JP2009030697A - 液体封入式防振装置の製造方法 - Google Patents

液体封入式防振装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体封入式防振装置の製造方法において、空気が液室内に残留しないようにする。
【解決手段】連結金具1、ゴム弾性体2、支持金具3、液室F、オリフィス盤4、オリフィス通路P、及びダイヤフラム5を備えたマウントワークWを製造する。ダイヤフラム5を内包するようにマウントワークWのダイヤフラム5側にキャップ部材9を被せる。マウントワークWにキャップ部材9を被せた状態でキャップ部材9内を真空引きすることによって、ダイヤフラム5をオリフィス盤本体40とは反対側に膨張させる。マウントワークWにキャップ部材9を被せかつダイヤフラム5が膨張した状態で、液室F内を真空引きする。液室F内を真空引きする工程の完了後に液室Fに液体を封入する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体封入式防振装置の製造方法に関するものである。
従来より、この種の防振装置としては自動車用のエンジンマウントが良く知られている。その基本的な構造は、被支持体であるエンジン側の連結金具と車体側の支持金具との間にゴム弾性体を介設し、このゴム弾性体の変形に伴い容積が変化するよう両金具間に液室を形成するとともに、この液室を受圧室及び平衡室に仕切り、さらに、それら受圧室及び平衡室を連通するオリフィス通路を設けたものである。このオリフィス通路を介して液体が流動することで、所定周波数域のエンジン振動を効果的に吸収し、減衰させることができる。
このような防振装置の製造工程では、例えば特許文献1に示すように、液室の内部を真空引きしてからそこに液体を封入するようにすることがある。
特開平4−78848号公報
ところで、平衡室を区画する壁の一部は、容積の変化を許容すべく通常、ゴム製のダイヤフラムによって形成されているが、前記のように液室の内部を真空引きすると、このダイヤフラムが平衡室の負圧によって仕切部材に吸い付けられるようになる。こうして吸い付けられるときにダイヤフラムは、その一部が袋状になったりして、仕切部材との間にエアポケットが形成され、空気の残留する一因となる。そうして液室内に空気が残留すると、損失係数(tanδ)が悪化したりするなど、完成したマウントの性能が低下する虞れがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空気が液室内に残留しないようにすることにある。
第1の発明は、被支持体側に連結される連結金具と、これをゴム弾性体を介して支持する支持金具と、そのゴム弾性体の変形に伴い容積が変化するように前記両金具間に形成された液室と、この液室の内部を受圧室及び平衡室に仕切る仕切部材と、それら受圧室及び平衡室を連通するオリフィス通路と、前記平衡室を区画するゴム製のダイヤフラムと、を備えた液体封入式防振装置の製造方法であって、前記連結金具、前記ゴム弾性体、前記支持金具、前記液室、前記仕切部材、前記オリフィス通路、及び前記ダイヤフラムを備えたワークを製造する工程と、前記ダイヤフラムを内包するように前記ワークのダイヤフラム側にキャップ部材を被せる工程と、前記ワークに前記キャップ部材を被せた状態で該キャップ部材内を真空引きすることによって、前記ダイヤフラムを前記仕切部材とは反対側に膨張させる工程と、前記ワークにキャップ部材を被せかつ前記ダイヤフラムが膨張した状態で、前記液室内を真空引きする工程と、前記液室内を真空引きする工程の完了後に前記液室に液体を封入する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
これにより、ダイヤフラムを内包するようにワークのダイヤフラム側にキャップ部材を被せた状態でキャップ部材内を真空引きすることによって、ダイヤフラムを仕切部材とは反対側に膨張させ、そして、ワークにキャップ部材を被せかつダイヤフラムが膨張した状態で、液室内を真空引きするので、液室内を真空引きする時にダイヤフラムが仕切部材に吸い付けられるのを抑えることができ、空気が液室内に残留しないようにすることができる。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記液室内を真空引きする工程は、前記キャップ部材内を真空引きする工程の開始後に開始することを特徴とするものである。
これにより、液室内を真空引きするのをキャップ部材内を真空引きするのを開始した後に開始するので、液室内を真空引きするのを開始する時にはダイヤフラムは既に仕切部材とは反対側に膨張している。このため、液室内を真空引きする時にダイヤフラムが仕切部材に吸い付けられるのを確実に抑えることができ、確かに空気が液室内に残留しないようにすることができる。
本発明によれば、ダイヤフラムを内包するようにワークのダイヤフラム側にキャップ部材を被せた状態でキャップ部材内を真空引きすることによって、ダイヤフラムを仕切部材とは反対側に膨張させ、そして、ワークにキャップ部材を被せかつダイヤフラムが膨張した状態で、液室内を真空引きするので、液室内を真空引きする時にダイヤフラムが仕切部材に吸い付けられるのを抑えることができ、空気が液室内に残留しないようにすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
−マウントの全体構成−
図1、2は、本発明に係る液体封入式の防振支持装置の一実施形態である自動車用エンジンマウントAを示し、このエンジンマウントAは、図示しない自動車のエンジン及び変速機(以下、両者をまとめてパワープラントという)と車体との間に介在されて、そのパワープラントの静荷重を支持するとともに、当該パワープラントからの振動を吸収し或いは減衰させて、車体への伝達を抑制する機能を有する。
この実施形態のエンジンマウントAは、図示しないブラケット等を介して被支持体であるパワープラントに取り付けられる概略円柱状の連結金具1と、これをゴム弾性体2を介して下方から支持する円筒状の支持金具3とを備え、この支持金具3の下側外周における自動車の前側及び後側(以下、単に前側、後側という)にそれぞれ溶接された一対の脚部30,30によって、車体フレームに固定されるようになっている。支持金具3は、後述するストッパ金具8とともにマウントAのケースとしても機能する。
図2に示すように、連結金具1は、軸線Z方向の中間部につば部10を有し、その下側には下方に向かってすぼんだテーパ部11が、また上側には軸部12が、それぞれ形成されている。軸部12の上端面にはパワープラント側のブラケットが取り付けられて、図示しないボルトがボルト穴12aに螺入される。図の例では、つば部10は軸線Zを中心とする円環状であり、その上面及び外周面に各々環状のストッパゴム6,7が設けられている。
さらに、連結金具1の内部には、ボルト穴12aの下端から下方に延びてテーパ部11の先端に開口するように通路13が形成されている。この通路13は、ボルト穴12aよりも小径で、上広がりのテーパ部を介してボルト穴12aに連通していて、後述のように液室Fに液体を供給する経路となる。尚、通路13の上端には鋼球等の封止材bが打ち込まれて、液室Fを封止している。
前記ゴム弾性体2は、その上部が連結金具1の下側のテーパ部11を覆って加硫接着され、そこから放射状に拡がりながら斜め下に向かって延びる厚肉の傘状部20と、この傘状部20の下端に連続して下方に延びる円筒部21とからなり、この円筒部21が支持金具3の内周に固定されている。すなわち、支持金具3は、図の例では内筒31と外筒32とからなる二重構造のものであり、その内筒31がゴム弾性体2の円筒部21に埋め込まれて一体化されるとともに、この円筒部21の外周面が外筒32の内周面に接着固定されている。
また、ゴム弾性体2の円筒部21は下側で内径が拡大されて、環状の段部が形成されており、この段部を受け部として下方からオリフィス盤4が嵌挿されるとともに、このオリフィス盤4を下方から覆うようにしてゴム製のダイヤフラム5が配設されている。ダイヤフラム5は、全体としては上方に開口する碗状であり、その開口縁を周回するように厚肉部50が形成されるとともに、補強部材51が埋め込まれている。こうして補強された厚肉部50は、オリフィス盤4の下面に液密に重ね合わされて、支持金具3の内筒31の下端に内向きに形成されたフランジによって下方からかしめられている。
また、ダイヤフラム5は、厚肉部50の内周側に連続して、オリフィス盤4の下面から略直角に離れる円筒状の周壁部52を備えており、その下縁には下凸に湾曲する環状のロール部53が連続している。このロール部53にて折り返されたダイヤフラム5の中央部54は常態で上すぼまりの円錐台状になっている。言い換えると、ダイヤフラム5は、常態では中央部54が上方に折り返されて断面略W字状をなし、その中央部54とそれを囲む環状のロール部53とが上下に反転することによって、容積が大幅に変化するものである。
そのように容積の変化するダイヤフラム5によって円筒部21の下端が閉じられ、ゴム弾性体2の内部には液体の封入される液室Fが形成されている。この液室Fは、オリフィス盤4によって上下に仕切られていて、その上側が受圧室f1になり、下側、即ちオリフィス盤4及びダイヤフラム5によって区画される部分が、平衡室f2になる。パワープラントからの振動が入力してゴム弾性体2が変形すると、主に受圧室f1の容積が変化し、液体がオリフィス通路Pを介して平衡室f2との間を流通する。この液体の流出入に伴い前記のようにダイヤフラム5が変形して、平衡室f2の容積が変化する(体積補償)。
オリフィス盤4は、金属製の本体部材40(仕切部材:以下、オリフィス盤本体40ともいう)と蓋部材41とが組合わされて、全体としては比較的厚肉の円盤状をなし、その内部にはゴム製の可動板42が収容されている。可動板42は、比較的周波数が高く振幅の小さなエンジン振動が入力したときに、この振動に同期して振動することで受圧室f1の液圧変動を吸収する。
すなわち、オリフィス盤本体40は、円形板の上面に円環状の立壁部40aが立設されてなり、その上に重ね合わされた蓋部材41との間に可動板42を収容している。この収容室を受圧室f1に連通させるよう蓋部材41には複数の貫通穴41a,41a,…が形成され、同様に、収容室を平衡室f2に連通させるようオリフィス盤本体40の相対的に内周寄りの範囲にも貫通穴40b,40b,…が形成されている。
また、立壁部40aの外周には、上方を蓋部材41によって囲まれて外周側に開口する溝部が概ね全周に亘って形成され、この溝部が外周側からゴム弾性体2の円筒部21によって囲まれることで、円環状のオリフィス通路Pが形成されている。オリフィス通路Pの一端は蓋部材41上面の開口部41bにて受圧室f1に臨み、他端はオリフィス盤本体40下面に開口する開口部(不図示)から平衡室f2に臨んでいる。オリフィス通路Pは、比較的低周波で振幅の大きな振動にチューニングされている。
一方、ゴム弾性体2の傘状部20等、マウントAの上側の部分を囲むように、支持金具3の上端にはその外筒32と略同径の円筒形状を有するストッパ金具8が取り付けられている。ストッパ金具8の下端には外側に張り出したフランジが形成され、このフランジがゴム弾性体2の円筒部21の上端に載置されて、その内部の内筒31の上端に外向きに形成されたフランジとともに、外筒32の上端に形成されたコ字状部によってかしめられている。
ストッパ金具8は、つば部10のストッパゴム7と当接することによって連結金具1の前後方向の相対変位を規制する。このストッパ金具8の上端には、連結金具1の軸部12を取り囲むように内周側に向かって延びるフランジが形成されており、このフランジの下面がつば部10上面のストッパゴム6に当接することによって、連結金具1の上方への変位を規制する。また、そのフランジの上面には、図示しないエンジン側のブラケットに当接して上方への移動が規制されるように、換言すれば、連結金具1の下方への相対変位を規制するように、ゴム層80が設けられている。
尚、図2においては、エンジンマウントAにパワープラントの静荷重が作用していない状態を示しており、つば部10上面のストッパゴム6とストッパ金具8上端のフランジとの隙間は小さいが、エンジンマウントAが自動車に取り付けられてパワープラントを支持し、その静荷重が加わる1G状態では、ゴム弾性体2が撓んで連結金具1が下方に変位するので、前記の隙間は大きくなる。
−マウントの製造工程−
上述の如き構成のマウントAの製造工程では、まず、連結金具1と、ゴム弾性体2と、支持金具3の内筒31とを加硫一体化成形して、オリフィス盤4をゴム弾性体2の円筒部21に嵌挿するとともに、ダイヤフラム5をオリフィス盤4を覆うように配設し、ダイヤフラム5の厚肉部50を内筒31によってかしめて、図3のように、支持金具3の外筒32やストッパ金具8の取り付けられていない、連結金具1、ゴム弾性体2、内筒31、液室F、オリフィス盤4、オリフィス通路P、及びダイヤフラム5を備えたマウントワークWを構成する。このマウントワークWをダイヤフラム5が上側になるように図示しない液封入装置にセットして連結金具1の軸部12にノズルを取り付ける。
次に、図4のように、ダイヤフラム5を内包するようにマウントワークWのダイヤフラム5側、つまり上側に有底円筒状のキャップ部材9(図5参照)を被せる。このキャップ部材9の側壁部には、キャップ部材9の内部と外部とを連通させるように1つの貫通穴90が形成されている。キャップ部材9の開口縁には環状の段部が形成されており、この段部が内筒31の上端(図2では下端)に内向きに形成されたフランジやダイヤフラム5の厚肉部50と隙間なく当接することによってキャップ部材9と内筒31及びダイヤフラム5との間をシールしている。そして、図6のように、マウントワークWをキャップ部材9で覆った状態で、図示しない真空ポンプにより貫通穴90を介してキャップ部材9とダイヤフラム5とに囲まれた密閉空間内の空気を強制的に排気する。このようにキャップ部材9内を真空引きすると、ダイヤフラム5がキャップ部材9内の負圧によってオリフィス盤本体40とは反対側、つまり上側に膨張して断面略U字状となる。
それから、キャップ部材9内を真空引きし続けることによってダイヤフラム5が膨らんだ状態で、真空ポンプによりノズル、ボルト穴12a及び通路13を介して液室F内の空気を強制的に排気する。このようにダイヤフラム5を広げたまま液室F内を真空引きすると、ダイヤフラム5はオリフィス盤本体40に吸い付けられず、オリフィス盤本体40との間にエアポケットが形成されない。
液室F内が所定の真空圧になったら、液室F内を真空引きするのを完了し、液室F内を真空引きしたのと同じノズルから液体を供給して液室Fに充填した後に、通路13にノズルから封止材b(図2参照)を打ち込んで封止する。この液体封入時もキャップ部材9内を真空引きし続けている。そして、キャップ部材9内を真空引きするのを完了し、液室Fに液体が封入されたマウントワークWからノズルやキャップ部材9を取り外してマウントワークWを液封入装置から取って離す。このマウントワークWに外筒32やストッパ金具8を取り付けてマウントAを完成させる。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、ダイヤフラム5を内包するようにマウントワークWのダイヤフラム5側にキャップ部材9を被せた状態でこのキャップ部材9内を真空引きすることによって、ダイヤフラム5をオリフィス盤本体40とは反対側に膨張させ、そして、マウントワークWにキャップ部材9を被せかつダイヤフラム5が膨張した状態で、液室F内を真空引きするので、液室F内を真空引きする時にダイヤフラム5が仕切部材に吸い付けられるのを抑えることができ、空気が液室F内に残留しないようにすることができる。
また、液室F内を真空引きするのをキャップ部材9内を真空引きするのを開始した後に開始するので、液室F内を真空引きするのを開始する時にはダイヤフラム5は既にオリフィス盤本体40とは反対側に膨張している。このため、液室F内を真空引きする時にダイヤフラム5がオリフィス盤本体40に吸い付けられるのを確実に抑えることができ、確かに空気が液室F内に残留しないようにすることができる。
常態にて断面略W字状をなすダイヤフラム5は、従来のように液室F内のみ真空引きすると、その構造上、オリフィス盤本体40との間にエアポケットが形成されやすい。このようなダイヤフラム5に対して、上述のような工程は効果的である。
(その他の実施形態)
前記実施形態では、液室F内を真空引きするのをキャップ部材9内を真空引きするのを開始した後に開始しているが、これに限らず、例えば、それらを同時に開始してもよい。但し、液室F内を真空引きしている時にダイヤフラム5が膨張している必要がある。また、確実に空気が液室F内に残留しないようにするためには、前者の方が望ましい。
前記実施形態では、キャップ部材9内を真空引きしながら液室F内を真空引きしているが、キャップ部材9内を真空引きしなくてもよい。但し、液室F内を真空引きしている時にダイヤフラム5が膨張している必要がある。また、確実に空気が液室F内に残留しないようにするためには、前者の方が望ましい。
前記実施形態では、キャップ部材9内を真空引きしながら液室Fに液体を封入しているが、この液体封入時にはキャップ部材9内を真空引きしなくてもよい。さらに、マウントワークWにキャップ部材9を被せたまま液室Fに液体を封入しているが、この液体封入時にはマウントワークWからキャップ部材9を取り外してもよい。
前記実施形態では、本発明の製造方法を前述したオリフィス盤本体40やダイヤフラム5に適用しているが、他の形状・構造のオリフィス盤本体40やダイヤフラム5にも適用できる。つまり、本発明の製造方法によれば、オリフィス盤本体40やダイヤフラム5が如何なる形状・構造であっても、空気が液室F内に残留しないようにすることができる。
以上説明したように、本発明にかかる液体封入式防振装置の製造方法は、空気が液室内に残留しないようにする用途等に適用できる。
本発明の実施形態に係るエンジンマウントの外観を示す斜視図である。 同液室等、内部の構造を縦断面で示す斜視図である。 製造過程のマウントワークの構造を縦断面で示す斜視図である。 製造過程のマウントワークの構造を縦断面で示す斜視図である。 キャップ部材の外観を示す斜視図である。 製造過程のマウントワークの構造を縦断面で示す斜視図である。
符号の説明
A エンジンマウント(液体封入式防振装置)
F 液室
f1 受圧室
f2 平衡室
P オリフィス通路
W マウントワーク
1 連結金具
2 ゴム弾性体
3 支持金具
4 オリフィス盤
40 本体部材(オリフィス盤本体:仕切部材)
5 ダイヤフラム
9 キャップ部材

Claims (2)

  1. 被支持体側に連結される連結金具と、これをゴム弾性体を介して支持する支持金具と、そのゴム弾性体の変形に伴い容積が変化するように前記両金具間に形成された液室と、この液室の内部を受圧室及び平衡室に仕切る仕切部材と、それら受圧室及び平衡室を連通するオリフィス通路と、前記平衡室を区画するゴム製のダイヤフラムと、を備えた液体封入式防振装置の製造方法であって、
    前記連結金具、前記ゴム弾性体、前記支持金具、前記液室、前記仕切部材、前記オリフィス通路、及び前記ダイヤフラムを備えたワークを製造する工程と、
    前記ダイヤフラムを内包するように前記ワークのダイヤフラム側にキャップ部材を被せる工程と、
    前記ワークに前記キャップ部材を被せた状態で該キャップ部材内を真空引きすることによって、前記ダイヤフラムを前記仕切部材とは反対側に膨張させる工程と、
    前記ワークにキャップ部材を被せかつ前記ダイヤフラムが膨張した状態で、前記液室内を真空引きする工程と、
    前記液室内を真空引きする工程の完了後に前記液室に液体を封入する工程と、を備えたことを特徴とする液体封入式防振装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の液体封入式防振装置の製造方法において、
    前記液室内を真空引きする工程は、前記キャップ部材内を真空引きする工程の開始後に開始することを特徴とする液体封入式防振装置の製造方法。
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