JP2009031356A - 自動合焦装置、自動合焦制御方法 - Google Patents

自動合焦装置、自動合焦制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コントラストAFを考慮していない構成の撮影光学系の自動合焦も行うことができる、縮小光学系を備えた自動合焦装置等を提供する。
【解決手段】カメラ本体1に着脱可能な交換レンズ2と、交換レンズ2の光路上後方に配置され光学像を再結像することなく縮小する縮小光学系11と、縮小光学系11の光路上後方に配置された撮像素子13と、縮小光学系11を光軸に沿って複数位置に移動させ撮像素子13からの画像信号のコントラスト成分に基づき合焦状態を検出するフォーカス制御部14と、検出された合焦状態に基づいて交換レンズ2を駆動し合焦動作を行わせるように制御するカメラマイクロコンピュータ18と、を備えた自動合焦装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影光学系により結像されようとする光学像を再結像することなく縮小する縮小光学系を備えた自動合焦装置と、その自動合焦制御方法と、に関する。
撮影光学系を介して被写体光像を撮像素子等に結像する際に、狙いの被写体に合焦が行われるように自動調整する自動合焦装置は、従来より種々のものが提案されている。このような自動合焦装置に用いられる技術としては、例えば、位相差AFとコントラストAF(いわゆる山登りAF)とが挙げられる。
ここに、位相差AFは、セパレータレンズを用いて2つの像を形成し、これら2つの像同士の間隔を測定して前ピンまたは後ピンの何れであるかとその合焦位置からのずれ量とを検出するAF方式である。
また、コントラストAFは、撮像素子から得られる画像データから高周波成分を抽出し、抽出された高周波成分が撮像素子に結像されている被写体像のコントラストを表す量であるとして、レンズを移動させながらコントラストを検出し、検出されるコントラストが最も高い位置を探索して、そのピーク位置を合焦位置であるとするAF方式である。
ところで、例えば特開2000−121932号公報には、マスターレンズの光学像を再結像することなく縮小する縮小光学系が開示されている。このような縮小光学系を用いると、マスターレンズにより結像される光学像よりも小さい光学像が得られるために、縮小光学系を使用しない場合よりも小さい撮像素子を使用することが可能となり、撮像装置を安価に構成することができるという利点がある。
特開2000−121932号公報
上記特開2000−121932号公報に記載されたような光学系においてAFを行うことを考えたときに、位相差AFを行うことはできない。なぜならば、該公報の図1〜図3に示されているように、縮小光学系はローパスフィルタの直前に配置されているが、この位置は通常の一眼レフレックスタイプのカメラにおいてミラーボックスが配置されている位置であるために、クイックリターンミラーを配置することができず、撮影光束を位相差AFを行うAFセンサ側へ分配することができないからである。
従って、このような光学系においてAFを行う場合には、コントラストAFが候補に挙げられることになる。しかし、AF方式として位相差AFが採用されていることが多い銀塩一眼レフレックスカメラに用いられる交換レンズは、オーバー無限大やオーバー至近への駆動を考慮したものとはなっていないために、合焦位置の前後にレンズを駆動する必要があるコントラストAFにそのまま使用しようとしても、制約が生じてしまうことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コントラストAFを考慮していない構成の撮影光学系の自動合焦も行うことができる、縮小光学系を備えた自動合焦装置と、その自動合焦制御方法と、を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、第1の発明による自動合焦装置は、光学像を結像するためのものであってカメラ本体に対して着脱可能な撮影光学系と、上記撮影光学系の光路上後方に配置され該撮影光学系により結像されようとする光学像を再結像することなく縮小するように機能するものであり1以上のレンズを含むレンズ群として構成された縮小光学系と、上記縮小光学系の光路上後方に配置され該縮小光学系により縮小された光学像を光電変換して画像信号を出力する撮像素子と、上記縮小光学系を構成するレンズ群の全部または一部を上記撮影光学系の光軸に沿って前後に移動させるための縮小光学系駆動部と、上記撮像素子から出力された画像信号に基づき上記撮像素子の撮像面における合焦状態を検出する合焦状態検出部と、上記合焦状態検出部により検出された合焦状態に基づいて上記撮影光学系を駆動し合焦動作を行わせるように制御する合焦駆動制御部と、を具備したものである。
また、第2の発明による自動合焦装置は、上記第1の発明による自動合焦装置において、上記撮影光学系は、1以上のレンズを含むレンズ群として構成されたものであり、上記合焦状態検出部は、上記撮影光学系の光軸に沿って前後に移動された上記縮小光学系を構成するレンズ群の全部または一部の複数位置において撮像して得られた複数の画像データのコントラスト成分に基づいて上記縮小光学系による上記光学像の結像位置と上記撮像面との相対的な位置関係を検出するものであり、上記合焦駆動制御部は、上記合焦状態検出部による検出結果に基づいて上記撮影光学系を構成するレンズ群の一部または全部を駆動して合焦動作を行わせるように制御するものである。
さらに、第3の発明による自動合焦装置は、上記第2の発明による自動合焦装置において、上記撮影光学系の光路上の上記縮小光学系と上記撮像素子との間に配設され該撮像素子への露光時間を調節するためのメカニカルシャッタをさらに具備し、上記合焦状態検出部は、合焦調節時には上記メカニカルシャッタを開放にして上記縮小光学系が該メカニカルシャッタ内に移動するのを許可し、本撮影時には該縮小光学系を該メカニカルシャッタ外に退避させるようにさらに制御するものである。
第4の発明による自動合焦制御方法は、光学像を結像するためのものであってカメラ本体に対して着脱可能な撮影光学系と、上記撮影光学系の光路上後方に配置され該撮影光学系により結像されようとする光学像を再結像することなく縮小するように機能するものであり1以上のレンズを含むレンズ群として構成された縮小光学系と、上記縮小光学系の光路上後方に配置され該縮小光学系により縮小された光学像を光電変換して画像信号を出力する撮像素子と、を備えた自動合焦装置の自動合焦制御方法であって、上記縮小光学系を構成するレンズ群の全部または一部を上記撮影光学系の光軸に沿って前後に移動させる縮小光学系駆動ステップと、上記撮像素子から出力された画像信号に基づき上記撮像素子の撮像面における合焦状態を検出する合焦状態検出ステップと、上記合焦状態検出部により検出された合焦状態に基づいて上記撮影光学系を駆動し合焦動作を行わせるように制御する合焦駆動制御ステップと、を有する方法である。
本発明の自動合焦装置とその自動合焦制御方法によれば、コントラストAFを考慮していない構成の撮影光学系の自動合焦も行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図15は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は自動合焦装置が適用される撮像装置の構成を示すブロック図である。
この撮像装置は、カメラ本体1と、このカメラ本体1に対して着脱可能な撮影光学系たる交換レンズ2と、を備えている。
交換レンズ2は、焦点距離を調節する機能を備えたズームレンズ5と、焦点位置を調節する機能を備えたフォーカスレンズ6と、これらズームレンズ5およびフォーカスレンズ6のレンズ位置等の情報を取得すると共に制御を行うレンズマイクロコンピュータ7と、を備えている。
カメラ本体1は、縮小光学系11と、シャッタ12と、撮像素子13と、フォーカス制御部14と、画像処理部15と、表示部16と、記録部17と、カメラマイクロコンピュータ18と、を備えており、例えば電子カメラとして構成された本体となっている。
縮小光学系11は、交換レンズ2がカメラ本体1に装着された際に、この交換レンズ2の光路上後方に配置されるようにカメラ本体1内に設けられたものである。この縮小光学系11は、交換レンズ2により結像されようとする光学像を再結像することなく縮小するように機能するものであり、後で実施例を挙げて説明するように、1以上のレンズを含むレンズ群として構成されている。
シャッタ12は、交換レンズ2の光路上の縮小光学系11と撮像素子13との間に配設され、撮像素子13への露光時間を調節するためのメカニカルシャッタ(一例を挙げればフォーカルプレーンシャッタ)として構成されたものである。
撮像素子13は、縮小光学系11の光路上後方に配置され、この縮小光学系11により縮小された光学像を光電変換して画像信号を出力するものである。
フォーカス制御部14は、合焦調節時に縮小光学系11を構成するレンズ群の全部または一部を交換レンズ2の光軸に沿って前後に移動させ、複数の位置において撮像素子13から出力された複数の画像信号に基づき、この撮像素子13の撮像面における合焦状態をAF評価値として検出するものであり、縮小光学系駆動部と合焦状態検出部とを兼ねたものとなっている。なお、縮小光学系11はパワーを有しているために、縮小光学系11が光軸方向に移動すると、焦点位置も移動するようになっている。
画像処理部15は、撮像素子13から得られた画像データに画素補間処理やホワイトバランス調整処理、ノイズ除去処理、階調変換処理、画素数変換処理、圧縮処理などの各種の画像処理を施して、表示用の画像データや記録用の画像データを生成するものである。
表示部16は、画像処理部15により生成された表示用の画像データに基づき画像を表示するものであり、例えばLCD等の表示デバイスを含んで構成されている。
記録部17は、画像処理部15により生成された記録用の画像データをメモリカード等の記録媒体に記録して保存するものである。
カメラマイクロコンピュータ18は、カメラ本体1内の各部を制御する制御部である。このカメラマイクロコンピュータ18は、フォーカス制御部14により検出されたAF評価値に基づいて、交換レンズ2のレンズマイクロコンピュータ7と通信を行い、交換レンズ2を駆動して合焦動作を行わせるように制御する合焦駆動制御部を兼ねたものとなっている。
なお、この撮像装置は、一眼レフレックスカメラにおけるミラーボックスの位置に縮小光学系11が配設されているものであるために、一眼レフレックスタイプの光学ファインダは備えていない。そこで、この撮像装置においては、表示部16を介したライブビューにより被写体を観察しながら構図を確認し、撮像を行うようになっている。
次に、図2は、ワンショットAFにおける撮像装置の作用を示すフローチャートである。
この処理を開始すると、ライブビューの開始が指示される(ステップS1)。
このライブビューは、撮像素子13からの画像データに基づき行われるものであるために、シャッタ12を開く(ステップS2)。
そして、撮像素子13による撮像を開始する。このときには、フォーカス制御部14によるAF評価値の取得も合わせて行う(ステップS3)。
そして、2段スイッチでなるレリーズボタンの1段目が押圧され、ファーストレリーズが行われたか否かを判定する(ステップS4)。
ここで、ファーストレリーズがまだ行われていないと判定された場合には、行われるまでファーストレリーズの検出を繰り返して行う。
一方、ステップS4においてファーストレリーズが行われたと判定された場合には、フォーカス制御部14が縮小光学系11を光軸方向に移動開始する(ステップS5)。上述したステップS2においてシャッタ12を開放にしているために、この縮小光学系11の光軸方向への移動の際には、縮小光学系11は、フォーカス制御部14の制御に基づき、シャッタ12内に移動するのを許可されている。
そして、フォーカス制御部14は、撮像素子13からの画像データに基づき、縮小光学系11の光軸方向の複数点位置において、AF評価値を取得する(ステップS6)。すなわち、フォーカス制御部14は、縮小光学系11を交換レンズ2の光軸に沿って前後に移動し、光軸上の複数位置において撮像して得られた複数の画像データのコントラスト成分に基づいて、縮小光学系11による光学像の結像位置と撮像面との相対的な位置関係を検出し、AF評価値を取得する。
続いて、取得されたAF評価値に基づいて、フォーカスレンズ6を略合焦位置に移動するためには、このフォーカスレンズ6を何れの方向(光軸に沿った前方側または後方側)に、およそどれだけの量だけ移動させれば良いかの情報を検出することができたか否かを判定する(ステップS7)。
このステップS7において、まだ検出されない場合には、ステップS6へ戻ってAF評価値の取得を行う。
一方、ステップS7において検出された場合には、フォーカス制御部14は、縮小光学系11を所定の初期位置まで移動させてから停止させる(ステップS8)。この初期位置は、縮小光学系11がシャッタ12外に退避した位置、つまりシャッタ12とは抵触しない位置となっている。従って、その後のセカンドレリーズ後に、本撮影のためにシャッタ12の開閉が行われても、縮小光学系11がシャッタ12と干渉することはない。
その後、カメラマイクロコンピュータ18は、フォーカス制御部14により検出された移動方向および移動量に基づいて、レンズマイクロコンピュータ7を介してフォーカスレンズ6を駆動開始する(ステップS9)。なお、ここではおおまかな合焦位置が既に分かっているために、フォーカスレンズ6を合焦位置へ向けて高速に移動することができる。
そして、フォーカスレンズ6を移動しながら、フォーカス制御部14はAF評価値の取得を所定時間間隔で次々と行う(ステップS10)。
続いて、カメラマイクロコンピュータ18は、フォーカス制御部14から時々刻々と得られるAF評価値に基づいて、コントラストAF、つまりいわゆる山登りAFを行い、合焦点の近傍に至ったか否かを検出する(ステップS11)。ここに、コントラストAFは、上述したように、撮像素子から得られる画像データから高周波成分を抽出し、抽出された高周波成分が撮像素子に結像されている被写体像のコントラストを表す量であるとして、レンズを移動させながらコントラストを検出し、検出されるコントラストが最も高い位置を探索して、そのピーク位置を合焦位置であるとするAF方式である。
ここで、合焦点の近傍に至るまでは、フォーカスレンズ6を高速に移動しながら、ステップS10のAF評価値の取得を行う。
また、ステップS11において、合焦点の近傍に至ったと判定された場合には、フォーカスレンズ6を低速駆動に切り換えて移動させる(ステップS12)。
そして、上述したステップS10と同様に、フォーカスレンズ6を移動しながら、フォーカス制御部14はAF評価値の取得を所定時間間隔で次々と行う(ステップS13)。
続いて、カメラマイクロコンピュータ18は、フォーカス制御部14から時々刻々と得られるAF評価値に基づいて、コントラストAFを行い、合焦点に至ったか否かを検出する(ステップS14)。
ここで、合焦点に至るまでは、フォーカスレンズ6を低速に移動しながら、ステップS13のAF評価値の取得を行う。
また、ステップS14において、合焦点に至ったと判定された場合には、フォーカスレンズ6を停止させる(ステップS15)。
その後、2段スイッチでなるレリーズボタンの2段目が押圧され、セカンドレリーズが行われたか否かを判定する(ステップS16)。
ここで、セカンドレリーズが行われていないと判定された場合には、さらに、ファーストレリーズが解除されたか否かを判定する(ステップS17)。
ここで、ファーストレリーズが解除されたと判定された場合には、上述したステップS4へ戻って、次にファーストレリーズが行われるのを待機する。
また、ステップS17において、ファーストレリーズが解除されていないと判定された場合には、ステップS16へ戻って、セカンドレリーズの検出を繰り返して行う。
こうして、ステップS16においてセカンドレリーズが行われたと判定された場合には、本露光を行うに先立って、撮像素子13に蓄積された不要電荷等を排出するために、まずシャッタ12を閉じる(ステップS18)。
その後、シャッタを開いて本撮影を行い、露光時間が経過した後にシャッタを閉じて画像データを撮像素子13から出力し、画像処理部15により処理を行って、記録部17に記録すると共に、表示部16に表示する(ステップS19)。
こうして本撮影が終了したら、電源スイッチの状態や撮像装置のモードが撮影モードであるか再生モードであるか等のモードボタンの状態を検出することにより、撮影終了であるか否かを判定する(ステップS20)。
ここで、撮影終了でない場合には、上述したステップS2へ戻って、シャッタを開いて撮像を開始し、次にファーストレリーズが行われるのを待機する。
また、ステップS20において撮影終了であると判定された場合には、この処理を終了する。
続いて、図3は、コンティニュアスAFにおける撮像装置の作用を示すフローチャートである。この図3の処理において、上述した図2の処理と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略する。
コンティニュアスAFは、よく知られているように、ファーストレリーズがオンである間はオートフォーカスを継続的に行うものであり、動きがある被写体に対して用いられることが多いAFモードである。
従って、このコンティニュアスAFにおいては、ステップS14において合焦点が検出された後も、フォーカスレンズ6をその位置に直ちに停止させるステップS15の処理は行わず、そのままステップS16の処理へ進んでセカンドレリーズが行われたか否かを判定する。そして、セカンドレリーズが行われず、ファーストレリーズがオンのままである間は、ステップS13へ戻って合焦動作を継続して行う。
そして、ステップS16において、セカンドレリーズが行われたことを検出した後に、はじめてステップS15の処理を行ってフォーカスレンズ6を停止させる。
その後は、図2と同様に、ステップS18およびそれ以降の処理へ進む。
次に、上述したような撮影光学系および縮小光学系の実施例について説明する。
[実施例1]
図4から図9は撮影光学系および縮小光学系の実施例1を示したものであり、図4はワイド端無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図、図5は標準焦点距離の無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図、図6はテレ端無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図、図7はワイド端における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図、図8は標準焦点位置における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図、図9はテレ端における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図である。ここに、図7〜図9において、一点鎖線は波長435.84(nm)の光に係る収差を、点線は波長656.27(nm)の光に係る収差を、実線は波長587.56(nm)の光に係る収差を、それぞれ表している。
なお、図中においては、物体側から順にレンズにLi(i=1,2,3,…)の符号を付し、面番i(i=1,2,3,…)に対応する面を符号riにより表している。
この光学系は、主レンズ系としての撮影光学系Mと、縮小光学系Aと、シャッタSHと、光学ローパスフィルタLPFと、赤外カットフィルタIRとを、物体側から撮像素子13の撮像面IS側へ向けて順に配設して構成されている。
撮影光学系Mは、正のパワーを有する第1レンズ群Gr1と、負のパワーを有する第2レンズ群Gr2と、正のパワーを有する第3レンズ群Gr3と、正のパワーを有する第4レンズ群Gr4と、を有して構成されていて、第3レンズ群Gr3と第4レンズ群Gr4との間に絞りSが配設されている。第1レンズ群Gr1は、レンズL1〜L3を有し、光学面はr1〜r5である。第2レンズ群Gr2はレンズL4〜L7を有し、光学面はr6〜r13である。第3レンズ群Gr3はレンズL8〜L10を有し、光学面はr14〜r18である。絞りSの光学面はr19である。第4レンズ群Gr4はレンズL11〜L15を有し、光学面はr20〜r27である。
縮小光学系Aは、物体側から、両凸の正レンズL16、L16と接合された両凹の負レンズL17、非球面を有する物体側凸の正メニスカスレンズL18で構成され、光学面はr28〜r32である。
シャッタSHの光学面はr33,r34である。光学ローパスフィルタLPFの光学面はr35である。赤外カットフィルタIRの光学面はr36,r37である。ただし、光学面r33〜r37については、図面が煩雑になるのを避けるために図示を省略している。
また、以下の表1に示すレンズデータにおいては、Rが曲率半径、Dが軸上面間隔、Ndが屈折率、vdがアッベ数をそれぞれ表し、曲率半径にASPの文字を付した面は非球面であることを表している。
[表1]
面番 R D Nd vd
1 72.478 2.50 1.78472 25.68
2 43.701 5.84 1.60311 60.64
3 120.289 0.15
4 50.871 4.15 1.77250 49.60
5 116.574 D5
6 48.059 1.79 1.77250 49.60
7 11.994 5.96
8 402.032 1.31 1.72916 54.68
9 22.394 2.08
10 500.000 1.50 1.58213 59.38
11 31.403 ASP 1.87
12 32.588 3.64 1.84666 23.78
13 -56.554 D13
14 97.862 1.01 1.68893 31.07
15 14.964 4.48 1.51742 52.43
16 -77.798 0.71
17 -27.525 ASP 1.40 1.58213 59.38
18 -500.000 D18
19 絞り D19
20 18.374 5.94 1.51533 64.14
21 -516.779 ASP 0.28
22 38.905 1.45 1.74100 52.64
23 15.385 9.44 1.48749 70.23
24 -23.308 0.20
25 -278.157 1.15 1.80610 40.92
26 17.639 7.00 1.48749 70.23
27 -34.682 D27
28 12.800 6.50 1.81600 46.62
29 -280.000 0.90 1.68893 31.07
30 9.600 2.25
31 20.000 2.10 1.49700 81.54
32 58.000 ASP 2.72
33 ∞ 0.70
34 ∞ 0.40
35 ∞ 0.50 1.54200 77.40
36 ∞ 1.40 1.54771 62.84
37 ∞
なお、この表1におけるD5,D13,D18,D19,D27については、後でズームデータとして示される。
次に、面番11,17,21,32の各非球面の非球面係数は、次の表2に示すようになっている。ここに、A4,A6,A8,A10,A12は、それぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数を表し、Rは上述した曲率半径、kは円錐係数を表している。
[表2]
非球面係数
面番 R k
11 31.403 0.000
A4 A6 A8 A10 A12
-1.59167e-05 -4.17989e-08 -6.00836e-10 9.02919e-12 -5.95551e-14
面番 R k
17 -27.525 0.000
A4 A6 A8 A10 A12
2.20919e-05 6.95067e-08 -5.02249e-10 2.01464e-12 2.22828e-15
面番 R k
21 -516.779 0.000
A4 A6 A8 A10 A12
5.76661e-05 1.94040e-08 4.24227e-10 -5.56377e-12 1.96330e-14
面番 R k
32 58.000 0.000
A4 A6 A8
1.54000e-04 -2.20000e-07 5.40000e-08
さらに、ワイド端(Wide)、標準焦点位置(Std)、テレ端(tele)のズームデータは、次の表3に示すようになっている。
[表3]
ズームデータ
Wide Std tele
焦点距離 7.54 14.42 27.24
FNO. 1.46 1.64 1.84
画角2ω 73.55 41.79 22.98

D5 1.00 16.33 31.63
D13 7.94 3.70 1.46
D18 6.09 1.37 1.00
D19 10.45 6.44 1.00
D27 1.80 12.08 23.62
加えて、縮小光学系Aのレンズデータは、次の表4に示すようになっている。ここに、Fc感度は、縮小光学系Aの光軸方向への移動量に対する像面の移動量の比を示すものである。
[表4]
焦点距離 83.30 (mm)
Fc感度 0.55x
横倍率 0.67x
[実施例2]
図10から図15は撮影光学系および縮小光学系の実施例2を示したものであり、図10はワイド端無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図、図11は標準焦点距離の無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図、図12はテレ端無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図、図13はワイド端における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図、図14は標準焦点位置における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図、図15はテレ端における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図である。ここに、図13〜図15において、一点鎖線は波長435.84(nm)の光に係る収差を、点線は波長656.27(nm)の光に係る収差を、実線は波長587.56(nm)の光に係る収差を、それぞれ表している。
なお、図中に示した各符号は、上述した実施例1と同様である。また、図面が煩雑になるのを避けるために、光学面r33〜r39についての図示を省略しているのも、上述した実施例1と同様である。
この実施例2の光学系も、主レンズ系としての撮影光学系Mと、縮小光学系Aと、シャッタSHと、光学ローパスフィルタLPFと、赤外カットフィルタIRとを、物体側から撮像素子13の撮像面IS側へ向けて順に配設して構成されている。そして、撮影光学系Mのレンズ群構成や各レンズ構成、各光学面の符号は、実施例1と同様である。ただし、縮小光学系Aは、物体側から、物体側凸の正メニスカスレンズL16、L16と接合された物体側凸の負メニスカスレンズL17、非球面を有する物体側凸の正メニスカスレンズL18で構成され、光学面はr28〜r32である。
そして、この実施例2のレンズデータは、次の表5に示すようになっている。
[表5]
面番 R D Nd vd
1 72.478 2.50 1.78472 25.68
2 43.701 5.84 1.60311 60.64
3 120.289 0.15
4 50.871 4.15 1.77250 49.60
5 116.574 D5
6 48.059 1.79 1.77250 49.60
7 11.994 5.96
8 402.032 1.31 1.72916 54.68
9 22.394 2.08
10 500.000 1.50 1.58213 59.38
11 31.403 ASP 1.87
12 32.588 3.64 1.84666 23.78
13 -56.554 D13
14 97.862 1.01 1.68893 31.07
15 14.964 4.48 1.51742 52.43
16 -77.798 0.71
17 -27.525 ASP 1.40 1.58213 59.38
18 -500.000 D18
19 絞り D19
20 18.374 5.94 1.51533 64.14
21 -516.779 ASP 0.28
22 38.905 1.45 1.74100 52.64
23 15.385 9.44 1.48749 70.23
24 -23.308 0.20
25 -278.157 1.15 1.80610 40.92
26 17.639 7.00 1.48749 70.23
27 -34.682 D27
28 21.100 6.03 1.77250 49.60
29 50.000 1.61 1.63980 34.46
30 14.600 3.18
31 29.300 3.74 1.49700 81.54
32 88.500 ASP 5.00
33 ∞ 0.70
34 ∞ 0.40
35 ∞ 0.50 1.54200 77.40
36 ∞ 2.80 1.54771 62.84
37 ∞
次に、面番11,17,21,32の各非球面の非球面係数は、表6に示すようになっている。
[表6]
非球面係数
面番 R k
11 31.403 0.000
A4 A6 A8 A10 A12
-1.59167e-05 -4.17989e-08 -6.00836e-10 9.02919e-12 -5.95551e-14
面番 R k
17 -27.525 0.000
A4 A6 A8 A10 A12
2.20919e-05 6.95067e-08 -5.02249e-10 2.01464e-12 2.22828e-15
面番 R k
21 -516.779 0.000
A4 A6 A8 A10 A12
5.76661e-05 1.94040e-08 4.24227e-10 -5.56377e-12 1.96330e-14
面番 R k
32 88.500 0.000
A4 A6
-8.00000e-06 1.50000e-09
さらに、ワイド端(Wide)、標準焦点位置(Std)、テレ端(tele)のズームデータは、次の表7に示すようになっている。
[表7]
ズームデータ
Wide Std tele
焦点距離 10.99 21.01 39.71
FNO. 2.13 2.40 2.67
画角2ω 75.47 43.21 23.83

D5 1.00 16.33 31.63
D13 7.94 3.70 1.46
D18 6.09 1.37 1.00
D19 10.45 6.44 1.00
D27 4.89 15.17 26.71
加えて、縮小光学系Aのレンズデータは、次の表8に示すようになっている。ここに、Fc感度は、上述したように、縮小光学系Aの光軸方向への移動量に対する像面の移動量の比を示すものである。
[表8]
焦点距離 43.27 (mm)
Fc感度 0.74x
横倍率 0.51x
なお、上述した実施例1,2においては、縮小光学系Aは1つのレンズ群として構成されていて、この1つのレンズ群が一体で光軸方向に移動するようになっていたが、これに限らず、複数のレンズ群により構成して、一部のレンズ群のみが光軸方向に移動するように構成しても構わない。
また、上述した実施例1,2に示したような光学系における縮小光学系A(縮小光学系11)は、撮像面IS側(撮像素子13側)へ最大に移動させると、メカニカルシャッタで構成されるシャッタSH(シャッタ12)のシャッタ幕と干渉する位置に至るように構成されている。
しかし、コントラストAFを行う場合には、シャッタSHは開放されている必要がある。従って、縮小光学系Aを開放された状態のシャッタ幕内に入り込むように構成することにより、縮小光学系Aのより大きな移動幅を確保することができるようになっている。
すなわち上述したように、合焦状態検出部であるフォーカス制御部14は、合焦調節時には、シャッタ12のシャッタ幕を開放にして縮小光学系11がシャッタ12内に移動するのを許可するように制御するようになっている。さらに、フォーカス制御部14は、本撮影時には、縮小光学系11をシャッタ12外に退避させるようにさらに制御するようになっている。
このように、シャッタ12が開放されているときに、縮小光学系11をシャッタ幕と干渉する位置まで駆動し得るように構成したために、縮小光学系の移動によるピント面の移動を大きくすることができるために、設計の自由度が増し、カメラ本体1の小型化、高性能化を図ることが可能となる。
また、上述した縮小光学系11は、焦点位置が遠距離側であるかまたは近距離側であるかを判定し、さらに遠距離側または近距離側にどの程度フォーカスレンズ6を移動させたら良いかを判定するために移動されるために、バックラッシがなるべく小さく、かつレスポンス性が高いことが望ましい。そこで、縮小光学系11を光軸方向に駆動するための駆動源として、例えば、圧電素子等を用いることも考えられる。
さらに、上述では、縮小光学系11をカメラ本体1の内部に配置したが、必ずしもこの構成に限定されるものではなく、カメラ本体1と交換レンズ2との間に介在させて配置するように(例えば、中間リング等と同様の装着方式となるように)構成しても構わない。
このような実施形態1によれば、撮影光学系を駆動することなく、小型に構成することが可能な縮小光学系を駆動して合焦状態を検出し合焦方向の判定を行うことが可能となるために、合焦動作を高速化することが可能となる。
また、撮影光学系による光学像を縮小光学系により縮小して撮像面に結像するようにしたために、例えば銀塩カメラに使用していた交換レンズを、この銀塩カメラの撮影フォーマットよりも撮像面の面積が小さいCCDを搭載したデジタルカメラにも、撮影される被写体範囲をほぼ変更することなく使用することが可能になる。
このような既存の交換レンズを面積が小さいCCDを搭載したデジタルカメラに使用するケースでは、縮小光学系をカメラ本体側に配置することが考えられるが、このときの配置は撮像素子の前面側であるために、例えば一眼レフレックスカメラにおいてはミラーボックスの位置に配置することになる。このときには、ミラーボックスを設けることができなくなり、光学式の一眼レフレックスファインダを使用することができない反面、ミラーボックスを設けないことにより、カメラを小型化することができると共に、安価に構成することが可能となる利点がある。
さらに、縮小光学系を用いると、光束が収束されるために、光が集光されることになり、交換レンズ2の元々のF値よりもF値が小さくなる(つまり、明るいレンズになる)という利点もある。
このように、コントラストAFを考慮していない構成の交換レンズを使用した場合にも自動合焦が可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本発明は、撮影光学系により結像されようとする光学像を再結像することなく縮小する縮小光学系を備えた自動合焦装置と、その自動合焦制御方法と、に好適に利用することができる。
本発明の実施形態1の自動合焦装置が適用される撮像装置の構成を示すブロック図。 上記実施形態1において、ワンショットAFにおける撮像装置の作用を示すフローチャート。 上記実施形態1において、コンティニュアスAFにおける撮像装置の作用を示すフローチャート。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例1において、ワイド端無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例1において、標準焦点距離の無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例1において、テレ端無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例1において、ワイド端における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例1において、標準焦点位置における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例1において、テレ端における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例2において、ワイド端無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例2において、標準焦点距離の無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例2において、テレ端無限遠における撮影光学系および縮小光学系の様子を光軸に沿って示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例2において、ワイド端における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例2において、標準焦点位置における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図。 上記実施形態1の撮影光学系および縮小光学系の実施例2において、テレ端における撮影光学系の(A)球面収差、(B)像面湾曲収差、(C)歪曲収差、(D)倍率色収差をそれぞれ示す図。
符号の説明
1…カメラ本体
2…交換レンズ(撮影光学系)
5…ズームレンズ
6…フォーカスレンズ
7…レンズマイクロコンピュータ
11…縮小光学系
12…シャッタ
13…撮像素子
14…フォーカス制御部(縮小光学系駆動部、合焦状態検出部)
15…画像処理部
16…表示部
17…記録部
18…カメラマイクロコンピュータ(合焦駆動制御部)
M…撮影光学系
A…縮小光学系
Gr1…第1レンズ群
Gr2…第2レンズ群
Gr3…第3レンズ群
Gr4…第4レンズ群
L1〜L18…レンズ
SH…シャッタ
LPF…光学ローパスフィルタ
IR…赤外カットフィルタ
IS…撮像面

Claims (4)

  1. 光学像を結像するためのものであって、カメラ本体に対して着脱可能な撮影光学系と、
    上記撮影光学系の光路上後方に配置され、該撮影光学系により結像されようとする光学像を再結像することなく縮小するように機能するものであり、1以上のレンズを含むレンズ群として構成された縮小光学系と、
    上記縮小光学系の光路上後方に配置され、該縮小光学系により縮小された光学像を光電変換して画像信号を出力する撮像素子と、
    上記縮小光学系を構成するレンズ群の全部または一部を上記撮影光学系の光軸に沿って前後に移動させるための縮小光学系駆動部と、
    上記撮像素子から出力された画像信号に基づき、上記撮像素子の撮像面における合焦状態を検出する合焦状態検出部と、
    上記合焦状態検出部により検出された合焦状態に基づいて上記撮影光学系を駆動し合焦動作を行わせるように制御する合焦駆動制御部と、
    を具備したことを特徴とする自動合焦装置。
  2. 上記撮影光学系は、1以上のレンズを含むレンズ群として構成されたものであり、
    上記合焦状態検出部は、上記撮影光学系の光軸に沿って前後に移動された上記縮小光学系を構成するレンズ群の全部または一部の複数位置において撮像して得られた複数の画像データのコントラスト成分に基づいて、上記縮小光学系による上記光学像の結像位置と上記撮像面との相対的な位置関係を検出するものであり、
    上記合焦駆動制御部は、上記合焦状態検出部による検出結果に基づいて、上記撮影光学系を構成するレンズ群の一部または全部を駆動して合焦動作を行わせるように制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の自動合焦装置。
  3. 上記撮影光学系の光路上の上記縮小光学系と上記撮像素子との間に配設され、該撮像素子への露光時間を調節するためのメカニカルシャッタをさらに具備し、
    上記合焦状態検出部は、合焦調節時には上記メカニカルシャッタを開放にして上記縮小光学系が該メカニカルシャッタ内に移動するのを許可し、本撮影時には該縮小光学系を該メカニカルシャッタ外に退避させるようにさらに制御するものであることを特徴とする請求項2に記載の自動合焦装置。
  4. 光学像を結像するためのものであってカメラ本体に対して着脱可能な撮影光学系と、上記撮影光学系の光路上後方に配置され該撮影光学系により結像されようとする光学像を再結像することなく縮小するように機能するものであり1以上のレンズを含むレンズ群として構成された縮小光学系と、上記縮小光学系の光路上後方に配置され該縮小光学系により縮小された光学像を光電変換して画像信号を出力する撮像素子と、を備えた自動合焦装置の自動合焦制御方法であって、
    上記縮小光学系を構成するレンズ群の全部または一部を上記撮影光学系の光軸に沿って前後に移動させる縮小光学系駆動ステップと、
    上記撮像素子から出力された画像信号に基づき上記撮像素子の撮像面における合焦状態を検出する合焦状態検出ステップと、
    上記合焦状態検出部により検出された合焦状態に基づいて上記撮影光学系を駆動し合焦動作を行わせるように制御する合焦駆動制御ステップと、
    を有することを特徴とする自動合焦制御方法。
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