JP2009030547A - エンジンの過給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動過給機のモータ部及びその制御部を十分に冷却することができ、振動に起因する制御部の耐久性の低下を防止することができるエンジンの過給装置を提供する。
【解決手段】エンジンCEは、排気ターボ式過給機15と、加圧により温度が上昇した吸入空気を冷却するインタークーラ16と、電動過給機17とを備えている。電動過給機17は、コンプレッサ部と、コンプレッサ部を駆動するモータ部と、バッテリからモータ部に供給される電力を昇圧する電圧制御部とを有する。インタークーラ16は、エンジンルーム40内において弾性体からなる上側マウント及び下側マウントを介して車体側に取り付けられている。電動過給機17は、吸入空気出口部付近においてインタークーラ16のインタークーラコア内に配設され、インタークーラコア内で冷却された吸入空気によって冷却される。
【選択図】図1

Description

本発明は、インタークーラに電動過給機が配設されているエンジンの過給装置に関するものである。
オルタネータないしはバッテリ等の電源から供給される電力を動力源とする、車両のエンジン用の電動過給機は広く知られている(例えば、特許文献1参照)。電動過給機は、機械式過給機や排気ターボ式過給機などとは異なり、エンジン回転数にかかわりなく良好なレスポンスで所望の過給を行うことができるので、低回転領域で有効に出力トルクを高めることができるといった利点がある。このため、電動過給機を設けることにより、例えば、低回転領域での出力トルクを確保しつつ、エンジンないしはその排気量のダウンサイジングを図ることができ、ひいては燃費性能を高めることができる。
そして、電動過給機は、通常、エンジンルーム内に配置され、吸気通路内を流れている吸入空気を加圧する回転式のコンプレッサ部と、コンプレッサ部を回転駆動するモータ部と、モータ部の動作を制御する制御部とを備えている。
特表2004−505201号公報(段落[0011]、図1)
ところで、電動過給機を構成するコンプレッサ部、モータ部あるいは制御部ではかなりの熱が発生するが、モータ部又は制御部に搭載されている電気部品ないしは電子部品は比較的熱に弱いので、発生した熱を迅速に外部に放出し、モータ部及び制御部を冷却する必要がある。しかしながら、エンジンルーム内は、エンジンから放出される熱のためかなり高温になっているので、従来の電動過給機ではモータ部及び制御部を十分に冷却することは困難であるといった問題がある。また、車両の走行時には、車体にかなりの振動が発生するが、電動過給機の制御部は比較的振動に弱いので、制御部の耐久性が低下するといった問題もある。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、電動過給機のモータ部及び制御部を十分に冷却することができ、さらには車体の振動に起因する制御部の耐久性の低下を有効に防止することができるエンジンの過給装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るエンジンの過給装置は、電動過給機とインタークーラとを備えている。電動過給機は、コンプレッサ部と、コンプレッサ部を駆動するモータ部と、電源からモータ部に供給される電力を昇圧する昇圧回路部(電圧制御部)とを有する。インタークーラは、エンジンルーム内において弾性体を介して車体側に取り付けられ(支持され)、吸入空気(エンジンに吸入される燃料燃焼用の空気)を冷却する。そして、コンプレッサ部と、モータ部及び昇圧回路部のうちの少なくとも一方とは、インタークーラ(例えば、吸入空気の流路内)に配設されている。
本発明に係るエンジンの過給装置においては、コンプレッサ部及びモータ部は、インタークーラの吸入空気出口部付近に配設されているのが好ましい。
また、本発明に係るエンジンの過給装置において、インタークーラが、エンジンルーム内の車体前方側の位置において、ラジエータ及び電動ファンと車体前後方向に直列となるように配置されている場合は、電動過給機の作動時、又は、電動過給機の温度もしくは該温度に関連(対応)する温度が設定値以上である時に、電動ファンを作動させる電動ファン制御手段を備えているのが好ましい。
ここで、電動ファンが、それぞれ車体幅方向の一方の側と他方の側とに位置するように並列に配置されたメインファンとサブファンとを有する場合は、モータ部と昇圧回路部とが、車体前後方向にみて、サブファンの前方に配置され、電動ファン制御手段が電動過給機の作動時、又は、電動過給機の温度若しくは該温度に関連する温度が設定値以上である時にサブファンを作動させるようになっているのが好ましい。
本発明に係るエンジンの過給装置においては、電動過給機のコンプレッサ部と、モータ部及び昇圧回路部のうちの少なくとも一方とがインタークーラに配設されているので、モータ部又は昇圧回路部で発生した熱は低温のインタークーラに迅速に放出され、モータ部及び昇圧回路部は十分に冷却され、その信頼性が高められる。また、インタークーラは弾性体を介して車体側に取り付けられているので、車体の振動がインタークーラに伝達されるのが抑制ないしは防止される。そして、電動過給機はインタークーラに配設されているので、車体の振動に起因する電動過給機の振動を抑制ないしは防止することができ、電動過給機(とくに昇圧回路)の耐久性の低下を有効に抑制ないしは防止することができる。
本発明に係るエンジンの過給装置において、コンプレッサ部及びモータ部がインタークーラの吸入空気出口部付近に配設されている場合は、インタークーラで冷却された空気により、モータ部及び昇圧回路部をより効果的に冷却することができる。
本発明に係るエンジンの過給装置において、インタークーラがラジエータ及び電動ファンと車体前後方向に直列となるように配置され、電動ファン制御装置が電動過給機の作動時等に電動ファンを作動させるようになっている場合は、電動ファンによりモータ部及び昇圧回路部の冷却を促進することができる。
また、電動ファンがメインファンとサブファンとを有し、電動ファン制御装置が電動過給機の状態に応じてサブファンを作動させるようになっている場合は、サブファンの電力消費量が小さいので、電力消費を抑制しつつ電動過給機のモータ部及び昇圧回路部の冷却を促進することができる。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施の形態1〜3を具体的に説明する。実施の形態1はインタークーラがエンジンルームの前端部近傍に配置された火花点火式エンジン用の過給装置に係るものであり、実施の形態2はインタークーラがエンジンルームの前端部に配置されたディーゼルエンジン用の過給装置に係るものであり、実施の形態3はインタークーラがエンジンルームの上部に配置された火花点火式エンジン用の過給装置に係るものである。なお、実施の形態1〜3に係る各図面において、構造ないしは機能が共通ないしは対応する構成要素には、それぞれ同一の参照番号が付されている。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を説明する。まず、実施の形態1に係る過給装置を備えた火花点火式のエンジン(例えば、ガソリンエンジン)のシステム構成を説明する。
図1に示すように、ガソリン等を燃料とする火花点火式の多気筒エンジンCEの各気筒(1つの気筒のみ図示)においては、吸気弁1が開かれたときに、吸気ポート2から燃焼室3内に混合気が吸入される。そして、燃焼室3内の混合気はピストン4によって圧縮され、所定のタイミングで点火プラグ5により点火されて燃焼する。燃焼によって生じたガスすなわち排気ガスは、排気弁6が開かれたときに排気ポート7に排出される。
これらの一連の動作が繰り返され、ピストン4はシリンダ8内で往復運動を繰り返す。このピストン4の往復運動は、コンロッド9等を備えたリンク機構により、クランクシャフト10の回転運動(トルク)に変換される。このクランクシャフト10の回転運動は、エンジン出力として取り出され、車両を駆動する。なお、エンジンCEは、始動時には、完爆に至るまでエンジンスタータ11によって駆動(クランキング)される。
エンジンCEの各気筒の燃焼室3に燃料燃焼用の空気(吸入空気)を供給する吸気システムには、全気筒に共通な単一の共通吸気通路12が設けられている。共通吸気通路12の先端(上流端)は大気に開放され、その先端部近傍に、吸入空気中のダスト等を除去するエアクリーナ13(図2参照)が設けられている。
さらに、共通吸気通路12には、吸入空気の流れ方向にみて上流側から順に、吸入空気量を検出するエアフローセンサ14(図2参照)と、吸入空気を加圧する排気ターボ式過給機15のコンプレッサ15a(ポンプ)と、加圧により温度が上昇した吸入空気を冷却する空冷式のインタークーラ16と、インタークーラ16内に配置され吸入空気を加圧する電動過給機17と、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量に応じて共通吸気通路12内の吸入空気の流れを絞るスロットル弁18とが設けられている。なお、スロットル弁18は、アクセル開度に応じて駆動モータ(図示せず)によって開閉駆動されるいわゆるエレキスロットル弁である。そして、共通吸気通路12の下流端は、吸入空気の脈動を減衰させてその流れを安定させるサージタンク19に接続されている。
サージタンク19には、各気筒の燃焼室3に個別に吸入空気を供給する独立吸気通路20が接続され、その下流端は、対応する気筒の吸気ポート2に接続されている。そして、各独立吸気通路20には、それぞれ、独立吸気通路20内ないしは吸気ポート2内に燃料(例えば、ガソリン)を噴射して混合気を生成する燃料噴射弁21が、その噴射口が下流側を向くように配設されている。このエンジンCEは燃料を独立吸気通路20内ないしは吸気ポート2内に噴射するポート噴射式エンジンであるが、燃焼室3内に燃料を直接噴射する直噴式エンジンであってもよい。また、排気ターボ式過給機15に代えて、電動過給機以外の任意の過給機、例えば機械式過給機(スーパーチャージャ)を設けてもよい。なお、排気ターボ式過給機15ないしはこれに代わる過給機を設けない場合でも、インタークーラ16を設ける限り、本発明の適用範囲内である。
また、エンジンCEには、各燃焼室3から排出された排気ガスを大気中に排出する排気システムが設けられ、この排気システムには、単一の共通排気通路23が設けられている。ただし、排気ガスの流れ方向にみて、その上流端近傍部は気筒毎に分岐して、対応する気筒の排気ポート7に接続されている。そして、共通排気通路23には、排気ガスの流れ方向にみて、上流側から順に、排気ガスによって駆動される排気ターボ式過給機15のタービン15bと、排気ガスを浄化するための三元触媒を用いた排気ガス浄化装置24とが介設されている。
さらに、エンジンCEには、混合気の燃焼によるNOx発生量を低減することを主な目的として、共通排気通路23内の排気ガスの一部を、EGRガスとして吸気システムに還流させるEGR装置27が設けられている。このEGR装置27には、EGRガス流路となるEGR通路31が設けられている。ここで、EGR通路31の上流端(EGRガスの流れ方向にみて)は、タービン15bより上流側(排気ガスの流れ方向にみて)の部位で共通排気通路23に接続されている。他方、EGR通路31の下流端はサージタンク19に接続されている。そして、EGR通路31には、EGRガスの流れ方向にみて上流側から順に、EGRガスを冷却する水冷式のEGRクーラ32と、EGRガス量を制御するEGR制御弁33とが設けられている。
さらに、エンジンCEには、コンピュータを備えたコントロールユニット35が設けられている。このコントロールユニット35は、本明細書の課題を解決するための手段の欄に記載された「電動ファン制御手段」を含むエンジンCEの総合的な制御装置であって、エンジンCEやこれに関連する種々の装置の各種制御を行うようになっている。コントロールユニット35には、エアフローセンサ14によって検出される吸入空気量、クランク角センサ36によって検出されるクランク角(エンジン回転数)、エンジン水温センサ37によって検出されるエンジン水温、車速センサ38によって検出される車速、冷媒圧センサ39によって検出されるエアコン(図示せず)の冷媒圧、過給機温度センサ40によって検出される電動過給機17の温度等が制御情報として入力される。
次に、図2を参照しつつ、エンジンルーム内におけるエンジンCE、排気ターボ式過給機15、電動過給機17等の配置構造を説明する。なお、以下では便宜的に、図2中において、車両の前側及び後側を、それぞれ「前」及び「後」ということにする。また、車両の前方に向かって車両の左側及び右側を、それぞれ「左」及び「右」ということにする。
図2に示すように、車両のエンジンルーム40内には、エンジンCEが横置き搭載されている。すなわち、エンジンCEは、クランクシャフト10(図1参照)が左右方向に伸びるように配置されている。そして、水冷式のEGRクーラ32は、エンジン本体部41(シリンダヘッド及びシリンダブロックによって覆われた部分)の左端部のやや左側に配置され、エンジン本体部41の右端部近傍に配設されたウォータポンプ42から冷却水が供給されるようになっている。また、共通吸気通路12の上流端は、エンジンルーム40の左側の壁面から左方に開口している。排気ターボ式過給機15(コンプレッサ15a及びタービン15b)はエンジン本体部41の後方に配置されている。なお、エンジン本体部41の左方には、バッテリ43とヒューズボックス44とが配置されている。
エンジンルーム40内において、その前端部近傍には、前側から後側に向かって順に、エアコン(図示せず)のコンデンサ46と、インタークーラ16と、エンジン冷却水を冷却するラジエータ47とが、互いに適度に離間しつつそれぞれの広がり面が互いに平行となるようにして、直列に配置されている。そして、ラジエータ47のやや後方において、左側の部位には、主としてラジエータ47を冷却するための、消費電力が比較的大きい電動式のメインファン48が配設されている。他方、右側の部位には、主としてコンデンサ46を冷却しさらには電動過給機17を冷却するための、消費電力が比較的小さい電動式のサブファン49が配設されている。すなわち、メインファン48とサブファン49とは、車両の前方(前進方向)に向かって、左右に並列に配置されている。前記のとおり、インタークーラ16内の吸入空気が流れる流路には電動過給機17が配設されているが、電動過給機17(とくに、モータ部及び電圧制御部)の配設位置は、サブファン49と対応する位置、すなわちサブファン49の前方である。
図3に示すように、電動過給機17は、吸入口51から矢印A1で示す方向に吸入した吸入空気を加圧して、吐出口52から矢印A2で示す方向に吐出する回転式のコンプレッサ部53と、コンプレッサ部53と一体形成され該コンプレッサ部53を回転駆動する電動式のモータ部54とを備えている。モータ部54には、その放熱を促進するためのモータ部冷却フィン55が設けられている。
さらに、電動過給機17は、コンプレッサ部53及びモータ部54とは別体の電圧制御部56(昇圧回路部)を備えている。電圧制御部56は、バッテリ43からモータ部54に供給される電力を昇圧する。すなわち、バッテリ43の出力電圧はほぼ12Vであるが、モータ部54を12Vで駆動するのは非効率であるので、この電動過給機17では、バッテリ43の12Vの出力電圧を電圧制御部56で24Vに昇圧することにより電流値を増幅させて効率を高めるようにしている。このため、電動過給機17の運転時には電圧制御部56でかなりの量の熱が発生することになる。なお、電圧制御部56をモータ部54と一体形成してもよい。
図4に示すように、空冷式のインタークーラ16は、その内部を吸入空気が流れるインタークーラコア58と、インタークーラコア58に接合された放熱用のインタークーラフィン59とを備えている。そして、排気ターボ式過給機15のコンプレッサ15aにより加圧されて温度が上昇した吸入空気は、インタークーラ16より上流側の共通吸気通路12から、矢印B1で示すように、吸入空気入口部60を経由してインタークーラコア58内に流入する。そして、この吸入空気は、インタークーラコア58内を流通して十分に冷却された後、吸入空気出口部61を経由して、矢印B2で示すように、下流側の共通吸気通路12に流出する。
その際、インタークーラフィン59は、その表面積が非常に大きいので、吸入空気ないしはインタークーラコア58が保有している熱の外部への移動(放熱)を促進する。以下では便宜的に、図4において、水平方向(図4中では左右方向)にみて吸入空気出口部61が位置する側(図4中の位置関係では右側)を「右」といい、吸入空気入口部60が位置する側(図4中の位置関係では左側)を「左」という。なお、図4中において便宜的に用いている「左」及び「右」は、それぞれ、図2中において便宜的に用いている「左」及び「右」と一致する。
インタークーラ16の下端近傍部、すなわち吸入空気出口部61付近において、インタークーラコア58内には、電動過給機17を収容するための電動過給機収容部63(以下、略して「収容部63」という。)が設けられている。収容部63は、左側に位置する高さが低い左側空間部63aと、右側に位置する高さが高い(約2倍)右側空間部63bとで構成されている。そして、電動過給機17は、コンプレッサ部53ないしはモータ部54の回転軸が左右方向に伸びるようにして、かつ、コンプレッサ部53が右側に位置しモータ部54が左側に位置するようにして、右側空間部63bの下半部に配置されている。電圧制御部56は、モータ部54の左方において、左側空間部63a内に配置されている。なお、左側空間部63aと右側空間部63bとの境界部には、吸入空気の逆流を防止するワンウェイバルブ64が設けられている。
このように、電動過給機17は、吸入空気出口部61の近傍のコア内空間部63に配置されているので、インタークーラ16によって十分に冷却された吸入空気の流れと接触する。したがって、モータ部17又は電圧制御部56で発生した熱は、冷却された吸入空気の流れによって除去される。また、電動過給機17は低温のインタークーラコア58と当接しているので、モータ部17又は電圧制御部56で発生した熱は、伝導伝熱により低温のインタークーラコア58に移動する。このため、電動過給機17は効果的に冷却され、その信頼性が高められる。
前記のとおり、電圧制御部56は、高さが低い左側空間部63aにほぼその全高にわたって配置されているので、電圧制御部56のすぐ上には、低温のインタークーラフィン59が存在する。したがって、電圧制御部56の放熱面をインタークーラフィン59側(すなわち、上側)に配置すれば、放熱面の熱がインタークーラフィン59に容易に伝達ないしは放出されるので、電圧制御部56をより効果的に冷却することができる。なお、電圧制御部56の形状をインタークーラコア58の形状と合致ないしは対応するように設定し、電圧制御部56とインタークーラコア58との接触面積を可及的に大きくすれば、電圧制御部56をさらに効果的に冷却することができる。
図5〜図7に示すように、インタークーラ16の上端部は、弾性体(例えば、ゴム、軟性の合成樹脂、ばね等)からなる上側マウント部材66を介して(挟んで)、車体に固定されないしは車体の一部をなすシュラウドアッパ67によって弾性的に支持されている。他方、インタークーラ16の下端部は、弾性体(例えば、ゴム、軟性の合成樹脂、ばね等)からなる下側マウント部材68を介して、車体に固定されないしは車体の一部をなすシュラウドロア69によって弾性的に支持されている。なお、詳しくは図示していないが、コンデンサ46及びラジエータ47も、同様に、上側マウント部材66及び下側マウント部材68を介して、シュラウドアッパ67及びシュラウドロア69によって弾性的に支持されている。
このように、インタークーラ16は、弾性体からなる上側マウント部材66及び下側マウント部材68を介して車体側に取り付けられているので、車体の振動がインタークーラ16に伝達されるのが抑制ないしは防止される。このため、インタークーラ16には振動はほとんど生じない。そして、前記のとおり電動過給機17はインタークーラ16内に配設されているので、電動過給機17にも振動はほとんど生じない。このため、振動に起因する電動過給機17(とくに電圧制御部56)の耐久性の低下を有効に抑制ないしは防止することができる。
前記のとおり、インタークーラ16とエアコンのコンデンサ46とラジエータ47とは、メインファン48及びサブファン49によって、エンジンCEないしは車両の運転状態に応じて強制的に通風され、その冷却が促進されるようになっているが、メインファン48及びサブファン49の動作はコントロールユニット35によって制御される。そこで、以下では、図8に示すフローチャートに従って、コントロールユニット35による電動過給機17の動作と連動したメインファン48及びサブファン49の制御(以下「電動ファン制御」という。)の制御手法を具体的に説明する。
なお、前記のとおり、コントロールユニット35は、種々の制御情報に基づいて、エンジンCEないしはこれに関連する種々の装置の各種制御(例えば、燃料噴射制御、点火時期制御等)を行うようになっているが、エンジンCE等の一般的な制御は当業者にはよく知られており、また本願発明の要旨とするところでもないので、その説明は省略する。
図8に示すように、この電動ファン制御においては、制御が開始されると(スタート)、まずステップS1で、各種制御信号、例えば吸入空気量、クランク角(エンジン回転数)、エンジン水温、車速、エアコンの冷媒圧(冷媒の圧力)、電動過給機17の温度等が制御情報として読み込まれる。
次に、ステップS2で、エンジン水温が所定の設定値αを超えているか否かが判定される。なお、設定値αは、例えばエンジンCEにとって最も適切なエンジン水温(例えば100℃)に設定される。ここで、エンジン水温が設定値αを超えていれば(YES)、ステップS3で、メインファン48がオンされる。これにより、エンジン冷却水の冷却が促進され、エンジン水温の過上昇が防止される。なお、すでにメインファン48がオンされている場合は、オン状態が維持されるだけでえある。他方、エンジン水温が設定値α以下であれば(NO)、ことさらエンジン冷却水の冷却を促進する必要はないので、ステップS4でメインファン48がオフされる。なお、すでにメインファン48がオフされている場合は、オフ状態が維持されるだけである。
前記のとおり、この電動ファン制御では、エンジン水温が設定値αを超えているか否かによりメインファン48をオン・オフするようにしている(オン・オフ制御)。しかしながら、メインファン48をエンジン水温に応じてデューティ制御するようにしてもよい。すなわち、例えば図9に示すように、エンジン水温T(ラジエータ47内を流通するエンジン冷却水の温度)に応じてデューティ比D1を設定し、このデューティ比D1に応じてメインファン48を動作させるようにしてもよい。
図9に示すデューティ制御では、デューティ比D1は以下のように設定される。すなわち、エンジン水温Tが98℃未満のとき、及び、エンジン水温Tが98℃未満の状態から上昇して98〜100℃の範囲内にあるときは、デューティ比D1は0%に設定される。エンジン水温Tが100℃以上の状態から下降して98〜100℃の範囲内にあるときは、デューティ比D1は30%に設定される。エンジン水温Tが100〜108℃の範囲内にあるときは、デューティ比D1は30〜90%の範囲内でエンジン水温Tに対してリニアに変化するように設定される。エンジン水温Tが、108〜110℃のとき、及び、110℃未満の状態から上昇して110〜112℃の範囲内にあるときは、デューティ比D1は90%に設定される。エンジン水温Tが112℃以上のとき、及び、112℃以上の状態から下降して110℃〜112℃の範囲内にあるときは、デューティ比D1は100%に設定される。
ステップS3又はステップS4でメインファン48がオン又はオフされた後は、ステップS5で、エアコンが作動しているか否かが判定される。エアコンが作動しているか否かは、コントロールユニット35内に記憶されている内部情報、例えばエアコンにオン信号を出力したか否かの情報等により判定することができる。なお、エアコンがコントロールユニット35によって制御されていない場合は、冷媒圧が設定値(例えば、エアコンのコンプレッサの通常の圧縮圧(ゲージ圧)の1/4〜1/2)を超えているか否かにより、エアコンが作動しているか否かを判定すればよい。そして、エアコンが作動していれば(YES)、ステップS6で、主としてコンデンサ46を冷却するためのサブファン49がオンされ、この後ステップS1に復帰する(リターン)。これにより、コンデンサ46内の冷媒の凝縮ないしは液化が促進され、エアコンの冷却作用が促進される。なお、すでにサブファン49がオンされている場合は、オン状態が維持されるだけである。
ステップS5でエアコンが作動していないと判定された場合は(NO)、ステップS7で、電動過給機17が作動しているか否かが判定される。ここで、電動過給機17が作動していなければ(NO)、ステップS9でサブファン49がオフされ、この後ステップS1に復帰する(リターン)。すでにサブファン49がオフされている場合は、オフ状態が維持されるだけである。なお、電動過給機17が作動しているか否かは、コントロールユニット35内に記憶されている内部情報、例えば電動過給機17にオン信号を出力したか否かの情報等により判定することができる。
この電動ファン制御では、電動過給機17の冷却については、電動過給機17が作動しているか否かでサブファン49をオン・オフするようにしている。しかしながら、電動過給機17の温度、又はこの温度に対応ないしは関連する温度により、サブファン49をオン・オフするようにしてもよい。例えば、電動過給機17の温度が所定の設定値(例えば、150℃)を超えているときにサブファン49をオンするようにしてもよい。
ステップS7で電動過給機17が作動していると判定された場合は(YES)、ステップS8で車速が所定の設定値β未満であるか否かが判定される。ここで、設定値βは、例えばインタークーラ16内に配設された電動過給機17を有効に冷却することができる程度の走行風(車両の走行に起因して生じる風)が生じるような車速、あるいはサブファン49による強制通風と同等ないし2分の1程度の走行風が生じるような車速に設定される(例えば、40km/h)。
そして、ステップS8で車速が設定値β未満であると判定された場合は(YES)、ステップS6で、サブファン49がオンされ、この後ステップS1に復帰する(リターン)。これにより、電動過給機17の冷却が促進され、電動過給機17の信頼性が高められる。なお、すでにサブファン49がオンされている場合は、オン状態が維持されるだけである。この場合、サブファン49はメインファン48に比べて消費電力が比較的小さいので、電力消費を抑制しつつ電動過給機17を有効に冷却することができる。
他方、ステップS8で車速が設定値β以上であると判定された場合は(NO)、ステップS9で、サブファン49がオフされ、この後ステップS1に復帰する(リターン)。車速が設定値β以上であれば、走行風により電動過給機17を支障なく冷却することができるので、ことさらサブファン49を作動させる必要はないからである。
前記のとおり、この電動ファン制御では、基本的には(電動過給機17の冷却のための動作を除外すれば)、エアコンが作動しているか否かによりサブファン48をオン・オフするようにしている(オン・オフ制御)。しかしながら、サブファン48をエアコンの冷媒圧に応じてデューティ制御するようにしてもよい。すなわち、例えば図10に示すように、冷媒圧P(エアコンのコンデンサ46内の冷媒の圧力)に応じてデューティ比D2を設定し、このデューティ比D2に応じてサブファン48を動作させるようにしてもよい。
図10に示すデューティ制御では、デューティ比D2は、以下のように設定される。すなわち、冷媒圧Pが所定の設定値P1未満のときは、デューティ比D2は70%に設定される。他方、冷媒圧Pが設定値P1以上のときは、デューティ比D2は90%に設定される。
以上、実施の形態1によれば、電動過給機17のモータ部54ないしは電圧制御部56で発生した熱を低温のインタークーラ16に迅速に放出して、モータ部54及び電圧制御部56を十分に冷却することができ、電動過給機17の信頼性を高めることができる。さらに、電動過給機17が振動するのを抑制ないしは防止することができ、振動に起因する電動過給機17(とくに電圧制御部56)の耐久性の低下を抑制ないしは防止することができる。
(実施の形態2)
以下、図11及び図12を参照しつつ、本発明の実施の形態2を説明する。ただし、実施の形態2は、エンジンが点火火花式エンジンではなくディーゼルエンジンであることと、これに付随して生じる相違点とを除けば、実施の形態1と実質的に同一である。そこで、以下では説明の重複を避けるため、主として実施の形態1と異なる点を説明する。
図11及び図12に示すように、ディーゼルエンジンDE(以下、略して「エンジンDE」という。)においては、吸気弁1が開かれたときに、吸気ポート2から燃焼室3内に燃料燃焼用の空気(吸入空気)が吸入される。そして、燃焼室3内の吸入空気はピストン4によって圧縮され、高温・高圧状態となる。そして、圧縮行程上死点付近で、燃料噴射弁71から燃焼室3内の高温・高圧の吸入空気中に燃料(軽油等)が噴射され、この燃料は自己着火して燃焼する。なお、エンジンDEには、点火プラグは設けられていない。燃焼によって生じたガスすなわち排気ガスは、排気弁6が開かれたときに排気ポート7に排出される。これらの一連の動作が繰り返され、ピストン4はシリンダ8内で往復運動を繰り返す。ピストン4の往復運動をクランクシャフト10の回転運動に変換する機構、及び、エンジンDEを始動させるための機構は、実施の形態1に係るエンジンCEと同様である。
エンジンDEの吸気システムでは、共通吸気通路12に、電磁式の吸気制御弁72が設けられている。この吸気制御弁72は、エアフローセンサ14よりも下流側であり、かつ後で説明する第2のEGR通路28との接続部より上流側の部位に配置されている。なお、共通吸気通路12には、スロットル弁は設けられていない。また、独立吸気通路20には、燃料噴射弁は設けられていない。エンジンDEの吸気システムのその他の構成は、実施の形態1に係るエンジンCEと同様である。
エンジンDEの排気システムでは、排気ターボ過給機15のタービン15bより下流側において共通排気通路23に、排気ガスを浄化する排気ガス浄化触媒73と、パティキュレートフィルタ74とが設けられている。酸化触媒を含む排気ガス浄化触媒73及びパティキュレートフィルタ74は、耐熱性を有する1つのケーシング内に配置され、適宜に、例えばパティキュレートフィルタ74の前後の差圧が設定値を超えたときに、排気ガス浄化触媒73を高温化させる運転状態(例えば、膨張行程における燃料噴射)にして、パティキュレートフィルタ74に捕集されたパティキュレート(煤)を燃焼させて除去するようになっている。エンジンDEの排気システムのその他の構成は、実施の形態1に係るエンジンCEと同様である。
また、エンジンDEには、燃料の燃焼によるNOx発生量を低減することを主な目的として、共通排気通路23内の排気ガスの一部をEGRガスとして吸気システム(サージタンク19)に還流させる、EGR通路31と水冷式のEGRクーラ32とEGR制御弁33とを備えたEGR装置27が設けられている。このEGR装置27の構成及び機能は、基本的には実施の形態1に係るエンジンCEと同様である。
さらに、エンジンDEには、燃料の燃焼によるNOx発生量を低減することを主な目的として、第2のEGR装置26が設けられている。この第2のEGR装置26には、EGRガスの流路となる第2のEGR通路28が設けられている。ここで、第2のEGR通路28の上流端(EGRガスの流れ方向にみて)は、パティキュレートフィルタ74より下流側の部位で共通排気通路23に接続されている。他方、第2のEGR通路28の下流端は、コンプレッサ15aより上流側(吸入空気の流れ方向にみて)の部位で共通吸気通路12に接続されている。そして、第2のEGR通路28には、EGRガスの流れ方向にみて上流側から順に、EGRガスを冷却する第2のEGRクーラ29と、EGRガス量を制御する第2のEGR制御弁30とが設けられている。
エンジンルーム40内におけるエンジンDE、過給装置、インタークーラ16等の各種装置ないしは機器の配置構造は、実施の形態1と同様である。また、電動ファン制御の制御手法も、実施の形態1と同様である。かくして、実施の形態2も、実施の形態1と同様の作用・効果を奏する。すなわち、電動過給機17のモータ部54ないしは電圧制御部56で発生した熱を低温のインタークーラ16に迅速に放出して、モータ部54及び電圧制御部56を十分に冷却することができ、電動過給機17の信頼性を高めることができる。さらに、電動過給機19が振動するのを抑制ないしは防止することができ、電動過給機17(とくに電圧制御部56)の耐久性の低下を抑制ないしは防止することができる。
(実施の形態3)
以下、図13及び図14を参照しつつ、本発明の実施の形態3を説明する。ただし、実施の形態3は、インタークーラがエンジンルームの前端近傍部ではなく、エンジンルームの上部に配置されていることと、これに付随して生じる相違点とを除けば実施の形態1と実質的に同一である。そこで、以下では説明の重複を避けるため、主として実施の形態1と異なる点を説明する。
図13及び図14に示すように、実施の形態3では、インタークーラ16は、エンジンルーム40内において、エンジンCEの上方に、その広がり面が水平面に対してやや傾斜した姿勢、すなわち広がり面がボンネットとほぼ平行となる姿勢で配置されている。インタークーラ16は、ばね等からなる弾性体76を介して車体77によって弾性的に浮動支持(フローティングマウント)されている。また、ボンネット78には、走行風をインタークーラ16に導くための走行風導入ダクト79が設けられている。なお、走行風導入ダクト79は、ボンネット78に、所定の幅で前後方向に伸びかつ上方に凸状となるように凸状部を形成し、又はボンネット78に所定の幅で前後方向に伸びるに切り欠きを設けた上で、凸状部又は切り欠き部の左右を外部と仕切る樹脂製の側壁、あるいは蛇腹形状のラバーブーツを取り付けることにより設けることができる。
インタークーラ16の配置構造、及びインタークーラ近傍の吸気システムの構成部材(スロットル弁等)の配置構造を除けば、エンジンルーム40内における、エンジンCE、排気ターボ過給機15、ラジエータ47等の各種装置ないしは機器の配置構造は、実施の形態1と同様である。ただし、実施の形態3における電動ファン制御では、電動過給機17を冷却するためのサブファン49の制御は行われない。すなわち、図8に示すフローチャートにおいて、ステップS7及びステップS8は設けられない。
かくして、実施の形態3も、電動ファン制御による作用・効果を除けば、実施の形態1とほぼ同様の作用・効果を奏する。すなわち、電動過給機17のモータ部54又は電圧制御部56で発生した熱を低温のインタークーラ16に迅速に放出して、モータ部54及び電圧制御部56を十分に冷却することができ、電動過給機17の信頼性を高めることができる。さらに、電動過給機19が振動するのを抑制ないしは防止することができ、電動過給機17(とくに電圧制御部56)の耐久性の低下を有効に抑制ないしは防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る過給装置を備えた火花点火式のエンジンのシステム構成を示す模式図である。 実施の形態1に係る、エンジンルーム内におけるエンジン、過給装置、インタークーラ等の配置構造を示す模式的な平面図である。 図1に示すエンジンの電動過給機の斜視図である。 図1に示すエンジンないしは過給装置に設けられ、その内部に電動過給機が配設されたインタークーラの一部断面正面図である。 インタークーラ、エアコンのコンデンサ及びラジエータの車体側への取り付け構造を示す模式的な側面図である。 インタークーラの上端部のシュラウドアッパへの取り付け構造を示す一部断面側面図である。 インタークーラの下端部のシュラウドロアへの取り付け構造を示す一部断面側面図である。 電動ファン制御の制御手法を示すフローチャートである。 メインファンのデューティ制御におけるデューティ比とエンジン水温との関係を示すグラフである。 サブファンのデューティ制御におけるデューティ比とコンデンサ内の冷媒圧との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る過給装置を備えたディーゼルエンジンのシステム構成を示す模式図である。 実施の形態2に係る、エンジンルーム内におけるエンジン、過給装置、インタークーラ等の配置構造を示す模式的な平面図である。 実施の形態3に係る、エンジンルーム内におけるエンジン、過給装置、インタークーラ等の配置構造を示す模式的な平面図である。 実施の形態3に係るエンジンルーム内におけるエンジン、過給装置、インタークーラ等の配置構造を示す断面側面図である。
符号の説明
CE 火花点火式エンジン、DE ディーゼルエンジン、1 吸気弁、2 吸気ポート、3 燃焼室、4 ピストン、5 点火プラグ、6 排気弁、7 排気ポート、8 シリンダ、9 コンロッド、10 クランクシャフト、11 エンジンスタータ、12 共通吸気通路、13 エアクリーナ、14 エアフローセンサ、15 排気ターボ式過給機、15a コンプレッサ(ポンプ)、15b タービン、16 インタークーラ、17 電動過給機、18 スロットル弁、19 サージタンク、20 独立吸気通路、21 燃料噴射弁、23 共通排気通路、24 排気ガス浄化装置、26 第2のEGR装置、27 EGR装置、28 第2のEGR通路、29 第2のEGRクーラ、30 第2のEGR制御弁、31 EGR通路、32 EGRクーラ、33 EGR制御弁、35 コントロールユニット、36 クランク角センサ、37 エンジン水温センサ、38 車速センサ、39 冷媒圧センサ、40 過給機温度センサ、41 エンジン本体部、42 ウォータポンプ、43 バッテリ、44 ヒューズボックス、46 コンデンサ、47 ラジエータ、48 メインファン、49 サブファン、51 吸入口、52 吐出口、53 コンプレッサ部、54 モータ部、55 モータ冷却フィン、56 電圧制御部、58 インタークーラコア、59 インタークーラフィン、60 吸入空気入口部、61 吸入空気出口部、63 電動過給機収容部、63a 左側空間部、63b 右側空間部、64 ワンウェイバルブ、66 上側マウント、67 シュラウドアッパ、68 下側マウント、69 シュラウドロア、71 燃料噴射弁、72 吸気制御弁、73 排気ガス浄化触媒、74 パティキュレートフィルタ、76 弾性体、77 車体、78 ボンネット、79 走行風導入ダクト。

Claims (4)

  1. コンプレッサ部と、コンプレッサ部を駆動するモータ部と、電源からモータ部に供給される電力を昇圧する昇圧回路部とを有する電動過給機と、
    エンジンルーム内において弾性体を介して車体側に取り付けられ、吸入空気を冷却するインタークーラとを備えていて、
    コンプレッサ部と、モータ部及び昇圧回路部のうちの少なくとも一方とが、インタークーラに配設されていることを特徴とするエンジンの過給装置。
  2. コンプレッサ部及びモータ部が、インタークーラの吸入空気出口部付近に配設されていることを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの過給装置。
  3. インタークーラは、エンジンルーム内の車体前方側の位置において、ラジエータ及び電動ファンと車体前後方向に直列となるように配置されていて、
    電動過給機の作動時、又は、電動過給機の温度もしくは該温度に関連する温度が設定値以上である時に電動ファンを作動させる電動ファン制御手段を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの過給装置。
  4. 電動ファンは、それぞれ車体幅方向の一方の側と他方の側とに位置するように並列に配置されたメインファンとサブファンとを有し、
    モータ部と昇圧回路部とが、車体前後方向にみてサブファンの前方に配置され、
    電動ファン制御手段は、電動過給機の作動時、又は、電動過給機の温度もしくは該温度に関連する温度が設定値以上である時にサブファンを作動させることを特徴とする、請求項3に記載のエンジンの過給装置。
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