JP2009030693A - 作業車両の走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気式レギュレータの制御不能時に、車速が急上昇することを防止する。
【解決手段】コントローラ10からの信号によりレギュレータ14は、走行モード時にモータ最小押しのけ容積をストッパ15によって規定するモータ押しのけ容積qmin1に制御し、作業モード時にモータ最小押しのけ容積をモータ押しのけ容積qmin2(>qmin1)に制御する。レギュレータ14に制御電流を供給するための信号ライン14a,14bが断線すると、作業モード時のモータ最小押しのけ容積はqmin1となる。その際、エンジン制御部1aに制御信号を出力してエンジン回転速度の上限を所定値Nlimに低減し、車速の増加を抑制する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホイールローダなどの作業車両の走行制御装置に関する。
従来、ホイールローダのようにHST走行用回路を備えた作業車両において、走行負荷圧に応じて走行用モータの押しのけ容積を変更するとともに、電子制御により走行用モータの最小押しのけ容積を設定して、車両の最高車速を制限するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平2004−144254号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、電子制御により最小押しのけ容積を設定するので、断線等により電子制御装置が故障すると、最小押しのけ容積が設定値よりも低下するおそれがある。その結果、例えば最小押しのけ容積を大きめに設定して低速走行で作業を行っているとき、電子制御装置が故障すると、走行速度が急上昇するおそれがある。
本発明による作業車両の走行制御装置は、エンジンにより駆動される可変容量形の油圧ポンプと、油圧ポンプに閉回路接続され、第1の最小容量と最大容量との間で容量変更可能な可変容量形の走行用油圧モータと、電気信号により油圧モータの最小容量を第1の最小容量よりも大きな第2の最小容量に制限し、車両の最高車速を制限する容量制限手段と、容量制御手段のモータ容量制限動作の不能により、油圧モータの最小容量が第2の最小容量よりも減少した容量減少状態を検出する状態検出手段と、状態検出手段により容量減少状態が検出されると、車両の最高車速の増加を抑制する車速抑制手段とを備えることを特徴とする。
少なくとも第1のモードと第2のモードとを選択するモード選択手段を有し、モード選択手段により第1のモードが選択されると油圧モータの最小容量を第1の最小容量に制限し、第2のモードが選択されると第2の最小容量に制限することもできる。
この場合、第2のモードが選択されたときに状態検出手段により容量減少状態が検出されると、車両の最高車速の増加を抑制し、第1のモードが選択されたときに容量減少状態が検出されても、最高車速の増加を抑制しないようにしてもよい。
電気信号を流すための信号線の断線が検出されると、容量減少状態を検出するようにしてもよい。
状態検出手段により容量減少状態が検出されるとエンジン回転速度の上限を低減するエンジン回転速度制限手段を設けるようにしてもよい。
状態検出手段により容量減少状態が検出されると油圧ポンプの最大容量を低減するポンプ容量制限手段を設けるようにしてもよい。
本発明によれば、モータ容量制限動作の不能により油圧モータの容量減少状態が検出されると車両の最高車速の増加を抑制するようにしたので、走行速度の急上昇を防止できる。
−第1の実施の形態−
以下、図1〜図9を参照して本発明による作業車両の走行制御装置の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る走行制御装置が適用される作業車両の一例であるホイールローダの側面図である。ホイールローダ100は、アーム111,バケット112,タイヤ113等を有する前部車体110と、運転室121,エンジン室122,タイヤ123等を有する後部車体120とで構成される。アーム111はアームシリンダ114の駆動により上下方向に回動(俯仰動)し、バケット112はバケットシリンダ115の駆動により上下方向に回動(ダンプまたはクラウド)する。前部車体110と後部車体120はセンタピン101により互いに回動自在に連結され、ステアリングシリンダ(不図示)の伸縮により後部車体120に対し前部車体110が左右に屈折する。
図2は、第1の実施の形態に係る走行制御装置の概略構成を示す図である。エンジン1によって駆動される可変容量形油圧ポンプ2と、可変容量形油圧モータ3とは、一対の主管路LA,LBによって閉回路接続され、いわゆるHST回路が形成されている。
エンジン1により駆動されるチャージポンプ5からの圧油は、前後進切換弁6を介して傾転シリンダ8に導かれる。前後進切換弁6は操作レバー6aにより操作され、図示のように前後進切換弁6が中立位置のときは、チャージポンプ5からの圧油は絞り7および前後進切換弁6を介し、傾転シリンダ8の油室8a,8bにそれぞれ作用する。この状態では油室8a,8bに作用する圧力は互いに等しく、ピストン8cは中立位置にある。このため、油圧ポンプ2の押しのけ容積qpは0となり、ポンプ吐出量Qは0である。
前後進切換弁6がA側に切り換えられると、油室8a,8bにはそれぞれ絞り7の上流側圧力と下流側圧力が作用するため、シリンダ8の油室8a,8bに圧力差が生じ、ピストン8cが図示右方向に変位する。これにより油圧ポンプ2のポンプ押しのけ容積qp(ポンプ傾転量)が増加し、油圧ポンプ2からの圧油は主管路LAを介して油圧モータ3に導かれ、油圧モータ3が正転し、車両が前進する。前後進切換弁6がB側に切り換えられると、傾転シリンダ8のピストン8cが図示左方向に変位し、油圧ポンプ2からの圧油は主管路LBを介して油圧モータ3に導かれ、油圧モータ3が逆転する。なお、ポンプ押しのけ容積qpは、絞り7の前後差圧ΔPが所定値ΔP0(図8)以上になると増加し始め、前後差圧ΔPが大きいほどポンプ押しのけ容積qpは大きくなる。
アクセルペダル9には、アクセルペダル9の操作量を検出する操作量検出器9aが設けられ、操作量検出器9aからの信号はコントローラ10に入力される。コントローラ10はエンジン制御部1aに回転速度制御信号を出力し、エンジン回転速度は操作量検出器9aからの信号に応じて制御される。チャージポンプ5の吐出量はエンジン回転速度に比例し、絞り7の前後差圧はエンジン回転速度に比例する。このため、ポンプ押しのけ容積qpもエンジン回転速度に比例する。チャージポンプ5からの圧油は絞り7およびチェック弁11A,11Bを通過して主管路LA,LBに導かれ、HST回路に補充される。絞り7の下流側圧力はチャージリリーフ弁12により制限され、主管路LA,LBの最高圧力はオーバーロードリリーフ弁13により制限される。
油圧モータ3の押しのけ容積qm(モータ傾転角)はレギュレータ14により制御される。レギュレータ14は電磁切換弁や電磁比例弁等を含む電気式レギュレータであり、信号ライン14a,14bを介して出力されるコントローラ10からの制御電流によりレギュレータ14を駆動することで、傾転制御レバー140を駆動し、押しのけ容積qmを変更する。モータ傾転制御部にはストッパ15が設けられ、傾転制御レバー140がストッパ15に当接し、モータ押しのけ容積qmの最小値が所定値qmin1にメカ的に制限される。なお、レギュレータ14の非通電時には、ストッパ15に傾転制御レバー140が当接してモータ押しのけ容積qmは最小値qmin1に保持され、レギュレータ14に出力する制御電流が増加すると、モータ押しのけ容積qmも増加する。
コントローラ10は、CPU,ROM,RAM,その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含んで構成される。コントローラ10には、高圧選択弁16で選択された主管路LA,LBの圧力(走行負荷圧Pt)を検出する圧力検出器21からの信号と、モードスイッチ23からの信号がそれぞれ入力される。
モードスイッチ23は、オペレータが作業モードと走行モードのいずれかを選択するスイッチであり、作業時の最高車速を抑えるため、作業モードを選択したときは走行モードを選択したときよりも、油圧モータ3の最小押しのけ容積qminが大きく設定される。すなわち走行モード時の最小押しのけ容積はストッパ15が規定する最小値qmin1に設定され、作業モード時の最小押しのけ容積はqmin1よりも大きい所定値qmin2に設定される。なお、qmin2は例えばqmin1の2倍に設定する(図3参照)。
コントローラ10は、走行負荷圧Ptに応じてモータ押しのけ容積qmを制御する。図3は、走行負荷圧Ptとモータ押しのけ容積qmとの関係を示す図である。図3に示すように、走行モード時において、走行負荷圧Ptが所定値Pt1未満のとき、モータ押しのけ容積は最小値qmin1であり、走行負荷圧Ptが所定値Pt1に達するとモータ押しのけ容積は最小値qmin1から最大値qmaxまで徐々に増加し、走行負荷圧Ptが所定値Pt1よりも大きいとモータ押しのけ容積は最大値qmaxとなる。
一方、作業モード時において、走行負荷圧Ptが所定値Pt1未満のとき、モータ押しのけ容積は最小値qmin2であり、走行負荷圧Ptが所定値Pt1に達するとモータ押しのけ容積は最小値qmin2から最大値qmaxまで徐々に増加し、走行負荷圧Ptが所定値Pt1よりも大きいとモータ押しのけ容積は最大値qmaxとなる。なお、厳密にいうと、モータ押しのけ容積qmは、走行負荷圧Ptが所定値Pt1から所定量ΔPtだけ増加する範囲で、つまりPt1≦Pt≦Pt1+ΔPtの範囲で走行負荷圧Ptの増加に伴い比例的に増加するが、便宜上、ΔPt=0として説明した。図3の走行負荷圧Ptとモータ押しのけ容積qmとの積は、油圧モータ3の出力トルクに相当する。
油圧モータ2の回転速度は、ポンプの吐出量Q×モータ容積効率/モータ押しのけ容積qmで表され、モータ回転速度に車速が比例する。したがって、走行負荷Ptが大きくモータ押しのけ容積qmが大きいと、車両は低速高トルクで走行することができ、走行負荷Ptが小さくモータ押しのけ容積qmが小さいと、車両は高速低トルクで走行することができる。
図4は、アクセルペダル9をフルに踏み込み操作したとき、つまりエンジン回転速度が定格回転速度Nhの場合の車速Vと牽引力との関係を示す走行性能線図である。図4に示す走行性能曲線によれば、車速Vの増加に伴い牽引力は減少する。ここで、作業モード時には油圧モータ2の最小押しのけ容積がqmin2に制限される。そのため特性f2に示すように、作業モード時の最高車速はVmax2に制限され、走行速度の出すぎによる作業性の悪化、とくに作業現場が狭い場所で作業をしていた場合の作業性の悪化を防ぐことができる。一方、走行モード時には最小押しのけ容積がqmin1に制限される。そのため特性f1に示すように走行モード時の最高車速はVmax1となり、車両の高速走行が可能となる。なお、qmin1はqmin2の1/2培であるので、Vmax1はVmax2の2倍となる。
このような走行制御装置において、例えばレギュレータ14を制御する信号ライン14a(図2)が断線すると、レギュレータ14に制御電流を供給できなくなり、レギュレータ14が制御不能となる。その結果、図5に示すようにモータ押しのけ容積qmは、走行負荷圧Ptの大きさに拘わらず最小値qmin1に保持される。このように走行負荷圧Ptが最小値qmin1に保持されると、図6の特性f3に示すように最大牽引力が減少するとともに、走行モード、作業モードに拘わらず最高車速がVmax1となる。このため、作業モードで作業をしていた場合には、最高速度がVmax2からVmax1まで上昇することとなり、狭い作業現場での作業性が損なわれる。これを防止するため、本実施の形態では以下のようにエンジン回転速度Nの上限を制御する。
図7は、図2のコントローラ10で実行される処理の一例を示すフローチャートである。コントローラ10は例えばエンジンキースイッチのオンにより、このフローチャートに示す処理を開始する。ステップS1では、レギュレータ14の制御不能状態の一例として、信号ライン14a,14bの断線の有無を判定する。断線は例えば次のようにして検出する。図2に示すようにレギュレータ14には信号ライン14aを介して制御電流が供給されるが、この制御電流を信号ライン14bを介してそのままコントローラ10に入力する。そして、制御電流の指令値と信号ライン14bを介して入力した電流値とを比較し、指令値と電流値との差が所定値以上のときに断線と判定する。
ステップS1で断線あり(レギュレータ制御不能)と判定されるとステップS2に進み、断線なしと判定されるとステップS4に進む。ステップS2では、モードスイッチ23からの信号に基づき作業モードが選択されているか否かを判定する。ステップS2が肯定されるとステップS3に進み、否定されるとステップS4に進む。ステップS3では、エンジン制御部1aに制御信号を出力し、エンジン回転速度Nの上限を定格回転速度Nhよりも小さい所定値Nlimに制限する。これによりアクセルペダル9のフル操作により定格回転速度Nhが指令されても、エンジン回転速度は所定値Nlimに制限される。なお、所定値Nlimは、後述するようにモータ押しのけ容積qmがqmin1のときに、最高車速をVmax2とするような値に設定されている(図9)。一方、ステップS4では、エンジン回転速度Nの制限を解除する。
第1の実施の形態に係る走行制御装置の主要な動作を説明する。図8(a)はエンジン回転速度と絞り7の前後差圧ΔPとの関係を示す図であり、図8(b)はエンジン回転速度とポンプ押しのけ容積qpとの関係を示す図であり、図8(c)はエンジン回転速度とポンプ吐出量Qとの関係を示す図である。なお、図中のN0は、ポンプ押しのけ容積qpが増加し始めるときのエンジン回転速度に相当する。
例えば作業モードを選択した状態で、アクセルペダル9をフルに踏み込み操作してエンジン回転速度Nを定格回転速度Nhとして作業を行っているとき、信号ライン14a,14bが断線すると、エンジン回転速度は所定値Nlimまで低下する(ステップS3)。これにより図8(a)に示すように絞り7の前後差圧ΔPがΔPhからΔPlimまで減少する。その結果、図8(b)に示すようにポンプ押しのけ容積qpは最大押しのけ容積qpmaxからqplimまで減少し、図8(c)に示すようにポンプ吐出量はQhからQlimまで減少する。
エンジン回転速度Nの低下によりポンプ吐出量QがQlimまで減少すると、図9の特性f4に示すように走行性能曲線が矢印で示すように内側にシフトし、最高車速がVmax2まで減少する。これにより作業モード時に信号ライン14a,14bが断線した場合に、最高車速が断線前の値Vmax2に抑えられ、車速が急上昇することを防ぐことができる。
一方、アクセルペダル9をフルに踏み込み操作して走行モードで走行中に、信号ライン14a,14bが断線したときは、エンジン回転速度Nの上限は制限されず、エンジン回転速度は定格回転速度Nhに維持される(ステップS4)。これにより走行性能曲線は図6の特性f3に示したものとなり、走行速度が急減少することなく、最高車速Vmax1のまま走行できる。
第1の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)作業モード時に、レギュレータ14に制御電流を供給するための信号ライン14a,14bの断線が検出されると、すなわちレギュレータ14の制御不能が検出されると、エンジン回転速度Nの上限を定格回転速度Nhよりも小さい所定値Nlimに制限するようにした。これによりポンプ吐出量Qが減少し、最高車速をVmax2に抑えることができ、車速の急上昇を防ぐことができる。
(2)走行モード時には、信号ライン14a,14bの断線が検出されてもエンジン回転速度Nの上限を制限しないので、車速が急減少することなく最高車速Vmax1のままでの走行が可能である。
(3)レギュレータ14に出力した制御電流を、信号ライン14bを介してコントローラ10に入力し、制御電流の指令値と入力された電流値とを比較して断線を検出するので、断線の検出が容易である。
−第2の実施の形態−
図10を参照して本発明による作業車両の走行制御装置の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、走行モード時と作業モード時の最小押しのけ容積をシリンダによって制限する場合について説明する。なお、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図10は、第2の実施の形態に係る走行制御装置の概略構成を示す図である。なお、図2と同一の箇所には同一の符号を付している。図10に示すように、第2の実施の形態では、モータ傾転制御部にストッパ15ではなく傾転制御用シリンダ31が設けられ、シリンダ31のピストン31aが傾転制御レバー140に当接し、モータ押しのけ容積qmの最小値が制限される。
シリンダ31のロッド室31bまたはボトム室31cには、電磁切換弁32を介して絞り7の下流側の油圧力が作用し、電磁切換弁32の切換に応じてシリンダ31が伸縮する。すなわち、電磁切換弁32が位置Aに切り換わると、絞り7の下流側の油圧力がシリンダ31のボトム室31cに作用し、シリンダ31が伸張する。これによりモータの最小押しのけ容積がqmin2に制限される。電磁切換弁32が位置Bに切り換わると、絞り7の下流側の油圧力がシリンダ31のロッド室31bに作用し、シリンダ31が宿退する。これによりモータ2の最小押しのけ容積がqmin1に制限される。
電磁切換弁32は、モードスイッチ23の操作に応じたコントローラ10からの制御電流によって切り換わる。すなわち作業モードが選択されると、電磁切換弁32のソレノイドに信号ライン32a,32bを介して制御電流が供給され、電磁切換弁32は位置Aに切り換わる。走行モードが選択されると、ソレノイドへの制御電流の供給が停止し、電磁切換弁32は位置Bに切り換わる。
このように構成した走行制御装置において、信号ライン32a,32bが断線すると、電磁切換弁32が制御不能になって電磁切換弁32は非通電時の位置Bに切り換わり、走行モードおよび作業モードに拘わらず、モータ最小押しのけ容積がqmin1となる。その結果、例えばアクセルペダルをフル操作して作業モードにて作業を行っているとき、図6に示したように車速がVmax2からVmax1まで急上昇するおそれがある。
そこで、第2の実施の形態では、信号ライン14a,14bの断線が検出されたときだけでなく、信号ライン32a,32bの断線が検出されたときも、図7に示したのと同様の処理を行い、エンジン回転数Nの上限を所定値Nlimに制限する。これにより作業モード時の車速の上昇が抑えられ、安全に作業を行うことができる。なお、信号ライン32a,32bの断線も信号ライン14a,14bの断線と同様、電磁切換弁32のソレノイドへ出力される制御電流の指令値と信号ライン32a,32bを介してコントローラ10に入力される電流値とを比較することで検出することができる。
このように第2の実施の形態では、モータ最小押しのけ容積制御用の信号ライン32a,32bが断線すると、エンジン回転速度Nの上限を所定値Nlimに制限するようにしたので、断線の前後を通じて最高車速をVmax2に維持したまま作業を行うことができる。
−第3の実施の形態−
図11〜図14を参照して本発明による作業車両の走行制御装置の第3の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、レギュレータ14の制御不能時にエンジン回転速度Nの上限を低減して最高車速を抑えるようにしたが、第3の実施の形態では、エンジン回転速度を制限することなく最高車速を抑える。なお、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図11は、第3の実施の形態に係る走行制御装置の概略構成を示す図である。なお、図2と同一の箇所には同一の符号を付している。図11に示すように絞り7と前後進切換弁6との間には、電磁リリーフ弁35が設けられている。電磁リリーフ弁35のリリーフ圧はコントローラ10からの制御信号によって制御される。
図12は、電磁リリーフ弁35の制御に係るコントローラ10での処理の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示したのと同様の処理には同一の符号を付している。作業モード時に信号ライン14a,14bの断線が検出されるとステップS11に進む。ステップS11では、絞り7の前後差圧ΔPの最大値が所定値ΔPr(<ΔPh)となるように電磁リリーフ弁35の設定リリーフ圧を減少させる。これによりアクセルペダル9のフル操作時にチャージポンプ5の吐出油が絞り7の下流側にリリーフし、前後差圧ΔPが図8のΔPhよりも小さくなる。一方、断線が検出されないとき、または走行モード時にはステップS12に進む。ステップS12では、電磁リリーフ弁35の設定リリーフ圧を大きくし、電磁リリーフ弁35による圧油のリリーフを防止する。
第3の実施の形態に係る走行制御装置の主要な動作を説明する。図13(a)は、第3の実施の形態に係る走行制御装置によるエンジン回転速度と絞り7の前後差圧ΔPとの関係を示す図であり、図13(b)はエンジン回転速度とポンプ押しのけ容積qpとの関係を示す図であり、図13(c)はエンジン回転速度とポンプ吐出量Qとの関係を示す図である。
例えば作業モードを選択した状態で、アクセルペダル9をフルに踏み込み操作してエンジン回転速度Nを定格回転速度Nhとして作業を行っているとき、信号ライン14a,14bが断線すると、電磁リリーフ弁35の設定リリーフ圧が小さくなり、図13(a)に示すように絞り7の前後差圧が所定値ΔPrに維持される(ステップS11)。これにより図13(b)に示すようにポンプ押しのけ容積qpの上限が所定値qpr(<qpmax)に制限され、図13(c)に示すようにポンプ吐出量がQhからQlimまで減少する。
その結果、図14の特性f5に示すように作業モード時の最高車速がVmax2に制限され、作業モード時に信号ライン14a,14bが断線した場合の車速の急上昇を防ぐことができる。この場合、エンジン回転速度Nは最高回転速度Nhのままであり、図9の特性f4と比較すると、最高車速Vmax2近傍における車両の牽引力を大きくすることができ、エンジン出力を有効に利用できる。
一方、走行モードが選択された場合は、電磁リリーフ弁35の設定リリーフ圧が大きくなり、絞り7をバイパスする圧油のリリーフが阻止される。このため絞り7の前後差圧ΔPの上限が制限されず、図6の特性f3に示すように車両は最高車速Vmax1で走行できる。
このように第3の実施の形態では、絞り7と前後進切換弁6の間に電磁リリーフ弁35を設け、信号ライン14a,14bの断線が検出されたときにリリーフ圧を小さくして、絞り7の前後差圧ΔPの上限を所定値ΔPrに制限するようにした。これによりエンジン回転速度Nを定格回転速度Nhとしたまま、作業時の最高車速の上昇を抑えることができる。第3の実施の形態では、エンジン回転速度Nの上限を制限しないので、エンジン出力を有効利用できる。
なお、上記実施の形態(図2,図10,図11)では、信号ライン14a,14b,32a,32bの断線が検出されると、レギュレータ14や電磁切換弁32の制御不能によりモータ最小押しのけ容積がqmin1に減少したとして最高車速を制限するようにしたが、これ以外のモータ容量制限動作の不能による容量減少状態を検出してもよく、状態検出手段は上述したものに限らない。
モード選択手段としてのモードスイッチ23により走行モード(第1のモード)が選択されると、レギュレータ14の駆動あるいは電磁切換弁32の切換によりモータ最小押しのけ容積をqmin1(第1の最小容量)に制限し、作業モード(第2のモード)が選択されるとモータ最小押しのけ容積をqmin2(第2の最小容量)に制限したが、電気信号によりモータ最小押しのけ容積をqmin2(>qmin1)に設定し、車両の最高車速を制限するのであれば、容量制御手段の構成はこれに限らない。例えばモード選択を行うことなく、通常運転時にqmin2と最大押しのけ容積qmaxとの間でレギュレータ14によってモータ押しのけ容積qmを変更し、レギュレータ14の動作不能時にモータ押しのけ容積がqmin1まで低下するものであってもよい。
上記実施の形態では、作業モード時に断線が検出されると車両の最高車速を制限し、走行モード時に断線が検出されると最高車速を制限しないようにしたが、走行モードであっても作業モードと同様、最高車速を制限するようにしてもよい。上記実施の形態(図2,図10)では、断線が検出された際に、コントローラ10からエンジン制御部1aに制御信号を出力してエンジン回転速度の上限を所定値Nlimに制限するようにしたが、エンジン回転速度制限手段はいかなるものであってもよい。また、上記実施の形態(図11)では、断線が検出された際に電磁リリーフ弁35の設定リリーフ圧を小さくして油圧ポンプ2の最大押しのけ容積を所定値qprに低減するようにしたが、ポンプ容量制限手段はいかなるものであってもよい。
上記実施の形態では、エンジン回転速度の上限を制限、あるいは油圧ポンプ2の最大押しのけ容積を制限することで、最高車速の増加を抑制するようにしたが、車速抑制手段はこれに限らない。以上では、本発明の走行制御装置をホイールローダに適用する例を説明したが、ホイールショベル、ブルドーザ、フォークリフト、コンバイン等の他の作業車両にも本発明を同様に適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の走行制御装置に限定されない。
本発明の実施の形態に係る走行制御装置が適用される作業車両の一例であるホイールローダの側面図。 第1の実施の形態に係る走行制御装置の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に係る走行制御装置による断線前の走行負荷圧とモータ押しのけ容積との関係を示す図。 第1の実施の形態に係る走行制御装置による断線前の走行性能線図の一例を示す図。 断線後の走行負荷圧とモータ押しのけ容積との関係を示す図。 断線後の走行性能線図の一例を示す図。 図2のコントローラで実行される処理の一例を示すフローチャート。 (a)は第1の実施の形態に係る走行制御装置によるエンジン回転速度と絞りの前後差圧との関係を示す図、(b)はエンジン回転速度とポンプ押しのけ容積との関係を示す図、(c)はエンジン回転速度とポンプ吐出量との関係を示す図。 第1の実施の形態に係る走行制御装置による効果を説明するための走行性能線図。 第2の実施の形態に係る走行制御装置の概略構成を示す図。 第3の実施の形態に係る走行制御装置の概略構成を示す図。 図11のコントローラで実行される処理の一例を示すフローチャート。 (a)は第3の実施の形態に係る走行制御装置によるエンジン回転速度と絞りの前後差圧との関係を示す図、(b)はエンジン回転速度とポンプ押しのけ容積との関係を示す図、(c)はエンジン回転速度とポンプ吐出量との関係を示す図。 第3の実施の形態に係る走行制御装置による効果を説明するための走行性能線図。
符号の説明
1A エンジン制御部
2 油圧ポンプ
3 油圧モータ
10 コントローラ
14 レギュレータ
15 ストッパ
23 モードスイッチ
31 シリンダ
32 電磁切換弁
35 電磁リリーフ弁

Claims (6)

  1. エンジンにより駆動される可変容量形の油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプに閉回路接続され、第1の最小容量と最大容量との間で容量変更可能な可変容量形の走行用油圧モータと、
    電気信号により前記油圧モータの最小容量を前記第1の最小容量よりも大きな第2の最小容量に制限し、車両の最高車速を制限する容量制限手段と、
    前記容量制御手段のモータ容量制限動作の不能により、前記油圧モータの最小容量が前記第2の最小容量よりも減少した容量減少状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段により容量減少状態が検出されると、車両の最高車速の増加を抑制する車速抑制手段とを備えることを特徴とする作業車両の走行制御装置。
  2. 請求項1に記載の作業車両の走行制御装置において、
    少なくとも第1のモードと第2のモードとを選択するモード選択手段を有し、
    前記容量制限手段は、前記モード選択手段により前記第1のモードが選択されると前記油圧モータの最小容量を前記第1の最小容量に制限し、前記第2のモードが選択されると前記第2の最小容量に制限することを特徴とする作業車両の走行制御装置。
  3. 請求項2に記載の作業車両の走行制御装置において、
    前記車速抑制手段は、前記第2のモードが選択されたときに前記状態検出手段により容量減少状態が検出されると、車両の最高車速の増加を抑制し、前記第1のモードが選択されたときに前記容量減少状態が検出されても、最高車速の増加を抑制しないことを特徴とする作業車両の走行制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車両の走行制御装置において、
    前記状態検出手段は、前記電気信号を流すための信号線の断線が検出されると、前記容量減少状態を検出することを特徴とする作業車両の走行制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車両の走行制御装置において、
    前記車速抑制手段は、前記状態検出手段により容量減少状態が検出されるとエンジン回転速度の上限を低減するエンジン回転速度制限手段を有することを特徴とする作業車両の走行制御装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車両の走行制御装置において、
    前記車速抑制手段は、前記状態検出手段により容量減少状態が検出されると前記油圧ポンプの最大容量を低減するポンプ容量制限手段を有することを特徴とする作業車両の走行制御装置。
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