JP2009030784A - ソレノイドバルブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ソレノイドバルブ10は弁本体11とガイド部12とを備える。スプール15を摺動自在に嵌挿した弁本体11には、スプール15の同軸上にソレノイドガイド23が螺着されている。ソレノイドガイド23の外周にはコイル部24のボビン34a,34b、コイルヨーク36a乃至36cが嵌挿され、該ソレノイドガイド23に螺着する緩み止めナット部材25によるねじの塑性変形により該緩み止めナット25の緩みを防止する。
【選択図】図1
Description
側蓋63の内周孔に内装されたコイルばね80は一端が側蓋63に係合し、他端がスプール65の一端(図5で右端)に装着されたプレート81に係合しており、一方、固定磁極71の内周に遊挿されたコイルばね82は一端(図5で左側)が固定磁極71に係合し、他端(図5で右端)がスプール65の他端(図5で左端)に装着されたスペーサ84を介してプレート83に係合している(例えば、特許文献1)。
しかしながら、ソレノイドバルブの設置場所の環境、例えば高温環境、振動環境等により止めナットが緩んでソレノイドに誤動作が生じ、ソレノイバルブの機能が確保されないという問題があった。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、ソレノイドガイド部材である耐圧管に嵌挿されたコイル部をねじ機構により固定する止めナットに代わって緩み機構を設けた緩み止めナット部材を使用することにより、高温環境、振動環境等においても誤動作が生じないソレノイバルブを提供することを目的とする。
前記弁本体に締結されたソレノイドガイド部材と、
前記ソレノイドガイド部材に嵌挿されたコイル部と、
前記コイル部を前記ソレノイドガイド部材に固定する緩み止めナット部材と、
を備えたソレノイドバルブにおいて、
前記緩み止めナット部材は軸心を中心にして対称の外側から雌ねじに部分的に切り欠く切り込みを2箇所形成し、該切り込みによって形成される押圧片の雌ねじを塑性変形させて緩みを防止することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記緩み止めナット部材は、雌ねじの外周に対称位置に円弧状の樹脂製のフリクションリング部材を装着し、該フリクションリング部材が雄ねじに係合して緩みを防止することを特徴とする。
本発明によれば、緩み機構を設けた緩み止めナットを使用することにより、高温環境、振動環境等においても、弁本体とコイル部本体との締結を確実にすることができ、かつ誤動作を防止することができるので、信頼性の高いソレノイバルブを提供することができる。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係るソレノイドバルブ10の概略構造を示す縦断面である。ソレノイドバルブ10は基本的には弁本体11とコイル部本体12とから構成されている。弁本体11はボディ13に穿設されたスプール孔14にスプール15が摺動自在に嵌挿されている。ボディ13の一側(図1で右側)にはスプール孔14を閉塞するプラグ16が螺着され、Oリングのシール部材17によりボディ13とプラグ16との間を液密にシールしている。ボディ13にはスプール孔14に接続する圧力供給源(図示しない)に連通する圧力ポート18、タンク(図示しない)に連通するタンクポート19a,19bが間隔をおいてスプール孔14の軸方向に設けられ、これらのポート18、19a,19bの間にスプール孔14に連通し油圧アクチュエータ(図示しない)に接続する流路20、21が設けられ、該タンクポート19a,19bは連通路22によって連通している。
ソレノイドガイド23は、一端部がボディ13にねじ結合すると共に、フランジ部28aが該ボディ13に係合し、かつ内部に段付孔28bを有する円筒形状のストッパ28と、一端が前記ストッパ28の他端に結合し他端が後述するプラグ30の一端に結合する薄肉円筒状のチューブ29と、一端が前記チューブ29の他端に結合する厚肉円筒状のプラグ30と、を備える。さらに、チューブ29内には、軸心方向に滑動する大径のプランジャ31が嵌挿され、該プランジャ31に小径の軸部31aが形成され、かつプラグ30に頭付ピン32が摺動自在に嵌挿されている。プラグ30と頭付ピン31とはOリングよりなるシール部材33により液密にシールされている。
さらに、前記緩み止めナット部材25は、該緩め止めナット部材25の軸心を中心にして対称の外側から雌ねじに部分的に切り欠く切り込み25aを2箇所形成し、該切り込み25aによって形成される押圧片26,27の雌ねじ(図示しない)を塑性変形させて緩みを防止している。
本発明に係るソレノイドバルブ10は、基本的には以上のように構成されているので、
コイル35a,35bの励磁によりプランジャ31を介してスプール15を矢印XまたはY方向に移動させても、コイル部本体12が緩み止めナット部材25の雌ねじの塑性変形により緩みを防止することができる。
12 コイル部本体 13 ボディ
23 ソレノイドガイド 24 コイル部
25、51 緩み止めナット部材 28 チューブ
30 プラグ 31 プランジャ
52 フリクションリング
Claims (2)
- スプールを摺動自在に嵌挿した弁本体と、
前記弁本体に締結されたソレノイドガイド部材と、
前記ソレノイドガイド部材に嵌挿されたコイル部と、
前記コイル部を前記ソレノイドガイド部材に固定する緩み止めナット部材と、
を備えたソレノイドバルブにおいて、
前記緩み止めナット部材は軸心を中心にして対称の外側から雌ねじに部分的に切り欠く切り込みを2箇所形成し、該切り込みによって形成される押圧片の雌ねじを塑性変形させて緩みを防止することを特徴とするソレノイドバルブ。 - 請求項1記載のソレノイドバルブにおいて、
前記緩み止めナット部材は、雌ねじの外周に対称位置に円弧状の樹脂製のフリクションリング部材を装着し、該フリクションリング部材が雄ねじに係合して緩みを防止することを特徴とするソレノイドバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007198228A JP2009030784A (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | ソレノイドバルブ |
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JP2007198228A JP2009030784A (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | ソレノイドバルブ |
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JP2007198228A Pending JP2009030784A (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | ソレノイドバルブ |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205463A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 株式会社不二越 | 電磁弁 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50100623A (ja) * | 1974-01-02 | 1975-08-09 | ||
JPS5642521U (ja) * | 1979-09-10 | 1981-04-18 | ||
JP2001003915A (ja) * | 1999-06-22 | 2001-01-09 | Nippon Baindaa Kogyo Kk | 弛み止めナット |
-
2007
- 2007-07-31 JP JP2007198228A patent/JP2009030784A/ja active Pending
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