JP2003266819A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ機能及びコピー機能等が実行可能な
複合機において、各機能毎に大量のフォントデータを有
していなくても、各機能毎に部門管理集計データ等のス
テータス印刷を綺麗な文字で印刷可能とする。 【解決手段】ファクシミリコントローラ１１，スキャナ
コントローラ１２及びコピーコントローラ１３は、プリ
ンタコントローラ１４が認識可能な形式で印刷データ及
びプリンタ制御コマンドを出力するデータ出力部１１
５，１２５，１３５を備え、プリンタコントローラ１４
は、ステータス印刷用のフォントデータが記憶されたＲ
ＯＭ１４７と、データ出力部１１５，１２５，１３５か
らの印刷データを入力するための内部Ｉ／Ｆ１４５を備
えており、当該印刷データに対応するフォントデータを
ＲＯＭ１４７から読み出して印刷を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ機能，コ
ピー機能，スキャナ機能，ファクシミリ機能，及びデー
タ通信機能等の複合機能を備えた画像形成装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来から、プリンタ機能，コピー機能，
スキャナ機能，ファクシミリ機能，及びデータ通信機能
等の複合機能を備えた画像形成装置が知られている。こ
の画像形成装置には、各機能毎に別個のコントローラが
備えられているため、各機能毎のコントローラが独自
に、各機能のメンテナンスモードの設定値、紙詰まり・
サービスコール発生回数、及び部門管理集計データ等の
ステータス印刷を行わせている。例えば、プリンタ機能
について当該データの印刷を行う場合は、プリンタコン
トローラ内の記憶部に記憶されているフォントデータを
用いて印刷が行われる。また、他の機能、例えばコピー
機能について当該データの印刷を行う場合は、コピーコ
ントローラが、当該コピーコントローラ内の画像処理Ａ
ＳＩＣの機能を利用して印刷を行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置で
は、プリンタ機能について上記データ印刷を行う場合
は、プリンタ機能を実行するために備えられている大量
のフォントデータを用いて印刷するために綺麗な文字で
印刷することができるが、他のコントローラ、例えばコ
ピーコントローラは、通常、プリンタコントローラが備
えるような大量のフォントデータを持っていない。コピ
ーコントローラ内の画像処理ＡＳＩＣ機能を利用して印
刷を行う場合は、画像処理ＡＳＩＣが少量のフォントデ
ータしか有しておらず、文字フォントが貧弱となり綺麗
な文字を印刷することができない。

【０００４】また、コピー機能用のビットマップメモリ
に当該印刷用のフォントデータを予め格納しておき、こ
れを用いて綺麗な文字で印刷することも考えられるが、
綺麗な文字でステータス印刷を行うためだけに大量のフ
ォントデータをコピーコントローラに備えておくことは
非現実的である。また、画像処理ＡＳＩＣやビットマッ
プメモリを用いてコピー機能のステータス印刷を行う場
合に、印刷文字の大きさの変更等の加工を行おうとする
と、ステータス印刷を行うためだけに画像処理ＡＳＩＣ
の性能や保有するフォントデータを大量化させなければ
ならず、現実的ではない。

【０００５】その一方、上記部門管理集計データ等はユ
ーザが目にするものであり、ユーザの利用に供されるも
のであるため、プリンタやコピー等の機能の別に拘わら
ず綺麗な文字での印刷が望まれている。また、機能が異
なるとはいえ、同じ一台の画像形成装置で行われる印刷
であるため、各機能で同じ品質で印刷できることが望ま
れる。

【０００６】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、各機能毎に大量のフォントデー
タを有していなくても、各機能毎に部門管理集計データ
等のステータス印刷を綺麗な文字で印刷することができ
る画像形成装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１に記載の発明は、少なくともコピー及びプリ
ンタ機能を含む複合機能が実行可能とされた画像形成装
置において、プリンタ機能以外の機能を制御するコント
ローラは、プリンタ機能を制御するプリンタコントロー
ラが認識可能な形式の印刷データを出力するデータ出力
手段を有し、プリンタ機能を制御するプリンタコントロ
ーラは、フォントデータが記憶されたフォントデータ記
憶手段と、前記プリンタ機能以外の機能を制御するコン
トローラのデータ出力手段からの印刷データが入力され
るデータ入力手段とを備え、当該印刷データに対応する
フォントデータをフォントデータ記憶手段から読み出し
て印刷を行わせるものである。

【０００８】この構成によれば、プリンタコントローラ
は、他の機能を制御するコントローラから送られてくる
印刷データに基づいて、自らが所有しているフォントデ
ータを用いた印刷を行うため、プリンタ機能以外の各機
能についてのメンテナンスモードの設定値、紙詰まり・
サービスコール発生回数、及び部門管理集計データ等を
プリンタコントローラのフォントデータを使用して印刷
することが可能となる。これにより、プリンタ機能以外
の各機能について、各機能のコントローラ毎に大量のフ
ォントデータを有していなくても上記部門管理集計デー
タ等を綺麗な文字フォントで印刷することができる。ま
た、プリンタコントローラでフォントデータを加工して
印刷することが可能であるため、プリンタ機能以外の各
機能についての上記部門管理集計データ等を、文字の大
きさ変更等の加工を行った上で印刷することができる。

【０００９】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載の画像形成装置であって、前記データ出力手段は
プリンタ制御コマンドの出力が可能であり、前記プリン
タコントローラは、前記データ出力手段から前記データ
入力手段に入力されるプリンタ制御コマンドに従ってプ
リンタ機能を制御するものである。

【００１０】この構成によれば、前記他の機能を制御す
るコントローラから送られてくるプリンタ制御コマンド
によってプリンタ機能を実行することができる。これに
より、例えば、スキャナが読み取った画像データをプリ
ンタコントローラが認識可能な印刷データとし、この印
刷データにプリンタ制御コマンドを付与してプリンタコ
ントローラに送ることによって、スキャナが読み取った
画像データをプリンタコントローラ内のプリンタ専用Ｈ
ＤＤに保存すること等が可能となり、画像形成装置内に
各機能毎に備えられている機構を共有して有効活用する
ことができる。さらに、スキャナが読み取った画像デー
タと、プリントコントローラに外部から入力される印字
データとを合成して印刷を行わせること等も可能にな
る。

【００１１】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
又は請求項２に記載の画像形成装置であって、プリンタ
制御コマンドを含む操作指示がユーザによって入力可能
とされた操作指示入力手段を更に備え、前記プリンタコ
ントローラは、前記操作指示入力手段から入力されたプ
リンタ制御コマンドに従って印刷及びプリンタ機能を制
御させるものである。

【００１２】この構成によれば、操作指示入力手段から
直接プリンタ制御コマンドを入力してプリンタコントロ
ーラによる印刷及びプリンタ機能の制御を実行すること
ができるので、プリンタコントローラの外部インタフェ
イスにＰＣ等を接続してプリンタ制御コマンドを外部か
ら入力しなくても、印刷領域の確認等のためにテスト印
刷を行う等のメンテナンス作業等を行うことができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
画像形成装置について図面を参照して説明する。図１は
本発明に係る画像形成装置の一例であるディジタル複合
機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機１
は、プリンタ機能，コピー機能，スキャナ機能，ファク
シミリ機能等の複合機能を備えた、ディジタル方式の画
像形成装置である。

【００１４】複合機１は、本体部２と、本体部２の左方
に配設された用紙後処理部３と、本体部２の上部に配設
された原稿読取部５と、原稿読取部５の上方に配設され
た原稿給送部６とを有している。また、複合機１のフロ
ント部には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのス
タートキー４７６と、印刷部数等を入力するためのテン
キー４７３と、プリンタ言語等の入力が可能となるよう
にキーボードが表示され、このキーボード表示対応した
指示を複合機１の制御部（後述）に送るためのタッチパ
ネルを備えた表示装置４７１とを備えた操作パネル４７
が設けられている。

【００１５】複合機１によるコピー動作について説明す
る。原稿載置部６１に載置された原稿は、給紙ローラ６
３により繰り出されて原稿搬送部６５により１枚ずつ順
に搬送され、スキャナ５０により読み取られる。画像の
読み取られた原稿は原稿排出部６２に排出される。読み
取られた原稿画像はデジタル信号に変換され、複合機１
内の画像メモリ（後述）に一時的に記憶される。

【００１６】光学ユニット４２は、上記画像メモリから
読み出された原稿画像を感光体ドラム４３に露光するも
ので、その画像データに基づいて生成された変調信号を
レーザ光に変換して出力する発光部等を備えている。

【００１７】画像形成部４４では、感光体ドラム４３が
矢印方向に回転され、帯電器と対向する位置で静電領域
が形成され、この静電領域に光学ユニット４２から出力
されるレーザ光により静電潜像が形成され、現像部と対
向する位置で静電潜像がトナー像に現像される。感光体
ドラム４３上のトナー像は、転写部４１と対向する位置
で記録紙に転写され、トナー像が転写された記録紙は定
着部４５で加熱されて定着される。

【００１８】記録紙は、それぞれサイズの異なる記録紙
が収納された複数の給紙カセット４６１から給紙ローラ
４６２によって引き出され、感光体ドラム４３まで給送
される。感光体ドラム４３でトナー像が転写された記録
紙は定着部４５を経由し、本体部２の排出口４９から搬
入口３１に記録紙が搬入され、記録紙搬送部３２によっ
て搬出口３９からスタックトレイ３８に記録紙が排出さ
れる（又は排出トレイ４８側に排出される）。スタック
トレイ３８は、搬出口３９から搬出された記録紙の集積
枚数に応じて図１の矢印方向に上下動可能とされてい
る。このようなコピー動作に必要な各部の動作は、複合
機１内のコピーコントローラ（後述）によって制御され
る。

【００１９】プリンタ動作を行う場合は、外部ＰＣ等か
ら複合機１内のプリンタコントローラ（後述）に印刷デ
ータ（画像データ）が入力され、光学ユニット４２で当
該印刷データに基づいて生成された変調信号をレーザ光
に変換して感光体ドラム４３に出力し、感光体ドラム４
３上に静電潜像が形成される。この後は、コピー動作と
同様の現像，転写，定着，記録紙搬送が行われる。この
プリンタ動作に必要な各部の動作はプリンタコントロー
ラによって制御される。

【００２０】ファクシミリ動作を行う場合は、スキャナ
５０によって読み取られた原稿画像のデータがファクシ
ミリ通信部（後述）を通じて電話回線から相手先ファク
シミリに送信される。このプリンタ動作に必要な各部の
動作はファクシミリコントローラ（後述）によって制御
される。

【００２１】スキャナ動作を行う場合は、スキャナ５０
によって読み取られた原稿画像のデータがネットワーク
Ｉ／Ｆ（後述）を介してネットワーク上のＰＣフォルダ
へ転送される。また、スキャナ５０によって読み取られ
た原稿画像は複合機１内に備えられているＨＤＤ（後
述）にも保管可能とされている。このＨＤＤに保管され
ているデータの内容はネットワークＩ／Ｆ（後述）を介
してネットワーク上のクライアントＰＣ等から確認で
き、また、ネットワーク上のＰＣフォルダへ転送するこ
ともできるようになっている。

【００２２】図２は複合機１の概略構成を示すブロック
図である。複合機１には、装置全体の動作制御を司る制
御部１０が備えられている。この制御部１０は、露光ラ
ンプ５１及びＣＣＤ５２からなるスキャナ５０，画像形
成部４４等を含む記録部４０，スキャナ５０で読み取ら
れた画像データが一時的入力保存される画像メモリ８，
スキャナ５０で読み取られた画像データが保存されるＨ
ＤＤ９が接続され、複合機１が実行可能な各々の機能を
制御するファクシミリコントローラ１１，スキャナコン
トローラ１２，コピーコントローラ１３，プリンタコン
トローラ１４が接続されている。なお、記録部４０内の
用紙搬送装置４６は、用紙搬送路中に設けられた搬送ロ
ーラ等の用紙搬送機構の総称である。

【００２３】ファクシミリコントローラ１１は、ファク
シミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、
ファクシミリ通信に必要にデータの調整を行うファクシ
ミリ通信部１１１が接続されている。このファクシミリ
通信部１１１は、ファクシミリ送信するデータを圧縮・
符号化し、ファクシミリ受信したデータを伸長・復号化
する符号化／復号化部と、圧縮・符号化された画像デー
タの音声信号への変調及びファクシミリ受信した信号
（音声信号）の画像データへの復調を行う変復調部と、
送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線１１
２の接続を制御するＮＣＵ（Network Control Unit）と
を有している。

【００２４】スキャナコントローラ１２は、スキャナ動
作に必要な各部の動作制御を行うものである。このスキ
ャナコントローラ１２には、ネットワークＩ／Ｆ１２１
が接続されており、ネットワーク上にあるＰＣ等に画像
データを送信することが可能とされている。

【００２５】コピーコントローラ１３は、コピー動作に
必要な各部の動作制御を行うものである。このコピーコ
ントローラ１３には、上述した操作パネル４７が接続さ
れている。

【００２６】プリンタコントローラ１４は、プリンタ動
作に必要な各部の動作制御を行うものである。このプリ
ンタコントローラ１４には、複数の信号線を用いて同時
に数ビットまとめてデータを送るパラレル伝送で外部機
器と接続するパラレルＩ／Ｆ１４１と、単一の信号線を
用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で外
部機器と接続するシリアルＩ／Ｆ１４２と、ネットワー
ク上のＰＣ等とデータ送受信するためのネットワークＩ
／Ｆ１４３とが接続されている。

【００２７】上記ファクシミリコントローラ１１，スキ
ャナコントローラ１２，コピーコントローラ１３及びプ
リンタコントローラ１４の内部構成について説明する。
図３は各コントローラの内部構成の概略を図示した図で
ある。この図３は本発明に係る特徴を説明するために必
要な構成を主に示している。上記ファクシミリコントロ
ーラ１１，スキャナコントローラ１２及びコピーコント
ローラ１３は、プリンタコントローラ１４が認識可能な
形式で印刷データ及びプリンタ制御コマンドを出力する
データ出力部（データ出力手段）１１５，１２５，１３
５をそれぞれ備えている。

【００２８】プリンタコントローラ１４は、データ出力
部１１５，１２５，１３５からの印刷データ及びプリン
タ制御コマンドを入力するための内部Ｉ／Ｆ（データ入
力手段）１４５を有している。この内部Ｉ／Ｆ１４５は
インタフェースバッファ１４６に接続されており、デー
タ出力部１１５，１２５，１３５から内部Ｉ／Ｆ１４５
に送られてきた印刷データ及びプリンタ制御コマンドは
インタフェースバッファ１４６に入力され、他のＩ／Ｆ
からの印刷実行中など即座に処理できない場合には、一
時的に保存されるようになっている。なお、インタフェ
ースバッファ１４６には、パラレルＩ／Ｆ１４１，シリ
アルＩ／Ｆ１４２及びネットワークＩ／Ｆ１４３を介し
て外部機器から入力された印刷データ等も同様に一時的
に保存される。

【００２９】更にプリンタコントローラ１４には、印刷
を行うためのフォントデータがＲＯＭ１４７に記憶され
ている。これにより、外部ＰＣ等から印刷データとして
文字コードのみのデータが入力されても文字コードに合
わせたフォントを読み出して文字が印刷可能とされてい
る。また、プリンタコントローラ１４には、プリンタコ
ントローラ１４固有のプリンタＨＤＤ１４８が備えられ
ている。このプリンタＨＤＤ１４８には、ネットワーク
Ｉ／Ｆ１４３を介して外部機器から入力された印刷デー
タ等の保存が可能である。プリンタコントローラ１４内
の各部の動作制御はプリンタ制御部１４９によって行わ
れる。

【００３０】上記構成でなる複合機１では、ファクシミ
リ機能，スキャナ機能及びコピー機能の各部門の上記ス
テータス印刷を行う場合、当該ステータス印刷に必要な
印刷データが、ファクシミリコントローラ１１，スキャ
ナコントローラ１２，コピーコントローラ１３のデータ
出力部１１５，１２５，１３５から、プリンタコントロ
ーラ１４が認識可能な形式で（例えば、プリンタ言語化
されて）、プリンタコントローラ１４に出力される。当
該印刷データが内部Ｉ／Ｆ１４５からプリンタコントロ
ーラ１４に入力されると、この印刷データに基づいてＲ
ＯＭ１４７からフォントデータを読み出し、光学ユニッ
ト４２及び画像形成部４４によって印刷が行われる。こ
のようにファクシミリ機能等のステータス印刷を行う場
合、プリンタコントローラ１４が標準的に有する機能を
利用して、フォントデータを加工して印刷することが可
能であるため、ファクシミリ機能等についてのステータ
ス印刷を文字の大きさ変更等の加工を行った上で行うこ
とも可能である。

【００３１】このように、本実施形態に係る複合機１で
は、ファクシミリコントローラ１１，スキャナコントロ
ーラ１２，コピーコントローラ１３がプリンタコントロ
ーラ１４内のＲＯＭ１４７に保存されているフォントデ
ータを利用してステータス印刷を行うことができるの
で、各コントローラ毎に大量のフォントデータを有して
いなくても、プリンタ用のフォントデータを利用して上
記部門管理集計データ等を綺麗な文字フォントで印刷す
ることができる。

【００３２】また、プリンタコントローラ１４は、ファ
クシミリコントローラ１１，スキャナコントローラ１
２，コピーコントローラ１３のデータ出力部１１５，１
２５，１３５から出力されるプリンタ制御コマンドに従
ってプリンタ機能を実行するようになっている。これに
より、例えば、スキャナ５０が読み取った画像データを
プリンタ言語化してプリンタコントローラ１４に出力
し、この印刷データにプリンタ制御コマンドを付与して
おくことによって、プリンタＨＤＤ１４８にスキャナ５
０が読み取った画像データを保存することが可能であ
る。また、スキャナ５０が読み取った画像データと、プ
リンタコントローラ１４に外部から入力される印刷デー
タとを合成して印刷を行うこと等も可能になる。この操
作に必要な指示は上記操作パネル４７（表示装置４７
１）からでも入力可能とされている。

【００３３】また、プリンタコントローラ１４は、操作
パネル４７の表示装置４７１から入力されるプリンタ制
御コマンドに従って印刷動作を実行するようになってい
る。これにより、メンテナンス時に印刷領域の確認等の
ためにテスト印刷を行う場合、プリンタコントローラ１
４のパラレルＩ／Ｆ１４１等にＰＣ等を接続してプリン
タ制御コマンドやプリンタ言語を外部から入力しなくて
も、操作パネル４７からの指示のみで所望の印刷を行わ
せることができる。

【００３４】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、複合機１は、ＨＤＤ９及びプリンタＨＤＤ１４
８の２つのＨＤＤを有しているが、プリンタＨＤＤ１４
８のみを備える構成としてもよい。この場合でも、プリ
ンタコントローラ１４のネットワークＩ／Ｆ１４３を介
してネットワーク上のＰＣ等から複合機１に保存されて
いる文書データを確認することは可能である。また、上
記実施形態では、操作パネル４７はコピーコントローラ
１３に接続されているが、制御部１０に接続された構成
としてもよい。

【００３５】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、プリンタ
コントローラは、他の機能を制御するコントローラから
送られてくる印刷データに基づいて、自らが所有してい
るフォントデータを用いた印刷を行うため、プリンタ機
能以外の各機能についてのメンテナンスモードの設定
値、紙詰まり・サービスコール発生回数、及び部門管理
集計データ等の自己管理用の情報を、プリンタコントロ
ーラのフォントデータを使用て印刷することが可能とな
る。これにより、プリンタ機能以外の各機能について、
各機能のコントローラ毎に大量のフォントデータを有し
ていなくても上記部門管理集計データ等を綺麗な文字フ
ォントで印刷することができる。また、プリンタコント
ローラでフォントデータを加工して印刷することが可能
であるため、プリンタ機能以外の各機能についての上記
部門管理集計データ等を、文字の大きさ変更等の加工を
行った上で印刷することができる。

【００３６】また、データ出力手段からプリンタ制御コ
マンドの出力を可能とし、プリンタコントローラが当該
プリンタ制御コマンドに従ってプリンタ機能を制御する
ように構成した場合は、他の機能を制御するコントロー
ラから送られてくるプリンタ制御コマンドによってプリ
ンタ機能を実行することができる。これにより、例え
ば、スキャナが読み取った画像データをプリンタコント
ローラが認識可能な形式とし、この画像データにプリン
タ制御コマンドを付与してプリンタコントローラに送る
ことによって、スキャナが読み取った画像データをプリ
ンタコントローラ内のプリンタ専用ＨＤＤに保存するこ
と等が可能となり、画像形成装置内に各機能毎に備えら
れている機構を共有して有効活用することができる。さ
らに、スキャナが読み取った画像データと、プリントコ
ントローラに外部から入力される印字データとを合成し
て印刷を行わせること等も可能になる。

【００３７】また、プリンタ制御コマンドを含む操作指
示がユーザによって入力可能とされた操作指示入力手段
を更に備え、プリンタコントローラが当該プリンタ制御
コマンドに従って印刷及びプリンタ機能の制御を行わせ
るように構成した場合は、操作指示入力手段から直接プ
リンタ制御コマンドを入力してプリンタコントローラに
よる印刷及びプリンタ機能の制御を実行することができ
るので、プリンタコントローラの外部インタフェイスに
ＰＣ等を接続してプリンタ制御コマンドを外部から入力
しなくても、印刷領域の確認等のためにテスト印刷を行
う等のメンテナンス作業等を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像形成装置の一例であるディジ
タル複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。

【図２】本発明に係るディジタル複合機の概略構成を示
すブロック図である。

【図３】各コントローラの内部構成の概略を図示した図
である。

【符号の説明】

１ 複合機 １１ ファクシミリコントローラ １１５ データ出力部 １２ スキャナコントローラ １２５ データ出力部 １３ コピーコントローラ １３５ データ出力部 １４ プリンタコントローラ １２１ ネットワークＩ／Ｆ １４１ パラレルＩ／Ｆ １４２ シリアルＩ／Ｆ １４３ ネットワークＩ／Ｆ １４５ 内部Ｉ／Ｆ １４８ プリンタＨＤＤ ４７ 操作パネル ４７１ 表示装置 ５０ スキャナ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくともコピー及びプリンタ機能を含
   む複合機能が実行可能とされた画像形成装置において、 プリンタ機能以外の機能を制御するコントローラは、プ
   リンタ機能を制御するプリンタコントローラが認識可能
   な形式の印刷データを出力するデータ出力手段を有し、 プリンタ機能を制御するプリンタコントローラは、フォ
   ントデータが記憶されたフォントデータ記憶手段と、前
   記プリンタ機能以外の機能を制御するコントローラのデ
   ータ出力手段からの印刷データが入力されるデータ入力
   手段とを備え、当該印刷データに対応するフォントデー
   タをフォントデータ記憶手段から読み出して印刷を行わ
   せることを特徴とする画像形成装置。
2. 【請求項２】 前記データ出力手段はプリンタ制御コマ
   ンドの出力が可能であり、 前記プリンタコントローラは、前記データ出力手段から
   前記データ入力手段に入力されるプリンタ制御コマンド
   に従ってプリンタ機能を制御することを特徴とする請求
   項１に記載の画像形成装置。
3. 【請求項３】 プリンタ制御コマンドを含む操作指示が
   ユーザによって入力可能とされた操作指示入力手段を更
   に備え、 前記プリンタコントローラは、前記操作指示入力手段か
   ら入力されたプリンタ制御コマンドに従って印刷及びプ
   リンタ機能を制御させることを特徴とする請求項１又は
   請求項２に記載の画像形成装置。