JP2009029844A - プロピレン系重合体組成物からなるペレットの製造方法、該製造方法により得られるペレット、該ペレットより得られるフィルムまたはシートの製造方法 - Google Patents
プロピレン系重合体組成物からなるペレットの製造方法、該製造方法により得られるペレット、該ペレットより得られるフィルムまたはシートの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】プロピレン系重合体を含む組成物からなり、フィッシュアイが少なく、力学強度の点でも問題がないフィルムまたはシートの製造に好適なペレットが、高い生産性で得られるペレットの製造方法の提供。
【解決手段】プロピレン系重合体Aおよびプロピレン系重合体Bを含む組成物Cからなるペレットの製造方法は、重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物であって、融点が90℃以下であるかまたは融点が観測されないプロピレン系重合体Aを含む重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口に連続的に供給するとともに、供給口の下流にある少なくとも1つの供給口から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体Bを連続的に供給し、プロピレン系重合体Aおよびプロピレン系重合体Bを混練して、得られたプロピレン系重合体組成物Cをペレット化する。
【選択図】図1
【解決手段】プロピレン系重合体Aおよびプロピレン系重合体Bを含む組成物Cからなるペレットの製造方法は、重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物であって、融点が90℃以下であるかまたは融点が観測されないプロピレン系重合体Aを含む重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口に連続的に供給するとともに、供給口の下流にある少なくとも1つの供給口から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体Bを連続的に供給し、プロピレン系重合体Aおよびプロピレン系重合体Bを混練して、得られたプロピレン系重合体組成物Cをペレット化する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロピレン系重合体組成物からなるペレットの製造方法、該製造方法により得られるペレット、該ペレットから得られるフィルムまたはシートの製造方法に関する。より詳しくは、本発明は、プロピレン系重合体を押出機に連続的に供給して得られるプロピレン系重合体組成物からなるペレットの製造方法、該製造方法により得られるペレット、該ペレットから得られるフィルムまたはシートの製造方法に関する。
近年、エチレン系重合体からなるエラストマーに代わって、プロピレン系重合体からなるエラストマー(プロピレン系重合体)が注目されている。プロピレン系重合体は、透明性、耐衝撃性、柔軟性、耐熱性、耐傷つき性、ゴム弾性に優れていることから、フィルム、シート、射出成形体などの種々の用途に使用することができる(特許文献1参照)。このようなプロピレン系重合体は、通常たとえばベール状などのブロック状の形態で市場に供給されている。
しかしながら、このようなブロック状の形態のプロピレン系重合体には、保管場所からの取り出しの煩雑さ、成形加工工程に用いる装置への供給、および輸送上の煩雑さなどの問題があった。
したがって、オレフィン系共重合体ゴムをペレットの形態で市場に供給できれば上記の問題は解消される。
しかしながら、粘着性を有するオレフィン系共重合体ゴムは、ペレット状に成形しても、保管中にブロック状に凝結するという問題があった。
しかしながら、粘着性を有するオレフィン系共重合体ゴムは、ペレット状に成形しても、保管中にブロック状に凝結するという問題があった。
これに対して、ブロッキングを防止するために、プロピレン系重合体と他のプロピレン系樹脂とをブレンドすることが知られていた(特許文献2参照)。
国際公開2004−106430号パンフレット
特開平8−302086号公報
しかしながら、この場合は、得られるペレットの色相、成分比の安定性のほか、ペレットの生産性などの点で改良の余地があった。またそのようなペレットから得られるフィルム、シートは、フィッシュアイが存在する場合があること、および力学強度などの点で改良の余地があった。
そこで、本発明の目的は、プロピレン系重合体を含む組成物からなり、耐ブロッキング性、色相、透明性、成分比の安定性に優れるペレットであって、フィッシュアイが少なく、力学強度の点でも問題がないフィルムまたはシートの製造に好適なペレットが、高い生産性で得られるペレットの製造方法を提供することにある。さらに、本発明の別の目的は、上記製造方法により得られるペレット、および該ペレットより得られるフィルムまたはシートの製造方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、特定の重合生成物と特定のプロピレン系重合体とを押出機に連続的に供給し、混練することにより、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係るプロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を含む組成物(C)からなるペレットの製造方法は、
重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物であって、融点が90℃以下であるかまたは融点が観測されないプロピレン系重合体(A)を含む重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給するとともに、供給口(X)の下流にある少なくとも1つの供給口(Y)から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体(B)を連続的に供給し、プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練して、得られたプロピレン系重合体組成物(C)をペレット化することを特徴とする。
重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物であって、融点が90℃以下であるかまたは融点が観測されないプロピレン系重合体(A)を含む重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給するとともに、供給口(X)の下流にある少なくとも1つの供給口(Y)から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体(B)を連続的に供給し、プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練して、得られたプロピレン系重合体組成物(C)をペレット化することを特徴とする。
また、プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を、プロピレン系重合体(A)/プロピレン系重合体(B)の重量比が50/50〜99/1の範囲で混練することが好ましい。
上記押出機が、プロピレン系重合体(B)の供給口(Y)の位置の下流に、少なくとも1つの混練部を有することが好ましい。
上記押出機のスクリュー径をDとしたときに、プロピレン系重合体(B)の供給口(Y)の位置は、プロピレン系重合体(A)の供給口の位置から3×D以上離れていることが好ましい。
上記押出機のスクリュー径をDとしたときに、プロピレン系重合体(B)の供給口(Y)の位置は、プロピレン系重合体(A)の供給口の位置から3×D以上離れていることが好ましい。
上記ペレットは、フィルムまたはシートの成形に用いられるものであることが好ましい。
本発明に係るペレットは、上記プロピレン系重合体組成物(C)からなるペレットの製造方法により得られることを特徴とする。
本発明に係るペレットは、上記プロピレン系重合体組成物(C)からなるペレットの製造方法により得られることを特徴とする。
本発明に係るフィルムまたはシートの製造方法は、上記ペレットの製造方法により得られたペレットを溶融成形することを特徴とする。
本発明に係るペレットの製造方法によれば、プロピレン系重合体を含む組成物からなり、耐ブロッキング性、色相、透明性、成分比の安定性に優れるペレットであって、フィッシュアイが少なく、力学強度の点でも問題がないフィルムまたはシートの製造に好適なペレットが得られる。また、上記ペレットの製造方法は生産性に優れている。
また、本発明に係るペレットは、耐ブロッキング性、色相、透明性、成分比の安定性に優れており、また該ペレットは、フィッシュアイが少なく、力学強度の点でも問題がないフィルムまたはシートの製造に好適である。
さらに、本発明に係るフィルムまたはシートの製造方法によれば、色相、透明性に優れ、またフィッシュアイが少なく、力学強度の点でも問題がないフィルムまたはシートを効率よく製造することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
[重合生成物の供給]
本発明のペレットの製造方法では、重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物であって、融点が90℃以下であるかまたは融点が観測されないプロピレン系重合体(A)を含む重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給する。
[重合生成物の供給]
本発明のペレットの製造方法では、重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物であって、融点が90℃以下であるかまたは融点が観測されないプロピレン系重合体(A)を含む重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給する。
まず、プロピレン系重合体(A)について説明する。
<プロピレン系重合体(A)>
本発明で用いられるプロピレン系重合体(A)は、示差走査熱量計DSCで観測される融点が90℃未満、好ましくは60℃未満であるか、または融点が観測されない。融点が観測されないとは、−150〜200℃の範囲において、結晶融解熱量が1J/g以上の結晶融解ピークが観測されないことをいう。測定条件は、実施例記載のとおりである。このプロピレン系重合体(A)は、プロピレン単独重合体またはプロピレンと、プロピレンを除く少なくとも一種の炭素原子数2〜20のα−オレフィンとの共重合体であることが好ましい。
<プロピレン系重合体(A)>
本発明で用いられるプロピレン系重合体(A)は、示差走査熱量計DSCで観測される融点が90℃未満、好ましくは60℃未満であるか、または融点が観測されない。融点が観測されないとは、−150〜200℃の範囲において、結晶融解熱量が1J/g以上の結晶融解ピークが観測されないことをいう。測定条件は、実施例記載のとおりである。このプロピレン系重合体(A)は、プロピレン単独重合体またはプロピレンと、プロピレンを除く少なくとも一種の炭素原子数2〜20のα−オレフィンとの共重合体であることが好ましい。
本発明においては好ましくはプロピレン系重合体のショアーA硬度が20〜80、好ましくは25〜70である。
プロピレン系重合体(A)は、より好ましくは、プロピレンと、エチレンおよび炭素原子数4〜8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種とを共重合した共重合体である。
プロピレン系重合体(A)は、より好ましくは、プロピレンと、エチレンおよび炭素原子数4〜8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種とを共重合した共重合体である。
ここで、プロピレンを除く炭素原子数2〜20のα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセンなどが挙げられる。
プロピレン系重合体(A)は、プロピレン由来の構成単位を、通常40〜100モル%、好ましくは40〜99モル%、より好ましくは40〜98モル%、さらに好ましくは50〜97モル%含み、コモノマーとして用いられる炭素数2〜20のα-オレフィン(ただしプロピレンを除く。)由来の構成単位を、通常0〜60モル%、好ましくは1〜60モル%、より好ましくは2〜60モル%、さらに好ましくは3〜50モル%含む(ここで、プロピレンと炭素数2〜20のα-オレフィンとの合計は100モル%である)。
プロピレン系重合体(A)としては、具体的には、プロピレン単独重合体、プロピレンと、エチレン、1−ブテンおよび1−ヘキセンから選ばれる少なくとも1種とのランダム共重合体を挙げることができ、好ましくはプロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体であり、このような共重合体はポリプロピレンなどのポリオレフィンの改質効果が優れるため好ましく使用できる。プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体の場合、プロピレンを40〜98モル%、好ましくは40〜90モル%、エチレンを1〜59モル%、好ましくは5〜30モル%、1−ブテンを1〜59モル%、好ましくは5〜30モル%含む共重合体が望ましい。
プロピレン系重合体(A)のゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)により、標準ポリスチレンを分子量標準物質として測定された重量平均分子量(Mw)と数平均分子(Mn)の比(分子量分布:Mw/Mn)は好ましくは5以下、より好ましくは3以下、さらに好ましくは1.5〜2.5の範囲にある。分子量分布がこの範囲にあるとプロピレン系重合体(A)のべた付きが低くなるためより好適である。
またプロピレン系重合体(A)のデカリン中、135℃にて測定した[η]は、1.0dL/g以上であることが好ましい。[η]の上限は特にはないが、例えば10.0dL/g以下、好ましくは8.0dL/g以下、より好ましくは6.0dL/g以下である。
プロピレン系重合体(A)は、アタクティック、アイソタクティック、シンジオタクティックのいずれであってもよい。
プロピレン系重合体(A)の重合工程においては、例えば特開平10−158442号公報に記載された触媒が用いられる。また、オレフィンをアイソタクティックまたはシンジオタクティック構造で立体規則性重合することのできる公知の触媒、例えば固体状チタン成分と有機金属化合物とを主成分とする触媒、またはメタロセン化合物を触媒の一成分として用いたメタロセン触媒(例えば国際公開2004/87775号パンフレットに記載の触媒)の存在下で、プロピレンと他のα−オレフィンとを共重合させてもよい。
プロピレン系重合体(A)の重合工程においては、例えば特開平10−158442号公報に記載された触媒が用いられる。また、オレフィンをアイソタクティックまたはシンジオタクティック構造で立体規則性重合することのできる公知の触媒、例えば固体状チタン成分と有機金属化合物とを主成分とする触媒、またはメタロセン化合物を触媒の一成分として用いたメタロセン触媒(例えば国際公開2004/87775号パンフレットに記載の触媒)の存在下で、プロピレンと他のα−オレフィンとを共重合させてもよい。
また、本発明に係る製造方法において、押出機に供給する際には、重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物を溶融状態のままで供給する。この重合生成物は、上記プロピレン系重合体(A)を含む。
ここで、重合生成物について説明する。
<重合生成物>
プロピレン系重合体(A)を含む重合生成物には、常圧での沸点が30℃以上200℃以下である成分(Z)が少量含まれていても良い。具体的には、プロピレン系重合体(A)および成分(Z)の合計100重量部に対して成分(Z)が15重量部以下、好ましくは12重量部以下の量で含まれていても良い。さらに、上記重合生成物には、プロピレン系重合体(A)および成分(Z)の合計100重量部に対して安定剤などの各種添加剤が5重量部以下、好ましくは2重量部以下の量で含まれていても良い。いいかえると、重合生成物は、プロピレン系重合体(A)のみであってもよく、プロピレン系重合体(A)とともに成分(Z)および/または添加剤を上記の量で含んでいてもよい。
<重合生成物>
プロピレン系重合体(A)を含む重合生成物には、常圧での沸点が30℃以上200℃以下である成分(Z)が少量含まれていても良い。具体的には、プロピレン系重合体(A)および成分(Z)の合計100重量部に対して成分(Z)が15重量部以下、好ましくは12重量部以下の量で含まれていても良い。さらに、上記重合生成物には、プロピレン系重合体(A)および成分(Z)の合計100重量部に対して安定剤などの各種添加剤が5重量部以下、好ましくは2重量部以下の量で含まれていても良い。いいかえると、重合生成物は、プロピレン系重合体(A)のみであってもよく、プロピレン系重合体(A)とともに成分(Z)および/または添加剤を上記の量で含んでいてもよい。
成分(Z)としては、例えば炭素数5〜12程度、好ましくは5〜10程度の炭化水素溶媒、メタノール、エタノール、水などが例示できるがこれらに限定されるものではない。炭化水素溶媒としてはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなどが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
添加剤としては、酸化防止剤、スリップ剤、耐候安定剤、界面活性剤、離型剤、アンチブロッキング剤が挙げられる。なお、この添加剤は、例えばプロピレン系重合体(A)を重合した後に添加される。
すなわち、本明細書において、「重合生成物」とは、以下の要件(1)から(3)を全て満たす生成物をいう。
(1)プロピレン系重合体(A)を含むこと、
(2)上記常圧での沸点が200℃以下である成分(Z)が、プロピレン系重合体(A)および成分(Z)の合計100重量部に対し、0重量%〜15重量%含まれていること(以下、この要件を満たすときを「要件(2)を満たす」ということがある)、
(3)必要に応じて用いられる添加剤が、プロピレン系重合体(A)および成分(Z)の合計100重量部に対し、0〜5重量部含まれていること(以下、この要件を満たすときを「要件(3)を満たす」ということがある)。
(1)プロピレン系重合体(A)を含むこと、
(2)上記常圧での沸点が200℃以下である成分(Z)が、プロピレン系重合体(A)および成分(Z)の合計100重量部に対し、0重量%〜15重量%含まれていること(以下、この要件を満たすときを「要件(2)を満たす」ということがある)、
(3)必要に応じて用いられる添加剤が、プロピレン系重合体(A)および成分(Z)の合計100重量部に対し、0〜5重量部含まれていること(以下、この要件を満たすときを「要件(3)を満たす」ということがある)。
なお、本明細書において、重合生成物に成分(Z)が含まれるときは、重合生成物を濃縮液ともいう。
また、本明細書において、「溶融状態にある重合生成物」とは、上記(1)〜(3)を満たし、かつ以下の要件(4’)を満たす重合生成物をいう。
(4’)粘度が6000Pa・s未満、好ましくは5999Pa・s以下であること。
また、本明細書において、「溶融状態にある重合生成物」とは、上記(1)〜(3)を満たし、かつ以下の要件(4’)を満たす重合生成物をいう。
(4’)粘度が6000Pa・s未満、好ましくは5999Pa・s以下であること。
なお、要件(4’)を満たしているかを判断するためには、当該判断対象である生成物(プロピレン系重合体(A)と、任意に常圧での沸点が200℃以下である成分(Z)と、任意に添加剤とを含む)を、例えば製造装置に設けたサンプリング口からサンプリングし、製造装置内における当該生成物の温度(これは製造装置に温度計を設けることで測定できる)と同じ温度にして、キャピラリー型粘度計(キャピログラフ)にて粘度を測定する。なお「溶融状態にある重合生成物」は温度については特に制限はないが通常、90〜300℃の範囲にある。
また、本明細書において、「溶融状態のままである重合生成物」とは、上記(1)〜(3)を満たし、かつ以下の要件(4)を満たす重合生成物をいう。
(4)重合工程から排出されてから粘度が6000Pa・s以上である状態を経ていないこと。
(4)重合工程から排出されてから粘度が6000Pa・s以上である状態を経ていないこと。
プロピレン系重合体(A)は、重合工程、好ましくは溶液重合法で製造され、排出されるが、上記溶融状態にある重合生成物を得るためには、例えば特開昭61−218614号公報に記載のように、重合反応器で得られた溶媒を多く含むポリマー溶液を150℃〜250℃に加熱し、ドラム中でフラッシュさせればよい。あるいは熱交換機により、上記ポリマー溶液の溶媒を蒸発させても良い。あるいは重合により直接上記「溶融状態にある重合生成物」を製造しても良い。
上述したように、重合工程(たとえば重合体製造装置)から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給するが、該押出機としては、特に制限はなく、一軸押出し機、二軸押出し機などを例示することができる。
[プロピレン系重合体(B)の供給]
本発明では、上記重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給するとともに、供給口(X)の下流にある少なくとも1つの供給口(Y)から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体(B)を連続的に供給する。
本発明では、上記重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給するとともに、供給口(X)の下流にある少なくとも1つの供給口(Y)から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体(B)を連続的に供給する。
まず、プロピレン系重合体(B)について説明する。
<プロピレン系重合体(B)>
本発明において好ましく使用できるプロピレン系重合体(B)は、融点が100℃以上である。より好ましくは融点が100℃以上180℃以下である。このプロピレン系重合体(B)は、プロピレン単独重合体またはプロピレンと少なくとも1種のプロピレン以外の炭素原子数2〜20のα−オレフィンとの共重合体であることが好ましい。プロピレン単独重合体がより好ましい。これらは単独または併用して用いることができる。ここで、プロピレン以外の炭素原子数が2〜20のα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセンなどが挙げられ、エチレンまたは炭素原子数が4〜10のα−オレフィンが好ましい。
<プロピレン系重合体(B)>
本発明において好ましく使用できるプロピレン系重合体(B)は、融点が100℃以上である。より好ましくは融点が100℃以上180℃以下である。このプロピレン系重合体(B)は、プロピレン単独重合体またはプロピレンと少なくとも1種のプロピレン以外の炭素原子数2〜20のα−オレフィンとの共重合体であることが好ましい。プロピレン単独重合体がより好ましい。これらは単独または併用して用いることができる。ここで、プロピレン以外の炭素原子数が2〜20のα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセンなどが挙げられ、エチレンまたは炭素原子数が4〜10のα−オレフィンが好ましい。
これらのα−オレフィンは、プロピレンとランダム共重合体を形成してもよく、ブロック共重合体を形成してもよい。
これらのα−オレフィンから導かれる構成単位は、ポリプロピレン中に35モル%以下、好ましくは30モル%以下の割合で含まれていてもよい。プロピレン系重合体(B)は、ASTM D 1238 に準拠して230℃、荷重2.16kgで測定されるメルトフローレート(MFR)が0.01〜1000g/10分、好ましくは0.05〜100g/10分の範囲にあることが望ましい。
これらのα−オレフィンから導かれる構成単位は、ポリプロピレン中に35モル%以下、好ましくは30モル%以下の割合で含まれていてもよい。プロピレン系重合体(B)は、ASTM D 1238 に準拠して230℃、荷重2.16kgで測定されるメルトフローレート(MFR)が0.01〜1000g/10分、好ましくは0.05〜100g/10分の範囲にあることが望ましい。
上記のような特徴を有するプロピレン系重合体(B)は、例えばペレットの形態で押出機に供給する際にも押出機内で容易に溶融可塑化するとともに、プロピレン系重合体(A)との相溶性が非常に良好である。
このようなプロピレン系重合体(B)は、従来公知の製造方法、例えばマグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を必須成分として含有する固体触媒成分と有機アルミニウム化合物および電子供与体からなるチーグラー触媒系、またはメタロセン化合物を触媒の一成分として用いたメタロセン触媒系でプロピレンを重合あるいはプロピレンと他のα−オレフィンとを共重合することにより製造することができる。
また、本発明に係る製造方法において、プロピレン系重合体(B)を押出機に供給する際には、プロピレン系重合体(B)はペレット状であっても、溶融状態であってもよい。
[重合生成物およびプロピレン系重合体(B)の供給]
本発明においては、上記重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給するとともに、供給口(X)の下流にある少なくとも1つの供給口(Y)から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体(B)を連続的に供給するが、押出機の中の樹脂温度は、以下のとおりであることが好ましい。
[重合生成物およびプロピレン系重合体(B)の供給]
本発明においては、上記重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給するとともに、供給口(X)の下流にある少なくとも1つの供給口(Y)から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体(B)を連続的に供給するが、押出機の中の樹脂温度は、以下のとおりであることが好ましい。
すなわち、押出機の中の樹脂温度は、プロピレン系重合体(A)が存在しているがプロピレン系重合体(B)が存在していない領域では、100℃〜250℃であることが好ましく、またプロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)が存在している領域では、150℃〜250℃であることが好ましい。
さらに、押出機のスクリュー径をDとしたときに、プロピレン系重合体(B)の供給口(Y)の位置が、プロピレン系重合体(A)の供給口(X)の位置から3×D以上離れていることが好ましく、5×D〜10×Dの範囲にあることがより好ましい。
このように重合体を供給することが、耐ブロッキング性、色相、透明性、成分比の安定性に優れるペレットであって、フィッシュアイが少なく、力学強度の点でも問題がないフィルムまたはシートの製造に好適なペレットを得るためにより好ましい。
[その他の成分の供給]
最終的に得られる組成物(C)に含まれていてもよい他の成分としては、例えば酸化防止剤、スリップ剤、耐候安定剤、界面活性剤、離形剤が挙げられる。
最終的に得られる組成物(C)に含まれていてもよい他の成分としては、例えば酸化防止剤、スリップ剤、耐候安定剤、界面活性剤、離形剤が挙げられる。
これらは、プロピレン系重合体(A)と同時に供給してもよい、すなわち、プロピレン系重合体(A)とともに、重合生成物として供給されてもよい。またはプロピレン系重合体(B)と同時に供給してもよい。
他の成分は、プロピレン系重合体(A)とプロピレン系重合体(B)との合計100重量部に対して、合計で、通常0.0001〜5重量部、好ましくは0.0001〜1重量部の量で用いられる。
[混練およびペレット化]
本発明の製造方法においては、上述のようにして供給されたプロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練して、得られたプロピレン系重合体組成物(C)をペレット化する。
本発明の製造方法においては、上述のようにして供給されたプロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練して、得られたプロピレン系重合体組成物(C)をペレット化する。
混練時間は30秒から15分であることが好ましい。
以下に、混練して得られるプロピレン系重合体組成物(C)について説明する。
<プロピレン系重合体組成物(C)>
組成物(C)においては、プロピレン系重合体(A)/プロピレン系重合体(B)の重量比は、好ましくは50/50〜99/1、より好ましくは35/65〜97/3の範囲であることが望ましい。なお組成物(C)においては、原料である溶融状態にある重合生成物中に、プロピレン系重合体(A)とともに任意に含まれていてもよい成分(Z)は、残存していても良いが、通常はプロピレン系重合体(A)とプロピレン系重合体(B)との合計100重量部に対し2重量部以下、好ましくは1重量部以下、より好ましくは0.1重量部以下であり、実質的に含まれないことが特に好ましい。また組成物(C)に含まれても良い上記「他の成分」の中には、原料である溶融状態にある重合生成物中に、プロピレン系重合体(A)とともに任意に含まれていても良い添加剤も含まれる。
以下に、混練して得られるプロピレン系重合体組成物(C)について説明する。
<プロピレン系重合体組成物(C)>
組成物(C)においては、プロピレン系重合体(A)/プロピレン系重合体(B)の重量比は、好ましくは50/50〜99/1、より好ましくは35/65〜97/3の範囲であることが望ましい。なお組成物(C)においては、原料である溶融状態にある重合生成物中に、プロピレン系重合体(A)とともに任意に含まれていてもよい成分(Z)は、残存していても良いが、通常はプロピレン系重合体(A)とプロピレン系重合体(B)との合計100重量部に対し2重量部以下、好ましくは1重量部以下、より好ましくは0.1重量部以下であり、実質的に含まれないことが特に好ましい。また組成物(C)に含まれても良い上記「他の成分」の中には、原料である溶融状態にある重合生成物中に、プロピレン系重合体(A)とともに任意に含まれていても良い添加剤も含まれる。
[より具体的な実施の形態]
図1は、本発明に係るペレットの製造方法に用いられる押出機の一例(多段ベント付押出機(二軸式三段ベント付押出機)1(本明細書において押出機1ともいう。))である。以下、図1に基づいて本発明をより具体的に説明するが、この説明は本発明を限定しようとするものではない。
図1は、本発明に係るペレットの製造方法に用いられる押出機の一例(多段ベント付押出機(二軸式三段ベント付押出機)1(本明細書において押出機1ともいう。))である。以下、図1に基づいて本発明をより具体的に説明するが、この説明は本発明を限定しようとするものではない。
まず、上述した重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物を、溶融状態のまま、供給口2に連続的に供給する。
プロピレン系重合体(A)の重合装置(図示せず)から排出された、プロピレン系重合体(A)を含む反応液(ポリマー溶液)は、熱交換機(図示せず)で濃縮される。ここでは、溶媒のほか、未反応のモノマーも除去される。熱交換機から出たときは、反応液は濃縮されて、溶融状態にある濃縮液(「溶融状態にある重合生成物」)となっている。この溶融状態にある濃縮液が押出し機4のホッパーに蓄積されている時には、ホッパーは周囲から加熱、保温できるようになっているため、上記濃縮液は溶融状態のままを維持できる。この溶融状態にある濃縮液は、溶融状態のまま、ホッパー下部から、供給口2を介して押出機1のバレルに供給される。
プロピレン系重合体(A)の重合装置(図示せず)から排出された、プロピレン系重合体(A)を含む反応液(ポリマー溶液)は、熱交換機(図示せず)で濃縮される。ここでは、溶媒のほか、未反応のモノマーも除去される。熱交換機から出たときは、反応液は濃縮されて、溶融状態にある濃縮液(「溶融状態にある重合生成物」)となっている。この溶融状態にある濃縮液が押出し機4のホッパーに蓄積されている時には、ホッパーは周囲から加熱、保温できるようになっているため、上記濃縮液は溶融状態のままを維持できる。この溶融状態にある濃縮液は、溶融状態のまま、ホッパー下部から、供給口2を介して押出機1のバレルに供給される。
プロピレン系重合体(A)を定量的に供給するためには、(1)プロピレン系重合体(A)の供給口2とその上に設けられたホッパー(図示せず)との間に設置したゲート(図示せず)またはバルブ(図示せず)の開度、(2)ホッパー下に設置したギアポンプ(図示せず)の回転数、(3)バルブやギアポンプを用いない場合は、スクリュー(図示せず)の回転数を調整すればよい。
また、上記濃縮液を供給するとともに、プロピレン系重合体(B)をプロピレン系重合体(B)の供給口3に供給する。プロピレン系重合体(B)は、上記濃縮液の供給口2の下流にある少なくとも1つの供給口3から供給すればよく、2つ以上の供給口から供給してもよい。
押出機1は、供給口3の位置の下流に、例えば1つ以上の混練部(図示せず)を有し、供給されたプロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)は、この混練部で混練されて、プロピレン系重合体組成物(C)が製造される。
ここで、プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)は、プロピレン系重合体(A)/プロピレン系重合体(B)の重量比が、好ましくは50/50〜99/1、より好ましくは65/35〜97/3の範囲で混練されることが望ましい。また、プロピレン系重合体(A)/プロピレン系重合体(B)の重量比は、プロピレン重合体(A)の供給量に対して、所定の重量比になるようにプロピレン重合体(B)のペレットを定量フィーダーにより供給することでコントロールしてもよい。
押出機1のスクリュー径をDとしたときに、供給口3の位置が、供給口2の位置から好ましくは3×D以上、より好ましくは5×D〜10×D離れていることが望ましい。上記範囲にあると、特に、色相、透明性、成分比の安定性に優れたペレットが得られるとともに、フィルムやシートとした場合に強度などに優れたペレットが得られるため好ましい。
次いで、上記のようにして得られたプロピレン系重合体組成物(C)は、取出口5から取り出され、押出機1の先端に取り付けたペレタイザー(図示せず)によって切断されてペレットとなる。
また、本発明に係るプロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を含むプロピレン系重合体組成物(C)からなるペレットの製造方法では、重合工程から連続的に排出される、プロピレン系重合体(A)および溶媒(すなわち成分(Z)にあたる)を含む重合溶液が、上記「溶融状態にある重合生成物」(溶融状態にある濃縮液)に該当する場合には、溶融状態のまま押出機に供給するとともに、プロピレン系重合体(B)を供給して、プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練し、かつ、上記溶媒(すなわち成分(Z)にあたる)を除去してもよい。すなわち、重合工程から連続的に排出される、プロピレン系重合体(A)および溶媒を含む重合溶液(「溶融状態にある重合生成物」)を、溶融状態のまま混練機1の供給口2に連続的に供給するとともに、供給口2の下流にある少なくとも1つの供給口3から、プロピレン系重合体(B)を供給して、プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練し、かつ、供給口2の下流にある少なくとも1つの供給口(少なくとも1つのベントホール4)から、上記溶媒を除去してもよい。
この場合は、押出機1の中で脱溶媒され、溶媒は、ベントホール4から押出機1の外部に放出され、凝縮器6を通って回収される。このように脱溶媒されるとともに、プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)が混練されて、プロピレン系重合体組成物(C)が製造される。
このように、本発明に係るペレットは、プロピレン系重合体組成物(C)からなることを特徴とする。また、上記ペレットは、フィルムまたはシートの成形に好適に用いられる。さらに、本発明に係るフィルムまたはシートの製造方法は、上記ペレットを溶融成形することを特徴とする。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例]
《プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)の物性評価方法》
重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物に含まれるプロピレン系重合体(A)の物性は、以下のようにして得られる重合体について測定した。製造装置に設けたサンプリング口からサンプリングした重合生成物(濃縮液)を真空乾燥機(圧力50mmHg以下)により、130℃で2時間乾燥し、溶媒成分を蒸発させて、重合体を得た。
[実施例]
《プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)の物性評価方法》
重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物に含まれるプロピレン系重合体(A)の物性は、以下のようにして得られる重合体について測定した。製造装置に設けたサンプリング口からサンプリングした重合生成物(濃縮液)を真空乾燥機(圧力50mmHg以下)により、130℃で2時間乾燥し、溶媒成分を蒸発させて、重合体を得た。
(1−1)融点(Tm)
パーキンエルマー社製DSC−7型装置(示差走査型熱量計(DSC))を用いて測定した。
パーキンエルマー社製DSC−7型装置(示差走査型熱量計(DSC))を用いて測定した。
具体的には、試料約5mgをアルミパンに詰めて、
(1)200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、
(2)10℃/分で−150℃まで冷却し、−150℃で5分間保持した後、
(3)20℃/分で昇温する。
このときの(3)で得られる吸熱曲線より求めた。
(1)200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、
(2)10℃/分で−150℃まで冷却し、−150℃で5分間保持した後、
(3)20℃/分で昇温する。
このときの(3)で得られる吸熱曲線より求めた。
(1−2)メルトフローレート(MFR)
ASTM D1238に準拠し、230℃、2.16kg荷重にて測定した。
(1−3)分子量分布(Mw/Mn)
分子量分布(Mw/Mn)は、ミリポア社製GPC−150Cを用い、以下のようにして測定した。
ASTM D1238に準拠し、230℃、2.16kg荷重にて測定した。
(1−3)分子量分布(Mw/Mn)
分子量分布(Mw/Mn)は、ミリポア社製GPC−150Cを用い、以下のようにして測定した。
直径27mm、長さ600mmの分離カラム(TSK GNH HT)を用いた。カラム温度は140℃とし、移動相にはo-ジクロロベンゼン(和光純薬工業)および酸化防止剤としてBHT(武田薬品)0.025重量%を用い、1.0mL/分で移動させた。試料濃度は0.1重量%とし、試料注入量は500μLとした。検出器として示差屈折計を用いた。
(1−4)プロピレン含量、1-ブテン含量および立体規則性(mm)
13C−NMRを利用して求めた。
(1−5)ショアーA硬度
プレス成形機により2mm厚シートを作製し、作製後室温で48時間経過させた後、A型測定器を用い、押針接触後直ちに目盛りを読み取った(JIS K6301に準拠)。
13C−NMRを利用して求めた。
(1−5)ショアーA硬度
プレス成形機により2mm厚シートを作製し、作製後室温で48時間経過させた後、A型測定器を用い、押針接触後直ちに目盛りを読み取った(JIS K6301に準拠)。
《組成物(C)からなるペレットの物性評価方法》
ペレットを構成する組成物(C)の物性およびペレットの物性を以下の方法で評価した。
ペレットを構成する組成物(C)の物性およびペレットの物性を以下の方法で評価した。
(2−1)融点(Tm)
パーキンエルマー社製DSC−7型装置(示差走査型熱量計(DSC))を用いて測定した。
パーキンエルマー社製DSC−7型装置(示差走査型熱量計(DSC))を用いて測定した。
具体的には、試料約5mgをアルミパンに詰めて、
(1)200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、
(2)10℃/分で−150℃まで冷却し、−150℃で5分間保持した後、
(3)20℃/分で昇温する。
このときの(3)で得られる吸熱曲線より求めた。
(1)200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、
(2)10℃/分で−150℃まで冷却し、−150℃で5分間保持した後、
(3)20℃/分で昇温する。
このときの(3)で得られる吸熱曲線より求めた。
(2−2)MFR
ASTM D1238に従い、230℃、2.16kg重の条件で測定した。
(2−3)透明性
ラボプラストミル(東洋精機製)を用いてペレットを混練(190℃、40rpm、5分間)した後、プレス成形機を用いて2mm厚みのプレスシートを作成した。より詳しくは2mm厚みのステンレス製金型内に混練した原料を入れ、この金型の両面にPETフィルム(東レ ルミラー 100μm)を挿入し、さらに5mm厚みのステンレス外枠を外側から重ねた状態でプレス成形した。成形条件は、温度190℃、加熱・加圧時間7分間、15℃チラーで冷却であった。
ASTM D1238に従い、230℃、2.16kg重の条件で測定した。
(2−3)透明性
ラボプラストミル(東洋精機製)を用いてペレットを混練(190℃、40rpm、5分間)した後、プレス成形機を用いて2mm厚みのプレスシートを作成した。より詳しくは2mm厚みのステンレス製金型内に混練した原料を入れ、この金型の両面にPETフィルム(東レ ルミラー 100μm)を挿入し、さらに5mm厚みのステンレス外枠を外側から重ねた状態でプレス成形した。成形条件は、温度190℃、加熱・加圧時間7分間、15℃チラーで冷却であった。
このようにして得られたプレスシートのヘイズ(内部ヘイズ)を測定した。
(2−4)色相
(2−3)と同様にして得られたシートの色相を以下の装置および条件を用いて評価した(L値、a値、b値)。
装置:株式会社カラーテクノシステム
機器:分光色彩計JS555
照明・受光光学系:0/d(0°照明・拡散受光、正反射光除去)
JIS Z 8722、ISO、DINに準拠
測定:反射測定
受光素子:シリコンフォトダイオード
計測手段:ダブルビーム補償方式
分光手段:波長独立型 連続干渉フィルタ
測定波長範囲:400nm〜700nm
測定波長間隔:20nm
測定用光源:ハロゲンランプ 色温度:約3000°K
観察用光源:C
観察視野角:2°
(2−5)強度(破断点強度)
(2−3)と同様にして得られたシートについて、JIS K7113−2に準拠して測定した。
(2−4)色相
(2−3)と同様にして得られたシートの色相を以下の装置および条件を用いて評価した(L値、a値、b値)。
装置:株式会社カラーテクノシステム
機器:分光色彩計JS555
照明・受光光学系:0/d(0°照明・拡散受光、正反射光除去)
JIS Z 8722、ISO、DINに準拠
測定:反射測定
受光素子:シリコンフォトダイオード
計測手段:ダブルビーム補償方式
分光手段:波長独立型 連続干渉フィルタ
測定波長範囲:400nm〜700nm
測定波長間隔:20nm
測定用光源:ハロゲンランプ 色温度:約3000°K
観察用光源:C
観察視野角:2°
(2−5)強度(破断点強度)
(2−3)と同様にして得られたシートについて、JIS K7113−2に準拠して測定した。
(2−6)ショアーA硬度
(2−3)と同様にして得られたシートについて、作製後室温で48時間経過させた後、A型測定器を用い、押針接触後直ちに目盛りを読み取った(JIS K6301に準拠)。
(2−3)と同様にして得られたシートについて、作製後室温で48時間経過させた後、A型測定器を用い、押針接触後直ちに目盛りを読み取った(JIS K6301に準拠)。
(2−7)ペレットの耐ブロッキング性
内径7.5cm、深さ4cmの円筒内に得られたペレットを3cm充満させ、これに5kgの重りをのせて(圧力約113g/cm2)、以下の基準により耐ブロッキング性を評価した。測定環境は23℃×12時間とした。
内径7.5cm、深さ4cmの円筒内に得られたペレットを3cm充満させ、これに5kgの重りをのせて(圧力約113g/cm2)、以下の基準により耐ブロッキング性を評価した。測定環境は23℃×12時間とした。
A:ブロッキング(ペレットのくっつき)がない
B:ややペレットのくっつきがある(手でほぐして崩れる)
C:ブロッキング有り(手でほぐして崩れない)
(2−8)フィッシュアイの確認
得られた組成物からなるペレットと、アイソタクティックポリプロピレン(rPP)からなるペレットを50/50(重量比)で混合したペレットの混合物を用いて、40mmφ、L/D=26のスクリューを有するTダイキャスト成形機により、70μm厚みの単層キャストフィルムを成形した。
B:ややペレットのくっつきがある(手でほぐして崩れる)
C:ブロッキング有り(手でほぐして崩れない)
(2−8)フィッシュアイの確認
得られた組成物からなるペレットと、アイソタクティックポリプロピレン(rPP)からなるペレットを50/50(重量比)で混合したペレットの混合物を用いて、40mmφ、L/D=26のスクリューを有するTダイキャスト成形機により、70μm厚みの単層キャストフィルムを成形した。
このフィルムの中央部から切り出したサンプル(28×20cm角)に存在するフィッシュアイ(フィルム外観を損ねるスポット)の数を測定し、以下の基準で評価した。
A:0〜5個/560cm2
B:6〜20個/560cm2
C:21〜50個/560cm2
D:51個〜/560cm2
(2−9)組成の安定性
ペレットの成分組成の安定性を評価するために、DSC測定における融解エンタルピー量を評価した。
A:0〜5個/560cm2
B:6〜20個/560cm2
C:21〜50個/560cm2
D:51個〜/560cm2
(2−9)組成の安定性
ペレットの成分組成の安定性を評価するために、DSC測定における融解エンタルピー量を評価した。
このときのDSC測定条件は、(2−1)と同様に行った。上述した融点を示す吸熱ピークの面積(曲線におけるピーク前後の平坦部分をベースラインとして算出)から決定した。
サンプルは、ペレットを25kgずつ仕分け、ここから無作為に選び出したペレットを用いた(n=10)。
《原料》
(1)プロピレン系重合体(A);PPターポリマー(プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER))
得られたプロピレン系重合体(A)は、融点=観測されず、エチレン含量=14.0モル%、1−ブテン含量=19.0モル%、mm=90%、MFR=7.0g/10min、分子量分布(Mw/Mn)=2.0、ショアーA硬度=45であった。
《原料》
(1)プロピレン系重合体(A);PPターポリマー(プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER))
得られたプロピレン系重合体(A)は、融点=観測されず、エチレン含量=14.0モル%、1−ブテン含量=19.0モル%、mm=90%、MFR=7.0g/10min、分子量分布(Mw/Mn)=2.0、ショアーA硬度=45であった。
(2)プロピレン系重合体(B);アイソタクティックポリプロピレン(rPP)
Tm=140℃、MFR(230℃)=7.0g/10min、mm=97%、Mw/Mn=4.8であった。形状はペレットであった。
Tm=140℃、MFR(230℃)=7.0g/10min、mm=97%、Mw/Mn=4.8であった。形状はペレットであった。
(3)酸化防止剤(X)
チバガイギー社製のイルガホス168を使用した。
[実施例1]
プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER)およびアイソタクティックポリプロピレン(rPP)を含む組成物(C−1)からなるペレットは、以下のようにして製造した。
チバガイギー社製のイルガホス168を使用した。
[実施例1]
プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER)およびアイソタクティックポリプロピレン(rPP)を含む組成物(C−1)からなるペレットは、以下のようにして製造した。
図1記載の装置を用いてペレットを製造した。重合は国際公開2006/057361号パンフレット、第三の発明の実施例に記載された(B3)PBERの製法と同じ触媒系を用い、ヘキサン溶媒中で重合を行い、プロピレン系重合体(A)が15重量%、残部が未反応モノマーおよびヘキサンの混合物である反応液を得た。次いで添加剤(X)を投入した後、熱交換器を通すことにより、ヘキサンの一部および未反応モノマーを蒸発させて分離し、濃縮液(重合生成物)を得た。この濃縮液には、プロピレン系重合体(A)が90重量部、ヘキサンが10重量部含まれ、添加剤(X)がプロピレン系重合体(A)およびヘキサン(成分(Z))の合計100重量部に対し0.1重量部含まれていた。この濃縮液は150℃であった。また粘度は3500Pa・sであり、上記濃縮液は溶融状態にあった。これを押出機のホッパーに移送した。ホッパーでは、濃縮液には、プロピレン系重合体(A)が90重量部、ヘキサンが10重量部含まれ、添加剤がプロピレン系重合体(A)およびヘキサン(成分(Z))の合計100重量部に対し0.1重量部含まれていた。この濃縮液の温度は150℃であり、粘度は3500Pa・sであった。このように濃縮液は溶融状態のままであった。
この濃縮液を2000kg/hrで押出機の供給口2へ供給した。押出機のL/Dは38.5、D=280mmであった。回転数は30rpmであった。
濃縮液を供給するとともに、供給口2から6×Dだけ離れた位置に、定量フィーダーを用いて、前述のアイソタクティックポリプロピレン(rPP)を500kg/hrで供給した。
濃縮液を供給するとともに、供給口2から6×Dだけ離れた位置に、定量フィーダーを用いて、前述のアイソタクティックポリプロピレン(rPP)を500kg/hrで供給した。
押出し機のバレルの温度は180℃であった。
プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練して得られた組成物(C−1)を押出して、押出し機前面に取り付けられた冷却水ボックス内の回転カッターにより、押出された溶融樹脂を切断してペレットを製造した。
プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練して得られた組成物(C−1)を押出して、押出し機前面に取り付けられた冷却水ボックス内の回転カッターにより、押出された溶融樹脂を切断してペレットを製造した。
組成物(C−1)からなるペレットについての評価結果を表1に示す。
[比較例1]
アイソタクティックポリプロピレン(rPP)を供給しなかった以外は実施例1と同様にして、プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER)を押出した。次いで、ベールとしてダンボールに充填した。
[比較例1]
アイソタクティックポリプロピレン(rPP)を供給しなかった以外は実施例1と同様にして、プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER)を押出した。次いで、ベールとしてダンボールに充填した。
ベール状のプロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER)30kgとアイソタクティックポリプロピレン(rPP)7.5kgとをバンバリーミキサー(容積75リットル)に同時に投入して5分間混練して、組成物(C−2)を得た。さらに、混練後の溶融樹脂をフィーダールーダー(L/D=6、設定温度190℃)を用いて押出し、このフィーダールーダー前面に取り付けられた冷却水ボックス内の回転カッターにより溶融樹脂を切断してペレットを製造した。このペレットの表面にシリコンオイルを500ppm塗布した。
シリコンオイルが塗布された組成物(C−2)からなるペレットについての評価結果を表1に示す。
[参考例1]
アイソタクティックポリプロピレン(rPP)を供給しなかった以外は実施例1と同様にして、プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER)を押出した。次いで、脱気し、ベール状の共重合体を得た。このベール状の共重合体をダンボールに梱包する際に、アイソタクティックポリプロピレン(rPP)からなる50μmの単層フィルムで覆って、共重合体の包装体を作製した。
[参考例1]
アイソタクティックポリプロピレン(rPP)を供給しなかった以外は実施例1と同様にして、プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(PBER)を押出した。次いで、脱気し、ベール状の共重合体を得た。このベール状の共重合体をダンボールに梱包する際に、アイソタクティックポリプロピレン(rPP)からなる50μmの単層フィルムで覆って、共重合体の包装体を作製した。
このようにして得られた包装体30kgと、アイソタクティックポリプロピレン(rPP)7.5kgとを、バンバリーミキサー(容積75リットル)に投入して5分間混練して、組成物(C−3)を得た。さらに、混練後の溶融樹脂をフィーダールーダー(L/D=6、設定温度190℃)を用いて押出し、このフィーダールーダー前面に取り付けられた冷却水ボックス内の回転カッターにより溶融樹脂を切断してペレットを製造した。このペレットの表面にシリコンオイルを500ppm塗布した。このペレットの表面にシリコンオイルを500ppm塗布した。
シリコンオイルが塗布された組成物(C−3)からなるペレットについての評価結果を表1に示す。
1: 多段ベント付押出機(二軸式三段ベント付押出機)
2: プロピレン系重合体(A)の供給口
3: プロピレン系重合体(B)の供給口
4: ベントホール
5: 取出口
6: 凝縮器
A: プロピレン系重合体(A)を含む重合生成物
B: プロピレン系重合体(B)
C: 組成物(C)
D: 溶媒
2: プロピレン系重合体(A)の供給口
3: プロピレン系重合体(B)の供給口
4: ベントホール
5: 取出口
6: 凝縮器
A: プロピレン系重合体(A)を含む重合生成物
B: プロピレン系重合体(B)
C: 組成物(C)
D: 溶媒
Claims (6)
- 重合工程から排出され、かつ溶融状態にある重合生成物であって、融点が90℃以下であるかまたは融点が観測されないプロピレン系重合体(A)を含む重合生成物を、溶融状態のまま押出機の供給口(X)に連続的に供給するとともに、供給口(X)の下流にある少なくとも1つの供給口(Y)から、融点が100℃以上であるプロピレン系重合体(B)を連続的に供給し、プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を混練して、得られたプロピレン系重合体組成物(C)をペレット化することを特徴とするプロピレン系重合体組成物(C)からなるペレットの製造方法。
- プロピレン系重合体(A)およびプロピレン系重合体(B)を、プロピレン系重合体(A)/プロピレン系重合体(B)の重量比が50/50〜99/1の範囲で混練することを特徴とする請求項1に記載のプロピレン系重合体組成物(C)からなるペレットの製造方法。
- 前記押出機が、プロピレン系重合体(B)の供給口(Y)の位置の下流に、少なくとも1つの混練部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のプロピレン系重合体組成物(C)からなるペレットの製造方法。
- 前記ペレットが、フィルムまたはシートの成形に用いられるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプロピレン系重合体組成物(C)からなるペレットの製造方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のプロピレン系重合体組成物(C)からなるペレットの製造方法により得られたことを特徴とするペレット。
- 請求項5に記載のペレットを溶融成形することを特徴とするフィルムまたはシートの製造方法。
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JP2007192072A JP2009029844A (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | プロピレン系重合体組成物からなるペレットの製造方法、該製造方法により得られるペレット、該ペレットより得られるフィルムまたはシートの製造方法 |
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JP2010229380A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Toyo Adl Corp | ポリオレフィン系樹脂組成物及びその成形体 |
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