領域を記憶領域の変換前の状態に復元する。
ホストコンピュータ3は、例えば、例えば図7に示すように、キーボード及びマウス等からなる入力操作部301と、各種画面を表示する液晶ディスプレイ等の表示部302と、前記複合機2との間で通信を行う通信部303と、メモリ304と、制御部305とを備えて構成されている。
メモリ304は、複合機2に送信すべき画像データを始めとする各種のデータを格納するものである。
制御部305は、それぞれ制御プログラム等を記憶するROM及び一時的にデータを格納するRAMを含むメモリと、制御プログラム等をROMから読み出して実行する中央演算処理装置とを備えて構成されており、特に本実施形態では、複合機2から前記送信中止要求情報を受信すると、中止対象である画像データの送信準備処理を中止する機能と、送信中止要求情報を受信すると、複合機2に対して画像形成動作の中止を指示する中止指示情報を、画像形成動作の中止対象の画像データの最後に付加して複合機2に送信する機能とを備える。
図8は、実行中の画像形成動作を中止する指示が入力された場合の複合機2及びホストコンピュータ3の処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、前記ストップキー75により実行中の画像形成動作を中止する指示が入力されると(ステップ♯1でYES)、制御部210は、前記画像処理バッファ201bの記憶領域の一部を前記データ受信バッファ201aの記憶領域に割り当て、データ受信バッファ201aの記憶領域を拡大する(ステップ♯2)。また、制御部210は、当該複合機2への画像データの送信中止を要求する旨を示す送信中止要求情報をホストコンピュータ3に送信する(ステップ♯3)。
一方、ホストコンピュータ3において、制御部305は、複合機2から送信中止要求情報を受信すると(ステップ♯11でYES)、中止対象である画像データのうち送信準備処理が完了していない画像データに対する送信準備処理を中止する(ステップ♯12)。
複合機2において、制御部210は、ステップ♯3の処理後、データ受信バッファ201aが受信した画像データで一杯となったか否かを判断し(ステップ♯4)、一杯となっていない場合には(ステップ♯4でNO)、ホストコンピュータ3から引き続き画像データを受信し、一杯となると(ステップ♯4でYES)、受信したデータにおける前記中止指示情報の有無に基づいて画像データの受信が完了したか否か、換言するとホストコンピュータ3から画像データの送信が終了したか否かを判断する(ステップ♯5)。
制御部210は、画像データの受信が完了していない場合には(ステップ♯5でNO)、現在データ受信バッファ201aに格納されている画像データは全て中止対象の画像データであるから、データ受信バッファ201aに格納されている画像データを一括削除し(ステップ♯6)、ステップ♯4の処理に戻る。
一方、制御部210は、ステップ♯5において、画像データの受信が完了した場合には(ステップ♯5でYES)、データ受信バッファ201aに格納されている画像データに、中止対象外の画像データが含まれている可能性があることから、前記中止指示情報の存在に基づいてデータ受信バッファ201aに格納されている画像データの中から前記中止対象の画像データを探索し(ステップ♯7)、探索した画像データを削除する(ステップ♯8)。その後、制御部210は、前記データ受信バッファ201a及び画像処理バッファ201bの記憶領域を前記拡大処理前の状態に復元する。
以上のように、本実施形態では、前記ストップキー75により実行中の画像形成動作を中止する指示が入力されると、前記画像処理バッファ201bの記憶領域の一部を前記データ受信バッファ201aの記憶領域に割り当てる拡大処理を行うようにしたので、前記拡大処理前の状態に比して、該画像データをより短時間で受信することができる。その結果、キャンセル対象の画像データを速やかに削除して画像形成動作の中止処理を速やかに完了することができるため、複合機2は、速やかに次の処理に移行することができるとともに、ユーザが画像形成の中止指示を入力したタイミングと画像形成動作の中止処理完了タイミングとの間の時間差が短時間となることで、中止指示を入力したユーザを比較的長い時間待機させたり、中止指示が複合機2に受付けられたのかについてユーザに不安を与えたりするという問題の発生も防止又は抑制することができる。
なお、本件は、複合機2に画像データを送信する装置がホストコンピュータに限られるものではない。また、本件は、複合機に限らず、プリンタや複写機などの画像形成装置に適用可能である。
また、データ受信バッファ201aの記憶領域を拡大するために用いるバッファは前記画像処理バッファ201bに限られるものではなく、他のバッファでもよい。
本発明に係る画像形成装置とホストコンピュータとを用いて構成された画像形成システムの概略構成を示す図である。 本発明に係る画像処理装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。 複合機の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明における記憶領域拡大処理の説明図である。 本発明における記憶領域拡大処理の説明図である。 本発明における記憶領域拡大処理の説明図である。 ホストコンピュータの電気的な構成を示すブロック図である。 実行中の画像形成動作を中止する指示が入力された場合の複合機及びホストコンピュータの処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2 複合機
3 ホストコンピュータ
75 ストップキー
9 画像形成部
201 バッファ
201a データ受信バッファ
201b 画像処理バッファ
212 記憶領域割り当て処理部
213 送信中止要求部
214 データ削除部

Claims (5)

  1. 送信装置から送信される画像データを受信する通信部と、前記通信部により受信した画像データに基づいて画像形成動作を実行する画像形成部とを備える画像形成装置であって、
    前記通信部により受信した画像データを一時的に格納する第1のバッファと、
    前記第1のバッファと異なる処理に用いられる第2のバッファと、
    前記画像形成部による画像形成動作を中止する指示を入力するための入力操作部と、
    前記入力操作部が操作されると、前記第2のバッファの記憶領域の一部を利用して前記第1のバッファの記憶領域を拡大させる記憶領域変換処理部と、
    前記記憶領域変換処理部による拡大処理後の前記第1のバッファに格納された画像データを削除対象に設定するデータ削除部と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記入力操作部が操作されると、当該画像形成装置への画像データの送信中止を要求する旨を示す情報を前記送信装置に送信する送信中止要求部を更に備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記データ削除部は、前記記憶領域変換処理部による拡大処理後の前記第1のバッファに、前記中止対象の画像データと中止対象外の画像データとが格納されているとき、前記第1のバッファに格納されている画像データの中から前記中止対象の画像データを探索し、探索した中止対象の画像データを削除する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶領域変換処理部は、前記データ削除部により画像データが削除された後、前記第1及び第2のバッファの記憶領域を前記拡大処理前の状態に復元する請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第2のバッファは、前記第1のバッファに格納された画像データを前記第1のバッファから取得し、この取得した画像データを前記画像形成部による画像形成動作の利用に供するためのバッファである請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
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